JP2016066235A - ノブの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観品質の低下や製造コストの高騰を招くことなく、ノブの操作感を高めることができるノブの取付構造を提供すること。【解決手段】ノブ2に設けられた略筒状の取付部5に、操作レバーに突設されたノブ固定部3を嵌着することによって、ノブ2を操作レバーに取り付けるノブ2の取付構造において、操作レバーのノブ固定部3に、複数のガイド溝3b,3c,3eと、係合爪3dとを設け、ノブ2の取付部5に、操作レバー1のノブ固定部3が挿入される開口部5aを一端に有する略筒状の保持枠5Aを設け、該保持枠5Aに、外側に向かって弾性変形可能で操作レバーの係合爪3dが係合可能な係合孔が形成された弾性片と、ノブ固定部3の弾性片側のガイド溝3eに沿って延設された延設部5A2とを設けるとともに、該延設部5A2の内側に、ノブ固定部3のガイド溝3eに周方向に係合可能な引掛部5dを突設する。【選択図】図8

Description

本発明は、操作部材であるノブを操作レバーに取り付けるためのノブの取付構造に関するものである。
例えば、車両のヒータコントロール装置は、操作レバーの先端部に取り付けられたノブを左右に移動させることによって操作レバーを回動させ、該操作レバーに連結されたケーブルを介して空調装置を制御し、車室内の空気の循環モードを、車室内で空気を循環させる「内気循環モード」又は外気を車室内に取り込む「外気循環モード」に切り替えるものを備える。斯かるヒータコントロール装置におけるノブの取付構造として、特許文献1には、図13及び図14に示すものが提案されている。
即ち、図13は特許文献1におい手提案されたノブの取付構造を示す分解斜視図 、図14は図13のC−C線断面図であり、これらの図に示すように、操作レバー191の先端部には係合爪(突起)101aが切り起しによって突設されており、ノブ102には矩形筒状の取付部102Aが形成されている。そして、この取付部102Aの一端は挿入孔102aとして開口しており、取付部102Aの上壁の一部には弾性変形可能な弾性片(ツメ)102bが形成され、この弾性片102bには係合孔102cが形成されている。
而して、図14に示すように、操作レバー101の先端部をノブ102の挿入孔102aから取付部102Aに図示矢印方向に差し込めば、該操作レバー101に突設された係合爪102bによってノブ102の弾性片102bが外側(図14の上側)に撓んで係合爪101aの通過を許容する。そして、係合爪101aが弾性片102bの係合孔102cに合致すると、弾性片102bが弾性復元力によって元の状態に復帰して係合爪101aが図14に示すように係合孔102cに係合するため、ノブ102が操作レバー101にワンタッチで簡単に取り付けられる。
特開2005−173749号公報
しかしながら、図13及び図14に示す特許文献1において提案されたノブ102の取付構造においては、操作レバー101の先端部に取り付けられたノブ102が回転方向に捩られると、該ノブ102の取付部102Aが口を開くように弾性変形するため、ノブ102の操作感が悪化するという問題がある。
上記問題を解決するため、ノブ102の矩形筒状の取付部102Aの肉厚を厚くして該取付部102Aの剛性を高めることが考えられるが、このように取付部102Aの肉厚を厚くすると、成形時のヒケやボイドの発生によってノブ102の外観品質が低下するという問題が発生する。又、別の対策として、ノブ102の材質を剛性の高いものに変更する方法も考えられるが、このような方法を採用すると、材料費の高騰を招き、製造コストが高くなるという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、外観品質の低下や製造コストの高騰を招くことなく、ノブの操作感を高めることができるノブの取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
ノブに設けられた略筒状の取付部に、操作レバーに突設されたノブ固定部を嵌着することによって、前記ノブを前記操作レバーに取り付けるノブの取付構造において、
前記操作レバーのノブ固定部に、端部から当該操作レバーの挿入方向に沿って延びる複数のガイド溝と、該ガイド溝が設けられた面と同一側の面に突設された係合爪とを設け、
前記ノブの取付部に、前記操作レバーのノブ固定部が挿入される開口部を一端に有する略筒状の保持枠を設け、
該保持枠に、外側に向かって弾性変形可能で前記操作レバーの係合爪が係合可能な係合孔が形成された弾性片と、前記ノブ固定部の前記弾性片側のガイド溝に沿って延設された延設部とを設けるとともに、該延設部の内側に、前記ノブ固定部のガイド溝に周方向に係合可能な引掛部を突設したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記延設部の引掛部と前記弾性片の係合孔とを前記ノブの挿入方向にずらして設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記保持枠の延設部に、組付時に前記操作レバーの係合爪との干渉を回避するための挿通開口を形成し、該挿通開口を挟んでこれの両側に前記引掛部を突設したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記保持枠の延設部以外の内面に、前記ノブ固定部に設けられたガイド溝に係合可能なガイド凸部を突設したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記弾性片の周方向両側に、前記延設部を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ノブを操作レバーにワンタッチで簡単に取り付けることができるように、ノブの取付部に設けられた保持枠の一部に弾性片を設けても、該保持枠に延設された延設部によって操作レバーのノブ固定部の弾性片側の面を保持するとともに、該延設部の内側に突設された引掛部をノブ固定部のガイド溝に周方向に係合させたためにノブの保持枠の剛性が高められ、ノブが回転方向に捩り操作された場合であっても、該ノブの取付部(保持枠)の変形が抑えられてノブの操作感が高められる。この場合、ノブの取付部の肉厚を厚くしたり、ノブの材質として剛性の高い高価なものを使用する必要がないため、肉厚を厚くすることによる成形時のヒケやボイドの発生によるノブの外観品質の低下や、ノブに高価な材質を使用することによる製造コストの高騰を招くことがない。
請求項2記載の発明によれば、延設部の引掛部と弾性片の係合孔とをノブの挿入方向にずらして設けたため、これらの引掛部と係合孔とがノブの挿入方向に直交する方向において重なることがなく、ノブの取付部の幅を小さく抑えてノブを小型化することができる。
請求項3記載の発明によれば、保持枠の延設部に形成された挿通開口によって組付時の該延設部と操作レバーの係合爪との干渉が避けられるため、ノブを操作レバーに容易に組み付けることができ、その組付性が高められる。尚、挿通開口は、略筒状の保持枠の延設部に部分的に形成され、しかも、この挿通開口の両側に形成された引掛部が操作レバーのノブ取付部に形成されたガイド溝に周方向に係合するため、ノブの保持枠に開口する開口部が開くことがなく、ノブの取付部(保持枠)の剛性が高められて該取付部(保持枠)の変形が抑えられる。
請求項4記載の発明によれば、ノブの保持枠の延設部以外の内面に突設されたガイド凸部を操作レバーのノブ固定部に設けられたガイド溝に係合させたため、ノブの取付部(保持枠)の剛性が操作レバーによって更に高められ、ノブが回転方向に捩り操作された場合の取付部(保持枠)の変形が効果的に抑えられて該ノブの操作感が一層高められる。
請求項5記載の発明によれば、弾性片の周方向両側に延設部を設けたため、組付時の延設部と操作レバーの係合爪との干渉が避けられ、ノブを操作レバーに容易に組み付けることができ、その組付性が高められる。
車両のヒータコントロール装置の正面図である。 本発明の実施の形態1に係るノブの取付構造を示す分解斜視図である。 図2の要部拡大詳細図である。 本発明の実施の形態1に係るノブの側面図である。 本発明の実施の形態1に係るノブの底面図である。 本発明の実施の形態1に係るノブの背面図である。 本発明の実施の形態1に係るノブの取付構造を示す部分側断面図である。 図7のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態2に係るノブの側面図である。 本発明の実施の形態2に係るノブの底面図である。 本発明の実施の形態2に係るノブの背面図である。 図10のB−B線断面図である。 特許文献1において提案されたノブの取付構造を示す分解斜視図である。 図13のC−C線断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は車両のヒータコントロール装置の正面図、図2は本発明の実施の形態1に係るノブの取付構造を示す分解斜視図、図3は図2の要部拡大詳細図、図4は本発明の実施の形態1に係るノブの側面図、図5は同ノブの底面図、図6は同ノブの背面図、図7は本発明の実施の形態1に係るノブの取付構造を示す部分側断面図、図8は図7のA−A線断面図である。
図1に示すヒータコントロール装置10は、操作レバー1の先端部に取り付けられたノブ2を左右に移動させることによって操作レバー1を回動させ、該操作レバー1に連結された不図示のケーブルを介して不図示の空調装置を制御し、車室内での空気の循環モードを、車室内で空気を循環させる「内気循環モード」又は外気を車室内に取り込む「外気循環モード」に切り替えるものである。ここで、運転席の前方に配置された矩形板状のパネル11の下部には、左右方向に細長い矩形の開口部11aが形成されており、この開口部11aは、操作レバー1の前端側に一体に形成された閉塞部1Aによって塞がれている。
操作レバー1は、樹脂又は金属によって図2に示す形状に一体成形されており、その中心部に一体に形成されたボス部1Bから前方(手前側)に向かって直線状に延びるアーム部1Cの前端部に前記閉塞部1Aが一体に形成されている。ここで、操作レバー1のボス部1Bには円孔状の軸支孔1aが上下方向に貫設されており、不図示のベースに立設された軸部が前記軸支孔1aに挿通することによって、操作レバー1は、ベースの軸部を中心として水平に回動可能に軸支されている。従って、操作レバー1の前端部に形成された閉塞部1Aは、軸部(操作レバー1の回動中心)を中心とする円弧状に成形されており、その前面の幅方向中央には、矩形ブロック状のノブ固定部3が前方(手前側)に向かって一体に突設されている。
又、図2に示すように、操作レバー1のボス部1Bからはアーム状の作用部1Dがアーム部1Cと一直線を成すように後方(奥側)に向かって一体に形成されており、この作用部1Dには、不図示のケーブルの一端が連結される円孔状の連結孔1bが形成されている。尚、図示しないが、ケーブルの他端は、空調装置に連結されており、従って、操作レバー1は、ケーブルを介して空調装置に接続されている。
而して、操作レバー1の閉塞部1Aに一体に突設されたノブ固定部3には、ノブ2が本発明に係る取付構造によってワンタッチで簡単に取り付けられるが、操作レバー1のノブ固定部3に取り付けられたノブ2は、図1に示すように、パネル11の表面に露出している。従って、このノブ2を操作者が指で摘んでこれをパネル11の開口部11aに沿って左右に移動させると、操作レバー1が不図示のベースに立設された軸部を中心として左右に回動する。ここで、パネル11の表面上部の左右両端部(ノブ2の左右方向の移動限)には、「内気循環」を表示するシンボル(絵柄)12と「外気循環」を表示するシンボル(絵柄13)がそれぞれ配置されている。
従って、ノブ2を図1に示すようにパネル11の開口部11aの左端まで移動させた状態では、車室内の空気の循環モードが「内気循環モード」に設定されている。そして、この状態から操作者がノブ2を指で摘んでこれをパネル11の開口部11aに沿って右端まで移動させると、操作レバー1が不図示のベースの軸部を中心として右方向へと回動するため、該操作レバー1の回動が不図示のケーブルを介して不図示の空調装置に伝達される。すると、空調装置が制御されて車室内の空気の循環モードが「内気循環モード」から「外気循環モード」へと切り替えられる。尚、パネル11の開口部11aの右端に移動したノブ2をパネル11の開口部11aに沿って左方へと図1に示す左端まで移動させると、操作レバー1が逆方向に回動して空調装置が制御され、車室内の空気の循環モードが「外気循環モード」から「内気循環モード」へと切り替えられる。
次に、本発明に係る前記ノブ2の前記操作レバー1への取付構造について説明する。
操作レバー1に一体に突設された前記ノブ固定部3は、図3に詳細に示すように、その先端部の下面が前方に向かって斜め上方に傾斜するテーパ面3aを構成しており、従って、該ノブ固定部3の前端部の厚さは、先端に向かって次第に薄くなっている。
そして、上記ノブ固定部3の上面には、横断面矩形の第1ガイド溝3bが前端から後方に向かって(操作レバー1のノブ2への挿入方向に沿って)形成されており、同ノブ固定部3の左右両側面には、横断面矩形の同様の第2ガイド溝3c(図2及び図3には一方のみ図示)が前端から後方に向かって互いに平行に形成されている。又、ノブ固定部3の底面の幅方向中央、且つ、前後方向中間部には、係合爪3dが一体に突設されており、この係合爪3dの左右両側には、横断面矩形の第3ガイド溝3eが前後方向に沿って互いに平行にそれぞれ形成されている。
他方、ノブ2は、弾性部材である樹脂によって図1〜図8に示す形状に成形されており、後面が開口する中空状のノブ本体4と、該ノブ本体4から後方に向かって水平に突出する取付部5を有している。ここで、取付部5は、略矩形筒状の保持枠5Aを備えており、この保持枠5Aの後端面には、操作レバー1の前記ノブ固定部3が挿入される開口部5aが開口している。
又、上記保持枠5Aには、その底壁の一部を構成して外側(下方)に向かって弾性変形可能な矩形の弾性片5A1が幅方向中央に形成されており、この弾性片5A1の幅方向中央には、操作レバー1のノブ固定部3の下面に突設された前記係合爪3dが係合するための矩形の係合孔5bが形成されている。そして、保持枠5Aの弾性片5A1を除く部位は、弾性片5A1の周囲を囲む延設部5A2を構成しており、この延設部5A2は、弾性片5A1と同一平面上に設けられ、操作レバー1のノブ固定部3の下面に形成された左右一対の前記第3ガイド溝3eに沿って延設されている。ここで、延設部5A2の後端部の幅方向中央には、図3、図5及び図6に示すように、当該ノブ2の組付時に操作レバー1の前記係合爪3dとの干渉を回避するための切欠き状の挿通開口5cが形成されている。
更に、図6及び図8に示すように、ノブ2の保持枠5Aに設けられた前記延設部5A2の挿通開口5cを挟んでこれの両側の内側には、操作レバー1のノブ固定部3の下面に前後方向に沿って形成された左右一対の前記第3ガイド溝3eに周方向に係合する矩形リブ状の引掛部5dが前後方向(図6及び図8の紙面垂直方向)に沿って互いに平行に突設されている。ここで、図5に示すように、延設部5A2の引掛部5dと弾性片5A1の係合孔5bとは、前後方向(ノブ2の挿入方向)にずらして設けられており、これらの引掛部5dと係合孔5bとは幅方向にオーバーラップしていない。尚、一対の各引掛部5dの後端(操作レバー1側の第3ガイド溝3eに係合し始める端部)は、先細り形状とされており、このように各引掛部5dの後端を先細り形状とすることによって、該引掛部5dの第3ガイド溝3eへの係合がスムーズになされる。
又、図6及び図8に示すように、ノブ2の矩形筒状の保持枠5Aの延設部5A2以外の内面(保持枠5Aの上壁と左右両側壁の各内面)には、矩形リブ状の第1ガイド凸部5eと第2ガイド凸部5fが前後方向(図6及び図8の紙面垂直方向)に沿って互いに平行に突設されている。尚、第1ガイド凸部5eと第2ガイド凸部5fは、操作レバー1のノブ固定部3に形成された前記第1ガイド溝3bと前記第2ガイド溝3cにそれぞれ係合するものであって、これらの各後端(操作レバー1側の第1ガイド溝3bと第2ガイド溝3cに係合し始める端部)は、先細り形状とされており、このように第1ガイド凸部5eと第2ガイド凸部5fの各後端を先細り形状とすることによって、これらの第1ガイド凸部5eと第2ガイド凸部5fの第1ガイド溝3bと第2ガイド溝3cへ係合がスムーズになされる。
次に、ノブ2の操作レバー1への取付要領について説明する。
ノブ2を操作レバー1に取り付けるには、操作レバー1のノブ固定部3をノブ2の保持枠5Aの開口部5aから保持枠5A内に挿入し、該ノブ固定部3を保持枠5A内に前方へと押し込む。すると、ノブ2の保持枠5Aの内面に突設された第1ガイド凸部5eと第2ガイド凸部5f及び引掛部5dが操作レバー1のノブ固定部3に形成された第1ガイド溝3bと第2ガイド溝3c及び第3ガイド溝3eにそれぞれ係合し(図6及び図8参照)、ノブ固定部3の保持枠5A内への挿入が第1ガイド溝3bと第2ガイド溝3c及び第3ガイド溝3eに沿ってスムーズになされる。この場合、ノブ取付部3の前端部は前述のようにテーパ面3aによって先端に向かった厚さが薄くなっているため、該ノブ固定部3の保持枠5A内への挿入がスムーズになされる。
上述のように操作レバー1のノブ固定部3がノブ2の保持枠5A内に挿入され、該ノブ固定部3に突設された係合爪3dが保持枠5Aの弾性片5A1に係合した段階で弾性片5A1が外側(下方)へと弾性変形によって撓むため、ノブ固定部3の保持枠5A内への挿入が許容される。そして、ノブ固定部3の係合爪3dが弾性片5A1の係合孔5bに合致した時点で、弾性片5A1が弾性復元力によって元の状態に復帰するため、図7に示すように、係合爪3dが係合孔5bに係合し、ノブ2が操作レバー1のノブ固定部3に取り付けられて両者が結合され、ノブ2の操作レバー1のノブ固定部3からの抜けが確実に防がれる。尚、以上の説明では、操作レバー1のノブ固定部3をノブ2の保持枠5A内に挿入するようにしたが、逆にノブ2の保持枠5Aを操作レバー1のノブ固定部3に差し込むことによって、ノブ2を操作レバー1のノブ固定部3に取り付けるようにしても良い。
以上の要領によって、ノブ2を操作レバー1のノブ固定部3にワンタッチで簡単に取り付けることができる。
而して、本発明に係るノブ2の固定構造によれば、ノブ2を操作レバー1にワンタッチで簡単に取り付けることができるように、ノブ2の取付部5に設けられた保持枠5Aの一部に弾性片5A1を設けても、該保持枠5Aに延設された延設部5A2によって操作レバー1のノブ固定部3の弾性片5A1側の面を保持するとともに、該延設部5A2の内側に突設された引掛部5dをノブ固定部3の第3ガイド溝3eに周方向に係合させたためにノブ2の保持枠5Aの剛性が高められ、ノブ2が回転方向に捩り操作された場合であっても、該ノブ2の取付部5(保持枠5A)の変形が抑えられてノブ2の操作感が高められる。この場合、ノブ2の取付部5の肉厚を厚くしたり、ノブ2の材質として剛性の高い高価なものを使用する必要がないため、肉厚を厚くすることによる成形時のヒケやボイドの発生によるノブ2の外観品質の低下や、ノブ2に高価な材質を使用することによる製造コストの高騰を招くことがない。
そして、本実施の形態においては、ノブ2の保持枠5Aの延設部5A2以外の内面に突設された第1ガイド凸部5eと第2ガイド凸部5fを操作レバー1のノブ固定部3に設けられた第1ガイド溝3bと第2ガイド溝3cにそれぞれ係合させたため、ノブ2の保持枠5Aの剛性が操作レバー1によって更に高められ、ノブ2が回転方向に捩り操作された場合の取付部5(保持枠5A)の変形が効果的に抑えられて該ノブ2の操作感が一層高められる。
又、本実施の形態では、図5に示すように、ノブ2の保持枠5Aに延設された延設部5A2の引掛部5dと弾性片5A1の係合孔5bとを前後方向(ノブ2の挿入方向)にずらして設けたため、これらの引掛部5dと係合孔5bとが幅方向(ノブ2の挿入方向に直交する方向)において重なることがない。このため、ノブ2の取付部5の幅を小さく抑えることができ、これによってノブ2の小型化を図ることができる。
更に、本実施の形態においては、ノブ2の保持枠5Aの延設部5A2に形成された挿通開口5cによって組付時の該延設部5A2と操作レバー1の係合爪3dとの干渉が避けられるため、ノブ2を操作レバー1に容易に組み付けることができ、その組付性が高められる。この場合、挿通開口5cは、略矩形筒状の保持枠5Aの延設部5A2に部分的に形成され、しかも、挿通開口5cの両側に形成された引掛部5dが操作レバー1のノブ取付部3に形成された第3ガイド溝3eに周方向に係合するため、ノブ2の保持枠5Aに開口する開口部5aが開くことがなく、ノブ2の取付部5(保持部5A)の剛性が高められて該取付部5(保持枠5A)の変形が抑えられる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図9〜図12に基づいて説明する。
図9は本発明の実施の形態2に係るノブの側面図、図10は同ノブの底面図、図11は同ノブの背面図、図12は図10のB−B線断面図(組付状態を示す)であり、これらの図においては図4〜図8において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、ノブ2の取付部5に設けられた保持枠5Aにおいて、弾性片5A1の両側に延設部5A2をそれぞれ設け、延設部5A2の弾性片5A1側の縁の内側に引掛部5dを設けたことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1のそれと同じである。
而して、本実施の形態によれば、ノブ2の取付部5(保持枠5A)の横幅が前記実施の形態1に比べて若干広くなるものの、前記実施の形態1と同様の効果が得られる。又、弾性片5A1の周方向両側に延設部5A2を設けたため、組付時の延設部5A2と操作レバー1の係合爪3dとの干渉が避けられ、ノブ2を操作レバー1に容易に組み付けることができ、その組付性が高められる。
尚、以上は本発明を車両のヒータコントロール装置におけるノブの取付構造に対して適用した形態について説明したが、本発明は、他の任意の装置におけるノブの取付構造に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 操作レバー
2 ノブ
3 操作レバーのノブ固定部
3a ノブ固定部のテーパ面
3b ノブ固定部の第1ガイド溝
3c ノブ固定部の第2ガイド溝
3d ノブ固定部の係合爪
3e ノブ固定部の第3ガイド溝
4 ノブ本体
5 ノブの取付部
5A ノブの保持枠
5A1 保持枠の弾性片
5A2 保持枠の延設部
5a 保持枠の開口部
5b 弾性片の係合孔
5c 保持枠の挿通開口
5d 延設部の引掛部
5e 保持枠の第1ガイド凸部
5f 保持枠の第2ガイド凸部
10 ヒータコントロール装置
11 パネル
11a パネルの開口部

Claims (5)

  1. ノブに設けられた略筒状の取付部に、操作レバーに突設されたノブ固定部を嵌着することによって、前記ノブを前記操作レバーに取り付けるノブの取付構造において、
    前記操作レバーのノブ固定部に、端部から当該操作レバーの挿入方向に沿って延びる複数のガイド溝と、該ガイド溝が設けられた面と同一がわの面に突設された係合爪とを設け、
    前記ノブの取付部に、前記操作レバーのノブ固定部が挿入される開口部を一端に有する略筒状の保持枠を設け、
    該保持枠に、外側に向かって弾性変形可能で前記操作レバーの係合爪が係合可能な係合孔が形成された弾性片と、前記ノブ固定部の前記弾性片側のガイド溝に沿って延設された延設部とを設けるとともに、該延設部の内側に、前記ノブ固定部のガイド溝に周方向に係合可能な引掛部を突設したことを特徴とするノブの取付構造。
  2. 前記延設部の引掛部と前記弾性片の係合孔とを前記ノブの挿入方向にずらして設けたことを特徴とする請求項1記載のノブの取付構造。
  3. c
    前記保持枠の延設部に、組付時に前記操作レバーの係合爪との干渉を回避するための挿通開口を形成し、該挿通開口を挟んでこれの両側に前記引掛部を突設したことを特徴とする請求項1又は2記載のノブの取付構造。
  4. 前記保持枠の延設部以外の内面に、前記ノブ固定部に設けられたガイド溝に係合可能なガイド凸部を突設したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のノブの取付構造。
  5. 前記弾性片の周方向両側に、前記延設部を設けたことを特徴とする請求項1記載のノブの取付構造。
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