JP5992665B2 - ボトル - Google Patents
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Description
一方、可動壁部の内側壁部は、上方に向けて窪む凹曲面状に形成されていることから、内容物の充填時に、可動壁部が下方に膨出するのを抑制することが可能になり、いわゆる底落ちを生じ難くすることができる。
以上より、底落ちの発生を抑えつつ減圧吸収容量を高めることができる。
また、外側壁部が、下方に向けて突の曲面状に形成されているので、減圧吸収容量をより一層高めることができる。
本実施形態に係るボトル1は、図1から図3に示されるように、口部11、肩部12、胴部13および底部14を備え、これら11〜14が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設された概略構成となっている。
なお、このボトル1は、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されて形成され、合成樹脂材料で一体に形成されている。また、口部11には、図示されないキャップが装着される。さらに、口部11、肩部12、胴部13および底部14はそれぞれ、ボトル軸Oに直交する横断面視形状が円形状となっている。
肩部12と胴部13との接続部分には、第1環状凹溝16が全周にわたって連続して形成されている。
胴部13は筒状に形成され、ボトル軸O方向の両端部同士の間は、これら両端部より小径に形成されている。胴部13には、ボトル軸O方向に間隔をあけて複数の第2環状凹溝15が全周にわたって連続して形成されている。
底部14は、上端開口部が胴部13の下端開口部に接続されたヒール部17と、ヒール部17の下端開口部を閉塞し、かつ外周縁部が接地部18とされた底壁部19と、を備えるカップ状に形成されている。
ヒール部17には、第4環状凹溝31が全周にわたって連続して形成されている。
立ち上がり周壁部21は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径している。立ち上がり周壁部21には、ボトル径方向の内側に向けて突出する突部30aが、ボトル周方向に沿って複数連設されている。
さらに本実施形態では、可動壁部22は、下方に向けて突の曲面状に形成され、かつ外側壁部35と内側壁部36とを接続する第1曲面部37と、下方に向けて突の曲面状に形成され、かつ内側壁部36と陥没周壁部23と接続する第2曲面部38と、を備えている。図3に示されるようなこの底部14の縦断面視において、凹曲面部25の曲率半径は、第1曲面部37、第2曲面部38、および内側壁部36それぞれの曲率半径より小さくなっている。
外側壁部35および内側壁部36それぞれのボトル径方向の大きさは、互いに同等となっている。
図3に示されるようなこの底部14の縦断面視において、外側壁部35の曲率半径は、内側壁部36の曲率半径よりも大きくなっている。
図示の例では、第1曲面部37および第2曲面部38の各頂部のボトル軸O方向に沿う位置は互いに同等となっている。
一方、可動壁部22の内側壁部36は、上方に向けて窪む凹曲面状に形成されていることから、内容物の充填時に、可動壁部22が下方に膨出するのを抑制することが可能になり、いわゆる底落ちを生じ難くすることができる。
以上より、底落ちの発生を抑えつつ減圧吸収容量を高めることができる。
さらに、外側壁部35が、下方に向けて突の曲面状に形成されているので、減圧吸収容量をより一層高めることができる。
さらに、立ち上がり周壁部21に突部30aは形成しなくてもよい。
また、立ち上がり周壁部21は、例えばボトル軸O方向に沿って平行に延在させる等、適宜変更してもよい。
さらに、陥没周壁部23は、例えばボトル軸O方向に沿って平行に延在させる等、適宜変更してもよいし、頂壁24は配設しなくてもよい。
また、外側壁部35は、ボトル径方向の外側から内側に向かうに従い漸次下方に向けて直線状に延在させてもよい。
さらに、前記実施形態では、肩部12、胴部13および底部14それぞれのボトル軸Oに直交する横断面視形状を円形状としたが、これに限らず例えば、多角形状にする等適宜変更してもよい。
14 底部
18 接地部
19 底壁部
21 立ち上がり周壁部
22 可動壁部
23 陥没周壁部
35 外側壁部
36 内側壁部
38 第2曲面部(内端部)
A、B 窪み量
O ボトル軸
Claims (2)
- 合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルであって、
底部の底壁部は、
外周縁部に位置する接地部と、
該接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、
該立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部と、
該可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、
前記可動壁部は、
前記陥没周壁部を上方に向けて移動させるように、前記立ち上がり周壁部との接続部分を中心に回動自在に配設されるとともに、
前記立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向かうに従い漸次下方に向けて延びる外側壁部と、
該外側壁部と前記陥没周壁部とを接続し、かつ上方に向けて窪む凹曲面状に形成された内側壁部と、を備え、
前記可動壁部は、
前記立ち上がり周壁部の上端部に、上方に向けて窪む凹曲面部を介して連結されるとともに、
下方に向けて突の曲面状に形成され、かつ前記外側壁部と前記内側壁部とを接続する第1曲面部と、
下方に向けて突の曲面状に形成され、かつ前記内側壁部と前記陥没周壁部とを接続する第2曲面部と、を備え、
前記外側壁部は、下方に向けて突の曲面状に形成され、
前記底部の縦断面視において、前記凹曲面部の曲率半径は、前記第1曲面部、前記第2曲面部、前記内側壁部、および前記外側壁部それぞれの曲率半径より小さくなっていることを特徴とするボトル。 - 請求項1記載のボトルであって、
前記内側壁部の、前記外側壁部との接続部分からの上方に向けた窪み量は、
前記外側壁部と前記立ち上がり周壁部との接続部分の、前記外側壁部と前記内側壁部との接続部分からの上方に向けた窪み量より小さくなっていることを特徴とするボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011119309A JP5992665B2 (ja) | 2011-05-27 | 2011-05-27 | ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011119309A JP5992665B2 (ja) | 2011-05-27 | 2011-05-27 | ボトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012246014A JP2012246014A (ja) | 2012-12-13 |
JP5992665B2 true JP5992665B2 (ja) | 2016-09-14 |
Family
ID=47466884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011119309A Active JP5992665B2 (ja) | 2011-05-27 | 2011-05-27 | ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5992665B2 (ja) |
-
2011
- 2011-05-27 JP JP2011119309A patent/JP5992665B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2012246014A (ja) | 2012-12-13 |
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