JP4862910B2 - 画像処理装置および画像処理制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理制御プログラムに関する。
近年、画像処理装置は複写機能、画像入力機能、印刷機能、ファクシミリ機能等の多機能を有するものが多く開発されている。ここで、複数の処理を並列で行う技術として、従来よりマルチタスク制御技術が開示されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特開平8−223382号公報 特開平10−240467号公報 特開2006−192810号公報
本発明は、複数の画像処理を並列で行う際に動的に画像処理回路を構成して効率的な処理を実現する技術の提供を目的とする。
本願請求項1に係る発明は、動的に回路の構成が切り替えられる動的回路再構成手段と、前記動的回路再構成手段によって構成される回路の情報を記憶する回路構成記憶手段と、受けた処理要求および他の処理が実行中であるか否かに応じて、1つの画像処理を単独で処理する回路の構成の情報と、複数の画像処理を並列で処理するため画像情報の圧縮回路を含む回路の構成の情報とを前記回路構成記憶手段から切り替えて読み出し、前記動的回路再構成手段によって構成される回路を動的に切り替える制御を行う回路構成制御手段とを有する画像処理装置である。
本願請求項2に係る発明は、動的に回路の構成が切り替えられる動的回路再構成手段と、前記動的回路再構成手段によって構成される回路の情報を記憶する回路構成記憶手段と、受けた処理要求および他の処理が実行中であるか否かに応じて、複数の画像処理を並列で処理するため画像情報の圧縮回路を含む第1の回路の構成の情報と、前記圧縮回路を含む第2の回路の構成の情報とを前記回路構成記憶手段から切り替えて読み出し、前記動的回路再構成手段によって構成される回路を動的に切り替える制御を行う回路構成制御手段とを有する画像処理装置である。
本願請求項3に係る発明は、前記回路構成制御手段は、前記並列で処理する回路を構成して複数の画像処理を行う際の処理時間が第1閾値を超える場合、前記複数の画像処理の各々について単独で処理する回路を順次切り替える制御を行う請求項1記載の画像処理装置である。
本願請求項4に係る発明は、前記並列で処理する回路を構成して複数の画像処理を行う際の効果を示す率を、前記第1閾値を並列に処理する他の画像処理の合計時間により除算することにより計算し、当該率が予め設定された第2閾値となるよう前記第1閾値を変更する計算を行う第1閾値計算手段を備えており、前記回路構成制御手段は、前記第1閾値計算手段で計算された第1閾値を用いて回路を切り替える制御を行う請求項3記載の画像処理装置である。
本願請求項5に係る発明は、前記複数の画像処理のうち一の画像処理は複写処理であり、他の画像処理は印刷処理である請求項1から4のうちいずれか1項に記載の画像処理装置である。
本願請求項6に係る発明は、動的に回路の構成が切り替えられる動的回路再構成手段に対して、受けた処理要求および他の処理が実行中であるか否かに応じて、1つの画像処理を単独で処理する回路の構成と、複数の画像処理を並列で処理するため画像情報の圧縮回路を含む回路の構成とを切り替えるステップを画像処理コンピュータに実行させる画像処理制御プログラムである。
本願請求項7に係る発明は、動的に回路の構成が切り替えられる動的回路再構成手段に対して、受けた処理要求および他の処理が実行中であるか否かに応じて、複数の画像処理を並列で処理するため画像情報の圧縮回路を含む第1の回路の構成と、前記圧縮回路を含む第2の回路の構成を切り替えるステップを画像処理コンピュータに実行させる画像処理制御プログラムである。

本願請求項1に係る発明によれば、1つの画像処理を単独で行う場合と複数の画像処理を並列して行う場合とに対応した回路構成の切り替えが可能となる。
本願請求項2に係る発明によれば、複数の画像処理を並列して行う場合に第1の回路の構成と第2の回路の構成とを切り替えて処理することが可能となる。
本願請求項3に係る発明によれば、複数の画像処理について並列処理もしくは単独処理を処理時間の閾値によって機動的に切り替えることが可能となる。
本願請求項4に係る発明によれば、複数の画像処理を並列処理する際の効果に応じた回路構成を実現することが可能となる。
本願請求項5に係る発明によれば、複写処理に対応した回路構成と印刷処理に対応した回路構成とを切り替えて処理することが可能となる。
本願請求項6に係る発明によれば、1つの画像処理を単独で行う場合と複数の画像処理を並列して行う場合とに対応した回路構成の切り替えが可能となる。
本願請求項7に係る発明によれば、複数の画像処理を並列して行う場合に第1の回路の構成と第2の回路の構成とを切り替えて処理することが可能となる。
本実施形態の画像処理装置の装置構成(その1)を説明するブロック図である。 本実施形態の画像処理装置の装置構成(その2)を説明するブロック図である。 本実施形態の画像処理装置の機能ブロック図である。 比較例(その1)を説明するブロック図である。 比較例(その2)を説明するブロック図である。 本実施形態に係る画像処理装置の基本動作を説明するブロック図である。 本実施形態に係る画像処理装置の基本構成を説明するブロック図である。 複写処理を実行する場合の動作を説明するブロック図である。 印刷処理を実行する場合の動作を説明するブロック図である。 複写処理および印刷処理のマルチタスク化の場合の動作を説明するブロック図である。 本実施形態に係る画像処理制御プログラムでの回路再構成制御について説明するフローチャートである。 スケジューラによる制御のフローチャート(その1)である。 スケジューラによる制御のフローチャート(その2)である。 マルチタスクの効果の把握によるΔTpの変更の流れを説明するフローチャートである。 マルチタスクの場合のSlotが入る状態を模式的に示す図である。 第2実施例に係るスケジューラによる制御のフローチャート(その1)である。 第2実施例に係るスケジューラによる制御のフローチャート(その2)である。 タスク毎のSlot時間について模式的に示す図である。 n、ΔTp、Tn+1の関係を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.装置構成
2.比較例
3.本実施形態の基本動作
4.本実施形態の基本構成
5.具体的な動作
6.画像処理制御プログラム
<1.装置構成>
[第1の装置構成]
図1は、本実施形態の画像処理装置の装置構成(その1)を説明するブロック図である。本実施形態の画像処理装置は、動的回路再構成部10を備えている。動的回路再構成部10は、所定のタイミングで内部回路が再構成されるもので、例えば、DRP(Dynamically Reconfigurable Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)が用いられる。好ましくは、クロック単位で回路の再構成が成されるDRPを用いる。
動的回路再構成部10は、コントローラCPU20によって制御される。コントローラCPU20には、回路構成制御部21とスケジューラ22とが設けられる。回路構成制御部21およびスケジューラ22は、コントローラCPU20によって実行されるソフトウェアとして実装される。
動的回路再構成部10にはローカルメモリM1が接続され、コントローラCPU20にはメインメモリM2が接続される。ローカルメモリM1およびメインメモリM2の少なくとも一方には、動的回路再構成部10によって構成される回路の情報が記憶されている。この回路の情報を記憶する領域が、回路構成記憶部となる。
スケジューラ22は、複数の画像処理を並列処理(マルチタスク)で行う際、回路構成記憶部に記憶される回路の情報のアドレス指定や再構成依頼等の指示を動的回路再構成部10に対して行う。
回路構成制御部21は、スケジューラ22の指示に従い回路構成記憶部に記憶される回路の構成の情報を読み出し、動的回路再構成部10の回路構成を制御する。例えば、1つの画像処理を単独で処理する回路の構成の情報を読み出し、当該単独の画像処理回路を動的回路再構成部10に構成するよう制御したり、複数の画像処理を並列で処理する回路の構成の情報を読み出し、当該並列で処理する回路を動的回路再構成部10に構成するよう制御したりする。また、画像処理の要求に応じて、単独の画像処理回路と並列で処理する画像処理回路との切り替えを制御する。
動的回路再構成部10には、スキャナI/F(インタフェース)回路30およびプリントエンジンI/F(インタフェース)回路40が接続される。スキャナI/F回路30は、図示しない画像入力部で読み取った原稿の画像情報を動的回路再構成部10に送る処理を行う。プリントエンジンI/F回路40は、動的回路再構成部10やコントローラCPU20から送られる印刷用の情報をプリントエンジンに送る処理を行う。
図1に示す画像処理装置の装置構成では、動的回路再構成部10による回路構成制御をコントローラCPU20で一元管理することになる。
[第2の装置構成]
図2は、本実施形態の画像処理装置の装置構成(その2)を説明するブロック図である。図2に示す画像処理装置は、図1に示す画像処理装置と同様、動的回路再構成部10、コントローラCPU20、ローカルメモリM1、メインメモリM2、スキャナI/F回路30、プリントエンジンI/F回路40を備えているが、回路構成制御部21が動的回路再構成部内10に設けられている点で相違する。
図2に示す画像処理装置の装置構成では、複数の画像処理をマルチタスクで行う際、動的回路再構成部10での回路構成を動的回路再構成部10内の回路構成制御部21で一括して行うため、コントローラCPU20の管理が簡素化される。なお、図2に示す画像処理装置では、マルチタスクの実行中、マルチタスクの対象となる回路構成の情報をローカルメモリM1内に常駐させておくことになる。
[機能ブロック構成]
図3は、本実施形態の画像処理装置の機能ブロック図である。画像処理装置の主要機能は、動的回路再構成部10、回路構成制御部21、回路構成記憶部23、スケジューラ22である。この機能ブロック図では、回路構成制御部21を中心として、動的回路再構成部10、回路構成記憶部23、スケジューラ22、画像処理制御プログラムPとの間での信号の入出力が示されている。
回路構成制御部21から動的回路再構成部10へは、回路構成情報、回路構成実行依頼が送られ、動的回路再構成部から回路構成制御部へは、回路構成終了信号が送られる。ここで、回路構成情報は、動的回路再構成部10で構成される回路の構成を示す情報である。また、回路構成実行依頼は、動的回路再構成部10に送られた回路構成情報に基づき回路の構成の実行を依頼する信号である。また、回路構成終了信号は、動的回路再構成部10で回路の構成が終了した旨を示す信号である。
回路構成制御部21から回路構成記憶部23へは、アドレス情報が送られ、回路構成記憶部23から回路構成制御部21へは、回路構成情報が送られる。ここで、アドレス情報は、回路構成記憶部23に記憶される回路構成の格納場所を示す情報である。また、回路構成情報は、アドレス情報で示す格納場所に記憶された回路構成のための情報である。
回路構成制御部21からスケジューラ22および画像処理制御プログラムPへは、回路構成終了信号が送られ、スケジューラ22および画像処理制御プログラムPから回路構成制御部21へは回路構成実行アドレス情報、回路構成実行依頼が送られる。
画像処理制御プログラムPからスケジューラ22へは、アドレス情報、スケジューラ開始信号が送られ、スケジューラ22から画像処理制御プログラムPへは、スケジューラ終了信号が送られる。
ここで、マルチタスクの対象となる回路構成のアドレス情報は、マルチタスクで実行される複数の回路構成のアドレス情報である。また、回路構成終了信号は、スケジューラ22によって依頼された回路構成の実行が終了した旨を示す信号である。また、スケジューラ開始信号は、スケジューラ22の実行開始を依頼する信号である。また、回路構成実行アドレス情報は、スケジューラ22が選択した回路構成のアドレス情報である。また、回路構成実行依頼は、スケジューラ22および画像処理制御プログラムPが回路構成制御部21に回路構成のアドレス情報を設定したことを示す信号である。また、スケジューラ終了信号は、依頼されたマルチタスクのスケジューリングが完了したことを示す信号である。
<2.比較例>
[その1]
図4は、比較例(その1)を説明するブロック図である。比較例(その1)では、複写処理の画像処理回路、コントローラCPU、アクセラレータ、画像出力装置へのインタフェースを備えている。
比較例(その1)に係る画像処理装置において、各機能の画像処理は次のようになる。
(1)複写処理:画像入力部から入力された画像情報について、複写処理の画像処理回路で、例えば、色空間変換、フィルタ、TI分離、適応フィルタ、拡縮、YMCK変換、スクリーン処理などをパイプライン処理で行い、画像出力部に出力する。
(2)画像入力処理:画像入力部から入力された画像情報について、複写処理の画像処理回路で拡縮まで処理した後、圧縮してコントローラCPUに送信し、出力フォーマット(例えば、PDF)への生成処理を行う。出力フォーマットに生成された画像情報は、ネットワークを介して外部の端末(コンピュータ等)へ送信する。
(3)印刷処理:ネットワークから入力されたページ記述言語をコントローラCPUで解釈(インタープリット)し、アクセラレータを使用してラスタライズ、YMCK変換、スクリーン処理等を行い、その後、圧縮して画像出力部へ出力する。
比較例(その1)に係る画像処理装置では、多機能化に伴い、ハードウェアの構成量が増加し、複数の画像処理を実行する際の冗長性が発生する。
[その2]
図5は、比較例(その2)を説明するブロック図である。比較例(その2)では、動的回路再構成部、コントローラCPUを備えている。動的回路再構成部は、DRPやFPGAが用いられる。
比較例(その2)に係る画像処理装置では、複写処理が要求されたときは、複写処理に対応する回路を、印刷処理が要求されたときは印刷処理に対応する回路を動的回路再構成部に構成する。
このように、要求された処理に応じて回路構成を構築することで、ハードウェアの構成量の削減を図る。ここで、動的回路再構成部がDRPの場合は、再構成にnsec(ナノ秒)で済むが、FPGAの場合はmsec(ミリ秒)かかる。したがって、DRPが好ましい。これにより、印刷処理では、描画オブジェクト単位での回路構成の切り替えが行われる。
比較例(その2)に係る画像処理装置では、複数の画像処理を並列に実行するのが困難である。つまり、ハードウェア規模の削減を図るため、動的回路再構成部を一つに限定しており、これによって処理の並列性が困難となる。
例えば、複写処理を実行しているときに印刷処理の要求が発生した場合、複写処理はリアルタイム性が要求されるので、印刷処理との並列化による生産性の低下を発生させることはできない。そこで、複写処理が終了するまで印刷処理を待たせることになる。
<3.本実施形態の基本動作>
図6は、本実施形態に係る画像処理装置の基本動作を説明するブロック図である。本実施形態では、動的回路再構成部10、コントローラCPU20を備える点で図5に示す比較例(その2)と同じであるが、コントローラCPU20で実行されるスケジューラ22によってマルチタスクを実現している点で相違する。
具体的には、複数の画像処理の並列処理であるマルチタスクが発生した場合のみ、複写処理の画像処理を圧縮処理に変更する。また、コントローラCPU20上でスケジューラ22によるマルチタスク化をスケジュールし、動的回路再構成部10によって複数の画像処理に対応した複数の回路構成を構築する。例えば、複写処理および印刷処理の要求を受けた場合、画像情報の圧縮回路を含む第1のマルチタスク化回路構成と、圧縮回路を含む第2のマルチタスク化回路構成とを切り替えるスケジューリングを実行する。これによって、複写処理における画像処理で画像入力部との同期(リアルタイム性)が確保され、かつ、スケジューラによるマルチタスク(並列化)も達成される。複数の画像処理を並列処理する以外、例えば、複写処理の画像処理では、複写処理の回路構成を単独で構築し、処理時間の短縮化を図る。
<4.本実施形態の基本構成>
図7は、本実施形態に係る画像処理装置の基本構成を説明するブロック図である。本実施形態の画像処理装置では、動的回路再構成部10を中心に、スキャナI/F回路30、プリントエンジンI/F回路40、ローカルメモリM1、コントローラCPU20が設けられている。この動的回路再構成部10に、必要な画像処理(例えば、複写処理、印刷処理、画像入力処理)の回路が動的に構成される。
本実施形態の画像処理装置の構成では、マルチタスク要求が終了したら速やかにシングルタスク状態で実行する。例えば、複写処理の画像処理と印刷処理の画像処理がマルチタスク化で実行中、印刷処理が終了した場合、速やかに複写処理のシングルタスクを構成する。これにより、複写処理の最大性能が発揮される。
ここで、動的回路再構成部10以外のブロック構成は固定回路であっても、動的回路であってもよい。また、印刷処理では、コントローラCPU20からプリントエンジンI/F回路40へ直接出力してもよい。
<5.具体的な動作>
[複写処理]
図8は、複写処理を実行する場合の動作を説明するブロック図である。複写処理を実行する場合、動的回路再構成部10に複写処理の画像処理回路を構成する。画像入力部であるスキャナで取り込んだ画像情報は、スキャナI/F回路30を介して動的回路再構成部10に送られる。ここで構成された複写処理の画像処理回路によって複写処理に関する画像処理が行われ、プリントエンジンI/F回路40へ出力される。複写処理は単独の回路構成によって処理時間の短縮化を図る。
[印刷処理]
図9は、印刷処理を実行する場合の動作を説明するブロック図である。印刷処理を実行する場合、動的回路再構成部10に、RIP(Raster Image Processing)アシスト回路および伸長回路を構成する。RIPアシスト回路は、外部から送られたページ記述言語に含まれるイメージの画像処理を行う。伸長回路では、前ページでRIPが完了したものを伸長する処理を行う。なお、先に示したように、印刷処理では、コントローラCPU20からプリントエンジンI/F回路40へ直接出力してもよい。
[複写処理および印刷処理]
図10は、複写処理および印刷処理のマルチタスク化の場合の動作を説明するブロック図である。複写処理および印刷処理のマルチタスク化を図る場合、動的回路再構成部10では圧縮回路および印刷処理の画像処理回路(例えば、RIPアシスト回路)を構成する第1の回路構成と、圧縮回路および複写回路の画像処理回路を構成する第2の回路構成との切り替えが行われる。
図10(a)は、第1の回路構成を示す図である。第1の回路構成では、動的回路再構成部10に画像情報の圧縮回路と印刷処理の画像処理回路とが構築される。第1の回路構成が構築された場合、複写処理では、画像入力部であるスキャナで取り込んだ画像情報をスキャナI/F回路30を介して圧縮回路に送る。圧縮回路で圧縮された画像情報は、コントローラCPU20へ送られ、後にスケジューラによって複写処理と印刷処理の画像処理がマルチタスクで実行される。なお、コントローラCPU20に、圧縮された画像情報を送るのは、バスのバンド幅制限によるためである。
一方、印刷処理では、外部から送られたページ記述言語に含まれる画像情報(イメージデータ)をコントローラCPU20から動的回路再構成部10に構成された印刷処理の画像処理回路に送る。ここで、RIPが完了したものをコントローラCPU20からプリントエンジンI/F回路40へ出力する。印刷処理の出力時には、スケジューラによって複写処理の出力との順番が制御される。
図10(b)は、第2の回路構成を示す図である。第2の回路構成では、動的回路再構成部10に画像情報の圧縮回路と、複写処理の画像処理回路とが構築される。第2の回路構成が構築された場合、複写処理では、画像入力部であるスキャナで取り込んだ画像情報をスキャナI/F回路30を介して圧縮回路に送る。圧縮回路で圧縮された画像情報は、コントローラCPU20へ送られ、後にスケジューラによって複写処理と印刷処理の画像処理がマルチタスクで実行される。
コントローラCPU20に送られた圧縮された画像情報は、コントローラCPU20から複写処理の画像処理回路へ送られ、伸張処理された後、プリントエンジンI/F回路40に出力される。
本実施形態では、後述するスケジューラによって上記第1の回路構成と第2の回路構成とが切り替えられ、異なるマルチタスク回路の実行がスケジューリングされる。
<6.画像処理制御プログラム:回路再構成制御およびスケジューラ>
[回路再構成制御]
図11は、本実施形態に係る画像処理制御プログラムでの回路再構成制御について説明するフローチャートである。ここで、本実施形態に係る画像処理制御プログラムは、図1に示す画像処理装置のコントローラCPUの回路構成制御部で実行されるステップであったり、動的回路再構成部10で実行されるステップであったりする。また、画像処理制御プログラムは、図3に示すように回路構成制御部21およびスケジューラ22との間で信号の入出力を行い、これらを制御するものでもある。画像処理制御プログラムは、コントローラCPUで管理される不揮発性メモリやハードディスク(いずれも図示せず)、CD−ROM等の記録媒体に記録されていたり、ネットワークを介して配信されてもよい。
以下に示すフローチャートに沿った動作説明では、各フローチャートとともに図3の機能ブロック図を参照するものとする。なお、説明を簡単にするため画像入力処理は除く。
先ず、回路構成制御部21は、画像処理の要求を受けた場合、複写処理であるか否かを判断する(ステップS101)。複写処理の要求であった場合、印刷処理の実行中であるか否かを判断する(ステップS102)。
印刷処理の実行中でない場合には、複写処理の単独であるとして、複写処理の画像処理を行う回路構成を動的回路再構成部10に設定し、処理を実行する(ステップS103)。すなわち、回路構成制御部21は、回路構成記憶部23に複写処理の回路構成情報を格納するアドレス情報を送り、回路構成記憶部23から複写処理の回路構成情報を読み出す。そして、この回路構成情報を動的回路再構成部10へ設定する。動的回路再構成部10は、設定された回路構成情報に基づき複写処理の回路構成を行い、回路構成制御部21から回路構成実行依頼S7を受けて複写処理を実行する。回路構成制御部21が動的回路再構成部10から回路構成終了信号S8を受けた場合、処理を終了する(ステップS104)。
一方、ステップS101の判断で複写処理の要求でなかった場合(つまり、印刷処理である場合)、複写処理の実行中であるか否かを判断する(ステップS105)。
複写処理の実行中でない場合には、印刷処理の単独であるとして、印刷処理の画像処理を行う回路構成を動的回路再構成部10に設定し、実行する(ステップS106)。すなわち、回路構成制御部21は、回路構成記憶部23に印刷処理の回路構成情報を格納するアドレス情報を送り、回路構成記憶部23から印刷処理の回路構成情報を読み出す。そして、この回路構成情報を動的回路再構成部10へ設定する。動的回路再構成部10は、設定された回路構成情報に基づき印刷処理の回路構成を行い、回路構成制御部21から回路構成実行依頼S7を受けて印刷処理を実行する。回路構成制御部21が動的回路再構成部10から回路構成終了信号S8を受けた場合、処理を終了する(ステップS107)。
また、ステップS101の判断で複写処理の要求でなく、ステップS105の判断で複写処理の実行中であった場合、現在の回路構成を停止し(ステップS108)、複写処理と印刷処理との並列処理(マルチタスク)となる。また、ステップS101の判断で複写処理の要求であり、ステップS102の判断でプリント処理実行中であった場合、複写処理と印刷処理との並列処理(マルチタスク)となる。
マルチタスクとなる場合、マルチタスクの対象となる画像処理の回路構成を動的回路再構成部10に設定する(ステップS109)。この例では、マルチタスクの画像処理として、圧縮回路と印刷処理の回路とを動的回路再構成部10に設定する。
具体的には、画像処理制御プログラムPからスケジューラ22へマルチタスクの対象となる回路構成のアドレス情報S1(例えば、圧縮回路および印刷処理の画像処理回路を構成する第1の回路構成と、圧縮回路および複写処理の画像処理回路を構成する第2の回路構成とのアドレス情報)を送り、スケジューラ22から回路構成制御部21へスケジューリングされた回路構成実行アドレス情報S4を得る。これに基づき、回路構成制御部21は、回路構成記憶部23に当該アドレス情報を送り、マルチタスクの対象となる回路構成情報を読み出して、動的回路再構成部10へ設定する。動的回路再構成部10は、設定された回路構成情報に基づき、マルチタスクの対象となる回路構成(ここでは、圧縮回路と印刷処理の回路)を構成する。
次に、スケジューラ22を起動する(ステップS110)。スケジューラ22の起動は、画像処理制御プログラムPからスケジューラ22にスケジューラ開始信号S2を送ることで行われる。スケジューラ22が起動すると、スケジューラ22は回路構成制御部21を介して動的回路再構成部10へ回路構成実行依頼S7を送り、これを受けて動的回路再構成部10がマルチタスクを実行する。その後、マルチタスクのスケジューラ22から画像処理制御プログラムPにスケジューラ終了信号S3の割り込みが入った段階で処理を終了する(ステップS111)。
[スケジューラ制御]
スケジューラ制御には、第1実施例と第2実施例とがある。以下、各々の実施例について説明する。
[第1実施例]
図12、図13は、第1実施例に係るスケジューラによる制御のフローチャートである。このフローチャートに示す制御は、マルチタスクの開始直前に行われる。スケジューラ22は、一の画像処理を実行中に他の画像処理の要求があった場合、第1閾値を超えない範囲で後続となる他の画像処理を現処理である一の画像処理に挿入する(マルチタスク化)。
また、スケジューラ22は、第1閾値を超えない範囲で後続の画像処理を挿入することができない場合、現処理である一の画像処理を優先して実行した後、後続となる他の画像処理を実行する。
ここで、マルチタスク化を図る上での用語を解説する。複写処理タスクの1回の実行に割り当てる時間をSlot_C1、元(シングルタスク)の処理時間を拡張する係数をCdとすると、元の処理時間合計はΣSlot_C1となる。
したがって、処理時間の増分は、ΔTcp=(ΣSlot_C1)×(Cd−1.0)であらわすことができ、このΔTcpを第1閾値と呼ぶ。つまり、複写処理タスクのΔTcpは、処理時間の許容増加分である。
例えば、1分当たり60枚の複写画像処理で、100枚を処理する場合、処理時間はΣSlot_C1は100秒となる。Cdが1.5の場合、許容処理時間は100秒×1.5=150秒となり、ΔTcpは50秒となる。つまり、Cdが1.5程度の場合には、複写処理の待ち時間としての増分は問題にならない。
次に、図12、図13のフローチャートに沿って制御の流れを説明する。なお、以下の説明で示す符号の「n」は1以上の整数を示す変数である。先ず、図12に示すように、現画像処理の要求(Taskn_Adr)と後続の画像処理の要求(Taskm_Adr)とを受理する(ステップS201)。すなわち、スケジューラ22は、回路構成制御部21から複数の回路構成のアドレス情報S1を受理する。また、タスク毎の終了カウンタの計算を行う。終了カウンタの計算については後述する。
次いで、ΔTpを計算する(ステップS202)。次に、Tasknが終わりであるか否かを判断する(ステップS203)。終わりである場合にはステップS210へ進む。ステップS210以降の処理は後述する。終わりでない場合、ループカウンタLoopをカウントアップする(ステップS204)。
次に、Tasknの開始画素ポインタのセットおよびNpix_tasknの計算を行い(ステップS205)、Tasknの実行アドレス情報S5を回路構成制御部21へ送る(ステップS206)。その後、Taskmが終了したか否かを判断し(ステップS207)、終了している場合にはTasknの終了割り込みがあるか否かを判断する(ステップS208)。終了割り込みがあった場合には処理を終了する。
一方、Taskmが終了していない場合には、Tasknの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskn分処理が終了したかを判断する(ステップS209)。Tasknの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskn分処理が終了した場合には、図13に示す処理へ移行する。
ステップS203の判断でTasknが終了している場合、ステップS210へ移行する。先ず、Taskmが終了しているか否かを判断する(ステップS210)。終了している場合、処理を終了する。一方、終了していない場合、Taskmの開始画素ポインタのセットおよびNpix_taskmの計算を行い(ステップS211)、Taskmの実行アドレス情報S5を回路構成制御部21へ送る(ステップS212)。
その後、Taskmの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskm分処理が終了したかを判断する(ステップS213)。Taskmの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskm分処理が終了した場合には、ステップS210の処理へ戻る。
ステップS209の判断で、Tasknの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskn分処理が終了した場合、図13に示す処理へ移行する。先ず、Taskmが終了したか否かを判断する(ステップS301)。終了している場合には、図12に示すステップS203へ戻る。終了していない場合には、Taskmの開始画素ポインタのセットおよびNpix_taskmの計算を行い(ステップS302)、Taskmの実行アドレス情報S5を回路構成制御部21へ送る(ステップS303)。
そして、Taskmの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskm分処理が終了したかを判断する(ステップS304)。Taskmの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskm分処理が終了した場合には、図12に示すステップS203の処理へ戻る。
図14は、第1実施例でのタスクの処理を模式的に説明する図である。今、Slot時間をS、TasknのSlot別実行単位をnx、Tasknの処理時間をTnとし、Tn=S×2、Tm=S×2+α(αは十分大きな値)と仮定すると、第1実施例のスケジューリング結果は図14に示すようになる。
図14では、TasknをTn、TaskmをTmで示している。ここで、図14に示すマルチタスク部では、マルチタスクである第1の回路構成と第2の回路構成との切り替えにおいて、第1の回路構成にTasknを実行する回路が設定され、第2の回路構成にTaskmを実行する回路が設定される。
第1実施例では、各タスクのSlot時間が等しいため、Tnはマルチタスク化すると処理されるが、Tmはマルチタスク化だけでは処理しきれず、単独での処理(Tm3部分)が発生している。このため、第1実施例では、Tn(またはTm)を優先的に処理する効果がある。
[終了カウンタの計算]
シングルタスク時の処理時間をTst、Tasknのマルチタスクでの1回あたりの割り当て時間をSlot_nとすると、回路構成における終了カウンタCtr_Tasknは次のようになる。
Ctr_Taskn=Tst÷Slot_n
ただし、説明を簡単にするため、TstはSlot_nで割り切れるものとする。
次に、全入力画素数をNpixとすると、Tasknでマルチタスクでの1回あたり処理する画素数は、
Npix_Taskn=Npix÷Ctr_Tasknとなる。
つまり、タイマーではなく、画素数で処理時間を把握する。
[ΔTpとSlot時間との関係]
図15は、マルチタスクの場合に間に必ず他のジョブのSlotが入る状態を模式的に示す図である。ここで、NをSlotの繰り返し回数、多重度を2(2つのジョブを多重化する)と仮定すると、Slot×2N=Tst−ΔTpとなる。つまり、ΔTp=Slot×2N−Tstとなる。
今、Tst=10、Slot=5、ΔTp=10とすると、N=2(これはLoop回数に相当)、つまり、Slot時間=5の場合、2回マルチタスクを実行することでΔTpに収まる。
[第2実施例]
図16、図17は、第2実施例に係るスケジューラによる制御のフローチャートである。なお、以下の説明で示す符号の「n」は1以上の整数を示す変数である。先ず、図16に示すように、現画像処理の要求(Taskn_Adr)と後続の画像処理の要求(Taskm_Adr)とを受理する(ステップS401)。すなわち、スケジューラ22は、回路構成制御部21から複数の回路構成のアドレス情報S1を受理する。また、タスク毎のSlot時間の計算およびタスク毎の終了カウンタ(上記参照)の計算を行う。タスク毎のSlot時間の計算は後述する。
次いで、ΔTpを計算する(ステップS402)。次に、Tasknが終わりであるか否かを判断する(ステップS403)。終わりである場合にはステップS410へ進む。ステップS410以降の処理は後述する。終わりでない場合、ループカウンタLoopをカウントアップする(ステップS404)。
次に、Tasknの開始画素ポインタのセットおよびNpix_tasknの計算を行い(ステップS405)、Tasknの実行アドレス情報S5を回路構成制御部21へ送る(ステップS406)。その後、Taskmが終了したか否かを判断し(ステップS407)、終了している場合にはTasknの終了割り込みがあるか否かを判断する(ステップS408)。終了割り込みがあった場合には処理を終了する。
一方、Taskmが終了していない場合には、Tasknの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskn分処理が終了したかを判断する(ステップS409)。Tasknの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskn分処理が終了した場合には、図17に示す処理へ移行する。
ステップS403の判断でTasknが終了している場合、ステップS410へ移行する。先ず、Taskmが終了しているか否かを判断する(ステップS410)。終了している場合、処理を終了する。一方、終了していない場合、Taskmの開始画素ポインタのセットおよびNpix_taskmの計算を行い(ステップS411)、Taskmの実行アドレス情報S5を回路構成制御部21へ送る(ステップS412)。
その後、Taskmの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskm分処理が終了したかを判断する(ステップS413)。Taskmの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskm分処理が終了した場合には、ステップS410の処理へ戻る。
ステップS409の判断で、Tasknの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskn分処理が終了した場合、図17に示す処理へ移行する。先ず、Taskmが終了したか否かを判断する(ステップS501)。終了している場合には、図16に示すステップS403へ戻る。終了していない場合には、Taskmの開始画素ポインタのセットおよびNpix_taskmの計算を行い(ステップS502)、Taskmの実行アドレス情報S5を回路構成制御部21へ送る(ステップS503)。
そして、Taskmの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskm分処理が終了したかを判断する(ステップS504)。Taskmの終了割り込みがあったか、もしくはNpix_taskm分処理が終了した場合には、図16に示すステップS403の処理へ戻る。
[タスク毎のSlot時間の計算]
図18は、タスク毎のSlot時間について模式的に示す図である。ここで、各タスクごとのSlot時間をSn、TasknのSlot別実行単位をnx、Tasknの処理時間をTnとし、Tn=Sn×2、Tm=Sm×2と仮定すると、第2実施例におけるスケジューリング結果は図18に示すようになる。
図18では、TasknをTn、TaskmをTmで示している。ここで、図18に示すマルチタスク部では、マルチタスクである第1の回路構成と第2の回路構成との切り替えにおいて、第1の回路構成にTasknを実行する回路が設定され、第2の回路構成にTaskmを実行する回路が設定される。
第2実施例では、各タスクのSlot時間が異なるため、TnおよびTmはマルチタスク化することで全て処理される。このため、第2実施例では、マルチタスク化の効果を最大限に得られることになる。
[タスク毎のスロット時間]
次に、タスク毎のスロット時間の決定について説明する。ここで、Tasknの処理時間合計をTn、Tasknのスロット時間をSlotn、Taskn+1の処理時間合計をTn+1、Taskn+1のスロット時間をSlotn+1、マルチタスク時のスロット回数をN、マルチタスクの効果の閾値をEthとすると、
n=Slotn×N…(1)
n+1×Eth=Slotn+1×N…(2)となる。
上記(1)式のNを(2)式に代入すると、
n+1×Eth=Slotn+1×Tn/Slotn
Slotn+1/Slotn=Tn+1×Eth/Tn=Tn+1/Tn×Eth…(3)となる。
つまり、タスク毎のスロット時間は処理時間の比にマルチタスクの効果の閾値Ethを乗じた値になる。例えば、Tn=10、Tn+1=40、Eth=0.5(=50%)とすると、
Slotn+1/Slotn=40×0.5/10=20/10=2
Slotn=5とすると、Slotn+1=10となる。
第1実施例で示したΔTp(シングルタスクからの処理時間の増分)とEth(マルチタスク化の効果)とは、Eth=ΔTp/Tn+1、つまり、ΔTp=Eth×Tn+1となるようにΔTpを決定することで、マルチタスク化の効果も制御されることが分かる(図19参照)。
10…動的回路再構成部、20…コントローラCPU、21…回路構成制御部、22…スケジューラ22…回路構成記憶部、30…スキャナI/F回路、40…プリントエンジンI/F回路

Claims (7)

  1. 動的に回路の構成が切り替えられる動的回路再構成手段と、
    前記動的回路再構成手段によって構成される回路の情報を記憶する回路構成記憶手段と、
    受けた処理要求および他の処理が実行中であるか否かに応じて、1つの画像処理を単独で処理する回路の構成の情報と、複数の画像処理を並列で処理するため画像情報の圧縮回路を含む回路の構成の情報とを前記回路構成記憶手段から切り替えて読み出し、前記動的回路再構成手段によって構成される回路を動的に切り替える制御を行う回路構成制御手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 動的に回路の構成が切り替えられる動的回路再構成手段と、
    前記動的回路再構成手段によって構成される回路の情報を記憶する回路構成記憶手段と、
    受けた処理要求および他の処理が実行中であるか否かに応じて、複数の画像処理を並列で処理するため画像情報の圧縮回路を含む第1の回路の構成の情報と、前記圧縮回路を含む第2の回路の構成の情報とを前記回路構成記憶手段から切り替えて読み出し、前記動的回路再構成手段によって構成される回路を動的に切り替える制御を行う回路構成制御手段と
    を有する画像処理装置。
  3. 前記回路構成制御手段は、前記並列で処理する回路を構成して複数の画像処理を行う際の処理時間が第1閾値を超える場合、前記複数の画像処理の各々について単独で処理する回路を順次切り替える制御を行う
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記並列で処理する回路を構成して複数の画像処理を行う際の効果を示す率を、前記第1閾値を並列に処理する他の画像処理の合計時間により除算することにより計算し、当該率が予め設定された第2閾値となるよう前記第1閾値を変更する計算を行う第1閾値計算手段を備えており、
    前記回路構成制御手段は、前記第1閾値計算手段で計算された第1閾値を用いて回路を切り替える制御を行う
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記複数の画像処理のうち一の画像処理は複写処理であり、他の画像処理は印刷処理である
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 動的に回路の構成が切り替えられる動的回路再構成手段に対して、受けた処理要求および他の処理が実行中であるか否かに応じて、1つの画像処理を単独で処理する回路の構成と、複数の画像処理を並列で処理するため画像情報の圧縮回路を含む回路の構成とを切り替えるステップを画像処理コンピュータに実行させる
    画像処理制御プログラム。
  7. 動的に回路の構成が切り替えられる動的回路再構成手段に対して、受けた処理要求および他の処理が実行中であるか否かに応じて、複数の画像処理を並列で処理するため画像情報の圧縮回路を含む第1の回路の構成と、前記圧縮回路を含む第2の回路の構成を切り替えるステップを画像処理コンピュータに実行させる
    画像処理制御プログラム。
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