JP2016043868A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 操縦安定性能を向上させる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 空気入りタイヤ1において、導電部12のゴム硬度は、非導電部11のゴム硬度よりも大きく、導電部12は、タイヤ径方向に対して傾斜する傾斜部12a〜12cを複数連ねることで、陸部9cのタイヤ径方向の内端部から外端部に亘って形成され、車両装着時に外側となる外側領域9cに配置される導電部12において、タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部12aは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、導電性ゴムで形成される導電部を備える空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤとして、非導電性ゴムで形成される非導電部と、導電性ゴムで形成される導電部とを備える空気入りタイヤが、知られている(例えば、特許文献1)。斯かる空気入りタイヤにおいては、導電部は、タイヤ径方向に対して傾斜する傾斜部を複数連ねることで、トレッドゴムのタイヤ径方向の内端部から外端部に亘ってジグザグ状に形成されている。ところで、特許文献1に係る空気入りタイヤは、旋回時の操縦安定性能について全く考慮されていない。
特開2008−285070号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、操縦安定性能を向上させる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本発明に係る空気入りタイヤは、トレッドゴムを備え、前記トレッドゴムは、タイヤ周方向に沿って延びる主溝を複数備える空気入りタイヤにおいて、前記トレッドゴムは、前記主溝で区画される陸部を備え、前記陸部は、非導電性ゴムで形成される非導電部と、導電性ゴムで形成される導電部とを備え、前記導電部のゴム硬度は、前記非導電部のゴム硬度よりも大きく、前記導電部は、タイヤ径方向に対して傾斜する傾斜部を複数連ねることで、前記陸部のタイヤ径方向の内端部から外端部に亘って形成されると共に、車両装着時に外側となる外側領域に少なくとも一つ配置され、前記外側領域に配置される導電部において、タイヤ径方向の最も外側に配置される前記傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されることを特徴とする。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、導電部のゴム硬度は、非導電部のゴム硬度よりも大きい。そして、導電部は、タイヤ径方向に対して傾斜する傾斜部を複数備えており、該傾斜部を連ねることで、陸部のタイヤ径方向の内端部から外端部に亘って形成されている。これにより、旋回時に、当該導電部を有する陸部が変形することを抑制することができる。
さらに、導電部は、車両装着時に外側となる外側領域に少なくとも一つ配置されている。そして、外側領域に配置される当該導電部において、タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されている。これにより、旋回時に、当該導電部を有する陸部が変形することをさらに抑制することができるため、操縦安定性能を向上させることができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤにおいては、前記外側領域に配置される導電部において、タイヤ径方向の最も内側に配置される前記傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、外側領域に配置される導電部において、タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されている。これにより、旋回時に、当該導電部を有する陸部が変形することを効果的に抑制することができるため、操縦安定性能をさらに向上させることができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤにおいては、前記導電部は、前記トレッドゴムのタイヤ幅方向の両側にそれぞれ配置され、前記各導電部において、タイヤ径方向の最も外側に配置される前記傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、導電部は、トレッドゴムのタイヤ幅方向の両側にそれぞれ配置されている。そして、各導電部において、タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するようにそれぞれ配置されている。
これにより、車両装着時に、何れの方向に装着された場合でも、車両装着時に外側となる外側領域に配置される導電部において、タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されることになる。これにより、旋回時に、当該導電部を有する陸部が変形することを抑制することができるため、車両に装着される方向に関わらず、操縦安定性能を向上させることができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤにおいては、前記主溝は、前記トレッドゴムに四本備えられ、前記導電部は、複数の前記陸部の内、少なくとも、車両装着時に最も外側に配置される主溝に対してタイヤ幅方向で内側に隣接される陸部に配置される、という構成でもよい。
以上の如く、本発明に係る空気入りタイヤは、操縦安定性能を向上させる、という優れた効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部断面図である。 図2は、同実施形態に係る空気入りタイヤの図1のII領域拡大図である。 図3は、同実施形態に係る空気入りタイヤの図1のII領域拡大図であって、製造方法を説明する図である。 図4は、同実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部断面図であって、直進時の状態を示す図である。 図5は、同実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部断面図であって、前方の外輪の旋回時の状態を示す図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部拡大断面図である。 図7は、本発明のさらに他の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部拡大断面図である。 図8は、本発明のさらに他の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部拡大断面図である。 図9は、本発明のさらに他の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部拡大断面図である。 図10は、比較例に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部拡大断面図である。 図11は、他の比較例に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部拡大断面図である。 図12は、本発明に係る実施例と比較例との評価表である。
以下、本発明に係る空気入りタイヤにおける一実施形態について、図1〜図5を参酌して説明する。なお、各図(図6〜図11も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ともいう)1は、ビード21を有する一対のビード部2,2を備えている。また、タイヤ1は、各ビード部2からタイヤ径方向の外側に延びるサイドウォール部3,3と、一対のサイドウォール部3,3のタイヤ径方向の外側端に連なり、接地面を構成するトレッド部4とを備えている。
トレッド部4は、地面と接する接地面(トレッド面)を構成すべく、カーカス層5の外周側に配置されるトレッドゴム6を備えている。また、トレッド部4は、カーカス層5を補強すべく、カーカス層5の外周側で且つトレッドゴム6の内周側に配置されるベルト層7を備えている。
タイヤ1は、一対のビード21,21の間に架け渡されてビード21を包み込むようにタイヤ幅方向の内側から外側に巻き上げられているカーカス層5を備えている。そして、タイヤ1は、リム100に装着されている。本実施形態においては、タイヤ1は、タイヤ幅方向の中心を通る仮想面であるタイヤ赤道面S1に対して対称となる構造である。
ビード部2は、カーカス層5のタイヤ幅方向の外側に配置されるリムストリップゴム22を備えている。リムストリップゴム22は、タイヤ1がリム100に装着される際に、リム100と接触する。
サイドウォール部3は、カーカス層5のタイヤ幅方向の外側に配置されるサイドウォールゴム31を備えている。サイドウォールゴム31は、タイヤ径方向の外側でトレッドゴム6と接続され、タイヤ径方向の内側でリムストリップゴム22と接続されている。
カーカス層5は、一つのカーカスプライで構成されている。そして、カーカスプライは、タイヤ周方向に対して略直交する方向に配列したプライコード(例えば、スチールコード、有機繊維コード)を、トッピングゴムで被覆して形成されている。
ベルト層7は、少なくとも二層のベルトプライ(本実施形態では、二層のベルトプライ)71,72により構成されている。各ベルトプライ71,72bは、平行に配列した複数のベルトコード(例えば、スチールコード、有機繊維コード)を、トッピングゴムで被覆して成形される。各ベルトプライ71,72は、タイヤ周方向に対して所定の傾斜角度(例えば、15°〜35°)で配列されたコードがプライ間で互いに逆向きに交差するように積層されている。
トレッドゴム6は、タイヤ周方向に沿って延びる主溝8を複数備えている。そして、トレッドゴム6は、複数の主溝8で区画される複数の陸部9を備えている。また、トレッドゴム6は、主溝8及び陸部9の内周側に配置されるトレッド底部10を備えている。即ち、陸部9は、トレッド底部10からタイヤ径方向の外側に向けて突出している。
本実施形態においては、主溝8は、トレッドゴム6に四本備えられている。タイヤ赤道面S1を挟んで隣接する主溝8は、センター主溝8a,8bといい、センター主溝8a,8bよりタイヤ幅方向の外側に配置される主溝8は、ショルダー主溝8c,8dという。
また、陸部9は、四本の主溝8に区画されることにより、トレッドゴム6に五つ備えられている。センター主溝8a,8b間に配置される陸部9は、センター陸部9aといい、センター主溝8a,8bとショルダー主溝8c,8dとの間に配置される陸部9は、メディエイト陸部9b,9cといい、ショルダー主溝8c,8dよりタイヤ幅方向の外側に配置される陸部9は、ショルダー陸部9d,9eという。
主溝8は、タイヤ周方向と平行となるように直線状に形成される、所謂、ストレート主溝である。また、主溝8は、摩耗するにしたがって露出することで摩耗度合が分かるように、一部溝を浅くしてある部分、所謂、トレッドウエアインジケータ(図示していない)を備えている。
陸部9は、非導電性ゴムで形成される非導電部11と、導電性ゴムで形成される導電部12とを備えている。なお、タイヤ1は、リム100に装着された際に、導電部12とリム100とを電気的に接続する導電経路部200を備えている。
本実施形態においては、ベルト層7の各ベルトプライ71,72のトッピングゴム、カーカス層5のトッピングゴム、及びリムストリップゴム22が導電性ゴムで形成されている。また、導電経路部200は、導電性ゴムで形成されて且つベルト層7と導電部12とを電気的に接続する接続部10aを、トレッド底部10に備えている。
そして、導電経路部200は、導電部12とリム100とを電気的に接続すべく、接続部10aと、ベルト層7と、カーカス層5と、リムストリップゴム22とから構成されている。なお、導電経路部200は、斯かる構成に限られず、導電部12とリム100とを電気的に接続するように構成されていればよい。
導電部12は、車両装着時に外側となる外側領域に一つ配置されている。本実施形態においては、導電部12は、車両装着時に最も外側に配置される主溝8、即ち、車両装着時外側のショルダー主溝8dに対してタイヤ幅方向で内側に隣接される陸部9、即ち、車両装着時外側のメディエイト陸部9cに配置されている。また、導電部12は、トレッドゴム6のタイヤ幅方向の両側にそれぞれ配置されるべく、車両装着時内側のメディエイト陸部9bにも備えられている。
ここで、導電性ゴムは、体積抵抗率が10Ω・cm未満を示すゴムが例示され、例えば原料ゴムに補強剤としてカーボンブラックを高比率で配合することにより作製される。なお、カーボンブラック以外にも、カーボンファイバーや、グラファイト等のカーボン系、及び金属粉、金属酸化物、金属フレーク、金属繊維等の金属系の公知の導電性付与材を配合することでも得られる。
また、非導電性ゴムは、体積抵抗率が10Ω・cm以上を示すゴムが例示され、原料ゴムに補強剤としてシリカを高比率で配合したものが例示される。該シリカは、例えば原料ゴム成分100重量部に対して30〜100重量部で配合される。シリカとしては、湿式シリカが挙げられるが、補強材として汎用されているものは制限なく使用できる。非導電性ゴムは、沈降シリカや無水ケイ酸などのシリカ類以外にも、焼成クレーやハードクレー、炭酸カルシウムなどを配合して作製してもよい。
上記の原料ゴムとしては、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)等が挙げられ、これらは、1種単独で又は2種以上混合して使用される。斯かる原料ゴムは、加硫剤や加硫促進剤、可塑剤、老化防止剤等も適宜に配合される。
導電部12を形成する導電性ゴムは、耐久性を高めて通電性能を向上する観点から、窒素吸着非表面積:NSA(m/g)×カーボンブラックの配合量(質量%)が1900以上、好ましくは2000以上であって、且つ、ジブチルフタレート吸油量:DBP(ml/100g)×カーボンブラックの配合量(質量%)が1500以上、好ましくは1700以上を満たす配合であることが望ましい。NSAは、ASTM D3037−89に準拠して、DBPは、ASTM D2414−90に準拠して求められる。
導電部12のゴム硬度は、非導電部11のゴム硬度よりも大きい。本実施形態においては、非導電部11の非導電性ゴムの硬度は、62°〜75°であり、導電部12のゴム硬度は、65°〜78°である。なお、ゴム硬度は、JISK6253のデュロメータ硬さ試験機(タイプA)により25℃で測定したゴム硬度である。
導電部12は、図1及び図2に示すように、タイヤ径方向に対して傾斜する傾斜部12a〜12cを複数備えている。そして、導電部12は、傾斜部12a〜12cを複数連ねることで、陸部9のタイヤ径方向の内端部から外端部に亘って形成されている。具体的には、導電部12は、ジグザグ状に形成されている。
本実施形態においては、傾斜部12a〜12cは、三つ備えられている。タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部12aは、第1の傾斜部12aといい、タイヤ径方向の中間に配置される傾斜部12bは、第2の傾斜部12bといい、タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部12cは、第3の傾斜部12cいう。各傾斜部12a〜12cは、緩やかな湾曲状に形成されている。
各導電部12において、タイヤ径方向の最も外側に配置される第1の傾斜部12aは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されている。そして、各導電部12において、タイヤ径方向の最も内側に配置される第3の傾斜部12cは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されている。
また、各導電部12において、タイヤ径方向の中間に配置される第2の傾斜部12bは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の外側から内側へ向けて傾斜するように配置されている。本実施形態においては、一対の導電部12は、タイヤ赤道面S1に対して対称となるような位置に配置されている。しかも、一対の導電部12は、各傾斜部12a〜12cの傾斜方向も、タイヤ赤道面S1に対して対称となるように形成されている。
本実施形態に係るタイヤ1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るタイヤ1の製造方法について、図3を参酌して説明する。なお、本実施形態に係るタイヤ1は、トレッドゴム6に関する点を除けば、従来のタイヤ製造工程と略同様にして製造できるため、トレッドゴム6の成形工程についてのみ説明する。
図3に示すように、小幅で未加硫のゴムリボン61,62をタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けて、所望の断面形状を有するゴム部材を成形する。具体的には、断面が略三角形状である非導電性ゴムからなる第1のゴムリボン61と、断面が略三角形状である非導電性ゴム62aと非導電性ゴム62aの一辺を被覆した導電性ゴム62bとを有する第2のゴムリボン62とを、タイヤ周方向に螺旋状に巻き付ける。
そして、各ゴムリボン61,62が所定の位置に巻かれることにより、導電性ゴム62bは、導電部12が陸部9のタイヤ径方向の内端部から外端部に亘ってジグザグ状に形成されるように、配置されている。なお、図3において、第1のゴムリボン61は、破線で示されており、第2のゴムリボン62は、実線で示されている。そして、加硫処理が施されることにより、トレッドゴム6の外表面にトレッドパターンが形成される。
各ゴムリボン61,62がタイヤ周方向に螺旋状に巻かれてお互いに押圧し合い、その後、加硫処理されることにより、巻かれる前では略三角形状である各ゴムリボン61,62の断面形状は、略平行四辺形状に変形されている。なお、各ゴムリボン61,62の断面形状は、略三角形状である構成に限られず、略四角形状(長方形状、正方形状、平行四辺形状、台形状等)、楕円形状等である構成でもよい。また、タイヤ1の製造方法は、ゴムリボン61,62を用いる方法に限られず、ゴムシートを用いる方法でもよい。
次に、本実施形態に係るタイヤ1の作用について、図4及び図5を参酌して説明する。
四輪の車両に対して前方の右側のリム100に装着されたタイヤ1について説明する。まず、車両が路面S2を直進走行している際には、タイヤ1は、図4に示すように、車両の荷重により若干撓むものの(図4においては若干の撓みは無視して示している)、タイヤ幅方向では殆ど変形していない。
そして、前進する車両が左方向へ旋回する際には、外輪となる当該タイヤ1は、図5に示すように、タイヤ幅方向で大きく変形する。具体的には、当該タイヤ1が車両外側に向けて力F1を受けるため、陸部9cは、タイヤ径方向の内側から外側(図5の上から下)に行くに従って、タイヤ幅方向において車両外側から車両内側(図5の右から左)に傾斜するように変形する。
このとき、最も変形の影響を受ける第1の傾斜部12aは、タイヤ径方向の内側から外側(図5の上から下)へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側(図5の左から右)へ向けて傾斜するように配置されている。したがって、第1の傾斜部12aは、変形した状態から復元しようとする力(又は、変形に対抗しようとする力)F2を作用させる。これにより、陸部9cが変形することを抑制する。
また、トレッド底部10に最も力を作用できる第3の傾斜部12cは、タイヤ径方向の内側から外側(図5の上から下)へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側(図5の左から右)へ向けて傾斜するように配置されている。したがって、第3の傾斜部12cは、変形した状態から復元しようとする力(又は、変形に対抗しようとする力)F3を作用させる。これにより、陸部9cが変形することを抑制する。
ところで、コーナリングパワーを向上させるためには、陸部9の変形を抑制する必要がある。そして、コーナリングパワーを向上させるために最も効果のある部分は、陸部9のうち、路面と接地する接地面(トレッド面)付近の部分、即ち、タイヤ径方向の最も外側付近の部分であり、二番目に効果のある部分は、陸部9のうち、タイヤ径方向の最も内側付近の部分である。
したがって、本実施形態においては、陸部9のうち、最も効果のある部分と二番目に効果のある部分の変形を抑制することができているため、コーナリングパワーを効果的に向上させることができている。これにより、操縦安定性能を効果的に向上させることができている。
以上より、本実施形態に係るタイヤ1によれば、導電部12のゴム硬度は、非導電部11のゴム硬度よりも大きい。そして、導電部12は、タイヤ径方向に対して傾斜する傾斜部12a〜12cを複数備えており、該傾斜部12a〜12cを連ねることで、陸部9cのタイヤ径方向の内端部から外端部に亘って形成されている。これにより、旋回時に、当該導電部12を有する陸部9cが変形することを抑制することができる。
さらに、導電部12は、車両装着時に外側となる外側領域(車両外側のメディエイト陸部9c)に配置されている。そして、外側領域に配置される当該導電部12において、タイヤ径方向の最も外側に配置される第1の傾斜部12aは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されている。これにより、旋回時に、当該導電部12を有する陸部9cが変形することをさらに抑制することができるため、操縦安定性能を向上させることができる。
また、本実施形態に係るタイヤ1によれば、外側領域(車両外側のメディエイト陸部9c)に配置される導電部12において、タイヤ径方向の最も内側に配置される第3の傾斜部12cは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されている。これにより、旋回時に、当該導電部12を有する陸部9cが変形することを効果的に抑制することができるため、操縦安定性能をさらに向上させることができる。
また、本実施形態に係るタイヤ1によれば、導電部12は、トレッドゴム6のタイヤ幅方向の両側の陸部9b,9cにそれぞれ配置されている。そして、各導電部12において、タイヤ径方向の最も外側に配置される第1の傾斜部12aは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するようにそれぞれ配置されている。
これにより、車両装着時に、何れの方向に装着された場合でも、車両装着時に外側となる外側領域(車両外側に配置されるメディエイト陸部9c)に配置される導電部12において、タイヤ径方向の最も外側に配置される第1の傾斜部12aは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されることになる。これにより、旋回時に、当該導電部12を有する陸部9cが変形することを抑制することができるため、車両に装着される方向に関わらず、操縦安定性能を向上させることができる。
なお、本発明に係る空気入りタイヤは、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、本発明に係る空気入りタイヤは、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係るタイヤ1においては、外側領域である車両外側のメディエイト陸部9cに配置される導電部12において、タイヤ径方向の最も内側に配置される第3の傾斜部12cは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置される、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、図6に示すように、タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部12bは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の外側から内側へ向けて傾斜するように配置される、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、導電部12は、三つの傾斜部12a〜12cを備える、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、導電部12は、四つ以上の傾斜部を備える、という構成でもよく、また、図6に示すように、二つの傾斜部12a,12bを備える、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、導電部12は、メディエイト陸部9b,9cに配置される、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、導電部12は、ショルダー陸部9d,9eに配置される、という構成でもよく、また、図7に示すように、センター陸部9a、具体的には、センター陸部9aの両側にそれぞれ配置される、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、傾斜部12a〜12cは、湾曲状に形成される、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、傾斜部12a〜12cは、図8に示すように、直線状に形成される、という構成でもよく、また、図9に示すように、二つの直線が鈍角で交差するように(鈍角で屈曲された直線状に)形成される、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、一対の導電部12は、タイヤ赤道面S1に対して対称となるような位置に配置され、各傾斜部12a〜12cの傾斜方向も、タイヤ赤道面S1に対して対称となるように形成される、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、導電部12は、車両装着時に外側となる外側領域にのみ配置される、という構成でもよい。
要するに、本発明に係るタイヤにおいては、導電部12は、車両装着時に外側となる外側領域に少なくとも一つ配置され、当該外側領域に配置される導電部12において、タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部12aは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置される、という構成であればよい。
なお、タイヤ1が赤道面S1に対して非対称となる構造の場合には、斯かるタイヤ1は、車両への装着向きを指定されたタイヤとなり、リム100に装着する際に、タイヤの左右何れを車両に対面するかを指定される。斯かる構成においては、車両への装着の向きは、サイドウォール部3に表示されている。具体的には、サイドウォール部3は、タイヤ外表面を構成すべく、カーカス層5のタイヤ幅方向の外側に配置されるサイドウォールゴム31の表面に、表示部を有している。
例えば、車両装着時に内側(車両内側)に配置される一方のサイドウォール部3は、車両内側となる旨の表示(例えば、「INSIDE」等)を付されており、また、車両装着時に外側(車両外側)に配置される他方のサイドウォール部3は、車両外側となる旨の表示(例えば、「OUTSIDE」等)を付されている。
本発明の構成と効果を具体的に示すため、本発明に係る空気入りタイヤの実施例とその比較例とについて、図12を参酌して、以下に説明する。
<操縦安定性能>
サイズが195/65R15である各タイヤを車両に装着し、ドライ路面の旋回走行を実施した。そして、ドライバーによる官能試験により、操縦安定性能を評価した。比較例1の結果を100とする指数で評価し、指数が大きいほど、操縦安定性能が優れていることを示す。
<実施例1>
実施例1は、図1〜図5に示す上記実施形態に係るタイヤである。具体的には、以下の通りである。
・陸部の導電部の傾斜部の数:3つ
・タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部の傾斜方向:タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜
・タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部の傾斜方向:タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜
・導電部が配置される陸部:両方のメディエイト陸部9b,9c
<実施例2>
実施例2は、図6に示すように、実施例1に係るタイヤに対して、傾斜部の数と、最も内側に配置される傾斜部の傾斜方向とで異なるタイヤである。具体的には、以下の通りである。
・陸部の導電部の傾斜部の数:2つ
・タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部の傾斜方向:実施例1と同じ
・タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部の傾斜方向:タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の外側から内側へ向けて傾斜
・導電部が配置される陸部:実施例1と同じ
<実施例3>
実施例3は、図7に示すように、実施例1に係るタイヤに対して、導電部が配置される陸部で異なるタイヤである。具体的には、以下の通りである。
・陸部の導電部の傾斜部の数:実施例1と同じ
・タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部の傾斜方向:実施例1と同じ
・タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部の傾斜方向:実施例1と同じ
・導電部が配置される陸部:センター陸部9aの両側
<比較例1>
実施例1は、図10に示すように、実施例1に係るタイヤに対して、最も外側に配置される傾斜部の傾斜方向と、最も内側に配置される傾斜部の傾斜方向とで異なるタイヤである。具体的には、以下の通りである。
・陸部の導電部の傾斜部の数:実施例1と同じ
・タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部の傾斜方向:タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の外側から内側へ向けて傾斜
・タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部の傾斜方向:タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の外側から内側へ向けて傾斜
・導電部が配置される陸部:実施例1と同じ
<比較例2>
実施例2は、図11に示すように、実施例1に係るタイヤに対して、陸部の導電部の傾斜部の数で異なるタイヤである。具体的には、以下の通りである。
・陸部の導電部の傾斜部の数:1つ
・タイヤ径方向の最も外側に配置される傾斜部の傾斜方向:実施例1と同じ
・タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部の傾斜方向:実施例1と同じ
・導電部が配置される陸部:実施例1と同じ
<評価結果>
比較例1においては、操縦安定性能を向上させることができていない。また、比較例2においては、操縦安定性能をあまり向上させることができていない。それに対して、実施例1〜3においては、操縦安定性能を充分に向上させている。
また、本発明に係るタイヤのより好ましい実施例について、以下に説明する。
まず、実施例1に係るタイヤにおいては、車両装着時に外側となる外側領域(車両外側のメディエイト陸部9c)に配置される導電部12において、タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部12cは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置される、という構成である。それに対して、実施例2に係るタイヤにおいては、外側領域(車両外側のメディエイト陸部9c)に配置される導電部12において、タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部12bは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の外側から内側へ向けて傾斜するように配置される、という構成である。
そして、実施例2に係るタイヤにおいては、操縦安定性能を充分向上させることができているが、それに対して、実施例1に係るタイヤにおいては、操縦安定性能を非常に効果的に向上させることができている。これにより、本発明に係るタイヤにおいては、車両装着時に外側となる外側領域に配置される導電部12において、タイヤ径方向の最も内側に配置される傾斜部12cは、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置される、という構成が好ましい。
また、実施例1に係るタイヤにおいては、導電部12は、両方のメディエイト陸部9b,9cに配置されている、という構成である。それに対して、実施例3に係るタイヤにおいては、導電部12は、センター陸部9aの両側に配置されている、という構成である。
そして、実施例3に係るタイヤにおいては、操縦安定性能を充分向上させることができているが、それに対して、実施例1に係るタイヤにおいては、操縦安定性能を非常に効果的に向上させることができている。これにより、本発明に係るタイヤにおいては、主溝8は、トレッドゴム6に四本備えられ、導電部12は、複数の陸部9の内、少なくとも、車両装着時に最も外側に配置される主溝9dに対してタイヤ幅方向で内側に隣接される陸部9cに配置される、という構成が好ましい。
1…空気入りタイヤ、2…ビード部、3…サイドウォール部、4…トレッド部、5…カーカス層、6…トレッドゴム、7…ベルト層、8…主溝、8a,8b…センター主溝、8c,8d…ショルダー主溝、9…陸部、9a…センター陸部、9b,9c…メディエイト陸部、9d,9e…ショルダー陸部、10…トレッド底部、10a…接続部、11…非導電部11…導電部、12a…第1の傾斜部、12b…第2の傾斜部、12c…第3の傾斜部、21…ビード、22…リムストリップゴム、31…サイドウォールゴム、61…第1のゴムリボン、62…第2のゴムリボン、62a…非導電性ゴム、62b…導電性ゴム、71…ベルトプライ、72…ベルトプライ、100…リム、200…導電経路部、S1…タイヤ赤道面、S2…路面

Claims (4)

  1. トレッドゴムを備え、
    前記トレッドゴムは、タイヤ周方向に沿って延びる主溝を複数備える空気入りタイヤにおいて、
    前記トレッドゴムは、前記主溝で区画される陸部を備え、
    前記陸部は、非導電性ゴムで形成される非導電部と、導電性ゴムで形成される導電部とを備え、
    前記導電部のゴム硬度は、前記非導電部のゴム硬度よりも大きく、
    前記導電部は、タイヤ径方向に対して傾斜する傾斜部を複数連ねることで、前記陸部のタイヤ径方向の内端部から外端部に亘って形成されると共に、車両装着時に外側となる外側領域に少なくとも一つ配置され、
    前記外側領域に配置される導電部において、タイヤ径方向の最も外側に配置される前記傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記外側領域に配置される導電部において、タイヤ径方向の最も内側に配置される前記傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置される請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記導電部は、前記トレッドゴムのタイヤ幅方向の両側にそれぞれ配置され、
    前記各導電部において、タイヤ径方向の最も外側に配置される前記傾斜部は、タイヤ径方向の内側から外側へ行くに従って、タイヤ幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように配置される請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記主溝は、前記トレッドゴムに四本備えられ、
    前記導電部は、複数の前記陸部の内、少なくとも、車両装着時に最も外側に配置される主溝に対してタイヤ幅方向で内側に隣接される陸部に配置される請求項1〜3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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