JP4669012B2 - 車両用シート部材、車両用シート部材のための組立品、車両用シート部材のための表皮材、及び車両用シート - Google Patents

車両用シート部材、車両用シート部材のための組立品、車両用シート部材のための表皮材、及び車両用シート Download PDF

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Description

本発明は、車両用シート部材、車両用シート部材のための組立品、車両用シート部材のための表皮材、及び車両用シートに関する。
本発明は特に、下記の部材を有する車両用シート部材(例えば、シートの着座部または背もたれ)に関する。
−シートに座った利用者を受け入れるようにされた座面を取り囲む4つの周縁部を有する固定取付体(フォームからなるパッド材、及び、場合によっては、このパッド材に恒常的に取り付けられた固定表皮材)、及び
−固定取付体の少なくとも2つの周縁部に沿って延びるファスナーによって前記固定取付体に固定される、着座部を覆う着脱可能な表皮材。
特許文献1には、ファスナーが固定取付体の3つの周縁部に沿って延び、さらに表皮材が複数の自動グリップテープ(bandes auto-agrippantes)によって座面の中央領域に固定された、上記のタイプのシート部材の一例が記載されている。
仏国特許出願公開第2781733号明細書
本発明の目的は、特に、この種のシート部材をさらに改良することにあり、とりわけ、着脱可能な表皮材の、固定取付体の座面の中央領域への固定方法を改良し、及び/または、着脱可能な表皮材の固定取付体への取付け作業を簡略化することにある。
この目的を達成するため、本発明によれば、上記タイプのシート部材は、着脱可能な表皮材が、座面の中央領域を延びるファスナーによって、固定取付体の座面に均一に固定されていることを特徴としている。
この構成によって、着脱可能な表皮材が、ファスナーの第1の部材によって、固定取付体の座面の中央領域により効果的に固定されることが可能となる。さらに、表皮材のパッド材への取付け作業を簡略化することができる。なぜなら、ファスナーを操作することによって、ただ一回の動作によって、表皮材を固定取付体上でスライドさせ、表皮材の周囲を固定し、固定取付体の座面の中央領域に戻し、場合によっては表皮材の外面仕上げを行うことができるからである。
さらに、場合によっては、本発明によるシート部材のさまざまな実施態様の中から、以下のいずれかの構成及び/または他のいずれかの構成を用いることができる。
−中央領域は固定取付体の周縁部から5cm以上離れている。
−ファスナーは、互いに向かい合った第1及び第2の面を有するスライダーを有し、スライダーが固定取付体の周縁部に沿ってスライドするときはスライダーの第1の面が外側を向くように、スライダーが固定取付体の座面と向き合っているときはスライダーの第2の面が外側を向くように配置されている。
−固定取付体は合成フォームで形成されたパッド材を備え、ファスナーは、固定取付体と着脱可能な表皮材に各々組み合わされたファスナーの第1及び第2の部材を有し、ファスナーの第1の部材は、座面の中央領域におけるパッド材で少なくとも一部が再形成された柔軟なテープの形状をした支持部を有している。
−固定取付体は、合成フォームで形成されたパッド材と、固定取付体に固定された少なくとも1つの固定表皮材と、を備え、ファスナーは、固定取付体と着脱可能な表皮材に各々組み合わされたファスナーの第1及び第2の部材を有し、ファスナーの第1の部材は、少なくとも一部が固定表皮材に固定されている(当該固定表皮材は、固定取付体の周縁部及び/または座面の高さでパッド材を覆うことができる。固定表皮材は、場合によっては、パッド材の形成が行われる際にしかるべき場所での形成工程によってパッド材に取付けてもよいし、形成後にパッド材に後付けしてもよい。)。
−ファスナーは、底辺部と、第1及び第2の側辺部と、を有し、固定取付体の3つの周縁部に沿って延びるU字形の外側部分と、外側部分の内側を延びるU字形の内側部分であって、外側部分の底辺部と平行に延びる底辺部と、外側部分の第1及び第2の側辺部と平行に延びる第1及び第2の側辺部と、を有し、内側部分の第2の側辺部と外側部分の第2の側辺部とは各々、先端部で互いに接続されている内側部分と、を有する。
−ファスナーはW字形の形状を有し、固定取付体の互いに向かい合う2つの周縁部に沿って延びる2つの外側側辺部と、固定取付体の座面で2つの外側側辺部に各々接続され、2つの外側側辺部の間を延びる2つの内側側辺部と、2つの内側側辺部を結ぶ底辺部と、を有する。
−ファスナーは、固定取付体の互いに向かい合う第1及び第2の周縁部に沿って、第1の端部と第2の端部の間を互いに同じ方向に各々が延びる第1及び第2の外側側辺部と、第2の外側側辺部の第1の端部に接続され、固定取付体の第3の周縁部に沿って延びる底辺部と、底辺部と第1の外側側辺部の第2の端部との間で、座面の中央領域を延びる中央部と、を有する。
本発明はまた、上述した車両用シート部材のための組立品を対象とする。この組立品は、シートに座った利用者を受け入れるようにされた座面を取り囲む4つの周縁部を有し、座面は着脱可能な表皮材によって覆われるようにされた固定取付体と、固定取付体の少なくとも2つの周縁部に沿って座面の中央領域を延び、着脱可能な表皮材を固定取付体に固定するようにされたファスナーの第1の部材と、を有する。場合によっては、中央領域は固定取付体の周縁部から5cm以上離れていてもよい。
さらに、本発明はまた、上述したシート部材のための表皮材を対象とする。この表皮材は、4つの周縁部を形成する周辺エッジ部と、中央領域と、固定取付体の座面と向き合うようにされた内面と、周辺エッジ部の少なくも2つの周縁部に沿って延び、かつ中央領域を延びるファスナーの部材と、を有している。中央領域は表皮材の周縁部から5cm以上離れていてもよい。
最後に、本発明はまた、上述のシート部材を少なくとも備えた車両用シートを対象にする。
本発明の他の特性及び利点は、図面を参照して非限定的な例として述べられる以下の3つの実施形態を説明することによって明らかとなろう。
このように、本発明によれば、固定取付体の座面の中央領域への、着脱可能な表皮材の固定方法を改良し、及び/または、着脱可能な表皮材の固定取付体への取付け作業を簡略化することができる。
各図面において、同じ符号は同一または同種の部材を示している。
図1は、車両用シート1、例えば着座部2と背もたれ3とを有する自動車の前部シートを示している。着座部2及び背もたれ3は、図2に一部が示されている金属ワイヤ6,7によって各々が支持され、合成フォーム(mousse synthetique)で形成されたパッド材4,5を有している。
着座部2と背もたれ3は、通常、以下に説明する柔軟な着脱可能な被覆用表皮材によって覆われた、シートの2つの部材を構成している。この被覆用表皮材は各々、ファスナー8を用いてパッド材に固定されている。図示の例では、2つのファスナー8は、同一または類似の全体的形状を有している(図1参照)。
2つのパッド材4,5の全体的形状は類似しており、以下の要素を有している。
−2つの側方周縁部9,10と、シートの他方の部材に近接した周縁部11と、シート部材の自由端を形成する周縁部12(座面の前方周縁部または背もたれの上側周縁部)と、を含む4つの周縁部9,10,11,12
−座面に座る利用者を支持するようにされ、例えば、当該パッド材の各周縁部9〜12から5cm以上離れた周囲線によって画定されると考えられる中央領域14を有する座面13。
周縁部9〜12は、場合によっては、パッド材4,5に固定された柔軟な固定表皮材46を備えていてもよい。このようにして、固定表皮材46とパッド材4,5は、着脱可能な表皮材によって部分的に覆われる固定取付体を形成する。固定表皮材46は、パッド材を形成する(しかるべき場所で形成)際にパッド材4,5に固定してもよいし、形成後にパッド材4,5に後付けしてもよい。
着座部2と背もたれ3は表皮材のパッド材への取付けに関して類似していることを考慮し、着座部2のみを対象として、パッド材への取付けを以下にさらに詳細に説明する。以下の説明は、背もたれ3にも、着座部2に準じて適用することができる。
図1,2に示すように、座面のファスナー8は、パッド材4を覆う表皮材に固定されたファスナーの第2の部材8b(後述)と協働してかみ合うようにされた、固定取付体4,46に固定されたファスナーの第1の部材8aを備えることができる。
図1,2に示す例では、ファスナーの第1の部材8aは以下の要素を有している。
−以下の要素を有し、U字形の全体的形状をもつ外側部分
・座面の周縁部11に隣接する後端部からパッド材4の周縁部9に沿って前方に延びる第1の側辺部15a
・第1の側辺部15の前端部に接続され、パッド材4の前方周縁部12に沿って延びる底辺部16a
・底辺部16aに接続され、パッド材の周縁部10に沿って後方に延びる第2の側辺部17a
−側辺部17aの後端部に接続された中間部分18a
−外側部分15a,16a,17aの内側を延び、U字形の全体的形状をもち、ファスナーの第1の部材においては以下の要素を有する内側部分
・中間部分18aに接続され、パッド材の座面13の内側領域14を、上述した第2の側辺部17aとほぼ平行に前方に延びる第2の側辺部19a
・上述の第2の側辺部19aに接続され、底辺部16aと平行に延びる底辺部20a
・底辺部20aに接続され、上述の第1の側辺部15aと平行に、座面のパッド材の後方周縁部11に隣接した終端部まで後方に延びる第1の側辺部21a。
図2,3により詳細に示すように、ファスナーの第1の部材8aの内側部分19a,20a,21aは、着座部のパッド材4の外面に設けられた溝22の中に少なくとも一部が含まれていてもよい。さらに、ファスナーの第1の部材8aの内側部分は、場合によっては、ファスナーの第1の部材の内側部分をパッド材4に固定するように、着座部のパッド材4を形成する合成フォームでその一部が再形成(surmoulee)された繊維等からなる柔軟な支持テープ23を有していてもよい。
パッド材の座面13は、固定表皮材(図示せず)によって均一に覆ってもよいことに留意されたい。その場合、ファスナーの第1の部材8aの内側部分19a,20a,21aは、例えば縫合によって、その固定表皮材に固定されよう。この固定表皮材は、パッド材の周縁部9〜12を覆う表皮材と同じでもよいし、例えば下部表皮材技法(sous-coiffe technique)によって異なる表皮材としてもよい。座面13を覆うこの表皮材は、パッド材4,5の形成時にパッド材に固定されてもいいし、パッド材の形成後に後付けされてもよい。
図2により詳細に示すように、ファスナーの第1の部材8aの外側部分15a,16a,17aは、(例えば縫合によって)固定表皮材46に固定されている(外側部分15a,16a,17aは、場合によっては、変形実施形態において、パッド材4,5に直接固定されていてもよい。)。また、ファスナーの第1の部材8aの中間部分18aは、場合によっては、パッド材4を覆う表皮材のファスナー8の操作による取付けを容易にするように、パッド材4の外側で自由端とすることもできる。
シートの着座部2はさらに、柔軟な着脱可能な表皮材24を有している。図4では、表皮材24は(パッド材4と向き合うようにされた)下面25が上を向くように示されている。
着脱可能な表皮材24は、各々がパッド材4の4つの周縁部に対応する4つの周縁部を形成する縁部26と、パッド材の中央領域14に対応する(従って、例えば、縁部26から5cm以上離れた周囲線によって画定される)中央領域27と、を有している。
着脱可能な表皮材24はさらに、ファスナーの第1の部材8aと協働してかみ合って上述のファスナー8を形成するようにされたファスナーの第2の部材8bを有している。ファスナーの第2の部材8bはファスナーの第1の部材8aと類似した形状を有し、従って以下の要素を有することができる。
−各々がファスナーの第1の部材8aの部分15a,16a,17aに対応し、着脱可能な表皮材の縁部の3つの周縁部に沿って延びる、第1の側辺部15bと、底辺部16bと、第2の側辺部17bと、を有する、U字形の全体的形状をもつ外側部分
−中間部分18b。中間部分18bは、場合によっては、着脱可能な表皮材24の他の部分にその全長にわたって固定されず、拘束されていない柔軟なテープの形をとることができる。
−表皮材の内面に配置され、各々がファスナーの第1の部材8aの内側部分の部分19a,20a,21aと対応する、第2の側辺部19bと、底辺部20bと、第1の側辺部21bと、を有する、U字形の全体的形状をもつ内側部分。
さらに、引張り用の爪28aを備え、その操作によってファスナーの第1の部材8aと第2の部材8bとの連結を可能にするスライダー28を、ファスナーの第2の部材8bの全長に沿ってスライドするように取付けることができる。
ファスナー8bの第2の部材15b,16b,17bは、場合によっては、着脱可能な表皮材の縁部から離れて延びていてもよく、それによって、着脱可能な表皮材の固定後にパッド材の周縁部9,10,12に垂れ下がる縁部が形成されることに留意されたい。そして、垂れ下がった縁部は、例えば押しボタン等の従来の任意の手段によって、パッド材の周縁部9,10,12に固定されることになろう。
着脱可能な表皮材24をパッド材4に固定しようとするときは、図5に示すように、作業者は、ファスナーの第1の側辺部21a,21bの後端部からスタートし、次に、第1の側辺部21a,21bを前方に向かい、次に、U字形の内側部分の底辺部20a,20bを、さらに、U字形の内側部分の第2の側辺部19a,19bを辿ることによって、図1に示す矢印方向に、ファスナーの第1の部材8a及び第2の部材8bに沿って、スライダー28をスライドさせる。
スライダー28がリバーシブルタイプの爪でない場合には、スライダー28の引張り用の爪28aは、ファスナーの内側部分に沿ったスライダー28の経路の全域で、表皮材24の下側にくる。
引続いて、作業者は、中間部分18a,18bを辿ってファスナーのスライダー28を移動させ続ける。スライダー28がリバーシブルタイプの爪でない場合には、スライダーの引張り用の爪28aは、中間部分18a,18bを通るときに、着脱可能な表皮材24の下側から表皮材24の外側へ出る。スライダー28がリバーシブルタイプの爪である場合には、引張り用の爪28aは常にシートの外側を向いたままである。ただし、スライダー28は、中間部分18a,18bを通るときにシートの外側に対してその位置を裏返す(言い換えれば、いったん内側を向いたスライダー28の面は、再び外側を向く。)。
スライダー28は、中間部分18a,18bを通過後、ファスナーのU字形の外側部分の第2の側辺部17a,17bを前方に辿り、次に底辺部16a,16bを、さらに、U字形の外側部分の第1の側辺部15a,15bを辿り、ファスナーの終端部を構成する第1の側辺部15a,15bの後端部に至る。
ファスナー8の操作が完全に終了すると、図6に示すように、表皮材の上面29がパッド材4の座面13を覆う。パッド材4の側方周縁部9,10と前方周縁部12は、場合によっては、前述したように、パッド材のフォームが形成される際にそのフォームに固定される柔軟な下部表皮材によって覆われてもいいし、プラスチック等の物質からなるカバーで覆われてもよい。
前述したように、背もたれの表皮材24の背もたれへの固定は、ここで述べた例における表皮材24の着座部への固定と同じ要領で行われる。
本発明の第2及び第3の実施形態が図7,8に示されている。これらの実施形態は上述の第1の実施形態と類似しているため、改めて詳細には説明しない。第1の実施形態との本質的な違いを以下に説明する。
図7に示す本発明の第2の実施形態において、ファスナー8はW字形の全体的形状を有し、以下の要素を有している。
−着座部のパッド材4の側方周縁部9に沿って延びる第1の外側側辺部30
−第1の外側側辺部30の前端部に接続され、第1の外側側辺部30とほぼ平行に、パッド材の座面の中央領域14内を後方に延びる第1の内側側辺部31
−第1の内側側辺部31の後端部に接続され、パッド材4の後方周縁部11とほぼ平行に、前記パッド材の座面の中央領域14を延びる底辺部32
−底辺部32に接続され、第1の内側側辺部31と平行に、パッド材の座面の中央領域14の少なくとも一部を前方に延びる第2の内側側辺部33
−第2の内側側辺部33の前端部に接続されて延びる第2の外側側辺部34。
表皮材24をパッド材4に設置するときは、ファスナーのスライダー28は、第1の外側側辺部30の後端部から、第2の外側側辺部34の後端部に至るまで、図7に示す矢印の方向に移動させられる。さらにこの実施形態においては、表皮材24の前方周縁部の良好な固定を確実とするために、前方周縁部は、パッド材の前方周縁部12上で下方に延び、例えば押しボタン36等の固定手段によって前方周縁部12に固定される前垂れ35を形成してもよい。
図8に示す第3の実施形態においては、ファスナーは以下の要素を有している。
−パッド材4の周縁部10に沿ってその前端部から後端部まで延びる第1の外側側辺部37
−少なくとも一部がパッド材の座面の中央領域14を延びる中央部38。中央部38は、例えば、第1の外側側辺部37の後端部に接続され、第1の外側側辺部37に沿って前方に延びる第1の側辺部39と、第1の側辺部39から、パッド材の周縁部11,12と平行にかつ周縁部10とは反対方向に延びる第2の側辺部40と、第2の側辺部40に接続され、パッド材の前方周縁部12に向かって延びる第3の側辺部41と、第3の側辺部41に接続され、第2の側辺部40に平行に、パッド材の側方周縁部10に向かって延びる第4の側辺部42と、第4の側辺部42に接続され、第1の外側側辺部37に沿って前方に延びる第5の側辺部43と、を有することができる。
−中央部38の第5の側辺部43に接続され、パッド材の前方縁部12に沿って、パッド材の周縁部9に向かって延びる底辺部44
−底辺部44に接続され、パッド材の周縁部9に沿って後方に延び、ファスナーの終端部を構成する後端部に至る第2の外側側辺部45。
表皮材24をパッド材4に設置するときは、ファスナーのスライダー28は、第1の外側側辺部37の前端部を出て、次いで、図8に示す矢印の方向に、まず外側側辺部37を、さらに、中央領域38の側辺部39,40,41,42,43を、さらに底辺部44を、そして最後に第2の外側側辺部45を辿り、第2の外側側辺部45の後端部に至る。
図7,8に示す本発明の実施形態はシートの着座部について説明されているが、これらの実施形態はシートの背もたれにも同様に適用できることに留意されたい。
理解されるように、第2及び第3の実施形態のファスナー8は、いずれも、パッド材に連結されたファスナーの第1の部材と、表皮材24に連結されたファスナーの第2の部材を有している。
本発明の第1の実施形態によるシートの固定取付体の斜視図である。 図1に斜視図で示されたシートの、着座部の固定取付体の詳細図である。 図2に示す着座部の横断面図である。 図2及び3に示す着座部を覆う着脱可能な表皮材の下面の斜視図である。 図2に示す着座部への固定作業中の、図4に示す着脱可能な表皮材の斜視図である。 着座部と背もたれの表皮材を取付けた後の、図1に示すシートの斜視図である。 本発明の第2の実施形態によるシートの着座部の斜視図である。 本発明の第3の実施形態によるシートの着座部の斜視図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 着座部
3 背もたれ
4,5 パッド材(固定取付体)
8 ファスナー
8a 第1の部材
8b 第2の部材
9〜12 周縁部
13 座面
14 中央領域
24 着脱可能な表皮材
28 スライダー
46 固定表皮材

Claims (13)

  1. シートに座った利用者を受け入れるようにされた座面(13)を取り囲む4つの周縁部(9,10,11,12)を有する固定取付体(4,5,46)と、前記座面(13)を覆い、前記固定取付体の少なくとも2つの前記周縁部(9,10,12;9,10)に沿って延びるファスナー(8)によって前記固定取付体に固定される、着脱可能な表皮材(24)と、を有する車両用シート部材において、
    前記着脱可能な表皮材(24)は、前記座面の中央領域(14)を延びる前記ファスナー(8)によって、前記固定取付体の前記座面(13)に均一に固定されている、ことを特徴とするシート部材。
  2. 前記中央領域(14)は前記固定取付体の前記周縁部から5cm以上離れている、請求項1に記載のシート部材。
  3. 前記ファスナー(8)は、互いに向かい合った第1及び第2の面を有するスライダー(28)を有し、該スライダー(28)が前記固定取付体の前記周縁部(9,10,12;9,10)に沿ってスライドするときは該スライダー(28)の前記第1の面が外側を向くように、該スライダー(28)が前記固定取付体の前記座面(13)と向き合っているときは該スライダー(28)の前記第2の面が外側を向くように配置されている、請求項1または2に記載のシート部材。
  4. 前記固定取付体は合成フォームで形成されたパッド材(4,5)を備え、前記ファスナーは、前記固定取付体と前記着脱可能な表皮材に各々組み合わされた前記ファスナーの第1及び第2の部材(8a,8b)を有し、前記ファスナーの前記第1の部材(8a)は、前記座面の前記中央領域(14)における前記パッド材で少なくとも一部が再形成された柔軟なテープ(23)の形状をした支持部を有している、請求項1から3のいずれか1項に記載のシート部材。
  5. 前記固定取付体は、合成フォームで形成されたパッド材(4,5)と、前記固定取付体に固定された少なくとも1つの固定表皮材(46)と、を備え、前記ファスナーは、前記固定取付体と前記着脱可能な表皮材に各々組み合わされた前記ファスナーの第1及び第2の部材(8a,8b)を有し、前記ファスナーの前記第1の部材(8a)は、少なくとも一部が前記固定表皮材(46)に固定されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のシート部材。
  6. 前記ファスナー(8)は、
    底辺部(16a,16b)と、第1及び第2の側辺部(15a,15b,17a,17b)と、を有し、前記固定取付体の3つの前記周縁部(9,10,12)に沿って延びるU字形の外側部分と、
    前記外側部分の内側を延びるU字形の内側部分であって、前記外側部分の前記底辺部(16a,16b)と平行に延びる底辺部(20a,20b)と、前記外側部分の第1及び第2の側辺部(15a,15b,17a,17b)と平行に延びる第1及び第2の側辺部(21a,21b,19a,19b)と、を有し、該内側部分の該第2の側辺部(19a,19b)と前記外側部分の前記第2の側辺部(17a,17b)とは各々、先端部で互いに接続されている内側部分と、
    を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載のシート部材。
  7. 前記ファスナー(8)はW字形の形状を有し、
    前記固定取付体の互いに向かい合う2つの前記周縁部(9,10)に沿って延びる2つの外側側辺部(30,34)と、
    前記固定取付体の前記座面(13)で前記2つの外側側辺部(30,34)に各々接続され、該2つの外側側辺部(30,34)の間を延びる2つの内側側辺部(31,33)と、
    2つの内側側辺部(31,33)を結ぶ底辺部(32)と、
    を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載のシート部材。
  8. 前記ファスナー(8a)は、
    前記固定取付体の互いに向かい合う第1及び第2の周縁部(10,9)に沿って、第1の端部と第2の端部の間を互いに同じ方向に各々が延びる第1及び第2の外側側辺部(37,45)と、
    前記第2の外側側辺部(45)の前記第1の端部に接続され、前記固定取付体の第3の周縁部(12)に沿って延びる底辺部(44)と、
    前記底辺部(44)と前記第1の外側側辺部(37)の前記第2の端部との間で、前記座面の前記中央領域(14)を延びる中央部(38)と、
    を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載のシート部材。
  9. シートに座った利用者を受け入れるようにされた座面(13)を取り囲む4つの周縁部(9,10,11,12)を有し、前記座面は着脱可能な表皮材(24)によって覆われるようにされた固定取付体(4,5,46)と、
    前記固定取付体の少なくとも2つの周縁部(9,10,12;9,10)に沿って前記座面の中央領域(14)を延び、前記着脱可能な表皮材を固定取付体に固定するようにされたファスナーの第1の部材(8a)と、
    を有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の車両用シート部材のための組立品。
  10. 前記中央領域(14)は前記固定取付体の周縁部から5cm以上離れている、請求項9に記載の車両用シート部材のための組立品。
  11. 4つの周縁部を形成する周辺エッジ部(26)と、
    中央領域(27)と、
    前記固定取付体の前記座面(13)と向き合うようにされた内面(25)と、
    前記周辺エッジ部(26)の少なくも2つの前記周縁部に沿って延び、かつ前記中央領域(27)を延びるファスナーの部材(8b)と、
    を有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の車両用シート部材のための表皮材。
  12. 前記中央領域(27)は前記表皮材の前記周縁部から5cm以上離れている、請求項11に記載の車両用シート部材のための表皮材。
  13. 請求項1から7のいずれか1項に記載のシート部材(2,3)を少なくとも備えた車両用シート。
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