JP5984337B2 - クッションフレーム及び車両用座席 - Google Patents

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本発明は、クッションフレーム及び車両用座席に係り、特にクッション材を被覆する表皮材を簡単な作業で組み付けることが可能なクッションフレーム及びこのクッションフレームを有するシートクッションを備えた車両用座席に関する。
一般に、クッションフレームにクッション材を載置し、表皮材(シートカバー)で被った構造の従来のシートクッションは、表皮材の端末辺に樹脂製のトリムコードが取り付けられ、このトリムコードによってクッションフレームに表皮材を取り付けている。このシートクッションの端末辺に設けたトリムコードにより、クッションフレームにクッション材を載置して、表皮材の端末辺に取付けたトリムコードをシートフレームに掛け止めして、クッション材を表皮材で被うのと同時に、クッションフレームから外れないようにされている。
トリムコードの取付けについて、より具体的には、図11で示す従来技術のように、所定の間隔を隔てて二本のワイヤ部材111,112をクッションフレーム(不図示)の側部に取り付けると共に、J字状のトリムコード113を縦辺部の端部近くで表皮材114の端末辺に縫着し、その表皮材114をクッションフレームから離れた片側のワイヤ部材111で支持させてクッションフレームの内側に巻き込み、トリムコード113を湾曲辺部でクッションフレームと近い他側のワイヤ部材112に掛け止め、表皮材の端末を二本のワイヤ部材111,112で巻込み、クッションフレームの上下方向で止着した技術が知られている(特許文献1、請求項1、図3)。
また、図12で示す従来技術のように、クッションフレーム120の端部辺をヘミング加工し、このヘミング加工された端部122の位置より上方所定位置にトリムコード側へ向けて係合部121を形成する。次に、クッション材140を被覆する表皮材130の端部側に縫合されたトリムコード123の端部に爪突起124を形成し、上記ヘミング加工されたクッションフレーム120の端部と係合する爪突起125を形成する。そして、クッションフレーム120の係合部121とトリムコードの爪突起124と、クッションフレーム120の端部122と爪突起125をそれぞれ係合させて、クッションフレームの上下方向で固定した技術も知られている(特許文献2、請求項1、図3)。
特開2003−190680号公報 特開平11−342278号公報
上記従来技術では、トリムコードをクッションフレームの全周の上下方向で取付けていたため、クッション材の後ろ側も上下方向に、大きく長さを確保しなくてはならないという問題があった。このため、クッションフレームとクッション材で上下方向に長さを確保すると、デザインは勿論のこと、着座フィーリングが低下するだけでなく、車両用座席のシートバック側(後ろ側)は、一般に、細く且つクッション材を薄く形成したりするために、トリムコードの取り付けが困難になり、実状に合わないだけでなく、デザインの選択肢を少なくしてしまうという不都合があり、クッションフレーム及びクッション材を薄くしてもトリムコードを使用して、表皮材をクッションフレームに取り付ける技術が望まれている。
本発明の目的は、厚みに関係なく適切にトリムコードを取着できるクッションフレーム及びクッションフレームを有するシートクッションを備えた車両用座席を提供することにある。
本発明の他の目的は、表皮材のクッションフレームへの組付けが容易で作業性がよく、高さ方向をコンパクト化することのできるクッションフレーム及びクッションフレームを有するシートクッションを備えた車両用座席を提供することにある。
前記課題は、本発明のクッションフレームによれば、クッション材を載置して表皮材の端末辺に取着されたトリムコードを利用して前記表皮材を被覆してなるシートクッションのクッションフレームであって、前記クッションフレームの平面部の外周部裏側に設けられた前記シートクッションの上下方向に引っ掛ける掛止部及び前記シートクッションの前後方向に引っ掛ける掛止部を有し、前記クッションフレームのうち、他よりも薄い部分に設けられた平面部の裏面に、所定間隔で設けられた一部の前後方向に引っ掛ける前記掛止部の爪が、前記トリムコードの鈎部と引っ掛け可能に設けられてなることにより解決される。
このように、シートクッションの後ろ側の厚みが取れない場合、トリムコードを上下方向に引っ掛けることが困難になるが、本発明のように、クッションフレームの外周部裏側に、表皮材の端末辺に取着されたトリムコードを、クッションフレームのうち、他よりも薄い部分に設けられた平面部の裏面に、所定間隔で設けられた一部の前後方向に引っ掛ける前記掛止部の爪が、前記トリムコードの鈎部と引っ掛け可能に設けられてなる構成となり、クッションフレーム及びクッション材の厚みに関係なく適切にトリムコードを引っ掛けることが可能になり、表皮材のクッションフレームへの組付けが容易で作業性がよい。
また、このとき、前記クッションフレームの外周部裏側には、前記クッションフレームの外周側に他よりも薄い部分に設けられた後面フランジ側における張り出し部が設けられ、少なくとも前記シートクッションの後面フランジ側は幅狭く設けられ、前記張り出し部には前記トリムコードを前記シートクッションの前後方向に引っ掛ける前記掛止部が設けられてなると好適である。
また、前記トリムコードを引っ掛ける前記掛止部が、前記クッションフレームとは別体の爪部材からなると好適である。このように別体で形成すると、クッションフレームに引っ掛ける掛止部としての爪部材を、クッションフレームに直接設けるよりも製造が容易となる。
さらに、前記クッションフレームの車両幅方向中央側には段差が設けられ、前記爪部材が前記段差をまたいで前記段差に合わせて屈曲していると好適である。このように構成することで、クッションフレームの形状に応じて適切な形状の爪部材を提供することが可能となる。
また、前記クッションフレームの前記段差部と対向する前記クッションフレームの底面の位置に凹部を設けるとより好適である。このように凹部を設けると、凹部に手を入れることが可能となり、組付け作業が容易になる。
前記課題は、本発明に係る車両用座席によれば、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のクッションフレームに載置されたクッション材と表皮材の端末辺に取着されたトリムコード前記クッションフレームの掛止部とが掛け止めされ前記表皮材が被覆されたシートクッションとを備えること、により解決される。このような車両用座席によれば、シートクッションの高さ方向をコンパクト化した前述のクッションフレームの作用効果を備えたものを提供することができる。
本発明に記載のクッションフレームによれば、クッションフレーム及びクッション材の厚みに関係なく適切にトリムコードを引っ掛けることが可能になり、表皮材のクッションフレームへの組付けが容易で作業性がよくなる。
また本発明に記載のクッションフレームによれば、クッションフレームにトリムコードを引っ掛ける掛止部としての爪部材を、クッションフレームに直接設けるよりも製造が容易となる
また本発明に記載のクッションフレームによれば、クッションフレームの形状に応じて適切な形状の爪部材を提供することが可能となる。
さらに本発明に記載のクッションフレームによれば、組付け作業が容易になる。
そして、本発明に記載の車両用座席によれば、シートクッションの高さ方向をコンパクト化した本発明のクッションフレームの作用効果を備えたシートクッションを有するものを提供することができる。
本発明に係る車両用座席の概略斜視図である。 車両用座席を構成する概略分解斜視図である。 本発明に係るクッションフレームの底面を示す概略底面図である。 図3の矢印X方向からみた説明図である。 本発明に係るクッションフレームの前側底面側からみた斜視図である。 本発明に係るクッションフレームの上面側からみた斜視図である。 クッションフレームの掛止部材の斜視図である。 クッションフレームの掛止部材の斜視図である。 掛止部にトリムコードを取り付けるときの説明図である。 掛止部にトリムコードを取り付けるときの説明図である。 従来例を示すトリムコードの取付けの説明図である。 従来例を示すトリムコードの取付けの説明図である。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることはもちろんである。
図1乃至図10は本発明に係る実施形態を示すものであり、図1は車両用座席の概略斜視図、図2は車両用座席を構成する概略分解斜視図、図3はクッションフレームの底面を示す概略底面図、図4は図3の矢印X方向からみた説明図、図5はクッションフレームの前側底面側からみた斜視図、図6はクッションフレームの上面側からみた斜視図、図7及び図8は掛止部材の斜視図、図9及び図10は掛止部にトリムコードを取り付けるときの説明図である。
本実施形態に係る車両用座席Zの構成について説明すると、右側(運転席側)の車両用座席RSと、左側(助手席側)の車両用座席LSとに分かれており、各車両用座席RS,LSは、シートクッションSと、シートバックSBと、ヘッドレストHRとを備えている。そして、本実施形態に係る車両用座席Zは、折り畳み可能に構成されている。
なお、各車両用座席RS,LSのシートバックSB間にはアームレストARが配置されており、左側の車両用座席LSにおいては、図1に示すように、アームレストARの下方に位置した台座部ARaとシートバックSBとが一体化されており、台座部ARaの下方位置に配置された張出部SaとシートクッションSとが一体化されている。以上の点において右側の車両用座席RSと左側の車両用座席LSとは相違するものの、基本構成に関して言えば、両車両用座席RS,LSは共通する。そのため、以下の説明では、右側の車両用座席RSのうちシートクッションSの構成のみを例に挙げて説明する。
シートクッションSは、図2で示すように、クッションフレーム10にクッションパッドであるクッション材20を載置させて組み付け、そのクッション材20をトリムカバーと称される表皮材30で被包し、表皮材30の端末部をクッションフレーム10に止着することにより組み立てられる。このとき、表皮材30の端末辺にはトリムコード32が縫製され、このトリムコード32をクッションフレーム10の外縁に掛止することによって表皮材30の取り付けが行われる。
また本実施形態のシートクッションSの下部には、不図示のシートクッション跳ね上げ機構が配設されている。シートクッション跳ね上げ機構は、車体フロア上に固定されており、シートクッションSを支持すると共に、車両用座席RSを収納するにあたり、シートクッションSを着座位置から跳ね上げ位置に向けて跳ね上げるものである。
つまり、シートクッションSのクッションフレーム10の下側には、不図示のシートクッション跳ね上げ機構との連結構造体が配設されるように所定位置に凹部が形成されている。そして、シートクッションSは、着座位置と跳ね上げ位置との間を往復移動することが可能となっている。
クッションパッドとしてのクッション材20は、ウレタン等の発泡樹脂から所定の立体形状に発泡成形したものが用いられている。クッション材20は、図2で示すように、座部面は中央部21aより左右の側部21b,21cを隆起させ、後側部21d(シートバック側)に向けて薄く且つ幅狭く形成され、底部面(但し、図2中では隠れている。)はクッションフレーム10の上面側と嵌り合い、周回りはクッションフレーム10の各フランジ部12a〜12fに載せて組み付けられるよう形成されている。
トリムカバーとしての表皮材30は、図2で示すように、座面ピース31と、側面ピース33とから形成されており、座面ピース31は前面より引き続く中央面31aと、左右の土手面31b,31cとからを形成し、側面ピース33は左右の側面ピース33a,33bと前側の側面ピース33cと、後面ピース33dとから形成されている。また表皮材を布や皮革を用いて縫合によって形成する場合には、座面ピース31と、側面ピース33と一体に縫い付ける。なお表皮材30を合成樹脂等の材料で袋状に一体成形することもできる。
そして、何れの場合においても、表皮材30の後面ピース33dには、端末辺においてトリムコード32が縫合されている。このトリムコードは、先端部がJ字状或いはU字状の鈎部となっており、先端部と反対側には、表皮材30の端末辺と縫合される縫合面が形成されている。そして、後述するクッションフレーム10の各フランジ部12a〜12fに引っ掛けて掛け止めされる。
次に、本実施形態のクッションフレーム10について詳細に説明する。
本実施形態のクッションフレーム10は、パンフレームとも言われるもので、底面部11と、周面部12とを備えており、周面部12は前面フランジ部12a,左右の側面フランジ部12b,12c並びに後面フランジ部12d、この後面フランジ部12dと左右の側面フランジ部12b,12cとの間の斜設フランジ部12e、12fが形成されている。この周回りの各フランジ部12a〜12fのうち、後面フランジ部12dと左右の側面フランジ部12b,12cとの間が後面フランジ部12dを後方として幅狭くなるような斜設フランジ部12e、12fとしている。
そして、底面部11は、前方に盛り上がり部13aが形成されると共に、底面部11の両側にも盛り上がり部13b,13cが形成され、図6で示すように、上面側からみると、これらの盛り上がり部13a〜13cによって、中央部が窪んだ窪み部14が形成されている。また盛り上がり部13b,13cの斜面には、補強部材15が盛り上がり部13b,13cを連結するように配設されている。また、クッションフレーム10の車両幅方向中央側には段差18が形成されている。この段差18は、段差18の下側に空間を形成することができるもので、段差18と対向するクッションフレーム10の底面部11の位置には凹部19が形成されている。この凹部19が形成されていることにより、凹部19に作業者の手を入れることが可能となり、組付け作業が容易になる。
また、各フランジ部12a〜12fの外周端部はクッションフレーム10の外周側へ張り出した張り出し部16a〜16fを備えている。そして、クッションフレーム10の外周部裏側である各フランジ部12a〜12fには、表皮材30の端末部(端末辺)に取着されたトリムコード32を引っ掛ける掛止部となっている。
このとき、周面部12は前面フランジ部12a,左右の側面フランジ部12b,12c,斜設フランジ部12e、12fの各フランジ部の高さは、クッションフレーム10上に載置されるクッション材20の厚さが確保されているために、従来技術で示したような、トリムコード32をクッションフレーム10の全周の上下方向で取付けることができる。しかし、後面フランジ部12dが底面部11の上面側からみて、連続して続く下り勾配となっており、前部側よりも狭い幅で且つ浅く形成されているため、後ろ側である後面フランジ部12dは、細く且つ薄く形成されており、さらにクッション材を薄く形成するために、他の箇所と異なり、上下方向に、大きく長さを確保することができない。
したがって、トリムコード32を掛け止める掛止部としての各フランジ部12a〜12fで引っ掛けるときに、後面フランジ部12dを上下方向で行なうことは、上下方向の長さを確保することができず困難であるため、本実施形態では、シートクッションSの前後方向に、トリムコード32を引っ掛ける掛止部を形成している。このように、シートクッションSの前後方向で、他の掛止部と同様に、長さ方向の距離を確保することとしているので、クッションフレーム10及びクッション材20の厚みに関係なくデザインの幅が広がるとともに、適切にトリムコード32を引っ掛けることが可能になり、表皮材30のクッションフレーム10への組付けが容易で作業性がよいだけでなく、高さ方向をコンパクトにすることが可能である。
この後面フランジ部12dをシートクッションSの前後方向で、トリムコード32を引っ掛ける掛止部としてクッションフレーム10と一体に形成することも可能である。
本実施形態では、別部材としての爪部材50を上記後面フランジ部12dに取り付けて形成している。すなわち、後面フランジ部12dの張り出し部16dは、他の張り出し部とは異なり、爪部材50の幅と長さに概略合わせて大きく張り出し、且つ爪部材50の収納部17を形成している。このクッションフレーム10に形成された張り出し部16dの収納部17は、爪部材50の幅及び長さの大きさ、爪部材50の厚さの窪み凹部17aが形成され、長さ方向の両端(図5の左右側)の内側には、係合凹部17b、17bが形成されている。
また掛止部について、シートクッションSの前後方向で且つ内側に形成される爪部材50に相当する部分をクッションフレーム10と一体に成形するためには、アンダーカット部分ができるために、割型・入れ子型などの型の工夫が必要であること、さらには掛止部を折り曲げ加工などの別の加工手段を用いる必要があるが、本実施形態のように掛止部を別部材の爪部材50で構成すると、これらを不要とすることができる。
また爪部材50は、図7及び図8で示すように、金属製で、平面部51と、この平面部51に連続して幅方向で概略70〜100°の範囲で折れ曲がった縦壁部52とから断面L字状の棒状体から構成されている。そして、平面部51には、所定間隔で複数のボス部56が設けられ、このボス部56にはビス60の取り付け孔55が形成されている。またボス部56に補強用リブ56aが形成されている。
本実施形態における爪部材50は、クッションフレーム10の車両幅方向中央側に形成された段差18に配設されるが、爪部材50が段差18をまたいで、且つ段差18に合わせて屈曲した形状からなる屈曲部54としている。このように構成することで、クッションフレーム10の形状に応じて適切な形状の爪部材50とすることが可能となる。
また、爪部材50の平面部51には、爪57が所定間隔ごとに複数形成されている。本実施形態では、上記各ボス部56の間に設けられており、爪57は縦壁52側に高くなって平面部の反縦壁側に平面部51の面と略同じになるような形状で2列形成されている。このような形状にすることにより、トリムコード32を引っ掛けるときに容易になるように形成されている。
さらに爪部材50の両端部には、後面フランジ部12dの張り出し部16dの収納部に嵌合するように、この収納部17に形成された係合凹部17bと係合する凸部53,53が形成されている。
上記構成からなる爪部材50は、後面フランジ部12dの張り出し部16dに嵌め込み、でクッションフレームに取り付けられ、爪部の端部には、クッションフレーム側に形成された係合凹部17bと係合する凸部が形成されている
そしてクッションフレーム10の底面部11の後ろ側は空間が少なく、クッションフレーム10の厚さが薄い状態で形成されている。このクッションフレーム10の後ろ側である後面フランジ部12dには、表皮材の端末部に取着されたトリムコードをシートクッションSの前後方向に引っ掛ける掛止部を形成している。
上記構成からなるクッションフレーム10にクッション材20を載置して、表皮材30で被覆してシートクッションSを構成するが、表皮材30の端部辺に取り付けられたトリムコード32を、取り付け向きをシートクッションSの前後方向から行い、掛止部である爪部材50の爪57にトリムコード32の鈎部を引っ掛けることで取り付ける。つまり、載置されたクッション材20の前面より引っ張ってきたトリムコード32を引っ掛けることで、クッションフレーム10の上下長を短くできる。このように、トリムコード32をクッションシートSの前後方向で取り付けるようにしているので、高さ方向を必要とせずにコンパクト化を図ることができる。
またシートクッションSにおいて、クッションフレーム10に取り付けるトリムコード32の取り付け向きをシートクッションSの前後方向としたので、クッションフレーム10及びクッション材20の厚みに関係なく適切にトリムコード32を引っ掛けることが可能になる。このように、シートクッションSによれば、表皮材30のクッションフレーム10への組付けが容易で作業性がよく、高さ方向をコンパクト化することができる。
10 クッションフレーム
11 底面部
12 周面部
12a 前面フランジ部
12b,12c 側面フランジ部
12d 後面フランジ部
12e,12f 斜設フランジ部
13a,13b,13c 盛り上がり部
14 窪み部
15 補強部材
16a〜16f 張り出し部
17 収納部
17a 窪み凹部
17b 係合凹部
18 段差
19 凹部
20 クッション材
21a 中央部
21b,21c 側部
21d 後側部
30 表皮材
31座面ピース
31a 中央面
31b,31c 土手面
32 トリムコード
33,33a,33b,33c 側面ピース
33d 後面ピース
50 爪部材
51 平面部
52 縦壁部
53 凸部
54 屈曲部
55 取り付け孔
56 ボス部
56a 補強用リブ
57 爪
60 ビス
Z,RS,LS 車両用座席
S シートクッション
SB シートバック
HR ヘッドレスト
AR アームレスト
ARa 台座部
Sa 張出部

Claims (6)

  1. クッション材を載置して表皮材の端末辺に取着されたトリムコードを利用して前記表皮材を被覆してなるシートクッションのクッションフレームであって、
    前記クッションフレームの平面部の外周部裏側に設けられた前記シートクッションの上下方向に引っ掛ける掛止部及び前記シートクッションの前後方向に引っ掛ける掛止部を有し、
    前記クッションフレームのうち、他よりも薄い部分に設けられた平面部の裏面に、所定間隔で設けられた一部の前後方向に引っ掛ける前記掛止部の爪が、前記トリムコードの鈎部と引っ掛け可能に設けられてなることを特徴とするクッションフレーム。
  2. 前記クッションフレームの外周部裏側には、前記クッションフレームの外周側に他よりも薄い部分に設けられた後面フランジ側における張り出し部が設けられ、少なくとも前記シートクッションの後面フランジ側は幅狭く設けられ、前記張り出し部には前記トリムコードを前記シートクッションの前後方向に引っ掛ける前記掛止部が設けられてなることを特徴とする請求項1記載のクッションフレーム。
  3. 前記トリムコードを引っ掛ける前記掛止部が、前記クッションフレームとは別体の爪部材からなることを特徴とする請求項1記載のクッションフレーム。
  4. 前記クッションフレームの車両幅方向中央側には段差が設けられ、前記爪部材が前記段差をまたいで前記段差に合わせて屈曲していることを特徴とする請求項3記載のクッションフレーム。
  5. 前記クッションフレームの前記段差部と対向する前記クッションフレームの底面の位置に凹部を設けたことを特徴とする請求項4記載のクッションフレーム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のクッションフレームに載置されたクッション材と表皮材の端末辺に取着されたトリムコード前記クッションフレームの掛止部とが掛け止めされ前記表皮材が被覆されたシートクッションとを備えることを特徴とする車両用座席。
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