JP2016046733A - 画像処理装置と、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置と、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】再構成可能なデバイスにおいても、エレクトロマイグレーションを発生させずに、かつ半導体デバイスの寿命を低下させない技術が求められている。【解決手段】再構成可能なデバイスを含む画像処理装置であって、前記再構成可能なデバイスに所定の機能を実現する回路をそれぞれ、当該デバイスの互いに異なる位置に配置配線する複数のコンフィグレーションデータを格納しておき、所定の機能を実現する回路を使用するジョブを実行する毎に、前記所定の機能を実現する回路の動作時間に基づく稼働情報を求めて積算する。そして、その積算した積算値が閾値を超えると、格納されている所定の機能を実現する回路に対応する他のコンフィグレーションデータを用いて、再構成可能なデバイスに所定の機能を実現する回路を構成する。【選択図】 図7

Description

本発明は、画像処理装置と、その制御方法、及びプログラムに関する。
内部の論理回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の再構成可能なデバイスが良く知られている。PLDやFPGAの機能変更は、ROM等の不揮発性メモリに格納された回路構成情報を、起動時に、内部の揮発性メモリであるコンフィギュレーションメモリへ書き込み、内部論理ブロックの機能を切り替えることで実現される。また、コンフィギュレーションメモリの回路構成情報は、装置の電源切断時にクリアされるため、電源投入時には再度、コンフィギュレーションメモリに回路構成情報を書き込むことで再構成を行う必要がある。このように、一度だけハードウェアリソースの構成を行う手法を静的再構成という。
一方、回路が動作中に論理回路構成を変更することが可能なものも開発されてきており、動作中に論理回路を変更する手法を動的再構成という。またFPGAには、チップ全体ではなく特定の領域だけを書き換えることが可能なものがあり、このような書き換えを、部分再構成という。部分再構成では、動的再構成時にコンフィギュレーションメモリ全体を書き換えるのではなく、コンフィギュレーションメモリの一部のみを書き換えることで、FPGA内部の論理ブロックの部分的な再構成を実現する。
例えば、特許文献1には、FPGAの動作中に再構成する例として、FPGAの構成後にソフトエラー等が発生すると、該当する回路を再構成する方法が記載されている。
特開2005−235074号公報
こうした半導体デバイスにおいては、生産時の歩留まりの向上や性能向上のために半導体プロセスルールの微細化が従来から行われてきた。これにより、同じダイサイズに対して大規模な回路を構成できるため、コストパフォーマンスの点からも有利であった。一方、こうした半導体のプロセスルールの微細化により、信号を伝達するための配線の幅が細くなるため、いわゆるエレクトロマイグレーションと呼ばれる配線形状に欠損が生じる現象による影響が無視できなくなってきている。再構成可能なデバイスにおいても、エレクトロマイグレーションを発生させずに、かつ半導体デバイスの寿命を低下させない技術が求められている。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、再構成可能なデバイスにおけるエレクトロマイグレーションの発生を抑える技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
再構成可能なデバイスを含む画像処理装置であって、
前記再構成可能なデバイスに所定の機能を実現する回路をそれぞれ、当該デバイスの互いに異なる位置に配置配線する複数のコンフィグレーションデータを格納する格納手段と、
前記所定の機能を実現する回路を使用するジョブを実行する毎に、前記所定の機能を実現する回路の動作時間に基づく稼働情報を求めて積算する積算手段と、
前記積算手段により積算した積算値が閾値を超えると、前記格納手段に格納されている前記所定の機能を実現する回路に対応する他のコンフィグレーションデータを用いて、前記再構成可能なデバイスに前記所定の機能を実現する回路を構成するように制御する再構成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、再構成可能なデバイスにおけるエレクトロマイグレーションの発生を抑えることができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態1に係る画像処理装置の構成を説明するブロック図。 実施形態1に係る画像処理装置におけるコピージョブの場合の再構成部の機能構成とデータの流れを説明するブロック図(A)と、実施形態1に係る画像処理装置におけるPDLプリントジョブでの再構成部の機能構成とデータの流れを説明するブロック図(B)。 実施形態1に係る画像処理装置におけるSEND機能での再構成部の機能構成とデータの流れを説明するブロック図。 本実施形態1に係るEDAデザインフローにおける配置配線フローでのFPGAの内部表示の一例を示す図。 図4の配置配線からブロックBの位置を変更した例を示す図。 実施形態1に係る画像処理装置のROMのメモリマップを説明する図。 実施形態1に係る画像処理装置におけるFPGAの再構成部の構成処理を説明するフローチャート。 本発明の実施形態2に係る画像処理装置のFPGAのSENDジョブで使用されるスキャン画像処理部の一例を示す図。 実施形態2において、コピージョブとSENDジョブがそれぞれ実行された場合のFPGA内のロジックセル構成の一例を説明する図。 実施形態2に係る画像処理装置におけるFPGAの内部セル構造の一例を説明する図。 実施形態2に係る画像処理装置が、図7のS702で実行する処理を説明するフローチャート。 実施形態2に係る画像処理装置のROMのメモリマップを説明する図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る画像処理装置100の構成を説明するブロック図である。
この画像処理装置100は、ユーザが各種の操作及や設定等を行うための操作部103と、操作部103からの指示に従って原稿の画像を読み取って画像データを出力するスキャナ部109と、画像データを用紙に印刷するプリンタ部107とを有する。スキャナ部109は、スキャナ部109を制御するCPU(不図示)や原稿の読取を行うための照明ランプや走査ミラー(いずれも不図示)などを有する。プリンタ部106は、プリンタ部106の制御を行うCPU(不図示)や像形成や定着を行うための感光体ドラムや定着器等(いずれも不図示)を有する。
また画像処理装置100は、画像処理装置100を制御するコントローラとして、再構成可能なデバイスであるFPGA(Field Programmable Gate Array)140を有する。この例では、FPGA140が画像処理装置100の動作を統括的に制御するCPU101を備える。このCPU101は、FPGA140や再構成を制御するコンフィグコントローラ130等の画像処理装置100の各ユニットを制御するための制御ソフトウェアを実行する。尚、FPGA140がCPU101を備えていることはあくまで一例にすぎず、このCPU101は、FPGA140の外部に設けられてもよい。ROM104は、CPU101が実行するブートプログラム、及び、FPGA140の再構成部131をコンフィギュレーションするコンフィグデータを格納している。RAM111は、CPU101が動作するためのワークメモリを提供し、また画像データを一時記憶するための画像メモリ等を提供している。
FPGA140は、再構成部131と、再構成部131による再構成を制御するコンフィグコントローラ130とを有する。再構成部131は、書き換え可能な論理回路であり、動的に書き換え可能で、かつ部分書き換え可能である。即ち、再構成部131の一部に構成された回路が動作している間に、その回路が占める部分とは重ならない別の部分に別の回路を再構成することができる。またFPGA140は、スキャナ部109とのインタフェースを制御するスキャナI/F108と、プリンタ部107とのインタフェースを制御するプリンタI/F106とを有する。再構成部131及びスキャナI/F108、プリンタI/F106は、処理される画像データを転送するための画像バス121に接続される。
またCPU101は、この画像処理装置100の動作を統括的に制御する。またネットワークI/F102は、ネットワーク上の図示しない汎用コンピュータと通信(送受信)を行う。ROMI/F112は、CPU101が実行するブートプログラム、及び、再構成部131をコンフィギュレーションするためのコンフィグデータが格納されているROM104からのデータの読み出しを制御する。また操作部I/F113は、操作部103とFPGA140とのインタフェースを制御している。メモリコントローラ110は、RAM111へのデータの書き込み、及びRAM111からのデータの読み出し動作を制御する。メモリコントローラ110は、システムバス120及び画像バス121に接続され、画像バス121に接続されたバスマスタからのRAM111へのアクセスと、システムバス120に接続されたバスマスタからのRAM111へのアクセスとを排他的に切替える。これらCPU101、ネットワークI/F102、操作部I/F113、ROMI/F112、コンフィグコントローラ130、再構成部131は、システムバス120を介して相互に接続されている。CPU101は、再構成部131内にコンフィギュレーションされた各画像処理部と、スキャナI/F108、プリンタI/F106へのパラメータの設定をシステムバス120を介して行う。
次に、図2と図3を参照して、実施形態1に係る再構成部131に構成される画像処理機能の例とコンフィグデータとの関係について説明する。
画像処理装置100は、スキャナ部109が原稿を読み取って得られた画像データをプリンタ部107で印刷して複写する機能(コピー機能)を有する。また、外部の図示しないPC等に実装されたプリンタドライバからネットワークI/F102を介して受信した印刷データをプリンタ部107で印刷する機能(PDLプリント機能)を有する。また、スキャナ部109で得られた原稿の画像データをネットワークI/F102を介して外部の図示しないPC等へ送信するSEND機能を持つ。動的再構成が可能なFPGA140を備えた画像処理装置100の場合、ユーザにより選択された機能及び変更された設定項目に応じて、必要な画像処理機能を実現する画像処理回路を再構成部131に構成して処理を行う。
図2(A)は、実施形態1に係る画像処理装置100におけるコピージョブの場合の再構成部131の機能構成と、データの流れを説明するブロック図である。尚、図2(A)において、図1と共通する部分は同じ記号で示している。
まずスキャナ部109で得られた原稿の画像データは、スキャナI/F108及び画像バス121を介して、再構成部131に構成されたスキャン画像処理部200に転送される。この画像データの流れを転送フロー220と呼ぶ。スキャン画像処理部200は、その画像データに対して、像域判定処理や、RGBダイレクトマッピング処理等の画像処理を実行する。こうして処理された画像データは、次に画像バス121を介してメモリコントローラ110に転送されてRAM111に格納される。この画像データの流れを転送フロー221と呼ぶ。こうしてRAM111に格納された画像データは、メモリコントローラ110によって読み出され画像バス121を介して、再構成部131に構成されたプリンタ画像処理部210に転送される。この画像データの流れを転送フロー222と呼ぶ。プリンタ画像処理部210は、その画像データに対してガンマ補正処理や、スクリーン処理等のコピー用ハーフトーン処理を実行する。こうして画像処理された画像データは、画像バス121、プリンタI/F106を介してプリンタ部107に転送されて印刷される。この画像データの流れを転送フロー223と呼ぶ。
以上のように、画像データの転送フロー220から223の順に画像データが転送され、それぞれの画像処理部において所定の画像処理が実行された後に、シートに印刷されることによりコピー機能が実現される。
図2(B)は、実施形態1に係る画像処理装置100におけるPDLプリントジョブでの再構成部131の機能構成と、データの流れを説明するブロック図である。尚、図2(B)において、図1と共通する部分は同じ記号で示している。
まず、ネットワーク上の図示しないPC等から出力された印刷データは、ネットワークI/F102、システムバス120を介してメモリコントローラ110に転送されRAM111に格納される。この画像データの流れを転送フロー270と呼ぶ。次にRAM111に格納された印刷データは、メモリコントローラ110によって読み出され、システムバス120を介して、再構成部131に構成されたPDL処理部250に転送される。この画像データの流れを転送フロー271と呼ぶ。PDL処理部250では、転送された印刷データを基に、不図示のプロセッサ等により中間言語情報の作成を行い、更にこれと並行してラスタライズ処理を行う。またこの処理には、印刷データに含まれる文字コードを、予め格納されているビットパターン、アウトラインフォント等のフォントデータへ変換する処理等が含まれる。これらの処理によって印刷データは画像データに変換され、変換された画像データは画像バス121を介してメモリコントローラ110に転送され、再度RAM111に格納される。この画像データの流れを転送フロー272と呼ぶ。次にRAM111に格納された画像データは、画像バス121を介して、再構成部131に構成されたPDLジョブ用プリント画像処理部260に転送される。この画像データの流れを転送フロー273と呼ぶ。PDLジョブ用プリント画像処理部260は、その画像データに対して濃度補正処理や誤差拡散処理等のPDLプリント処理を実行する。こうして画像処理された画像データは、画像バス121、プリンタI/F106を経由してプリンタ部107に転送されて印刷される。この画像データの流れを転送フロー274と呼ぶ。
以上のように、印刷データ及び画像データは画像データ転送フロー270から274の順に転送され、それぞれの画像処理部において所定の画像処理が実行された後に印刷されることで、PDLプリント機能が実現される。
図3は、実施形態1に係る画像処理装置100におけるSEND機能での再構成部131の機能構成と、データの流れを説明するブロック図である。尚、図3において、図1と共通する部分は同じ記号で示している。
まず、スキャナ部109で得られた原稿の画像データは、スキャナI/F108及び画像バス121を介して、再構成部131に構成されたスキャン画像処理部280に転送される。この画像データの流れを転送フロー290と呼ぶ。スキャン画像処理部280は、その画像データに対して解像度変換処理やOCR用画像処理を実行する。こうして画像処理された画像データは、画像バス121を介してメモリコントローラ110に転送されRAM111に格納される。この画像データの流れを転送フロー291と呼ぶ。RAM111に格納された画像データは、CPU101によりOCU処理が実行され、文字領域の画像データに対しては高圧縮処理、非文字領域の画像データに対してはJPEG等の低圧縮処理を行ってSEND用画像データに変換される。この画像データの流れを転送フロー292と呼ぶ。そして、この変換された画像データは、システムバス120、ネットワークI/F102を介してネットワーク上の図示しないPC等に転送される。この画像データの流れを転送フロー293と呼ぶ。
以上のようにして、原稿の画像データは画像データ転送フロー290から294の順に転送され、それぞれの画像処理部において所定の画像処理が実行された後にネットワークを介して、ネットワーク上のPC等に転送されることでSEND機能が実現される。
次に、FPGA140の再構成部131内の論理回路の構成に用いられるコンフィグデータについて説明する。
コンフィグデータは、FPGA140に論理回路を構成するために必要であり、所望の動作を行うための回路情報である。このコンフィグデータは、RTL(Register Transfer Level)と呼ばれる論理記述レベルでの記述言語で設計された設計情報を基に、EDA(Electronic Design Automation)ツールを用いて作成される。EDAツールは、RTLレベルでの設計情報やFPGA内で使用できるIP(intellectual property)コアデザインを取り込み、論理合成、配置配線、タイミング検証、ゲートレベル検証等のデザインフローを実施する。そして最終的にコンフィグデータを作成する。こうして作成されたコンフィグデータを使用してFPGA140のコンフィギュレーションを行うことで、FPGA140に所望の論理回路が構成される。
次に図4を参照して、本実施形態1に係るEDAデザインフローにおける配置配線フローでの回路ブロック特定方法について説明する。
図4(A)は、上記配置配線フローにおけるEDAツールでのFPGAの内部表示の一例を示す図である。401はFPGAの内部セル構造を示している。ここでFPGA内部表示の内の囲み部402を拡大したものを図4(B)に示す。尚、図4(A)では、他のセルは省略して示している。
図4(B)において、403及び404はロジックセルを示し、403は使用されているロジックセル、404は使用されていないロジックセルを示す。405は使用されているロジックセル403の間を接続するための配線である。この時、EDAツール上では、各配線に流れる見積もり電流量の大小が表示される。実施形態1では、細い配線(406)は電流量が少なく、太い配線405は電流量が多いと見積もられている。
これにより、EDAツールにおいて、論理回路内の配線の電流量の対象を見積もることができる。また、配置配線されたネット名及び階層名などから、その配線及びロジックセルがRTLに対してどの部分に該当するのかを確認することができる。
図4(C)は、図4(A)に対応する配線及びロジックセルがRTLにおけるどの機能ブロックであるかを示している。図4(C)は、4つの機能ブロックの領域407〜410を示しており、これらの機能ブロックの領域は図4(D)に対応している。即ち、再構成部131は、機能ブロックA,B,C,Dを含み、領域407は機能ブロックAに、領域408は機能ブロックBに、領域409は機能ブロックCに、領域410は機能ブロックDにそれぞれ対応している。
以上のようにして、FPGA140に配置配線された場合に、内部配線のどの部分が流れる電流量が多く、且つ、その配線が、RTLのどの機能ブロックに含まれているかを判断できる。図4の例では、FPGA140内に配置配線された論理回路の内、電流値が多くなると見積もられた配線は機能ブロックBに存在することが分かる。
上記の手順からブロックBの内部の配線に流れる電流量が所定の大きさより大きいことが分かるが、こうした配線部分が、エレクトロマイグレーションの影響によって劣化する可能性が高いことが予見される。例えば、上記電流量が、FPGAメーカが動作を保証している推奨動作条件より大きく、且つ動作許容範囲の上限に近い場合には、そのFPGAの寿命時間が減少する可能性がある。このような場合には、ブロックBを図4(C)に示した位置とは異なる位置に配置配線する必要がある。
例えば、図4(B)で説明した電流量が大きい配線405については、予めRTLにおいて既知のネットであるため、そのネット情報に対してEDAツール上で図4(B)とは異なる位置に移動するように設定をすることができる。こうして図4(B)とは異なる位置に移動して配置配線した結果が、図5(A)及び図5(C)である。
図5(A)は、ブロックBが図4(C)の領域408の位置と比べて図の左上方向に移動させた位置501に配置配線した例を示す。図5(A)の囲み部502を拡大したのを図5(B)に示す。ここでは、図4(B)の配線405が図5(B)の配線503に配置配線されている。またこれら配線の周囲のロジックセルは図5(A)及び図5(B)に示すような位置に配置配線されている。この時、再構成部131内部のブロック図としては、図5(E)に示すように、ブロックBの代わりにブロックB’(機能は同じ)501に置き換えられているものとして表す。
同様に、図5(C)は、ブロックBが図4(C)の領域408の位置と比べて図の右下方向に移動させた位置504に配置配線した例を示す。図5(C)の囲み部505を拡大したのが図5(D)である。ここでは、図4(B)の配線405が図5(D)の配線506に配置配線されている。またこれら配線の周囲のロジックセルは、図5(C)及び図5(D)に示すような位置に配置配線される。この時、再構成部131内部のブロック図としては、図5(F)に示すように、ブロックBの代わりにブロックB''(機能は同じ)505に置き換えられているものとして表す。尚、ここで、これら配置配線後のタイミング検証がいずれも問題ないことは言うまでもない。
このように、図4の電流量が大きな配線405は、それぞれ図5(B)の配線503、又は図5(D)の配線506のように、異なるセルの位置に配置配線されている。こうして、ブロックBをFPGA140内の異なる位置に配置配線することで、電流量の多い配線を、異なるセルの位置に配置配線することができる。
以上のようにして、電流量が大きな配線を含むブロックを、FPGA140内で、それぞれ異なる位置に配置した複数の論理回路を生成する。
こうして得られたそれぞれの論理回路の構成情報を基に、EDAツールによってFPGA内に構成するためのコンフィギュレーションデータを作成する。これにより、電流量が大きな配線を含むブロックが、それぞれ互いに異なる位置に配置された論理回路を構成するコンフィギュレーションデータを複数生成できる。尚、実施形態1では、説明を簡単にするためにブロックBに対しては3つのコンフィギュレーションデータを生成して使用するものとする。
以上のようにして生成されたコンフィギュレーションデータは、ROM104に格納される。そのコンフィギュレーションデータは、CPU101からのFPGA書き換え要求がコンフィグコントローラ130に通知されると、コンフィグコントローラ130によりROM104から読み出されて、再構成部131を再構成する。
図6は、実施形態1に係る画像処理装置100のROM104のメモリマップを説明する図である。
メモリ空間601は、ROM104の全メモリ空間を表している。ファーム領域602は、画像処理装置100の動作を制御するためにCPU101が使用するファームウェアを格納している。コンフィグデータ領域603は、FPGA140内の再構成部131を書き換えるためのコンフィグレーションデータを格納している。
図6の右側には、コンフィグデータ領域603を拡大して示しており、コンフィグデータ領域604は、図4(C)の論理回路を構成するためのコンフィギュレーションデータを格納している。このコンフィグデータ領域604の先頭アドレスをアドレス1とする。このコンフィグデータ領域604のコンフィギュレーションデータを使用してFPGA140内の再構成部131を書き換えた場合には、図4(C)に示した論理回路で再構成される。
コンフィグデータ領域605は、図5(A)の論理回路を構成するためのコンフィギュレーションデータを格納している。このコンフィグデータ領域605の先頭アドレスをアドレス2とする。このコンフィグデータ領域605のコンフィギュレーションデータを使用してFPGA140内の再構成部131を書き換えた場合には、図5(A)に示した論理回路で再構成される。
コンフィグデータ領域606は、図5(C)の論理回路を構成するためのコンフィギュレーションデータを格納している。このコンフィグデータ領域606の先頭アドレスをアドレス3とする。このコンフィグデータ領域606のコンフィギュレーションデータを使用してFPGA140内の再構成部131を書き換えた場合は、図5(C)に示した論理回路で再構成される。コンフィグデータ領域603の空いている領域には、ここでは説明しないその他の論理回路を構成するためのコンフィギュレーションデータが格納されているが、本実施形態では関係ないため説明しない。従って、CPU101は、現在、再構成部131に構成されている論理回路のコンフィギュレーションデータがどれであるかを、例えば、この先頭アドレスにより記憶している。
次に図7を参照して、本実施形態1に係る画像処理装置100による処理を説明するフローチャートを示す。尚、本実施形態1では、特に説明が無い限りCPU101にて制御され、制御中に記憶しておくべき情報は、RAM111,ROM104のいずれかの記憶手段に適宜記憶されるものとする。
図7(A)は、実施形態1に係る画像処理装置100におけるFPGA140の再構成部131の構成処理を説明するフローチャートである。尚、この処理はCPU101がROM104に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。
まずステップS701でCPU101は、例えば操作部103からジョブが入力されかどうかを判定し、ジョブが入力されるとS702に進んで、入力されたジョブが使用するブロックを判別する。
図7(B)は、図7(A)のS702のジョブが使用するブロックを判別する処理を説明するフローチャートである。
S720でCPU101は、入力されたジョブが、電流量が所定値よりも大きなブロック、即ちブロックB408を使用するか否かを判定する。例えば、ブロックB408が、図2(A)のコピージョブ用プリント画像処理部210の論理回路である場合は、コピージョブが入力されると、電流量が大きな配線を含むブロックが存在していると判断する。一方、PDLプリントジョブが入力された際は、電流量が大きな配線を含むブロックが存在していないと判定してS724に進み、電流量が大きな配線を含むブロックが存在していないことを示すようにフラグをオフしてこの処理を終了する。S720でCPU101が、電流量が大きな配線を含むブロックが存在していると判定するとS721に進みCPU101は、使用するコンフィギュレーションデータを決定する。
例えば、コピージョブ用のコンフィギュレーションデータとして、前述の例では、図4(D)、図5(E)、図5(F)を構成するコンフィギュレーションデータが存在する。ここで、前回使用していたコンフィギュレーションデータの情報がRAM111に格納されている。従って、その格納されている情報から、使用するコンフィギュレーションデータを決定する。次にS722に進みCPU101は、入力されたジョブに対して設定された、例えば用紙サイズや置数、レイアウト情報や両面設定等のパラメータを解析し、これらに基づいて、動作時間に応じたカウント値を決定する。例えば、入力されたジョブが、原稿が10枚で、且つ用紙1枚に対して2ページ分を縮小して印刷する2in1レイアウト設定である場合、印刷する用紙の枚数は5枚となる。またプリンタ部107の印刷速度が毎分60枚の場合は、動作時間は5秒となるため、この動作時間(5秒)に応じたカウント値(稼働情報)を決定してS723に進む。S723でCPU101は、電流量が大きな配線を含むブロックが存在していることを示すようにフラグをオンして、この処理を終了する。尚、上述のフラグはRAM111に設けられている。
次にS703に進みCPU101は、S702の処理の結果、フラグがオンかどうかにより、電流量が大きな配線を含むブロックが存在しているか否かを判定する。ここでフラグがオンであると判定するとS704に進むが、そうでないときはこの処理を終了する。S704でCPU101は、RAM111に格納されている動作時間を示すカウント値を読み出す。尚、この動作時間を示すカウント値は、ジョブ毎にカウントアップ(積算)されて、その積算値が毎回、RAM111に格納されるため、ここでは現時点でのカウント値を読み出す。そしてS705に進みCPU101は、その読み出したカウント値に、S702で決定したカウント値を加算する。
次にS706に進みCPU101は、S705で加算して求めたカウント値が所定の閾値より大きいか否かを判定する。例えば、所定の閾値を10時間としたとき、S705で求めたカウント値が10時間を超えたときは、ブロックBが累積で10時間よりも長く動作していたことになる。その場合は、S707に遷移して、カウント値が閾値以上に達したため、カウント値をクリアした後にRAM111にストアする。次にS709に進みCPU101は、そのジョブが終了したかどうかを判定する。ここで、そのジョブが終了したと判定するとS710に進み、CPU101は、回路変更指示をコンフィグコントローラ130に対して出力する。
この回路変更指示には、次のコンフィグデータの情報が含まれている。例えば、現時点で使用していたコンフィギュレーションデータが図6(B)の領域604に格納されている場合は、図6(B)の領域605に格納されているコンフィギュレーションデータによる回路変更指示がコンフィグコントローラ130に出力される。これにより、先ほど実行したジョブでは、図4(C)の論理回路で画像処理を行っていたのに対して、次回のジョブでは、図5(A)の論理回路で画像処理を行うことになる。次にS711に進みCPU101は、FPGA140の再構成部131の論理回路の書き換え動作が完了したかどうかを判定する。ここではコンフィグコントローラ130が論理回路の書き換えを完了すると、CPU101に対して終了通知が送信されるため、終了通知がCPU101に通知されると、書き換え動作が完了したと判定して、この処理を終了する。
尚、S706でCPU101は、カウント値が閾値以下であると判定した場合はS708に進み、CPU101は、現在のカウント値をRAM111に記憶して、この処理を終了する。
以上説明したように実施形態1によれば、寿命の劣化が発生するおそれがあるブロックを使用する場合に、所定時間毎に、そのブロックをFPGAの異なる位置に構成することにより、エレクトロマイグレーションによる影響を少なくできる。これにより、FPGAの寿命を延長することが可能となる。
尚、実施形態1では、ブロックBをFPGA内の異なる位置に配置配線するようなコンフィギュレーションデータを3つ用意し、これらを所定時間毎に順番に切り替えている。これにより、このような対策を実施しない場合と比べて、約3倍の寿命を見込むことが可能である。
また実施形態1では、1つのブロックに対して用意したコンフィギュレーションデータの種類の数を3とした。本発明はこれに限定されない。図4(A)に示した論理回路の構成等やROM104の容量による制限もあるが、これ以上の数のコンフィギュレーションデータを用意して切り替えるような構成であっても良い。また、製品寿命に応じてコンフィギュレーションデータの種類を用意することで、所望の寿命を得ることができる。
尚、実施形態1では、説明を簡単にするためにCPU101からの回路変更指示に応じて、図4(D)、図5(E)及び図5(F)に示すように、ブロック全体を順に切り替えるような構成で説明した。しかし、ブロックBのみを変更するようにブロックB408とブロックB'501及びブロックB''505の各論理回路のみを書き換えるような部分書き換えが可能な構成であっても問題ない。
また本実施形態1では、CPU101からの回路変更指示を出力する条件として、論理回路の動作時間をカウントし、そのカウント値が所定の閾値に達した場合で説明した。しかし、単純に画像処理装置100の電源オフ/オンのタイミングで、回路変更指示を出力する構成でも構わない。
尚、本実施形態1では、論理回路の動作時間のカウント値を格納するためにRAM111を使用するように説明した。しかし、電源がオフされる場合には一旦ROM104、或いは他の不揮発メモリにそのカウント値を退避し、電源オフでカウント値が消去されないようにする必要があることは言うまでもない。
[実施形態2]
次に本発明の実施形態2を説明する。実施形態2では、上述の実施形態1で説明した論理回路ブロックの書き換え制御に関して、書き換えを行う必要がある論理回路ブロックが複数存在する場合の論理回路の動作時間の管理方法について説明する。尚、実施形態2に係る画像処理装置100のハードウェア構成等は、前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図8は、図4(D)等で説明した論理回路とは異なる論理回路であり、例えば図3で説明した、SENDジョブで使用されるスキャン画像処理部内の論理回路である。
図8(A)は、スキャン画像処理部280の論理回路のブロック図を表しており、例えばブロックE、ブロックF、ブロックGであり、これら機能ブロック801〜803によって構成されているものとする。この論理ブロックをFPGA140に配置配線を行った際のEDAツールでのFPGA内部表示の例を図8(B)に示す。各ブロックが図のように配置配線されたFPGAの内部セルを示している。ここで図8(B)の囲み部804を拡大したものを図8(C)に示す。図8(C)では、太い配線805に流れる電流量が多いと見積もられており、これによりブロックF802に、流れる電流量が多いと見積もられる配線が存在することが分かる。図8(B)を構成するコンフィギュレーションデータは、EDAツールによって生成されている。
図9は、実施形態2において、コピージョブとSENDジョブがそれぞれ実行された場合のFPGA内のロジックセル構成を説明する図である。
図9(A)は、コピージョブ実行時に使用される図5(F)のブロックB''505と、SENDジョブ実行時に使用される図8(B)のブロックF802とをそれぞれ再構成部131に構成した場合の位置関係を示している。これを見ると、ブロックB''505のロジックセル領域と、ブロックF802のロジックセル領域とが重複して構成されることになる。図の矩形領域901を拡大したものを図9(B)に示す。尚、説明を容易にするために、使用されるセルと使用されないセルの区別をしないものとする。
ここで、ブロックB''505のロジックセル領域において電流量が大きい配線506と、ブロックF802のロジックセル領域において電流量が大きい配線805とは同じセル902を共有している。従って、セル902は、コピージョブの実行時においてもSENDジョブの実行時においても大きい電流量が流れていることになる。この場合は、コピージョブとSENDジョブの両方の合計の動作時間を合わせてカウントしないと、そのセルに対して正しい動作時間をカウントすることができない。
このため図10に示すような動作時間のカウント手法を用いる。
図10は、実施形態2に係る画像処理装置100におけるFPGA140の内部セル構造401の一例を説明する図である。
図10(A)は、FPGA140の内部セル構造401を10個の領域に分割した状態を示しており、それぞれの領域を領域1〜領域10とする。次に電流量が大きいブロックであるブロックB、ブロックB’、ブロックB''及びブロックF内の電流量が大きい配線を、FPGA内部セル構造401にプロットしたものが図10(B)である。各配線の位置は、実施形態1で説明したように予め判明しているため、この図のようにプロットすることが可能である。この図から、各ブロックに対して電流量が大きい配線が占有している領域を表に表すと図10(C)のようになる。図10(B)(C)において、ブロックB内の電流量が大きい配線405は領域3に配置され、ブロックB’内の電流量が大きい配線503は領域2に配置され、ブロックB''内の電流量が大きい配線506は領域3及び領域4に配置されている。更に、ブロックF内の電流値が大きい配線805は、領域3及び領域4に配置されている。
次に図11を参照して、実施形態2で実施する動作を制御するためのフローチャートを示す。
図11は、実施形態2に係る画像処理装置100が、図7のS702で実行する処理を説明するフローチャートである。それ以外の制御フローは、前述の実施形態1と同様であるため、実施形態2では、その説明を割愛する。
まずS720でCPU101は、入力したジョブが電流量の大きなブロックを必要するジョブかどうかを判定する。例えば、入力したジョブがコピージョブであった場合は、電流量の大きなブロックBが必要となる。また入力されたジョブがSENDジョブであった場合には、電流量の大きなブロックFが必要となる。S720でCPU101が、電流量が大きな配線を含むブロックが存在していると判定するとS721に進むが、そうでないときは、この処理を終了する。
S721でCPU101は、使用するコンフィギュレーションデータを決定する。コピージョブ用のコンフィギュレーションデータとしては、図4(D)、図5(E)及び図5(F)の論理回路を構成するためのコンフィギュレーションデータが存在する。またSENDジョブ用のコンフィギュレーションデータとしては、図8(A)の論理回路を構成するためのコンフィギュレーションデータが存在する。これらのコンフィギュレーションデータは、図12に示すように、ROM104のメモリ空間601内のコンフィグデータ領域503内に格納されている。
図12は、実施形態2に係る画像処理装置100のROM104のメモリマップを説明する図である。
図12に示すように、図8(A)の論理回路802を構成するためのコンフィギュレーションデータは、コンフィグデータ領域603の内部アドレス101から始まるメモリ領域1201に格納されている。尚、複数のコンフィギュレーションデータ中から所望の1つを決定する方法は、上述の実施形態1で説明した内容と同じであるため、その説明を割愛する。
次にS1101に進みCPU101は、使用するセル領域を決定する。ここで、例えば図10(C)に示すテーブルと同じ情報を持つ参照用テーブルデータがROM104に格納されているため、このテーブルを参照して使用するセル領域を決定する。次にS722に進みCPU101は、ジョブ情報に含まれる設定パラメータに基づいて、動作時間に応じたカウント値を決定する。そしてS723に進み前述のフラグをオンして、この処理を終了する。
また、S720でCPU101が、ジョブ情報から、そのジョブが電流量の大きい配線を含むブロックを使用しないと判定するとS724に進み、前述のフラグをオフしてこの処理を終了して、S703に処理を進める。
S703以降の処理は、基本的には前述の実施形態1で説明した通りであるが、実施形態2では、S1101で取得したセル領域の情報を用いる点が異なる。即ち、図7のS705では、S1101で取得したセル領域ごとにカウント値を加算して、使用するセル領域ごとの積算値を求める。そしてS706に進みCPU101は、使用するセル領域ごとの積算値のいずれかが閾値を超えたかどうかを判定する。例えば、図10の例で、領域3の積算値が閾値を超えたと判定すると、例えば領域3を含まないブロックB’のコンフィグレーションデータを領域605から読み出して、再構成部131のブロックBを再構成する。
以上説明したように実施形態2によれば、FPGA140の内部セル401を複数の領域に分割し、且つジョブに応じて構成されるブロックの電流量が大きい配線位置がどの領域に配置されているかにより、セル領域単位で動作時間を求める。そして、その動作時間が閾値を超えると、その領域に構成されているブロックを他の領域に移動するように制御する。これにより、より正確にFPGA寿命の延長を図ることが可能となる。
尚、本実施形態2では、説明を簡単にするために図10では、FPGAの内部セル401を10個に分割したが、分割数をより多くすることでより正確に動作時間をカウントすることが可能である。但し、あまり多く分割してしまうとCPUでの管理が複雑になるため、管理のし易さと、精度とのトレードオフで分割数を決定する必要がある。
また実施形態2では説明を簡単にするために、スキャン画像処理部280の論理回路を構成するブロックFのコンフィギュレーションデータを1つだけとして説明した。しかし、ブロックFに対しても複数のコンフィギュレーションデータを格納しておき、その動作状況に応じて切り替えて使用できる構成であっても良い。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101…CPU,104…ROM,131…再構成部、140…FPGA,401…内部セル

Claims (10)

  1. 再構成可能なデバイスを含む画像処理装置であって、
    前記再構成可能なデバイスに所定の機能を実現する回路をそれぞれ、当該デバイスの互いに異なる位置に配置配線する複数のコンフィグレーションデータを格納する格納手段と、
    前記所定の機能を実現する回路を使用するジョブを実行する毎に、前記所定の機能を実現する回路の動作時間に基づく稼働情報を求めて積算する積算手段と、
    前記積算手段により積算した積算値が閾値を超えると、前記格納手段に格納されている前記所定の機能を実現する回路に対応する他のコンフィグレーションデータを用いて、前記再構成可能なデバイスに前記所定の機能を実現する回路を構成するように制御する再構成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 再構成可能なデバイスを含む画像処理装置であって、
    前記再構成可能なデバイスに所定の機能を実現する回路をそれぞれ、当該デバイスの互いに異なる位置に配置配線する複数のコンフィグレーションデータを格納する格納手段と、
    前記再構成可能なデバイスのセル領域を複数の領域に分割し、前記所定の機能を実現する回路がどの領域に含まれるかを判別する判別手段と、
    前記所定の機能を実現する回路を使用するジョブを実行する毎に、前記判別手段により前記所定の機能を実現する回路を含むと判別された領域ごとに、前記所定の機能を実現する回路の動作時間に基づく稼働情報を求めて積算する積算手段と、
    前記積算手段により積算した領域の積算値が閾値を超えると、前記格納手段に格納されている前記所定の機能を実現する回路に対応する他のコンフィグレーションデータを用いて、前記再構成可能なデバイスに前記所定の機能を実現する回路を構成するように制御する再構成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記所定の機能を実現する回路は、前記ジョブの実行時に流れる電流量が所定値よりも大きいセルを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記積算手段により積算した積算値を不揮発に記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記再構成手段は、前記再構成可能なデバイスに前記所定の機能を実現する回路を構成するのに使用したコンフィグレーションデータがどれであるかを記憶していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記再構成手段は、前記格納手段における複数のコンフィグレーションデータのそれぞれが格納されているアドレスに基づいて、各コンフィグレーションデータを特定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記再構成手段は、前記格納手段に格納されている前記所定の機能を実現する回路に対応する他のコンフィグレーションデータであって、前記積算値が閾値を超えた領域を含まない位置に配置配線するコンフィグレーションデータを用いて、前記再構成可能なデバイスに前記所定の機能を実現する回路を構成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 再構成可能なデバイスを含む画像処理装置の制御方法であって、
    前記再構成可能なデバイスに所定の機能を実現する回路をそれぞれ、当該デバイスの互いに異なる位置に配置配線する複数のコンフィグレーションデータをメモリに格納しておき、
    前記所定の機能を実現する回路を使用するジョブを実行する毎に、前記所定の機能を実現する回路の動作時間に基づく稼働情報を求めて積算する積算工程と、
    前記積算工程で積算した積算値が閾値を超えると、前記メモリに格納されている前記所定の機能を実現する回路に対応する他のコンフィグレーションデータを用いて、前記再構成可能なデバイスに前記所定の機能を実現する回路を構成するように制御する再構成工程と、
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  9. 再構成可能なデバイスを含む画像処理装置の制御方法であって、
    前記再構成可能なデバイスに所定の機能を実現する回路をそれぞれ、当該デバイスの互いに異なる位置に配置配線する複数のコンフィグレーションデータをメモリに格納しておき、
    前記再構成可能なデバイスのセル領域を複数の領域に分割し、前記所定の機能を実現する回路がどの領域に含まれるかを判別する判別工程と、
    前記所定の機能を実現する回路を使用するジョブを実行する毎に、前記判別工程で前記所定の機能を実現する回路を含むと判別された領域ごとに、前記所定の機能を実現する回路の動作時間に基づく稼働情報を求めて積算する積算工程と、
    前記積算工程で積算した領域の積算値が閾値を超えると、前記メモリに格納されている前記所定の機能を実現する回路に対応する他のコンフィグレーションデータを用いて、前記再構成可能なデバイスに前記所定の機能を実現する回路を構成するように制御する再構成工程と、
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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