JP2016049086A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】出力用の無端回動体を介して刈取部に動力が伝達される伝動機構におけるメンテナンス作業を行い易いものにする。
【解決手段】エンジンの動力が伝達される中継伝動軸71に、エンジンの動力が入力用の無端回動体70を介して入力される入力回転体135aと、入力される動力を出力用の無端回動体73を介して刈取部に伝達する刈取出力回転体135bとが備えられ、刈取出力回転体135bが、入力回転体135aよりも中継伝動軸71の軸端側に備えられている。
【選択図】図13

Description

本発明は、エンジンの動力を中継伝動軸を介して刈取部に伝達するように構成されているコンバインに関する。
従来のコンバインは、エンジンの動力が唐箕軸から、入力用の無端回動体としての入力用ベルト伝動機構を介して、中継伝動軸としての扱胴入力軸に伝達され、その扱胴入力軸から更に、出力用の無端回動体としての出力用ベルト伝動機構を介して刈取部の入力軸に動力が伝達されるように構成され、扱胴入力軸に備えられる入力用ベルト伝動機構における入力用回転体は、出力用ベルト伝動機構における出力用回転体よりも軸端側に位置する状態で備えられていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2013−153684号公報
上記従来構成では、入力用ベルト伝動機構が出力用ベルト伝動機構よりも軸端側に位置することになる。入力用ベルト伝動機構は、エンジンの動力を扱胴及び刈取部の夫々に伝達すべく大きな駆動負荷が掛かるものであるから、大型の伝動ベルトを複数並列状態で備える構成となっている。これに対して、出力用ベルト伝動機構は、刈取部だけに動力伝達するものであり、入力用ベルト伝動機構に比べると駆動負荷は小さい。しかも、機体前部の狭い領域にそれらの伝動機構を配備する必要があるから、1個の小形の伝動ベルトで動力伝達する構成となっている。
刈取部は、良好な刈取作業が行われている間は、駆動負荷は小さいが、刈取作業に伴って、作物の搬送詰まり等に起因して駆動負荷が一時的に過大になることがある。その結果、作業状況によっては、このような大きい駆動負荷が出力用ベルト伝動機構に掛かることがあり、出力用ベルト伝動機構において、修理交換等のメンテナンス作業の頻度が大になるおそれがあった。
しかし、従来構成では、出力用ベルト伝動機構は、入力用ベルト伝動機構よりも軸芯方向の内奥側に位置しているので、上記したようなメンテナンス作業を行う場合、その都度、大型の入力用ベルト伝動機構も同時に外さなければならず、煩わしい作業となる不利があった。
そこで、出力用の無端回動体を介して刈取部に動力が伝達される伝動機構におけるメンテナンス作業を行い易いものにすることが望まれていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、
エンジンの動力が伝達される中継伝動軸が備えられ、
前記中継伝動軸に、前記エンジンの動力が入力用の無端回動体を介して入力される入力回転体と、入力される動力を出力用の無端回動体を介して刈取部に伝達する刈取出力回転体とが備えられ、
前記刈取出力回転体が、前記入力回転体よりも前記中継伝動軸の外端側に備えられている点にある。
本発明によれば、刈取出力回転体が入力回転体よりも中継伝動軸の軸端側に備えられているから、出力用の無端回動体が入力用の無端回動体よりも中継伝動軸の外端側、すなわち、機体外方に臨む箇所に位置することになる。
その結果、刈取部に対して動力伝達が行われる出力用の無端回動体のメンテナンス作業を行うときは、入力用の無端回動体は外さずに装着したまま、煩わしさなく出力用の無端回動体だけを取り外すことができる。
従って、出力用の無端回動体を介して刈取部に動力が伝達される伝動機構におけるメンテナンス作業を行い易いものにすることが可能となった。
本発明においては、前記刈取出力回転体と前記入力回転体とが1つの伝動回転体にて一体的に形成されていると好適である。
本構成によれば、刈取出力回転体と入力回転体とが1つの伝動回転体にて一体的に形成されているから、刈取出力回転体と入力回転体とを別体で各別に作成する場合に比べて、作製の手間が少なくなり、しかも、中継伝動軸に対する組み付け作業も簡単になり、コストの低減を図ることが可能となる。
本発明においては、前記中継伝動軸が筒状ケースの内部に回転自在に内装され、
前記伝動回転体が前記中継伝動軸における前記筒状ケースから外方に突出する軸端部に一体回転自在に取り付けられ、
前記伝動回転体に軸芯方向に沿って凹入する凹入部が形成され、
前記筒状ケースの外端部が前記凹入部に入り込む状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、伝動回転体は、筒状ケースから外方に突出する中継伝動軸の軸端部に取り付けられる。筒状ケースの外端部が、伝動回転体に軸芯方向に沿って凹入する状態で形成された凹入部内に入り込み、伝動回動体にて筒状ケースの端部側を覆う状態で、伝動回転体が筒状ケースに対して位置している。
その結果、中継伝動軸の軸端部に取り付けられる伝動回転体が、中継伝動軸に対して軸芯方向に沿って重なり合った状態で位置することになり、その径方向に重なった分だけ、軸芯方向に沿う伝動構造のコンパクト化を図ることができる。
本発明においては、前記伝動回転体は、複数の伝動ベルトが並ぶ状態で巻回される幅広の多連型のベルト巻回部を備えるとともに、この多連型のベルト巻回部の内部に位置する状態で前記凹入部が形成されていると好適である。
本構成によれば、伝動回転体は、複数の伝動ベルトが並ぶ状態で巻回される幅広の多連型のベルト巻回部を備えている。すなわち、入力用の無端回動体は、刈取部へ伝達される動力に加えて、他の装置、例えば、脱穀装置の扱胴等へ伝達される動力も合わせて伝達されるものであるから、大きな駆動負荷に耐えるように、入力用の無端回動体として横方向に並ぶ複数の伝動ベルトを備えるのである。
そして、このように複数の伝動ベルトが並ぶ状態で巻回される幅広の多連型のベルト巻回部の内部に凹入部を形成することで、凹入部の入り込み深さを大きくして、軸芯方向に沿う伝動構造の更なるコンパクト化を図ることができる。
本発明においては、前記中継伝動軸の軸端部における前記刈取出力回転体よりも外端側箇所に、前記出力用の無端回動体に張力を付与する伝動入り状態と付与を解除する伝動切り状態とに切り換え自在なテンションクラッチ機構が支持されていると好適である。
本構成によれば、中継伝動軸の軸端部における刈取出力回転体よりも外端側箇所に、テンションクラッチ機構が支持されるので、メンテナンス作業を行うときは、外方側から簡単に中継伝動軸の端部側箇所に備えられたテンションクラッチ機構を取り外すことができる。
又、出力用の無端回動体のメンテナンス作業を行う場合には、テンションクラッチ機構を取り外すことにより、出力用の無端回動体が張力付与が解除された状態となり、そのまま出力用の無端回動体を取り外せばよく、容易に作業を行うことができる。
本発明においては、前記テンションクラッチ機構が、前記中継伝動軸に回動自在に外嵌支持されるテンションアームと、そのテンションアームに支持されて前記出力用の無端回動体に作用するテンション輪体とを備えていると好適である。
本構成によれば、テンション輪体を支持するためのテンションアームが、中継伝動軸を利用して回動自在に支持されるので、例えば、固定部に専用の支持部材を備える等の構造の複雑化を招くことなく、簡易な支持構造でテンションクラッチ機構を支持することができる。
本発明においては、前記テンション輪体が前記出力用の無端回動体から離間する方向に前記テンションアームを回動付勢する付勢機構と、
運転部に備えられたクラッチレバーの操作に基づいて、前記付勢機構の付勢力に抗して前記テンション輪体が前記出力用の無端回動体に作用して緊張力を付与するように前記テンションアームを回動操作する連係操作機構とが備えられ、
前記テンションアームのうち前記中継伝動軸よりも下方側箇所に前記テンション輪体が支持され、
前記テンションアームのうち前記中継伝動軸よりも上方側箇所に前記付勢機構が連結され、
前記テンションアームのうち前記中継伝動軸よりも下方側箇所に前記連係操作機構が連結されていると好適である。
本構成によれば、運転部に備えられたクラッチレバーが操作されなければ、付勢機構の付勢力により、テンション輪体が出力用の無端回動体から離間する状態となり、刈取部への動力伝達が遮断される。一方、クラッチレバーが操作されると、連係操作機構の操作によりテンション輪体が出力用の無端回動体に作用して緊張力を付与する状態となり、刈取部に対する動力伝達が行われる。
クラッチレバーが操作されておらず、出力用の無端回動体が回動駆動されているときには、付勢機構の付勢力によりテンション輪体は出力用の無端回動体から確実に離間するので、テンション輪体が出力用の無端回動体に近接して、出力用の無端回動体に接触したり離間したりすることを繰り返して、テンションアームが不安定に振動する等の不利のない状態で、円滑に駆動することができる。
又、テンションアームのうち中継伝動軸よりも下方側箇所にテンション輪体が支持されており、テンションアームのうち中継伝動軸よりも上方側箇所に付勢機構が連結され、且つ、テンションアームのうち中継伝動軸よりも下方側箇所に連係操作機構が連結されているので、テンション輪体、付勢機構、連係操作機構を、中継伝動軸の上下両側に適切に振り分けて配備することで、クラッチ入り切り操作を適切に行えるものでありながら、テンションクラッチ機構を横幅を小さくしてコンパクトな形状に収めることが可能となる。
本発明においては、前記中継伝動軸において、入力される動力が前記刈取部に伝達する動力と扱胴に伝達する動力とに分配されると好適である。
本構成によれば、入力用の無端回動体により入力回転体を介して中継伝動軸に入力された動力が、刈取出力回転体から出力用の無端回動体を介して刈取部に動力が伝達され、さらに、その中継伝動軸から扱胴用の伝動機構を介して扱胴に動力伝達される。このように中継伝動軸において動力が分配されて扱胴と刈取部に夫々伝達される。
普通型コンバインの全体側面図である。 普通型コンバインの全体平面図である。 運転部の平面図である。 原動部の側面図である。 ファン回転切換機構を示す平面図である。 ファン回転切換機構の動作説明図である。 ファン回転切換機構の動作説明図である。 切換操作レバーの斜視図である。 伝動系統図である。 刈取クラッチを示す側面図である。 刈取クラッチを示す正面図である。 刈取クラッチを示す側面図である。 刈取クラッチを示す縦断正面図である。 サイドパネル支持構造を示す側面図である。 サイドパネル支持構造を示す縦断正面図である。 パネル支持フレームの分解斜視図である。 クラッチ操作構造を示す側面図である。 クラッチ操作構造を示す正面図である。 主変速レバーの支持部の縦断側面図である。 主変速レバーの支持部の縦断正面図である。
以下、本発明に係るコンバインの実施形態を普通型コンバインに適用した場合について図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1,2に、稲や麦などを収穫対象とする普通型コンバインが示されている。このコンバインは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ式走行装置2を装備した走行機体を備え、その走行機体の前部に、収穫対象の植立穀稈を刈り取って後方に向けて搬送する刈取部としての刈取搬送部3が横軸芯周りで揺動昇降自在に連結されている。そして、機体フレーム1上に、刈取搬送部3からの刈取穀稈に対して扱き処理を施すとともに、その扱き処理で得られた脱穀処理物に対して選別処理を施す脱穀装置4、脱穀装置4からの穀粒を貯留する穀粒タンク5、穀粒タンク5に貯留される穀粒を機外に排出するための穀粒排出装置6、操縦者が搭乗して運転操作を行う運転部7等が備えられている。
運転部7は機体前部右側に位置し、運転部7の後方に穀粒タンク5が位置している。脱穀装置4が左側に位置し、穀粒タンク5が右側に位置する状態で、脱穀装置4と穀粒タンク5とが左右方向に並ぶ状態で備えられている。そして、運転部7の下方側には、駆動用のエンジン8が備えられ、エンジン8の動力が各部に伝達される。
尚、この実施形態では、左方向及び右方向を定義するときは、機体進行方向視を基準に左右を定義する。
刈取搬送部3は、機体走行に伴って、植立穀稈を収穫対象の植立穀稈と収穫対象外の植立穀稈とに梳き分ける分草具9、収穫対象の植立穀稈を後方に向けて掻き込む回転リール10、収穫対象の植立穀稈の株元側を切断するバリカン形の刈取装置11、切断後の刈取穀稈を左右方向の中央側の所定箇所に寄せ集め後方に向けて送り出す横送りオーガ12、刈取穀稈を脱穀装置4に向けて搬送するフィーダ13等を備えて構成されている。そして、刈取搬送部3は、図示しない油圧シリンダにより横軸芯P1周りで昇降揺動自在に支持されている。
脱穀装置4は、詳述はしないが、左右両側の側壁と上部の天板によって囲われた内部空間の上部側に、前後軸芯周りで回転する扱胴15(図9参照)により、フィーダ13より搬送されてくる刈取穀稈の扱き処理したのち、扱き処理物を穀粒、二番物、排ワラ屑等に選別するように構成されている。穀粒は一番回収スクリュー16(図9参照)により横一側に搬送されたのち、縦搬送装置17により上方に搬送されて穀粒タンク5に貯留される。二番物は二番回収スクリュー18(図9参照)により横一側に搬送されたのち、二番物還元装置19により脱穀装置4内部に還元され、排ワラ屑等は機体後方側外方に排出される。刈取作業終了後に、穀粒タンク5に貯留される穀粒は、穀粒排出装置6により機外に排出される。
図1に示すように、穀粒タンク5の底部には貯留している穀粒を後方側外方に送り出す底スクリュー5aが備えられている。底スクリュー19にて穀粒タンク5の下部から外方に送り出された穀粒を搬送して機体外部の図示しない排出箇所に排出する穀粒排出装置6が備えられている。
穀粒排出装置6は、周知構造のスクリュー式搬送装置であり、穀粒タンク5の下部に備えられた底スクリュー5aにより横向きに外方に送り出された穀粒を上方に向けて搬送する縦スクリューコンベア6aと、縦スクリューコンベア6aの搬送終端部から水平方向に穀粒を搬送する横スクリューコンベア6bとを備えている。又、縦スクリューコンベア6aの下部と脱穀装置5とを接続する接続ケース6cと、縦スクリューコンベア6aと横スクリューコンベア6bとを、穀粒搬送可能に連通する状態で且つ途中部にて横軸芯周り相対回動自在に接続する接続部6dとを備えている。この穀粒排出装置6は、穀粒を搬送したのち横スクリューコンベアの先端部に形成された排出口6eから穀粒を外部に排出することができる。
そして、エンジン8からの動力がベルトテンション式の排出クラッチ20を介して底スクリュー5aに伝達されたのち、その動力が穀粒排出装置に伝達されて回転駆動され、穀粒排出操作を行える。
穀粒排出装置6は、旋回モータMの駆動により、縦スクリューコンベア6aの中心の上下軸芯Y周りで全体が旋回操作自在に構成されている。又、横スクリューコンベア6bは昇降シリンダCの駆動により横軸芯X周りで揺動昇降自在に構成されている。
図4に示すように、運転部7の運転座席7Aの下方には原動部27が備えられている。この原動部27には、図3に示すとおり、エンジン8と、エンジン冷却用のラジエータ21と、ラジエータ21に冷却風を通風する回転ファン(以下、ファンと略称する)22と、このファン22の回転方向を変更することのできるファン回転切換機構23(通風状態切換機構の一例)とが備えられる。又、ラジエータ21へ供給する冷却風に塵埃などの侵入を防ぐ除塵具の一例である防塵網24が備えられる。
又、エンジン8に清浄化した燃料用空気を供給するためのエアークリーナ25と、外気から予め大きめの塵埃を除去した空気をエアークリーナ25に供給するためのプレクリーナ26とが備えられている。図1,2に示すように、エアークリーナ25は、エンジン8の上方側で且つ運転座席7Aの後方側に備えられている。一方、プレクリーナ26は、運転部7の左後方側端部であって且つ運転部7に備えられたキャノピー7Bよりも高い箇所に位置する状態で備えられている。このような位置に配備することで、穀粒タンクを外方側のメンテナンス位置に張り出し操作するときに、それと一体的に備えられるキャノピー7Bがプレクリーナ26に干渉することがない。
すなわち、穀粒タンク5は、縦スクリューコンベア6aにおける上下軸芯周りで回動自在に設けられ、機体内方側に引退する作用位置と機体横側外方に張り出すメンテナンス位置とに姿勢切り換え自在に構成されている。そして、穀粒タンク5の姿勢変更に伴って、キャノピー7Bがプレクリーナ26と干渉することを回避するようにしている。
〔ファン回転切換機構〕
次に、ファン回転切換機構23の構造について説明する。
図4に示すように、エンジン8の出力軸8aに装着した出力プーリ28と、エンジン8の側面に支持された回転軸29に回転自在に装着した遊転プーリ30と、オルタネータ31の入力プーリ32とに亘って第1ファンベルト33が巻回されている。テンションプーリ34は常に第1ファンベルト33に対して伝動用の緊張力を付与している。
図4〜7に示すように、回転軸29にファン22と一体に回転するファンプーリ22aが相対回転自在に外嵌装着され、回転軸29に切換揺動体35が相対回転自在に外嵌装着されている。又、軸芯方向に2つのプーリ36a,36bを一体に重ね合わせて形成した正転プーリ36と、軸芯方向に2つのプーリ37a,37bを一体に重ね合わせて形成した逆転プーリ37とが切換揺動体35に回転自在に取り付けられている。ファンプーリ22aと、正転プーリ36の一方のプーリ36aと、逆転プーリ37の一方のプーリ37aとに亘って第2ファンベルト38が巻回されている。
切換揺動体35を図7に示す冷却位置に切り換え操作すると、エンジン8の出力に伴って回転する出力プーリ28により図の矢印方向に常時回転している第1ファンベルト33の内面に正転プーリ36の他方のプーリ36bが押圧される。この正転プーリ36の二つのプーリ36a,36bを介することにより第1ファンベルト33の回転を第2ファンベルト38に伝達し、この第2ファンベルト38を図の矢印方向の時計周りに回転させる。このように回転させた第2ファンベルト38の動力は正転駆動として、ファン22と回転方向が一体となっているファンプーリ22aに伝達され、ファン22は正回転駆動状態になる。この状態では、ファン22は、エンジン冷却風を原動部27の外部から防塵網24を通してラジエータ21に供給する。つまり、防塵網24を介して外気を吸引してラジエータ21に風を通風する正流状態である。
切換揺動体35を図6に示す除塵位置に切り換え操作すると、エンジン8の出力に伴って回転する出力プーリ28により図の矢印方向に常時回転している第1ファンベルト33の外面に逆転プーリ37の他方のプーリ37bが押圧される。逆転プーリ37の二つのプーリ37a,37bを介することにより第1ファンベルト33の回転を第2ファンベルト38に伝達し、この第2ファンベルト38を図の矢印方向に反時計周り方向に回転させる。このように反転回転させた第2ファンベルト38の動力は逆転駆動として、ファン22と回転方向が一体となっているファンプーリ22aに伝達され、ファン22は逆回転駆動状態になる。この状態では、ファン22は、ラジエータ21を通して防塵網24に向けて送風し、防塵網24に付着しているワラ屑などの塵埃を外方に吹き飛ばして清掃する。つまり、ラジエータ21から防塵網24に向けて風を通風する逆流状態である。
次に、ファン回転切換機構23を切り換え操作する構造について説明する。
図4,6,7に示すように、ファン回転切換機構23は、運転部7のサイドパネル40に備えられた切換操作具としての切換操作レバー41による人為操作に基づいて、正流状態と逆流状態とに切り換えるように構成されている。具体的には、切換揺動体35が、切換操作レバー41の操作に基づいて、図7に示す如く第1ファンベルト33に正転プーリ36を押圧する冷却位置と、図6に示す如く第1ファンベルト33に逆転プーリ37を押圧する除塵位置とに切り換えるように構成されている。
図3,4に示すように、切換操作レバー41は、運転座席7Aの左後方側であってサイドパネル40の後部側に位置する箇所に備えられ、前後方向に沿って延びる前後向きフレーム体42に横軸芯P2周りで揺動操作自在に支持されている。切換操作レバー41の基端部には、切換操作レバー41の長手方向と交差する状態で前後方向に延びる天秤揺動アーム43が一体揺動自在に備えられている。又、天秤揺動アーム43の後端側の途中部と下方側に位置するバネ受け部44とにわたってコイルバネ(付勢機構の一例)45が連結され、切換操作レバー41が図4における反時計方向すなわち、正流状態に向けて揺動付勢されている。
図4に示すように、前後向きフレーム体42は、機体フレーム1から立設された支柱46及びその他のフレーム体によって支持されており、この前後向きフレーム体42には、作業クラッチとしての排出クラッチ20の入り切りを行う排出クラッチレバー47が、上記横軸芯P2位置と近接する箇所に設けられた横軸芯P3周りで揺動自在に支持されている。
図4,6,7に示すように、切換揺動体35に近い位置において機体側に固定された支持板48に横軸芯P4周りで揺動自在に回動操作体49が支持されている。この回動操作体49は、略三角形状の板体にて構成され、この回動操作体49の三角形の一辺の略中間部が支持板48に枢支されている。支持板48には、回動操作体49に接当作用して揺動限界を規制する規制部材50が備えられている。
回動操作体49の回動支点49aに対向する角部49bと切換揺動体35の揺動方向一端側箇所35aとがスプリング51を介して接続され、回動操作体49の回動支点49aが位置する一辺のうちの一方の角部49cと切換揺動体35の揺動方向他端側箇所35bとが第1操作ワイヤ52を介して接続されている。
そして、天秤揺動アーム43の一端部と、回動操作体49の回動支点49aが位置する一辺のうちの他方の角部49dとが第2操作ワイヤ53を介して接続され、天秤揺動アーム43の他端部と、回動操作体49の回動支点49aが位置する一辺のうちの一方の角部49cの近傍位置とが第3操作ワイヤ54を介して接続されている。
従って、スプリング51、3つの操作ワイヤ52,53,54、回動操作体49等により、切換操作レバー41とファン回転切換機構23とを連動連係する連係機構Rが構成されている。
このような構成のファン回転切換機構23は、切換操作レバー41を操作しない状態では、コイルバネ45の引っ張り付勢力により、切換操作レバー41が図7の反時計方向(左回り方向)に揺動付勢されるので、第2操作ワイヤ53が引き操作されて、切換揺動体35が図7の時計方向(右回り方向)に揺動付勢される。切換揺動体35が規制部材50に接当してそれ以上の揺動が規制されると、その位置(正転位置)で保持される(図7参照)。この状態では、切換揺動体35が冷却位置であり、ファン22が正回転状態になる。このとき、切換操作レバー41は、上方に向けて起立した起立姿勢となる。
切換操作レバー41を手動操作して図6の時計方向に揺動させると、第3操作ワイヤ54が引き操作され、切換揺動体35が図6の反時計方向に揺動操作される。切換揺動体35が規制部材50に接当してそれ以上の揺動が規制されると、その位置(逆転位置)で操作は停止する(図6参照)。この状態では、切換揺動体35が除塵位置であり、ファン22が逆回転状態になる。このとき、切換操作レバー41は、機体前部側に向けて倒伏する倒伏姿勢となる。操作者が、この倒伏姿勢の切換操作レバー41から手を離すと、切換操作レバー41はコイルバネ45の付勢力により自動的に起立姿勢(正転位置)に戻る。
従って、切換操作レバー41が、起立姿勢と倒伏姿勢とにわたり切り換え操作自在に設けられ、切換操作レバー41が起立姿勢に切り換え操作されるとファン回転切換機構23が正流状態に切り換わり、切換操作レバー41が倒伏姿勢に切り換え操作されるとファン回転切換機構23が逆流状態に切り換わるように構成されている。
図8に示すように、切換操作レバー41の移動操作経路の途中部には、切換操作レバー41の切り換え操作を牽制する牽制作用状態と切り換え操作を許容する非作用状態とに切り換え自在な牽制部材55が備えられている。牽制部材55は、切換操作レバー41を接当規制する牽制作用状態と切換操作レバー41の移動操作を許容する非作用状態との姿勢変更自在であり、夫々の状態でノブボルト56を締め付けることで位置保持することができる。
牽制部材55は、牽制作用状態では、切換操作レバー41の前後揺動操作領域内に進入して、接当規制により切換操作レバー41が倒伏姿勢に切り換わるのを牽制する。又、非作用状態では、切換操作レバー41の前後揺動操作領域から外れて、切換操作レバー41が倒伏姿勢に切り換わるのを許容する。
このように手動操作によりファン回転切換機構23の動作状態を切り換えるものであるから、操作者は収穫作業が行われるのに伴って、防塵網24での目詰りの状況に応じて、適切なタイミングでファン回転切換機構23を逆流状態に切り換えることができる。
そして、ファン回転切換機構23を逆流状態に切り換えるのに適したタイミングであることを報知手段にて報知するように構成されている。例えば、エンジン8の冷却水の温度の検出情報に基づいて、除塵状態に切り換える必要があれば、運転部7に備えられた報知手段としての表示パネル57にてそのことを表示するようにしている。そのとき、ブザーを鳴らして報知するようにしてもよい。
〔伝動構造〕
次に、伝動構造について説明する。
図9に示すように、エンジン8の動力が、第1伝動ベルト58を備えたベルト伝達機構59を介して、静油圧式無段変速装置からなる主変速装置61に伝達され、その主変速装置61にて変速されたのちエンジン8の機体前方側に備えられたミッションケース62に伝達される。ミッションケース62には、ギア噛み合い式の副変速装置63や図示しない旋回用操作機構等の伝動機構が備えられ、ミッションケース62に伝達された動力は、ミッションケース62内部の伝動機構を介して左右の走行装置2に伝達される。
又、エンジン8の動力が、第2伝動ベルト64を備えたベルトテンション式の脱穀クラッチ65を介して断続自在に唐箕66の回転軸67に伝達される。又、その唐箕回転軸67の左側端部から第3伝動ベルト68を介して、脱穀装置4における各部の装置、すなわち、一番回収スクリュー16、二番回収スクリュー18、選別用の揺動駆動機構69等に動力が伝達される。
一方、唐箕回転軸67の左側端部から入力用の無端回動体としての第4伝動ベルト70、左右向きの中継伝動軸71及びベベルギア伝動機構72を介して脱穀装置4の扱胴15に動力が伝達される。中継伝動軸71から出力用の無端回動体としての第5伝動ベルト73を備えたベルトテンション式の刈取クラッチ74を介して刈取用入力軸75に動力が伝達され、この刈取用入力軸75から刈取搬送部3の各部に動力が伝達される。
ベベルギア伝動機構72の右側には左右向きの逆回転軸76が設けられ、逆回転軸76から刈取用入力軸75に逆回転動力の伝達を可能にする動力断続自在な逆回転用の伝動機構77が備えられている。詳述はしないが、刈取クラッチ74を伝動切り状態にして、逆回転用の伝動機構77を一時的に伝動切り状態から伝動入り状態にして逆転駆動することで、刈取搬送部3において穀稈が噛み込まれて詰まりが発生したときに、その詰まり穀稈を除去することができるようにしている。
刈取用入力軸75は、フィーダ13の駆動側の回転軸を兼ねる構成となっており、又、刈取用入力軸75からチェーン伝動機構78を介して、フィーダ13の搬送始端部の右横側方に備えられた横向きの中継軸79に動力が伝達される。又、中継軸79から動力が横送りオーガ12と回転リール10とに伝達されるとともに、回転動力が左右方向の往復動力に変換する動力変換機構80を介して刈取装置11に伝達される。又、エンジン8の動力が、第6伝動ベルト81を備えたベルトテンション式の排出クラッチ20を介して穀粒排出装置6に伝達される。
〔運転部〕
図3に示すように、運転部7には、運転座席7Aの前方にフロントパネル82が備えられ、フロントパネル82には、ステアリング操作と刈取搬送部3の昇降操作とを行う十字揺動自在な操作レバー83と、各種の情報を表示する表示パネル57等が備えられている。
運転座席7Aの横側にサイドパネル40が備えられている。このサイドパネル40には、脱穀クラッチ65を入り切り操作する脱穀クラッチレバー84、刈取クラッチ74を入り切り操作する刈取クラッチレバー85、主変速装置61を操作する主変速レバー86、副変速装置63を操作する副変速レバー87、アクセルレバー88等が備えられている。又、サイドパネル40の後部側には、穀粒排出装置6を穀粒排出状態に切り換える排出クラッチレバー89、上述したファン回転方向切り換え用の切換操作レバー41等が備えられている。
サイドパネル40の支持構造について説明する。
図14,15,18に示すように、サイドパネル40を支持するための支持枠体90が備えられている。この支持枠体90は、上部パネル面を形成する上部平面部90aを備えるとともに、上部平面部90aの左右両側部に縦面部90b,90cが一連に連なる状態で一体的に形成されている。
図14に示すように、支持枠体90は、最も操作反力が発生する箇所、すなわち、主変速レバー86の揺動支点位置に対応する箇所が、機体フレーム1から立設されたパネル支持フレーム91により支持されている。尚、支持枠体90の後部側箇所は、機体フレーム1から立設された別の縦向きフレーム(図示せず)により支持されている。
図14,15,16に示すように、パネル支持フレーム91は、エンジン8とミッションケース62との前後中間部において機体フレーム1から立設されている。そして、機体フレーム1から立設されて上方に延びる下部側の縦向き延設部91Aと、下部側の縦向き延設部91Aに連結されるとともに、ミッションケース62の上方に沿って機体前方に向けて延設された前後向き延設部91Bと、前後向き延設部91Bの前部側箇所に連結されるとともに、上方に向けて延びる上部側の縦向き延設部91Cとを備えている。
説明を加えると、平面視において、サイドパネル40の前部側箇所の下方側には、ミッションケース62が備えられるので、その箇所において上方に向けて直線状に延設される状態でフレームを立設すると、ミッションケース62の外表面に連結する必要がある。このようにミッションケース62にフレームを支持すると、駆動状態によって発生する振動がサイドパネル40に伝わる不利がある。
そこで、エンジン8とミッションケース62との前後中間部において機体フレーム1から立設させて、ミッションケース62の上方に沿って前方に延ばし、そこから上方に延びる上部側の縦向き延設部91Cを備えて、サイドパネル40を支持している。
具体的な構成について説明すると、図16に示すように、下部側の縦向き延設部91Aは、平面視で後向きに開口した状態でチャンネル形に形成されている。そして、下部側の縦向き延設部91Aの上端部に正面視略L字形の第1連結部材92が連結され、この第1連結部材92の縦面部92aの外方側に正面視略逆L字形の第2連結部材93の縦面部93aが一体的に連結されている。又、第1連結部材92の縦面部92aと水平面部92bとの間には複数の補強リブ92cが備えられ、第2連結部材93の縦面部93aと水平面部93bとの間にも複数の補強リブ93cが備えられている。
このように第1連結部材92及び第2連結部材93により前後向き延設部91Bが形成されており、第2連結部材93の水平面部93bの上部側に、角筒状に形成された上部側の縦向き延設部91Cが固定されて上方に向けて延設されている。
第1連結部材92及び第2連結部材93には夫々、縦面部92a,93aに切欠き凹部92d,93dが形成され、それらが一体的に連結された状態で左右方向の貫通する前後方向に長い長孔が形成されている。又、切欠き凹部92d,93dの前後両側部にボルト装着孔92e,93eが形成されている。
このような切欠き凹部92d,93d及びボルト装着孔92e,93eは、運転部7に備えられたブレーキペダル94の回動軸95を支持する回動ボス部96を前後に位置調整自在に取り付けるためのものである。つまり、図16に示すように、回動ボス部96が長孔を挿通する状態で前後向き延設部91Bの横外方側に延び、その横外方側箇所にフランジ部97が一体形成されている。フランジ部97はボルト装着孔92e,93eに装着するボルト98により連結されるが、フランジ部97に形成されたボルト挿通孔99は前後方向に長い長孔に形成され、フランジ部97の前後位置を長孔の範囲内で位置調整することができるように構成されている。
図15に示すように、ブレーキペダル94の回動軸95は、運転部ステップ100における左側端部の下部に備えられた右側の回動ボス部101と、上述したようにパネル支持フレーム91に備えられた左側の回動ボス部96とにより回動自在に支持されている。右側の回動ボス部101が支持される運転部7側のフレーム体102と、左側の回動ボス部96が支持されるパネル支持フレーム91とは、機体フレーム1に対して各別に立設固定されるものであり、製造の過程で組み付け精度に個体差が生じるおそれがある。その結果、そのような寸法誤差に起因して左右両側の回動ボス部96,101にて回動軸95を良好に組み付けできないおそれがあるが、上述したように、パネル支持フレーム91に回動ボス部96を前後に位置調整自在に取り付ける構成とすることで、組付け時の製作誤差を吸収することができる。
図15に示すように、回動軸95における右側の回動ボス部101と左側の回動ボス部96との間に、ブレーキペダル94の基端部94a及び図示しないブレーキ作動部と連動連係する連係機構としてのリンク機構103が連結されている。このように右側の回動ボス部101と左側の回動ボス部96とで挟まれた箇所で駆動反力が掛かる部材が連結されることで、回動軸95の撓み変形等の少ない状態で回動支持することができる。図15に示すように、ブレーキペダル94の基端部94aは、回動軸95のうち運転部側の箇所に連結されている。
上記したように、下部側の縦向き延設部91Aは、前後向き延設部91Bにおける第1連結部材92の下部に連結され、上部側の縦向き延設部91Cは、前後向き延設部91Bにおける第2連結部材93の上部に連結される。そして、第1連結部材92と第2連結部材93は左右方向に並ぶ状態で備えられるので、上部側の縦向き延設部91Cは、下部側の縦向き延設部91Aに対して横方向に位置ずれすることになる。
従って、パネル支持フレーム91は、図15に示すように、機体正面視で、上側部が下側部に対して横方向に偏倚している略クランク形状に形成されている。又、前後向き延設部91Bと下部側の縦向き延設部91Aとの間に斜め姿勢の補強リブ104が形成され、前後向き延設部91Bと上部側の縦向き延設部91Cとの間に斜め姿勢の補強リブ105が形成されている。
図14,15に示すように、下部側の縦向き延設部91Aの上下中間位置には、エンジン8からミッションケース62に動力伝達する第1伝動ベルト58に緊張力を付与するためのテンション機構106が固定支持されている。
テンション機構106は、平面視でチャンネル形の下部側の縦向き延設部91Aを左右方向に貫通するとともに横外方に一体的に延設される横向き軸部107と、その横向き軸部107の先端部に回動自在に支持されて後方側に向かって延びる操作アーム108と、その操作アーム108の後端に回動自在に支持されたテンション輪体109とを備えている。又、下端部が機体フレーム1に枢支されて上下に延びる棒体110にコイルスプリング111を支持させて、テンション輪体109を下方に弾性付勢するように構成されている。このようにして、常時、テンション輪体109を第1伝動ベルト60に緊張力を付与するように構成されている。
図14,15,18に示すように、サイドパネル40における支持枠体90の左側の縦面部の下方側に位置して、サイドパネル40の前端部から後端部にわたって延びる角筒状の前後向き補強フレーム体112と、この前後向き補強フレーム体112の前後中間部よりも後寄りの箇所から上方に向けて固定延設された縦向き補強フレーム体113とが備えられている。
図15に示すように、前後向き補強フレーム体112は、パネル支持フレーム91に固定された正面視チャンネル形のブラケット114を介して連結固定されている。前後向き補強フレーム体112の後側部は、図示しない別の縦向きフレームに連結固定されている。そして、この前後向き補強フレーム体112の前後中間部よりも少し後方側に寄った位置から一体に上方に向けて延びる状態で、断面形状がチャンネル形の縦向き補強フレーム体113が連結固定されている。
図18に示すように、縦向き補強フレーム体113の下端部は、前後向き補強フレーム体112に連結固定されており、上端部は、支持枠体90の縦面部90bに対して後述する軸支持用の支持ブラケット115を挟み込んで共締めする状態でボルト固定されている。
サイドパネル40には、支持枠体90の上部平面部90aを上方から覆うとともに、脱穀クラッチレバー84及び刈取クラッチレバー85が挿通するガイド孔116が形成されたレバーガイド117が備えられている。レバーガイド117は合成樹脂材にて形成され、図15に示すように、レバーガイド117は、ガイド孔116が形成された横向き姿勢のガイド部117Aと、そのガイド部117Aの外側部に下方に向けて連なる縦向き姿勢の内側縦面部117Bと、その内側縦面部117Bの外側部に連なり支持枠体90の上部平面部90aに載置支持される横向き姿勢の載置部117Cと、その載置部117Cの外側部に下方に向けて連なり支持枠体90の縦面部90cよりも横側外方に位置する縦向き姿勢の外側縦面部117Dとを備えている。
このようにレバーガイド117が形成されることで、サイドパネル40の上部面の全体と左右両側の端部の角部を滑らかに覆うことができ、運転座席7Aに着座している運転者が身体が触れても不快感を感じるおそれが少ない。
次に、脱穀クラッチレバー84及び刈取クラッチレバー85の支持構造について説明する。
図18に示すように、脱穀クラッチレバー84を揺動自在に支持する脱穀用回動支軸118と、刈取クラッチレバー85を揺動自在に支持する筒状の刈取用回動支軸119とが、同一軸芯周りで相対回動自在に嵌合装着される状態で、且つ、運転部7の内方側から外方側に亘って機体横方向に沿って延びる状態で備えられている。
支持枠体90における左右両側の縦面部90b,90cの中間位置よりも右側に寄った箇所において、上部平面部90aの下面に中継用縦面部90dが一体的に連結される状態で備えられ、その中継用縦面部90dに右側の枢支ボス部120が一体的に形成されている。又、支持枠体90におけるフィーダ側(左側)の縦面部90bにボルト固定された支持ブラケット115に一体的に左側の枢支ボス部121が備えられている。そして、左右の枢支ボス部120,121により脱穀用回動支軸118と刈取用回動支軸119とが回動自在に支持されている。
従って、脱穀用回動支軸118と刈取用回動支軸119とは、フィーダ側の縦面部90bよりも左側外方に突出する状態で支持されている。支持ブラケット115は、支持枠体90におけるフィーダ側の縦面部90bと縦向き補強フレーム体113とによって挟まれた状態でボルト固定されている。
図18に示すように、脱穀用回動支軸118の内方側端部に、刈取用回動支軸119における内方側端部よりも内方側に向けて突出する内側延長軸部118aが形成され、内側延長軸部118aに脱穀クラッチレバー84の基端側ボス部122が一体回動するように連動連結する状態で外嵌装着されている。基端側ボス部122の一端側は左側の枢支ボス部121に接当しており、基端側ボス部122の他端側は、ピン123により抜け止めして位置決めされるとともに抜け止めされている。
脱穀用回動支軸118の外方側端部に、刈取用回動支軸119における外方側端部よりも外方側に向けて突出する外側延長軸部118bが形成され、外側延長軸部118bに脱穀クラッチ用の連動操作部材124が連結されている。
図17に示すように、脱穀クラッチ用の連動操作部材124は、矩形状の板材からなり、外側延長軸部118bに一体的に連結されている。そして、この脱穀クラッチ用の連動操作部材124の揺動端部に横向きの連結軸部125を介して中継操作部材126が枢支連結されている。この中継操作部材126は、連結ロッド127及びスプリング128を介して脱穀クラッチ65に連動連係されている。
刈取用回動支軸119の内方側箇所に刈取クラッチレバー85が連結され、刈取用回動支軸119の外方側箇所に刈取クラッチ用の連動操作部材129が連結されている。すなわち、脱穀クラッチレバー84よりも運転部7外方側に少し寄った位置において、刈取用回動支軸119の外周部に刈取クラッチレバー85が一体的に連結されている。
又、図17,18に示すように、刈取用回動支軸119における外方側端部に近い位置においてその外周部に揺動アーム130が一体的に連結され、その揺動アーム130の揺動端部に側面視で弓形に湾曲した外形形状の連動操作部材129の一端部が枢支連結されている。連動操作部材129の他端部が、操作ワイヤ131及びスプリング132を介して刈取クラッチ74に連動連係されている。この連動操作部材129の弓形に湾曲した外形形状による凹み部分により、刈取用回動支軸119の軸芯方向視で刈取用回動支軸119を迂回するための凹入部Qが形成されている。
尚、図17では、構造を理解し易くするために、脱穀クラッチ用の連動操作部材124と刈取クラッチ用の連動操作部材129とを位置をずらせた状態で記載している。
刈取クラッチ74について説明する。
図10〜13に示すように、エンジン8の動力が第4伝動ベルト70を介して入力される入力回転体としての入力プーリ部135aと、入力される動力を第5伝動ベルト73を介して刈取搬送部3に伝達する刈取出力回転体としての出力プーリ部135bとが1つの伝動回転体としての伝動用プーリ135にて一体的に形成され、その伝動用プーリ135が中継伝動軸71に一体回転自在に取り付けられている。出力プーリ部135bは入力プーリ部135aよりも中継伝動軸71の軸端側に備えられている。
伝動用プーリ135の軸芯方向一方側に軸芯方向に沿って凹入する凹入部136が形成されている。中継伝動軸71は筒状ケース137の内部に回転自在に内装されており、伝動用プーリ135が中継伝動軸71における筒状ケース137から外方に突出する軸端部に一体回転自在に取り付けられている。すなわち、図13に示すように、伝動用プーリ135における入力プーリ部135aは、複数(具体的には2つ)の第4伝動ベルト70が並ぶ状態で巻回される幅広の多連型のベルト巻回部として構成されるとともに、この多連型のベルト巻回部の内部に位置する状態で凹入部136が形成されている。そして、中継伝動軸71が内装される筒状ケース137は凹入部136に入り込む状態で備えられている。
伝動用プーリ135の入力プーリ部135aよりも軸端側に位置する出力プーリ部135bは、入力プーリ部135aよりも小径に形成されている。一方、刈取用入力軸75に装着されて入力プーリ部135aとの間で第5伝動ベルト73が巻回される刈取入力用プーリ138は、入力プーリ部135aよりも大径に形成されている。従って、第5伝動ベルト73は、扱胴15に供給する動力よりも刈取搬送部3に対する動力を減速させる形態で動力伝達する。
出力プーリ部135bの径方向内方側に中継伝動軸71に外嵌装着されるボス部135cが形成されており、このボス部135cの軸端側には、中継伝動軸71に形成された段差部に係合するとともに、小径軸部71aに外嵌される小径筒部135dが形成されている。又、ボス部135cと中継伝動軸71とがキー139により一体回転自在に連動連結されている。
図12及び図13(a)に示すように、中継伝動軸71の軸端部における出力プーリ部135bよりも端部側箇所に、第5伝動ベルト73に張力を付与する伝動入り状態と張力付与を解除する伝動切り状態とに切り換え自在なテンションクラッチ機構140が備えられている。
テンションクラッチ機構140は、中継伝動軸71にベアリング141を介して回動自在に外嵌支持されるテンションアーム142と、そのテンションアーム142に支持されて第5伝動ベルト73に作用するテンション輪体143と、テンションアーム142をテンション輪体143が第5伝動ベルト73から離間する方向に回動付勢する付勢機構としてのコイルバネ144と、運転部7に備えられた刈取クラッチレバー85の操作に基づいてコイルバネ144の付勢力に抗してテンション輪体143が第5伝動ベルト73に作用して緊張力を付与するようにテンションアーム142を回動操作する連係操作機構としての操作ワイヤ145とを備えている。
図13(b)に示すように、ベアリング141の外周部における軸芯方向に離れた2箇所に夫々、サークリップ146が装着されており、テンションアーム142の回動基端部は、一対のサークリップ146にて挟まれて軸芯方向の抜け外れが阻止された状態でベアリング141の外周部に外嵌装着されている。中継伝動軸71の軸端部に形成されたネジ部71bにナット147が装着され、このナット147により、伝動用プーリ135の小径筒部135dとベアリング141のインナーリングとが締め付け固定されている。
コイルバネ144は、テンションアーム142から固定延設された延長アーム142aと脱穀装置4の側部に形成された係止部材148から延長形成されたバネ受け部149とにわたって張設されている。係止部材148は、脱穀装置4の横側方を覆う開閉自在な蓋体(図示せず)を位置保持するためのものである。
刈取クラッチレバー85が切位置に操作されると、操作ワイヤ145が緩み、コイルバネ144の付勢力によりテンション輪体143が第5伝動ベルト73から離間して伝動遮断状態(クラッチ切り状態)に切り換わる。刈取クラッチレバー85が入位置に操作されると、コイルバネ144の付勢力に抗して操作ワイヤ145によりテンションアーム142が引き操作され、テンション輪体143が第5伝動ベルト73に作用して緊張力を付与して伝動状態(クラッチ入り状態)に切り換わる。
従って、第5伝動ベルト73とテンションクラッチ機構140とにより刈取クラッチ74が構成されている。
そして、上述したように、機体横向きの中継伝動軸71と機体前後向きの扱胴軸15aがベベルギア伝動機構72を介して連動連結されており、中継伝動軸71において、入力される動力が刈取クラッチ74を介して刈取搬送部3に伝達する動力と、脱穀装置4の扱胴15に伝達する動力とに分配される。
次に、走行用の変速操作構造について説明する。
図15,19,20に示すように、パネル支持フレーム91における上部側の縦向き延設部91Cの横側部に正面視チャンネル形の支持ブラケット150が連結され、この支持ブラケット150から運転座席7A側に向けて横向きに突出する状態で支点ピン151が固定されている。そして、主変速レバー86の基端側に連動連係された回動操作部材152が、支点ピン151に回動自在に且つ摩擦保持機構153により任意の回動位置で保持自在に支持されている。
回動操作部材152は、一連に連なる板体にて形成され、前後中間位置にその内部に摩擦保持機構153を位置させる状態で平面視でチャンネル状に形成された中央支持部152aと、その中央支持部152aの前後両側に位置する操作連結部152bとを備えている。主変速レバー86の下端部が、中央支持部152aの内部に、前後向き軸芯X周りで揺動自在に且つ戻しバネ154により左右中央側へ揺動付勢される状態で支持されている。又、主変速レバー86の前後方向の操作により、回動操作部材152が一体的に支点ピン151の横向き軸芯P5周りで揺動操作されるように構成されている。
図19に示すように、前部側の操作連結部152bにおける前部側端部の左側面に、主変速操作ロッド155の上端部がボールジョイント156を介して枢支連結されている。主変速操作ロッド155の下端部は主変速装置61の変速操作アーム157と連動連係されている。
主変速レバー86を前後中央部に位置する中立位置から前部側に操作すると、主変速操作ロッド155によって連動連係された変速操作アーム157が操作され、主変速装置61が前進方向で増速される。又、主変速レバー86を中立位置から後部側に操作すると、主変速装置61が後進方向で増速するように変速操作される。
図20に示すように、前部側の操作連結部152bの主変速操作ロッド155が連結される箇所の右側面には、板面に直交する方向に係止部158が固定されている。このように係止部158を備えることで、主変速操作ロッド155の上端部を前部側の操作連結部152bにおける左側面からのみ取り付けることができ、右側面から誤って取り付けることがないようにしている。右側面から取り付けると、変速操作アーム157との連結が良好に行えないおそれがあるからである。
図14,15に示すように、ブレーキペダル94の回動軸95に一体的に回動自在な回動アーム159が連結され、この回動アーム159に横向きの係止ピン160が備えられている。そして、ブレーキペダル94と主変速レバー86とを連係する一対の中立戻し用の操作リンク161が備えられている。各操作リンク161の下端部が上下方向に長い長孔162を介して係止ピン160に係合連係され、上端部が前部側及び後部側の操作連結部152bに夫々枢支連結されている。
ブレーキペダル94が踏み操作されていないときは、一対の操作リンク161は長孔162の範囲内で自由にスライド移動でき、主変速レバー86による変速操作を許容する。そして、ブレーキペダル94が踏み操作されると、主変速レバー86が前進操作域及び後進操作域のいずれかに操作されて摩擦保持機構153により位置保持されていても、いずれかの中立戻し用の操作リンク161により、強制的に回動操作部材152を中立位置に戻して主変速装置61を中立状態に切り換えることができる。
上記したように、サイドパネル40の下方側には、種々の連係用の操作機構が備えられており、それらの操作機構が外方に露出しないように、サイドパネル40の下方側の左右両側部には遮蔽板が備えられている。すなわち、図15に示すように、運転座席7A側の側面には、側面全域を覆う右側遮蔽板163が備えられており、運転座席7Aとは反対側の側面には、上部側が支持枠体90の縦面部90bに連結され、下部側が前後向き補強フレーム体112に連結された左側遮蔽板164が備えられている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、刈取出力回転体135bと入力回転体135aとが1つの伝動回転体135にて一体的に形成されるものを示したが、刈取出力回転体135bと入力回転体135aとが別体の回転体にて構成されるものでもよい。
(2)上記実施形態では、伝動回転体135に軸芯方向に沿って凹入する凹入部136が形成され、中継伝動軸71を内装する筒状ケース137が凹入部136に入り込む状態で備えられる構成としたが、このような構成に代えて、伝動回転体135が、筒状ケース137とが径方向に重複しないように、筒状ケース137の端部よりも軸芯方向外方側に位置する状態で備えられる構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、入力回転体135aとして2本の伝動ベルトが並ぶ状態で巻回される幅広の多連型のベルト巻回部を備えるものを示したが、入力回転体としては、1本の伝動ベルトが巻回されるものでもよい。
(4)上記実施形態では、機体横向きの中継伝動軸71と機体前部向きの扱胴軸15aがベベルギア機構72を介して連動連結される構成としたが、この構成に代えて、次のように構成してもよい。
中継伝動軸71とは別に機体横向きの扱胴用の伝動軸を備えて、中継伝動軸71からベルト伝動機構を介して扱胴用の伝動軸に動力伝達され、さらに、この扱胴用の伝動軸と機体前部向きの扱胴軸がベベルギア機構を介して連動連結される構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、中継伝動軸71の端部側箇所にテンションクラッチ機構140が支持される構成としたが、出力用の無端回動体73にて動力伝達される伝動下手側の刈取部側の回動軸に、テンションクラッチ機構が支持される構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、運転部7の上方を覆うキャノピー7Bを備える構成としたが、キャノピー7Bに代えて、略箱状に形成されて運転部7全体を覆うキャビンを備える構成としてもよい。そして、このようなキャビンを備える構成において、プレクリーナ26をキャビンの天井部よりも低い位置に設ける構成としてもよい。
(7)上記実施形態では、コンバインとして普通型コンバインに適用したものを示したが、本発明は、自脱型コンバインにも適用することができる。
本発明は、エンジンの動力を中継伝動軸を介して刈取部に伝達するように構成されているコンバインに適用できる。
3 刈取部
7 運転部
8 エンジン
15 扱胴
15a 扱胴軸
70 入力用の無端回動体
71 中継伝動軸
72 ベベルギア機構
73 出力用の無端回動体
85 クラッチレバー
135 伝動回転体
135a 入力回転体
135b 刈取出力回転体
136 凹入部
137 筒状ケース
140 テンションクラッチ機構
142 テンションアーム
143 テンション輪体
144 付勢機構
145 連係操作機構

Claims (8)

  1. エンジンの動力が伝達される中継伝動軸が備えられ、
    前記中継伝動軸に、前記エンジンの動力が入力用の無端回動体を介して入力される入力回転体と、入力される動力を出力用の無端回動体を介して刈取部に伝達する刈取出力回転体とが備えられ、
    前記刈取出力回転体が、前記入力回転体よりも前記中継伝動軸の外端側に備えられているコンバイン。
  2. 前記刈取出力回転体と前記入力回転体とが1つの伝動回転体にて一体的に形成されている請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記中継伝動軸が筒状ケースの内部に回転自在に内装され、
    前記伝動回転体が前記中継伝動軸における前記筒状ケースから外方に突出する軸端部に一体回転自在に取り付けられ、
    前記伝動回転体に軸芯方向に沿って凹入する凹入部が形成され、
    前記筒状ケースの外端部が前記凹入部に入り込む状態で備えられている請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記伝動回転体は、複数の伝動ベルトが並ぶ状態で巻回される幅広の多連型のベルト巻回部を備えるとともに、この多連型のベルト巻回部の内部に位置する状態で前記凹入部が形成されている請求項3記載のコンバイン。
  5. 前記中継伝動軸の軸端部における前記刈取出力回転体よりも外端側箇所に、前記出力用の無端回動体に張力を付与する伝動入り状態と付与を解除する伝動切り状態とに切り換え自在なテンションクラッチ機構が支持されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. 前記テンションクラッチ機構が、
    前記中継伝動軸に回動自在に外嵌支持されるテンションアームと、
    そのテンションアームに支持されて前記出力用の無端回動体に作用するテンション輪体とを備えている請求項5記載のコンバイン。
  7. 前記テンション輪体が前記出力用の無端回動体から離間する方向に前記テンションアームを回動付勢する付勢機構と、
    運転部に備えられたクラッチレバーの操作に基づいて、前記付勢機構の付勢力に抗して前記テンション輪体が前記出力用の無端回動体に作用して緊張力を付与するように前記テンションアームを回動操作する連係操作機構とが備えられ、
    前記テンションアームのうち前記中継伝動軸よりも下方側箇所に前記テンション輪体が支持され、
    前記テンションアームのうち前記中継伝動軸よりも上方側箇所に前記付勢機構が連結され、
    前記テンションアームのうち前記中継伝動軸よりも下方側箇所に前記連係操作機構が連結されている請求項6記載のコンバイン。
  8. 前記中継伝動軸において、入力される動力が前記刈取部に伝達する動力と扱胴に伝達する動力とに分配される請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンバイン。
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