JP2016039637A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケースの外側に位置する外部水路部の接続部における腐食を抑制することができる電力変換装置を提供すること。【解決手段】 電力変換装置1は、半導体モジュール及びこれを冷却する第1冷却器を備える第1構造体と、電子部品及びこれを冷却する第2冷却器を備える第2構造体と、両構造体を収納するケース30とを備える。ケース30は第1冷却器に連通する第1開口部と、第2冷却器に連通する第2開口部321とを備える。第1開口部及び第2開口部321にはケース30の外側において外部水路部40が接続される。ケース30と外部水路部40とを接続する第2接続部52には第2シール部62が形成されている。第2シール部62の周囲には第2接続部52の外周部に付着した水を排出する排水溝325が形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、インバータ、コンバータ等の電力変換器を備えた電力変換装置に関する。
電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両には、直流電力を交流電力に変換するインバータ、直流電力を電圧の異なる直流電力に変換するコンバータ等の電力変換器が搭載されている。例えば、特許文献1には、インバータとコンバータとを一体的に構成してなる電力変換装置が開示されている。
インバータ、コンバータ等の電力変換器は、大電流が流れるために発熱量が大きく、これらの温度上昇を抑制する必要がある。そのため、上記特許文献1の電力変換装置には、インバータ及びコンバータをそれぞれ冷却するためのインバータ用の冷媒流路及びコンバータ用の冷媒流路が設けられている。そして、両者の冷媒流路は、ケースの外側に設けられた外部水路部によって接続されている。これにより、万が一、外部水路部と冷媒流路との接続部で冷媒漏れが発生した場合でも、当該接続部がケースの外側に位置するため、漏れ出した冷媒がケース内に浸入することが防止されている。これにより、ケース内のインバータやコンバータなどの高圧電流部分における漏電の発生を防止している。
特開2012−210022号公報
しかしながら、上記特許文献1の電力変換装置では、ケース内の冷媒流路とケース外の外部水路部との接合部はケースの外側に位置しているため、当該接続部が被水して、接続部に水が付着するおそれがある。そして、当該接続部に付着した水はシール部材を保持している部分に入り込むと、接続部に長時間滞在することとなり、当該部分を腐食させる原因の一つとなっている。沿岸地域での塩水や、降雪地域での融雪剤に起因する塩を含む水などが当該接続部に付着して接続部に長時間滞在すると、当該腐食が一層進行しやすい。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、ケースの外側に位置する外部水路部の接続部における腐食を抑制することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷媒が流通する第1冷媒流路を有する第1冷却器とを備える第1構造体と、
上記半導体モジュール以外の電子部品と、該電子部品を冷却する冷媒が流通する第2冷媒流路を有する第2冷却器とを備える第2構造体と、
上記第1構造体と上記第2構造体とを収納するケースと、
を備え、
上記第1冷媒流路は、上記ケースに形成された第1開口部に連通しており、
上記第2冷媒流路は、上記ケースに形成された第2開口部に連通しており、
上記ケースには、該ケースの外側において上記第1開口部と上記第2開口部とを連通させる外部水路部が接続されており、
上記第1開口部と上記外部水路部とを接続する第1接続部には、上記第1開口部と上記外部水路部との間をシールする第1シール部が備えられており、
上記第2開口部と上記外部水路部とを接続する第2接続部には、上記第2開口部と上記外部水路部との間をシールする第2シール部が備えられており、
上記第1シール部及び上記第2シール部のうち、少なくとも一方のシール部の周囲には、該シール部の外周部に付着した水を上記シール部の外側に排出する排水溝が形成されていることを特徴とする電力変換装置にある。
本発明の電力変換装置において、ケースと外部水路部との接続部には、両者の間をシールするシール部が設けられており、当該シール部の周囲にはシール部の外周部に付着した水をシール部の外側に排出する排水溝が形成されている。これにより、当シール部の外周部に付着した水は、排水溝によってシール部の外側に排出されることから、シール部に当該水が入り込みにくい。その結果、シール部の外周部に付着した水が接続部に長時間滞在することが防止されるため、接続部における腐食が抑制される。
このように、本発明によれば、ケースの外側に位置する外部水路部の接続部における腐食を抑制することができる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の構成を示す断面説明図。 実施例1における、外部水路部の正面図。 実施例1における、外部水路部の背面図。 実施例1における、ケース側接続部の正面図。 実施例1における、ケース側接続部の斜視図。 実施例1における、接続部の断面図。 実施例2における、ケース側接続部の正面図。 実施例2における、ケース側接続部の斜視図。 実施例3における、ケース側接続部の正面図。 実施例3における、ケース側接続部の斜視図。 実施例4における、ケース側接続部の正面図。 実施例4における、ケース側接続部の斜視図。 実施例5における、ケース側接続部の正面図。 実施例5における、ケース側接続部の斜視図。
上記電力変換装置において、第1構造体として直流電力を交流電力に変換するインバータを採用することができ、第2構造体としては高電圧の直流電力を降圧して低電圧の直流電力に変換するコンバータを採用することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換装置について、図を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1に示すごとく、第1構造体10、第2構造体20及びケース30を備える。
第1構造体10は、半導体モジュール11と、半導体モジュール11を冷却する冷媒が流通する第1冷媒流路120を有する第1冷却器12とを備える。
第2構造体20は、半導体モジュール11以外の電子部品21と、電子部品21を冷却する冷媒が流通する第2冷媒流路220を有する第2冷却器22とを備える。
ケース30は、第1構造体10と第2構造体20とを収納している。
第1冷媒流路120は、ケース30に形成された第1開口部311に連通している。
第2冷媒流路220は、ケース30に形成された第2開口部321に連通している。
ケース30には、ケース30の外側において第1開口部311と第2開口部321とを連通させる外部水路部40が接続されている。
第1開口部311と外部水路部40とを接続する第1接続部51には、第1開口部311と外部水路部40との間をシールする第1シール部61が備えられている。
第2開口部321と外部水路部40とを接続する第2接続部52には、第2開口部321と外部水路部40との間をシールする第2シール部62が備えられている。
第1シール部61及び第2シール部62のうち、少なくとも一方のシール部61、62(本例では第2シール部62)の周囲には、図4に示すように、第2シール部62の外周部に付着した水を第2シール部62の外側に排出する排水溝325が形成されている。
以下、電力変換装置1について詳述する。
図1に示すように、第1構造体10は、複数の半導体モジュール11と複数の冷却管121とが交互に積層されて、積層型のインバータを構成している。第2構造体20は、半導体モジュール11とは異なる半導体モジュールを含む電子部品21により、高電圧の直流電力を低電圧の直流電力に変換するDCDCコンバータを構成している。
ケース30は、図1示すように、第1ケース31及び第2ケース32を備える。第1ケース31は、矩形の平板状である底部31aと、その外縁に沿って立設された4つの側壁31bと、底部31aの反対側に設けられたケース蓋部31cとを備えている。第1ケース31の側壁31bの一つには、貫通孔からなる第1開口部311が形成されている。第1ケース31は、4つの側壁31b、底部31a及びケース蓋部31cによって箱状を成して、その内側に第1収納部301を形成している。
図1に示すように、第1収納部301には、半導体モジュール11及び第1冷却器12が収納されている。半導体モジュール11は、インバータの一部を構成している。第1冷却器12は、冷却管121、連結管122、第1冷媒導入管123及び第1冷媒排出管124により構成されている。半導体モジュール11及び冷却管121はそれぞれ複数備えられており、Z方向(積層方向Z)に沿って交互に積層されて積層体13を形成している。各冷却管121は連結管122によって接続されて連通することにより、連結管122を介して冷媒が流通する第1冷媒流路120が形成されている。第1冷媒導入管123及び第1冷媒排出管124は、積層体13の一端側の端部に位置する冷却管121に接続されており、積層体13の積層方向Zに平行に延びている。第1冷媒導入管123は、第1ケース31の外側に引き出されており冷却管121に冷媒を導入するように構成されている。第1冷媒排出管124は、第1ケース31に形成された第1開口部311に連通している。
第2ケース32は、図1に示すように、第1ケース31の底部31a側において、鉛直方向Yに重ねられて設けられている。第2ケース32は、矩形の平板状である底部32aと、その外縁に沿って立設された4つの側壁32bとを備えている。側壁32bの一つには、第2開口部321が形成されている。第2ケース32の上面側(すなわち、第1ケース31の底部31a側)は開口しており、第2ケース32が底部31aに取り付けられることにより、側壁32bと底部31a、32aとの間に第2収納部302が形成されている。第2収納部302には、図1に示すように、DCDCコンバータを形成する電子部品21が収納されている。電子部品21は底部32aに固定されている。
図1に示すように、第2ケース32の底部32aには、ケース30の外側(すなわち、底部31aと反対側)に開口する凹部33が形成されている。そして、当該凹部33を覆うように、蓋部34が第2ケース32に取り付けられている。これにより、凹部33と蓋部34との間に第2冷媒流路220が形成されている。第2冷媒流路220には、第2冷媒導入管221及び第2冷媒排出管222が接続されている。第2冷媒導入管221は、第2ケース32と一体的に形成されており、外部水路部40を介して第1冷却器12の第1冷媒排出管124に接続されている。これにより、第1冷却器12から排出された冷媒を第2冷媒流路220に導入するように構成されている。一方、第2冷媒排出管222は、第2冷媒流路220を流通する冷媒をケース30の外側に排出するように構成されている。そして、第2冷媒流路220、第2冷媒導入管221及び第2冷媒排出管222により電子部品21を冷却する第2冷却器22が形成されている。
なお、冷媒としては、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を用いることができる。
外部水路部40は、樹脂製の成形部材であって、図1に示すように、管状を成している。外部水路部40の一端側において第1ケース31に接続されることにより、第1ケース31とともに第1接続部51を形成している。第1接続部51は、外部水路部40の一端である外部水路側接続部51aと、第1ケース31の壁面31bに形成されたケース側接続部51bとからなる。
図2及び図3に示すように、外部水路側接続部51aには、固定部41a、筒状突出部41b及び鍔部41cが形成されている。固定部41aはネジ孔42を有している。筒状突出部41bは、外部水路部40の管状部40aに連続して、管状部40aにおける一端側開口部を形成している。筒状突出部41bの外径は第1開口部311(図1参照)の内径と略同一であって、筒状突出部41bが第1開口部311に嵌め込まれるようにして、外部水路側接続部51aがケース側接続部51bに取り付けられて、第1接続部51が形成されている。なお、筒状突出部41bの外周にはシール部材としてのОリング61aが嵌装されている。そして、図1に示すように、固定部41aを介してネジ65により、第1ケース31の第1開口部311に締結固定されるとともに、外部水路部40が第1冷媒排出管124と連通することとなる。図3に示すОリング61aにより、図1に示すように、第1開口部311と外部水路部40との間がシールされて第1シール部61が形成されている。
また、図1に示すように、外部水路部40は他端側において、第2ケース32に接続されることにより、第2接続部52を形成している。第2接続部52は、外部水路部40の他端である外部水路側接続部52aと、第2ケース32の側壁32bに形成されたケース側接続部52bとからなる。図2及び図3に示すように、外部水路側接続部52aには、2つの固定部43、44と、外部水路開口部45とが形成されている。外部水路開口部45は管状部40aの内腔に連通している。外部水路開口部45の外側には、外部水路開口部45を周方向から囲むように凹部46が形成されている。凹部46には、シール部材53としてのОリングが嵌め込まれている(図6参照)。なお、シール部材53は、Oリングの他に、ガスケットなどにより形成することができる。さらに、外部水路側接続部52aには、ピン状に形成された位置決め突起47が設けられている。固定部43、44は、外部水路開口部45を挟むように配置されており、固定部43、44の両者を結ぶ仮想直線上に外部水路開口部45が位置している。
図4に示すように、ケース側接続部52bは、第2開口部321を備え、第2開口部321の周囲に環状平面からなるシール部材当接部322が形成されている。ケース側接続部52bは、図5に示すように、第2ケース32の側壁32bに対して所定高さで隆起している。シール部材当接部322は、図6に示すように、外部水路部40が組み付けられた状態において、シール凹部46に嵌め込まれたシール部材53と対向する領域の全体に略円環状に形成されている。そして、シール部材53の全体がシール部材当接部322に当接することでシール部材53が保持されており、両者の間がシールされている。すなわち、シール凹部46とシール部材当接部322とが、シール部材53を保持する第2シール部62を形成している。
図4及び図5に示すように、シール部材当接部322の外周側には、ネジ孔を有する固定部323、324が形成されている。固定部323、324は第2開口部321(シール部材当接部322)を挟むように設けられている。
図4及び図5に示すように、シール部材当接部322(第2シール部62)の外周に沿って排水溝325が形成されている。シール部材当接部322は略円環状に形成されているため、排水溝325はシール部材保持部322(第2シール部62)の外周を囲むように湾曲している。そして、排水溝325の一部は、シール部材当接部322(第2シール部62)と、固定部323、324との間に位置している。排水溝325の深さはケース側接続部52bの隆起高さよりも小さくなっている。排水溝325の幅は特に限定されず、機械的強度や、加工の容易性などを考慮して適宜決定することができる。
図1に示すように、第2開口部321は、ケース30における鉛直方向Yに立設した側壁32bに形成されており、図4に示すように、排水溝325は鉛直方向Yの下方Y2に開口する排出部325aを有している。なお、排水溝325は鉛直方向Yの上方Y1も開口している。そして、図6に示すように、外部水路部40が第2ケース32に組み付けられた状態において、排水溝325は空間部325bを形成している。そして、当該空間部325bは、鉛直方向Yの上方Y1側及び下方Y2側が開口している。
図4に示すように、一方の固定部323の上方Y1側には位置決め孔326が形成されている。位置決め孔326は、ケース側接続部52bに外部水路部40が組み付けられた状態において、外部水路側接続部52aに設けられた位置決め突起47(図3参照)が嵌入するように構成されている。これにより、第2ケース32に対する外部水路部40の周方向の位置決め(位相決め)がなされている。すなわち、位置決め突起47と位置決め孔326とによって、位置決め部70が構成されている。
本例では、図4に示すように、位置決め孔326は、固定部323と排水溝325とに跨る位置に形成されており、位置決め孔326の上方Y1側にも固定部323の一部(符号323aで示す部分)が形成されている。そして、位置決め孔326(位置決め部70)と第2シール部62との間に排水溝325の一部が位置している。
次に、本例の電力変換装置1の作用効果について説明する。
本例の電力変換装置1によれば、第2ケース32と外部水路部40との接続部である第2接続部52には、両者の間をシールする第2シール部62が設けられている。そして、第2シール部62の周囲には、第2シール部62の外周部に付着した水を第2シール部62の外側に排出する排水溝325が形成されている。これにより、第2シール部62の外周部に付着した水は、排水溝325によって第2シール部62の外側に排出されることから、第2シール部62に当該水が入り込みにくい。その結果、第2シール部62の外周部に付着した水が第2接続部52に長時間滞在することが防止されるため、第2接続部52における腐食が抑制される。特に、沿岸地域などでは付着した水に塩が溶け込みやすく、降雪地域では融雪剤の塩が付着した水に溶け込みやすいため、これらの地域では当該付着した水を排出することによって腐食抑制効果が一層効果的に奏されることとなる。
なお、本例では、第2接続部52におけるケース側接続部52bに排水溝325を設けることとしたが、これに替えて、またはこれとともに第2接続部52における外部水路側接続部52aに、排水溝325と同様の排水溝を設けることとしてもよい。この場合にも本例と同等の作用効果を奏する。また、本例では、第2接続部52に排水溝325を設けることとしたが、これに替えて、又はこれとともに、第1接続部51においても同様の構成の排水溝を設けることとしてもよい。この場合には、第1接続部51における腐食の抑制を図ることができる。
また、本例では、第2開口部321は、ケース30における鉛直方向Yに立設した側壁32bに形成されており、第2接続部52において、排水溝325は鉛直方向Yの下方Y2に開口する排出部325aを有している。これにより、第2接続部52に付着した水は重力によって排水溝325を下方Y2に向かって流れるとともに、排出部325aから第2接続部52の外側に容易に排出されることとなる。その結果、第2接続部52に付着した水による腐食の抑制が一層図られる。
なお、上述の如く第1接続部51に排水溝を設ける場合においても、本例の場合と同様に鉛直方向Yの下方Y2に開口する排出部を設けることができる。この場合には、第1接続部51に付着した水による腐食の抑制が一層図られる。
本例では、第2接続部52は、第2ケース32と外部水路部40とを互いに固定する固定部324、324を備えるとともに、第2接続部52における第2シール部62と固定部323、324との間に排水溝325の一部が位置している。これにより、第2接続部52に付着した水が、固定部323、324と第2シール部62との間に溜まることが防止され、第2接続部52の腐食抑制効果を一層向上できる。
また、本例では、第2接続部52には、外部水路部40を位置決めする位置決め部70が形成されており、位置決め部70と第2シール部62との間に排水溝325の一部が位置している。これにより、位置決め部70の位置決め孔326に入り込んだ水が排水溝325を介して排出されやすくなるため、位置決め部70に液溜まりが発生することが防止される。その結果、第2接続部52の腐食抑制効果を一層向上することができる。
本例では、排水溝325は、第2シール部62(シール部材当接部322)を囲むように湾曲している。これにより、第2シール部62の外周部に付着した水が排水溝325を介して第2接続部52の外側に積極的に排出される。その結果、第2接続部52の腐食抑制効果を一層向上することができる。
このように、本実施例によれば、ケース30の外側に位置する外部水路部40の第2接続部52における腐食を抑制することができる電力変換装置1を提供することができる。
(実施例2)
本例の電力変換装置1では、図7及び図8に示すように、実施例1の場合(図4及び図5参照)に替えて、シール部材当接部322の上方Y1側には排水溝が形成されておらず、シール部材当接部322の上部322aが実施例1の場合に比べて上方Y1側に延在している。なお、他の構成要素は実施例1と同等であり、実施例1と同一の符号を付してその説明を省略する。
本例の電力変換装置1によれば、実施例1の場合に比べてシール部材当接部322の上部322aが上方Y1側に延在しているため、外部水路部40を組み付けた状態において、第2接続部52に付着した水がシール部材当接部322の上部322a側から第2接続部52の内側に入り込むことが防止される。これにより、第2接続部52の腐食抑制効果が一層向上する。なお、本例においても、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
(実施例3)
本例の電力変換装置1では、図9及び図10に示すように、実施例1の場合(図4及び図5参照)に比べて固定部323、324の上方Y1に排水溝323a、324aが形成されており、下方Y2に排水溝323b、324bが形成されている。排水溝323a、324aは下方Y2側に向かって湾曲している。他の構成要素は実施例1と同等であり、実施例1と同一の符号を付してその説明を省略する。
本例の電力変換装置1によれば、実施例1の場合に比べて上方Y1側に排水溝323a、324aが形成されていることにより、固定部323、324に付着した水が下方Y2に流れやすくなる。そして、下方Y2側に排水溝323b、324bが形成されていることにより、当該水を第2接続部52の外側に排出しやすくなる。これらにより、第2接続部52の腐食抑制効果が向上する。また、排水溝323aは位置決め孔326の上方Y1に及んでいるため、位置決め孔326(位置決め部70)における液溜まりの発生を一層防止することができ、腐食の発生をさらに抑制することができる。なお、本例においても実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
(実施例4)
本例の電力変換装置1では、図11及び図12に示すように、実施例1の場合(図4及び図5参照)に比べて、位置決め部70(位置決め孔326)が設けられていない。これにより、位置決め部70における液溜まりが生じないことから、第2接続部52の腐食抑制効果が一層向上する。なお、その他の構成要素は、実施例1の場合と同様であって、実施例1の場合と同一の符号を付してその説明を省略する。本例の電力変換装置1においても、位置決め部70が形成されていることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
(実施例5)
本例の電力変換装置1では、図13及び図14に示すように、実施例1の場合(図4及び図5参照)に比べて、シール部材当接部322が下方Y2側に突出形成された突出部322cを有する。突出部322cは、下方Y2に向うほどシール部材当接部322の幅方向Xの長さが小さくなっている。そして、突出部322cの最下端部322dはシール部材当接部322の幅方向Xの中央に位置している。また、排水溝325は突出部322cの外縁に沿って下方Y2側に突出形成された排水溝突出部325cを有する。なお、実施例1と同等の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
本例の電力変換装置1によれば、第2接続部52に付着した水は排水溝325に到達し、重力によって鉛直方向Yの下方Y2に移動する。これにより、当該水が排水溝325の下方Y2に形成された排水溝突出部325cに集まることとなる。そして、排水溝突出部325cは、下方Y2に向かうほど幅が小さい突出部322cの外縁に沿っているため、当該排水溝突出部325cに集まった水は突出部322cの最下端部322dに導かれて、最下端部322dから下方Y2側に落下して第2接続部52の外側に排出されることとなる。その結果、第2接続部52に付着した水が効率的に第2接続部52の外側に排出されることとなる。これにより、第2接続部52の腐食抑制効果が一層向上する。なお、本例においても実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
1 電力変換装置
10 第1構造体
20 第2構造体
30 ケース
31 第1ケース
32 第2ケース
40 外部水路部
51 第1接続部
52 第2接続部
61 第1シール部
62 第2シール部
325 排水溝
70 位置決め部

Claims (5)

  1. 半導体モジュール(11)と、該半導体モジュール(11)を冷却する冷媒が流通する第1冷媒流路(120)を有する第1冷却器(12)とを備える第1構造体(10)と、
    上記半導体モジュール(11)以外の電子部品(21)と、該電子部品(21)を冷却する冷媒が流通する第2冷媒流路(220)を有する第2冷却器(22)とを備える第2構造体(20)と、
    上記第1構造体(10)と上記第2構造体(20)とを収納するケース(30)と、
    を備え、
    上記第1冷媒流路(120)は、上記ケース(30)に形成された第1開口部(311)に連通しており、
    上記第2冷媒流路(220)は、上記ケース(30)に形成された第2開口部(321)に連通しており、
    上記ケース(30)には、該ケース(30)の外側において上記第1開口部(311)と上記第2開口部(321)とを連通させる外部水路部(40)が接続されており、
    上記第1開口部(311)と上記外部水路部(40)とを接続する第1接続部(51)には、上記第1開口部(311)と上記外部水路部(40)との間をシールする第1シール部(61)が備えられており、
    上記第2開口部(321)と上記外部水路部(40)とを接続する第2接続部(52)には、上記第2開口部(321)と上記外部水路部(40)との間をシールする第2シール部(62)が備えられており、
    上記第1シール部(61)及び上記第2シール部(62)のうち、少なくとも一方のシール部(61、62)の周囲には、該シール部(61、62)の外周部に付着した水を上記シール部(61、62)の外側に排出する排水溝(325)が形成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記第1開口部(311)及び上記第2開口部(321)の少なくとも一方の開口部(311、321)は、上記ケース(30)における鉛直方向(Y)に立設した側壁(32b)に形成されており、上記一方の開口部(311、321)における上記シール部(51、52)において、上記排水溝(325)は鉛直方向(Y)の下方(Y2)に開口する排出部(325a)を有していることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記第1接続部(51)及び上記第2接続部(52)のうち、少なくとも一方の接続部(51、52)は、上記ケース(30)と上記外部水路部(40)とを互いに固定する固定部(323、324)を備えるとともに、上記一方の接続部(51、52)における上記シール部(61、62)と上記固定部(323、324)との間に上記排水溝(325)の少なくとも一部が位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記第1接続部(51)及び上記第2接続部(52)のうち、少なくとも一方の接続部(51、52)には、上記外部水路部(40)を位置決めする位置決め部(70)が形成されており、該位置決め部(70)と上記一方の接続部(51、52)における上記シール部(61、62)との間に上記排水溝(325)の少なくとも一部が位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  5. 上記排水溝(325)は、上記第1シール部(61)及び上記第2シール部(62)のうち、少なくとも一方を囲むように湾曲していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
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