JP2016039752A - 電線モジュール - Google Patents

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JP2016039752A JP2014163532A JP2014163532A JP2016039752A JP 2016039752 A JP2016039752 A JP 2016039752A JP 2014163532 A JP2014163532 A JP 2014163532A JP 2014163532 A JP2014163532 A JP 2014163532A JP 2016039752 A JP2016039752 A JP 2016039752A
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Yuji Yamaguchi
裕司 山口
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Abstract

【課題】結束部材を用いて電線と2枚の板材とを固定する際に、位置ずれを抑制することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】電線モジュール10は、電線12と、バンド部52を含む結束部材50と、第1板部30と、第2板部40と、係止部材60とを備える。第1板部30には一対の第1貫通孔32が形成され、バンド部52が電線12の周囲に巻回されると共に一対の第1貫通孔32に通され、電線12が固定されている。第2板部40には、第1板部30とで電線12を挟み込んだ状態で電線12の周囲に巻回されているバンド部52を外部に露出可能な第2貫通孔42が形成されている。係止部材60は、バンド部52と電線12との間に挿通されると共に、バンド部52と第2板部40の第2貫通孔42の内周縁部との間に挟み込まれるように設けられた被挟持部62を含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、電線に板状部材を固定する技術に関する。
車両に搭載される電線等には、保護材が取り付けられることがある。また、当該電線等を車両に固定するためにクランプ(クリップともいう)が用いられることがある。このような保護材及びクランプが特許文献1及び特許文献2にそれぞれ開示されている。
特許文献1に記載のワイヤーハーネス外装体は、長手方向に沿って延びて形成され、前記ワイヤーハーネスの外周を覆って保護可能な中空領域を有する本体部と、前記本体部の一部を貫通して設けられる固定用開口部とを備え、前記本体部は不織布が加熱成型されることにより形成され、前記固定用開口部は所定の取付部品をはめ込み固定可能な平面形状を呈するとされている。
また、特許文献2に記載のクリップは、被取付部品のクリップ受け入れ部に挿脱自在に保持される係合舌片と、該係合舌片に設けられた取付板部に垂設されて被取付体の取付穴に係着する係止脚部とを備えたクリップであって、前記係合舌片の両側には、前記クリップ受け入れ部より幅広に形成された他のクリップ受け入れ部の挿入幅に対応した外側縁幅を有する一対の幅広用係合舌片が設けられているとされている。
特開2004−76859号公報 特開2014−17937号公報
ところで、電線に対してその周方向で対向する位置にある2枚の板材を、結束部材を用いて固定する場合がある。しかしながら、この場合、2枚の板材で電線を挟んだ状態で結束部材を巻回する際に、板材が電線に対して位置ずれを起こす恐れがあった。
そこで、本発明は、結束部材を用いて電線と2枚の板材とを固定する際に、位置ずれを抑制することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る電線モジュールは、少なくとも1本の電線と、バンド部と、前記バンド部の一方側端部に連なると共に前記バンド部の他方側端部を固定可能なバンド固定部とを含む結束部材と、板状に形成されると共に、前記バンド部を挿通可能な一対の第1貫通孔が形成され、その一方側主面に前記電線が接した状態で、前記バンド部が前記電線の周囲に巻回されると共に前記一対の第1貫通孔に通され前記バンド固定部に固定されることで前記電線を固定している第1板部と、板状に形成されると共に、前記第1板部とで前記電線を挟み込んだ状態で前記電線の周囲に巻回されている前記バンド部を外部に露出可能な第2貫通孔が形成された第2板部と、前記バンド部と前記電線との間に挿通されると共に、前記バンド部と前記第2板部の前記第2貫通孔の内周縁部との間に挟み込まれるように設けられた被挟持部を含む係止部材と、を備える。
第2の態様に係る電線モジュールは、第1の態様に係る電線モジュールであって、前記第1板部の幅方向一方側端部と、前記第2板部の幅方向一方側端部とが折り目を介して連なっている。
第3の態様に係る電線モジュールは、第1又は第2の態様に係る電線モジュールであって、前記係止部材は、前記被挟持部の長手方向一方側端部から前記被挟持部に対向するように延出する態様に形成され、前記バンド部を覆う延出部をさらに含む。
第4の態様に係る電線モジュールは、第3の態様に係る電線モジュールであって、前記係止部材は、前記延出部の先端から前記被挟持部の前記長手方向一方側端部に向かって突出すると共に、前記延出部側に弾性変形可能に形成され、前記被挟持部と前記延出部との間に位置する前記バンド部を押さえつけ可能又は抜き止め状に保持可能な突出片をさらに含む。
第5の態様に係る電線モジュールは、第1〜第4のいずれか1つの態様に係る電線モジュールであって、前記係止部材は、車体パネルに設けられた取付対象部に固定可能なクランプ部をさらに含む。
第6の態様に係る電線モジュールは、第1〜第5のいずれか1つの態様に係る電線モジュールであって、前記第1板部及び前記第2板部は、中空板材又は不織布を材料として形成されている。
第1〜第6の態様に係る電線モジュールによると、板状に形成されると共に、第1板部とで電線を挟み込んだ状態で電線の周囲に巻回されているバンド部を外部に露出可能な第2貫通孔が形成された第2板部と、バンド部と電線との間に挿通されると共に、バンド部と第2板部の第2貫通孔の内周縁部との間に挟み込まれるように設けられた被挟持部を含む係止部材と、を備えるため、先に第1板部に電線を固定してから第2板部を電線に固定すればよいので、結束部材を用いて電線と2枚の板材とを固定する際の位置ずれを抑制することができる。
特に、第2の態様に係る電線モジュールによると、第1板部の幅方向一方側端部と、第2板部の幅方向一方側端部とが折り目を介して連なっているため、第1板部と第2板部とで容易に電線を挟み込むことができるとともに、第2板部が電線に対して位置ずれを起こしにくくなる。
特に、第3の態様に係る電線モジュールによると、係止部材が、被挟持部の長手方向一方側端部から被挟持部に対向するように延出する態様に形成され、バンド部を覆う延出部をさらに含むため、係止部材がバンド部から外れにくくなる。また、係止部材をバンド部と電線との間に挿通させる際に、バンド部が被挟持部と延出部との連結部分に接触するまでバンド部を押し込むことで挿通完了となるので、挿通作業が容易になる。
特に、第4の態様に係る電線モジュールによると、係止部材が、延出部の先端から被挟持部の長手方向一方側端部に向かって突出すると共に、延出部側に弾性変形可能に形成され、被挟持部と延出部との間に位置するバンド部を押さえつけ可能又は抜き止め状に保持可能な突出片をさらに含むため、係止部材がバンド部からさらに外れにくくなる。
特に、第5の態様に係る電線モジュールによると、係止部材は、車体パネルに設けられた取付対象部に固定可能なクランプ部をさらに含むため、第2板材への電線の固定と同時に、第2板材へのクランプ部の取付を行うことができる。
特に、第6の態様に係る電線モジュールによると、第1板部及び第2板部は、中空板材又は不織布を材料として形成されているため、電線モジュールを軽量化することができる。
実施形態に係る電線モジュールを示す斜視図である。 実施形態に係る電線モジュールを示す側面図である。 実施形態に係る電線モジュールを示す平面図である。 中空部材の一例を示す部分切欠き斜視図である。 係止部材を示す正面図である。 係止部材の変形例を示す正面図である。 電線モジュールの一製造工程を示す説明図である。 電線モジュールの一製造工程を示す説明図である。 電線モジュールの一製造工程を示す説明図である。 変形例に係る電線モジュールを示す平面図である。
{実施形態}
以下、実施形態に係る電線モジュール10について説明する。図1は、実施形態に係る電線モジュール10を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る電線モジュール10を示す側面図である。図3は、実施形態に係る電線モジュール10を示す平面図である。
電線モジュール10は、電線12と、結束部材50と、第1板部30と、第2板部40と、係止部材60とを備える。
電線12は、少なくとも1本含まれていればよい。電線12は、その中間部分が第1板部30と第2板部40とで挟まれている。電線12は、芯線の外周に樹脂が押出被覆等されることで被覆部が形成された構成とされている。ここでは、複数の電線12が束ねられた電線束の例で説明する。なお、電線束には、光ファイバ等が電線12に沿って配設されていてもよい。電線12は、車両等の配設対象箇所に配設された状態で、車両等に搭載された各種電気機器同士を電気的に接続するものとして用いられる。なお、図1〜図3及び図7〜図9では、電線束の概形が描かれている。
結束部材50は、バンド部52とバンド固定部54とを含む。結束部材50は、電線12に対して第1板部30及び第2板部40を固定するための部材である。
バンド部52は、巻付け対象となる電線12の外周長よりも長い細帯状に形成されている。
バンド固定部54は、バンド部52の一方側端部に連なっている。また、バンド固定部54は、バンド部52の他方側端部を固定可能に形成されている。
バンド部52とバンド固定部54とは、例えば、以下のような構成で固定することができる。
即ち、バンド部52のいずれかの主面にその長手方向に沿って間隔をあけて複数の凹部が形成される。また、バンド固定部54にバンド部52を挿通可能な挿通孔56が形成されるとともに、当該挿通孔56の内周面にバンド部52の凹部に係止可能な係止突起が突設される。挿通孔56に挿通されたバンド部52の複数の凹部にバンド固定部54の係止突起を選択的に係止させることで、バンド部52とバンド固定部54とが固定される。
なお、バンド部52とバンド固定部54との固定方法は上記したものに限られない。例えば、バンド部の両側面に複数の凹部が設けられ、挿通孔の内周面に上記凹部に嵌る係止突起が突設された構成であってもよい。
第1板部30及び第2板部40は、板状に形成されている。第1板部30及び第2板部40は、電線12を外部(例えば、電線12の配索経路の周辺にある部材のエッジ部分)から保護する役割等を果たす。なお、以下の説明において、各板部の長手方向を電線12の長手方向とし、各板部の幅方向を電線12の長手方向に直交する方向とする。ここでは、第1板部30の幅方向一方側端部と、第2板部40の幅方向一方側端部とが折り目22を介して連なっている。
より詳細には、ここでは、第1板部30が第1折り目22aを介して第3板部26の幅方向一方側端部と連結されるとともに、第2板部40が第2折り目22bを介して第3板部26の幅方向他方側端部と連結されている。これにより、各板部及び各折り目22が、全体として、一枚の外装部材20を構成している。つまり、外装部材20の幅方向一方側端部から他方側端部に向けて、第1板部30、第1折り目22a、第3板部26、第2折り目22b、第2板部40の順に並んでいる。
ここで、外装部材20は、電線12の長手方向中間部分に外装可能に設けられている。ここでは、各板部は、板材で構成され、当該板材を折り目22で曲げることで、外装部材20と成している。
かかる曲げ可能な板材としては、電線12を覆った状態で当該電線12を保護可能な程度の剛性(好ましくは電線12の経路規制が可能な程度の剛性)を有し、かつ、曲げ可能な性質(好ましくは折曲げ可能な性質)を有するものを用いるとよい。
かかる板材としては、複数の板状部分の間に中空構造が形成された中空板材80を用いることが好ましい。かかる中空構造を有する中空板材80であれば、軽量かつ強度的にも優れた保護部材を得ることができるからである。
ここで、このような中空板材80の構成について先に説明する。図4は、中空板材80の一例を示す部分切欠き斜視図である。
この中空板材80は、複数(ここでは2つ)の板状部82と、複数の板状部82に挟込まれた介在部84とを備える。
複数の板状部82及び介在部84を形成する材質は特に限定されない。複数の板状部82及び介在部84は、紙によって形成されていてもよいし、樹脂によって形成されていてもよいし、また、これらの組み合わせによって構成されていてもよい。複数の板状部82及び介在部84の少なくとも1つを紙によって形成する場合には、その表面に撥水処理等を施すことが好ましい。
板状部82は、平板状に形成されている。複数の板状部82が介在部84を介して間隔をあけた状態で連結されている。
ここでは、複数の板状部82の間に、複数の介在部84が相互間に間隔をあけた並列状態で設けられている。
各介在部84は、細長い板状に形成されており、両側の板状部82に対して直交する姿勢で、当該板状部82に対して繋がっている。
このため、中空板材80を、介在部84の延在方向に対して直交する面で切断すると、一対の板状部82の間に複数の介在部84が並列状に存在するはしご状断面を示す。
このような中空板材80は、例えば、前記はしご状断面に応じた押出孔から樹脂を押出す押出成型装置によって、連続的に製造することができ、これにより、板材を容易に低コストで製造することができる。或は、並列状態に配設される複数の介在部84の両側部に、2つ板状部82を熱溶着、接着剤等で接合することによっても、中空板材80を製造することができる。
中空構造を有する板材の例は上記例に限られない。例えば、板材は、複数の板状部の間に、山部と谷部とが波状に連続する介在部が挟込まれた構成であってもよい。或は、板材は、複数の板状部の間に存在する介在部が三角柱等の多角柱状の中空形状を形成するものであってもよく、特に、ハニカム構造を形成するものであってもよい。
これらの中空構造を有する板材のうち樹脂によって形成されたものは、プラスチック段ボールと呼ばれることもある。
中空板材80を材料として外装部材20を形成することにより、以下の利点を得ることができる。即ち、中空板材80は、複数の介在部84が間隙を設けて並列に配置されているため、介在部84の延在方向に沿って曲がり難い反面、介在部84の並列方向に沿って曲がり易い。また、中空構造を形成する構造体によって、中空板材80の強度は優れたものとなっている。さらに、中空板材80は、中空構造を有するため、強度の割に比較的軽量である。また、中空板材80に使用される材料も、強度の割に少ない。このため、材料費を抑えることができる。
もっとも、外装部材20が中空板材80で形成されていることは必須ではない。外装部材20は、中空板材80の板状部82のような平板で形成されていてもよい。また、外装部材20は、不織布等で形成されていてもよい。詳しくは変形例として後述する。
図1〜3に戻って、第1板部30には、第1貫通孔32が形成されている。
第1貫通孔32は、バンド部52を挿通可能に形成されている。また、第1貫通孔32は、一対形成されている。
より詳細には、第1貫通孔32の長手方向の寸法(第1板部30の長手方向に沿った寸法)はバンド部52の幅方向の寸法と同じかそれよりも大きく(ここでは僅かに大きく)設定され、第1貫通孔32の幅方向の寸法(第1板部30の幅方向に沿った寸法)はバンド部52の厚み寸法と同じかそれよりも大きく(ここでは僅かに大きく)設定されている。これにより、第1貫通孔32は、バンド部52を挿通可能に形成されている。
また、一対の第1貫通孔32は第1板部30の幅方向に沿って並ぶように形成されている。これにより、一方の第1貫通孔32に第1板部30の他方側主面から一方側主面に向けてバンド部52を通し、バンド部52を第1板部30の一方側主面に接している電線12の周囲に巻回したのち、他方の第1貫通孔32に第1板部30の一方側主面から他方側主面に向けてバンド部52を通し、バンド固定部54に固定することで、電線12を第1板部30の幅方向に直交する方向に固定することができる。
なお、一対の第1貫通孔32の間隔は、第1貫通孔32に通すバンド部52を電線12の周囲に巻回可能であればよい。ここでは、固定する電線12(電線束)の直径と同程度に設定されている。
また、ここでは、第1板部30の外面側にバンド固定部54が位置している例で説明したが、バンド固定部54は、第1板部30の内面側(電線12と接している側)に位置していてもよい。
第2板部40は、その一方側主面に電線12が当接しており、第2板部40と第1板部30とで電線12を挟み込んだ状態となっている。また、第2板部40には、第2貫通孔42が形成されている。
第2貫通孔42は、第1板部30と第2板部40とで電線12を挟み込んだ状態で電線12の周囲に巻回されているバンド部52を外部に露出可能に形成されている。
より詳細には、ここでは、第2貫通孔42は外装部材20の長手方向に沿って第1貫通孔32と同じ位置に形成されている。また、第2貫通孔42は第1板部30と第2板部40とが対向した際に幅方向に沿って一対の第1貫通孔32の間にくるように形成されている。そして、第2貫通孔42の幅方向の寸法(第2板部40の長手方向に沿った寸法)は、バンド部52の幅方向の寸法と同じかそれよりも大きく設定されている。これにより、バンド部52の中間部分でその幅方向全体に亘る部分を第2貫通孔42から外部に露出させることができる。
なお、第2貫通孔42の長手方向の寸法(第2板部40の幅方向に沿った寸法)は、バンド部52の厚み寸法の2倍よりも大きく設定されていることが好ましい。これにより、バンド部52の中間部分を第2貫通孔42に通して第2板部40の外面よりも外部に突出させることができる。
第3板部26は、第1板部30と第2板部40とで電線12を挟み込んだ際に、第1板部30と第2板部40とがなるべく垂直に位置するように設けられている。このため、第3板部26は、挟み込む電線12(電線束)の直径と同程度に設定されていることが好ましい。
各折り目22は、外装部材20を折り曲げることができるように設けられている。具体的には、各折り目22は、上記中空板材80の板状部82のうちその内部が中空になっている部分に折り癖をつけることで形成することができる。
さらに、上記中空板材80の一方の板状部のうちその内部が中空になっている部分にスリットを設けることで、より折りやすい形状にすることができる。
より詳細には、中空板材80の一方の板状部のうち、介在部84と接していない部分に介在部84の延在方向に沿って1本のスリットを入れる。また、スリットが入れられていない他方の板状部のうち、スリットに対向する部分に折り癖をつける。そして、当該スリットが形成された板状部を外側として、中空板材80を折り癖がつけられた部分で折り曲げることで、中空板材80のうちスリットが設けられた部分近傍が折り目22となり、中空板材80のうち当該スリットを挟む部分が各板部になる。
もっとも、折り目22の構成としては上記したものに限られない。例えば、板部として中が充填された平板が用いられる場合、その平板の一部を薄肉にするなどすることで、折り目22を構成することができる。
また、第1板部30と第2板部40とが折り目22を介してつながっていることは必須ではない。第1板部と第2板部とはそれぞれ独立して電線12に取り付けられていてもよい。
ここで、第1板部と第2板部とがそれぞれ独立した板材で構成されている場合には、第1貫通孔及び第2貫通孔は、第1板部及び第2板部の任意の位置にそれぞれ形成し、第1板部と第2板部とで電線12を挟み込む際に、第1貫通孔及び第2貫通孔が電線12の長手方向に沿って同じ位置にくるようにしてもよい。
また、第1板部30と第2板部40とが折り目22を介してつながっている場合でも、間に第3板部26を挟むことは必須ではない。第1板部と第2板部とが1つの折り目のみを介してつながっていてもよい。
次に、係止部材60について図1〜図3に加えて、図5及び図6を交えて説明する。図5は、係止部材60を示す正面図である。図6は、係止部材60の変形例を示す正面図である。
係止部材60は、被挟持部62を含む。さらにここでは、係止部材60は、延出部64と、突出部と、クランプ部70とをさらに含む。
被挟持部62は、バンド部52と電線12との間に挿通可能に形成されている。また、被挟持部62は、バンド部52と第2貫通孔42の内周縁部との間に挟み込まれるように設けられている。
具体的には、被挟持部62は、細長い板状に形成されている。被挟持部62の長手方向の寸法は、第2貫通孔42の幅方向の寸法よりも長く設定されている。これにより、被挟持部62を、バンド部52と電線12との間に通した状態で、被挟持部62が、第2貫通孔42から第2板部40の外側主面よりも外側へ突出させられたバンド部52と第2板部40の第2貫通孔42の内周縁部との間に挟み込まれることが可能となる。
被挟持部62が、バンド部52と電線12との間に通されると共に、バンド部52と第2板部40の第2貫通孔42の内周縁部との間、より詳細には、第2貫通孔42から第2板部40の外側主面よりも外側へ突出させられたバンド部52と第2板部40の第2貫通孔42の周辺の外面との間に挟み込まれることによって、第2板部40が電線12に対して当接した状態で固定される。
なお、被挟持部62の幅方向の寸法は、被挟持部62がバンド部52と第2板部40の第2貫通孔42の内周縁部との間に挟み込まれた状態を維持可能な剛性を有する範囲内で、できるだけ小さく設定されていることが好ましい。被挟持部62の幅方向の寸法が小さいほど、被挟持部62をバンド部52と電線12との間に挿通しやすくなる。さらに、被挟持部62の幅方向の寸法は第2貫通孔42の長手方向の寸法よりも短く設定されていることが好ましい。被挟持部62の幅方向の寸法が第2貫通孔42の長手方向の寸法よりも短く設定されていると、第2貫通孔42内に被挟持部62を通すことができる。これにより、バンド部52と電線12との間に被挟持部62を挿通しやすくなる。
また、被挟持部62の厚みは、被挟持部62がバンド部52と第2板部40の第2貫通孔42の内周縁部との間に挟み込まれた状態を維持可能な剛性を有する範囲内で、できるだけ薄い方が好ましい。被挟持部62の厚みが薄いと、電線12とバンド部52との間に被挟持部62を通しやすくなる。また、被挟持部62の厚みが薄いと、バンド部52が引っ張られる量が減少するため、被挟持部62が電線12とバンド部52との間に挿通されることにより起こり得る電線12の変形量を抑えることができる。
また、ここでは、被挟持部62の厚みは、その長手方向に沿って一定に設定されているが、被挟持部62の厚みは、長手方向先端に向かって薄くなっていてもよい。被挟持部62の厚みが、長手方向先端に向かって薄くなっていると、被挟持部62の長手方向先端に傾斜部が形成されることによって、電線12とバンド部52との間に被挟持部62を通しやすくなる。
延出部64は、被挟持部62の長手方向一方側端部から被挟持部62に対向するように延出する態様に形成され、バンド部52を覆っている。
具体的には、ここでは、延出部64は、第1突出部64aと第2突出部64bとを有する。
第1突出部64aは、被挟持部62の長手方向一方側端部から被挟持部62に直交するように突出する態様に形成されている。第1突出部64aは、バンド部52の厚み寸法と同じかそれよりも大きく(ここでは、僅かに大きく)突出している。これにより、被挟持部62と、延出部64のうち第2突出部64bとの間にバンド部52を位置させることができる。
第2突出部64bは、第1突出部64aの先端から被挟持部62に対向するように被挟持部62に平行に突出する態様に形成されている。
これらにより、被挟持部62と延出部64とは、正面視周方向の一部が開口した四角筒状に形成されている。もっとも、被挟持部62と延出部64とは、正面視U字状等の形状に形成されていてもよい。
突出片66は、延出部64の先端から被挟持部62の長手方向一方側端部に向かって突出するように形成されている。また、突出片66は、延出部64側に接近するように弾性変形可能に形成されている。これにより、突出片66は、被挟持部62と延出部64との間に位置するバンド部52を押さえつけ可能又は抜き止め状に保持可能に形成されている。
突出片66が、バンド部52を押さえつけるか、抜止状に保持するかは、バンド部52が突出片66を越えられるか越えられないかによって決まる。そして、バンド部52が突出片66を越えられるか越えられないかは、突出片66の突出寸法、延出片の第2突出部64bの長手方向の寸法及びバンド部52の幅寸法等で決定される。
具体的には、突出部の先端から延出片の基端部までの寸法がバンド部52の幅寸法と同じか、それより小さい場合又はそれよりも大きい場合であってもわずかに大きい程度である場合には、バンド部52が突出片66を越えて、突出片66と被挟持部62と延出部64とで囲まれる空間に位置することは難しい。このため、これらの場合には、図5のように、突出片66が弾性変形した状態でバンド部52を押さえつける。
これに対して、突出部の先端から延出片の基端部までの寸法がバンド部52の幅寸法よりも十分大きい場合は、バンド部52が突出片66Aを越えて、突出片66Aと被挟持部62と延出部64とで囲まれる空間に位置することが可能となる。このため、図6に示される係止部材60Aのように、バンド部52が突出片66Aを越えると、突出片66Aが弾性変形の状態から元に戻り、被挟持部62と延出部64とで囲まれる開口が空間の開口部分を塞ぎ、バンド部52を抜止状に保持可能となる。
クランプ部70は、車体パネルに設けられた取付対象部に固定可能に形成されている。ここでは、クランプ部70は、車体パネルに形成された孔に嵌まる形状に形成されている例で説明する。
具体的には、クランプ部70は、軸部72と羽部74と皿部76とを含む。また、ここでは、クランプ部70は、延出部64の外面上に設けられている。
軸部72は、延出部64からその外面に直交する態様で突出するように設けられている。
羽部74は軸部72の先端から延出部64側に向かって徐々に広がるように設けられている。また、羽部74は、車体パネルに形成された孔を通過可能となるように弾性変形可能に形成されるとともに、孔を通過後に弾性変形していたものが元に戻ることで、孔の内周縁部に引っ掛かるように形成されている。
皿部76は、外縁が羽部74側にくるとともに、外縁と羽部74の先端との間に間隔をあけるように羽部74と延出部64との間の軸部72に設けられている。皿部76は、車体パネルに当接した際に、皿バネとして機能する。
羽部74が車体パネルに形成された孔に嵌まった状態で、車体パネルの孔の内周縁部が羽部74と皿部76との間に位置する。この状態を以て、クランプ部70が、車体パネルに形成された孔に固定された状態となる。
もっとも、クランプ部70が設けられることは必須でなく、クランプ部70は設けられていなくてもよい。また、クランプ部70が設けられる場合であっても、係止部材60に設けられることは必須ではなく、クランプ部70は結束部材50に設けられている場合もあり得る。この場合、クランプ部70は、バンド固定部54に設けられているとよい。また、クランプ部70が係止部材60に設けられる場合であっても、クランプ部70が延出部64に設けられることは必須ではなく、クランプ部70は被挟持部62に設けられることもあり得る。
また、クランプ部70が設けられる場合であっても、クランプ部70が車体パネルに形成された孔に嵌まる形状に形成されていることは必須ではない。例えば、クランプ部70は、スタッドボルトに係止可能な形状に形成されていてもよい。つまり、クランプ部70は、車体パネルに設けられた取付対象部に固定可能となるように、車体パネルに設けられた取付対象部の構造に応じた形状に形成されていればよい。
<製造方法>
次に、実施形態に係る電線モジュール10の製造方法について説明する。図7〜図9は、それぞれ電線モジュール10の一製造工程を示す説明図である。
まずは、第1板部30と電線12と結束部材50とを準備する。ここでは、第1板部30が第2板部40とつながって構成されている外装部材20を準備する。
そして、第1板部30の一方側主面、つまり、第2板部40とで電線12を挟み込んだ際に内側になる面に電線12を配置し、結束部材50で固定する。結束部材50は、バンド固定部54を第1板部30の他方側主面に位置させた状態で、バンド部52を一方の第1貫通孔32に外側から内側に向かって通した後、電線12の周囲に巻回し、他方の第1貫通孔32に内側から外側に向かうように通す。こののちバンド部52をバンド固定部54の挿通孔56に通すことで、バンド部52が固定されるとともに、電線12が第1板部30に固定される。
電線12が第1板部30に固定されたら、第2板部40を電線12に当接させる。この際に、第2板部40の長手方向において第2貫通孔42が形成されている部分をバンド部52の位置に合わせ、バンド部52が第2貫通孔42から外部に露出するようにする。ここでは、外装部材20を折り曲げて第2板部40を電線12に当接させる。この際に、ここでは、予め、外装部材20の長手方向に沿って等しい位置に第1貫通孔32と第2貫通孔42とが形成されているため、第2板部40のうちその幅方向に沿って第2貫通孔42と同じ位置にある部分を電線12に当接させることで、バンド部52が第2貫通孔42から外部に露出する。
第2板部40が電線12に当接し、バンド部52が第2貫通孔42から外部に露出したら、被挟持部62を電線12とバンド部52との間に挿通する。ここでは、被挟持部62と延出部64との間にバンド部52が位置するように、被挟持部62のみを電線12とバンド部52との間に挿通する。
そして、被挟持部62が電線12とバンド部52との間に挿通したら、被挟持部62が第2貫通孔42の内周縁部と第2貫通孔42から第2板部40の外側主面よりも外側へ突出させられたバンド部52とに挟み込まれるように被挟持部62の位置を合わせる。ここではバンド部52が被挟持部62と延出部64との連結部分周辺に当接するまで被挟持部62を電線12とバンド部52との間に通すとともに、被挟持部62の先端を第2板部40の外面より外側に位置させることで、被挟持部62が第2貫通孔42の内周縁部と第2貫通孔42から第2板部40の外側主面よりも外側へ突出させられたバンド部52とに挟み込まれる。この際に、バンド部52は、延出部64から突出する突出片66に押え込まれるか抜止状に保持された状態となる。ここでは、バンド部52は、延出部64から突出する突出片66に押え込まれている。
被挟持部62が第2貫通孔42の内周縁部と第2貫通孔42から第2板部40の外側主面よりも外側へ突出させられたバンド部52とに挟み込まれると共に、バンド部52が突出片66に押え込まれるか抜止状に保持されることで、第2板部40が電線12に対して固定され、実施形態に係る電線モジュール10が完成となる。
実施形態に係る電線モジュール10によると、板状に形成されると共に、第1板部30とで電線12を挟み込んだ状態で電線12の周囲に巻回されているバンド部52を外部に露出可能な第2貫通孔42が形成された第2板部40と、バンド部52と電線12との間に挿通されると共に、バンド部52と第2板部40の第2貫通孔42の内周縁部との間に挟み込まれるように設けられた被挟持部62を含む係止部材60と、を備えるため、先に第1板部30に電線12を固定することで、結束部材50を用いて電線12と2枚の板材とを固定する際に、位置ずれを抑制することができる。
また、第1板部30と第2板部40とにそれぞれ一対の貫通孔が形成され、計4つの貫通孔にバンド部52を通すことで第1板部30と第2板部40と電線12とを固定する場合に比べて、バンド部52を第1板部30に形成された一対の第1貫通孔32に通すだけでよいので、結束部材50を巻回する作業が容易になる。
また、第1板部30の幅方向一方側端部と、第2板部40の幅方向一方側端部とが折り目22を介して連なっているため、第1板部30と第2板部40とで容易に電線12を挟み込むことができる。また、第2板部40が電線12に対して位置ずれを起こしにくくなる。
また、係止部材60が、被挟持部62の長手方向一方側端部から被挟持部62に対向するように延出する態様に形成され、バンド部52を覆う延出部64をさらに含むため、係止部材60がバンド部52から外れにくくなる。また、係止部材60をバンド部52と電線12との間に挿通させる際に、バンド部52が被挟持部62と延出部64との連結部分に接触するまでバンド部52を押し込むことで挿通完了となるので、挿通作業が容易になる。
また、係止部材60が、延出部64の先端から被挟持部62の長手方向一方側端部に向かって突出すると共に、延出部64側に弾性変形可能に形成され、被挟持部62と延出部64との間に位置するバンド部52を押さえつけ可能又は抜き止め状に保持可能な突出片66をさらに含むため、係止部材60がバンド部52からさらに外れにくくなる。
また、係止部材60は、車体パネルに設けられた取付対象部に固定可能なクランプ部70をさらに含むため、第2板部40への電線12の固定と同時に、第2板部40へのクランプ部70の取付を行うことができる。
また、第1板部30及び第2板部40は、中空板材80を材料として形成されているため、電線モジュール10を軽量化することができる。
{変形例}
次に、実施形態に係る電線モジュール10の変形例について説明する。図10は、実施形態に係る電線モジュール10の変形例を示す平面図である。以下の説明において、実施形態で説明したものと同様構成要素については、実施形態と同符号を付しその説明を省略する。
変形例に係る電線モジュール10Aは、第1板部30Aに1対の第1貫通孔32が電線の長手方向に沿って複数組(ここでは、3組)形成されるとともに、第2板部40Aのうち複数組の第1貫通孔32に対応する位置に複数(ここでは、3つ)の第2貫通孔42が形成されている。
そして、すべての第1貫通孔32に結束部材50がそれぞれ通されるとともに、3つの第2貫通孔42のうち、両端の2つの第2貫通孔42に係止部材が取り付けられている。
もっとも、ここでは、すべての第1貫通孔32に結束部材50がそれぞれ通されているが、このことは必須ではなく、結束部材50が通されない箇所があってもよい。つまり、第1貫通孔32が複数組形成される場合、結束部材50は、少なくとも1組の第1貫通孔32に取り付けられていればよい。
しかしながら、結束部材50が通される第1貫通孔32が多くなるほど、電線12に対して第1板部30Aをより強固に固定することができる。
また、ここでは、3つの第2貫通孔42のうち、両端の2つの第2貫通孔42に係止部材60が取り付けられているが、このことは必須ではなく、係止部材60が取り付けられる箇所は任意である。つまり、複数組の第1貫通孔32に結束部材50がそれぞれ通されている場合、少なくとも1つの結束部材50と電線12との間に係止部材60の被挟持部62が挟み込まれていればよい。
しかしながら、係止部材60が取り付けられる結束部材50が多くなるほど、電線12に対して第2板部40Aをより強固に固定することができる。
なお、第1貫通孔32が複数組形成される場合、その形状又は1対の第1貫通孔32の間隔等は同じでなくてもよい。同様に、第2貫通孔42が複数形成される場合、その形状等は同じでなくてもよい。第1貫通孔32又は第2貫通孔42の形状等を変えることで、複数種類の結束部材50又は電線径に対応させることができる。
次に、実施形態に係る電線モジュール10の別の変形例について説明する。ここでは、各板部に用いられる板材の種類について説明する。
具体的には、実施形態において、第1板部30及び第2板部40が中空板材80で形成されているものとして説明したが、第1板部30及び第2板部40は、中空板材80以外の材料で形成されていることも考えられる。例えば、第1板部及び第2板部は、中空板材80の板状部のような平板で形成されていてもよい。この場合、当該平板の板厚は、中空板材80の板状部の板厚よりも厚いことが好ましい。また、第1板部及び第2板部は、不織布を加熱圧縮することによって、剛性を有する板状に成形されたもので構成されていてもよい。
特に、第1板部及び第2板部を含む外装部材が平板又は不織布で形成されている場合にも、中空板材80で形成されている外装部材20と同様の形状で形成することができる。
さらに、外装部材が不織布で形成されている場合には、折り目は、不織布の加熱圧縮量を少なくすることによって柔軟性を有するように成形されたもので構成されていてもよい。この場合、一枚の不織布に加熱圧縮量を多くする部分と少なくする部分とを設けることで一枚の不織布の中に板部と折り目とを形成することができる。
第1板部及び第2板部が不織布を材料として形成されていると、第1板部及び第2板部が中空板材80を材料として形成されている場合と同様に、電線モジュールを軽量化することができる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10,10A 電線モジュール
12 電線
20 外装部材
22 折り目
30,30A 第1板部
32 第1貫通孔
40,40A 第2板部
42 第2貫通孔
50 結束部材
52 バンド部
54 バンド固定部
56 挿通孔
60,60A 係止部材
62 被挟持部
64 延出部
66,66A 突出片
70 クランプ部
80 中空板材

Claims (6)

  1. 少なくとも1本の電線と、
    バンド部と、前記バンド部の一方側端部に連なると共に前記バンド部の他方側端部を固定可能なバンド固定部とを含む結束部材と、
    板状に形成されると共に、前記バンド部を挿通可能な一対の第1貫通孔が形成され、その一方側主面に前記電線が接した状態で、前記バンド部が前記電線の周囲に巻回されると共に前記一対の第1貫通孔に通され前記バンド固定部に固定されることで前記電線を固定している第1板部と、
    板状に形成されると共に、前記第1板部とで前記電線を挟み込んだ状態で前記電線の周囲に巻回されている前記バンド部を外部に露出可能な第2貫通孔が形成された第2板部と、
    前記バンド部と前記電線との間に挿通されると共に、前記バンド部と前記第2板部の前記第2貫通孔の内周縁部との間に挟み込まれるように設けられた被挟持部を含む係止部材と、
    を備える、電線モジュール。
  2. 請求項1に記載の電線モジュールであって、
    前記第1板部の幅方向一方側端部と、前記第2板部の幅方向一方側端部とが折り目を介して連なっている、電線モジュール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電線モジュールであって、
    前記係止部材は、前記被挟持部の長手方向一方側端部から前記被挟持部に対向するように延出する態様に形成され、前記バンド部を覆う延出部をさらに含む、電線モジュール。
  4. 請求項3に記載の電線モジュールであって、
    前記係止部材は、前記延出部の先端から前記被挟持部の前記長手方向一方側端部に向かって突出すると共に、前記延出部側に弾性変形可能に形成され、前記被挟持部と前記延出部との間に位置する前記バンド部を押さえつけ可能又は抜き止め状に保持可能な突出片をさらに含む、電線モジュール。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電線モジュールであって、
    前記係止部材は、車体パネルに設けられた取付対象部に固定可能なクランプ部をさらに含む、電線モジュール。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電線モジュールであって、
    前記第1板部及び前記第2板部は、中空板材又は不織布を材料として形成されている、電線モジュール。
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