JP2016068982A - 蓋材及び包装容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外層と内層とを積層した積層体から成り、外層の内部に達して内層を貫通しない深さの線状蒸気抜き用脆弱加工部を設けられている蓋材であって、内層をイージーピール層を含む単層構造または多層構造で構成し、このイージーピール層をポリエチレン系樹脂を主成分として、このポリエチレン系樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂で構成する。電子レンジ加熱したときに、脆弱加工部の一部に水蒸気放出孔が開いて過剰の水蒸気を放出すると共に、予定外の水蒸気放出孔が開かない。また、蓋材の剥離開封も容易である。
【選択図】図1
Description
された部位に水蒸気放出孔が開いて過剰の水蒸気を放出し、しかも、蓋材の剥離開封が容易な蓋材を提供することを目的とするものである。
前記内層がイージーピール層を含む単層構造または多層構造を有しており、内層がポリエチレン系樹脂を主成分として、イージーピール層はこのポリエチレン系樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂から成ることを特徴とする蓋材である。
ト成形して製造したものである。この場合、図2から分かるように、上面開口部周縁のフランジ部表面には、内面側のポリプロピレンが露出することになる。なお、図2に示すように、本発明の蓋材を適用する容器本体はその胴部が円筒状で上面開口部も円形の形状を有するものであってもよいが、これに限らず、上面開口部が正方形状の容器であってもよいし、上面開口部が長辺方向と短辺方向とを有する細長い形状を有するものであってもよい(図3参照)。
層構造の樹脂フィルムとしては、これらポリエステルフィルムやポリアミドフィルムに他の樹脂層を積層して多層構造としたものを使用することもできる。また、金属箔や真空蒸着層を一部に含む多層構造のフィルムを外層としてもよい。真空蒸着層としては、金属の真空蒸着層のほか、無機酸化物の真空蒸着層が例示できる。例えば、酸化ケイ素又は酸化アルミニウムの真空蒸着層である。
外層として厚さ12μmのポリエステルフィルムを使用し、その片面に内層として厚さ30μmのシーラントフィルムをドライラミネートした。このシーラントフィルムは、ポリエチレン系樹脂を主成分として、このポリエチレン系樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂から成るイージーピール層を有するものである。そして、外層側から炭酸ガスレーザーを照射し、外層の内部に達して内層を貫通しない深さの線状蒸気抜き用脆弱加工部を設けて、蓋材を製造した。
外層として厚さ16μmのポリエステルフィルムを使用した他は実施例1と同様に蓋材
を製造した。
外層として厚さ25μmのポリエステルフィルムを使用した他は実施例1と同様に蓋材を製造した。
外層として、厚さ12μmのポリエステルフィルムに真空蒸着層とガスバリア層とをこの順に設けたフィルムを使用した他は実施例1と同様に蓋材を製造した。なお、真空蒸着層は酸化ケイ素の真空蒸着層であり、ガスバリア層は金属アルコキシドを加水分解して形成した層である。また、内層はガスバリア層側に積層した。
内層のシーラントフィルムとして、ポリプロピレン系樹脂を主成分として、このポリプロピレン樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂から成るイージーピール層を有するフィルムをした他は実施例1と同様に蓋材を製造した。
容器本体として上面開口部が円形のポリプロピレン製容器を使用した(図2参照)。そして、このポリプロピレン製容器に100ccの水を充填し、上面開口部に実施例1〜4,比較例1の蓋材をそれぞれシールして密封した。シール条件は180℃、0.2MPa、1.0秒である。
容器本体として上面開口部が円形のポリプロピレン製容器を使用した(図2参照)。そして、このポリプロピレン製容器に100ccの水を充填し、上面開口部に実施例1〜4,比較例1の蓋材をそれぞれシールして密封した。シール条件は180℃、0.2MPa、1.0秒である。なお、蓋材を容器本体にシールするに当たって、蓋材の脆弱加工部が容器本体の上面開口部の長辺方向に直交する方向に伸びるように配置したもの(図4(a)参照)と、前記長辺方向に平行する方向に伸びるように配置したもの(図4(c)参照)とを作成し、その方向による違いを評価検討した。この結果を表2に示す。
Claims (5)
- 上面に開口部を有する容器本体の前記上面にヒートシールして開口部を塞ぐ蓋材であって、外層と内層とを積層した積層体から成り、外層の内部に達して内層を貫通しない深さの線状蒸気抜き用脆弱加工部を設けられている蓋材において、
前記内層がイージーピール層を含む単層構造または多層構造を有しており、内層がポリエチレン系樹脂を主成分として、イージーピール層はこのポリエチレン系樹脂に相溶性のない樹脂を分散させた混合樹脂から成ることを特徴とする蓋材。 - 前記線状蒸気抜き用脆弱加工部がレーザー照射によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
- 前記線状蒸気抜き用脆弱加工部が2.0GPa未満のヤング率を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋材。
- 上面に開口部を有する容器本体と、この容器本体の前記上面にヒートシールして開口部を塞ぐ蓋材とから成る包装容器であって、この蓋材が請求項1〜3のいずれかに記載の蓋材であることを特徴とする包装容器。
- 容器本体の上面開口部が長辺方向と短辺方向とを有する形状であり、蓋材の前記線状蒸気抜き用脆弱加工部が、その長辺方向に交差する方向に伸びる成分を有することを特徴とする請求項4に記載の包装容器。
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