JP2016049854A - キャブ用連結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャブがキャブの前方に位置する障害物に衝突したとき、キャブとフレームとの連結を確保されやすくすることのできるキャブ用連結構造を提供する。【解決手段】リンク18は、キャブフロアメンバー14に対して回転が可能な状態で接続された前端部18aと、キャブヒンジブラケット15の固定軸15bに接続された後板部18eとを備える。後板部18eには、スライド方向に沿って延びる形状を有し、固定軸15bが後板部18eに対してスライド方向に沿って相対的に移動が可能な状態で挿入される挿入溝18fが形成されている。挿入溝18fは、キャブヒンジブラケット15に対するキャブフロアメンバー14の後退を、後板部18eに対する固定軸15bの相対的な移動を通じて、キャブフロアメンバー14に連動した前端部18aの後退と、前端部18aを中心とした後板部18eの回転との合成運動に変換する形状を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、車両の前後方向に沿って延びるキャブフロアメンバーと、キャブヒンジブラケットとを連結するキャブ用連結構造に関する。
トラックやトラクターなどの車両の備える運転台としてのキャブは車体に連結されている。具体的には、キャブを構成するキャブフロアメンバーが車体を構成するフレームに連結されている。キャブを車体に連結する連結構造は、キャブヒンジブラケット、レバー、および、キャブマウントブラケットを備えている。連結構造において、キャブヒンジブラケットがキャブフロアメンバーに締結され、キャブマウントブラケットがフレームに締結され、かつ、レバーが、キャブヒンジブラケットとキャブマウントブラケットとを繋いでいる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、車両がキャブの前方に位置する障害物に衝突したとき、キャブには、フレームにおけるキャブの位置を衝突前の位置よりも後方に移動させる力が作用する。このとき、上述した連結構造では、キャブが障害物に衝突することによって、キャブマウントブラケットをフレームに締結するボルトがフレームから外れて、キャブとフレームとの連結が解除されてしまう場合もある。そのため、乗員の安全性を高めることを目的として、衝突後のキャブがフレームに連結され続けていることが求められている。
本発明は、キャブがキャブの前方に位置する障害物に衝突したとき、キャブとフレームとの連結を確保されやすくすることのできるキャブ用連結構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための連結構造の一態様は、車両の前後方向に沿って延びる形状を有したキャブフロアメンバーと、固定軸を備えるキャブヒンジブラケットと、前記キャブフロアメンバーに対して回転が可能な状態で接続された第1接続部と、前記固定軸に接続された第2接続部とを備えるリンクと、を備える。前記第2接続部には、1つの方向であるスライド方向に沿って延びる形状を有した挿入溝であって、前記固定軸が前記第2接続部に対して前記スライド方向に沿って相対的に移動が可能な状態で挿入される前記挿入溝が形成されている。前記挿入溝は、前記キャブヒンジブラケットに対する前記キャブフロアメンバーの後退を、前記第2接続部に対する前記固定軸の相対的な移動を通じて、前記キャブフロアメンバーに連動した前記第1接続部の後退と、前記第1接続部を中心とした前記第2接続部の回転との合成運動に変換する形状を有している。
キャブ用連結構造の一態様によれば、キャブがキャブの前方に位置する障害物と衝突したとき、キャブの前方から後方に向けた力は、第1接続部を中心として第2接続部を回転させながら、固定軸を第2接続部に対してスライドさせる力として作用する。
つまり、キャブ用連結構造に作用した力は、リンクを運動させる力として作用するため、リンクとキャブフロアメンバーとの間の連結、および、リンクとキャブヒンジブラケットとの間の連結を解除する力として作用しにくい。
それゆえに、リンクによるキャブフロアメンバーとキャブヒンジブラケットとの間の連結が確保されやすい。結果として、キャブとフレームとの連結が確保されやすくなる。
上記キャブ用連結構造の他の態様において、前記キャブフロアメンバーの下方に位置して、前記キャブフロアメンバーを前記キャブヒンジブラケットに締結する締結部材をさらに備える。前記キャブフロアメンバーの位置のなかで前記キャブフロアメンバーと前記キャブヒンジブラケットとが前記締結部材によって締結された位置が初期位置である。前記キャブフロアメンバーが前記初期位置に位置するとき、前記第2接続部は、前記第1接続部よりも下方に向けて延びる形状を有し、かつ、前記第1接続部よりも後方に位置している。前記挿入溝は、前記固定軸が挿入される部位から前方、かつ、上方に向かって延び、さらに、前記固定軸が挿入される部位から、前記固定軸と前記第1接続部とを結ぶ直線よりも上方に向けて延びる形状を有している。
上記キャブ用連結構造の他の態様によれば、固定軸よりも前方に位置する第1接続部が固定軸の直上まで後退することは、挿入溝が固定軸よりも下方に向かって移動することによって許容される。さらに、固定軸の直上に位置する第1接続部が固定軸よりも後方に向けて後退することは、挿入溝が固定軸よりも上方に向かって移動することによって許容される。このように、固定軸に対して挿入溝が上方、および、下方に向かって往復移動するため、固定軸に対して挿入溝が1つの方向に沿って移動する構成と比べて、挿入溝の長さが短くて済む。
上記キャブ用連結構造の他の態様において、前記キャブフロアメンバーの位置のなかで前記キャブヒンジブラケットに対して前記キャブフロアメンバーが最も後退した位置が後退位置である。前記第2接続部には、前記キャブフロアメンバーが前記後退位置に位置するときに前記固定軸が嵌入する溝である嵌入溝が前記挿入溝の一部としてさらに形成されている。
上記キャブ連結構造の他の態様によれば、キャブが前方に位置する障害物と衝突して、後退位置に位置するときに固定軸が嵌入溝に嵌ることで、キャブヒンジブラケットに対するキャブの位置が安定する。そのため、キャブの衝突後においてリンクがキャブの衝突前の状態に戻ることが抑えられる。
上記キャブ用連結構造の他の態様において、前記リンクは、第1端部と第2端部と、を備え、前記第1接続部が、前記第1端部であり、前記第2接続部が、前記第2端部を含む。前記リンクは、前記第1端部から前記第2端部に向けて延びる途中に位置する1つの屈曲部で折れ曲がる板形状を有する。前記リンクのうち、前記第1端部から前記屈曲部までの部分は前記キャブフロアメンバーに沿って延び、前記挿入溝は、前記屈曲部と前記第2端部との間に位置している。
上記キャブ連結構造の他の態様によれば、リンクのうち、キャブフロアメンバーに接続された第1端部を含む部分が、キャブフロアメンバーに沿って延びているため、キャブが前方に位置する障害物と衝突したとき、前方から後方に向けた力がリンクに作用しやすい。それゆえに、第1接続部を中心とするリンクの回転と、第2接続部に対する固定軸の相対的な移動とが起こりやすい。
上記キャブ用連結構造の他の態様では、車両の幅方向において、前記固定軸は、前記キャブヒンジブラケットの外側面から外側に向けて突出し、前記キャブフロアメンバーは、前記キャブフロアメンバーの外側面から外側に向けて突出した回転軸をさらに備える。前記リンクは、前記キャブヒンジブラケットの外側、かつ、前記キャブフロアメンバーの外側に位置し、前記第1接続部が、前記回転軸を軸支する軸支部である。
上記キャブ用連結構造の他の態様によれば、車両の幅方向において、キャブフロアメンバーの内側やキャブヒンジブラケットの内側には、通常、車両の駆動に必要とされる各種の部材が収容される。この点で、上述した構成であれば、キャブ用連結構造が、車両の幅方向においてキャブフロアメンバーの外側、かつ、キャブヒンジブラケットの外側に位置するため、キャブ用連結構造に必要とされる空間が車両において確保されやすい。
図1から図6を参照してキャブ用連結構造を具体化した1つの実施形態を説明する。
[キャブ用連結構造]
図1および図2を参照して、キャブ用連結構造、および、キャブ用連結構造の周辺の構造を含む車両の構造を説明する。
[キャブ用連結構造]
図1および図2を参照して、キャブ用連結構造、および、キャブ用連結構造の周辺の構造を含む車両の構造を説明する。
図1が示すように、車両10は、車両10の前後方向に沿って延びる2つのフレーム11と、車両10の幅方向に沿って延び、2つのフレーム11の前端の各々に接続するクロスメンバー12とを備えている。各フレーム11において、前後方向におけるクロスメンバー12の近くには、車両10の備えるキャブをフレーム11に接続するためのキャブマウントブラケット13が位置している。
各フレーム11の上方には、キャブの下面において、フレーム11と同じく車両10の前後方向に沿って延びるキャブフロアメンバー14が位置している。各キャブフロアメンバー14は、キャブフロアメンバー14に接続するキャブヒンジブラケット15と、キャブヒンジブラケット15とキャブマウントブラケット13とに接続するリンクレバー部16とを介して、フレーム11に接続している。
図2は、車両10の右側面におけるキャブ用連結構造を含む構造を示している。車両10の右側面におけるキャブ用連結構造を含む構造と、車両10の左側面におけるキャブ用連結構造を含む構造とは、車両10に対する位置が相互に異なるものの、構成部材、および、構成部材間での接続の状態が相互に同じである。そのため、以下では、車両10の右側面における構造を説明し、車両10の左側面における構造の説明を省略する。
図2が示すように、キャブフロアメンバー14を構成する複数の面のうち、幅方向において外側に位置する面が外側面14aである。キャブフロアメンバー14は、外側面14aから幅方向に沿って外側に向けて突出した回転軸14bを備えている。
キャブヒンジブラケット15は、キャブフロアメンバー14の下方に位置し、キャブフロアメンバー14を構成する複数の面のうち、下側面14cに対して例えば複数のボルト17によって締結されている。各ボルト17は、締結部材の一例である。キャブヒンジブラケット15を構成する複数の面のうち、幅方向において外側に位置する面が外側面15aである。キャブヒンジブラケット15は、外側面15aから幅方向に沿って外側に向けて突出する固定軸15bを備えている。固定軸15bは、回転軸14bよりも後方、かつ、下方に位置している。
幅方向におけるキャブヒンジブラケット15の外側、かつ、幅方向におけるキャブフロアメンバー14の外側には、リンク18が位置している。リンク18は、前後方向に沿って延びる板形状を有し、キャブフロアメンバー14に接続された前端部18aと、キャブヒンジブラケット15に接続された後端部18bとを備えている。前端部18aが第1端部の一例であり、後端部18bが第2端部の一例である。リンク18、キャブフロアメンバー14、および、キャブヒンジブラケット15が、キャブ用連結構造20を構成している。
車両10の幅方向において、キャブフロアメンバー14の内側やキャブヒンジブラケット15の内側には、通常、車両10の駆動に必要とされる各種の部材が収容される。そのため、キャブ用連結構造20が、車両10の幅方向においてキャブフロアメンバー14の外側、かつ、キャブヒンジブラケット15の外側に位置するため、キャブ用連結構造20に必要とされる空間が車両10において確保されやすい。
リンクレバー部16は、前後方向に沿って延びるレバー16aと、レバー16aの後端から上下方向に沿って下方に向けて延びるレバーブラケット16bとを備えている。レバー16aは、幅方向におけるキャブヒンジブラケット15よりも内側、かつ、固定軸15bよりも前方の部位にて、キャブヒンジブラケット15に接続している。レバー16aは、レバー16aに対するキャブヒンジブラケット15の回転が可能な状態で、キャブヒンジブラケット15に接続している。
リンクレバー部16において、レバー16aは、レバーブラケット16bの上端を中心として、レバーブラケット16bに対して回転することができる。レバーブラケット16bは、レバーブラケット16bの下端において、例えば複数の締結部材によって、キャブマウントブラケット13に締結されている。
キャブマウントブラケット13は、例えば複数の締結部材によってフレーム11に締結されている。上下方向におけるキャブマウントブラケット13とキャブヒンジブラケット15との間には、上下方向に沿って延びる筒形状を有する緩衝装置19が位置している。緩衝装置19は、ショックアブソーバーとスプリングとを内部に含んでいる。緩衝装置19の上端部は、キャブヒンジブラケット15に接続し、緩衝装置19の下端部は、キャブマウントブラケット13に接続している。緩衝装置19は、キャブマウントブラケット13を介してフレーム11に接続して、フレーム11からキャブに向けて入力される振動を吸収する。
[リンク]
図3を参照してリンク18の構成を説明する。なお、キャブヒンジブラケット15に対するキャブフロアメンバー14の位置のなかで、キャブフロアメンバー14とキャブヒンジブラケット15とが、ボルト17によって締結された位置が初期位置である。一方で、キャブフロアメンバー14の位置のなかで、キャブヒンジブラケット15に対してキャブフロアメンバー14が最も後退した位置が後退位置である。なお、キャブフロアメンバー14がキャブヒンジブラケット15に対して後退するとき、ボルト17によるキャブヒンジブラケット15とキャブフロアメンバー14との締結は、キャブ用連結構造20に作用した外力によって解除される。キャブヒンジブラケット15とキャブフロアメンバー14との締結は、例えば、ボルト17が破断されること、あるいは、ボルト17がキャブフロアメンバー14から外れることなどによって解除される。以下では、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するときのリンク18の構成を説明する。
図3を参照してリンク18の構成を説明する。なお、キャブヒンジブラケット15に対するキャブフロアメンバー14の位置のなかで、キャブフロアメンバー14とキャブヒンジブラケット15とが、ボルト17によって締結された位置が初期位置である。一方で、キャブフロアメンバー14の位置のなかで、キャブヒンジブラケット15に対してキャブフロアメンバー14が最も後退した位置が後退位置である。なお、キャブフロアメンバー14がキャブヒンジブラケット15に対して後退するとき、ボルト17によるキャブヒンジブラケット15とキャブフロアメンバー14との締結は、キャブ用連結構造20に作用した外力によって解除される。キャブヒンジブラケット15とキャブフロアメンバー14との締結は、例えば、ボルト17が破断されること、あるいは、ボルト17がキャブフロアメンバー14から外れることなどによって解除される。以下では、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するときのリンク18の構成を説明する。
リンク18は、前端部18aと後端部18bとを備え、前端部18aから後端部18bに向けて延びる途中に位置する屈曲部18cにおいて、下方に向けて折れ曲がる板形状を有している。リンク18のうち、前端部18aから屈曲部18cまでの部分が、キャブフロアメンバー14に沿って延びる前板部18dである。リンク18のうち、屈曲部18cから後端部18bまでの部分が後板部18eであり、後板部18eは、キャブフロアメンバー14と交差する方向であるスライド方向に沿って延びている。後板部18eは、前端部18aよりも下方に向けて延びる形状を有し、かつ、前端部18aよりも後方に位置している。前端部18aが第1接続部の一例であり、後板部18eが第2接続部の一例である。
前端部18aは、キャブフロアメンバー14の回転軸14bを軸支する軸支部であり、前端部18aには、前端部18aを幅方向に沿って貫通する軸支穴が形成されている。前端部18aに形成された軸支穴に回転軸14bが通されることによって、前端部18aは、キャブフロアメンバー14に対して回転が可能な状態で接続されている。後端部18bは、キャブヒンジブラケット15の固定軸15bに接続されている。
後板部18eには、挿入溝18fが形成され、挿入溝18fは、スライド方向に沿って延びる形状を有している。挿入溝18fには、キャブヒンジブラケット15の固定軸15bが挿入されている。固定軸15bは、後板部18eに対してスライド方向に沿って相対的に移動することが可能な状態で、挿入溝18fに挿入されている。
挿入溝18fは、屈曲部18cと後端部18bとの間に位置し、固定軸15bが挿入される部位から前方、かつ、上方に向かって延びている。さらに、挿入溝18fは、固定軸15bが挿入される部位から、固定軸15bと前端部18aとを結ぶ直線Lよりも上方に向けて延びる形状を有している。
後板部18eには、挿入溝18fの一部として嵌入溝18gが形成され、嵌入溝18gには、キャブフロアメンバー14が後退位置に位置するとき、固定軸15bが嵌入する。嵌入溝18gは、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するとき、挿入溝18fの後端部、かつ、固定軸15bの下方に位置している。
[キャブ用連結構造の作用]
図4から図6を参照して、車両10の備えるキャブに、キャブの前方に位置する障害物が衝突したときのキャブ用連結構造20の作用を説明する。なお、図4には、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置する状態が示され、図6には、キャブフロアメンバー14が後退位置に位置する状態が示されている。また、図5には、キャブフロアメンバー14の位置が、初期位置から後退位置に変わる期間の途中の位置である中間位置であるときのキャブ用連結構造20の状態が示されている。
図4から図6を参照して、車両10の備えるキャブに、キャブの前方に位置する障害物が衝突したときのキャブ用連結構造20の作用を説明する。なお、図4には、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置する状態が示され、図6には、キャブフロアメンバー14が後退位置に位置する状態が示されている。また、図5には、キャブフロアメンバー14の位置が、初期位置から後退位置に変わる期間の途中の位置である中間位置であるときのキャブ用連結構造20の状態が示されている。
図4が示すように、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するとき、キャブを構成するパネルPが、車両10の前方に位置する障害物、例えば、先行車両Vに衝突する。これにより、パネルPには、車両10の前方から後方に向けた力Fが作用し、パネルPに作用する力Fの大きさが所定の大きさを超えると、キャブフロアメンバー14がキャブヒンジブラケット15に対して後退する。
パネルPに力Fが作用すると、キャブフロアメンバー14が、ほぼ水平方向に沿って後退することで、キャブフロアメンバー14に接続するリンク18の前端部18aも、ほぼ水平方向に沿って後退する。そして、キャブフロアメンバー14の後退に伴って、挿入溝18fが、スライド方向に沿って固定軸15bよりも下方に向けて移動する。すなわち、固定軸15bが、挿入溝18fの下端部から上端部に向けて、後板部18eに対して相対的に移動する。このとき、挿入溝18fに対する固定軸15bの相対的な位置が変わるに連れて、後板部18eが、前端部18aを中心として左回りに回転する。
上述したように、リンク18のうち、キャブフロアメンバー14に接続された前端部18aを含む前板部18dは、キャブフロアメンバー14に沿って延びている。そのため、キャブがキャブの前方に位置する先行車両Vと衝突したとき、前方から後方に向けた力Fがリンク18に作用しやすい。それゆえに、前端部18aを中心とするリンク18の回転と、後板部18eに対する固定軸15bの相対的な移動とが起こりやすい。
このように、挿入溝18fは、キャブヒンジブラケット15に対するキャブフロアメンバー14の後退を、後板部18eに対する固定軸15bの相対的な移動を通じて、キャブフロアメンバー14に連動した前端部18aの後退と、前端部18aを中心とした後板部18eの回転との合成運動に変換する形状を有している。そのため、キャブ用連結構造20に作用した力Fは、リンク18を運動させる力として作用する。それゆえに、リンク18によるキャブフロアメンバー14とキャブヒンジブラケット15との間の連結が解除されにくい。
図5が示すように、挿入溝18fが固定軸15bよりも下方に向かって移動する。これにより、回転軸14bは、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するとき、固定軸15bよりも前方に位置する一方で、キャブフロアメンバー14が中間位置に位置するとき、固定軸15bの直上まで後退する。キャブフロアメンバー14が中間位置に位置するとき、固定軸15bは、挿入溝18fの上端部に位置し、挿入溝18fは、固定軸15bから下方に向けて延びる形状を有している。
次いで、キャブフロアメンバー14がさらに後退することで、挿入溝18fは、固定軸15bよりも上方に向かって移動し始める。すなわち、固定軸15bが、挿入溝18fの上端部から下端部に向けて、後板部18eに対して相対的に移動し始める。これにより、固定軸15bの直上に位置する前端部18aが、固定軸15bよりも後方に向けて後退することが許容される。
図6が示すように、キャブフロアメンバー14がさらに後退して、キャブヒンジブラケット15に対して最も後退した位置である後退位置に位置する。キャブフロアメンバー14が初期位置から後退位置に向けて移動する間にわたって、リンク18の後板部18eは、前端部18aを中心として回転し続けている。
これにより、嵌入溝18gは、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するときには、固定軸15bの下方に位置する一方で、キャブフロアメンバー14が後退位置に位置するときには、固定軸15bの上方に位置する。そのため、キャブフロアメンバー14が後退位置に位置するとき、リンク18が自重によって固定軸15bに向けて下方に移動する。つまり、固定軸15bがリンク18に対して相対的に上方に移動し、結果として、固定軸15bが、嵌入溝18gに嵌入する。
そのため、キャブがキャブの前方に位置する先行車両Vと衝突して、後退位置に位置するとき、固定軸15bが嵌入溝18gに嵌ることで、キャブヒンジブラケット15に対するキャブの位置が安定する。それゆえに、キャブの衝突後においてリンク18がキャブの衝突前の状態に戻ることが抑えられる。
また、キャブフロアメンバー14の位置が、初期位置から後退位置に変わる間に、挿入溝18fが、固定軸15bよりも下方に向けて移動した後、固定軸15bよりも上方に向けて移動する。これにより、固定軸15bの位置が、挿入溝18fの下端部から上端部に向けて後板部18eに対して相対的に移動した後、挿入溝18fの上端部から下端部に向けて後板部18eに対して相対的に移動する。
そのため、挿入溝18fが延びる方向に沿う後板部18eの長さが長さAであり、キャブフロアメンバー14の移動距離が距離Bであるとき、距離Bは、長さAの2倍にほぼ等しい。一方で、キャブ連結構造のうち、挿入溝に対する固定軸の相対的な移動が、挿入溝における一方の端部から他方の端部に向けてのみ許容される構成では、距離Bが長さAとほぼ等しくなる。
このように、上述したキャブ用連結構造20によれば、固定軸15bに対して挿入溝18fが上方、および、下方に向かって往復移動するため、固定軸に対して挿入溝が1つの方向に沿って移動する構成と比べて、挿入溝18fの長さが短くて済む。
以上説明したように、本実施形態のキャブ用連結構造20によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)キャブがキャブの前方に位置する障害物と衝突したとき、キャブの前方から後方に向けた力Fは、以下の力としてキャブ用連結構造20に作用する。すなわち、キャブの前方から後方に向けた力Fは、キャブフロアメンバー14とキャブヒンジブラケット15との間の締結を解除する力として作用することに加えて、リンク18の前端部18aを中心として後板部18eを回転させながら、固定軸15bを後板部18eに対してスライドさせる力として作用する。
(1)キャブがキャブの前方に位置する障害物と衝突したとき、キャブの前方から後方に向けた力Fは、以下の力としてキャブ用連結構造20に作用する。すなわち、キャブの前方から後方に向けた力Fは、キャブフロアメンバー14とキャブヒンジブラケット15との間の締結を解除する力として作用することに加えて、リンク18の前端部18aを中心として後板部18eを回転させながら、固定軸15bを後板部18eに対してスライドさせる力として作用する。
つまり、キャブ用連結構造20に作用した力Fは、キャブフロアメンバー14とキャブヒンジブラケット15との間の締結を解除する力として作用し、かつ、リンク18を運動させる力として作用する。そのため、リンク18とキャブフロアメンバー14との間の連結、および、リンク18とキャブヒンジブラケット15との間の連結を解除する力として作用しにくい。
それゆえに、リンク18によるキャブフロアメンバー14とキャブヒンジブラケット15との間の連結が確保されやすい。結果として、キャブとフレーム11との連結が確保されやすい。
(2)リンク18によれば、固定軸15bよりも前方に位置するリンク18の前端部18aが、固定軸15bの直上まで後退することは、挿入溝18fが固定軸15bよりも下方に向かって移動することによって許容される。さらに、固定軸15bの直上に位置する前端部18aが固定軸15bよりも後方に向けて後退することは、挿入溝18fが固定軸よりも上方に向かって移動することによって許容される。そのため、挿入溝が、固定軸に対して1つの方向に沿って移動する構成と比べて、挿入溝18fの長さが短くて済む。
(3)キャブが前方に位置する障害物と衝突して、キャブフロアメンバー14が後退位置に位置するとき、固定軸15bが嵌入溝18gに嵌ることで、キャブヒンジブラケット15に対するキャブの位置が安定する。そのため、キャブの衝突後においてリンク18がキャブの衝突前の状態に戻ることが抑えられる。
(4)リンク18のうち、キャブフロアメンバー14に接続された前端部18aを含む前板部18dが、キャブフロアメンバー14に沿って延びているため、キャブが前方に位置する障害物と衝突したとき、前方から後方に向けた力Fがリンク18に作用しやすい。それゆえに、前端部18aを中心とするリンク18の回転と、後板部18eに対する固定軸15bの相対的な移動とが起こりやすい。
(5)車両10の幅方向において、キャブフロアメンバー14の内側やキャブヒンジブラケット15の内側には、通常、車両10の駆動に必要とされる各種の部材が収容される。この点で、キャブ用連結構造20が、車両10の幅方向においてキャブフロアメンバー14の外側、かつ、キャブヒンジブラケット15の外側に位置するため、キャブ用連結構造20に必要とされる空間が車両10において確保されやすい。
なお、上述した実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
なお、上述した実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・キャブヒンジブラケット15の固定軸15bは、外側面15aから車両10の幅方向における外側に向けて突出し、かつ、キャブフロアメンバー14の回転軸14bは、外側面14aから車両10の幅方向における外側に向けて突出している。そして、リンク18が、キャブフロアメンバー14の外側、かつ、キャブヒンジブラケット15の外側に位置している。
これに限らず、固定軸15bは、キャブヒンジブラケット15の内側面から車両10の幅方向における内側に向けて突出し、かつ、回転軸14bは、キャブフロアメンバー14の内側面から車両10の幅方向における内側に向けて突出する構成であってもよい。つまり、リンク18が、キャブフロアメンバー14の内側、かつ、キャブヒンジブラケット15の内側に位置する構成でもよい。こうした構成であっても、上述した(1)から(4)に準じた効果を得ることはできる。
・キャブフロアメンバー14が回転軸14bを備え、かつ、リンク18の前端部18aが、回転軸14bを軸支する軸支部である。これに限らず、リンク18が、回転軸を前端部に備え、かつ、キャブフロアメンバー14が、リンク18の回転軸を軸支する軸支部を備える構成であってもよい。こうした構成であっても、上述した(1)から(4)に準じた効果を得ることはできる。
・リンク18の後板部18eには、嵌入溝18gが形成されていなくてもよい。こうした構成であっても、上述した(1)、(2)、(4)、および、(5)に準じた効果を得ることはできる。
・図7が示すように、リンク28は、屈曲部18cを有する構成ではなく、所定の曲率半径R1を有した曲板形状を有する構成でもよい。こうした構成では、挿入溝28fもリンク28と同様、曲率半径R1を有する構成であればよい。そして、リンク28において、挿入溝28fを囲む部分が後板部28eであり、後板部28e以外の部分であって、前端部28aを含む部分が前板部28dである。
こうした構成であっても、図7が示すように、キャブのパネルPが先行車両Vに衝突すると、車両の前方から後方に向けた力FがパネルPに作用する。これにより、キャブフロアメンバー14がほぼ水平な方向に沿って後退し、挿入溝28fが、固定軸15bの下方に向けて移動し、かつ、後板部28eが前端部28aを中心として回転する。これにより、図8が示すように、キャブフロアメンバー14が中間位置に位置するとき、前端部28aが、固定軸15bの直上まで後退し、固定軸15bは、挿入溝28fの上端部に位置する。
図9が示すように、キャブフロアメンバー14がさらに後退し、挿入溝28fが、固定軸15bよりも上方に向けて移動する。そして、キャブフロアメンバー14が後退位置に位置するとき、固定軸15bは、嵌入溝28gに嵌入する。
このように、図7から図9に示される変形例によっても、上述した(1)から(5)に準じた効果を得ることはできる。
このように、図7から図9に示される変形例によっても、上述した(1)から(5)に準じた効果を得ることはできる。
・図10が示すように、リンク38のうち、前端部38aを含む前板部38dが、所定の曲率半径R2を有した曲板形状である一方で、後板部38eが、キャブフロアメンバー14と交差する方向に沿って延びる直線状の板形状を有する構成であってもよい。こうした構成では、挿入溝38fは、後板部38eと同じ方向に沿って延びる形状を有していればよい。こうした構成であっても、上述した(1)から(5)に準じた効果を得ることはできる。
・リンクのうち、前板部が、キャブフロアメンバー14に沿う直線状の板形状を有する一方で、後板部が、所定の曲率半径を有した曲板形状であってもよい。こうした構成によっても、上述した(1)から(5)に準じた効果を得ることはできる。
・図11が示すように、リンク48のうち、前板部48dが、所定の曲率半径R3を有した曲板形状であり、後板部48eが、前板部48dとは異なる曲率半径R4を有する曲板形状であり、後板部48eの曲率中心が、リンク48を挟んで前板部48dの曲率中心とは反対側に位置する構成でもよい。こうした構成では、挿入溝48fも後板部48eと同様、曲率半径R4を有する構成であればよい。
こうした構成であっても、図11が示すように、キャブのパネルPが先行車両Vに衝突すると、車両10の前方から後方に向けた力FがパネルPに作用する。これにより、キャブフロアメンバー14がほぼ水平な方向に沿って後退し、挿入溝48fが、固定軸15bの下方に向けて移動し、かつ、後板部48eが前端部48aを中心として回転する。これにより、図12が示すように、キャブフロアメンバー14が中間位置に位置するとき、前端部48aが、固定軸15bの直上まで後退し、固定軸15bは、挿入溝48fの上端部に位置する。
図13が示すように、キャブフロアメンバー14がさらに後退し、挿入溝48fが、固定軸15bよりも上方に向けて移動する。そして、キャブフロアメンバー14が後退位置に位置するとき、固定軸15bは、嵌入溝48gに嵌入する。
このように、図11から図13に示される変形例によっても、上述した(1)から(5)に準じた効果を得ることはできる。
このように、図11から図13に示される変形例によっても、上述した(1)から(5)に準じた効果を得ることはできる。
・リンク48において、前板部48dの曲率半径と、後板部48eの曲率半径とは、相互に同じであってもよい。
・リンクにおいて、前板部の有する曲率半径と、後板部の有する曲率半径とが相互に異なり、かつ、前板部の曲率中心と、後板部の曲率中心とが、リンクに対する同じ側に位置する構成でもよい。こうした構成であっても、上述した(1)から(5)に準じた効果を得ることはできる。
・リンクにおいて、前板部の有する曲率半径と、後板部の有する曲率半径とが相互に異なり、かつ、前板部の曲率中心と、後板部の曲率中心とが、リンクに対する同じ側に位置する構成でもよい。こうした構成であっても、上述した(1)から(5)に準じた効果を得ることはできる。
・キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するとき、挿入溝18fは、固定軸15bが挿入される部位から前方、かつ、上方に向かって延び、さらに、固定軸15bの挿入される部位から、固定軸15bと前端部18aとを結ぶ直線Lよりも下方に向けて延びる形状を有してもよい。こうした構成であっても、上述した(1)に準じた効果を得ることはできる。また、こうした構成によっても、キャブフロアメンバー14の移動距離は、挿入溝18fの形成された後板部18eの長さのほぼ2倍になる。
・キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するとき、挿入溝18fは、固定軸15bが挿入される部位から前方、かつ、上方に向かって延び、さらに、固定軸15bと前端部18aとを結ぶ直線L上に位置する形状を有してもよい。こうした構成であっても、上述した(1)に準じた効果を得ることはできる。なお、こうした構成では、キャブフロアメンバー14の延びる方向と、直線Lとが形成する角度が小さくなるほど、前方から後方に向けた力Fがリンク18の回転に変換されにくくなる。それゆえに、前方から後方に向けた力Fがリンク18の回転に円滑に変換される上では、挿入溝18fは、固定軸15bと前端部18aとを結ぶ直線Lと交差する方向に沿って延びる形状を有することが好ましい。
・キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するとき、リンク18の第2接続部、すなわち、リンク18においてリンク18に形成された挿入溝18fを囲む部分が、リンク18の第1接続部、すなわち、キャブフロアメンバー14に対して回転が可能な状態で接続された部分よりも前方に位置してもよい。こうした構成では、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するとき、キャブヒンジブラケット15の固定軸15bが、挿入溝18fの上端部に挿入された構成、すなわち、挿入溝18fが固定軸15bから下方に向けて延びる形状を有していることが好ましい。こうした構成であっても、挿入溝18fが固定軸15bの下方に向けて移動することは可能であるため、上述した(1)に準じた効果を得ることはできる。
・キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するとき、リンク18の第2接続部、すなわち、リンク18においてリンク18に形成された挿入溝18fを囲む部分が、リンク18の第1接続部、すなわち、キャブフロアメンバー14に対して回転が可能な状態で接続された部分の直上に位置してもよい。こうした構成では、キャブフロアメンバー14が初期位置に位置するとき、キャブヒンジブラケット15の固定軸15bが、挿入溝18fの上端部に挿入された構成、すなわち、挿入溝18fが固定軸15bから下方に向けて延びる形状を有していることが好ましい。こうした構成であっても、挿入溝18fが固定軸15bの下方に向けて移動することは可能であるため、上述した(1)に準じた効果を得ることはできる。
10…車両、11…フレーム、12…クロスメンバー、13…キャブマウントブラケット、14…キャブフロアメンバー、14a,15a…外側面、14b…回転軸、14c…下側面、15…キャブヒンジブラケット、15b…固定軸、16…リンクレバー部、16a…レバー、16b…レバーブラケット、17…ボルト、18,28,38,48…リンク、18a,28a,38a,48a…前端部、18b…後端部、18c…屈曲部、18d,28d,38d,48d…前板部、18e,28e,38e,48e…後板部、18f,28f,38f,48f…挿入溝、18g,28g,48g…嵌入溝、19…緩衝装置、20…キャブ用連結構造、P…パネル、V…先行車両。
Claims (5)
- 車両の前後方向に沿って延びる形状を有したキャブフロアメンバーと、
固定軸を備えるキャブヒンジブラケットと、
前記キャブフロアメンバーに対して回転が可能な状態で接続された第1接続部と、前記固定軸に接続された第2接続部とを備えるリンクと、
を備え、
前記第2接続部には、
1つの方向であるスライド方向に沿って延びる形状を有した挿入溝であって、前記固定軸が前記第2接続部に対して前記スライド方向に沿って相対的に移動が可能な状態で挿入される前記挿入溝が形成され、
前記挿入溝は、
前記キャブヒンジブラケットに対する前記キャブフロアメンバーの後退を、前記第2接続部に対する前記固定軸の相対的な移動を通じて、前記キャブフロアメンバーに連動した前記第1接続部の後退と、前記第1接続部を中心とした前記第2接続部の回転との合成運動に変換する形状を有している
キャブ用連結構造。 - 前記キャブフロアメンバーの下方に位置して、前記キャブフロアメンバーを前記キャブヒンジブラケットに締結する締結部材をさらに備え、
前記キャブフロアメンバーの位置のなかで前記キャブフロアメンバーと前記キャブヒンジブラケットとが前記締結部材によって締結された位置が初期位置であり、
前記キャブフロアメンバーが前記初期位置に位置するとき、
前記第2接続部は、前記第1接続部よりも下方に向けて延びる形状を有し、かつ、前記第1接続部よりも後方に位置し、
前記挿入溝は、前記固定軸が挿入される部位から前方、かつ、上方に向かって延び、さらに、前記固定軸が挿入される部位から前記固定軸と前記第1接続部とを結ぶ直線よりも上方に向けて延びる形状を有している
請求項1に記載のキャブ用連結構造。 - 前記キャブフロアメンバーの位置のなかで前記キャブヒンジブラケットに対して前記キャブフロアメンバーが最も後退した位置が後退位置であり、
前記第2接続部には、前記キャブフロアメンバーが前記後退位置に位置するときに前記固定軸が嵌入する溝である嵌入溝が前記挿入溝の一部としてさらに形成されている
請求項1または2に記載のキャブ用連結構造。 - 前記リンクは、第1端部と第2端部と、を備え、
前記第1接続部が、前記第1端部であり、
前記第2接続部が、前記第2端部を含み、
前記リンクは、
前記第1端部から前記第2端部に向けて延びる途中に位置する1つの屈曲部で折れ曲がる板形状を有し、
前記リンクのうち、前記第1端部から前記屈曲部までの部分は前記キャブフロアメンバーに沿って延び、
前記挿入溝は、前記屈曲部と前記第2端部との間に位置している
請求項1から3のいずれか一項に記載のキャブ用連結構造。 - 車両の幅方向において、
前記固定軸は、前記キャブヒンジブラケットの外側面から外側に向けて突出し、
前記キャブフロアメンバーは、前記キャブフロアメンバーの外側面から外側に向けて突出した回転軸をさらに備え、
前記リンクは、前記キャブヒンジブラケットの外側、かつ、前記キャブフロアメンバーの外側に位置し、前記第1接続部が、前記回転軸を軸支する軸支部である
請求項1から4のいずれか一項に記載のキャブ用連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014175679A JP2016049854A (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | キャブ用連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014175679A JP2016049854A (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | キャブ用連結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016049854A true JP2016049854A (ja) | 2016-04-11 |
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ID=55657698
Family Applications (1)
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JP2014175679A Pending JP2016049854A (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | キャブ用連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016049854A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018034652A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 日野自動車株式会社 | キャブのチルト規制構造 |
JP2021160513A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | いすゞ自動車株式会社 | キャブ支持体 |
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2014
- 2014-08-29 JP JP2014175679A patent/JP2016049854A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021160513A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | いすゞ自動車株式会社 | キャブ支持体 |
JP7276226B2 (ja) | 2020-03-31 | 2023-05-18 | いすゞ自動車株式会社 | キャブ支持体 |
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