JP2016050313A - 無機赤色リン光体及びそれを含む発光装置 - Google Patents

無機赤色リン光体及びそれを含む発光装置 Download PDF

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Dennis Romanelli Michael
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マリー・アン・ロイゲルス
Anne Leugers Mary
ヨンチ・ティアン
Yongchi Tian
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Abstract

【課題】無機赤色リン光体及び照明用途における、その使用の提供。
【解決手段】リン光体変換発光ダイオード照明装置における、その使用に関する第1のガウス型発光曲線及び第2のガウス型発光曲線に分解可能な発光スペクトルを有する、組成式(1)で例示される無機ルミネセンス化合物を含む、赤色リン光体。M(I)cM(II)aSi5NxCyOz:Eu2+b(1)[M(I)がLi、Na、K、F、Cl、Br、又はIから選択される1価元素;M(II)がMg、Ca、Sr、又はBaの少なくとも1つから選択される2価カチオン;1.7≦a≦2;0<b≦0.3;0≦c≦0;1、5≦x≦8;0≦y≦1.5;0≦z≦5]
【選択図】なし

Description

本発明は、無機赤色リン光体、及び照明用途における、具体的にはリン光体変換発光ダイオード照明装置における、その使用に関する。より具体的には、本発明は、第1のガウス型発光曲線及び第2のガウス型発光曲線に分解可能な発光スペクトルを有する、式(1)によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含み、第1のガウス型発光曲線が、第1のガウス型発光曲線ピークPを有し、第1のガウス型発光曲線ピークPが、ピーク1高さHP1、ピーク1ピーク波長PλP1、及びピーク1面積AP1を有し、第2のガウス型発光曲線ピークが、第2のガウス型発光曲線ピークPを有し、第2のガウス型発光曲線ピークPが、ピーク2高さHP2、ピーク2ピーク波長PλP2、ピーク2半値全幅FWHMP2、及びピーク2面積AP2を有し、PλP1<PλP2であり、ピーク2半値全幅FWHMP2が最小化される、赤色リン光体に関する。
リン光体変換LED(pcLED)は、光源としての青色LEDチップ及び1つ以上のリン光体を利用して白色光を生成する。pcLED技術に基づく装置は、固体照明用途における一般的な使用のための基本的な装置となる態勢が整っている。それにもかかわらず、固体照明市場によって設定される性能仕様を実現させるために、大幅な進歩が必要とされている。
pcLED装置は、青色LEDチップによって生成される発光スペクトルを用いて、組み込まれたリン光体(複数可)を励起することによって、それらの白色光発光を単一LEDから作り出す。青色LEDチップによって生成される発光スペクトルは、組み込まれたリン光体(複数可)を励起し、次いでそれにより、青色LEDチップの発光スペクトルと組み合わされる発光スペクトルを生成して、白色光を生み出す。青色LEDチップ及び組み込まれたリン光体(複数可)の色調整がpcLED装置の効率性及び最適化にとって重大な意味を持つことを認識することは重要である。したがって、向上した色調整性能を有するpcLED装置製品を提供するために、リン光体開発の継続的必要性が存在する。
また、従来のpcLED装置設計で使用されるリン光体は、青色LED光源に近接して位置する。結果として、光生成中、これらのリン光体は、高温に曝される。高電力LEDチップによって呈される接合部の温度は、典型的に100〜150℃の範囲である。このような高温では、リン光体の結晶は、振動的に高度に励起した状態である。このような振動的に高度に励起した状態に置かれるとき、励起エネルギーは、リン光体から所望のルミネセンス発光をもたらすのではなく、むしろ非ルミネセンス緩和による更なる熱の生成をもたらし得る。この熱生成は、固体照明市場のために業界が確立した性能仕様を実現させるための現在のpcLED装置の、不能性の一因となる悪循環をもたらしている状況を悪化させる。したがって、一般的な照明のためのpcLED装置の開発に成功するには、100〜150℃の温度で高度に効率的に動作できるリン光体の特定が必要とされる。
窒化物系リン光体は、pcLED装置で発生する高温でのその優れたルミネセンス性能のため、pcLED装置での使用が提案されている。このような窒化物系リン光体の例としては、金属窒化ケイ素系リン光体が挙げられる。これらのリン光体材料のホスト結晶は、構造の骨格として、主に化学結合Si−N、Al−Nの化学結合、ならびにそのハイブリッド結合からなる。これらの結合は安定しているが、ケイ素と炭素(Si−C)との間の化学結合が、より高い結合エネルギー、ひいてはより高い熱及び化学的安定性を有する。更には、炭素は、多くの金属原子との非常に安定した化学結合を形成する。
カルビド窒化物(Carbidonitride)リン光体は、ホスト結晶中の炭素、ケイ素、ゲルマニウム、窒素、アルミニウム、ボロン、及び他の金属、ならびにルミネセンス付活剤としての1つ以上の金属ドーパントから構成され得る。このクラスのリン光体は、近紫外線(nUV)または青色光を、可視スペクトル範囲の他の光、例えば、青色、緑色、黄色、オレンジ色、及び赤色光等に変換できる色変換器として最近現れた。カルビド窒化物リン光体のホスト結晶は、−N−Si−C−、−N−Si−N−、及び−C−Si−C−ネットワークから構成され、Si−C及びSi−Nのこの強力な共有結合が構造の主要な基礎的要素として機能する。
特定のカルビド窒化物リン光体では、炭素は、特にリン光体が比較的高温(例えば、200℃〜400℃)に曝される場合、リン光体のルミネセンスを消光するのではなく、むしろ向上させることができる。所望の発光スペクトルの波長の範囲である特定のケイ素カルビド窒化物リン光体の反射率は、炭素の量が増加するにつれて、増加する。これらのカルビド窒化物リン光体は、優れた発光の熱安定性及び高い発光効率を呈すると報告されている。
pcLED装置で使用するために設計されたカルビド窒化物系リン光体の1つのファミリーは、Liらに対する米国特許第8,535,566号に開示されている。Liらは、化学量論的ケイ素カルビド窒化物リン光体及びそれを利用する発光装置を説明し、このカルビド窒化物系リン光体のファミリーは、以下のように表される:
SrSi8−[(4x/3)+z]3z/2:A、
[式中、0<x≦5、0≦z≦3、及び((4x/3)+z)<8である]、
M(II)Si8−((4x/3)+z)3z/2:A、
[式中、0<x≦5、0≦z≦3、及び((4x/3)+z)<8である]、
M(II)2−wM(I)2wSi8−((4x/3)+z)3z/2:A、
[式中、0<x≦5、0≦w≦0.6、0≦z≦3、及び((4x/3)+z)<8である]、
M(II)2−wM(I)2wSi5−mM(III)8−((4x/3)+z+m)(3z/2)+m:A、及び
[式中、0<x≦5、0≦w≦0.6、0≦z≦3、0≦m<2、及び((4x/3)+z+m)<8である]、
M(II)M(I)M(III):A、
[式中、0<a<2、0≦b≦0.6、0≦c<2、0<d≦5、0<e≦8、0<f≦5、0≦g<2.5、及び0≦h<0.5であり、
M(II)は、少なくとも1つの2価カチオンであり、M(I)は、少なくとも1つの1価カチオンであり、M(III)は、少なくとも1つの3価カチオンであり、Dは、少なくとも1つの4価カチオンであり、Eは、少なくとも1つの3価アニオンであり、Fは、少なくとも1つの2価アニオンであり、Hは、少なくとも1つの1価アニオンであり、Aは、結晶構造内にドープされたルミネセンス付活剤である。]
それにもかかわらず、pcLED装置製造物に向上した色調整性能を提供するリン光体の継続的必要性が存在する。具体的には、高ルミネセンス及び低熱消光に加えて600nm〜660nmの全発光ピーク波長を有する調整可能な発光スペクトルを呈する、更なる赤色リン光体提供の継続的必要性が存在する。
本発明は、式(1)
M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含む赤色リン光体を提供し、式中、M(I)は、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びIからなる群から選択される1価種であり、M(II)は、Mg、Ca、Sr、及びBaのうちの少なくとも1つからなる群から選択される2価カチオンであり、1.7≦a≦2、0<b≦0.3、0≦c≦0.1、5≦x≦8、0≦y≦1.5、0≦z≦5であり、該赤色リン光体は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、該発光スペクトルES455は、第1の発光曲線及び第2の発光曲線に分解可能であり、該第2の発光曲線は、<100nmの半値全幅FWHMP2を有する。
本発明は、式(1)
M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含む赤色リン光体を提供し、式中、M(I)は、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びIからなる群から選択される1価種であり、M(II)は、Mg、Ca、Sr、及びBaのうちの少なくとも1つからなる群から選択される2価カチオンであり、1.7≦a≦2、0<b≦0.3、0≦c≦0.1、5≦x≦8、0≦y≦1.5、0≦z≦5であり、該赤色リン光体は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、該発光スペクトルES455は、第1の発光曲線及び第2の発光曲線に分解可能であり、該第2の発光曲線は、<100nmの半値全幅FWHMP2を有し、該赤色リン光体の発光スペクトルES455は、CIE1931色度図に基づいて>0.637のCIEを呈する。
本発明は、式(1)
M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含む赤色リン光体を提供し、式中、M(I)は、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びIからなる群から選択される1価種であり、M(II)は、Mg、Ca、Sr、及びBaのうちの少なくとも1つからなる群から選択される2価カチオンであり、1.7≦a≦2、0<b≦0.3、0≦c≦0.1、5≦x≦8、0.01≦y≦1.5、0.01≦z≦5、及びy≠zであり、該赤色リン光体は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、該発光スペクトルES455は、第1の発光曲線及び第2の発光曲線に分解可能であり、該第2の発光曲線は、<100nmの半値全幅FWHMP2を有する。
本発明は、式(1)
M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含む赤色リン光体を提供し、式中、M(I)は、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びIからなる群から選択される1価種であり、M(II)は、Sr、1.7≦a≦2、0<b≦0.3、0≦c≦0.1、5≦x≦8、0.01≦y≦1.5、0.01≦z≦5、及びy≠zであり、該赤色リン光体は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、該発光スペクトルES455は、第1の発光曲線及び第2の発光曲線に分解可能であり、該第2の発光曲線は、<100nmの半値全幅FWHMP2を有する。
本発明は、式(1)
M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含む赤色リン光体を提供し、式中、M(I)は、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びIからなる群から選択される1価種であり、M(II)は、Mg、Ca、Sr、及びBaのうちの少なくとも1つからなる群から選択される2価カチオンであり、1.7≦a≦2、0<b≦0.3、0≦c≦0.1、5≦x≦8、0.01≦y≦1.5、0.01≦z≦5、及びy≠zであり、該赤色リン光体は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、該発光スペクトルは、第1の発光曲線及び第2の発光曲線に分解可能であり、該第2の発光曲線は、<100nmの半値全幅FWHMP2を有し、該赤色リン光体の発光スペクトルES455は、CIE1931色度図に基づいて≧0.637のCIEを呈する。
本発明は、式(1)
M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含む赤色リン光体を提供し、式中、M(I)は、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びIからなる群から選択される1価種であり、M(II)は、Mg、Ca、Sr、及びBaのうちの少なくとも1つからなる群から選択される2価カチオンであり、1.7≦a≦2、0<b≦0.3、0≦c≦0.1、5≦x≦8、0.01≦y≦1.5、0.01≦z≦5、及びy≠zであり、該赤色リン光体は、453nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、該発光スペクトルES455は、CIE1931色度図に基づいて>0.637のCIEに加えて≦90nmの全体的な半値全幅FWHM全体を有する。
本発明は、光源が源ルミネセンススペクトルを有する光を生成する光源と、第1の源ルミネセンススペクトル変更器が本発明に従う赤色リン光体である第1の源ルミネセンススペクトル変更器と、を備える照明器具を提供し、該赤色リン光体は、光源に放射状に連結する。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ES455」という用語は、455nmの波長を有する単色光での励起時に所与のルミネセンス化合物(例えば、赤色リン光体)によって呈される発光スペクトルである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ES453」という用語は、453nmの波長を有する単色光での励起時に所与のルミネセンス化合物(例えば、赤色リン光体)によって呈される発光スペクトルである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「全体的な半値全幅」または「FWHM全体」という用語は、光源(すなわち、ES453に対して453nmの波長を有する単色光)での励起時にリン光体によって呈される発光スペクトル(例えば、ES453)の半値全幅である。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「全体的なピーク波長」または「Pλ全体」という用語は、光源(すなわち、ES453に対して453nmの波長を有する単色光)での励起時にリン光体によって呈される発光スペクトル(例えば、ES453)のピーク波長である。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「第1のガウス型発光曲線」及び「第2のガウス型発光曲線」という用語は、≦1.5nmのスペクトル分解能を有する分光計を用いて観察される、455nmの波長を有する単色光での励起時に一般的に式(1)によって表わされる無機物質によって呈される発光スペクトルES455からの2つの対称ガウス型帯域を有する、GRAMSピーク適合ソフトウェアを用いて分解される2つのガウス型発光曲線を指す。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「第1のガウス型発光曲線ピーク」という用語は、第2のガウス型発光曲線ピークと比べてより高いエネルギーにある第1のガウス型発光曲線のピークである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ピーク1高さ」または「HP1」という用語は、第1のガウス型発光曲線ピークでの第1のガウス型発光曲線の高さである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ピーク1ピーク波長」または「PλP1」という用語は、第1のガウス型発光曲線ピークに対応する波長である。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ピーク1面積」または「AP1」という用語は、第1のガウス型発光曲線ピーク下の面積である。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「第2のガウス型発光曲線ピーク」という用語は、第1のガウス型発光曲線ピークと比べてより低いエネルギーにある第2のガウス型発光曲線のピークである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ピーク2高さ」または「HP2」という用語は、第2のガウス型発光曲線ピークでの第2のガウス型発光曲線の高さである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ピーク2ピーク波長」または「PλP2」という用語は、第2のガウス型発光曲線ピークに対応する波長である。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ピーク2半値全幅」または「FWHMP2」という用語は、第2のガウス型発光曲線の半値全幅であり、PλP1<PλP2である。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ピーク2面積」または「AP2」という用語は、第2のガウス型発光曲線下の面積である。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「ピーク比」または「P」という用語は、ピーク1高さHP1とピーク2高さHP2との比率であり、次の等式
=HP1/HP2
によって決定される通りであり、式中、PλP1<PλP2である。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「面積比」または「A」という用語は、ピーク1面積AP1とピーク2面積AP2との比率であり、次の等式
=AP1/AP2
によって決定される通りであり、式中、PλP1<PλP2である。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「CIE」という用語は、CIE1931色度図に基づくルミネセンス化合物の発光スペクトル(すなわち、ES455またはES453)のx色度座標を意味する。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「CIE」という用語は、CIE1931色度図に基づくルミネセンス化合物の発光スペクトル(すなわち、ES455またはES453)のy色度座標を意味する。
一般的に式(1)によって表わされる無機物質中に組み込まれる各Eu2+カチオンは、ホスト格子内の置換位置または格子間位置のいずれかを占有できることが知られている。例えば、一般的に式(1)によって表わされる無機物質中に組み込まれるEu2+カチオンにより、さもなければM(II)2価カチオン(すなわち、Mg2+、Ca2+、Sr2+、またはBa2+)によって占有されるホスト格子部位中で置換することができる。このような部位固有の置換は、Eu2+カチオンが、取り除かれるM(II)2価カチオンと同じ酸化状態を有すること、ならびにEu2+カチオンが、同様のイオン半径(6−配位Sr2+,1.18Å、6−配位Eu2+,1.17Å)を有することの結果である。
pcLED装置の設計者らは、ヒトの目が電磁スペクトルに対してどのように反応し、その反応がpcLED装置の性能及び効率にどのように転換するかについて鋭く意識している。すなわち、pcLED装置の設計者らは、ヒトの目が、明順応反応曲線下の面積の外側に属する装置から発光される発光スペクトルに対して感受性ではないであろうことを認識するであろう。したがって、これらの設計者らは、所与の装置設計に対してCIE1931色度図に基づいて好適な色座標CIE及びCIEを依然として提供しつつ、可能な限り多くの明順応反応曲線下の発光スペクトルを提供する、pcLED装置において使用するためのリン光体の有益性を認識するであろう。例えば、白色光発光pcLED装置の設計者らは、低相関色温度(CCT)で、かつ近赤外スペクトル領域中への発光エネルギー損失を最小化しながら高い演色評価数(CRI)を可能にするように最大赤色ルミネセンスを提供する、赤色発光リン光体を所望する。
驚くべきことに、一般的に式(1)によって表わされる従来の物質が455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、発光スペクトルES455が、第1のガウス型発光曲線及び第2のガウス型発光曲線に分解可能であり、第1のガウス型発光曲線が、第1のガウス型発光曲線ピークPを有し、第1のガウス型発光曲線ピークPが、ピーク1高さHP1、ピーク1ピーク波長PλP1、及びピーク1面積AP1を有し、第2のガウス型発光曲線が、第2のガウス型発光曲線ピークPを有し、第2のガウス型発光曲線ピークPが、ピーク2高さHP2、ピーク2ピーク波長PλP2、ピーク2面積AP2、及びピーク2半値全幅FWHMP2を有し、PλP1<PλP2であることが、見出された。第1のガウス型発光曲線及び第2のガウス型発光曲線が、一般的に式(1)によって表わされる従来の物質のEu2+によって占有される異なる位置に対応すると考えられる。この認識の視点から、最小化ピーク2半値全幅FWHMP2を提供するこれらの物質の変更が、ヒトの目に可視である領域における発光を最大化することによって455nmの波長を有する単色光での励起時に変更される物質から発光される光の明るさを著しく増加させる結果をもたらし得ることが明らかになる。
一般的に式(1)によって表わされる従来の無機物質は、るつぼ内の構成物原料粉末を焼成することによって調製され、原料粉末と接触するるつぼの内部表面は、高温でのケイ素源への反復曝露を通じて以前に使い込まれている。また、一般的に式(1)によって表わされる従来の物質は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、発光スペクトルは、第1のガウス型発光曲線及び第2のガウス型発光曲線に分解可能であり、第1のガウス型発光曲線は、第1のガウス型発光曲線ピークPを有し、第1のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク1高さHP1、ピーク1ピーク波長PλP1、及びピーク1面積AP1を有し、第2のガウス型発光曲線は、第2のガウス型発光曲線ピークPを有し、第2のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク2高さHP2、ピーク2ピーク波長PλP2、ピーク2面積AP2、及びピーク2半値全幅FWHMP2を有し、PλP1<PλP2であり、第2のガウス型発光曲線のピーク2半値全幅FWHMP2は、>100nmである。驚くべきことに、式(1)によって表わされる無機リン光体は、原料粉末と接触するるつぼの表面が未使用の金属表面(すなわち、高温でのケイ素源への反復曝露を通じて使い込まれていない表面)から構成される、るつぼ内の構成物原料粉末を焼成することによって調製された場合、明るさにおいて著しい増加を伴って狭小化する全発光帯域を呈することが見出された。明るさにおける増加が、<100nmのピーク2半値全幅FWHMP2によって表示される本発明の式(1)によって表わされる無機化合物の結晶構造におけるEu2+の位置及び結合環境の操作を通じた無機リン光体の構造変更に少なくとも部分的に起因していると考えられる。
好ましくは、本発明の赤色リン光体は、式(1)
M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含み、式中、M(I)は、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びI(好ましくは、Li、Na、及びF、もっとも好ましくは、Li及びF)からなる群から選択される1価種であり、M(II)は、Mg、Ca、Sr、及びBa(好ましくは、Ca、Sr、及びBa;より好ましくは、Ca及びSr;もっとも好ましくは、Sr)のうちの少なくとも1つからなる群から選択される2価カチオンであり、1.7≦a≦2(好ましくは、1.7≦a≦1.999、より好ましくは、1.8≦a≦1.995、もっとも好ましくは、1.85≦a≦1.97)、0<b≦0.3(好ましくは、0.001≦b≦0.3、より好ましくは、0.005≦b≦0.2、もっとも好ましくは、0.03<b≦0.1)、0≦c≦0.1、5≦x≦8(好ましくは、5.5≦x≦7.8、より好ましくは、6≦x≦7.5、もっとも好ましくは、6.25≦x≦7.25)、0≦y≦1.5(好ましくは、0.005≦y≦1.5、より好ましくは、0.01≦y≦1.25、もっとも好ましくは、0.02≦y≦0.1)、0≦z≦5(好ましくは、0.005≦z≦5、より好ましくは、0.01≦z≦2.5、もっとも好ましくは、0.05≦z≦0.5)、(好ましくは、y≠zであり、)赤色リン光体は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、発光スペクトルES455は、第1のガウス型発光曲線及び第2のガウス型発光曲線に分解可能であり、第1のガウス型発光曲線は、第1のガウス型発光曲線ピークPを有し、第1のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク1ピーク波長PλP1でピーク1高さHP1を有し、第2のガウス型発光曲線は、第2のガウス型発光曲線ピークPを有し、第2のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク2高さHP2、ピーク2ピーク波長PλP2、及び半値全幅FWHMP2を有し、PλP1<PλP2であり、半値全幅FWHMP2は、<100nm(好ましくは、≦99nm;より好ましくは、≦98nm;もっとも好ましくは、≦97nm)である。好ましくは、赤色リン光体の発光スペクトルES455は、CIE1931色度図に基づいて≧0.637(好ましくは、≧0.638、より好ましくは、≧0.639)のCIEを更に呈する。
好ましくは、本発明のリン光体は、式(1)
M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含み、式中、M(I)は、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びI(好ましくは、Li、Na、及びF、もっとも好ましくは、Li及びF)からなる群から選択される1価種であり、M(II)は、Sr及びSrとMg、Ca、及びBa(もっとも好ましくは、M(II)がSrである)のうちの少なくとも1つとの組み合わせからなる群から選択される2価カチオンであり、1.7≦a≦2(好ましくは、1.7≦a≦1.999、より好ましくは、1.8≦a≦1.995、もっとも好ましくは、1.85≦a≦1.97)、0<b≦0.3(好ましくは、0.001≦b≦0.3、より好ましくは、0.005≦b≦0.2、もっとも好ましくは、0.03<b≦0.1)、0≦c≦0.1、5≦x≦8(好ましくは、5.5≦x≦7.8、より好ましくは、6≦x≦7.5、もっとも好ましくは、6.25≦x≦7.25)、0≦y≦1.5(好ましくは、0.005≦y≦1.5、より好ましくは、0.01≦y≦1.25、もっとも好ましくは、0.02≦y≦0.1)、0≦z≦5(好ましくは、0.005≦z≦5、より好ましくは、0.01≦z≦2.5、もっとも好ましくは、0.05≦z≦0.5)、(好ましくは、y≠zであり、)赤色リン光体は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、発光スペクトルES455は、第1のガウス型発光曲線及び第2のガウス型発光曲線に分解可能であり、第1のガウス型発光曲線は、第1のガウス型発光曲線ピークPを有し、第1のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク1ピーク波長PλP1でピーク1高さHP1を有し、第2のガウス型発光曲線は、第2のガウス型発光曲線ピークPを有し、第2のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク2高さHP2、ピーク2ピーク波長PλP2、及び半値全幅FWHMP2を有し、PλP1<PλP2であり、半値全幅FWHMP2は、<100nm(好ましくは、≦99nm;より好ましくは、≦98nm;もっとも好ましくは、≦97nm)である。好ましくは、赤色リン光体の発光スペクトルES455は、CIE1931色度図に基づいて≧0.637(好ましくは、≧0.638、より好ましくは、≧0.639)のCIEを更に呈する。
好ましくは、本発明のリン光体は、式(1)
M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含み、式中、M(I)は、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びI(好ましくは、Li、Na、及びF、もっとも好ましくは、Li及びF)からなる群から選択される1価種であり、M(II)は、Sr及びSrとMg、Ca、及びBa(もっとも好ましくは、M(II)がSrである)のうちの少なくとも1つとの組み合わせからなる群から選択される2価カチオンであり、1.7≦a≦2(好ましくは、1.7≦a≦1.999、より好ましくは、1.8≦a≦1.995、もっとも好ましくは、1.85≦a≦1.97)、0<b≦0.3(好ましくは、0.001≦b≦0.3、より好ましくは、0.005≦b≦0.2、もっとも好ましくは、0.03<b≦0.1)、0≦c≦0.1、5≦x≦8(好ましくは、5.5≦x≦7.8、より好ましくは、6≦x≦7.5、もっとも好ましくは、6.25≦x≦7.25)、0≦y≦1.5(好ましくは、0.005≦y≦1.5、より好ましくは、0.01≦y≦1.25、もっとも好ましくは、0.02≦y≦0.1)、0≦z≦5(好ましくは、0.005≦z≦5、より好ましくは、0.01≦z≦2.5、もっとも好ましくは、0.05≦z≦0.5)、y≠zであり、赤色リン光体は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、発光スペクトルES455は、第1のガウス型発光曲線及び第2のガウス型発光曲線に分解可能であり、第1のガウス型発光曲線は、第1のガウス型発光曲線ピークPを有し、第1のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク1ピーク波長PλP1でピーク1高さHP1を有し、第2のガウス型発光曲線は、第2のガウス型発光曲線ピークPを有し、第2のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク2高さHP2、ピーク2ピーク波長PλP2、及び半値全幅FWHMP2を有し、PλP1<PλP2であり、半値全幅FWHMP2は、<100nm(好ましくは、≦99nm;より好ましくは、≦98nm;もっとも好ましくは、≦97nm)である。好ましくは、赤色リン光体の発光スペクトルES455は、CIE1931色度図に基づいて≧0.637(好ましくは、≧0.638、より好ましくは、≧0.639)のCIEを更に呈する。
好ましくは、本発明のリン光体は、453nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES453を呈し、発光スペクトルES453は、CIE1931色度図に基づいて>0.637(好ましくは、≧0.638、より好ましくは、≧0.639)のCIEに加えて≦90nmの全体的な半値全幅FWHM全体を有する。より好ましくは、本発明の赤色リン光体は、453nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES453を呈し、発光スペクトルES455は、CIE1931色度図に基づいて>0.637(好ましくは、≧0.638、より好ましくは、≧0.639)のCIEに加えて≦90nmの全体的な半値全幅FWHM全体を有し、赤色リン光体は、実施例に説明される条件下で測定されるように高ルミネセンス(好ましくは、ルーメン≧210%)を呈する。
本発明の赤色リン光体は、不純物を含み得る。好ましくは、本発明の赤色リン光体は、≧80重量%(より好ましくは、80〜100重量%、なおもより好ましくは、90〜100重量%、更になおもより好ましくは、95〜100重量%、もっとも好ましくは、99〜100重量%)の式(1)によって表わされる無機ルミネセンス化合物を含み、赤色リン光体は、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、発光スペクトルES455は、第1のガウス型発光曲線及び第2のガウス型発光曲線に分解可能であり、第1のガウス型発光曲線は、第1のガウス型発光曲線ピークPを有し、第1のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク1高さHP1、ピーク1ピーク波長PλP1、及びピーク1面積AP1を有し、第2のガウス型発光曲線は、第2のガウス型発光曲線ピークPを有し、第2のガウス型発光曲線ピークPは、ピーク2高さHP2、ピーク2ピーク波長PλP2、ピーク2面積AP2、及びピーク2半値全幅FWHMP2を有し、PλP1<PλP2であり、半値全幅FWHMP2は、<100nm(好ましくは、≦99nm;より好ましくは、≦98nm;もっとも好ましくは、≦97nm)であり、式(1)によって表わされる無機ルミネセンス化合物は、少なくとも2つの異なる結晶相として提示され得る(好ましくは、式(1)によって表わされる無機ルミネセンス化合物が1つの実質的に純粋な結晶相(より好ましくは、≧98%の特定の結晶相、もっとも好ましくは、≧99%の特定の結晶相)として提示される)。
好ましくは、本発明の赤色リン光体は、25〜150℃の温度で≧70%(より好ましくは、≧85%、もっとも好ましくは、≧90%)のその相対発光輝度を維持する。より好ましくは、本発明の赤色リン光体は、25〜200℃の温度で≧70%(より好ましくは、≧85%、もっとも好ましくは、≧90%)のその相対発光輝度を維持する。もっとも好ましくは、本発明の赤色リン光体は、25〜250℃の温度で≧70%(より好ましくは、≧85%、もっとも好ましくは、≧90%)のその相対発光輝度を維持する。
好ましくは、本発明の赤色リン光体は、低熱消光を呈する。より好ましくは、本発明の赤色リン光体は、150℃で≦5%の熱消光を呈する。もっとも好ましくは、本発明の赤色リン光体は、150℃で≦5%、及び250℃で≦15%の熱消光を呈する。
好ましくは、本発明の赤色リン光体は、2〜50ミクロン(より好ましくは、4〜30ミクロン、もっとも好ましくは、5〜20ミクロン)の中位径を呈する。
本発明の赤色リン光体は、随意に、式(1)によって表わされる無機ルミネセンス化合物の表面に適用された表面処理を更に含む。好ましくは、表面処理は、向上した安定性及び向上した加工性のうちの少なくとも1つを提供する。表面処理は、無機ルミネセンス化合物に例えば、改善した耐湿性を加えることによって、式(1)によって表わされる無機ルミネセンス化合物に向上した安定性を提供できる。表面処理は、所与の液体担体中への無機ルミネセンス化合物の分散性を向上させることによって、式(1)によって表わされる無機ルミネセンス化合物に向上した加工性を提供できる。表面処理は、例えば、ポリマー(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレン、及びポリオルガノシロキサン);金属水酸化物(例えば、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化ケイ素、水酸化チタン、水酸化ジルコニウム、水酸化スズ、水酸化ゲルマニウム、水酸化ニオブ、水酸化タンタル、水酸化バナジウム、水酸化ボロン、水酸化アンチモン、水酸化亜鉛、水酸化イットリウム、水酸化ビスマス);金属酸化物(例えば、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化ゲルマニウム、酸化ニオブ、酸化タンタル、酸化バナジウム、酸化ボロン、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化イットリウム、酸化ビスマス);金属窒化物(例えば、窒化ケイ素、窒化アルミニウム);オルトリン酸(例えば、リン酸カルシウム、リン酸バリウム、リン酸ストロンチウム);ポリリン酸;アルカリ金属リン酸塩及びアルカリ土類金属リン酸塩とカルシウム塩との組み合わせ(例えば、硝酸カルシウムと組み合わせたリン酸ナトリウム);及びガラス材料(例えば、ホウケイ酸、ホスホケイ酸、アルカリケイ酸)を含む。
本発明の赤色リン光体は、随意に、本発明のリン光体組成物を形成する。好ましくは、本発明のリン光体組成物は、式(1)によって表わされる無機ルミネセンス化合物、及び液体担体を含み、無機ルミネセンス化合物は、液体担体中に分散される。本発明のリン光体組成物は、好ましくは、液体担体と一緒に配合されて次のもののうちの少なくとも1つを促進する:式(1)によって表わされる無機ルミネセンス化合物の貯蔵及び照明器具(好ましくは、pcLED装置)の製造。液体担体は、一過性物質(fugitive substance)であるように選択され得る(例えば、プロセス中に蒸発する)。液体担体は、変形性物質であるように選択され得る(例えば、流動性液体から非流動性材料に反応する)。
液体担体として使用するために好適な一過性物質としては、例えば、非極性溶媒(例えば、ペンタン;シクロペンタン;ヘキサン;シクロヘキサン;ベンゼン;トルエン;1,4−ジオキサン;クロロホルム;ジエチルエーテル)及び極性非プロトン溶媒(例えば、ジクロロメタン;テトラヒドロフラン;酢酸エチル;アセトン;ジメチルホルムアミド;アセトニトリル;ジメチルスルホキシド;プロピレンカーボネート)が挙げられる。
液体担体として使用するために好適な変形性液体担体としては、例えば、熱可塑性樹脂、及び熱エネルギー及び光量子エネルギーのうちの少なくとも1つへの曝露時に硬化を受ける熱硬化性樹脂が挙げられる。例えば、変形性液体媒体としては、アクリル樹脂(例えば、ポリメチル(メタ)アクリレート等の(アルキル)アクリレート);スチレン;スチレン−アクリロニトリルコポリマー;ポリカーボネート;ポリエステル;フェノキシ樹脂;ブチラール樹脂;ポリビニルアルコール;セルロース樹脂(例えば、エチルセルロース、酢酸セルロース、及び酢酸酪酸セルロース);エポキシ樹脂;フェノール樹脂;及びシリコーン樹脂(例えば、ポリオルガノシロキサン)が挙げられる。
本発明のリン光体組成物は、随意に、添加剤を更に含む。好ましい添加剤は、分散剤を含む。好ましくは、分散剤は、リン光体組成物の形成及び安定化を促進する。好ましい分散剤としては、例えば、酸化チタン、酸化アルミニウム、チタン酸バリウム、及び酸化ケイ素が挙げられる。
本発明の照明器具は、光源が源ルミネセンススペクトルを有する光を生成する少なくとも1つの光源と、第1の源ルミネセンススペクトル変更器が本発明の赤色リン光体である第1の源ルミネセンススペクトル変更器と、を備え、赤色リン光体は、光源に放射状に連結する。本発明の照明器具は、複数の光源を含むことができる。
本発明の照明器具において使用される光源(複数可)は、好ましくは、200nm〜600nm(好ましくは、200nm〜550nm、より好ましくは、350nm〜490nm)のピーク波長Pλを有する光を発行する光源を含む。好ましくは、本発明の照明器具において使用される光源は、半導体光源である。より好ましくは、本発明の照明器具において使用される光源は、GaN系光源;InGaN系光源(例えば、InAlGaNであり、0≦i≦1、0≦j≦1、0≦k≦1、及びi+j+k=1である);BN系光源;SiC系光源;ZnSe系光源;BAlGakN系光源(0≦i≦1、0≦j≦1、0≦k≦1、及びi+j+k=1である);及びBInAlGaN系光源(0≦i≦1、0≦j≦1、0≦k≦1、0≦m≦1、及びi+j+k+m=1である)から選択される半導体光源である。もっとも好ましくは、本発明の照明器具において使用される光源は、GaN系光源及びInGaN系光源から選択され、光源は、200nm〜600nm(好ましくは、200nm〜550nm、より好ましくは、350nm〜490nm、もっとも好ましくは、450nm〜460nm)のピーク波長Pλを有する光を発光する。
好ましくは、本発明の照明器具では、本発明のリン光体は、光源によって生成される源ルミネセンススペクトルへの曝露時に、600nm〜660nm(好ましくは、610nm〜640nm、より好ましくは、615nm〜630nm、もっとも好ましくは、620nm〜630nm)の全体的なピーク波長Pλ器具を有する発光スペクトルES器具を呈する。
本発明の照明器具は、随意に、第2の源ルミネセンススペクトル変更器を更に含み、第2の源ルミネセンススペクトル変更器は、少なくとも1つの更なるリン光体を含み、少なくとも1つの更なるリン光体は、光源のうちの少なくとも1つ及び第1の源ルミネセンススペクトル変更器に放射状に連結する。好ましくは、第2の源ルミネセンススペクトル変更器は、赤色発光リン光体、青色発光リン光体、黄色発光リン光体、緑発光リン光体、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの更なるリン光体である。好ましくは、第2の源ルミネセンススペクトル変更器は、光源と第1のルミネセンススペクトル変更器との間に挿入された少なくとも1つの更なるリン光体である。
好ましくは、本発明の照明器具は、少なくとも2つのリン光体を含み、リン光体のうちの少なくとも1つは、本発明の赤色リン光体である。少なくとも2つのリン光体は、1つのマトリックス中に混合され得る。あるいは、少なくとも2つのリン光体は、単一のマトリックス中に一緒にリン光体を分散させる代わりにリン光体を層に重ね合わせることができるように、別個に分散され得る。リン光体を層化することを使用して、複数の色変換プロセスによって最終の光発光色を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態は、ここより以下の実施例において詳細に説明されるであろう。
比較実施例C1〜C6及び実施例1〜15
式(1)の無機ルミネセンス化合物の調製
比較実施例C1〜C6
比較実施例C1〜C6のそれぞれにおいて、一般的に式(II)によって表わされる無機ルミネセンス化合物を、表1に特定される出発材料との固体反応によって調製した。出発材料を、粉末形態で提供し、計量し、乾燥窒素雰囲気下で、グローブボックス内で物理的に一緒に混合し乳鉢及び乳棒を使って粉砕して、均一な粉末混合物を形成した。次いで、粉末混合物を、高温でのケイ素源への反復曝露を通じて従来的に使い込まれたるつぼに充填して、金属ケイ化物表面層をるつぼの粉末接触表面上に形成した。次いで、充填したるつぼを、流動する高純度の窒素/水素(N/H)雰囲気下で高温炉内に置いた。次いで、粉末混合物を、流動するN/H雰囲気下で高温炉内にて1500〜1850℃の温度で8〜12時間加熱した。得られた粉末を、るつぼから取り出し、乾燥窒素雰囲気下で乳鉢及び乳棒を使って粉砕して、均一な粉末混合物を形成した。次いで、粉末混合物をるつぼ内に再充填した。次いで、充填したるつぼを、流動する高純度のN/H雰囲気下で高温炉内に置き、流動するN/H雰囲気下で1500〜1850℃の温度で別の8〜12時間にわたって加熱した。次いで、得られた粉末を、るつぼから取り出し、乾燥窒素雰囲気下で乳鉢及び乳棒を使って粉砕して、均一な粉末混合物を形成した。次いで、この粉末混合物をるつぼ内に再充填した。再度、充填したるつぼを、流動する高純度のN/H雰囲気下で高温炉内に置き、流動するN/H雰囲気下で1500〜1850℃の温度で別の8〜12時間にわたって加熱した。次いで、得られた粉末を、焼成しているるつぼから取り出し、乳鉢及び乳棒を使って粉砕して、酸及び脱イオン水を使って室温で洗浄し、製粉し、次いで、100〜400の米国標準メッシュを用いて篩にかけて無機ルミネセンス化合物を提供した。
実施例1〜11
実施例1〜11のそれぞれにおいて、式(1)によって表わされる中間体を、表1に特定される出発材料との固体反応によって調製した。表1に記される出発材料は、粉末形態で提供した。出発材料の全ては、乾燥窒素雰囲気下で、グローブボックス内で物理的に一緒に混合し乳鉢及び乳棒を使って粉砕して、均一な粉末混合物を形成した。次いで、粉末混合物をるつぼ内に充填したが、るつぼの粉末接触表面は、未使用のモリブデンであった(すなわち、実施例1〜11のそれぞれにおいて使用されたるつぼの粉末接触表面は、実施例1〜11で使用する前にケイ素への高温曝露を通じて使い込まれた物ではなかった)。次いで、充填したるつぼを、流動する高純度の窒素/水素雰囲気下で高温炉内に置いた。次いで、粉末混合物を、流動するN/H雰囲気下で高温炉内にて1500〜1850℃の温度で8〜12時間加熱した。得られた粉末をるつぼから取り出し、乳鉢及び乳棒を使って粉砕して均一な粉末混合物を形成した。次いで、得られた粉末混合物を、るつぼ内に再充填した。充填したるつぼを、流動するN/H雰囲気下で高温炉内に置き戻し、流動するN/H雰囲気下で1500〜1850℃の温度で別の8〜12時間にわたって加熱した。次いで、得られた粉末を、るつぼから取り出し、乳鉢及び乳棒を使って粉砕して、酸及び脱イオン水を使って室温で洗浄し、製粉し、次いで、100〜400の米国標準メッシュを用いて篩にかけて無機ルミネセンス化合物を提供した。
Figure 2016050313
実施例12〜15では、実施例8〜11からの無機ルミネセンス化合物を、それぞれ、表2に記されるように、Euの更なる荷電と組み合わせて、その組み合わせた物を次いで、実施例8〜11において、それぞれ、使用された同じるつぼに戻して充填した。充填したるつぼを高温炉内に置き戻し、流動するN/H雰囲気下で1500〜1850℃の温度で別の8〜12時間にわたって加熱した。次いで、得られた粉末を、るつぼから取り出し、乳鉢及び乳棒を使って粉砕して、酸及び脱イオン水を使って室温で洗浄し、製粉し、次いで、100〜400の米国標準メッシュを用いて篩にかけて無機ルミネセンス化合物を提供した。
Figure 2016050313
無機ルミネセンス化合物特性
次いで、比較実施例C1〜C6及び実施例1〜7及び12〜15のそれぞれからの無機ルミネセンス化合物を、以下に記載の分析を実施する前に酸及び脱イオン水を使って室温で洗浄し、表3及び4に報告されるデータを提供した。
発光スペクトルES453を、光源の励起時に無機ルミネセンス化合物のそれぞれによって呈した(すなわち、453mmでピークを迎える発光ダイオード(LED)ランプを、Ocean Opticsから入手可能なOcean Optics USB4000分光計を用いて分析した)。各無機ルミネセンス化合物に関して決定された発光スペクトルES453の全体的なピーク波長Pλ全体、及び全体的な半値全幅FWHM全体を、表3に報告する。
発光スペクトルES453、CIE1931色度図に基づく色座標CIE及びCIEを、LED光源からの発光によって励起された場合、380〜780nm波長の範囲の発光スペクトルからの無機ルミネセンス化合物のそれぞれに関して、計算した。無機ルミネセンス化合物に関して決定された色座標を、表3に報告する。
無機ルミネセンス化合物のそれぞれに関する内部量子効率を、無機ルミネセンス化合物の試料を取り、セル内にその試料を充填し、そのセルを積分球に乗せ、次いで無機ルミネセンス化合物を光源から発光される光に曝露することによって決定した。具体的には、光源からの光を、光チューブを通じて誘導して狭い帯域通過濾波器を通って濾波して、次いで453nmの波長を有する単色光を提供して、それを無機ルミネセンス化合物に向けた。光源からの光及び無機ルミネセンス化合物によって反射される光の励起時に積分球の無機ルミネセンス化合物から発光される光のスペクトルを、Ocean Opticsから入手可能なOcean Optics USB4000分光計を用いて測定した。変換効率(QE及び発光)であり、内部標準に対して報告する。光束(ルーメン)を、453nmのLED光源からの発光によって励起された場合、500〜780nm波長の範囲において、発光スペクトルES453からの材料のそれぞれに関して計算し、内部標準に対して報告する。これらの値のそれぞれを、表3に報告する。
Figure 2016050313
光源(455nmの単色用レーザ)の励起時に無機ルミネセンス化合物のそれぞれによって呈した発光スペクトルES455を、1.5nmのスペクトル分解能を有する分光計を用いて更に分析した。455nmの単色用レーザの励起時に無機ルミネセンス化合物のそれぞれによって呈した発光スペクトルES455を、2つのガウス型帯域を有するソフトウェアを用いるGRAMSピーク適合手法を用いて個別に適合して、無機ルミネセンス化合物のそれぞれに関して表4に報告されるデータを提供した。表4に報告されたデータが無機ルミネセンス化合物の2連の試料の分析に由来する平均であることに留意されたい。
Figure 2016050313

Claims (10)

  1. 赤色リン光体であって、
    式(1)
    M(I)M(II)Si:Eu2+ (1)
    によって表わされる無機化合物を含み、式中、M(I)が、Li、Na、K、F、Cl、Br、及びIからなる群から選択される1価種であり、
    M(II)が、Mg、Ca、Sr、及びBaのうちの少なくとも1つからなる群から選択される2価カチオンであり、
    1.7≦a≦2、0<b≦0.3、0≦c≦0.1、5≦x≦8、0≦y≦1.5、0≦z≦5であり、
    前記赤色リン光体が、455nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES455を呈し、前記発光スペクトルES455が、第1の発光曲線及び第2の発光曲線に分解可能であり、前記第2の発光曲線が、<100nmの半値全幅FWHMP2を有する、前記赤色リン光体。
  2. 前記赤色リン光体の前記発光スペクトルES455が、CIE1931色度図に基づいて≧0.637のCIEを呈する、請求項1に記載の前記赤色リン光体。
  3. 0.01≦y≦1.5、0.01≦z≦5、及びy≠zである、請求項2に記載の前記赤色リン光体。
  4. M(II)がSrである、請求項3に記載の前記赤色リン光体。
  5. 前記赤色リン光体が、453nmの波長を有する単色光での励起時に発光スペクトルES453を呈し、前記発光スペクトルES453が、CIE1931色度図に基づいて>0.637のCIEに加えて≦90nmの全体的な半値全幅FWHM全体を有する、請求項1に記載の前記赤色リン光体。
  6. 表面処理を更に含み、前記表面処理が、前記無機化合物の表面に適用される、請求項2に記載の前記赤色リン光体。
  7. 請求項2に記載の赤色リン光体及び液体担体を含むリン光体組成物であって、前記赤色リン光体が前記液体担体中に分散される、前記リン光体組成物。
  8. 白色光を発光させるための照明器具であって、
    光源であって、前記光源が、源ルミネセンススペクトルを有する光を生成する、光源と、
    第1の源ルミネセンススペクトル変更器であって、前記第1の源ルミネセンススペクトル変更器が請求項1に記載の赤色リン光体である、第1の源ルミネセンススペクトル変更器と、を備え、
    前記赤色リン光体が、前記光源に放射状に連結される、前記照明器具。
  9. 白色光を発光させるための照明器具であって、
    光源であって、前記光源が、源ルミネセンススペクトルを有する光を生成する、光源と、
    第1の源ルミネセンススペクトル変更器であって、前記第1の源ルミネセンススペクトル変更器が請求項2に記載の赤色リン光体である、第1の源ルミネセンススペクトル変更器と、を備え、
    前記赤色リン光体が、前記光源に放射状に連結される、前記照明器具。
  10. 少なくとも1つの更なるリン光体を更に含む、請求項9に記載の前記照明器具。
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