JP2016068982A - 蓋材及び包装容器 - Google Patents

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依久乃 井口
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Abstract

【課題】電子レンジ加熱の際に蓋材の剥離が生じることなく十分な調理が可能であると共に過剰の水蒸気を放出し、しかも、蓋材の剥離開封が容易な蓋材を提供すること。
【解決手段】外層と内層とを積層した積層体から成り、外層の内部に達して内層を貫通しない深さの線状蒸気抜き用脆弱加工部を設けられている蓋材であって、内層をイージーピール層を含む単層構造または多層構造で構成し、このイージーピール層をポリエチレン系樹脂を主成分として、このポリエチレン系樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂で構成する。電子レンジ加熱したときに、脆弱加工部の一部に水蒸気放出孔が開いて過剰の水蒸気を放出すると共に、予定外の水蒸気放出孔が開かない。また、蓋材の剥離開封も容易である。
【選択図】図1

Description

本発明は上面に開口部を有する容器本体に適用する蓋材と、この蓋材を適用して得られた包装容器に関するものである。本発明の包装容器は、内容物を収容したまま電子レンジで加熱することができる。
従来、調理済み又は半調理済みの食品を常温、低温、あるいは冷凍保存可能に包装容器に収容密封し、開封せずに電子レンジで加熱して、食べられる状態にする包装体が知られている。
包装体を開封せずに電子レンジで加熱すると、包装体内の水分が水蒸気になり、体積が増加する。したがって、水蒸気が逃げられる隙間がないと破袋のおそれがある。一方、内容物が半調理状態等の場合には、単に加熱するだけでなく、発生した水蒸気による蒸らし等が必要となる場合がある。この場合、蒸気が逃げる孔が過度に大きいと、蒸らしが十分行われず、風味が落ちる等の問題がある。
この用途に対応した包装体はいくつか知られている。いずれも積層フィルムから構成された包装容器を用いるのが一般的であり、内圧が高まると、積層フィルムの一部に裂け目ができて、この裂け目を蒸気抜き孔として水蒸気を逃がすことにより破袋を防止する。
電子レンジによる加熱時に蒸らしも可能な包装体としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の包装体は、外層の内側にポリオレフィン系樹脂の内層を積層した積層フィルムから蓋材を構成して、その蓋材に、外層フィルムの内部に達し、かつ、シーラント層を貫通しない深さの線状蒸気抜き用脆弱加工部を、レーザー加工によって形成している。この包装体においては、電子レンジで加熱すると、前記脆弱加工部が裂けて小さな貫通孔が形成され、この結果、過度に水蒸気が逃げず、破袋を防ぎつつ蒸らしを行うことが可能となる。
国際公開第2014/061651号
ところで、上面に開口部を有する容器本体に蓋材を適用した包装体においては、電子レンジ加熱の後、その内容物を取り出すために、蓋材が容易に剥離できる必要がある。
しかしながら、この蓋材を剥離容易に容器本体にヒートシールした場合には、電子レンジ加熱による内圧のために、蓋材が容器本体から剥離してその隙間から水蒸気が噴出して、予定された部位に水蒸気放出孔が開かないという問題がある。このように予定外の水蒸気放出が生じ、予定の水蒸気放出孔が開かないときには、内容物の調理が不十分となるおそれがある。
一方、蓋材を強固にヒートシールした場合には、予定された水蒸気放出孔が開くが、電子レンジ調理の後に蓋材を剥離して開封することが困難になる。
そこで、本発明は、特許文献1に記載の技術を前提として、電子レンジ加熱の際に予定
された部位に水蒸気放出孔が開いて過剰の水蒸気を放出し、しかも、蓋材の剥離開封が容易な蓋材を提供することを目的とするものである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上面に開口部を有する容器本体の前記上面にヒートシールして開口部を塞ぐ蓋材であって、外層と内層とを積層した積層体から成り、外層の内部に達して内層を貫通しない深さの線状蒸気抜き用脆弱加工部を設けられている蓋材において、
前記内層がイージーピール層を含む単層構造または多層構造を有しており、内層がポリエチレン系樹脂を主成分として、イージーピール層はこのポリエチレン系樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂から成ることを特徴とする蓋材である。
次に、請求項2に記載の発明は、前記線状蒸気抜き用脆弱加工部がレーザー照射によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋材である。
また、請求項3に記載の発明は、前記線状蒸気抜き用脆弱加工部が2.0GPa未満のヤング率を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋材である。
また、請求項4に記載の発明は、上面に開口部を有する容器本体と、この容器本体の前記上面にヒートシールして開口部を塞ぐ蓋材とから成る包装容器であって、この蓋材が請求項1〜3のいずれかに記載の蓋材であることを特徴とする包装容器である。
また、請求項5に記載の発明は、容器本体の上面開口部が長辺方向と短辺方向とを有する形状であり、蓋材の前記線状蒸気抜き用脆弱加工部が、その長辺方向に交差する方向に伸びる成分を有することを特徴とする請求項4に記載の包装容器である。
後述する実施例から分かるように、請求項1〜5に記載の発明によれば、電子レンジ加熱の際に予定された部位に水蒸気放出孔が開いて過剰の水蒸気を放出し、しかも、蓋材の剥離開封が容易となる。また、これに加えて、請求項5に記載の発明によれば、容器本体が長辺方向と短辺方向とを有する形状の上面開口部であっても、電子レンジ加熱の際に容器本体と蓋材との間で剥離が生じることがなく、このため、内容物を十分に調理して、過剰の水蒸気のみを放出することができる。
本発明の蓋材を使用して容器本体を密封した例を示す断面説明図。 本発明の蓋材を使用して容器本体を密封した例を示す斜視図。 本発明の蓋材を使用して容器本体を密封した別の例を示す斜視図。 容器本体の形状と線状蒸気抜き用脆弱加工部の方向との関係を示す説明用平面図で、図3(a)は容器本体の上面開口部の長辺方向に対して線状脆弱加工部の方向が直交する例、図3(b)は交差する例、図3(c)は前記長辺方向に対して線状脆弱加工部の方向が平行である例を示す。
次に、図面を参照して本発明を説明する。図面の図1は本発明の蓋材を使用して容器本体を密封した例を示す断面説明図であり、図2はその斜視図である。本発明の蓋材を適用する容器本体は、その上面に開口部を有するものである。容器本体の材質としては、電子レンジ加熱に耐えるものであれば任意であり、例えば、ポリプロピレン製の容器本体である。また、多層構造を有するものであってもよい。例えば、外面側から順に、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアルコール、ポリプロピレンを積層した3層構造のシートをシー
ト成形して製造したものである。この場合、図2から分かるように、上面開口部周縁のフランジ部表面には、内面側のポリプロピレンが露出することになる。なお、図2に示すように、本発明の蓋材を適用する容器本体はその胴部が円筒状で上面開口部も円形の形状を有するものであってもよいが、これに限らず、上面開口部が正方形状の容器であってもよいし、上面開口部が長辺方向と短辺方向とを有する細長い形状を有するものであってもよい(図3参照)。
図1から分かるように、本発明の蓋材は、外層と内層とを必須の構成要素として、これらを積層したものである。外層と内層とは、例えば、接着剤層を介して接着することができる。また、外層と内層との間に中間層を設けてもよいが、この中間層は、電子レンジ加熱の際に水蒸気放出孔が開くことを妨害してはならない。図1の例は中間層としてインキ層を設けたもので、蒸気抜き用脆弱加工部を避けて、これとは異なる位置にインキ層を設けている。
前述のように外層には蒸気抜き用脆弱加工部が設けられている。この脆弱加工部は電子レンジ加熱の際に、その一部に水蒸気放出孔を形成するもので、外層の内部に達して内層を貫通しない深さに設ける必要がある。この脆弱加工部は外層を貫通する深さに設けてもよいし、貫通しない深さに設けてもよいが、この脆弱加工部のヤング率が2.0ギガパスカル(GPa)以下となるように設けることが望ましい。
また、この脆弱加工部は、図2に示すように線状に設けられている。図2の例では直線状に設けられているが、曲線状であってもよい。図3に示すように、容器本体の上面開口部が長辺方向と短辺方向とを有する形状である場合には、脆弱加工部はその長辺方向に交差する方向に伸びる成分を有することが望ましい。電子レンジ加熱したときに、容器本体にはその長辺方向が収縮するように収縮力が働く。脆弱加工部が長辺方向に平行の場合(図4(c)参照)には、この収縮力によって脆弱加工部を開く力が低減して水蒸気放出孔を形成し難くなり、このため、容器本体と蓋材との間に内圧がかかって剥離し易くなり、この剥離部位から予定外の水蒸気が放出されるのである。これに対して、脆弱加工部が長辺方向に交差する方向に伸びている場合には、前記収縮力の影響を受けず、水蒸気放出孔が開いて過剰の水蒸気を放出するため、容器本体と蓋材との間の剥離も生じ難い。脆弱加工部は長辺方向に直交していても(図4(a)参照)よいし、斜めに交差していても(図4(b)参照)よい。
次に、このような脆弱加工部は、例えば外層と内層とを積層した後、レーザー光線を照射して外層の全部又は大部分を除去することによって、煩雑な工程を要することなく、安定して脆弱加工部を設けることが可能である。また、レーザー光線によって脆弱加工部を線状に形成した場合には、レーザー光線の出力の周期的変動により、脆弱加工部を形成する際にできる溝に深い部分と浅い部分とが繰り返し形成され、このため、電子レンジ加熱した際に、溝の深い部分、すなわち、脆弱加工部の薄い部分が早く裂けて、比較的短い間隔で多数の水蒸気放出孔が開くことになる。レーザー光線としては、例えば、炭酸ガスレーザーが使用できる。
なお、このように外層と内層とを積層した後、レーザー加工によって脆弱加工部を形成する方法を採用した場合には、刃物などで外層に脆弱加工部を形成した後、内層を接着剤で積層する方法を採用する場合に比較して、脆弱加工部周辺の重なりに起因するしわ、脆弱加工部からの接着剤の漏れ、外層の切断などを懸念する必要がなく、しかも、煩雑な工程を要することなく安定した製造が可能であるという利点を有する。
外層は単層構造又は多層構造の樹脂フィルムで構成することができる。単層構造の樹脂フィルムとしては、ポリエステルフィルムやポリアミドフィルムが例示できる。また、多
層構造の樹脂フィルムとしては、これらポリエステルフィルムやポリアミドフィルムに他の樹脂層を積層して多層構造としたものを使用することもできる。また、金属箔や真空蒸着層を一部に含む多層構造のフィルムを外層としてもよい。真空蒸着層としては、金属の真空蒸着層のほか、無機酸化物の真空蒸着層が例示できる。例えば、酸化ケイ素又は酸化アルミニウムの真空蒸着層である。
次に、内層は単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。いずれの場合においても、内層はイージーピール層を含む必要がある。すなわち、内層が単層構造の場合には、この内層はイージーピール層だけから構成される。また、多層構造の場合には、イージーピール層に加えて他の層を積層した構造を有することになる。内層が多層構造の場合にも、この内層を構成する各層は、ポリエチレンから構成されるか、あるいはポリエチレンを主成分とする層であることが必要である。
ところで、イージーピール層はポリエチレン系樹脂を主成分として、このポリエチレン系樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂から成る必要がある。蓋材を容器本体から剥離して開口する際にポリエチレン系樹脂と分散された樹脂との界面で剥離して、このイージーピール層が凝集破壊を生じる。このため、蓋材を容易に剥離して開口することが可能である。ポリエチレン系樹脂に分散する樹脂としては、例えば、ポリブテン、ポリスチレン、あるいはポリエチレン系樹脂との相溶性に劣るポリプロピレンなどを例示できる。
図1及び図2に示すように、本発明の蓋材をポリプロピレン製容器本体の上面に重ね、周縁のフランジ部にヒートシールして上面開口部を塞ぐことで密封した包装体を製造することができる。このとき、包装体の破裂強度が0.15MPa以上となるようにヒートシールすることが望ましい。破裂強度が0.15MPa以上の包装体を電子レンジ中で加熱した場合には、加熱に伴って上昇した内圧によって蓋材と容器本体とが剥離することを防ぐことができる。
次に、こうして得られた包装体を電子レンジ中で加熱することにより、内容物を十分に調理することができ、しかも過剰の水蒸気を放出することができる。すなわち、電子レンジ加熱に伴って、線状蒸気抜き用脆弱加工部に微小な孔が開口し、この孔を水蒸気放出孔として過剰の水蒸気を包装体外部に放出する。このとき、外層と内層とが剥離することはなく、また、蓋材と容器本体とが剥離することもない。このため、内容物の調理を十分に行うことができ、しかも、包装体から水蒸気が噴出することもない。
そして、こうして加熱した包装体から蓋材を剥離除去して内容物を取り出すことができる。蓋材の剥離は、この蓋材に設けられたタブを摘んで容器本体から引き剥がすことによって可能である。
(実施例1)
外層として厚さ12μmのポリエステルフィルムを使用し、その片面に内層として厚さ30μmのシーラントフィルムをドライラミネートした。このシーラントフィルムは、ポリエチレン系樹脂を主成分として、このポリエチレン系樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂から成るイージーピール層を有するものである。そして、外層側から炭酸ガスレーザーを照射し、外層の内部に達して内層を貫通しない深さの線状蒸気抜き用脆弱加工部を設けて、蓋材を製造した。
(実施例2)
外層として厚さ16μmのポリエステルフィルムを使用した他は実施例1と同様に蓋材
を製造した。
(実施例3)
外層として厚さ25μmのポリエステルフィルムを使用した他は実施例1と同様に蓋材を製造した。
(実施例4)
外層として、厚さ12μmのポリエステルフィルムに真空蒸着層とガスバリア層とをこの順に設けたフィルムを使用した他は実施例1と同様に蓋材を製造した。なお、真空蒸着層は酸化ケイ素の真空蒸着層であり、ガスバリア層は金属アルコキシドを加水分解して形成した層である。また、内層はガスバリア層側に積層した。
(比較例1)
内層のシーラントフィルムとして、ポリプロピレン系樹脂を主成分として、このポリプロピレン樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂から成るイージーピール層を有するフィルムをした他は実施例1と同様に蓋材を製造した。
(容器本体として上面開口部が円形のポリプロピレン製容器を使用した場合の評価)
容器本体として上面開口部が円形のポリプロピレン製容器を使用した(図2参照)。そして、このポリプロピレン製容器に100ccの水を充填し、上面開口部に実施例1〜4,比較例1の蓋材をそれぞれシールして密封した。シール条件は180℃、0.2MPa、1.0秒である。
次に、この密封包装体を電子レンジ中に入れて加熱した。加熱条件は出力600W、2分間である。そして,通蒸評価については、予定部位に蒸気放出孔が生じてこの蒸気放出孔から水蒸気の放出があったものを「○」、この部位に水蒸気の放出が見られなかったものを「×」とした。シール抜け評価については、電子レンジ加熱によっても容器本体と蓋材との間の剥離がないものを「○」、容器本体と蓋材との間で剥離して、この剥離部位から水蒸気が放出されたものを「×」とした。また、ピール評価については、手で容易に開封できるものを「○」、開封できずに蓋材が破壊されてしまうものを「×」とした。この結果を表1に示す。
この結果から分かるように、いずれの例でも開封は容易であったが、ポリプロピレン系樹脂を主成分とするイージーピール層を有する比較例1では、予定部位に蒸気放出孔が開かず、容器本体と蓋材との間で剥離して、この剥離部位から水蒸気が放出されたのに対して、ポリエチレン系樹脂を主成分とするイージーピール層を有する本願発明(実施例1〜4)では、蓋材と容器本体との間で剥離せず、したがって予定外の位置に孔が発生せず、予定部位に蒸気放出孔が生じて過剰の水蒸気を放出することが理解できる。
(容器本体として上面開口部が長方形のポリプロピレン製容器を使用した場合の評価)
容器本体として上面開口部が円形のポリプロピレン製容器を使用した(図2参照)。そして、このポリプロピレン製容器に100ccの水を充填し、上面開口部に実施例1〜4,比較例1の蓋材をそれぞれシールして密封した。シール条件は180℃、0.2MPa、1.0秒である。なお、蓋材を容器本体にシールするに当たって、蓋材の脆弱加工部が容器本体の上面開口部の長辺方向に直交する方向に伸びるように配置したもの(図4(a)参照)と、前記長辺方向に平行する方向に伸びるように配置したもの(図4(c)参照)とを作成し、その方向による違いを評価検討した。この結果を表2に示す。
この結果から分かるように、実施例1〜4においては、脆弱加工部が長辺方向に平行する方向に伸びるように配置した場合には、容器本体と蓋材との間で剥離して、この剥離部位から水蒸気が放出された。これに対して、長辺方向に直交する方向に伸びるように配置した場合には、蓋材と容器本体との間で剥離せず、したがって予定外の位置に孔が発生せず、予定部位に蒸気放出孔が生じて過剰の水蒸気を放出することが理解できる。

Claims (5)

  1. 上面に開口部を有する容器本体の前記上面にヒートシールして開口部を塞ぐ蓋材であって、外層と内層とを積層した積層体から成り、外層の内部に達して内層を貫通しない深さの線状蒸気抜き用脆弱加工部を設けられている蓋材において、
    前記内層がイージーピール層を含む単層構造または多層構造を有しており、内層がポリエチレン系樹脂を主成分として、イージーピール層はこのポリエチレン系樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂から成ることを特徴とする蓋材。
  2. 前記線状蒸気抜き用脆弱加工部がレーザー照射によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
  3. 前記線状蒸気抜き用脆弱加工部が2.0GPa未満のヤング率を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋材。
  4. 上面に開口部を有する容器本体と、この容器本体の前記上面にヒートシールして開口部を塞ぐ蓋材とから成る包装容器であって、この蓋材が請求項1〜3のいずれかに記載の蓋材であることを特徴とする包装容器。
  5. 容器本体の上面開口部が長辺方向と短辺方向とを有する形状であり、蓋材の前記線状蒸気抜き用脆弱加工部が、その長辺方向に交差する方向に伸びる成分を有することを特徴とする請求項4に記載の包装容器。
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