JP5471472B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成技術に関し、特に、モノクロ2ビーム方式の画像形成技術に関する。
プリンター、コピー機、複合機等の画像形成装置においては、印刷速度を上げるため、複数のラインを並列的に同時に印刷する技術が提案されている。例えば、レーザープリンターには、モノクロ印刷時に2ラインを同時に印刷するモノクロ2ビーム方式のものがある。
モノクロ2ビーム方式では、最終的に印刷エンジンが2ラインを同時に出力できるように、データが印刷エンジンに出力される必要がある。そのため、例えば、印刷エンジンにデータを出力する回路は、2ライン分のデータを蓄積するためのラインバッファーを備える(例えば、特許文献1)。また、例えば、印刷エンジンにデータを出力する回路は、最終的に同時に出力すべき2ラインのうち2ライン目のデータをFIFOメモリーに蓄積しておき、印刷エンジンへの出力タイミングを調整する(例えば、特許文献2)。
特開平4−20066号公報 特開2003−32479号公報
ところで、近年、開発・製造等のコストを低減するため、印刷エンジンにデータを出力する、カラータンデム方式用の回路(例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit))を、モノクロ2ビーム方式にも使用できるようにしたいという要望がある。
カラータンデム用の回路は、例えば、K(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)それぞれについてビームを出力する、4シングルビーム方式である。2ビームを同時に出力する構造を有さない。従って、カラータンデム用の回路をモノクロ2ビーム方式にも使用できるようにするためには、データを蓄積するためのラインバッファー等を追加的に設ける必要がある。
例えば、上述の特許文献1の技術を用いる場合、2ライン分のデータを格納するラインバッファーをカラータンデム用の回路に新たに設ける必要がある。また、例えば、上述の特許文献2の技術を用いる場合、タイミング調整のためのFIFOメモリーを新たに設ける必要がある。
しかしながら、ラインバッファーやFIFOメモリーを追加すると、回路規模が大きくなるとともに、開発・製造コストが増加してしまう。
また、上記の様にラインバッファーやFIFOメモリーを追加する場合、モノクロ2ビーム方式において印刷速度を低下させないためには、ラインバッファー等にデータを格納する速度をカラータンデム時の2倍(例えば、2倍のクロック)の速度に変更する必要がある。一方で、ラインバッファー等からの出力の速度は、2ライン同時であるため、1倍の速度でよい。そのため、ラインバッファーやFIFOメモリーの前後で処理速度を変化させる仕組みが必要となり、より複雑で不具合が発生し易くなってしまう。
本発明は、カラータンデム用の回路をより簡単にモノクロ2ビーム方式で使用可能とする技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の一態様は、モノクロ2ビーム方式の印刷を行う印刷エンジンを備える画像形成装置であって、画像データを取得するDMA処理部と、画像データの解像度をラインバッファーを用いて変換するスムージング処理部と、画像データに基づいてパルス信号を生成して前記印刷エンジンに出力するパルス幅変調処理部とを、それぞれ第1〜第4の4系統備え、前記第1及び第3のDMA処理部は、互いに隣接する印刷対象のラインの画像データをそれぞれ取得して後段の処理部に出力し、前記第2及び第4のDMA処理部は、前記印刷対象のラインの画像データに対するスムージング処理に使用される所定のラインの画像データをそれぞれ取得して後段の処理部に出力し、前記第1及び第3のスムージング処理部は、前記第1及び第3のDMA処理部の後段で処理された前記印刷対象のラインの画像データと、前記第2及び第4のDMA処理部の後段で処理された前記所定のラインの画像データとを、前記第1及び第3のラインバッファーにそれぞれ格納して、スムージング処理後に後段の処理部に出力し、前記第1及び第3のパルス幅変調処理部は、前記第1及び第3のスムージング処理部の後段で処理された前記印刷対象のラインの画像データに基づいて、前記印刷エンジンにパルス信号をそれぞれ出力する、ことを特徴とする。
また、上記のいずれかの画像形成装置であって、前記第1のDMA処理部は、奇数ラインの画像データを1ラインずつ取得して後段の処理部に出力し、前記第3のDMA処理部は、偶数ラインの画像データを1ラインずつ取得して後段の処理部に出力する、ことを特徴としていてもよい。
また、上記のいずれかの画像形成装置であって、前記スムージング処理部の前段の処理と後段の処理では動作周波数が同一である、ことを特徴としていてもよい。
また、上記のいずれかの画像形成装置であって、前記第1のパルス幅変調処理部と、前記第3のパルス幅変調処理部とでは、ラインの画像データの出力タイミングがずれている、ことを特徴としていてもよい。
また、上記のいずれかの画像形成装置であって、スムージング処理のオン/オフを設定可能であり、スムージング処理の設定がオフである場合、前記第2及び第4のDMA処理部は処理を停止し、前記第1及び第3のスムージング処理部は、前記第1及び第3のDMA処理部から出力されたラインの画像データを前記ラインバッファーに格納せずにそれぞれ出力する、ことを特徴としていてもよい。
本発明の一実施形態であるプリンター1の概略構成例を示すブロック図。 モノクロ2ビーム方式におけるASIC15の構成及び処理を説明する図。 モノクロ2ビーム方式におけるASIC15のラインバッファーの使用方法を説明する図。 スムージング処理を説明する図。 カラータンデム(4シングルビーム)方式の従来のASICの構成及び処理を説明する図。 本実施形態の特徴を有さないモノクロ2ビーム方式におけるASICの構成及び処理を説明する図。
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるプリンター1の概略構成例を示すブロック図である。
プリンター1は、モノクロ2ビーム方式のレーザープリンターである。詳細は後述するが、ASIC15は、カラータンデム用のASICをモノクロ2ビーム方式で使用できるように変更した構成である。
プリンター1は、コントローラー10と、操作パネル20と、印刷エンジン30とを備える。コントローラー10は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、ネットワークインターフェイス(I/F)14と、ASIC15とを備える。
CPU11は、ROM13からRAM12に読み出した各種プログラムを実行して、コントローラー10およびプリンター1全体を制御して、プリンター1の各種機能を実現するメインの演算装置である。CPU11は、例えば、ネットワークI/F14を介して受信した印刷データに基づいて、各種の画像処理を行う。
RAM12は、データおよびプログラム等を一時的に記憶する揮発性メモリーであり、例えば、DDR−SDRAMである。ROM13は、データやプログラム等を格納している不揮発性メモリーであり、例えば、フラッシュROMである。
ネットワークI/F14は、ネットワーク上の装置と通信を行うユニットである。ネットワークI/F14は、例えば、イーサネット(登録商標)による通信を行うNIC(Network Interface Card)である。
ASIC15は、CPUインターフェイス、メモリーインターフェイス、他のデバイスを制御するインターフェイス、印刷のための各種の画像処理回路を有し、各種デバイスからRAM12およびROM13へのアクセス制御、印刷のための各種画像処理、印刷エンジン30による印刷の制御等を行うユニットである。
ASIC15は、例えば、ネットワークI/F14を介してネットワークから送られてきた印刷データ(ビットマップ、ページ記述言語などのデータ)をRAM12に格納する。また、ASIC15は、例えば、CPU11による所定の画像処理後の印刷データをRAM12からを読み出し、所定の画像処理(例えば、解凍、スクリーン、スムージング、色調整、位置調整など)を施して、印刷エンジン30が解釈可能なデータを生成する。そして、生成したデータを印刷エンジン30に送信して印刷を実行させる。
詳細は後述するが、本実施形態では、ASIC15は、モノクロ2ビーム方式の印刷エンジン30に対して、2ラインのデータを並列的に同時に出力して印刷を実行させる。
また、ASIC15は、I/O装置やI/F装置の制御を行う。本実施形態では、ASIC15は、I/O装置としての操作パネル20と、I/F装置としてのネットワークI/F14とに接続されている。もちろん、ハードディスクドライブ、パラレルI/F、USB I/F等が接続されていてもよい。
ASIC15は、例えば、ネットワークI/F14を介して、外部装置から送信されたデータをCPU11に転送したり、CPU11から送信されたデータを外部装置に転送したりする。また、例えば、操作パネル20から出力される信号をCPU11に転送したり、CPU11から送られた描画データを操作パネル20に転送したりする。
操作パネル20は、ユーザーとプリンター1との間の入出力インターフェイスとして、プリンター1の筐体に設けられているユニットである。操作パネル20は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescence Display)などのディスプレイと、タッチパネルと、ハードスイッチ等を有する。
印刷エンジン30は、ASIC15から供給されたデータに基づいて、印刷媒体に印刷するユニットである。印刷エンジン30は、例えば、トナーカートリッジ、感光体ドラム、レーザー光照射機構、転写機構、紙送り機構、給排紙機構などを有するレーザー方式のエンジンである。
本実施形態では、印刷エンジン30は、モノクロ2ビーム方式のエンジンである。すなわち、印刷エンジン30のレーザー光照射機構は、ASIC15から2ライン並列的に同時に出力されるデータ(パルス信号)に従って各ラインのレーザーをオン/オフして出力することにより、感光体ドラムの帯電面に静電画像を形成する。
以上の図1のプリンター1の構成は、本願発明の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記に限られない。また、一般的なプリンター1が備える他の構成を排除するものではない。
例えば、ASIC15は、メモリーの制御を行うASIC、I/O装置やI/F装置を制御するASIC、印刷エンジンの制御を行うASIC、画像処理を行うASIC、のように複数のASICに分けられていてもよい。また、ネットワークI/F14は、コントローラー10と別体となっていてもよい。
図2は、モノクロ2ビーム方式におけるASIC15の構成及び処理を説明する図である。
本実施形態のASIC15は、カラータンデム用のASIC(図5参照)を、モノクロ2ビームで使用できるように変更した構成である。従って、図2では、変更に関連する部分以外の構成は省略されている。
ASIC15は、4系統の、DMA(Direct Memory Access)部(d1〜d4)、スムージング部(s1〜s4)、PWM(Pulse Width Modulation)部(p1〜p4)を有する。なお、図示していないが、ASIC15は、スムージング部s1〜s4の前後に、各種処理(例えば、解凍、スクリーン、色調整、位置調整)を行う処理部を有していてもよい。
DMA部d1〜d4は、CPU11を介さずにRAM12にアクセスするユニットである。DMA部d1〜d4は、RAM12に格納されたK色のビットマップデータの所定のラインを読み出し、後段の処理部に出力する。
DMA部d1は、スムージング処理対象の注目画素が含まれる奇数ラインのデータをRAM12から順次読み出し、スムージング部s1又は他の後段の処理部に出力する。後段の処理部がスムージング部s1でない場合、DMA部d1から出力されたデータは、DMA部d1の後段の各処理部で順次処理され、スムージング部s1の直前の処理部によりスムージング部s1に出力される。
DMA部d2は、奇数ラインの注目画素をスムージング処理するために必要な当該注目画素の周囲の画素が含まれる所定のライン(例えば、注目画素が含まれるラインの上下のライン)をRAM12から順次読み出し、スムージング部s1又は他の後段の処理部に出力する。後段の処理部がスムージング部s1でない場合、DMA部d2から出力されたデータは、DMA部d2の後段の各処理部で順次処理され、スムージング部s2の直前の処理部によりスムージング部s1に出力される。
DMA部d3は、スムージング処理対象の注目画素が含まれる偶数ラインのデータをRAM12から順次読み出し、スムージング部s3又は他の後段の処理部に出力する。後段の処理部がスムージング部s3でない場合、DMA部d3から出力されたデータは、DMA部d3の後段の各処理部で順次処理され、スムージング部s3の直前の処理部によりスムージング部s3に出力される。
DMA部d4は、偶数ラインの注目画素をスムージング処理するために必要な当該注目画素の周囲の画素が含まれる所定のライン(例えば、注目画素が含まれるラインの上下のライン)をRAM12から順次読み出し、スムージング部s3又は他の後段の処理部に出力する。後段の処理部がスムージング部s3でない場合、DMA部d4から出力されたデータは、DMA部d4の後段の各処理部で順次処理され、スムージング部s4の直前の処理部によりスムージング部s3に出力される。
スムージング部s1〜s4は、注目画素に対して当該注目画素の周囲の画素を用いてスムージング処理を行う。すなわち、主操作方向の解像度変換処理を行う。例えば、スムージング部s1〜s4は、600dpi×600dpiの解像度の注目画素とその周辺の画素を用いて、600dpi以上の主走査方向の解像度の画素を出力し、2400dpi×600dpi相当の解像度を得る。スムージング部(s1〜s4)はそれぞれ、注目画素のスムージング処理を行うため、注目画素を含むラインと当該注目画素の周囲の画素が含まれる所定のラインのデータを格納するラインバッファー(b1〜b4)を有する。ラインバッファーb1〜b4の容量は、少なくとも注目画素のラインとその上下のラインのデータを格納することができる大きさであり、例えば、3ライン、5ラインなどである。
本実施形態では、プリンター1は2ビーム方式であり、2系統で足りるため、スムージング部s2及びスムージング部s4は使用されない。
スムージング部s1は、DMA部d1又は前段の処理部から出力された、注目画素が含まれる奇数ラインのデータを順次受け取り、ラインバッファーb1に格納する。また、スムージング部s1は、DMA部d2又はスムージング部s2の直前の処理部から出力された、奇数ラインの注目画素の周囲の画素が含まれる所定のライン(例えば、注目画素が含まれるラインの上下のライン)のデータを順次受け取り、ラインバッファーb1に格納する。
また、スムージング部s1は、ラインバッファーb1に格納した奇数ラインのデータおよびその上下のラインのデータを用いて、注目画素に対するスムージング処理を実行し、PWM部p1又は他の後段の処理部に順次出力する。後段の処理部がPWM部p1でない場合、スムージング部s1から出力されたデータは、スムージング部s1の後段の各処理部で順次処理され、PWM部p1の直前の処理部によりPWM部p1に出力される。
例えば、図3に示すように、スムージング部s1のラインバッファーb1には、DMA部d1によりRAM12から読み出された、スムージング処理対象のK色の奇数ラインのデータが格納される。また、DMA部d2によりRAM12から読み出された、スムージング処理を行うために必要な奇数ラインの上下のラインのデータが格納される。
処理対象の奇数ラインの処理が終わった場合(終わる前でもよい)には、ラインバッファーb1には、DMA部d1によりRAM12から読み出された、次の処理対象の奇数ラインのデータが格納される。また、DMA部d2によりRAM12から読み出された、次の処理対象の奇数ラインの上下のラインのデータが格納される。
図2に戻って、スムージング部s3は、DMA部d3又は前段の処理部から出力された、注目画素が含まれる偶数ラインのデータを順次受け取り、ラインバッファーb3に格納する。また、スムージング部s3は、DMA部d4又はスムージング部s4の直前の処理部から出力された、偶数ラインの注目画素の周囲の画素が含まれる所定のライン(例えば、注目画素が含まれるラインの上下のライン)のデータを順次受け取り、ラインバッファーb3に格納する。
また、スムージング部s3は、ラインバッファーb3に格納した偶数ラインのデータおよびその上下のラインのデータを用いて、注目画素に対するスムージング処理を実行し、PWM部p3又は他の後段の処理部に順次出力する。後段の処理部がPWM部p3でない場合、スムージング部s3から出力されたデータは、スムージング部s3の後段の各処理部で順次処理され、PWM部p3の直前の処理部によりPWM部p3に出力される。
例えば、図3に示すように、スムージング部s3のラインバッファーb3には、DMA部d3によりRAM12から読み出された、スムージング処理対象のK色の偶数ラインのデータが格納される。また、DMA部d4によりRAM12から読み出された、スムージング処理を行うために必要な偶数ラインの上下のラインのデータが格納される。
処理対象の偶数ラインの処理が終わった場合(終わる前でもよい)には、ラインバッファーb3には、DMA部d3によりRAM12から読み出された、次の処理対象の偶数ラインのデータが格納される。また、DMA部d4によりRAM12から読み出された、次の処理対象の偶数ラインの上下のラインのデータが格納される。
図2に戻って、PWM部p1〜p4は、前段の処理部から出力されたデータを受け付け、当該データに基づくパルス幅のパルス信号に生成して、印刷エンジン30に出力する。
本実施形態では、プリンター1は2ビーム方式であり、2系統で足りるため、PWM部p2及びPWM部p4は使用されない。
PWM部p1は、スムージング部s1又は前段の処理部から出力された、注目画素が含まれる奇数ラインのデータを順次受け付けて、当該データに基づいてパルス信号を生成し、印刷エンジン30へ出力する。
PWM部p3は、スムージング部s3又は前段の処理部から出力された、注目画素が含まれる偶数ラインのデータを順次受け付けて、当該データに基づいてパルス信号を生成し、印刷エンジン30へ出力する。
なお、印刷エンジン30の構造上、図4に示すように、2ラインの各ドットが出力されるタイミングはわずかにずれる。そのため、2つのラインのデータを1つのスムージング部で処理することはできない。従って、上述したように、奇数ラインと偶数ラインをそれぞれ別のスムージング部で処理している。
以上に説明したように、本実施形態のASIC15は、基本の構成はカラータンデム用のASIC(図5参照)であるが、モノクロ2ビームで使用できる構成となっている。
本実施形態のASIC15の特徴を分かり易くするため、カラータンデム用のASICについて図5を参照して説明する。図5は、カラータンデム(4シングルビーム)方式の従来のASICの構成及び処理を説明する図である。
ASICは、4系統の、DMA部(d1〜d4)、スムージング部(s1〜s4)、PWM部(p1〜p4)を有する。各系は、順にKCMYに対応し、1ラインずつ処理を行う。
これに対して、本実施形態のASIC15(図2参照)では、Kについて、2系統のスムージング部が使用されるようになっている。すなわち、スムージング部s1のラインバッファーb1に、前段の2つの処理部又はDMA部d1及びDMA部d2により所定のラインのデータの書き込みができる回路構成になっている。また、スムージング部s3のラインバッファーb3に、前段の2つの処理部又はDMA部d3及びDMA部d4により所定のラインのデータが書き込みできる回路構成になっている。また、スムージング部s1のラインバッファーb1からは、1ラインおきに奇数ラインのデータが出力される回路構成なっている。また、スムージング部s3のラインバッファーb3からは、1ラインおきに偶数ラインのデータが出力される回路構成になっている。
従って、ASIC15の構成によれば、カラータンデム用のASICにラインバッファーやFIFOメモリーを追加的に設けることなく、より簡単にモノクロ2ビーム方式を実現することができる。
参考のため、本実施形態のASIC15の特徴を有さないASICの構成について図6を参照して説明する。図6は、本実施形態の特徴を有さないモノクロ2ビーム方式におけるASICの構成及び処理を説明する図である。
ASICは、4系統の、DMA部(d1〜d4)、スムージング部(s1〜s4)、PWM部(p1〜p4)を有する。ASICでは、Kについて、1系統の処理部(DMA部d1、スムージング部s1、その他処理部)が使用される。一方、2ラインを並列的に出力するため、PWM部p1及びPWM部p2の2系統が使用される。
ここで、PWM部p1及びPWM部p2は、並列的に2ラインのデータ(パルス信号)を印刷エンジンに出力する必要がある。そのため、これらの前段に、少なくとも2ライン分のデータを蓄積するラインバッファーb5が設けられている。スムージング部s1又はラインバッファーb5の前段の処理部から1ライン毎に順次出力されたデータは、当該ラインバッファーb5に書き込まれる。2ラインを並列的に出力可能なデータがラインバッファーb5に蓄積されたところで、PWM部p1及びPWM部p2に出力される。
また、上記のASICでは、1系統のスムージング部s1が使用される。そのため、所定の印刷速度を保つためには、ラインバッファーb5よりも前段の処理部は、PWM部p1及びPWM部p2による出力処理の2倍のクロックで動作して、データをラインバッファーb5に書き込む必要がある。
以上のASICでは、カラータンデム用のASICにラインバッファーやFIFOメモリーを追加的に設ける必要があり、回路規模、開発・製造コストが増大する。また、回路内部でクロック数を切り替える仕組みであるため、より複雑で不具合が発生し易い。
これに対して、ASIC15では、上述したとおり、ラインバッファーやFIFOメモリーを追加的に設ける必要がない。また、ASIC15では、2系統のPWM部により2ラインのデータが出力される。また、2系統のスムージング部により2ラインのスムージング処理が実行される。従って、ASIC15内で同一クロックを使用していても、印刷速度が落ちることはない。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本実施形態によれば、カラータンデム用の回路をより簡単にモノクロ2ビーム方式で使用可能とする技術を提供することができる。これにより、回路の開発・製造コストをより低減できる。また、カラータンデム方式とモノクロ2ビーム方式とを共通の回路として実現できるので、回路の製造コストを大幅に低減できる。また、簡易な構成であるため、より不具合が発生しにくくなる。
以上の本発明の実施形態は、本発明の要旨と範囲を例示することを意図し、限定するものではない。多くの代替物、修正および変形例が当業者にとって明らかである。
例えば、ASIC15では、2系統のスムージング部(s1、s3)及びPWM部(p1、p3)が使用される構成であるが、他の2系統が使用される構成としてもよい。
また、例えば、プリンター1において、スムージング処理のオン/オフを設定できるようにしてもよい。スムージング処理がオフに設定された場合、DMA部d2及びDMA部d4は動作を停止する。また、スムージング部s1は、DMA部d1から出力されたデータをバイパスする。また、スムージング部s3は、DMA部d3から出力されたデータをバイパスする。
また、例えば、ASIC15は、カラータンデム方式のプリンターに搭載されてもよい。
また、例えば、ASIC15は、カラータンデム方式及びモノクロ2ビーム方式を動的に切り替えて使用可能であってもよい。この場合、ASIC15は、カラータンデム方式及びモノクロ2ビーム方式を動的に切り替え可能な印刷エンジンを備えるプリンターに搭載することができる。
本発明は、プリンターだけでなく、複合機、コピー機等の画像形成装置のASICにも適用可能である。
1:プリンター、10:コントローラー、11:CPU、12:RAM、13:ROM、14:ネットワークI/F、15:ASIC、20:操作パネル、30:印刷エンジン、d1〜d4:DMA部、s1〜s4:スムージング部、b1〜b4:ラインバッファー、p1〜p4:PWM部

Claims (5)

  1. モノクロ2ビーム方式の印刷を行う印刷エンジンを備える画像形成装置であって、
    画像データを取得するDMA処理部と、画像データの解像度をラインバッファーを用いて変換するスムージング処理部と、画像データに基づいてパルス信号を生成して前記印刷エンジンに出力するパルス幅変調処理部とを、それぞれ第1〜第4の4系統備え、
    前記第1及び第3のDMA処理部は、互いに隣接する印刷対象のラインの画像データをそれぞれ取得して後段の処理部に出力し、
    前記第2及び第4のDMA処理部は、前記印刷対象のラインの画像データに対するスムージング処理に使用される所定のラインの画像データをそれぞれ取得して後段の処理部に出力し、
    前記第1及び第3のスムージング処理部は、前記第1及び第3のDMA処理部の後段で処理された前記印刷対象のラインの画像データと、前記第2及び第4のDMA処理部の後段で処理された前記所定のラインの画像データとを、前記第1及び第3のラインバッファーにそれぞれ格納して、スムージング処理後に後段の処理部に出力し、
    前記第1及び第3のパルス幅変調処理部は、前記第1及び第3のスムージング処理部の後段で処理された前記印刷対象のラインの画像データに基づいて、前記印刷エンジンにパルス信号をそれぞれ出力する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第1のDMA処理部は、奇数ラインの画像データを1ラインずつ取得して後段の処理部に出力し、
    前記第3のDMA処理部は、偶数ラインの画像データを1ラインずつ取得して後段の処理部に出力する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、
    前記スムージング処理部の前段の処理と後段の処理では動作周波数が同一である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜いずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第1のパルス幅変調処理部と、前記第3のパルス幅変調処理部とでは、ラインの画像データの出力タイミングがずれている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜いずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    スムージング処理のオン/オフを設定可能であり、
    スムージング処理の設定がオフである場合、前記第2及び第4のDMA処理部は処理を停止し、前記第1及び第3のスムージング処理部は、前記第1及び第3のDMA処理部から出力されたラインの画像データを前記ラインバッファーに格納せずにそれぞれ出力する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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