JP2012076747A - ボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】底部14は、上端開口部が胴部の下端開口部に接続されたヒール部17と、ヒール部17の下端開口部を閉塞する底壁部19と、を備え、底壁部19が、外周縁部に位置する接地部18と、接地部18に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部21と、立ち上がり周壁部21の上端部から径方向の内側に向けて突出する可動壁部22と、可動壁部22の径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部23と、を備え、可動壁部22は、立ち上がり周壁部21との接続部分を中心に陥没周壁部23とともに上方に向けて移動自在に配設され、ヒール部17には、ボトル1の最大外径部が形成されるとともに、その外周面に凹凸部17aが形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明に係るボトルは、合成樹脂材料で形成された有底筒状のボトルであって、底部は、上端開口部が胴部の下端開口部に接続されたヒール部と、該ヒール部の下端開口部を閉塞する底壁部と、を備え、該底壁部が、外周縁部に位置する接地部と、該接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、該立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する可動壁部と、該可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、前記可動壁部は、前記立ち上がり周壁部との接続部分を中心に前記陥没周壁部とともに上方に向けて移動自在に配設され、前記ヒール部には、前記ボトルの最大外径部が形成されるとともに、その外周面に凹凸部が形成されていることを特徴としている。
また、最大外径部をボトルの底部側(ヒール部)に形成することで、ボトル同士を安定した姿勢で接触させることができる。
本実施形態に係るボトル1は、図1〜図3に示されるように、口部11、肩部12、胴部13および底部14を備え、これら11〜14が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設された概略構成となっている。
なお、ボトル1は、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されて形成され、合成樹脂材料で一体に形成されている。また、口部11には、図示されないキャップが装着される。さらに、口部11、肩部12、胴部13および底部14はそれぞれ、ボトル軸Oに直交する横断面視形状が円形状となっている。
胴部13は筒状に形成され、ボトル軸O方向の両端部同士の間は、これら両端部より小径に形成されている。胴部13には、ボトル軸O方向に間隔をあけて複数の第2環状凹溝15が全周に亘って連続して形成されている。
底部14は、上端開口部が胴部13の下端開口部に接続されたヒール部17と、ヒール部17の下端開口部を閉塞し、かつ外周縁部が接地部18とされた底壁部19と、を備えるカップ状に形成されている。
ヒール部17には、第3環状凹溝20と同じ深さの第4環状凹溝31が全周に亘って連続して形成されている。
可動壁部22は、下方に向けて突の曲面状に形成されるとともに、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次下方に向けて延在している。この可動壁部22と立ち上がり周壁部21とは上方に向けて突の曲面部25を介して連結されている。そして、可動壁部22は、陥没周壁部23を上方に向けて移動させるように、曲面部(立ち上がり周壁部21との接続部分)25を中心に回動自在となっている。
各凹部26aは、それぞれ同形同大に形成され、径方向に沿って等間隔に配置されている。そして、複数のリブ26各々において、複数の凹部26aが配設されている径方向に沿う各位置は同じになっている。なお、各リブ26において、複数の凹部26aのうち、最も径方向の外側に位置する凹部26aは、曲面部25に径方向の内側から近接し、最も径方向内側に位置する凹部26aは、陥没周壁部23に径方向外側から近接している。
しかも、本実施形態のリブ26は、ボトル軸Oを中心にして放射状に配設されているため、可動壁部22の全域を均等に変形させることが可能になる。これにより、減圧吸収性能をより高めることができる。
しかも、ヒール部17および胴部13の下端部に凹凸部17aを形成することで、隣り合うボトル1との接触面積をさらに減少させることが可能になり、ボトル1同士の接触による摩擦抵抗を減少させることができる。これにより、隣り合うボトル1の外周面同士が互いに密接し合い滑り難くなることが抑えられ、いわゆるブロッキングの発生が抑制される。
この場合、最大外径部をボトル1の下端部側(上ヒール部28)に形成することで、ボトル1同士を安定した姿勢で接触させることができる。その結果、ブロッキングの発生を確実に抑制できる。
また、リブ26(凹部26a)の形状は、円形に限らず、矩形状等、適宜設計変更が可能である。さらに凹部26aの大きさを変更しても構わない。この場合、凹部26aを径方向内方側から径方向外方側に向かうにつれて、漸次大きくなるように配置する等、適宜変更可能である。
また、立ち上がり周壁部21は、例えばボトル軸O方向に沿って平行に延在させる等、適宜変更してもよい。
また、可動壁部22は、例えばボトル径方向に沿って平行に突出させる等、適宜変更してもよい。
さらに、陥没周壁部23は、例えばボトル軸O方向に沿って平行に延在させる等、適宜変更してもよい。
さらに、ボトル1は単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、若しくは酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層等が挙げられる。
また、前記実施形態では、肩部12、胴部13および底部14のそれぞれのボトル軸Oに直交する横断面視形状を円形状としたが、これに限らず例えば、多角形状にする等適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、凹凸部17aを異形状で、かつ不等ピッチに形成したが、これに限らず、等形状や等ピッチに形成してもよい。
さらに、凹凸部17aは、シボ加工に限らず、溝加工等であっても構わない。
また、ヒール部17の少なくとも一部に最大外径部が形成されていればよく、ヒール部17の全体を最大外径部としたり、上ヒール部28の一部分やヒール下端部27に最大外径部を設けたりしてもよい。さらに、ヒール部17において最大外径部を複数設けてもよい。
なお、前記実施形態においては、ヒール部17の上ヒール部28と胴部13の両端部とを最大外径部としたが、ヒール部17のみに最大外径部を設けてもよい。
14…底部
17…ヒール部
17a…凹凸部
18…接地部
19…底壁部
21…立ち上がり周壁部
22…可動壁部
23…陥没周壁部
25…曲面部
26…リブ
28…上ヒール部(最大外径部)
Claims (2)
- 合成樹脂材料で形成された有底筒状のボトルであって、
底部は、
上端開口部が胴部の下端開口部に接続されたヒール部と、
該ヒール部の下端開口部を閉塞する底壁部と、を備え、
該底壁部が、
外周縁部に位置する接地部と、
該接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、
該立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する可動壁部と、
該可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、
前記可動壁部は、前記立ち上がり周壁部との接続部分を中心に前記陥没周壁部とともに上方に向けて移動自在に配設され、
前記ヒール部には、前記ボトルの最大外径部が形成されるとともに、その外周面に凹凸部が形成されていることを特徴とするボトル。 - 前記凹凸部は、不等ピッチに形成されていることを特徴とする請求項1記載のボトル。
Priority Applications (1)
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ID=46237456
Family Applications (1)
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JP2010220705A Pending JP2012076747A (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | ボトル |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2012076747A (ja) |
Cited By (1)
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2010
- 2010-09-30 JP JP2010220705A patent/JP2012076747A/ja active Pending
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