JP2016057232A - ゴム製品の解析方法及びゴム製品を解析するためのコンピュータプログラム - Google Patents

ゴム製品の解析方法及びゴム製品を解析するためのコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】精度の良いゴム製品の解析方法等を提供する。【解決手段】コード8の配列体9と、それを被覆するトッピングゴム10とからなる複合体7A、7Bを有するゴム製品を、コンピュータを用いて解析するための方法である。コンピュータに、ゴム製品の少なくとも一部を、有限個の要素でモデル化してゴム製品モデルを定義する定義ステップと、コンピュータが、ゴム製品モデルの変形計算を行う計算ステップとを含む。定義ステップは、複合体7A、7Bを要素でモデル化した複合体モデル14を定義するステップを含む。複合体モデル14は、コード8の配列体9をモデル化した第1モデル12と、トッピングゴム10をモデル化した第2モデル13との積層体を含む。第2モデル13には、コード8とトッピングゴム10との界面の凹凸の影響を考慮したせん断剛性が定義される。【選択図】図4

Description

本発明は、ゴム製品の解析方法及びゴム製品を解析するためのコンピュータプログラムに関する。
近年、例えば、下記特許文献1に記載されるように、空気入りタイヤに代表される各種のゴム製品を、コンピュータを用いて数値解析するための方法が種々提案されている。空気入りタイヤの数値解析では、先ず、タイヤを有限個の要素で離散化してタイヤモデルを定義し、次に、このタイヤモデルを用いて変形計算等がなされる。このような解析手法において、空気入りタイヤの解析精度を高めるために、実際の製品により近似したタイヤモデルを定義することが重要である。
一方、空気入りタイヤの内部には、プライが用いられている。プライは、コードの配列体と、それを被覆するトッピングゴムとからなる複合体である。特許文献1では、プライがプライモデルとして定義され、タイヤモデルの中に組み入れられている。
特許文献1のプライモデルでは、コードの配列体は、四辺形の膜要素でモデル化されており、トッピングゴムは、六面体のソリッド要素でモデル化されている。そして、膜要素には、コードの長手方向の弾性率が大きくなるような異方性が定義されている。前記弾性率は、コードの引張弾性率等に基づいて決定されている。一方、ソリッド要素には、通常、トッピングゴム単体の弾性率に基づいて、変形の方向に依存しない均質なせん断剛性が定義されていた。
特開平11−153520号公報
しかしながら、種々の実験を通じて、発明者らは、トッピングゴムの物性値が同じであっても、コードの構成(例えば、コードを構成しているフィラメントの撚り構成等)が異なると、プライのトッピングゴムのせん断剛性も変わることを知見した。この理由は、コードの撚り構成が変わると、コードとトッピングゴムとの界面の凹凸形状も変わり、この界面がトッピングゴムのせん断剛性に影響を与えていると考えられている。
従って、プライを含むゴム製品の解析精度をさらに高めるためには、コードとトッピングゴムとの界面の影響を考慮したモデル化が必要である。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、プライを含むゴム製品の解析精度をさらに向上することができる方法等を提供することを主たる目的としている。
本発明の一つの態様は、複数本のフィラメントが撚り合わされたコードの配列体と、前記コードの配列体を被覆するトッピングゴムとからなる複合体を有するゴム製品を、コンピュータを用いて解析するための方法であって、前記コンピュータに、前記ゴム製品の少なくとも一部を、有限個の要素でモデル化してゴム製品モデルを定義する定義ステップと、前記コンピュータが、予め定められ条件に基づいて、前記ゴム製品モデルの変形計算を行う計算ステップとを含み、前記定義ステップは、前記複合体を有限個の要素でモデル化した複合体モデルを定義するステップを含み、前記複合体モデルは、前記コードの配列体をモデル化した第1モデルと、前記トッピングゴムをモデル化した第2モデルとの積層体を含み、前記第2モデルには、前記コードと前記トッピングゴムとの界面の凹凸の影響を考慮したせん断剛性が定義されていることを特徴とする。
本発明の他の態様では、前記定義ステップは、前記第1モデルを、前記コードの長手方向に沿った強度異方性を有する膜要素を用いて定義するとともに、前記第2モデルを、ソリッド要素を用いて定義する。
本発明の他の態様では、前記せん断剛性を、前記複合体を用いた実験によって予め取得するステップをさらに含むことができる。
本発明の他の態様では、前記せん断剛性を、前記複合体を用いた計算によって予め取得するステップをさらに含むことができる。
本発明の他の態様では、前記せん断剛性は、前記コードの長手方向に沿った方向の第1せん断剛性であることが望ましい。
本発明の他の態様では、前記せん断剛性は、前記コードの長手方向と直交する方向の第2せん断剛性を含み、前記第2せん断剛性は、前記第1せん断剛性よりも小さいことが望ましい。
本発明の他の態様は、複数本のフィラメントが撚り合わされたコードの配列体と、前記コードの配列体を被覆するトッピングゴムとからなる複合体を有するゴム製品を、コンピュータを用いて解析するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、前記ゴム製品の少なくとも一部を、有限個の要素でモデル化してゴム製品モデルを定義する定義手段と、予め定められ条件に基づいて、前記ゴム製品モデルの変形計算を行う計算手段として機能させるとともに、前記定義手段は、前記複合体を有限個の要素でモデル化した複合体モデルを定義し、前記複合体モデルは、前記コードの配列体をモデル化した第1モデルと、前記トッピングゴムをモデル化した第2モデルとの積層体を含み、前記第2モデルには、前記コードと前記トッピングゴムとの界面の凹凸の影響を考慮したせん断剛性が定義されていることを特徴とする。
本発明の一つの態様は、複数本のフィラメントが撚り合わされたコードの配列体と、前記コードの配列体を被覆するトッピングゴムとからなる複合体を有するゴム製品を、コンピュータを用いて解析するための方法である。この方法では、複合体を有限個の要素でモデル化した複合体モデルがコンピュータに定義される。
複合体モデルは、コードの配列体をモデル化した第1モデルと、トッピングゴムをモデル化した第2モデルとの積層体を含んでいる。そして、第2モデルには、コードとトッピングとの界面の凹凸の影響を考慮したせん断剛性が定義されている。
発明者らは、プライを用いた種々の実験を通して、トッピングゴムの物性値が同じであっても、コードの構成(例えば、コードの撚り構成等)が異なると、コードを引っ張ったときのトッピングゴムのせん断剛性が異なることを見出した。その原因の一つは、後に詳細に説明されるが、コードとゴムとの界面の凹凸形状と考えられている。
本発明では、トッピングゴムをモデル化した第2モデルに、コードとトッピングとの界面の凹凸の影響を考慮したせん断剛性が定義されているので、プライモデルをより実際のプライに近づけてモデル化でき、ひいては、ゴム製品の解析精度を高めることができる。
本発明の別の態様は、複数本のフィラメントが撚り合わされたコードの配列体と、前記コードの配列体を被覆するトッピングゴムとからなる複合体を有するゴム製品を、コンピュータを用いて解析するための方法に用いられるコンピュータプログラムである。
前記コンピュータプログラムは、コンピュータを、ゴム製品の少なくとも一部を、有限個の要素でモデル化してゴム製品モデルを定義する定義手段と、予め定められ条件に基づいて、前記ゴム製品モデルの変形計算を行う計算手段として機能させる。そして、前記定義手段が定義する第2モデルには、前記コードと前記トッピングとの界面の凹凸の影響を考慮したせん断剛性が定義されている。
従って、上記コンピュータプログラムを用いてコンピュータを作動させることにより、プライモデルをより実際のプライに近づけてモデル化でき、ひいては、ゴム製品の解析精度を高めることができる。
本実施形態の方法を実行するためのコンピュータの斜視図である。 本実施形態の方法の処理手順を示すフローチャートである。 ゴム製品の一例である空気入りタイヤの断面図である。 (A)はベルトプライの部分斜視図、(B)はそれに基づいて定義された複合体モデルの斜視図である。 定義ステップの処理手順の一例を示すフローチャートである。 (A)は、撚り構造1×4のベルトコードを有するベルト層の部分断面図、(B)は、撚り構造2/7のベルトコードを有するベルト層の部分概念図である。 複合体とサンプル片を示す斜視図である。 引張試験で使用される試験機の斜視図である。 (A)は、引っ張られたサンプル片の平面方向に沿った断面図、(B)は、(A)のB−B断面図である。 サンプル片のトッピングゴムのせん断応力τとせん断歪γとの関係を示すグラフである。 空気入りタイヤモデルの断面図である。 空気入りタイヤモデルを路面モデル上で走行させる転動シミュレーションの斜視図である。 2種類のベルトコードを用いたベルトプライA及びBのトッピングゴムのせん断応力・歪曲線である。 (A)は、トッピングゴムのせん断剛性を求めるための解析モデルの斜視図、(B)はその側面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本実施形態では、ゴム製品を、コンピュータを用いて解析するための方法が説明される。対象となるゴム製品は、複数本のフィラメント(素線)が撚り合わされたコードの配列体と、コードの配列体を被覆するトッピングゴムとからなる複合体を有する。このようなゴム製品の代表例としては、空気入りタイヤが挙げられる。以下の説明では、「ゴム製品」として、「空気入りタイヤ」が適用された例が示されている。ただし、本発明は、空気入りタイヤ以外の他の製品についても同様に適用され得るのは言うまでもない。
上記解析には、例えば有限要素法、有限体積法、差分法又は境界要素法といった各種の数値解析法が含まれる。空気入りタイヤの典型的な解析手順としては、例えば、先ず、空気入りタイヤを模したタイヤモデルがコンピュータ上に定義され、このタイヤモデルに内圧条件を与えて変形計算が行われる。その後、タイヤモデルを路面モデル上で走行させる転動シミュレーション等が行われる。転動シミュレーション中のタイヤモデルからは、各種の物理量が取得される。これらの物理量を評価することにより、タイヤモデル、ひいては解析対象となる空気入りタイヤの性能が評価される。
図1には、本実施形態の方法が実行されるコンピュータ1が示されている。コンピュータ1は、本体1a、キーボード1b、マウス1c及び表示装置1dを含んでいる。本体1aには、演算処理装置(CPU)、ROM、作業用メモリー、磁気ディスクなどの記憶装置及びディスクドライブ装置1a1、1a2などが設けられている。記憶装置には、本実施形態の方法を実行するための処理手順であるコンピュータプログラムが予め記憶されている。表示装置1dは、シミュレーション結果を視覚化して表示することができる。
図2には、本実施形態の方法の処理手順の一例が示されている。本実施形態では、先ず、コンピュータ1に、空気入りタイヤの少なくとも一部を、有限個の要素でモデル化して空気入りタイヤモデル(ゴム製品モデル)が定義される(定義ステップS1)。本実施形態では、空気入りタイヤの全部が、モデル化される。
図3には、解析対象となる空気入りタイヤ2の断面図が示されている。図3に示されるように、空気入りタイヤ2は、トレッド部2a、両側のサイドウォール部2b、及び、両側のビード部2cを有し、内部に複合体が配されている。複合体として、カーカス6及びベルト層7が少なくとも含まれている。
ベルト層7は、カーカス6の外側かつトレッド部2aの内部に配されており、例えば、タイヤ半径方向で重ねられた2枚のベルトプライ7A、7Bから構成されている。図4(A)に示されるように、各ベルトプライ7A、7Bは、ベルトコード8…の配列体9と、この配列体9を覆うトッピングゴム10とからなる複合体である。本実施形態では、複合体として、タイヤの走行性能への影響が大きいベルト層7を対象としている。
上記空気入りタイヤ2は、複合体として、さらにカーカス6を含んでいる。カーカス6は、両側のビード部2c、2c間を跨るようにトロイド状にのびている。カーカス6は、例えば、1枚のカーカスプライ6Aで構成されている。図示はされていないが、カーカスプライ6Aも、ベルトプライと同様に、カーカスコードの配列体と、この配列体を覆うトッピングゴムとから構成されている。
定義ステップS1の処理手順の一例が図5に示されている。図5に示されるように、定義ステップS1では、先ず、ベルトコード8の配列体9をモデル化した第1モデルが定義される(S11)。
図4(B)には、第1モデル12が視覚化して示されている。本実施形態において、第1モデル12は、膜要素を用いて定義されている。膜要素は、三角形又は四角形の平面要素である。従って、リング状の各ベルトプライ7A、7Bのそれぞれのベルトコード8の配列体9は、上述の平面要素である複数の膜要素を連ねてリング状に離散化される。
膜要素には、ベルトコード8の配列体9に基づいて、その密度、ベルトコード8の外径に相当する厚さ、及び、弾性率が定義される。膜要素は、弾性率に関して、直交異方性が定義される。即ち、ベルトコード8の配列体9は、ベルトコード8の長手方向には変形しにくく、ベルトコード8の長手方向と直交する方向には変形しやすいという直交異方性を有する。第1モデル12にも、これと同じ特性が定義される。膜要素の直交異方性は、ベルトコード8のタイヤ周方向に対する傾斜角度θに対応して定められる。例えば、膜要素は、第1モデル12に描かれている傾斜角度θの斜線nに沿った方向に弾性変形し難く、斜線nと直交する方向に弾性変形しやすいという性質が定義される。
図5に戻ると、定義ステップS1では、次に、トッピングゴム10をモデル化した第2モデルが定義される(ステップS12)。
図4(B)には、第2モデル13が視覚化して示されている。本実施形態において、第2モデル13は、ソリッド要素を用いて定義されている。ソリッド要素は、体積を持った中実の要素であり、四面体、五面体又は六面体で構成される。本実施形態では、リング状の各ベルトプライ7A、7Bの外側及び内側のトッピングゴム10の層は、厚さが小さい六面体のソリッド要素を用いて、リング状に離散化される。
本実施形態では、第2モデル13のソリッド要素に、コード(ベルトコード8)とトッピングゴム10との間の界面の影響を考慮したせん断剛性が定義される。
先ず、コード(ベルトコード8)とトッピングゴム10との間の界面の影響について説明する。図6(A)は、撚り構造1×4のベルトコード8を有するベルト層7の概念図であり、図6(B)は、撚り構造2/7のベルトコードa2を有するベルト層7の概念図である。図6(A)及び(B)のそれぞれにおいて、左側の図は、図3のベルト層7の部分拡大図であり、右側の図は、そのタイヤ周方向に沿った断面図である。
図6(A)、(B)に誇張して示されるように、ベルトコード8の各表面は、フィラメント8a…の撚りに基づいた凹凸を有する。この凹凸は、フィラメントの撚り構造によって異なる。例えば、撚り構造1×4のベルトコード8は、コードの長さ方向に沿って比較的緩やかなピッチの正弦波状の凹凸を有するのに対して、撚り構造2/7のベルトコード8は、比較的小刻みなピッチの鋸刃形状の凹凸を有している。トッピングゴム10は、ベルトコード8の表面の凹凸の間に入り込んでベルトコード8と接着されている。
ベルトプライ7A、7B間にせん断力Fが発生した場合、トッピングゴム10にせん断変形が生じるが、ベルトコード8の凹凸はその抵抗として作用する。従って、ベルトコード8の凹凸の状態に応じて、ベルトプライ7A、7B間のせん断歪量は変わる。より具体的には、撚り構造2/7のベルトコード8は、撚り構造1×4のベルトコード8よりも、トッピングゴム10のせん断歪量を低減させる(即ち、せん断剛性を増加させる。)。
このように、トッピングゴム10のせん断剛性は、ゴム本来の弾性率だけではなく、ベルトコード8の表面の凹凸、即ち、ベルトコード8とトッピングゴム10との界面の凹凸形状に影響を受ける。従って、複合体をモデル化する場合には、前記界面の状態を考慮して、トッピングゴム10のせん断剛性を定義する必要がある。
本実施形態では、定義ステップS1に先立ち、上述のようなせん断剛性が、実際のプライ(複合体)を用いた実験によって予め取得されている。この実験では、例えば、複合体のサンプル片を準備する工程と、サンプル片を用いた引張試験を行う工程とを含む
図7には、複合体21のサンプル片20が示されている。複合体21は、解析対象の空気入りタイヤ2から取り出されたベルトプライ7A、7Bそのものであっても良いし、ベルトプライ7A、7Bと同じ仕様で、サンプル片20を得るために作られたもののいずれでも良い。いずれにせよ、複合体21は、ベルトコード8の配列体9と、これを被覆するトッピングゴム10とを具えたシート状であり、両者は加硫によって接着されている。
サンプル片20は、複合体21から切り出される。本実施形態のサンプル片20は、例えば、矩形状のトッピングゴム10と、このトッピングゴム10に埋設されている3本のベルトコード8とで構成されている。特に限定はされないが、トッピングゴム10の厚さTは約1.2mm、ベルトコード8に沿った長さLが約5.0mmに設定されている。
ベルトコード8は、中央の第1コード8Aと、その両側の第2コード8Bとを含んでいる。第1コード8Aは、トッピングゴム10の第1の側面側に、第2コード8B、8Bは、トッピングゴム10の第2の側面側に、それぞれトッピングゴム10からより長くはみ出したチャック用の露出部分23を具えている。
次に、サンプル片20を用いた引張試験が行われる。図8には、引張試験で使用される試験機30の一例が示されている。試験機30は、装置本体33と、第1コード8Aの露出部分23をクランプする第1のクランプ具31と、第2コード8Bの露出部分23をクランプする第2のクランプ具32とを具えている。第1のクランプ具31と第2のクランプ具32とは、互いに離れる向きに相対移動可能に設けられている。
本実施形態では、第2のクランプ具32が装置本体33に固定され、第1のクランプ具31が、装置本体33に対して移動可能な昇降台34に固定されている。昇降台34は、例えば、駆動手段35によって、装置本体33に対して昇降可能に設けられている。
駆動手段35は、例えば、上下にのびるボールネジ軸36と、ボールネジ軸36に沿ってのびるガイド部37とを含む。昇降台34は、ボールネジ軸36に噛み合うボールナット部38と、ガイド部37に噛み合って上下にスライドしうる軸受部39とを含んでいる。電動機Mによって、ボールネジ軸36が回転駆動されることにより、昇降台34は、上方に移動し、サンプル片20にベルトコード8の長さ方向に沿ったせん断変形を生じさせることができる。
試験機30には、引張力を検出するためのロードセル等の荷重センサや、サンプル片20の長さ方向の変位量を測定するための変位センサが設けられている(図示省略)。なお、引張試験を行う試験機には、上記の実施形態のもの以外でも、種々の構造のものが採用され得る。
図9(A)には、試験機30にて引っ張られているサンプル片20の平面方向に沿った断面図、図9(B)には、図9(A)のB−B断面図が示されている。引張試験では、第1コード8Aがその長さ方向の一方側に力2Qで、各第2コード8Bがその長さ方向の他方側にそれぞれ力Qで引っ張られ、第1コード8A及び第2コード8Bの間のトッピングゴム10はせん断変形する。このときのせん断方向の変位量ΔLと引張力Qとから、サンプル片20のトッピングゴム10のせん断歪及びせん断応力が、それぞれ、式(1)及び(2)で求められる。
[せん断歪]
γ=ΔL/W …(1)
γ:せん断歪
ΔL:トッピングゴム10の引張方向の変位量
W:ベルトコード間のプライ幅(図9(B)に示されるように、ベルトコード8、8の外接円間の距離として測定)
ただし、本実施形態の解析方法に適用する場合、便宜上、上記Wとして、「ベルトコード間のプライ幅」に代えて、「ベルトコード8、8の中心間の距離」が用いられても良い。
[せん断応力]
τ=Q/S …(2)
τ:せん断応力
Q:引張力
S:トッピングゴム10の横断面積(トッピングゴム10の厚さT×トッピングゴムの長さLで得られる。)
本実施形態の引張試験では、1本の第1コード8Aと、その両側の2本の第2コード8Bとが互いに逆向きに引っ張られることで、サンプル片20へのモーメントの発生を抑制でき、変位量ΔL及び引張力Qの測定精度が高められる。
なお、図7のサンプル片20は、1枚の複合体21(例えば、1枚のベルトプライ)から切り出されたものが例示されている。このため、上記測定例は、正しくは、1枚の複合体21の中のベルトコード8,8間のせん断歪やせん断応力の値である。しかしながら、これらの値は、タイヤ半径方向で重ねられたベルトプライ7A、7B間において、タイヤ半径方向の厚さWのトッピングゴム20を介して隣接しているベルチコード8,8間のせん断歪やせん断応力の値としても適用できるのは言うまでもない。
図10には、引張力Qを徐々に変化させたときのサンプル片20のトッピングゴム10のせん断応力τとせん断歪γとの関係を示す応力・歪曲線Kが示されている。この応力・歪曲線Kの傾き(τ/γ)は、ベルトコード8とトッピングゴム10との界面の凹凸の影響が考慮されたトッピングゴム10のせん断剛性(せん断弾性率)である。従って、トッピングゴム10をモデル化した第2モデル13には、このような実験の結果から得られたせん断応力とせん断歪との関係であるせん断剛性が定義される。
好ましい態様では、せん断剛性として、せん断歪γが10%〜20%の範囲での応力・歪曲線Kの傾き(τ/γ)が採用され得る。上記範囲は、傾き(τ/γ)が安定する範囲であり、実際のタイヤ走行状態においてベルトプライ7A、7B間に発生しうる歪の範囲とも近似しているからである。ただし、せん断剛性は、上述の応力・歪曲線Kの任意の範囲から選択されても良い。
上記せん断剛性は、少なくとも、第2モデル13のベルトコード8の長さ方向に沿ったせん断剛性である第1せん断剛性として定義される。第2モデル13のベルトコード8と直角方向のせん断剛性である第2せん断剛性については、トッピングゴム10単体の引張試験の結果に基づいて定められても良い。他の方法では、第2モデル13の第2せん断剛性については、その方向にサンプル片20の引張試験の結果に基づいて、定義されても良い。さらに、トッピングゴム10のベルトコード8の長さ方向に対して斜め方向のせん断剛性については、例えば、第1せん断剛性及び第2せん断剛性を用いた補間計算により計算される。
図5に戻ると、定義ステップS1では、次に、第1モデル12と第2モデル13とが積層されて複合体モデル14が設定される(ステップS13)。
図4(B)に示されるように、例えば、第1モデル12の節点P1と、第2モデル13の節点P2とが互いに変位不能に拘束された状態に定義される。典型的には、これらの節点P1、P2が共有される。これにより、ベルトコード8の配列体9を表している第1モデル12と、トッピングゴム10を表している第2モデル13とが、実際のベルトプライ7A、7Bと同様に、界面を介して一体化した複合体モデル14が定義される。
図5に戻ると、定義ステップS1では、空気入りタイヤ2の残りの部分がモデル化される処理が行われる(ステップS14)。空気入りタイヤ2の残りの部分(例えば、ゴム部分)を有限個の要素で離散化し、各種の物性値を定義することは既に公知である。これらは、典型的には、ソリッド要素に基づいてモデル化される。これにより、図11に示されるような空気入りタイヤモデル40が定義される。
定義ステップを終えると、図2に示したように、空気入りタイヤモデル40を用いて変形計算が行われる(変形計算ステップS2)。本実施形態の変形計算ステップS2では、例えば、空気入りタイヤモデル40を用いた転動シミュレーションが行われる。
転動シミュレーションでは、先ず、予め定められた内圧条件下で空気入りタイヤモデル40を膨張させる膨張変形計算が行われる。これにより、コンピュータ上に、空気圧が充填された空気入りタイヤの形状が再現される。次に、図12に示されるように、膨張変形した空気入りタイヤモデル40を路面モデル41上に接触させて走行させる転動計算が行われる。この転動計算の中で、例えば、空気入りタイヤモデル40に発生する前後力、コーナリングフォース、上下力などを計算により取得することができる。
本実施形態の空気入りタイヤモデル40は、実際のベルトプライ7A、7Bのトッピングゴム10をモデル化した第2モデル13に、ベルトコード8とトッピングゴム10との間の界面の影響を考慮したせん断剛性が定義されている。従って、変形計算ステップS2では、より精度の良い計算結果が得られる。特に、第2モデル13としてベルトプライ7A、7Bのトッピングゴム10が対象とされているため、ベルト層7の影響が強く現れる変形計算(例えば、コーナリングフォース計算)について、より高い予測精度を提供することができる。以下にその一例を示す。
先ず、図13には、比較対象として、撚り構成が異なる2種類のベルトコードを用いたベルトプライA及びBのトッピングゴムのせん断応力・歪曲線が示されている。ベルトプライAには1×4のベルトコードが、ベルトプライBには2/7のベルトコードが、それぞれ用いられている。トッピングゴムについては、いずれも同じものである。2/7のベルトコードは、1×4のベルトコードよりも、表面が凹凸しているため、ベルトプライBのトッピングゴムは、ベルトプライAのそれに比べて、せん断剛性が大きいことが確認できる。
上記ベルトプライA及びBを用いた2種類の空気入りタイヤモデルA及びBについて、転動シミュレーションが行われ、各空気入りタイヤモデルA及びBに発生したコーナリングフォースが計算された。転動シミュレーションの各種条件は、次の通りである。
タイヤサイズ:205/55R16
スリップ角:1.0度
スリップ角を変化させるのに要した時間:0.1秒
シミュレーションの結果は、表1に示されている。
Figure 2016057232
表1において、「実測値」と記載されているのは、実際の解析対象の空気入りタイヤのドラム試験で測定されたコーナリングフォースの値である。実施例は、トッピングゴムにベルトコードとトッピングゴムとの界面の凹凸の影響を考慮したせん断剛性が定義された結果である。比較例は、トッピングゴムに、従来同様、トッピングゴム単体のせん断剛性が定義された結果を示している。いずれも、空気入りタイヤモデルAの仕様の場合のコーナリングフォースを100とする指数である。
表1から明らかなように、実施例は、空気入りタイヤモデルBのコーナリングフォースは、空気入りタイヤモデルBのそれよりも1.9%大きな値として計算されている。これは、ベルトコードとトッピングゴムとの界面の影響により、ベルトプライ間のせん断剛性の向上によるものと推察される。このような傾向は、実測値でも同様に見られた。一方、比較例では、空気入りタイヤモデルA及びBの第2モデルが同一のせん断剛性で定義されているため、両者に実質的な差異が再現できていなかった。
上記実施形態では、第2モデル13には、ベルトコード8とトッピングゴム10との間の界面の凹凸の影響を考慮したトッピングゴム10のせん断剛性が、実験によって取得される例を示した。しかしながら、上述のせん断剛性は、実験以外の方法で取得されても良い。好ましい態様では、上記せん断剛性は、シミュレーション(数値解析)によって決定され得る。
図14(A)には、このようなシミュレーションに基づいて、トッピングゴムのせん断剛性を求めるための解析モデル50が示されている。この解析モデル50は、1本のゴム付きベルトコードが、有限個の要素でモデル化されたものである。具体的には、解析モデル50は、1本のベルトコードが有限個の要素でモデル化されたコードモデル51と、ベルトコードを被覆するトッピングゴムがモデル化されたトッピングゴムモデル52とから構成されている。
本実施形態では、コードモデル51及びトッピングゴムモデル52の各々は、三次元のソリッド要素を用いて離散化されている。コードモデル51は、フィラメントの撚りによって生じる表面の三次元の凹凸形状が忠実に再現されてモデル化されている。トッピングゴムモデル52は、コードモデル51の表面の凹凸との接触が考慮されており、この例では、全体として四角柱状にモデル化されている。
図14(A)及び(B)に示されるように、解析モデル50をトッピングゴムの前記せん断剛性を数値解析により求めるために、解析モデル50の一つの側面50aと、この側面50aと平行な他の側面50bに、それぞれ、同じ大きさでかつ互いに反対方向の力Qが定義される。これにより、図14(B)に示されるように、コードモデル51の表面の凹凸との接触が考慮されたトッピングゴムモデル52のせん断変形を計算することができる。そして、第2モデル13に、このトッピングゴムモデル52と同じように変形する剛性を定義することができる。
以上、本発明の実施形態が詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の態様に変形しうるのは言うまでもない。
1 コンピュータ
2 空気入りタイヤ
7 ベルト層
8 ベルトコード
9 ベルトコードの配列体
10 トッピングゴム
12 第1モデル
13 第2モデル
14 複合体モデル
20 サンプル片

Claims (7)

  1. 複数本のフィラメントが撚り合わされたコードの配列体と、前記コードの配列体を被覆するトッピングゴムとからなる複合体を有するゴム製品を、コンピュータを用いて解析するための方法であって、
    前記コンピュータに、前記ゴム製品の少なくとも一部を、有限個の要素でモデル化してゴム製品モデルを定義する定義ステップと、
    前記コンピュータが、予め定められ条件に基づいて、前記ゴム製品モデルの変形計算を行う計算ステップとを含み、
    前記定義ステップは、前記複合体を有限個の要素でモデル化した複合体モデルを定義するステップを含み、
    前記複合体モデルは、前記コードの配列体をモデル化した第1モデルと、前記トッピングゴムをモデル化した第2モデルとの積層体を含み、
    前記第2モデルには、前記コードと前記トッピングゴムとの界面の凹凸の影響を考慮したせん断剛性が定義されていることを特徴とするゴム製品の解析方法。
  2. 前記定義ステップは、前記第1モデルを、前記コードの長手方向に沿った強度異方性を有する膜要素を用いて定義するとともに、前記第2モデルを、ソリッド要素を用いて定義する請求項1に記載のゴム製品の解析方法。
  3. 前記せん断剛性を、前記複合体を用いた実験によって予め取得するステップをさらに含む請求項1又は2記載のゴム製品の解析方法。
  4. 前記せん断剛性を、前記複合体を用いた計算によって予め取得するステップをさらに含む請求項1又は2記載のゴム製品の解析方法。
  5. 前記せん断剛性は、前記コードの長手方向に沿った方向の第1せん断剛性を含む請求項1乃至4のいずれかに記載のゴム製品の解析方法。
  6. 前記せん断剛性は、前記コードの長手方向と直交する方向の第2せん断剛性を含み、
    前記第2せん断剛性は、前記第1せん断剛性よりも小さい請求項5に記載のゴム製品の解析方法。
  7. 複数本のフィラメントが撚り合わされたコードの配列体と、前記コードの配列体を被覆するトッピングゴムとからなる複合体を有するゴム製品を、コンピュータを用いて解析するためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記ゴム製品の少なくとも一部を、有限個の要素でモデル化してゴム製品モデルを定義する定義手段と、
    予め定められ条件に基づいて、前記ゴム製品モデルの変形計算を行う計算手段として機能させるとともに、
    前記定義手段は、前記複合体を有限個の要素でモデル化した複合体モデルを定義し、
    前記複合体モデルは、前記コードの配列体をモデル化した第1モデルと、前記トッピングゴムをモデル化した第2モデルとの積層体を含み、
    前記第2モデルには、前記コードと前記トッピングゴムとの界面の凹凸の影響を考慮したせん断剛性が定義されていることを特徴とするゴム製品を解析するためのコンピュータプログラム。
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