JP2016043167A - 表皮の固定構造及び車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】コストが安く作業が簡単である表皮の固定構造を提供する。【解決手段】開口22を有する表皮14を芯材17に固定するための表皮の固定構造において、少なくとも開口22を形成している部分の表皮14は軟質素材によって形成されており、開口22は表皮14の縁部14cによって形成されており、芯材17には溝20が形成されており、表皮14の縁部14cを溝20に挿入することにより表皮14が芯材17に固定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、皮、革、合成皮革、布、等によって形成された表皮を相手部材に固定するための表皮の固定構造に関する。また、本発明は、自動車等といった車両に設置される車両用シートに関する。
従来、表皮の固定構造として特許文献1に開示されたものが知られている。この表皮の固定構造は車両用シートとしてのシートバックに適用されている。具体的には、シートバックフレームにトリムプレートを固定し、さらにシートバックフレームにパッドを装着する。一方、袋状表皮の開口(すなわち穴)の縁部に樹脂フックを取付け、この樹脂フックをトリムプレートの開口部の口縁に掛け止める。この樹脂フックの掛け止めにより、表皮がトリムプレート(従って、シートバックフレーム)に固定される。
特開2005−306129号公報
上記の従来の表皮の固定構造においては、表皮の開口の縁部に樹脂フックを取り付けなければならず、樹脂フックを用意するための部品コスト及び樹脂フックを表皮に取り付けるための製造コストが必要となり、コストが高くなるという問題があった。また、樹脂フックをトリムプレートに掛け止める作業が難しいという問題があった。
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みて成されたものであって、コストが安く作業が簡単である表皮の固定構造、車両用シート用ヘッドレスト及び車両用シートを提供することを目的とする。
本発明に係る表皮の固定構造は、開口を有する表皮を相手部材に固定するための表皮の固定構造において、少なくとも前記開口を形成している部分の前記表皮は軟質素材によって形成されており、前記開口は前記表皮の縁部によって形成されており、前記相手部材には溝が形成されており、前記表皮の縁部を前記溝に挿入することにより前記表皮が前記相手部材に固定されていることを特徴とする。
従来であれば、表皮の開口の縁部に樹脂フックを取り付け、さらに表皮を止めるための専用の嵌合構造を設け、その嵌合構造に樹脂フックを掛け止めることにより表皮を相手部材に固定するようにしていた。この従来手法では、樹脂フックや樹脂フックを嵌め込むための専用の嵌合構造を設ける分だけ構造が複雑になり、部品点数が多くなり、コストが高くなっていた。
これに対し、本発明では、相手部材それ自体に形成した溝の中に表皮の縁部を差し込むことで表皮を止めることにしたので、樹脂フックや樹脂フックを嵌め込むための専用の嵌合構造が不要になり、そのため、表皮の固定構造の構造が簡単になり、表皮の固定構造の部品点数が少なくなり、表皮の固定構造のコストを安くすることができた。
また、軟質素材から成る表皮の縁部を相手部材の溝に差し込むだけという非常に簡単な作業を行うだけで表皮を相手部材に固定することが可能になった。
本発明に係る表皮の固定構造において、前記表皮の縁部は弾性変形しながら前記溝に挿入されることが望ましい。これにより、縁部と溝との嵌合を強くすることができる。
本発明に係る表皮の固定構造において、前記相手部材は剛性を備えた骨格構造物又はその骨格構造物と一体な部材とすることができる。骨格構造は、例えば車両用シートの内部に設置される金属製又は合成樹脂製のフレームや、そのフレームに一体的に結合された部材等とすることができる。
本発明に係る表皮の固定構造において、表皮を形成する前記軟質素材は、エラストマー、軟質樹脂、成形不職布、縫い合わせが可能な合成樹脂、それらとの同等物、又はそれらを組み合わせたものとすることができる。この構成によれば、表皮の縁部を相手部材の溝に挿入し易くでき、しかも一旦溝の内部へ挿入した表皮の縁部を抜け難くすることができる。特に、軟質素材が形状維持性を持っていると、表皮の縁部を相手部材の溝に挿入する作業が非常に容易になる。
本発明に係る表皮の固定構造において、前記表皮の縁部の厚さは当該縁部以外の部分の表皮の厚さよりも厚いことが望ましい。これにより、表皮と相手部材との結合部分の強度を高めることができる。
次に、本発明に係る車両用シートは、フレームと、当該フレームに支持されたパッドと、当該パッドを覆う表皮と、当該表皮を前記フレームに固定するための表皮の固定構造とを有する車両用シートにおいて、前記表皮の固定構造は以上に記載した構成の固定構造であることを特徴としている。この車両用シートにおいては前記のフレームが相手部材として機能する。ここでいうフレームは、実際にフレームとして機能している部材及びそのフレームと一体になっている部材、例えばフレームに連結された芯材、ブラケット、ガーニッシュ(飾り)等を含む広い概念の部材である。
本発明では、相手部材としてのフレームそれ自体に形成した溝の中に表皮の縁部を差し込むことで表皮を止めることにしたので、樹脂フックや樹脂フックを嵌め込むための専用の嵌合構造が不要になり、そのため、車両用シートの構造が簡単になり、車両用シートの部品点数が少なくなり、車両用シートのコストを安くすることができた。
また、軟質素材から成る表皮の縁部を相手部材の溝に差し込むだけという非常に簡単な作業を行うだけで表皮を相手部材に固定することが可能になった。
本発明に係る表皮の固定構造によれば、表皮を固定するための相手部材それ自体に形成した溝の中に表皮の縁部を差し込むことで表皮を止めることにしたので、樹脂フックや樹脂フックを嵌め込むための専用の嵌合構造が不要になり、そのため、表皮の固定構造の構造が簡単になり、表皮の固定構造の部品点数が少なくなり、表皮の固定構造のコストを安くすることができた。また、軟質素材から成る表皮の縁部を相手部材の溝に差し込むだけという非常に簡単な作業を行うだけで表皮を相手部材に固定することが可能になった。
本発明に係る車両用シートによれば、相手部材としてのフレームそれ自体に形成した溝の中に表皮の縁部を差し込むことで表皮を止めることにしたので、樹脂フックや樹脂フックを嵌め込むための専用の嵌合構造が不要になり、そのため、車両用シートの構造が簡単になり、車両用シートの部品点数が少なくなり、車両用シートのコストを安くすることができた。また、軟質素材から成る表皮の縁部を相手部材としてのフレームの溝に差し込むだけという非常に簡単な作業を行うだけで表皮を相手部材に固定することが可能になった。
本発明に係る表皮の固定構造を備えた車両用シートの一実施形態を示す斜視図である。 図1の車両用シートの1つの使用形態を示す斜視図である。 図1の車両用シートで用いられる表皮の固定構造の一実施形態を示す断面図である。 図3で用いられている芯材の断面構造を示す正面図である。 本発明に係る表皮の固定構造を備えた車両用シートの他の実施形態を示す側面図である。 図5のE−E線に従ってウォークイン装置の平面断面構造を示す断面図である。
以下、本発明に係る表皮の固定構造及び車両用シートを実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、本明細書に添付した図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
(車両用シート及び表皮の固定構造の第1の実施形態)
図1は本発明に係る車両用シートの一実施形態を示している。図1において、車両用シート1は、人の臀部が乗るシートクッション2と、人の背部が寄り掛かるシートバック3と、人の頭部が当たるヘッドレスト4とを有している。シートバック3とヘッドレスト4は一体に形成されている。
シートクッション2は骨格構造物であるシートクッションフレーム7をその内部に有している。シートバック3は骨格構造物であるシートバックフレーム8をその内部に有している。シートクッションフレーム7とシートバックフレーム8は左右の2ヶ所においてヒンジブラケット9,9によって互いに回動可能に連結されている。
ヘッドレスト4は骨格構造物であるヘッドレストフレーム10をその内部に有している。ヘッドレストフレーム10はシートバックフレーム8の上部に溶接等によって固定されている。シートクッションフレーム7、シートバックフレーム8及びヘッドレストフレーム10はパッド13によって覆われている。そして、そのパッド13が表皮14によって覆われている。
表皮14のほとんどの部分14aは、皮、革、合成皮革、布、等によって形成されている。シートバック3とヘッドレスト4の境界部分の左右の2ヶ所の位置にシートベルト通過用穴15,15が設けられている。表皮14のうちのシートベルト通過用穴15の周囲の部分14bは軟質素材によって形成されている。軟質素材の詳細については後述する。
シートベルト通過用穴15,15はシートバック3の前面から背面へ貫通している。図1に示すように、シートベルト通過用穴15,15を正面から見ると、そのシートベルト通過用穴15,15は楕円形状又は長円形状に形成されている。図2に示すように、シートベルト16,16がシートベルト通過用穴15,15を貫通してシートバック3の前面から背面にかけて張り渡される。
図3は、図1におけるA−A線に従って、シートベルト通過用穴15の断面構造を示している。図3において、シートベルト通過用穴15は芯材17によって形成されている。芯材17は硬質の合成樹脂によって形成されている。穴15は図4において矢印B方向から見て楕円形状又は長円形状である。穴15を形成している筒部の中間部分の周囲に2つの環状の溝20が形成されている。
図3において、パッド13は弾性材料から成るクッション材である発泡ウレタンによって形成されている。パッド13は、例えばウレタンを材料とする発泡成形加工によって、ヘッドレストフレーム10及びシートバックフレーム8を覆うように形成されている。この発泡成形加工の際に、金属製又は硬質の合成樹脂製で円筒形状のブラケット21がパッド13内の所定の位置に配置される。芯材17はこのブラケット21によって支持されている。ここで説明したパッド13の材質や加工方法は、図3に示した部分だけに限られるものではなく、図1の車両用シート1の全体のパッド13に関しても適用されている。
表皮14は、図1の表皮14のほとんどの部分である第1の表皮14aと、シートベルト通過用穴15の周囲に配置される部分である第2の表皮14bとを有している。第1の表皮14aは、皮、革、合成皮革、布、等によって形成されている。第2の表皮14bは軟質素材によって形成されている。軟質素材は、例えば、エラストマー、軟質樹脂、成形不職布、縫い合わせが可能な合成樹脂、それらとの同等物、又はそれらを組み合わせた材料である。エラストマーは、ゴム状で弾力性を有する工業材料である。この軟質素材は、自然状態で所定の形状を維持する性質、すなわち形状維持性を有している。図3において、第1の表皮14aと第2の表皮14bとは縫い合せ、接着等によって互いに接合されている。
図3において、第2の表皮14bの先端の縁部14cは、湾曲状態で曲げられた形状になっている。第2の表皮14bは自然状態でこの曲げられた形状を維持する。この縁部14cによって表皮14の開口22が形成されている。この開口22は矢印B方向(前面方向)から見て楕円形状又は長円形状である。
この開口22がシートベルト通過用開口15を外部に露出させている。表皮14を構成している第1の表皮14aは図1に示すように車両用シート1の多くの部分を覆っている。他方、図3において表皮14の開口22を形成している第2の表皮14bの縁部14cは芯材17の環状の溝20に挿入されている。
縁部14cの厚さは溝20の幅よりも少し大きくなっている。第2の表皮14bは形状維持特性を備えた軟質素材によって形成されているので、縁部14cを溝20に挿入する際には、縁部14cに力を加えて縁部14cを縮む方向へ弾性変形させながら縁部14cが溝20の中へ挿入される。溝20内に挿入された縁部14cは弾性復元力によって溝20の側壁面を押し付ける。このため、縁部14cは溝20から抜け難くなっている。このように、本実施形態では、表皮14の先端の縁部14cをフレーム8,10と一体である相手部材としての芯材17に設けた溝20に挿入することにより、表皮14が相手部材である芯材17に固定されている。つまり、本実施形態では、芯材17の溝20と表皮14の縁部14cとによって表皮14の固定構造が構成されている。
このように、表皮14を固定するための相手部材である芯材17のそれ自体に溝20を形成し、その溝20の中に表皮14の縁部14cを差し込むことで表皮14を止めることにしたので、樹脂フックや樹脂フックを嵌め込むための専用の嵌合構造が不要になり、そのため、表皮の固定構造の構造が簡単になり、表皮の固定構造の部品点数が少なくなり、表皮の固定構造のコストを安くすることができた。
また、軟質素材から成る表皮14の縁部14cを相手部材である芯材17の溝20に差し込むだけという非常に簡単な作業を行うだけで表皮14を芯材17に固定することが可能になった。
(車両用シート及び表皮の固定構造の第2の実施形態)
図5は本発明に係る車両用シートの他の実施形態を示している。図5において、車両用シート31は、シートクッション32と、シートバック33と、ヘッドレスト34とを有している。シートバック33とヘッドレスト34は別体に形成されている。ヘッドレスト34はロッド35を有している。このロッド35をシートバック33の上面に差し込むことにより、ヘッドレスト34がシートバック33の上部に取り付けられる。
シートクッション32、シートバック33及びヘッドレスト34は、それぞれ、骨格構造であるフレーム38と、フレーム38を覆っているパッド39と、パッド39を覆っている表皮40とを有している。
この車両用シート31はウォークイン装置37を備えている。ウォークイン装置37は、本実施形態では、シートバック33の上部に設けた操作部41と、シートバック33の下部に設けたリクライニング装置42と、シートクッション32の後部に設けたシートアジャスタ43とを有している。
操作部41は操作レバー46を有している。操作レバー46は矢印C―C’で示す上下方向へスライド移動できる。操作レバー46はバネ等といった弾性部材によって矢印Cで示す下方へ付勢されている。操作レバー46はコントロールワイヤ47aを通じてリクライニング装置42につながっている。操作レバー46は、また、コントロールワイヤ47bを通じてシートアジャスタ43につながっている。
操作レバー46をバネ力に抗して矢印C’で示す上方へ移動させると、コントロールワイヤ47aが引っ張られてリクライニング装置42のロック状態が解除される。このロック解除により、シートバック33が矢印G及び鎖線33aで示すように前へ倒れる。また、操作レバー46を矢印C’のように上方へ移動させると、コントロールワイヤ47bが引っ張られてシートアジャスタ43のロック状態が解除される。このロック解除により、シートクッション32が矢印Dで示すように前方へスライド移動する。
以上のようなシートバック33の前倒れ移動及びシートクッション32の前方へのスライド移動により、車両用シート31の上方及び後方の空間が広く開放される。こうして開放された空間を通して搭乗者は容易に車両用シート31の後方の空間へ入り込む(ウォークインする)ことが可能になる。
図6は、図5のE−E線に従って操作部41の平面断面構造を示している。図6において、シートバック33の内部に設けられたフレーム38に相手部材としてのパネル48が固定されている。パネル48は硬質の合成樹脂によって形成されている。パネル48は上下方向(図6の紙面を貫通する方向で、図5の矢印C−C’方向)に長い長穴49を有しており、この長穴49に操作レバー46が挿入されている。操作レバー46は、パネル48の長穴49に沿って図5の矢印C−C’で示す上下方向へ平行移動できる。長穴49を形成しているパネル48の先端の周縁に矢印H方向から見て環状の溝50が形成されている。
図6において、パッド39は弾性材料から成るクッション材である発泡ウレタンによって形成されている。パッド39は、例えばウレタンを材料とする発泡成形加工によって、フレーム38を覆うように形成されている。パネル48は、パッド39の発泡成形加工に先立って、フレーム38に固定される。
表皮40は、図5の表皮40のほとんどの部分となっている第1の表皮40aと、パネル48の長穴49の周囲に配置される部分である第2の表皮40bとを有している。第1の表皮40aは、皮、革、合成皮革、布、等によって形成されている。第2の表皮40bは軟質素材によって形成されている。軟質素材は、例えば、エラストマー、軟質樹脂、成形不職布、縫い合わせが可能な合成樹脂、それらとの同等物、又はそれらを組み合わせた材料である。エラストマーは、ゴム状で弾力性を有する工業材料である。この軟質素材は、自然状態で所定の形状を維持する性質、すなわち形状維持性を有している。第1の表皮40aと第2の表皮40bとは縫い合せ、接着等によって互いに接合されている。
第2の表皮40bの先端の縁部40cは、図6に示すように、湾曲状態で曲げられた形状になっている。この縁部40cによって表皮40の開口52が形成されている。この開口52がパネル48の長穴49を外部に露出させている。表皮40の第1の表皮40aは図5に示すように車両用シート31の多くの部分を覆っている。他方、図6において表皮40の開口52を形成している第2の表皮40bの縁部40cはパネル48の環状の溝50に挿入されている。
縁部40cの厚さは溝50の幅よりも少し大きくなっている。第2の表皮40bは形状維持特性を備えた軟質素材によって形成されているので、縁部40cを溝50に挿入する際には、縁部40cに力を加えて縁部40cを縮む方向へ弾性変形させながら縁部40cが溝50の中へ挿入される。溝50内に挿入された縁部40cは弾性復元力によって溝50の側壁面を押し付ける。このため、縁部40cは溝50から抜け難くなっている。このように、本実施形態では、表皮40の先端の縁部40cをフレーム38と一体である相手部材としてのパネル48に設けた溝50に挿入することにより、表皮40が相手部材であるパネル48に固定されている。つまり、本実施形態では、パネル48の溝50と表皮40の縁部40cとによって表皮40の固定構造が構成されている。
このように、表皮40を固定するための相手部材であるパネル48のそれ自体に形成した溝50の中に表皮40の縁部40cを差し込むことで表皮40を止めることにしたので、樹脂フックや樹脂フックを嵌め込むための専用の嵌合構造が不要になり、そのため、表皮の固定構造の構造が簡単になり、表皮の固定構造の部品点数が少なくなり、表皮の固定構造のコストを安くすることができた。また、軟質素材から成る表皮40の縁部40cを相手部材であるパネル48の溝50に差し込むだけという非常に簡単な作業を行うだけで表皮40をパネル48に固定することが可能になった。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、上記の実施形態では、車両用シートにおけるシートベルト通過用穴の所及び車両用シートにおけるウォークイン装置の操作部の所に本発明に係る表皮の固定構造を適用した。しかしながら、本発明は車両用シートのそれら以外のところであって、表皮に開口が設けられる任意の所に適用することができる。
また、本発明に係る表皮の固定構造は車両用シートに限られず、車両内で表皮が用いられる所であってその表皮に開口が設けられる任意の所に適用することができる。
さらに、本発明に係る表皮の固定構造は、車両に限られず、任意の製品において表皮が用いられる所であってその表皮に開口が設けられる任意の所に適用することができる。
1.車両用シート、2.シートクッション、3.シートバック、4.ヘッドレスト、7.シートクッションフレーム(骨格構造物)、8.シートバックフレーム(骨格構造物)、9.ヒンジブラケット、10.ヘッドレストフレーム(骨格構造物)、13.パッド、14.表皮、14a.第1の表皮、14b.第2の表皮、14c.表皮の縁部、15.シートベルト通過用穴、16.シートベルト、17.芯材(相手部材)、20.溝、21.ブラケット、22.表皮の開口、31.車両用シート、33.シートバック、33a.前倒し状態のシートバック、34.ヘッドレスト、35.ロッド、37.ウォークイン装置、38.フレーム(骨格構造物)、39.パッド、40.表皮、40a.第1の表皮、40b.第2の表皮、40c.表皮の縁部、41.操作部、42.リクライニング装置、43.シートアジャスタ、46.操作レバー、47a.コントロールワイヤ、47b.コントロールワイヤ、48.パネル(相手部材)、49.パネルの長穴、50.環状の溝、52.表皮の開口

Claims (6)

  1. 開口を有する表皮を相手部材に固定するための表皮の固定構造において、
    少なくとも前記開口を形成している部分の前記表皮は軟質素材によって形成されており、
    前記開口は前記表皮の縁部によって形成されており、
    前記相手部材には溝が形成されており、
    前記表皮の縁部を前記溝に挿入することにより前記表皮が前記相手部材に固定されている
    ことを特徴とする表皮の固定構造。
  2. 前記表皮の縁部は弾性変形しながら前記溝に挿入されることを特徴とする請求項1記載の表皮の固定構造。
  3. 前記相手部材は剛性を備えた骨格構造物又はその骨格構造物と一体な部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の表皮の固定構造。
  4. 前記軟質素材は、エラストマー、軟質樹脂、成形不職布、縫い合わせが可能な合成樹脂、それらとの同等物、又はそれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の表皮の固定構造。
  5. 前記表皮の縁部の厚さは当該縁部以外の部分の表皮の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の表皮の固定構造。
  6. フレームと、当該フレームに支持されたパッドと、当該パッドを覆う表皮と、当該表皮を前記フレームに固定するための表皮の固定構造とを有する車両用シートにおいて、
    前記表皮の固定構造は請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の表皮の固定構造であり、
    前記フレームが前記相手部材である
    ことを特徴とする車両用シート。
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