JP5684534B2 - ボトル - Google Patents
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Description
本発明に係るボトルは、合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルであって、底部の底壁部が、外周縁部に位置する接地部と、該接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、該立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部と、該可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、前記可動壁部は、前記陥没周壁部を上方に向けて移動させるように、前記立ち上がり周壁部との接続部を中心に回動自在に配設されており、前記可動壁部には、ボトル周方向に延在するリブがボトル周方向の全周に亘って形成され、前記可動壁部は、ボトル径方向の全域にわたって、ボトル径方向の内側に向かって下向きに傾斜していることを特徴としている。
しかも、ボトル周方向に延在するリブをボトル周方向の全周に亘って形成することで、可動壁部の全域を均等に変形させることが可能になり、減圧吸収性能をより高めることができる。
これにより、可動壁部の表面積を効果的に増加させることができ、可動壁部における受圧面積をさらに増加できる。
これにより、ボトルの内圧変化に応じて可動壁部を柔軟に変形させることができる。
これにより、リブが減圧時における可動壁部の変形方向である上方に向けて窪んだ凹形状に形成されているので、可動壁部の内圧変化に応じて可動壁部を確実に変形させることができる。
図1〜図3に示されるように、本実施形態に係るボトル1は、口部11、肩部12、胴部13および底部14を備え、これら11〜14が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設された概略構成となっている。
なお、ボトル1は、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されて形成され、合成樹脂材料で一体に形成されている。また、口部11には、雄ねじ部11aが形成されており、図示されないキャップが螺着される。さらに、口部11、肩部12、胴部13および底部14はそれぞれ、ボトル軸Oに直交する横断面視形状が円形状となっている。
胴部13は筒状に形成され、ボトル軸O方向の両端部同士の間は、これら両端部より小径に形成されている。胴部13には、ボトル軸O方向に間隔をあけて複数の第2環状凹溝15が全周に亘って連続して形成されている。
底部14は、上端開口部が胴部13の下端開口部に接続された筒状のヒール部17と、ヒール部17の下端開口部を閉塞する底壁部19と、を備えるカップ状に形成されている。
また、可動壁部22が下向きに膨出した凸曲面状に形成されているので、上述したように可動壁部22が回動すると共に、可動壁部22が凸曲面状に湾曲した状態から真直ぐ(平面状)に伸びる方向に変形する。
また、内端接続部26が径方向内側に膨出した凸曲面状(縦断面視1/4円弧状)に形成されているので、上述したように可動壁部22が回動すると共に、内端接続部26が1/4円弧状に曲がった状態から伸びる方向に変形する。
さらに、外端接続部25が上方(ボトル内方側)に向けて窪んだ凹曲面状(縦断面視略逆U字状)に形成されているので、上述したように可動壁部22が回動すると共に、外端接続部25が逆U字状の口が開くように変形する。
特に、上記したボトル1では、複数のリブ220によって可動壁部22の表面積を増加させることができ、可動壁部22における受圧面積を増加できるため、可動壁部22がボトル1の内圧変化に速やかに対応して変形する。したがって、ボトル1の減圧吸収性能を向上させることができる。
しかも、ボトル周方向に延在するリブ220がボトル周方向の全周に亘って形成されているため、可動壁部22の全域を均等に変形させることが可能になる。これにより、減圧吸収性能をより高めることができる。
また、上記したリブ220がボトル周方向の全周に亘って連続的に延在して平面視円環状に形成されているため、ボトル1の内圧変化に応じて可動壁部22を柔軟に変形させることができる。
また、上記したリブ220(凹部221)が減圧時における可動壁部22の変形方向である上方に向けて窪んだ凹形状に形成されているので、可動壁部22の内圧変化に応じて可動壁部22を確実に変形させることができる。
例えば、上記した実施の形態では、リブ220がボトル周方向の全周に亘って連続的に延在して平面視円環状に形成されているが、本発明は、ボトル周方向に延在するリブがボトル周方向の全周に亘って間欠的に形成されていてもよい。
前記リブを間欠的に設ける場合には、必要とする減圧強度に応じる底部の変形を達成できるように、その間隔や形状を設定する。
なお、一例として、半球状のディンプルをボトル周方向の全周に亘って形成してもよい。
また、前記実施形態では、肩部12、胴部13および底部14のそれぞれのボトル軸Oに直交する横断面視形状を円形状としたが、これに限らず例えば、多角形状にする等適宜変更してもよい。
また、上記の実施形態では、可動壁部22が下方に膨出した凸曲面状に形成されているが、可動壁部が平面状や凹曲面状に形成されてもよい。
さらに、可動壁部22に形成されるリブは、ボトル内方に凸でもボトル外方に凸でもよく、これらの組み合わせでもよい。
14 底部
18 接地部
19 底壁部
21 立ち上がり周壁部
22 可動壁部
23 陥没周壁部
220 リブ
Claims (4)
- 合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルであって、
底部の底壁部が、
外周縁部に位置する接地部と、
該接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、
該立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部と、
該可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、
前記可動壁部は、前記陥没周壁部を上方に向けて移動させるように、前記立ち上がり周壁部との接続部を中心に回動自在に配設されており、
前記可動壁部には、ボトル周方向に延在するリブがボトル周方向の全周に亘って形成され、
前記可動壁部は、ボトル径方向の全域にわたって、ボトル径方向の内側に向かって下向きに傾斜していることを特徴とするボトル。 - 請求項1に記載のボトルにおいて、
前記リブが、ボトル径方向に間隔をあけて複数配設されていることを特徴とするボトル。 - 請求項1または2に記載のボトルにおいて、
前記リブが、ボトル周方向の全周に亘って連続的に延在して環状に形成されていることを特徴とするボトル。 - 請求項1から3の何れか一項に記載のボトルにおいて、
前記リブが、上方に向けて窪んだ凹形状に形成されていることを特徴とするボトル。
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JP2010240014A JP5684534B2 (ja) | 2010-10-26 | 2010-10-26 | ボトル |
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JP2010240014A Active JP5684534B2 (ja) | 2010-10-26 | 2010-10-26 | ボトル |
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