JP2016068997A - ボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】口部、肩部、胴部、及び底部がこの順に連設された合成樹脂材料からなるボトル1であって、底部14の底壁部19は、外周縁部に位置する接地部18と、接地部18に径方向の内側から連なり、ボトル軸O方向の内側に向けて窪む陥没部41と、を備え、陥没部41には、周方向に間隔をあけて配設された複数の外側リブ51と、外側リブ51よりも径方向の内側において、周方向に間隔をあけて配設された内側リブ52と、が形成され、複数の外側リブ51、及び複数の内側リブ52それぞれの周方向の位置が互いに異なっていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明に係るボトルは、口部、肩部、胴部、及び底部がこの順に連設された合成樹脂材料からなるボトルであって、前記底部の底壁部は、外周縁部に位置する接地部と、前記接地部に径方向の内側から連なり、ボトル軸方向の内側に向けて窪む陥没部と、を備え、前記陥没部には、ボトル軸周りに沿う周方向に間隔をあけて配設された複数の外側リブと、前記外側リブよりも径方向の内側において、周方向に間隔をあけて配設された内側リブと、が形成され、前記複数の外側リブ、及び前記複数の内側リブそれぞれの周方向の位置が互いに異なっていることを特徴としている。
しかも、外側リブ及び内側リブがそれぞれ周方向に間隔をあけて配設されているため、陥没部が外側リブ及び内側リブを起点してボトル軸方向の外側に向けて変形するのを抑制できる。
この構成によれば、外側リブが陥没部に対してボトル軸方向の内側に向けて窪んでいるため、陥没部の外周部分の剛性を効果的に高めることができる。すなわち、陥没部がボトル軸方向の外側に向けて変形しようとしたとき、外側リブが反転変形する方向に変形しようとすることで、外側リブに圧縮力が加えられる。これにより、外側リブにおいて、ボトル軸方向の内側に向けた反力(復元力)が増加し、陥没部のボトル軸方向の外側に向けた変形を抑制できる。
また、内側リブが陥没部に対してボトル軸方向の外側に向けて突出しているため、例えば二軸延伸ブロー成形によりボトルを形成したときに、陥没部の内周部分の延伸量が高められ、内周部分の耐熱性を向上させることができる。
これにより、陥没部全体の剛性を向上させ、陥没部全体のボトル軸方向の外側に向けた変形を効果的に抑制できる。
この場合、外側リブ及び内側リブが径方向で互いに異なる位置に確実に配設されることになるので、陥没部に作用した応力が外側リブ及び内側リブ間で伝播するのを抑制し、陥没部がボトル軸方向の外側に向けて変形するのを確実に抑制できる。
図1に示されるように、本実施形態のボトル1は、口部11、肩部12、胴部13及び底部14を備え、これら11〜14が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設された概略構成となっている。
ヒール部17は、ボトル1の最大外径部になっている。また、ヒール部17には、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝21がボトル軸O方向に間隔をあけて複数形成されている。
柱部32は、ボトル軸Oに直交する横断面視形状が矩形状(台形状)となるように形成されている。柱部32において、径方向の外側に位置する頂部32aは、径方向の外側に向けて突の曲面状とされ、周方向で隣り合うパネル部31の側壁部34の外周縁同士を接続している。
上段壁部43は、ボトル軸Oに直交する横断面視形状が円形とされ、上方に向かうに従い漸次縮径している。なお、下段壁部42と上段壁部43との接続部分47は、下方に向けて突の曲面になっている。
天壁部44は、ボトル軸Oと同軸状に配置された円板状とされ、その外周縁が上段壁部43の上端開口縁に連設されている。なお、上段壁部43と天壁部44との接続部分48は、上方に向けて突の曲面になっている。
しかも、外側リブ51及び内側リブ52がそれぞれ周方向に間隔をあけて配設されているため、陥没部41が外側リブ51及び内側リブ52を起点して下方に向けて変形するのを抑制できる。
さらに、内側リブ52が陥没部41に対して下方に向けて突出しているため、陥没部41の内周部分の延伸量が高められ、内周部分の耐熱性を向上させることができる。
これにより、陥没部41全体の剛性を向上させ、陥没部41全体の下方に向けた変形を効果的に抑制できる。
例えば、上述した実施形態では、内側リブ52が陥没部41に対してボトル軸O方向の外側に向けて突出し、外側リブ51が陥没部41に対してボトル軸O方向の内側に向けて窪んでいる構成としたが、これに限られない。すなわち、内側リブ52が陥没部41に対して上方に向けて窪み、外側リブ51が陥没部41に対して下方に向けて突出する構成にしても構わない。また、外側リブ51及び内側リブ52の双方が上方に向けて窪んでもよく、下方に向けて突出しても構わない。
さらに、上述した実施形態では、外側リブ51及び内側リブ52が、陥没部41のうち接続部分47,48をそれぞれ跨る位置に形成された構成について説明したが、これに限られない。すなわち、内側リブ52が、外側リブ51に対して径方向の内側に配設された構成であれば、外側リブ51及び内側リブ52の配設位置は適宜設計変更が可能である。
また、外側リブ51及び内側リブ52の形状や数等は、適宜設計変更が可能である。
さらに、ボトル1は単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、若しくは酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層等が挙げられる。
11…口部
12…肩部
13…胴部
14…底部
19…底壁部
41…陥没部
51…外側リブ
52…内側リブ
Claims (3)
- 口部、肩部、胴部、及び底部がこの順に連設された合成樹脂材料からなるボトルであって、
前記底部の底壁部は、
外周縁部に位置する接地部と、
前記接地部に径方向の内側から連なり、ボトル軸方向の内側に向けて窪む陥没部と、を備え、
前記陥没部には、
ボトル軸周りに沿う周方向に間隔をあけて配設された複数の外側リブと、
前記外側リブよりも径方向の内側において、周方向に間隔をあけて配設された内側リブと、が形成され、
前記複数の外側リブ、及び前記複数の内側リブそれぞれの周方向の位置が互いに異なっていることを特徴とするボトル。 - 前記外側リブは、前記陥没部に対してボトル軸方向の内側に向けて窪み、
前記内側リブは、前記陥没部に対してボトル軸方向の外側に向けて突出していることを特徴とする請求項1記載のボトル。 - 前記陥没部は、
前記接地部から径方向の内側に向けて設けられた下段壁部と、
該下段壁部の内周縁からボトル軸方向の内側に向けて延びる筒状の上段壁部と、を有し、
前記内側リブは前記上段壁部側に配設され、前記外側リブは前記下段壁部側に配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014199174A JP6335736B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014199174A JP6335736B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | ボトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016068997A true JP2016068997A (ja) | 2016-05-09 |
JP6335736B2 JP6335736B2 (ja) | 2018-05-30 |
Family
ID=55863837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014199174A Active JP6335736B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6335736B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11634247B2 (en) | 2018-04-24 | 2023-04-25 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Bottle |
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US5503283A (en) * | 1994-11-14 | 1996-04-02 | Graham Packaging Corporation | Blow-molded container base structure |
JPH08104313A (ja) * | 1994-08-01 | 1996-04-23 | Frontier:Kk | 2軸延伸吹込成形壜 |
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JP2005231637A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 2軸延伸吹込成形壜 |
-
2014
- 2014-09-29 JP JP2014199174A patent/JP6335736B2/ja active Active
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US11634247B2 (en) | 2018-04-24 | 2023-04-25 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Bottle |
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Publication number | Publication date |
---|---|
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