JP2016060526A - 定量吐出スクイズ容器 - Google Patents

定量吐出スクイズ容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016060526A
JP2016060526A JP2014191296A JP2014191296A JP2016060526A JP 2016060526 A JP2016060526 A JP 2016060526A JP 2014191296 A JP2014191296 A JP 2014191296A JP 2014191296 A JP2014191296 A JP 2014191296A JP 2016060526 A JP2016060526 A JP 2016060526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
squeeze
pressing
container
surface portion
pressing surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014191296A
Other languages
English (en)
Inventor
崇 大杉
Takashi Osugi
崇 大杉
稲葉 真一
Shinichi Inaba
真一 稲葉
博勝 菅原
Hirokatsu Sugawara
博勝 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2014191296A priority Critical patent/JP2016060526A/ja
Publication of JP2016060526A publication Critical patent/JP2016060526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

【課題】圧搾面部を圧搾する際の押し易さを改善する共に、押し終わりを容易に認識できるようにして、定量性や使用感を向上させた定量吐出スクイズ容器を提供する。【解決手段】スクイズ操作部14は、圧搾面部16の頂部20の所定の位置20aに指を押し当てて圧搾した際に、一対の斜面部15が交差角度θを拡げるように変形しながら、両側の裾部19の間隔を圧搾支持部18との接続部17において押し拡げると共に、押し拡げる力が無くなるまで斜面部15が変形した後、圧搾面部16は谷形状に反転しないように規制されて、繰り返し行われるスクイズ操作による容器本体11のスクイズ変形量にバラツキが生じないようにする。山形状断面の頂部20の指が押し当てられる所定の位置20aと同様の、容器本体11の高さ方向の部分において、接続部17の肉厚が、接続部17を挟んで配置される圧搾面部16や圧搾支持部18の肉厚よりも薄くなっている。【選択図】図2

Description

本発明は、定量吐出スクイズ容器に関し、特に、容器本体をスクイズ変形させて吐出口から内容液を吐出させる定量吐出スクイズ容器に関する。
スクイズ容器は、例えばスクイズ変形可能なプラスチックからなる容器本体の胴部を手で把持してスクイズ(圧搾)することにより、容器本体をスクイズ変形させて、内容液を吐出口から吐出箇所に向けて所定量吐出させるものである。また、容器本体の胴部をスクイズした際に、容器の変形量にバラツキが生じず、繰り返し行われるスクイズ操作毎に一定量又は略一定量の内容液が各々吐出されるように工夫した、いわゆる定量吐出スクイズ容器も開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1の定量吐出スクイズ容器は、容器本体の内部に容器本体の押し込み巾を規制する当接部材を設け、容器本体をスクイズ変形させる際に押圧操作部を当接部材に当接させることで、容器本体のスクイズ変形量を一定範囲に規制して、内容液を一定量ずつ吐出させる。また、特許文献2の定量吐出スクイズ容器は、容器本体の外周壁を筒状カバー体で覆うと共に、この筒状カバー体に、容器本体の外周壁に向けて反転可能なブリッジ部を形成し、このブリッジ部を反転させることで容器本体の外周壁を所定の変形量でスクイズ変形させて、内容液を一定量ずつ吐出させる。
特許文献1や特許文献2の定量吐出スクイズ容器は、容器本体の内部に当接部材を取り付けたり、ブリッジ部が形成された筒状カバー体を容器本体の外周壁を覆って取り付けたりする必要がある。このため、構造が複雑になると共に、製造コストも増大する。このようなことから、本願出願人は、容器本体の形状を工夫することで、繰り返しスクイズ操作した際の容器本体のスクイズ変形量にバラツキが生じないように規制して、内容液を一定量ずつ吐出できるようにした定量吐出スクイズ容器を開発している(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
特開平10−24950号公報 特許第4074227号公報 特開2011−121604号公報 特開2012−62062号公報
特許文献3や特許文献4の定量吐出スクイズ容器は、スクイズ操作部に、鈍角の交差角度で交差する2面に沿って配置された、一対の斜面部を含む山形状断面を有する圧搾面部を備えている。また、特許文献3や特許文献4の定量吐出スクイズ容器は、圧搾面部の山形状断面の頂部に指を押し当てて圧搾した際に、一対の斜面部が交差角度を拡げるように変形しながら、両側の山形状断面の裾部の間隔を押し拡げると共に、押し拡げる力が無くなるまで斜面部が変形した後、圧搾面部が谷形状に反転しないように規制される。これによって、繰り返し行われるスクイズ操作による容器本体のスクイズ変形量にバラツキが生じないようにして、内容液を一定量ずつ吐出させることが可能になる。
このような定量吐出スクイズ容器では、圧搾面部の頂部に指を押し当てて圧搾する際の押し易さを改善する共に、押し終わりをさらに容易に認識できるようにすることによって、定量性や使用感をより一層向上させることが可能になると考えられる。
本発明は、圧搾面部の頂部に指を押し当てて圧搾する際の押し易さを改善する共に、押し終わりをさらに容易に認識できるようにして、定量性や使用感をより一層向上させることのできる定量吐出スクイズ容器を提供することを目的とする。
本発明は、プラスチックからなる容器本体を備え、該容器本体の少なくとも一部をスクイズ変形させて吐出口から内容液を所定量吐出させる、スクイズ操作部を有する定量吐出スクイズ容器であって、前記スクイズ操作部は、圧搾面部と、該圧搾面部と接続部を介して一体として連続形成される、圧搾支持部を有し、前記接続部は、当該接続部の肉厚が、当該接続部に隣接する前記圧搾面部及び前記圧搾支持部の肉厚よりも、薄くなっている部分を有している定量吐出スクイズ容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の定量吐出スクイズ容器によれば、圧搾面部の頂部に指を押し当てて圧搾する際の押し易さを改善する共に、押し終わりをさらに容易に認識できるようにして、定量性や使用感をより一層向上させることができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る定量吐出スクイズ容器の側面図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係る定量吐出スクイズ容器の容器本体の、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 図2(a)のA−Aに沿った拡大断面図である。 圧搾面部の拡大正面図である。 (a)は図4のB−Bに沿った断面図、(b)は図4のC−Cに沿った断面図、(c)は図4のD−Dに沿った断面図である。 (a)、(b)は、本発明の好ましい第1実施形態に係る定量吐出スクイズ容器において、スクイズ操作時に容器本体をスクイズ変形させる状況を説明する、図2(a)のA−Aに沿った模式断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る定量吐出スクイズ容器の使用状況を説明する略示斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を具体的に説明する。図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係る定量吐出スクイズ容器10は、スクイズ変形可能なプラスチックからなる容器本体11と、容器本体11の口首部11a(図2(a)〜(c)参照)に着脱可能に装着されるキャップ部材12とからなる。スクイズ容器10には、内容液として、例えば衣料用液体洗剤、柔軟剤、漂白剤、食器用洗剤、入浴剤等を収容することができる。スクイズ容器10は、容器本体11の胴部13を把持して傾倒又は倒立させた状態で(図7参照)、把持した胴部13をスクイズ方向X(図1参照)にスクイズ(圧搾)することで容器本体11の胴部13を変形させることにより、例えばキャップ部材12に設けられた吐出ノズル部12aから、内容液を吐出箇所に向けて所定量吐出させることができる。本実施形態のスクイズ容器10は、容器本体11の形状のみを工夫することによって、例えば胴部13の所定の位置を指で圧搾して繰り返しスクイズ操作した際に、容器本体11のスクイズ変形量にバラツキが生じないように規制して、内容液を一定量ずつ吐出させる機能を備える。また、本実施形態のスクイズ容器10は、胴部13を圧搾する際の押し始めから押し終わりに至るまでのクリック感(圧搾面部を押し拡げる力がある変形量まで上昇した後、急激に低下することによって生まれる感触や音)を向上させることで、優れた定量性や使用感が得られるようにする機能を備える。
そして、本実施形態の定量吐出スクイズ容器10は、図1及び図2(a)〜(c)に示すように、プラスチックからなる容器本体11を備え、容器本体11の少なくとも一部をスクイズ変形させて吐出ノズル部12aの吐出口から内容液を所定量吐出させる、スクイズ操作部14を有するスクイズ容器であって、図3及び図4にも示すように、スクイズ操作部14は、圧搾面部16と、該圧搾面部16と接続部17を介して一体として連続形成される、圧搾支持部18を有し、接続部17は、当該接続部17の肉厚が、当該接続部17に隣接する圧搾面部16及び圧搾支持部17の肉厚よりも、薄くなっている部分を有している。
また、本実施形態では、スクイズ操作部14は、好ましくは、鈍角の交差角度θで交差する2面に沿って配置される一対の斜面部15を含む山形状断面を有する圧搾面部16と、圧搾面部16の山形状断面の裾部19と接続部17を介して一体として連続形成される、圧搾支持部18とからなる横断面形状を有している。ここで、鈍角の交差角度θで交差する2面は、圧搾面部16の頂部20と裾部19を結ぶ接線に沿った面であっても良い。また、一対の斜面部15は、鈍角の交差角度θで交差する2面に沿って、これと重なるように配置される必要は必ずしも無く、交差する2面から僅かに離れた、緩やかな湾曲面や、傾斜面を含むものであっても良い(図3参照)。
スクイズ操作部14は、好ましくは、圧搾面部16の山形状断面の頂部20における所定の位置20aに指を押し当てて圧搾した際に、図6(a)、(b)に示すように、一対の斜面部15が交差角度θを拡げるように変形しながら、両側の山形状断面の裾部19の間隔を圧搾支持部18との接続部17において押し拡げると共に、押し拡げる力が無くなるまで斜面部15が変形した後、圧搾面部16は谷形状に反転しないように規制されて、所定の位置20aに指を押し当てて繰り返し行われるスクイズ操作による容器本体11のスクイズ変形量にバラツキが生じないようになっており、且つ少なくとも山形状断面の頂部20の指が押し当てられる所定の位置20aと同様の、容器本体11の高さ方向の部分において(図1、図2(a)参照)、接続部17の肉厚が、当該接続部17を挟んで配置される圧搾面部16及び圧搾支持部18の肉厚よりも、薄くなっている。
ここで、山形状断面の頂部20の指が押し当てられる所定の位置20aと同様の、容器本体11の高さ方向の部分は、容器本体11における、指が押し当てられる所定の位置20aの部分と同じ高さの部分である。すなわち、山形状断面の頂部20で指が押し当てられる部分と、同じ高さの部分である。
また、本実施形態の定量吐出スクイズ容器10では、図2(a)及び図4に示すように、圧搾面部16は、上辺部段差接続部21や下辺部段差接続部22を介在させて圧搾面部16の上方領域13aや下方領域13bの胴部13と区画されており、これらの上辺部段差接続部21や下辺部段差接続部22の肉厚が、これらを挟んで配置される圧搾面部16及び上方領域13aや下方領域13bの胴部13の肉厚よりも、薄くなっている。
さらに、本実施形態の定量吐出スクイズ容器10では、図1及び図7に示すように、容器本体11の口首部11aに着脱可能に装着されるキャップ部材12が、ヒンジ付きキャップとなっており、このヒンジ付きキャップ12は、ヒンジ部12bを、圧搾面部16が配置された容器本体11の正面側とは反対の、背面側に配置して、容器本体11取り付けられている(図1、図7参照)。すなわち、ヒンジ付きキャップ12は、ヒンジ部12bを圧搾面部16とは反対側に配置して、容器本体11に取り付けられている。
本実施形態では、容器本体11は、図2(a)〜(c)に示すように、例えばポリエチレンテレフタレ−ト、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、塩化ビニル等の、スクイズ変形可能なプラスチック容器を形成するのに適した公知の各種の合成樹脂を用いて、例えばブロー成形することにより、底部11bと、胴部13と、肩部11cと、口首部11aとを備える中空のボトル形状に形成される。また、容器本体11は、上端部分の肩部11c及び口首部11aと、下端部分の底部11bとが、胴部13よりも厚肉に形成される。さらに、容器本体11は、肩部11cが円形の平面形状を備えるように形成されると共に、底部11bは、4辺が外側に向けて弧状に湾曲する略正方形の平面形状を備えるように形成される。これらによって、容器本体11は、胴部13の上端部分や下端部分の、円形や略正方形の断面形状を、強固に且つ安定した状態で保持できるようになっている。
本実施形態では、肩部11cと底部11bとの間に挟まれる胴部13は、上端部分の円形の断面形状から、下端部分の略正方形の断面形状に向けて、断面形状を高さ方向(上下方向)に滑らかに変化させた、縦長の筒形状を備えている。また胴部13は、スクイズ操作部14が設けられた部分の高さ方向の領域において、その断面積が僅かに絞られるように、高さ方向の側面形状が、内側に僅かに湾曲する緩やかな曲面となるように形成されている。本実施形態では、スクイズ操作部14は、圧搾面部16を容器本体11の正面部に配置して、胴部13の上下方向の略中央部よりも上部側の領域に設けられている。
スクイズ操作部14は、上述のように、一対の斜面部15を含む山形状断面を有する圧搾面部16と、圧搾面部16の山形状断面の裾部19と連続して形成される、圧搾支持部18とからなる横断面形状を有している。圧搾面部16は、容器本体11の正面部における、胴部13の上下方向の略中央部よりも、上部側の領域に配置されている。圧搾支持部18は、容器本体11の胴部13の正面部における、圧搾面部16が配置された高さ方向の領域において、圧搾面部16の両側の側辺部16aと、接続部17を介して接続していると共に、圧搾面部16が設けられた高さ方向の領域の胴部13の、両側の側面部及び背面部を形成している。これによって、圧搾支持部18は、全体として略U字の断面形状を有している。
圧搾面部16は、図4にも拡大して示すように、両側の側辺部16aと、上辺部段差接続部21と、下辺部段差接続部22とによって4方を胴部13の他の領域から区画した、パネル形状の領域となっている。圧搾面部16の両側の側辺部16aは、圧搾支持部18との接続部17となっている。本実施形態では、両側の側辺部16aは、上辺部段差接続部21の両端部から、下方に向けて間隔を滑らかに狭めた後に、圧搾面部16の高さ方向の中間部分に向けて間隔を滑らかに広げ、さらに下方に向けて間隔を滑らか狭めた後に、下端部分において間隔を滑らか広げて下辺部段差接続部22の両端部に接続させた、圧搾面部16の頂部20の中心線を対称軸とする、対称な曲線状の凹凸形状を備えている。本実施形態では、両側の側辺部16aの間隔が最も広がった部分は、圧搾面部16の高さ方向の中央部よりも、やや下方にずれた位置に配置されている。本実施形態では、両側の側辺部16aの間隔が最も広がった部分の高さ領域と、同様の高さ領域における位置を、圧搾時に指を押し当てるべき所定の位置20aとして、圧搾面部16の山形状断面の頂部20に、当該所定の位置20aを明示するマーキング23が施されている。
また、本実施形態では、山形状断面を有する圧搾面部16の斜面部15の裾部19は、両側の側辺部16aの間隔が最も広がった部分において、扇形湾曲斜面部19aを介して側辺部16aと接続している。これによって、裾部19は、両側の側辺部16aの間隔が最も広がった部分の最大間幅隔部において、殆ど段差の無い接続部17aを介して圧搾支持部18と接続している。また、圧搾面部16の斜面部15の裾部19は、この殆ど段差の無い接続部17aを介して圧搾支持部18と接続する部分を除いて、図5(a)、(b)に示すように、圧搾支持部18との間に段差部を形成する段差接続部17bを介して、圧搾支持部18と接続している。本実施形態では、これらの殆ど段差の無い接続部17aや、段差部を形成する段差接続部17bは、いずれも、これらの肉厚が、当該接続部17a,17bを挟んで配置される圧搾面部16の斜面部15の裾部19及び圧搾支持部18の肉厚よりも、薄くなっている。ここで、圧搾面部16の斜面部15の裾部19及び圧搾支持部18の肉厚は、容器本体11が例えばポリプロピレンを用いて形成されている場合に、0.7〜1.4mmとなっていることが好ましい。また、これらの肉厚よりも薄くなっている、殆ど段差の無い接続部17aや段差部を形成する段差接続部17bの肉厚は、0.6〜0.9mmとなっていることが好ましい。
本実施形態では、図4及び図5(c)に示すように、上辺部段差接続部21は、圧搾面部16とこれの上方領域13aの胴部13との間に介在して設けられて、圧搾面部16を上方領域13aから区画する部分であって、上方に向けて凸となった円弧状の正面形状を備えている。また下辺部段差接続部22は、圧搾面部16とこれの下方領域13bの胴部13との間に介在して設けられて、圧搾面部16を下方領域13bから区画する部分であって、横方向に直線状に延設する正面形状を備えている。上辺部段差接続部21や下辺部段差接続部22は、これらの肉厚が、いずれも、これらを挟んで配置される圧搾面部16及び胴部13の上方領域13aや下方領域13bの肉厚よりも、薄くなっている。ここで、圧搾面部16及び胴部13の上方領域13aや下方領域13bの肉厚は、容器本体11が例えばポリプロピレンを用いて形成されている場合に、0.7〜1.4mmとなっていることが好ましい。また、これらの肉厚よりも薄くなっている、上辺部段差接続部21や下辺部段差接続部22の肉厚は、0.6〜0.9mmとなっていることが好ましい。
本実施形態では、圧搾面部16の頂部20は、相当の巾を有する平坦な頂面となっており、その中心線を両側の側辺部16aの間の中央部に配置して、上辺部段差接続部21の中央部分から下辺部段差接続部22の中央部分に至るまで、縦方向に延設して設けられている。頂部20の両側の側縁部から両側の側辺部16aに向けて、斜面部15が、緩い勾配で傾斜して各々設けられている。また圧搾面部16の頂部20には、圧搾時に指を押し当てるべき所定の位置20aを明示するマーキング23が、圧搾面部16の高さ方向の中央部よりも、やや下方にずれた位置に配置されて設けられている。これによって、マーキング23と、上辺部段差接続部21との間の間隔が、マーキング23と下辺部段差接続部22との間の間隔よりも、大きくなっており、マーキング23と、上辺部段差接続部21との間の間隔と、マーキング23と下辺部段差接続部22との間の間隔が異なっている。さらに、本実施形態では、頂部20は、胴部13を側面部側から見た縦断面形状が、極めて緩やかな曲率で外側に凸となるように湾曲する、曲面形状となるように形成されていることが好ましい。
マーキング23と、上辺部段差接続部21との間の間隔と、マーキング23と下辺部段差接続部22との間の間隔が異なっていることにより、長い側がよりたわみやすなり、圧搾面部16の変形の起点となることによって、クリック感を維持したまま押し拡げる力を低減することが可能になる。また、胴部13を側面部側から見た頂部20の縦断面形状が外側に凸となるように緩やかに湾曲する曲面形状となっていることにより、湾曲部に近い部分で座屈しやすくなり、クリック感を向上させることが可能になる。
スクイズ操作部14の圧搾支持部18は、図1に示すように、圧搾面部21の頂部20の所定の位置20aに指を押し当ててスクイズX方向に容器本体11を圧搾する際に、圧搾面部16に加えられる圧搾力を支持する部分であって、相当の保形剛性を備えている。圧搾支持部18は、本実施形態では、図3に示すように、略U字の断面形状を有している。圧搾支持部18は、保形剛性の大きなその略U字の断面形状によって、例えば胴部13を把持した手の平や指に、圧搾支持部18を過度に変形させることなく、圧搾時の反力を効率良く支持させることができるようになっている。また、本実施形態では、略U字の断面形状を有する圧搾支持部18の両側の側面部に、図2(a)〜(c)に示すように、これの保形剛性を向上させる剛性補強リブ24が、横方向に延設して2段に配置されて設けられている。これらの剛性補強リブ24によって、圧搾面部16に圧搾力を負荷した際の反力を、さらに効率良く圧搾支持部18に支持させることが可能になる。
容器本体11の口首部11aに着脱可能に装着されるキャップ部材12は、本実施形態では、図1に示すように、ヒンジ付きキャップとなっている。ヒンジ付きキャップ12は、容器本体11の口首部11aに螺着される装着スカート部12cを備えるキャップ本体12dと、キャップ本体12dの天面板12eの周縁部分にヒンジ部12bを介して回転可能に設けられた、ヒンジ蓋12fとを含んで構成されている。天面板12eの中央部分から上方に突出して、吐出ノズル部12aが設けられている。ヒンジ蓋12fの裏面中央部分から突出して、閉塞突起12gが設けられている。ヒンジ蓋12fを回転させて、吐出ノズル部12aの吐出口に閉塞突起12gを嵌め込むことで、吐出ノズル部12aを、開閉可能に閉塞することができる。
また、本実施形態では、ヒンジ付きキャップ12は、ヒンジ部12bを圧搾面部16とは反対側に配置して、容器本体11に取り付けられている。これによって、後述するように、圧搾面部16を圧搾して、吐出ノズル部12aの吐出口から所定量の内容液を吐出させる際に、開放させたヒンジ蓋12fが邪魔になること無く、傾倒又は倒立させた容器本体11から、内容液を吐出箇所に向けてスムーズに吐出させることが可能になる(図7参照)。
上述の構成を有する本実施形態の定量吐出スクイズ容器10によれば、容器本体11をスクイズ変形させて内容液を定量吐出させるには、図7に示すように、容器本体11の胴部13を把持して容器10を傾倒又は倒立させた後に、吐出ノズル部12aを吐出箇所に向けた状態で、例えば親指を、圧搾面部16の頂部20のマーキング23が施された所定の位置20aに押し付けて、圧搾面部16の頂部20に圧搾力を負荷する。これによって、図6(a)、(b)に示すように、圧搾支持部18に圧搾力を支持させつつ、頂部20がスクイズ方向Xに押し込まれると共に、一対の斜面部15が、これらの交差角度θを拡げるように変形しながら、山形状断面の一対の裾部19の間の間隔を押し拡げていく。これに伴って、圧搾面部16の山形状断面が平坦になるように押し潰されて、容器本体11の容量が減少するので、この圧搾面部16の部分の容量の減少によって、内容液を吐出させることが可能になる。
また、図6(b)に示すように、圧搾面部16の山形状断面がほぼ平坦に伸びきった状態になると、一対の斜面部15は、これ以上裾部19の間の間隔を押し拡げることができなくなって、谷形状への反転が規制されると共に変形が停止する。このような圧搾面部21の部分の変形によって、所定量の内容液として、例えば3ml程度の内溶液を、バラツキを生じさせることなく、容易に定量吐出させることが可能になる。
したがって、本実施形態の定量吐出スクイズ容器10によれば、容器本体11の形状のみを工夫することによって、繰り返しスクイズ操作した際の容器本体11のスクイズ変形量にバラツキが生じないように規制して、内容液を一定量ずつ吐出させることが可能になる。
そして、本実施形態の定量吐出スクイズ容器10によれば、圧搾面部16の頂部20に指を押し当てて圧搾する際の押し易さを改善する共に、押し終わりをさらに容易に認識できるようにして、定量性や使用感をより一層向上させることが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、圧搾面部16における、好ましくは少なくとも山形状断面の頂部20のマーキング23が施された所定の位置20aの高さと同様の、容器本体11の高さ方向の部分において、接続部17a,17bの肉厚が、当該接続部17a,17bを挟んで配置される圧搾面部16及び圧搾支持部18の肉厚よりも、薄くなっている。すなわち、圧搾面部16と圧搾支持部18との接続部17は、肉厚が、当該接続部17に隣接する圧搾面部16及び圧搾支持部18の肉厚よりも、薄くなっている部分17a,17bを有している。これによって、好ましくは、肉厚が薄くなった少なくとも頂部20のマーキング23が施された所定の位置20aと同様の高さ方向の部分に配置された、接続部17a,17bにおいて、圧搾面部16が柔軟に動きやすくなるので、圧搾面部16を押圧して胴部13を圧搾する際の、押し始めから押し終わりに至るまでのクリック感を向上させることが可能になって、圧搾面部16を押し易く、且つ押し終わりが解り易くなることにより、内容液を所定量吐出させる際の定量性や使用感を、より一層向上させることが可能になる。
また、本実施形態によれば、圧搾面部16は、上辺部段差接続部21や下辺部段差接続部22を介在させてこれの上方領域13aや下方領域13bの胴部13と区画されており、これらの上辺部段差接続部21や下辺部段差接続部22の肉厚が、これらを挟んで配置される圧搾面部16及び上方領域13aや下方領域13bの肉厚よりも、薄くなっているので、圧搾面部16が変形する際に上辺部段差接続部21や下辺部段差接続部22が変形しやすくなって、圧搾面部16が押し拡がりやすくなるため、クリック感を向上させると共に、押し拡げる力を軽減することが可能になる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、搾面部の山形状断面の裾部と圧搾支持部との接続部は、その全長に亘って肉厚が薄くなっていても良い。頂部の指が押し当てられる所定の位置と同様の高さ方向の部分、及びこれの近傍部分においてのみ、接続部の肉厚が薄くなっていても良い。また、圧搾面部は、上辺部段差接続部や下辺部段差接続部を介在させて、これの上方領域や下方領域の胴部と区画されている必要は必ずしもない。圧搾面部の山形状断面の頂部は、相当の巾を有する平坦な頂面とする必要は必ずしもなく、頂部を滑らかな湾曲面となるように面取したスクイズ稜線部等とすることもできる。また、圧搾する際に指を押し当てる所定の位置を明示するマーキングは、凹形状にしたり、金型表面の粗さを部分的に変えて容器表面を粗くしたり、ラベル印刷等によりスクイズ操作を指で行う位置を明示すること等によって設けることもできる。スクイズ操作部は、鈍角の交差角度で交差する2面に沿って配置される一対の斜面部を含む山形状断面を有する圧搾面部と、該圧搾面部の山形状断面の裾部と接続部を介して一体として連続形成される、圧搾支持部とからなる横断面形状を有している必要は必ずしも無い。
10 定量吐出スクイズ容器
11 容器本体
11a 口首部
12 キャップ部材(ヒンジ付きキャップ)
12a 吐出ノズル部
12b ヒンジ部
13 胴部
13a 上方領域
13b 下方領域
14 スクイズ操作部
15 斜面部
16 圧搾面部
17 接続部
17a 殆ど段差の無い接続部
17b 段差接続部
18 圧搾支持部
19 山形状断面の裾部
20 山形状断面の頂部
20a 所定の位置
21 上辺部段差接続部
22 下辺部段差接続部
23 マーキング
24 剛性補強リブ
X スクイズ方向
θ 交差角度

Claims (7)

  1. プラスチックからなる容器本体を備え、該容器本体の少なくとも一部分をスクイズ変形させて吐出口から内容液を所定量吐出させる、スクイズ操作部を有する定量吐出スクイズ容器であって、
    前記スクイズ操作部は、圧搾面部と、該圧搾面部と接続部を介して一体として連続形成される、圧搾支持部を有し、前記接続部は、当該接続部の肉厚が、当該接続部に隣接する前記圧搾面部及び前記圧搾支持部の肉厚よりも、薄くなっている部分を有している定量吐出スクイズ容器。
  2. 前記接続部が、前記圧搾面部と前記圧搾支持部との間に段差部を形成した段差接続部となっている請求項1記載の定量吐出スクイズ容器。
  3. 前記圧搾面部は、上辺部段差接続部又は下辺部段差接続部を介在させて当該圧搾面部の上方領域又は下方領域と区画されており、これらの上辺部段差接続部又は下辺部段差接続部の肉厚が、これらを挟んで配置される前記圧搾面部及び前記上方領域又は前記下方領域の肉厚よりも、薄くなっている請求項1又は2記載の定量吐出スクイズ容器。
  4. 前記スクイズ操作部は、鈍角の交差角度で交差する2面に沿って配置される一対の斜面部を含む山形状断面を有する圧搾面部と、該圧搾面部の山形状断面の裾部と接続部を介して一体として連続形成される、圧搾支持部とからなる横断面形状を有しており、
    前記スクイズ操作部は、前記圧搾面部の山形状断面の頂部における所定の位置に指を押し当てて圧搾した際に、前記一対の斜面部が前記交差角度を拡げるように変形しながら、両側の山形状断面の裾部の間隔を前記圧搾支持部との前記接続部において押し拡げると共に、押し拡げる力が無くなるまで前記斜面部が変形した後、前記圧搾面部は谷形状に反転しないように規制されて、前記所定の位置に指を押し当てて繰り返し行われるスクイズ操作による前記容器本体のスクイズ変形量にバラツキが生じないようになっており、
    且つ少なくとも前記山形状断面の頂部の指が押し当てられる所定の位置と同様の、前記容器本体の高さ方向の部分において、前記接続部の肉厚が、当該接続部を挟んで配置される前記圧搾面部及び前記圧搾支持部の肉厚よりも、薄くなっている請求項1〜3のいずれか1項記載の定量吐出スクイズ容器。
  5. 前記圧搾面部の山形状断面の頂部に、圧搾する際に指を押し当てる前記所定の位置を明示するマーキングが施されている請求項1〜4のいずれか1項記載の定量吐出スクイズ容器。
  6. 前記圧搾面部の山形状断面の頂部に施された前記マーキングと、前記上辺部段差接続部との間の間隔と、前記マーキングと前記下辺部段差接続部との間の間隔が異なっている請求項5記載の定量吐出スクイズ容器。
  7. 前記容器本体の口首部に、ヒンジ付きキャップが装着されており、該ヒンジ付きキャップは、ヒンジ部を前記圧搾面部とは反対側に配置して、前記容器本体に取り付けられている請求項1〜6のいずれか1項記載の定量吐出スクイズ容器。
JP2014191296A 2014-09-19 2014-09-19 定量吐出スクイズ容器 Pending JP2016060526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191296A JP2016060526A (ja) 2014-09-19 2014-09-19 定量吐出スクイズ容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191296A JP2016060526A (ja) 2014-09-19 2014-09-19 定量吐出スクイズ容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016060526A true JP2016060526A (ja) 2016-04-25

Family

ID=55797004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191296A Pending JP2016060526A (ja) 2014-09-19 2014-09-19 定量吐出スクイズ容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016060526A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019065620A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 花王株式会社 定量吐出スクイズ容器
JP2019055788A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 株式会社吉野工業所 スクイズボトル
JP2019064741A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 花王株式会社 定量吐出スクイズ容器
JP2019209990A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社吉野工業所 スクイズボトル

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512489U (ja) * 1978-07-11 1980-01-26
JPH10167247A (ja) * 1996-12-13 1998-06-23 Kao Corp スクイズボトル
JP2005075357A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Toppan Printing Co Ltd スプレー容器
JP2011121604A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Kao Corp 定量吐出スクイズ容器
JP2012062061A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Kao Corp 定量吐出スクイズ容器
JP2012062062A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Kao Corp 定量吐出スクイズ容器
JP2013136401A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Kao Corp ラベル付き容器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512489U (ja) * 1978-07-11 1980-01-26
JPH10167247A (ja) * 1996-12-13 1998-06-23 Kao Corp スクイズボトル
JP2005075357A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Toppan Printing Co Ltd スプレー容器
JP2011121604A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Kao Corp 定量吐出スクイズ容器
JP2012062061A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Kao Corp 定量吐出スクイズ容器
JP2012062062A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Kao Corp 定量吐出スクイズ容器
JP2013136401A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Kao Corp ラベル付き容器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019055788A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 株式会社吉野工業所 スクイズボトル
WO2019065620A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 花王株式会社 定量吐出スクイズ容器
JP2019064741A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 花王株式会社 定量吐出スクイズ容器
CN111051214A (zh) * 2017-09-29 2020-04-21 花王株式会社 定量喷出挤压容器
JP7161898B2 (ja) 2017-09-29 2022-10-27 花王株式会社 定量吐出スクイズ容器
JP2019209990A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社吉野工業所 スクイズボトル
JP7154042B2 (ja) 2018-05-31 2022-10-17 株式会社吉野工業所 スクイズボトル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5367550B2 (ja) 定量吐出スクイズ容器
US8833612B2 (en) Fixed quantity discharge squeeze container
JP6356554B2 (ja) 定量吐出スクイズ容器
JP2016060526A (ja) 定量吐出スクイズ容器
JP5624838B2 (ja) 定量吐出スクイズ容器
JP5501173B2 (ja) 定量吐出スクイズ容器
JP3603108B2 (ja) 液体注出容器
JP3603110B2 (ja) 液体注出容器
JP2022101778A (ja) 定量吐出スクイズ容器
JP2015143133A (ja) 2重スクイズ容器
JP2001151283A (ja) 定量吐出容器
JP7161898B2 (ja) 定量吐出スクイズ容器
TWI835748B (zh) 定量噴出擠壓容器
JP6512819B2 (ja) スクイズ容器
WO2019065620A1 (ja) 定量吐出スクイズ容器
JPH1024952A (ja) 液体注出容器
JP6427413B2 (ja) 2重容器用内袋
JP2020045143A (ja) 容器
JP2010126167A (ja) 液体注出容器

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160204

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170614

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180619