JP2016067456A - リール回転機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ脱調を防止すること。【解決手段】回転力を発するモータから回転力が伝達されるリールギヤ11と、リールギヤ11に一端が連結されたアブソーバ12と、アブソーバ12の他端が連結されアブソーバ12を介してリールギヤ11から回転力が伝達されてリールギヤ11の回転中心を中心として回転するリールギヤキャップ13と、リールギヤキャップ13とリールギヤ11とを連結し、回転中心を回転の中心としたリールギヤ11に対するリールギヤキャップ13の相対回転を一定の角度の範囲に規制する連結機構15と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、リール回転機構に関する。
回胴式遊技機において、リールのがたつきが大きくなると、リールの始動時及び停止時にリールが揺れる場合がある。
このような背景に関連する技術としては、様々なものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、特許文献1には、押圧部によってリールを壁体部に向けて押圧するモータ駆動装置が記載されている。より具体的に説明すると、このモータ駆動装置は、リールを回転可能に支持する回転軸支部を備え、回転軸支部の一端に回転軸支部の長手方向に対して垂直方向に壁体部が形成され、回転軸支部の他端に回転可能に支持されたリールを壁体部に向けて押圧する押圧部を備える。このようにして、このモータ駆動装置によっては、リールの始動時及び停止時においてリールの面揺れを抑制させるができる。
特開2005−143833号公報
リールを停止させるためにモータを停止させる場合、リールの回転慣性がモータのホールドトルクよりも大きいと、モータの励磁相がずれることがある。このようなずれはモータ脱調と呼ばれ、リールの次の回転開始時にモータの相が合わずにモータが正常回転できなくなる要因になる。
本発明の目的は、上述した課題を解決するリール回転機構を提供することにある。
本発明の第1の形態は、回転力を発するモータから回転力が伝達されるリールギヤと、リールギヤに一端が連結されたアブソーバと、アブソーバの他端が連結されアブソーバを介してリールギヤから回転力が伝達されてリールギヤの回転中心を中心として回転するリールギヤキャップと、リールギヤキャップとリールギヤとを連結し、回転中心を回転の中心としたリールギヤに対するリールギヤキャップの相対回転を一定の角度の範囲に規制する連結機構と、を備えたリール回転機構である。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明のリール回転機構は、モータ脱調が起こりにくく、バウンドストップ現象を軽減可能である。
一実施形態に係るリール回転機構の概念図である。 回胴式遊技機の外観斜視図である。 回胴式遊技機内のリール回転機構の外観斜視図である。 リール回転機構の縦断面図である。 リール回転機構の具体例を示す斜視図である。 リール回転機構の側面図である。 図6のA−A線断面図である。 リール回転機構の動作を説明する停止時の模式図である。 リール回転機構の動作を説明する加速時の模式図である。 リール回転機構の動作を説明する定速時の模式図である。 リール回転機構の動作を説明する減速時の模式図である。 リール回転機構の動作を説明する減速後の停止時の模式図である。 リール回転機構の一変形例の縦断面図である。 リール回転機構の他の変形例の停止時の模式図である。 リール回転機構の他の変形例の加速時の模式図である。 リール回転機構の他の変形例の減速時の模式図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係るリール回転機構の概念図である。
図1に示すように、リール回転機構100は、回転力が伝達されるリールギヤ11と、リールギヤ11に一端が連結されたアブソーバ12と、アブソーバ12の他端が連結されアブソーバ12を介してリールギヤ11から回転力が伝達されてリールギヤ11の回転中心を中心として回転するリールギヤキャップ13と、リールギヤキャップ13リールギヤ11とを連結し、リールギヤ11の回転中心を回転の中心としたリールギヤ11に対するリールギヤキャップ13の相対回転を一定の角度の範囲に規制する連結機構15とを備える。
次に、本発明に係る一実施形態のリール回転機構100の具体的構造について、リール回転機構100を備えた回胴式遊技機50を例に挙げて説明する。図2は、回胴式遊技機の外観斜視図である。図3は、回胴式遊技機内のリール回転機構の外観斜視図である。図5は、リール回転機構100の具体例を示す斜視図である。
本実施形態のリール回転機構100は、回胴式遊技機50の内部に設けられている。まず、回胴式遊技機50の概略構成について説明する。
図2及び図3に示すように、回胴式遊技機50は、前面扉52を開閉可能に軸支するキャビネット51を有する。キャビネット51には、液晶表示装置53と、表示窓54と、張出部55と、腰部パネル56と、メダル払出口57とが、配されている。
張出部55の上面には、MAX−BETボタン58と、メダル投入口59とが配されている。張出部55の前面には、スタートレバー60と、左停止ボタン61と、中停止ボタン62と、右停止ボタン63とが配されている。
回胴式遊技機50は、キャビネット51内に、左リールユニット64と、中リールユニット65と、右リールユニット66と、を有している。左リールユニット64,中リールユニット65,及び右リールユニット66は、それぞれ本実施形態のリール回転機構100を有している。
以下の説明においては、3つのリールユニット64、65、66のうちの左リールユニット64を例に挙げて説明する。中リールユニット65と、右リールユニット66とについて、左リールユニット64と同様にリール回転機構100が動作する。
左リールユニット64は、回転力を発生させるモータ14及びモータ14によって回転するピニオン16と、モータ14が固定されたエンドカバー17と、エンドカバー17に固定された枢支軸18と、枢支軸18に回転可能に取り付けられピニオン16に噛み合う本実施形態のリール回転機構100と、枢支軸18に対するリール回転機構100の回転に対する抵抗を発生させてブレーキをかけるための圧縮コイルばね19及びセンターキャップ20と、リール回転機構100に固定されて枢支軸18の軸中心を回転中心として回転するリール21とを有する。
図4は、リール回転機構100の縦断面図である。
図4に示すモータ14は、リールギヤ11を回転させるための回転力を発生させる動力源である。本実施形態のモータ14には、リールギヤ11の平歯11aに噛み合うピニオン16が固定されている。本実施形態のモータ14は、たとえば、安価な誘導電動機の一つであるPMモータであってもよい。なお、モータ14の構成は特に限定されないが、リールユニット64の構成に対応して所定の回転角ごとに停止可能なステッピングモータであってもよい。モータ14は、不図示の制御回路に電気的に接続され、この制御回路によって回転状態が制御される。
図5に示すように、リール回転機構100は、リールギヤ11と、ねじりコイルばね12と、リールギヤキャップ13と、を備えている。
リールギヤ11は、モータ14のピニオン16から回転力が伝達される円環形状の部材である。リールギヤ11は、平歯11aと、円板部11bと、穴部11cと、筒部11dと、第1ばね係止孔11eと、軸挿通孔11fとを有する。
平歯11aは、円板部11bの外周部に形成され、モータ14に取り付けられた後述するピニオン16に噛み合う歯である。
円板部11bは、中心線がリールギヤ11の回転中心となる円板形状をなす板状部である。
穴部11cは、円板部11bの円周方向に180度の間隔を空けて配され円板部11bを貫通する2つの貫通孔が形成された部分である。穴部11cは円板部11bの外周に形成された平歯11aの内側領域内に配されている。穴部11cの2つの2つの貫通孔には、それぞれ、第1突き当て部11gと第2突き当て部11hとが形成されている。
第1突き当て部11gは、リールギヤキャップ13の爪部13dが当接することで、リールギヤ11に対するリールギヤキャップ13の回転を規制する。第2突き当て部11hは、リールギヤキャップ13の爪部13dリールギヤキャップ13の爪部13dが当接することで、リールギヤ11に対するリールギヤキャップ13の回転を規制する。
第1突き当て部11gと第2突き当て部11hとの間の距離は、円板部11bの円周方向において、リールギヤキャップ13の爪部13dよりも大きい。このため、穴部11cは、リールギヤキャップ13の爪部13dが穴部11c内での移動することによるリールギヤ11に対するリールギヤキャップ13の回転を所定の範囲内で許容し、この所定の範囲を超えるような回転を規制する。
筒部11dは、軸挿通孔11fを有する筒状をなして円板部11bの中央部に形成されている。筒部11dの軸挿通孔11fには、枢支軸18が挿通されている。
第1ばね係止孔11eは、ねじりコイルばね12の後述するリールギヤ係止用突部12bが係止される孔が形成された部分である。本実施形態では、円板部11bの周方向に離間した複数の位置に第1ばね係止孔11eが形成されている。複数の第1ばね係止孔11eが円板部11bに形成されていることは必須ではないが、複数の第1ばね係止孔11eが円板部11bに形成されていることで、ねじりコイルばね12の個体差によるバネ特性の影響を軽減するために複数の第1ばね係止孔11eから1つの孔を選択して利用できる。
ねじりコイルばね12は、リールギヤ11とリールギヤキャップ13とを連結し、リールギヤ11とリールギヤキャップ13との間の回転トルクを緩衝するアブソーバの一例である。ねじりコイルばね12は、予め定められたばね定数を有するばね本体12aと、ばね本体12aのリールギヤ11側の端部配されたリールギヤ係止用突部12bと、ばね本体12aのリールギヤキャップ13側の端部に配されたリールギヤキャップ係止用突部12cとを有する。本実施形態では、ばね本体12a,リールギヤ係止用突部12b,及びリールギヤキャップ係止用突部12cは、上記のバネ定数を有するばねとなる材料の線状部材が曲げ加工されることによって、一体成型されている。
リールギヤ係止用突部12bは、リールギヤ11の第1ばね係止孔11eに係止される。リールギヤキャップ係止用突部12cは、リールギヤキャップ13の第2ばね係止孔13eに係止される。
ねじりコイルばね12は、径が小さくなる方向へ圧縮された状態でリールギヤ11とリールギヤキャップ13とに組み付けられることにより、ねじりコイルばね12自身の復元力により無負荷時の径に復元しようとする付勢力を有する。本実施形態では、ねじりコイルばね12の付勢力は、リールギヤ11の穴部11cの第1突き当て部11gにリールギヤキャップ13の爪部13dを押し付けられる方向へ向かってリールギヤ11とリールギヤキャップ13とを相対回転させようとする力である。
リールギヤキャップ13は、リールギヤ11の回転中心を中心として、リールギヤ11に対して所定の範囲で相対回転可能となるように、ねじりコイルばね12を介してリールギヤ11に連結された部材である。また、リールギヤキャップ13は、リール21のセンター部22に固定されている。
リールギヤキャップ13は、円板部13aと、丸孔部13bと、周板13cと、爪部13dと、第2ばね係止孔13eとを有し、径方向断面視がコ字形状を有する部材である。
円板部13aは、枢支軸18の軸中心を回転中心として回転可能な円板状の部材である。丸孔部13bは、円板部13aの中央部に形成されている。周板13cは、円板部13aの外周部に形成されている。
爪部13dは、円板部13aの円周方向に180度の間隔をあけた2ヶ所に設けられている。爪部13dは、リールギヤ11の穴部11cに挿入され、穴部11cに引っかかって抜け止めとなるフック形状に形成されている。爪部13dが穴部11cに挿入されている状態では、リールギヤキャップ13は爪部13dの作用によりリールギヤ11から分離不能となっている。円板部13aの円周方向における爪部13dの長さ寸法は、リールギヤ11の穴部11cの円周方向の長さ寸法よりも小さい。
第2ばね係止孔13eは、円板部13aの一部に形成された孔である。第2ばね係止孔13eには、ねじりコイルばね12のリールギヤキャップ係止用突部12cが挿入されている。
図6は、リール回転機構100の側面図である。図7は、図6のA−A線断面図である。
図6及び図7に示すように、リールギヤ11の穴部11cに、リールギヤキャップ13の爪部13dが挿入された状態で、リールギヤ11とリールギヤキャップ13とは互いに連結されている。リールギヤ11の穴部11cと、リールギヤキャップ13の爪部13dとは、本実施形態においてリールギヤ11とリールギヤキャップ13とを互いに連結する連結機構となっている。
リールギヤ11の穴部11cと、リールギヤキャップ13の爪部13dとは、モータ14の1ステップ分だけ相対移動可能である。
次に、リール回転機構100の動作について説明する。図8は、リール回転機構100の動作を説明する停止時の模式図で、(a)はリール回転機構100の模式的な正面図,(b)は穴部11cと爪部13dとの位置関係を示す拡大図である。図9は、リール回転機構100の動作を説明する加速時の模式図で、(a)はリール回転機構100の模式的な正面図,(b)は穴部11cと爪部13dとの位置関係を示す拡大図である。図10は、リール回転機構100の動作を説明する定速時の模式図で、(a)はリール回転機構100の模式的な正面図,(b)は穴部11cと爪部13dとの位置関係を示す拡大図である。図11は、リール回転機構100の動作を説明する減速時の模式図で、(a)はリール回転機構100の模式的な正面図,(b)は穴部11cと爪部13dとの位置関係を示す拡大図である。図12は、リール回転機構100の動作を説明する減速後の停止時の模式図で、(a)はリール回転機構100の模式的な正面図,(b)は穴部11cと爪部13dとの位置関係を示す拡大図である。
以下の説明においては、3つのリールユニット64、65、66のうちの左リールユニット64を例に挙げて説明する。中リールユニット65と右リールユニット66とについては、左リールユニット64と同様にリール回転機構100が動作するので、重複する説明は省略される。
図9に示すように、モータ14の駆動に伴い、リールギヤ11が回転を始め、リールギヤキャップ13を介してリール21が回転する。リールギヤ11は、回転始めに加速を行い、定速回転まで回転数を徐々に上げていく。この加速時に、ねじりコイルばね12は、モータ14のトルクとリール21の慣性とによる力を受けて弾性変形する。リールギヤ11の加速回転に伴い、リールギヤキャップ13の爪部13dは、第2突き当て部11hに当接する。
本実施形態のリール回転機構100では、回転始めの加速度が急激にあがる際に、モータ14からリールギヤキャップ13に伝わる回転トルクの一部がねじりコイルばね12の弾性変形として吸収される。このため、モータ14が脱調するような大きな負荷がモータ14にかかりにくい。また、リールギヤキャップ13の爪部13dが第2突き当て部11hに当接したあとは、ピニオン16の歯数とリールギヤ11の歯数とによって決まる減速比に応じてリールギヤキャップ13及びリール21が安定した加速度で回転する。
モータ14による加速制御は、リール21が所定の回転速度に達した時に終了し、その後モータ14は一定の速度でピニオン16を回転させる。この定速回転時に、加速時にねじりコイルばね12の弾性変形としてねじりコイルばね12に吸収された力が、ねじりコイルばね12の復元力によりリールギヤキャップ13に伝わる。これにより、モータ14が定速回転制御されているときは、爪部13dが第1突き当て部11gに当接した状態になっている。
このように、本実施形態では、加速時、リールギヤキャップ13の爪部13dが第2突き当て部11hに当接するまで移動することにより、急激な加速度成分をねじりコイルばね12が吸収しながらリールギヤ11及びリールギヤキャップ13が回転することになり、モータ14の脱調を防止することができる。
リール回転機構100においてリールギヤ11が加速動作,定速動作,減速動作及び,停止動作を行う間、圧縮コイルばね19は、リール21のセンター部22に対してスラスト方向の負荷を付与することで常に弱いブレーキをかけている。このため、本実施形態においてリール21が停止するときのピニオン16と平歯11aとの間のバックラッシュによりバウンドストップ現象が起こりにくい。
以上説明したように、本実施形態のリール回転機構100では、リールギヤ11とリールギヤキャップ13とがねじりコイルばね12によって連結され、左リールユニット64の回転開始時から左リールユニット64の加速中にリールギヤ11からねじりコイルばね12を介してリールギヤキャップ13に回転力が伝わるので、モータ14の脱調が起こりにくい。
また、ねじりコイルばね12に伝わった力は、リールギヤ11の加速中はねじりコイルばねに12に蓄積されるが、リールギヤ11が定速回転に移行した後に解消される。このため、リールギヤ11の回転及び停止が頻繁に繰り返される場合にもモータ14の脱調に繋がる高負荷状態になりにくい。
本実施形態のリール回転機構100のリールギヤキャップ13に形成された爪部13dは、爪部13dがリールギヤ11の穴部11cに対して所定の範囲に限定されて移動可能となるように、穴部11cに取り付けられている。このため、穴部11cと爪部13dとは、リールギヤ11の回転中心を回転の中心としたリールギヤ11に対するリールギヤキャップ13の相対回転を一定の角度の範囲に規制する連結機構となっている。その結果、モータ14の脱調に繋がるような大きな慣性力をアブソーバとなるねじりコイルばね12に緩衝させつつ、左リールユニット64の停止時のバウンドストップ現象を軽減可能である。
また、リール回転機構100は、リールギヤ11とリールギヤキャップ13とを連結するアブソーバがねじりコイルばね12であるので、材料の入手が簡単であって安価に製造でき、へたりが少ない。
また、リール回転機構100は、爪部13dが穴部11cに引っかかって連結されているために、組み付けが容易かつ外れにくい。
また、リール回転機構100は、リールギヤキャップ13の爪部13dが、無負荷時に、穴部11cの第1突き当て部11gに突き当てるために、リールギヤ11とリールギヤキャップ13との無負荷時のがたつきを防止できる。すなわち、本実施形態では、左リールユニット64が停止している時に穴部11cに対して爪部13dが当接した状態となるようにねじりコイルばね12が付勢力を有しているので、左リールユニット64が止まっているときに左リールユニット64が揺れにくい。
(変形例1)
上記実施形態の変形例について説明する。
図13は、リール回転機構の一変形例の縦断面図である。
図13に示すように、リール回転機構100の一変形例は、図4に示した圧縮コイルばね19及びセンターキャップ20によるブレーキに加えて、ねじりコイルばね12がスラスト方向にリールギヤ11とリールギヤキャップ13とを押し広げるように付勢力を生じることで、リールギヤ11に対するリールギヤキャップ13の相対回転にブレーキをかけることができるようになっている。本変形例では、爪部13dが穴部11c内で移動する動作に対してねじりコイルばね12が弱いブレーキを掛けるので、モータ14が減速状態から停止状態となったときのリール21の揺れや、リール21のがたつきを軽減できる。
(変形例2)
上記実施形態の他の変形例について説明する。
図14は、リール回転機構100の変形例の停止時の模式図で、(a)はリール回転機構100の模式的な正面図,(b)は穴部11cと爪部13dとの位置関係を示す拡大図である。図15は、リール回転機構100の変形例の加速時の模式図で、(a)はリール回転機構100の模式的な正面図,(b)は穴部11cと爪部13dとの位置関係を示す拡大図である。図16は、リール回転機構100の変形例の減速時の模式図で、(a)はリール回転機構100の模式的な正面図,(b)は穴部11cと爪部13dとの位置関係を示す拡大図である。
図14に示すように、リール回転機構100の他の変形例は、リールギヤキャップ13の爪部13dが挿入されたリールギヤ11の穴部11cにおいて、ねじりコイルばね12に対して無負荷状態にあるときに、第1突き当て部11gと第2突き当て部11hの略中央部である中央保持部11iに爪部13dが位置するように、リールギヤ11及びリールギヤキャップ13に対するねじりコイルばね12の取り付け状態が決められている。
図15に示すように、モータ14の加速に伴うリールギヤ11の加速時に、ねじりコイルばね12は、たとえば縮み方向である矢印方向F2に弾性変形される力をリールギヤ11から受ける。リールギヤ11の加速回転に伴い、リールギヤキャップ13の爪部13dは、第2突き当て部11hに近接し、爪部13dが第2突き当て部11hに当接する。
この後、リールギヤ11は、モータ14が定速回転制御に移行することにより、回転慣性力が小さくなる。このため、モータ14が定速回転制御に移行した後、ねじりコイルばね12は、リールギヤキャップ13の爪部13dが中央保持部11iに保持されるようにねじりコイルばね12自身の復元力により変形する。
図16に示すように、モータ14の減速に伴うリールギヤ11の減速時に、ねじりコイルばね12は、上記の加速時におけるねじりコイルばね12の変形とは逆(たとえば拡がり方向である矢印方向F1)に弾性変形される力を、回転中のリール21から受ける。リールギヤ11の減速回転に伴い、リールギヤキャップ13の爪部13dは、第1突き当て部11gに近接し、第1突き当て部11gに当接する。
この後、モータ14が減速から停止に移行したあと、減速中に第1突き当て部11gに当接した爪部13dは、ねじりコイルばね12の復元力により、中央保持部11iまで移動して保持される。
本変形例のリール回転機構100は、リールギヤキャップ13の爪部13dが、無負荷時に、穴部11cの中央保持部11iに保持されるために、リールギヤ11とリールギヤキャップ13との無負荷時にリールギヤ11とリールギヤキャップ13とを当接させないようにできる。
本変形例では、第1実施形態における加速時のモータ14の脱調低減に加えて、リール21を停止させるためのモータ14の減速制御時にもモータ14の脱調がねじりコイルばね12の作用によって低減されている。
また、本実施形態に関連する技術では、リールユニットを停止させるときに、モータからこのリールユニットまでの間にある各ギヤの歯によるバックラッシュの影響で、リールユニットの停止時にバウンドストップ現象と呼ばれる揺れが生じる場合がある。バウンドストップ現象を軽減するための対策として、本実施形態に関連する技術では、リールの回転に対する摩擦抵抗をリールに常時掛けることでブレーキとし、リールの停止時に発生するバウンドストップ現象によるリールの移動量を低減させることが行われていた。しかし、リールにブレーキを常時掛ける構成では、ブレーキによる損失を補う必要があるのでトルクの大きなモータを採用する必要が生じてしまう。
これに対して、本実施形態では、バウンドストップ現象を引き起こすような力が、リール減速過程でねじりコイルばね12に吸収されるので、バウンドストップ現象が目立ちにくい。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記実施形態で説明されたねじりコイルばね12に代えて、ゴム製等の高分子部材や、引張コイルばね等、他の素材や形状の付勢部材がリールギヤ11とリールギヤキャップ13とを連結していても、上記第1実施形態のねじりコイルばね12と同様のアブソーバとして機能する。
また、上記第1実施形態で説明した構成と逆に、ねじりコイルばね12が無負荷状態でねじりコイルばね12が爪部13dを第2突き当て部11hに当接させる付勢力を有していると、上記第1実施形態とは異なりリール21を停止させるためのモータ14の減速制御時にモータ14の脱調がねじりコイルばね12の作用によって低減される。
この場合、リールギヤ11の穴部11cと、リールギヤキャップ13の爪部13dとが、モータ14の1ステップ分だけ相対移動可能であると、左リールユニット64の停止時に、ねじりコイルばね12によって、リール21が1ステップ分逆戻りする。この戻り動作はリールアクション演出として利用できる。
100 リール回転機構
11 リールギヤ
11a 平歯
11b 円板部
11c 穴部
11d 筒部
11e 第1ばね係止孔
11f 軸挿通孔
11g 第1突き当て部
11h 第2突き当て部
11i 中央保持部
12 ねじりコイルばね
12a ばね本体
12b リールギヤ係止用突部
12c リールギヤキャップ係止用突部
13 リールギヤキャップ
13a 円板部
13b 丸孔部
13c 周板
13d 爪部
13e 第2ばね係止孔
14 モータ
15 連結機構
16 ピニオン
17 エンドカバー
18 枢支軸
19 圧縮コイルばね
20 センターキャップ
21 リール
22 センター部
50 回胴式遊技機
51 キャビネット
52 前面扉
53 液晶表示装置
54 表示窓
55 張出部
56 腰部パネル
57 メダル払出口
58 MAX−BETボタン
59 メダル投入口
60 スタートレバー
61 左停止ボタン
62 中停止ボタン
63 右停止ボタン
64 左リールユニット
65 中リールユニット
66 右リールユニット

Claims (9)

  1. 回転力を発するモータから前記回転力が伝達されるリールギヤと、
    前記リールギヤに一端が連結されたアブソーバと、
    前記アブソーバの他端が連結され前記アブソーバを介して前記リールギヤから前記回転力が伝達されて前記リールギヤの回転中心を中心として回転するリールギヤキャップと、
    前記リールギヤキャップと前記リールギヤとを連結し、前記回転中心を回転の中心とした前記リールギヤに対する前記リールギヤキャップの相対回転を一定の角度の範囲に規制する連結機構と、
    を備えたリール回転機構。
  2. 前記アブソーバは、ねじりコイルばねである請求項1に記載のリール回転機構。
  3. 前記連結機構は、前記リールギヤと前記リールギヤキャップとの間に配される請求項1または2に記載のリール回転機構。
  4. 前記連結機構は、前記リールギヤに形成された穴部と、前記リールギヤキャップに形成された爪部と、である請求項1から3のいずれか一項に記載のリール回転機構。
  5. 前記リールギヤの前記穴部と、前記リールギヤキャップの前記爪部とは、前記モータの1ステップ分だけ相対移動可能である請求項4に記載のリール回転機構。
  6. 前記爪部は、前記穴部に引っかかって連結されている請求項4または5に記載のリール回転機構。
  7. 前記リールギヤキャップの前記爪部は、無負荷時に、前記穴部の一端に接触する請求項4から6のいずれか一項に記載のリール回転機構。
  8. 前記リールギヤキャップの前記爪部は、無負荷時に、前記穴部の中間部に保持される請求項4から7のいずれか一項に記載のリール回転機構。
  9. 前記ねじりコイルばねは、前記リールギヤにブレーキを掛ける機能を有する請求項2から7のいずれか一項に記載のリール回転機構。
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