JP2008044106A - 画像形成装置、画像形成装置の動作方法、画像処理用asic、画像処理用asicの動作方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の動作方法、画像処理用asic、画像処理用asicの動作方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置におけるSRAMを削減することができる技術を提供する。
【解決手段】CPU103および画像処理用ASIC102を備えている。また、画像処理用ASIC102は、画像処理部201〜203と、そこで処理するデータを一時的に記憶するバッファメモリ204〜206と、このメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントローラ207を備えている。画像処理部201〜203における画像処理が行われていない状態において、CPU103がメモリコントローラ207を介してバッファメモリ204〜206にアクセス可能とし、バッファメモリ204〜206をCPU103のワーキングエリアとして利用可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、CPUと画像処理用ASICを備えた複写機等の画像形成装置に係り、画像処理用ASIC内のバッファメモリをCPUのワーキングエリアとし利用可能とする構成に関する。
複写機等の画像処理装置は、扱うデータ量が多いので、メモリ資源を効率良く利用することが要求される。画像処理を行うシステムにおけるメモリ資源の効率化を図る技術として、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載された技術では、システムメモリ(共有メモリ)内にアプリケーション単位でメモリ空間を設定した構成において、利用頻度の少ない処理の実行を制限するモードを設定し、このモードにおいて、アプリケーション単位で利用可能な上記のメモリ空間を開放し、そこを新たなメモリ空間とする。こうすることで、メモリ資源を効率良く利用するものとされている。
ところで、カラー複写機等の高画質の画像形成が要求される画像形成装置においては、処理を高速に行うために処理内容に特化したハードウェアを備えたASIC(application specific integrated circuit)が利用されている。また、カラー複写機等は、感光体への潜像の形成、この潜像に基づいたトナー画像の形成、このトナー画像の紙等の印刷媒体への転写等を行う画像出力部を備え、この画像出力部が、画像処理用ASICの下位に位置する第2の画像処理用ASIC(下位ASIC)により制御される構成とされている。この構成においては、下位ASICが、上位のASICから離れた位置にあり、両者はハーネス(信号ケーブル)を介して接続されている。またこの構成においては、処理内容の複雑化に伴ってシステムの起動時に下位ASICに設定される各種パラメータの量が多くなる傾向がある。
特開2004−114674(要約書、「0083」〜「0095」段落)
ところで、より多機能あるいは高機能が要求される画像処理装置においては、CPU(central processing unit)の扱うデータ量が大きく、また処理内容が複雑になるので、より大きな領域のワーキングエリアが必要とされる。一方、CPUがワーキングエリアとして利用するメモリ領域は、データの書き込み/読み出しの高速性を確保する関係から高コストなSRAM(static random access memory)により構成する必要がある。このため、画像処理装置の価格を抑えるためには、高価なSRAMをなるべく利用しない構成が必要とされる。上述した特許文献1に記載された技術は、複数ある内のいくつかのアプリケーションの機能を制限することで、メモリ資源を有効に利用しようとするものであるが、CPUが利用するメモリ資源をSRAMのLSIチップによって用意しなければない点は、それ以前の技術と同じであり、低コスト化には限界がある。
また、画像処理装置が多機能化および高機能化するのに従って、システムの起動時におけるCPUの負荷が大きくなる傾向がある。このため、起動時の処理にCPUが必要とするワーキングエリアのメモリ領域も多く確保する必要がある。しかしながら、上述したように必要なメモリ領域を高価なSRAMチップによって構成することは、装置の価格を上昇させる要因となる。
また、システムの起動時に画像処理用ASICに設定されるパラメータの量も多くなる傾向があるが、下位ASICは上位ASICから離れた位置でデータの転送速度の遅いハーネスによって接続されているので、下位ASICへのパラメータの設定は、データの転送に時間がかかる。このため、起動時にこのデータの転送処理にCPUが占有され、装置全体の処理速度が低下する。また下位のASICが、低消費電力モードに移行した際に電源がOFFとされる部分に配置された場合、低消費電力モードへの移行およびそこからの復帰を行う処理における下位ASICからのパラメータの退避および下位ASICへのパラメータの再書き込みが上記の転送速度の遅いハーネスを介して行われるので、同様の問題が発生する。
このような背景において、本発明は、画像形成装置において、システムの性能を落とさずに高価なSRAMを削減することができる技術を提供することを目的とする。また、画像形成装置において、画像処理用ASICの下位に位置する下位ASICへのパラメータの設定時におけるCPUの負担を軽減する技術の提供を別の目的とする。また、この下位ASICの低消費電力モードへの移行およびそこからの復帰時におけるCPUの負担の軽減を別の目的とする。
本発明の画像形成装置は、CPUと、画像処理用ASICとを備え、画像処理用ASICは、画像処理手段と、画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリと、このメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段とを備え、画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、メモリコントロール手段は、CPUを画像処理用ASIC内のメモリにアクセス可能にし、このメモリをCPUのワーキングエリアとして利用可能にすることを特徴とする。
本発明によれば、CPUの演算に際してワーキングエリアとして利用されるメモリ領域として、画像処理用ASICのバッファメモリの領域を利用する。画像処理用ASICは、膨大なデータを処理する関係上、ラインデータのバッファリングや画像の位置調整用のためのデータのバッファリングのために大きなSRAM領域を備えている。このSRAM領域は、画像処理を行わない時には利用されない。そこで本発明では、画像処理用ASICのバッファメモリにCPUがアクセスできるようにするメモリコントロール手段を画像処理用ASIC内に配置し、システムの起動時、低消費電力モードへの移行時、そして低消費電力モードからの復帰時といった画像処理が行われないタイミングにおいて、画像処理以外の処理に画像処理用ASICのバッファメモリ領域を利用する。画像処理用ASICのバッファメモリ領域は、高速動作に適したSRAMにより構成され、また画像処理用ASICは、データ伝送速度の大きいバスを介してCPUに接続されているため、CPUの外部高速メモリとして有効に利用することができる。
本発明によれば、CPUのワーキングエリアとして、通常はCPUからはアクセスできない画像処理用ASICのバッファメモリ領域を利用するので、CPUのワーキングエリア専用として用意するSRAMのメモリ領域を削減することができる。また、外付けのSRAMのメモリ容量が同じであれば、画像処理用ASICのバッファメモリを利用可能な分だけ、高速動作可能なシステムメモリの容量を増やすことができるので、より高速動作を実現するのに有利となる。
本発明の画像形成装置としては、印刷装置(プリンタ)、FAX、複写機(コピー機)、それらの複合機、さらには画像処理を行うコンピュータシステムを挙げることができる。つまり本発明の適用対象となる画像形成装置は、入力された画像データを電気的に処理し、その処理結果を得る機能を備えていればよい。そして、画像処理によって得た画像は、印刷して出力してもよいし、データとして記憶あるいは出力するのでもよい。なお、画像処理用ASIC(application specific integrated circuit)とは、例えばデータ形式の変換処理、配色を決める色空間変換処理、解像度を決める解像度変換処理、ノイズ除去や輪郭補正等を行うフィルタリング処理、印刷手段が解釈できるデータ形式に変換するスクリーン処理等といった画像処理をハードウェア的に実行できるようにハードウェア構成が設計された半導体集積回路のことをいう。また、本発明におけるASICには、論理回路が固定されているものに限定されず、論理回路の定義を変更することが可能なFPGA(field programmable gate array)も含まれる。
本発明において、画像処理用ASICの下位の処理を行う第2の画像処理用ASICと、この第2の画像処理用ASICへのパラメータの設定処理を制御するパラメータ設定制御手段とを更に備え、第2の画像処理用ASICのパラメータの設定において、パラメータは、前記上位の画像処理用ASIC内のメモリに一旦記憶され、その後にパラメータ設定制御手段によって第2の画像処理用ASICに書き込まれる構成とすることが望ましい。
CPUと上位の画像処理用ASICとは、データ伝送速度の速いバスによって接続されている。このため、上位の画像処理用ASIC内のメモリへのパラメータの書き込みは高速に行なうことができ、当該処理に際してのCPUの占有時間を短くすることができる。そして、この書き込みの終了後にCPUをその役割から開放し、その後に上記の画像処理用ASICから下位の画像処理用ASICにパラメータを転送することで、CPUの束縛を短くし、CPUの利用効率を高めることができる。こうすることで、システムの起動処理をより高速に行うことができる。
また上記の態様において、パラメータ設定制御手段は、一旦記憶されたパラメータに対する演算処理を行う機能を備えることが望ましい。画像処理用ASICに設定されるパラメータは、各基本色(例えばRGBやMYCKの各基本色)等において重複するものがあるので、必要最小限のパラメータに基づいて残りのパラメータを生成することができる場合が多々ある。そこで、上位の画像処理用ASICのメモリに書き込む下位の画像処理用ASIC用のパラメータを必要最小限なものとし、パラメータ設定制御手段での演算により、残りのパラメータを生成する構成とする。こうすることで、上位の画像処理用ASICに一旦書き込む下位の画像処理用ASICの設定パラメータの数を減らし、当該処理におけるCPUの占有時間を極力短くすることができる。
上述したパラメータ設定制御手段を備えた構成において、第2の画像処理用ASICへの電力供給を停止する節電モードを備え、この節電モードにおいて、第2の画像処理用ASICに対して設定されていたパラメータを第1の画像処理用ASIC内のバッファメモリに退避させることが望ましい。この態様によれば、第1の画像処理用ASICのバッファメモリを利用して、第2の画像処理用ASICに対して設定されていたパラメータの退避が行われ、この退避およびパラメータの復帰(再書き込み)が、パラメータ設定制御手段によって行われる。このため、節電モードに移行する際にCPUに負担をかけずに第2の画像処理用ASICからの設定パラメータの退避、および節電モードから通常動作モードへの復帰処理を行うことができる。
上述したパラメータ設定制御手段を備えた構成において、感光体と、この感光体に潜像を形成する露光用走査手段と、画像出力部とを更に備え、第2の画像処理用ASICが露光用走査手段の制御を行う構成とするが望ましい。この態様によれば、上述した優位性を備えたFAX、印刷装置、複写機あるいはそれらの複合機を得ることができる。
本発明は、画像処理用ASICの発明として把握することもできる。すなわち、本発明の画像処理用ASICは、画像処理手段と、この画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリと、このメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段とを備え、画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、外部のCPUがメモリコントロール手段を介してメモリにアクセス可能であり、メモリがCPUのワーキングエリアとして利用可能であることを特徴とする。
また本発明は、画像形成装置の動作方法として把握することもできる。すなわち、本発明の画像形成装置の動作方法は、(1)CPUと、画像処理用ASIC(ここには、画像処理手段、この画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリ、およびこのメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段が含まれる)とを備えた画像形成装置において、画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、CPUがメモリコントロール手段を介して画像処理用ASIC内のメモリにアクセスし、メモリをワーキングエリアとして利用して所定の処理を実行するステップを備えることを特徴とする。
本発明は、画像処理用ASICの動作方法として把握することもできる。すなわち、画像処理手段と、この画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリと、このメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段とを備えた画像処理用ASICの動作方法であって、画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、外部のCPUがメモリコントロール手段を介して画像処理用ASIC内のメモリにアクセスし、そのメモリを外部のCPUのワーキングエリアとして利用するステップを備えることを特徴とする。
本発明は、上述した動作を実現するプログラムとして把握することもできる。すなわち、(1)CPUと、(2)画像処理用ASIC(ここには、画像処理手段、この画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリ、およびこのメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段が含まれる)とを備えたコンピュータシステムに読み取らせて実行させる動作プログラムであって、画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、CPUがメモリコントロール手段を介して画像処理用ASIC内のメモリにアクセスし、このメモリをワーキングエリアとして利用するステップを備えるプログラムとして把握することもできる。
また本発明は、画像処理手段と、この画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリと、このメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段とを備えた画像処理用ASICに読み取らせて実行させる動作プログラムであって、画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、外部のCPUがメモリコントロール手段を介して当該画像処理用ASIC内に配置されたメモリにアクセスし、このメモリをワーキングエリアとして利用するステップを備えるプログラムとして把握することもできる。
本発明によれば、画像処理用ASICのバッファメモリ領域を外部のCPUのワーキングエリアとして利用可能とすることで、画像形成装置の性能を落とさずに高価なSRAMを削減することできる。また、下位の画像処理用ASICにパラメータを設定する際に、パラメータを一旦上位の画像処理用ASICのバッファメモリに書き込み、それを下位の画像処理用ASICに書き込むようにすることで、下位の画像処理用ASICへのパラメータの設定時におけるCPUの負担を軽減することができる。また、低消費電力モードにおいて電源がOFFにされる下位の画像処理用ASICの動作制御において、低消費電力モードに移行する際に、下位の画像処理用ASICの設定パラメータを上位の画像処理用ASICのバッファメモリに退避させ、また低消費電力モードからの復帰時にこの退避させたパラメータを下位の画像処理用ASICに再度書き込む制御手段をCPUとは別に設けることで、低消費電力モードへの移行および復帰時におけるCPUの負担を軽減することができる。
1.第1の実施形態
(実施形態の構成)
(全体の構成)
図1は、本発明を利用した画像形成装置の電気的な構成の1例を示すブロック図である。図1には、画像形成装置の一例としてカラー複写装置100の概要が示されている。カラー複写装置100は、原稿のイメージ画像を読み取る画像読み取り部101を備えている。画像読み取り部101は、イメージセンサを備え、読み取ったイメージデータをコード化した画像データを画像処理手段である画像処理用ASIC1(102)に出力する。
画像処理用ASIC1(102)は、画像処理に特化したハードウェア構成を備えた集積回路であり、画像読み取り部101から出力された画像データに所定の画像処理を加え、処理後の画像データを画像処理用ASIC2(105)に出力する。画像処理用ASIC1(102)において行われる画像処理は、通常の画像処理用ASICが行う処理と同じであり、例えばASIC内で取り扱うのに適したデータ形式への変換処理、配色を決める色空間変換処理、解像度を決める解像度変換処理、ノイズ除去や輪郭補正等を行うフィルタリング処理、印刷手段が解釈できるデータ形式に変換するスクリーン処理等を挙げることができる。
画像処理用ASIC1(102)は、CPU103によってその動作が制御される。図示省略されているが、CPU103は、画像処理用ASIC(102)以外に画像読み取り部101や画像出力部106、その他図示所略した電源部の制御等を行う。その動作において、CPU103は、システムメモリ(RAM)104をワーキングエリアとして利用する。また、画像処理用ASIC1(102)とCPU103は、データの転送速度の速いバスによって結ばれている。
画像処理用ASIC2(105)は、画像処理用ASIC1(102)の下位に位置する画像処理用集積回路であり、画像形成のための制御信号を生成し、それを画像出力部106に送る。画像出力部106は、印刷媒体(印刷用紙)に画像を印刷する印刷手段であり、露光出段、感光体、および現像手段等を備えている。画像出力部106の構成については後述する。
また、カラー複写装置100は、ROM107を備えている。ROM107には、カラー複写装置100を動作させるのに必要な動作プログラム、試験プログラムおよび動作に必要なデータ等が記憶されている。ROM107に記憶されている動作プログラムには、後述する図4〜図6に示すフローチャートの手順を制御する動作プログラムも含まれている。
(画像処理用ASIC1の構成)
図2は、図1に示す画像処理用ASIC1(102)の構成を示すブロック図である。画像処理用ASIC1(102)は、符号201〜203によって示される画像処理部1〜3を備えている。この例において、画像処理部1(201)は、画像読み取り部101からの画像データをASIC内部で取り扱うデータ形式に変換する入力補正処理、カラー画像の形成に必要な色空間変換処理(YMCK(Yellow、Magenta、Cyan、black)の各基本色への分解処理)および解像度変換処理を行う。画像処理部2(202)は、ノイズ除去、輪郭補正および色補正等のフィルタリング処理を行う。画像処理部3(203)は、YMCKの各基本色画像を重ねる位置を調整する処理を行う。また、図示省略するが、各画像処理部は、動作プログラムを記憶したROM、そして動作に際しての各種のデータ等を記憶するRAMを備えている。
画像処理部1(201)は、その処理においてラインバッファメモリ204をワーキングエリアとして利用し、ラインデータ単位で画像処理を実行する。画像処理部2(202)もラインバッファメモリ205をワーキングエリアとして利用し、ラインデータ単位で画像処理を実行する。画像処理部3(203)は、位置調整用バッファメモリ206をワーキングエリアとして利用し、各基本色画像の位置合わせのための処理を行う。
ラインバッファメモリ204、ラインバッファメモリ205、および位置調整用バッファメモリ206は、高速動作が可能なSRAMにより構成されている。またこれらバッファメモリは、メモリコントローラ207によってデータの書き込みおよび読み出しが制御される。
各画像処理部における画像処理は、パイプライン転送方式によって逐次実行される。すなわち、所定のライン単位での処理がまず画像処理部1(201)において行われる。そして、そのラインデータに対する画像処理部1(201)での処理が終了すると、処理後のラインデータが画像処理部2(202)に送られ、そこで次の画像処理が行われる。この時、次のラインデータが画像処理部1(201)で処理される。こうしてラインデータに対して逐次同時進行的に画像処理が行われる。この際、バッファメモリ204〜206は、処理対象となるラインデータや処理単位となるデータを一時的に保持し、そのデータに対して各画像処理部における処理が実行される。
上記の画像処理におけるバッファメモリ204〜206へのデータの書き込み、およびバッファメモリ204〜206からのデータの読み出しは、メモリコントローラ207によって制御される。なお、メモリコントローラ207は、ASIC1(102)の外部にあるCPU103がバッファメモリ204〜206にアクセスする際にも利用される。すなわちCPU103は、CPUインターフェース部208を介して、ラインバッファメモリ204、ラインバッファメモリ205、および位置調整用バッファメモリ206にアクセスし、これらバッファメモリをワーキングエリアとして利用することができる。
また、画像処理用ASIC1(102)は、ASIC2コントローラ209を備えている。画像処理用ASIC2(209)は、メモリコントローラ207を介して、バッファメモリ204〜206にアクセスし、また画像処理用ASIC2(105)に対して、その動作の上で必要なパラメータを設定する機能を有する。具体的には、画像処理用ASIC2(209)は、メモリコントローラ207を介して、バッファメモリ204〜206にアクセスし、そこに書き込まれているパラメータを読み出し、それを画像処理用ASIC2(105)内のRAM(図示省略)に書き込む機能を備える。なお、このパラメータには、例えばROS302(図3参照)からのレーザ光による描画に際しての補正値、レーザ光の走査タイミングの設定値等が含まれる。
また、ASIC2コントローラ209は、画像処理用ASIC2に設定するパラメータを演算するパラメータ演算回路210を備えている。高微細なカラー画像を印刷する場合、画像処理用ASIC2(105)に設定されるパラメータの数は膨大なものとなる。しかしながら、各基本色において共通なパラメータもある。そこで、本実施形態においては、必要最小限のパラメータをASIC2(209)にまず書き込み、それに基づいて不足のパラメータをパラメータ演算回路210において演算して生成し、それを画像処理用ASIC2(105)に送るようにしている。
図2には、画像処理部を3段に配置した例を示しているが、画像処理部は、必要な画像処理に応じて任意の数を配置することができる。その場合、画像処理部に応じてバッファメモリが配置される。
(画像出力部の構成)
図3は、画像出力部106の構成の一例を示す概念図である。図3に示すように、画像出力部106は、感光体ドラム300を備えている。感光体ドラム300には、ROS(raster optical scanner)302から露光用の走査光が照射され、選択的に露光されることで、その表面に電気的な潜像が形成される。ROS302は、書き込み露光用走査装置であり、レーザ照射装置302aと、書き込み光を走査するための走査光学系302bを備えている。
感光体ドラム300に近接してロータリー現像装置301が配置されている。ロータリー現像装置301は、Yellowの基本色画像を現像するY現像器31、Magentaの基本色画像を現像するM現像器32、Cyanの基本色画像を現像するC現像器33、blackの基本色画像を現像するK現像器34を備えている。各現像器は、基本的に同じ構造を備え、例えばY現像器31は、トナーボトル31aとトナー供給機構31bを備えている。4つのトナーボトルのそれぞれには、各現像器31〜34に対応したYMCKのいずれかのトナーが収められている。また、各トナー供給機構は、トナーを感光体ドラム300に供給するためのドラム状の部材(例えば符号31cで図示)を備えている。
ROS302から照射される走査光により部分的に感光され潜像が形成された感光体ドラム300に対して、ロータリー現像器301からYMCKいずれかのトナーが供給される。これにより、潜像に応じたYMCKいずれかのトナー像が感光体ドラム300の表面に形成される。
感光体ドラム300に接触して転写ベルト303が配置されている。上述した感光体ドラム300上のトナー像は、1次転写ローラ304の働きにより、感光体ドラム300上から転写ベルト303に1次転写される。この1次転写を4回繰り返し、YMCKのトナー像を転写ベルト303上において重ねることで、転写ベルト303上にカラートナー像が形成される。
転写ベルト303上に形成されたカラートナー像は、2次転写ローラ305aおよび305bの働きにより、搬送経路306を搬送されてきた印刷用紙に2次転写される。2次転写されたカラートナー像は、図示省略した定着手段から熱と圧力が加えられることにより用紙上に定着し、印刷が終了する。以上説明した画像出力部106の動作は、CPU103(図1参照)により制御されて実行される。また、図3に示す各ハードウェアに対する各種の設定処理等もCPU103によって制御されて実行される。
図1の画像処理用ASIC2(105)は、画像処理用ASIC1(102)において生成された画像データに基づき、図3のROS302を制御する制御信号を生成する。すなわち、画像処理用ASIC2(105)において、レーザ照射装置302aおよび走査光学系302bを制御するための制御信号が生成される。この制御信号は、画像処理用ASIC1(102)において生成された画像データに基づくもので、この制御信号に基づいてレーザ照射装置302aおよび走査光学系302bが動作することで、ROS302から照射される走査光によって感光体ドラム300上に当該画像データに基づく潜像が形成される。
また、画像処理用ASIC2(105)は、ROS302を制御する制御信号を生成する関係上、ROS302の近くに配置され、一方画像処理用ASIC1(102)は、処理速度を確保するためにCPUボード上に配置され、CPU103とバスによって接続されている。このため、画像処理用ASIC1(102)と画像処理用ASIC2(105)とは、互いに離れた位置に配置され、両者は、ハーネス(配線)を介して接続されている。
(起動時の動作)
以下、図1に示す複写機100の電源をONにした際に、ASIC102に関連して行われる処理の手順の一例を説明する。図4は、複写装置100の起動に際して行われるASIC2(105)へのパラメータの設定処理の一例を示すフローチャートである。以下、図2を主に参照しつつ、図4に示す処理を説明する。
図1に示す複写装置100の電源がONにされると、装置各部の起動処理と平行して適当なタイミングで図4に示す設定処理が開始され(ステップS401)、まずCPU103がラインバッファメモリ204、ラインバッファメモリ205そして位置調整用バッファメモリ206にアクセスできるように設定が行われる(ステップS402)。すなわち、ステップS402においては、CPU103がCPUインターフェース部208を介して、メモリコントロール207にアクセスし、各バッファメモリ204〜206を各種演算に際してのワーキングエリアとして利用可能な状態とする設定が行われる。
次いで画像処理用ASIC2(105)に設定するパラメータが、各バッファメモリ204〜206に書き込まれる(ステップS403)。このパラメータは、CPU103が複写装置100内の各部分の起動状態を参照しつつ図1のROM107内やRAM104内から読み出される(あるいはこの読み出したデータに基づいて演算される)。この際、画像処理用ASIC2(105)に設定するパラメータの全てを各バッファメモリ204〜206に書き込むのではなく、後に他のパラメータから演算により生成可能なパラメータの書き込みは省く。
ステップS404において、バッファメモリ204〜206への当該パラメータの書き込みが終了したか否か、を判定し、書き込みが終了したのであれば、ステップS405に進み、そうでなければステップS403を再度実行する。
バッファメモリ204〜206への当該パラメータの書き込みが終了した場合、当該パラメータの書き込み処理(ステップS403の処理)を実行していたCPU103を、この処理から解放する(ステップS405)。ステップS403の処理から開放されたCPU103では、例えば図3に示す各装置の立ち上げ等の他の処理が実行される。
CPUの解放と同時、またはその後、ASIC2コントローラ209は、バッファメモリ204〜206への書き込まれたパラメータを読み出し、またステップS403において書き込みが省かれたパラメータを他のパラメータからの演算により生成する(ステップS406)。当該パラメータが準備できたら、それをASIC2コントローラ209から画像処理用ASIC2(105)に書き込み(ステップS407)、画像処理用ASIC2(105)に対するパラメータの設定が行われる。
ステップS408では、画像処理用ASIC2(105)へのパラメータの設定が終了したか否か、の判定が行われ、パラメータの設定が終了しているのであれば、ステップS409に進み、そうでなければステップS407を続行する。
ステップS409では、バッファメモリ204〜206に書き込まれていたパラメータを消去し、各バッファメモリを画像処理用ASIC2(105)に書き込むパラメータを一時的に保持する役目から開放する。開放されたバッファメモリ204〜206には、CPU103がCPUインターフェース208およびメモリコントローラ207を介してアクセス可能となり、バッファメモリ204〜206をCPU103のワーキングエリアとして利用可能となる。勿論、本来の役割である各画像処理部のワーキングとして機能させることも可能となる。
ステップS409の後、画像処理用ASIC1(102)に各種の設定を行うパラメータの書き込み(設定)を行う(ステップS410)。このパラメータの書き込みは、CPU103に制御されて行われる。
ステップS411において、画像処理用ASIC1(102)に各種の設定が終了したか否か、が判定され(ステップS411)、設定終了であれば、設定処理を終了し(ステップS412)、そうでなければステップS410を引き続き実行する。
(起動時の動作の優位性)
画像処理用ASIC2(105)内へのパラメータの設定は、伝送速度の低いハーネスを介したものとなるので、それをCPU103によって制御すると、CPU103がその処理に占有される時間が長くなる。これに対して上述した構成によれば、SRAMによって構成される高速動作可能なバッファメモリ204〜206に、画像処理用ASIC2(105)のパラメータが一旦高速で書き込まれ(ステップS403)、その後CPU103がこのパラメータの書き込み作業から開放されるので、この処理に携わるCPU103の占有時間を短くすることができる。また、ステップS405の後、CPU103は、他の装置部分の立ち上げ処理に携わることができるので、装置全体の起動処理をより高速化することができる。高品質画像化を追究していった場合、画像処理要ASIC2(105)に設定するパラメータの数は増えるので、この優位性はより顕著なものとなる。
また、バッファメモリ204〜206には、必要最小限のパラメータしか書き込まず、残りのパラメータは、ASIC2コントローラ内で演算して生成する(ステップS406)ので、この点においてもCPU103の負担を減らすことができる。
また、ASIC2(209)へのパラメータの設定終了後、バッファメモリ204〜206を開放し、バッファメモリ204〜206をCPUのワーキングエリアとして利用可能となる。画像処理用ASIC1(102)とCPU103とは、データの転送速度の速いバスによって結ばれているので、バッファメモリ204〜206をCPUのワーキングエリアとして効果的に利用することができる。このため、図4に示す以外の起動処理(例えば図3に示す構成部分の起動処理)をより高速に行うことができる。また逆にいうと、同じ演算性能を得る場合、高速動作可能なラインバッファ204〜206をCPU103がワーキングエリアとして利用可能であるので、CPU103専用に用意するSRAMを削減することでき、装置全体の低コスト化を計ることができる。
(低消費電力モードへの移行時の動作)
事務機器等には、機器を一定時間時間利用しないでいると、再起動に時間のかかる部分や復帰に時間のかかる部分を残して、電源をOFFにし、アイドリングのための電力消費を抑える低消費電力モードが用意されている。以下、この低消費電力モードに移行した際に、図1に示す構成の画像出力部106および画像処理用ASIC2(105)への電源供給を遮断する動作の一例を説明する。
図5は、この低消費電力モードへの移行時における画像処理用ASIC2(105)に係る処理の手順を示すフローチャートである。以下、図2を主に参照しつつ図5に示す処理手順を説明する。
印刷が一定時間行われないと、低消費電極モードへの設定処理が開始される(ステップS501)。この処理では、まずASIC2コントローラ209がメモリコントローラ207を介してバッファメモリ204〜206にアクセスが可能な状態に設定が行われる(ステップS502)。次にASIC2コントローラ209が、画像処理用ASIC2(105)に設定されているパラメータを、画像処理用ASIC2(105)から読み出し、メモリコントローラ207を介してそれをバッファメモリ204〜206に書き込む。こうして、画像処理用ASIC2(105)に設定されたパラメータのバッファメモリ204〜206への退避が行われる(ステップS503)。このパラメータの退避処理は、ASIC2コントローラの制御で行われ、CPU103は関与しない。次いで画像処理用ASIC2(105)の電源をOFFにし(ステップS504)、処理を終了する(ステップS505)。
(低消費電力モードへの移行動作の優位性)
図5に示す処理手順によれば、画像処理用ASIC2(105)からの設定パラメータの退避処理時(ステップS503)にCPU103に負荷が加わらない。このため、CPU103は、他の装置部分の電源OFF動作に係る処理を実行することができ、CPU103の利用効率を高くすることができる。
(低消費電力モードからの復帰時の動作)
以下、低消費電力モードからの復帰時における画像処理用ASIC2(105)に係る処理の一例を説明する。図6は、この際における処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図2を主に参照して図6に示す処理の手順を説明する。
低消費電力モードからの復帰処理が開始されると(ステップS601)、OFFにされていたASIC2(105)の電源がONにされ(ステップS602)、次いで図5のステップS503においてバッファメモリ204〜206に退避させられていたパラメータが、バッファメモリ204〜206から読み出される(ステップS603)。ステップS603においては、ASIC2コントローラ209がメモリコントローラ107を介して、バッファメモリ204〜206にアクセスし、パラメータデータの読み出しが行われる。
読み出されたパラメータは、ASIC2コントローラ209から画像処理用ASIC2(105)に書き込まれ(ステップS604)、画像処理用ASIC2(105)に対するパラメータの再設定が行われる。次いでバッファメモリ204〜206をパラメータの記憶動作から開放し(ステップS605)、処理を終了する(ステップS606)。
以上の動作において、ステップS603およびステップS604の処理の制御はCPU103ではなく、ASIC2コントローラ209が行う。またステップS605の後、バッファメモリ204〜206には、CPU103がCPUインターフェース208およびメモリコントローラ207を介してアクセス可能となり、バッファメモリ204〜206をCPU103のワーキングエリアとして利用可能となる。このため、CPU103は、他の部分の低消費電力モードからの復帰処理をバッファメモリ204〜206をワーキングエリアとして利用して行うことができる。
(低消費電力モードからの復帰動作の優位性)
図6に示す処理手順によれば、画像処理用ASIC2(105)への設定パラメータをバッファメモリ204〜206から読み出す際(ステップS603)、および読み出した設定パラメータをASIC2(105)に再書き込みする際(ステップS604)に、CPU103に負荷が加わらない。このため、CPU103は、他の装置部分の復帰動作に係る処理を実行することができ、CPU103の利用効率を高くすることができる。また、バッファメモリ204〜206の解放後は、バッファメモリ204〜206をCPU103のワーキングエリアとして利用可能となるので、他の装置部分の復帰動作の効率良く行うことができる。
2.第2の実施形態
図2に示す構成において、メモリコントローラ207に、バッファメモリ204〜206を任意に組み合わせて、仮想的により大きな容量のバッファメモリの領域を作り出し、それをあたかも一つのバッファメモリの様に機能させることができる制御機能を与えても良い。
この態様によれば、図4〜6に示す処理におけるバッファメモリの利用効率をさらに高めることができる。また、ステップS409で開放されたバッファメモリ204〜206を任意に組み合わせたバッファメモリ領域をCPU103のワーキングエリアとして利用することができるので、装置の他の部分の立ち上げ処理等をより高速に行うことができる。
3.第3の実施形態
以下、図2に示す画像処理用ASIC1(102)と同様の機能を有する画像処理用ASICの他の例を説明する。図7は、本実施形態で示す画像処理用ASIC1の概要を示すブロック図である。図7には、画像処理用ASIC1(701)が示されている。画像処理用ASIC1(701)は、図1および図2に示す画像処理用ASIC1(102)の代わりに利用することが可能である。
図7に示す画像処理用ASIC1(102)は、バッファメモリ204〜206のそれぞれに、メモリI/F部(メモリインターフェース部)701〜703を配置する。この構成によれば、メモリI/F部701がラインバッファメモリ204へのデータの書き込み、およびそこからのデータの読み出しを制御する。メモリI/F部702がラインバッファメモリ205へのデータの書き込み、およびそこからのデータの読み出しを制御する。メモリI/F部703が位置調整処理用バッファメモリ206へのデータの書き込み、およびそこからのデータの読み出しを制御する。なお、メモリI/F部以外の部分は、図1に示すものと同じである。
この態様によれば、各バッファメモリを専用のインターフェース回路を介して制御することができるので、データの書き込みおよび読み出しを高速化することができる。
4.第4の実施形態
図1には、画像処理用ASIC1を一つ備えたカラー複写機100の例が示されているが、より高品質な印刷を行う機種として、画像処理用ASIC1を複数備えたカラー複写機を挙げることができる。この際、複数の画像処理用ASIC1のそれぞれにおいて、図2に示した構成、および図4〜6に示す動作を実行することができる。
5.他の実施形態
図2に示す画像処理用ASIC1(102)の基本構造およびその基本動作は、複写機以外に、プリンタ(印刷機)、FAX、これらの機器の機能を兼ね備えた複合機に利用することができる。
また、本発明は、画像処理用ASICを搭載したコンピュータに適用することもできる。この場合、画像処理部1(201)、画像処理部2(202)および画像処理部3(203)等で行われる処理の内容を当該コンピュータで行う画像処理の内容に合わせたものとすればよい。
本発明は、CPUと画像処理用のASICを備えた電子機器に利用することができる。また、この電子機器に利用される画像処理用ASICに利用することができる。具体的には、プリンタ、FAX、カラー複写機、これらの複合機、各種コンピュータ機器に本発明を利用することができる。
発明を利用したカラー複写機の概要を示すブロック図である。 発明を利用した画像処理用ASICの概要を示すブロック図である。 図1に示す画像出力部106の概要を示す概念図である。 システムの起動時における処理の内容を示すフローチャートである。 低消費電力モードの設定時における処理の内容を示すフローチャートである。 低消費電力モードからの復帰時における処理の内容を示すフローチャートである。 発明を利用した画像処理用ASICの概要の他の一例を示すブロック図である。
符号の説明
100…カラー複写機、300…感光ドラム、301…ロータリー現像装置、31…Y(Yellow)現像器、32…M(Magenta)現像器、33…C(Cyan)現像器、34…K(black)現像器、302…ROS(raster optical scanner)、302a…レーザ照射装置、302b…走査光学系、303…転写ベルト、304…1次転写ローラ、305a…2次転写ローラ、305b…2次転写ローラ、306…搬送経路。

Claims (10)

  1. CPUと、
    画像処理用ASICと
    を備え、
    前記画像処理用ASICは、
    画像処理手段と、
    前記画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリと、
    このメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段と
    を備え、
    前記画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、前記メモリコントロール手段は、前記CPUを前記メモリにアクセス可能にし、前記メモリを前記CPUのワーキングエリアとして利用可能にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像処理用ASICの下位の処理を行う第2の画像処理用ASICと、
    この第2の画像処理用ASICへのパラメータの設定処理を制御するパラメータ設定制御手段と
    を更に備え、
    前記第2の画像処理用ASICのパラメータの設定において、
    前記パラメータは前記メモリに一旦記憶され、その後に前記パラメータ設定制御手段によって前記第2の画像処理用ASICに書き込まれることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記パラメータ設定制御手段は、前記一旦記憶されたパラメータに対する演算処理を行う機能を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の画像処理用ASICへの電力供給を停止する節電モードを備え、
    前記節電モードにおいて、前記第2の画像処理用ASICに対して設定されていたパラメータを前記メモリに退避させることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 感光体と、
    この感光体に潜像を形成する露光用走査手段と、
    画像出力部と
    を更に備え、
    前記第2の画像処理用ASICが前記露光用走査手段の制御を行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 画像処理手段と、
    前記画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリと、
    このメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段と
    を備え、
    前記画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、前記メモリコントロール手段は、前記CPUを前記メモリにアクセス可能にし、前記メモリを外部のCPUのワーキングエリアとして利用可能にすることを特徴とする画像処理用ASIC。
  7. CPUと、
    画像処理手段、この画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリ、およびこのメモリに対するデータの書き込み/読み出しを制御するメモリコントロール手段を備えた画像処理用ASICと
    を備えた画像形成装置の動作方法であって、
    前記画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、前記CPUが前記メモリコントロール手段を介して前記メモリにアクセスし、前記メモリをワーキングエリアとして利用して所定の処理を実行するステップを備えることを特徴とする画像形成装置の動作方法。
  8. 画像処理手段と、この画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリと、このメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段と
    を備えた画像処理用ASICの動作方法であって、
    前記画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、前記メモリコントロール手段を介して外部のCPUを前記メモリにアクセスさせ、前記メモリを前記CPUのワーキングエリアとした機能させるステップを備えることを特徴とする画像処理用ASICの動作方法。
  9. CPUと、
    画像処理手段、この画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリ、およびこのメモリに対するデータの書き込み/読み出しを制御するメモリコントロール手段を備えた画像処理用ASICと
    を備えたコンピュータシステムに読み取らせて実行させる動作プログラムであって、
    前記画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、前記CPUが前記メモリコントロール手段を介して前記メモリにアクセスし、前記メモリをワーキングエリアとして利用するステップを備えることを特徴とするプログラム。
  10. 画像処理手段と、この画像処理手段で処理するデータを一時的に記憶するメモリと、このメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール手段とを備えた画像処理用ASICに読み取らせて実行させる動作プログラムであって、
    前記画像処理手段における画像処理が行われていない状態において、外部のCPUが前記メモリコントロール手段を介して前記メモリにアクセスし、前記メモリをワーキングエリアとして利用するステップを備えることを特徴とするプログラム。
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