JP6079421B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両には、インバータやコンバータ等の電力変換部を備える電力変換装置が搭載されている。そして、電力変換装置には、発熱量の多い電力変換部を冷却するための冷媒が流通する冷媒流路が備えられている。例えば、特許文献1には、電力変換装置の筐体内に設けられた仕切部に、電力変換部の冷却用の冷媒流路を設けた構成が開示されている。
特開2012−217316号公報
特許文献1に開示の構成において、冷媒流路は仕切部に設けられた溝部を蓋部で塞ぐことによって形成されている。そして、電力変換部を構成する電子部品は、溝部を塞ぐ蓋部に直接固定されている。電力変換部に故障等が生じた場合には、メンテナンス作業のために電力変換部を筐体から取りはずす必要が生じる場合がある。しかしながら、電力変換部を構成する電子部品は蓋部に直接固定されているため、電力変換部は蓋部ごと取りはずさなければならない。そして、蓋部を取りはずすと冷媒流路が開放されて、冷媒が漏れ出すこととなる。そのため、電力変換部を取りはずす際には、冷媒の漏れを考慮しなければならず、メンテナンス作業に手間がかかっていた。また、再度、蓋部を筐体に取り付ける際に、蓋部と筐体との間に異物が混入すると、両者のシール性が低下して冷媒流路から冷媒が漏れ出す恐れがある。そのため、当該異物の混入が生じないように細心の注意を払わなければならず、メンテナンス作業に手間がかかっていた。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、メンテナンス作業の手間が軽減される電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、電子部品を筐体内に収納してなる電力変換装置であって、
上記筐体の内側に形成されている溝部と、
該溝部を塞ぐように、蓋部固定部材を介して、上記筐体に固定されている蓋部と、
上記溝部と上記蓋部との間に形成されているとともに、上記電子部品を冷却する冷媒を流通させる冷媒流路と、
を備え、
上記電子部品は、上記蓋部における上記溝部と反対側の面に設けられているベースプレートに固定されており、該ベースプレートは、ベースプレート固定部材を介して、上記筐体に固定されており、
上記ベースプレート固定部材は、上記ベースプレートを上記蓋部と共締めして上記筐体に固定していることを特徴とする電力変換装置にある。
本発明の第2の態様は、電子部品を筐体内に収納してなる電力変換装置であって、
上記筐体の内側に形成されている溝部と、
該溝部を塞ぐように、蓋部固定部材を介して、上記筐体に固定されている蓋部と、
上記溝部と上記蓋部との間に形成されているとともに、上記電子部品を冷却する冷媒を流通させる冷媒流路と、
を備え、
上記電子部品は、上記蓋部における上記溝部と反対側の面に設けられているベースプレートに固定されており、該ベースプレートは、ベースプレート固定部材を介して、上記筐体に固定されており、
上記ベースプレートには、上記蓋部固定部材に対向する位置に切り欠き部が形成されており、上記蓋部固定部材のうち、上記蓋部から上記ベースプレート側に突出する突出部が上記切り欠き部に収納されていることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置においては、電力変換部を構成する電子部品はベースプレートに固定されており、溝部を塞ぐ蓋部には直接取り付けられていない。そして、ベースプレートは、ベースプレート固定部材を介して筐体に固定されている。そのため、電力変換部を取り外す際には、ベースプレート固定部材を筐体から取り外すことにより、ベースプレートを筐体から取り外せばよい。したがって、蓋部を取り外すことなく、電力変換部を取り外すことができる。その結果、電力変換部を取りはずす際に冷媒流路が開放されないため、冷媒の漏れを考慮する必要がないことから、メンテナンス作業の手間が軽減される。また、再度、電力変換部を取り付ける際においても、冷媒流路が開放されていないため、冷媒の漏れの防止ために蓋部とベースプレートとの間の異物の混入についての注意を払う必要がないことから、メンテナンス作業の手間が軽減される。
以上のごとく、本発明によれば、メンテナンス作業の手間が軽減される電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の底面図。 図1におけるII-II線断面図。 図1におけるIII-III線断面図。 図2における切り欠き部の断面拡大図。 図3における切り欠き部の断面拡大図。 実施例2における、切り欠き部の断面拡大図。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される電力変換装置として使用することができる。
(実施例1)
本例の実施例に係る電力変換装置につき、図1〜図5を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1に示すように、電子部品10を筐体20内に収納している。そして、図2に示すように、筐体20の内側に形成されている溝部21と、溝部21を塞ぐように筐体20に固定されている蓋部30と、溝部21と蓋部30との間に形成されているとともに、電子部品10を冷却する冷媒を流通させる冷媒流路40と、を備える。電子部品10は、蓋部30における溝部21と反対側の面31に設けられているベースプレート50に固定されている。
本例の電力変換装置1は、図2、図3に示すように、筐体20内に2つの電力変換部2、3を収容して構成されている。
筐体20は、4つの側壁部22とその4つの側壁部22に囲まれた空間を上下に仕切る仕切部23とにより構成されている。筐体20は、上下方向Xの断面において、H型の形状を成している。仕切部23の上側に上側収容部201、下側に下側収容部202を形成している。筐体20の上側収容部201及び下側収容部202は、それぞれ上側及び下側に開口しており、その開口部はそれぞれカバー24によって塞がれている。
筐体20の上側収容部201には、一方の電力変換部2である、直流電力を交流電力に変換するインバータユニット2(以下、適宜、インバータ2ともいう)が収容されている。また、筐体20の下側収容部202には、もう一方の電力変換部3である、直流電力を昇圧又は降圧するコンバータユニット3(以下、適宜、コンバータ3ともいう)が収容されている。
すなわち、インバータ2とコンバータ3とは、筐体20の仕切部23を挟んで互いに重なるように上下方向Xに配置されている。そして、両者は、上下方向Xに直交する方向から筐体20の4つの側壁部22に囲まれている。
なお、インバータ2は、コンバータ3が昇圧又は降圧した直流電力を交流電力に変換するように構成されている。
インバータ2は、図2、図3に示すように、交互に積層された複数の半導体モジュール203と複数の冷却管204とを有している。各冷却管204は連結管(図示せず)で接続されているとともに、半導体モジュール203と冷却管204との積層体における一端側の冷却管204には、冷媒導入管207及び冷媒排出管208が接続されている。冷媒は、冷媒導入管207を介して一端側の冷却管204に供給されて流通するとともに、連結管を介して他の冷却管204を流通して、冷媒排出管208を介して排出される。冷媒が各冷却管204を流通することにより、各半導体モジュール203との間で熱交換がなされて、各半導体モジュール203はそれぞれ冷却されることとなる。また、上側収容部201にはリアクトル206が収容されている。リアクトル206は仕切部23に当接するように配置されている。仕切部23における冷媒流路40内を流通する冷媒とリアクトル206との間で熱交換がなされることにより、リアクトル206が仕切部23との当接面側から冷却されるように構成されている。なお、各半導体モジュール203は仕切部23と反対側(上側収容部201の開口側)に配置されている制御回路基板205と電気的に接続されている。また、リアクトル206は、図示しないが、半導体モジュール203のパワー端子と電気的に接続されている。上側収容部201において、複数の半導体モジュール203、複数の冷却管204、制御回路基板205、リアクトル206、冷媒導入管207及び冷媒排出管208は一体化されて、インバータユニット2が構成されている。
仕切部23には溝部21が設けられている。溝部21は、コンバータ3が配置されている下側収容部202側に開口した溝状に形成されている。溝部21の当該開口側(コンバータ3側)は、蓋部30によって塞がれている。これにより、蓋部30と溝部21との間に冷媒流路40が形成されている。
冷媒流路40は、図示しない冷媒導入部と冷媒排出部を有している。冷媒導入部から導入された冷媒は冷媒流路40内を流通して冷媒排出部から排出される。冷媒流路40に流通させる冷媒としては、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を用いることができる。
なお、冷媒流路40を流通させる冷媒として、インバータ2における冷却管204に流通させる冷媒を利用することとしてもよい。
蓋部30は、図1〜図3に示すように、金属製の板状部材である。蓋部30の外形形状は、仕切部23の外形形状よりも若干小さい形状である。そして、蓋部30は、溝部21を塞ぐように下側収容部202内において、複数の蓋部固定部材32によって筐体20に固定されている。本例では図1に示すように、蓋部固定部材32は6個備えられている。蓋部固定部材32は、金属製のネジ部材である。蓋部30は、図2に示すように、蓋部固定部材32が、下側収容部202側から仕切部23に向かって、蓋部30を介して溝部21内に設けられたボス部21aに螺入されることにより、筐体20に固定されている。なお、蓋部30と筐体20との間には、図示しないOリングや液状ガスケットなどのシール部材が介在しており、両者の間の気密性を保っている。なお、蓋部固定部材32は、軸部32aと頭部32bとからなり、蓋部30が筐体20に固定された状態において、図2、図3に示すように、頭部32bが蓋部30からベースプレート50側に突出している。
ベースプレート50は、図2、図3に示すように、蓋部20における溝部21と反対側の面31に設けられている。ベースプレート50は金属製であって、その平面視形状は、蓋部30の平面視形状と略同一である。ベースプレート50は、ベースプレート固定部材51を介して、筐体20に固定されている。ベースプレート固定部材51は、金属製のネジ部材であって5個備えられており、図2に示すように、下側収容部202側から仕切部23に向かって、ベースプレート50及び蓋部30を介して溝部21内に設けられたボス部21bに螺入されている。すなわち、ベースプレート50は、蓋部30とともにベースプレート固定部材51により共締めされて筐体20に固定されている。
なお、ベースプレート50と蓋部30との間には、図示しない冷却グリスを介在させている。これにより、両者間の熱伝導性を高めて、冷媒流路40を流通する冷媒によるコンバータ3の冷却効果を向上させている。
また、ベースプレート50には、蓋部固定部材32に対向する位置に切り欠き部52、53が形成されている。図2において、ベースプレート50の長手方向Yの略中央に位置する切り欠き部52は、溝部21側に開口する凹状に形成されている。一方、図2において、ベースプレート50の長手方向Yの一方の端部側に位置する切り欠き部53は、蓋部21側から反対側(下側収容部202側)に貫通するように形成されている。両切り欠き部52、53には、蓋部固定部材32のうち、蓋部30からベースプレート50側に突出する突出部(頭部32b)が収納されている。これにより、蓋部30とベースプレート50との両対向面31、50aが互いに接するように構成されている。
また、図2、図3に示すように、ベースプレート50には、電子部品10(コンデンサ11、トランジスタ12、回路基板13の他、図示しないトランス、MOS等)が固定されている。コンデンサ11はベースプレート50における蓋部30と反対側の面50bに直接固定されている。トランジスタ12は回路基板13に実装されており、回路基板13を介してベースプレート50に固定されている。回路基板13はベースプレート50における蓋部30と反対側の面50bに、基板固定部材14によって固定されている。これにより、図1、図3に示すように、ベースプレート50の中央に形成された切り欠き部53の蓋部30と反対側には電子部品10(回路基板13)が配置されることとなっている。
このように電子部品10がベースプレート50に固定されていることにより一体化されて、コンバータユニット3が構成されている。
図4に示すように、凹状の切り欠き部52の内側底面52aと蓋部30のベースプレート50側の面31との距離D1は、蓋部固定部材32の軸方向の長さLよりも短くなるように構成されている。また、図5に示すように、蓋部30と、切り欠き部52に対向する電子部品10(回路基板13)との距離D2は、蓋部固定部材32の軸方向の長さLよりも短くなるように構成されている。
次に、本例の電力変換装置1の作用効果について詳述する。
電力変換装置1では、電力変換部(コンバータ3)を構成する電子部品10はベースプレート50に固定されており、溝部21を塞ぐ蓋部30には直接取り付けられていない。そして、ベースプレート50は、ベースプレート固定部材51を介して筐体20に固定されている。そのため、電力変換部(コンバータ3)を取り外す際には、ベースプレート固定部材51を筐体20から取り外すことにより、ベースプレート50を筐体20から取り外せばよい。したがって、蓋部固定部材32によって蓋部30を筐体20に固定した状態のまま、蓋部30を取り外すことなく、電力変換部(コンバータ3)を取り外すことができる。その結果、電力変換部(コンバータ3)を取り外す際に冷媒流路40が開放されないため、冷媒の漏れを考慮する必要がないことから、メンテナンス作業の手間が軽減される。また、再度、電力変換部(コンバータ3)を取り付ける際においても、冷媒流路40が開放されていないため、冷媒の漏れの防止ために蓋部30とベースプレート50との間の異物の混入についての注意を払う必要がないことから、メンテナンス作業の手間が軽減される。
電力変換装置1では、ベースプレート50を蓋部30と共締めして筐体20に固定するベースプレート固定部材51を備えている。蓋部30がベースプレート固定部材51によって、ベースプレート50と共締めされていることにより、蓋部30の剛性が高まる。その結果、蓋部30と筐体20との間のシール性が向上して、冷媒流路40からの冷媒の漏れが防止される。
さらに、電力変換装置1では、蓋部30を筐体20に固定する蓋部固定部材32を備えるとともに、ベースプレート50には、蓋部固定部材32に対向する位置に切り欠き部52、53が形成されている。そして、蓋部固定部材32のうち、蓋部30からベースプレート50側に突出する突出部(頭部32b)が切り欠き部52、53に収納されている。これにり、蓋部固定部材32とベースプレート50との干渉が回避されるため、ベースプレート50と蓋部30とを密着させることが容易となる。そして、両者を密着させることにより、蓋部30の剛性を一層高めることができ、蓋部30と筐体50との間のシール性を一層向上させることができる。
さらに、電力変換装置1では、切り欠き部52は、蓋部30側に開口した凹状に形成されている。これにより、図4に示すごとく、万が一、筐体20に固定された蓋部固定部材32が緩んだ場合に、蓋部固定部材32を凹状の切り欠き部52に内に留めることができる。その結果、蓋部固定部材32が筐体20内の高電圧の電気回路や電子部品等に接触して漏電や短絡が生じるのを防止することができる。また、切り欠き部52は凹状であるため、切り欠き部52が形成されている側と反対側、すなわち電子部品10が固定される側には開口していない。これにより、切り欠き部52においてその反対側に設けられた電子部品10(回路基板13)に対して、ベースプレート50を介した冷却効果を奏する。
また、本例では、図4に示すごとく、凹状の切り欠き部52の内側底面52aと蓋部30のベースプレート50側の面31との距離D1は、蓋部固定部材32の軸方向の長さLよりも短くなるように構成されている。これにより、万が一、筐体20に固定された蓋部固定部材32が緩んだ場合であっても、蓋部固定部材32が筐体20のボス部21aから抜け落ちる前に凹状の切り欠き部52の底面52aに当接するため、蓋部固定部材32が抜け落ちることが防止される。
また、電力変換装置1において、切り欠き部53は、ベースプレート50において、蓋部30側から反対側に貫通するように形成されており、切り欠き部53の蓋部30と反対側には電子部品10(回路基板13)が配置されている。そして、蓋部30と、切り欠き部52の蓋部30と反対側に配置された電子部品10(回路基板13)との距離D2は、蓋部固定部材32の軸方向の長さLよりも短くなるように構成されている。これにより、万が一、筐体20に固定された蓋部固定部材32が緩んだ場合においても、蓋部固定部材32が筐体20のボス部21aから抜け落ちる前に、蓋部固定部材32は電子部品10に当接して筐体20内に抜け落ちることが防止される。
また、電力変換装置1において、電子部品10とベースプレート50とは、直流電力を昇圧または降圧するコンバータユニット3を形成している。そして、コンバータユニット3によって昇圧又は降圧された直流電力を交流電力に変換するインバータユニット2を備えている。コンバータユニット3とインバータユニット2とは、冷媒流路40を挟むように筐体20内に配置されている。そして、本例では、インバータユニット2におけるリアクトル206が仕切部23に当接している。これにより、冷媒流路40を流通する冷媒によってコンバータユニット3を冷やすとともに、インバータユニット2におけるリアクトル206を冷やすことができる。さらに、上側収納部201内の雰囲気温度を低下させることができる。そして、上側収納部201内の雰囲気温度の低下により、各冷却管204を流通する冷媒による各半導体モジュール203の冷却作用が補助されることとなる。したがって、このような構成とすることにより、コンバータユニット3の取りはずし及び取付けの際のメンテナンス作業を軽減できるとともに、インバータユニット2の冷却効果を向上することができる。
以上のごとく、本発明によれば、メンテナンス作業の手間が軽減される電力変換装置1を提供することができる。
(実施例2)
本例の電力変換装置1は、実施例1における切り欠き部52(図4)に替えて、図6に示す切り欠き部520を備える。その他の構成要素は実施例1の場合と同様であり、本例においても実施例1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
図6に示すように、切り欠き部520は、ベースプレート50において、蓋部固定部材32に対向する位置に、溝部21側に開口する凹状に形成されている。蓋部固定部材32の軸方向の長さLは、切り欠き部520の内側底面520aと蓋部30のベースプレート50側の面31との距離D3よりも短い。そのため、万が一、筐体20に固定された蓋部固定部材32が緩んだ場合には、筐体20のボス部21aから蓋部固定部材32が抜け落ちる可能性がある。しかし、切り欠き部520は凹状であって、蓋部30における溝部21と反対側の面31との間で箱状の空間部が形成されていることにより、万が一、蓋部固定部材32が抜け落ちたとしても、蓋部固定部材32は凹状の切り欠き部520内に留まることとなる。その結果、抜け落ちた蓋部固定部材32が筐体20内の高電圧の電気回路や電子部品等に接触することが防止され、漏電や短絡の発生を防止することができる。
なお、本例の電力変換装置1においても、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
1 電力変換装置
10 電子部品
20 筐体
21 溝部
30 蓋部
32 蓋部固定部材
40 冷媒流路
50 ベースプレート
51 ベースプレート固定部材
52、53、520 切り欠き部

Claims (6)

  1. 電子部品(10)を筐体(20)内に収納してなる電力変換装置(1)であって、
    上記筐体(20)の内側に形成されている溝部(21)と、
    該溝部(21)を塞ぐように、蓋部固定部材(32)を介して、上記筐体(20)に固定されている蓋部(30)と、
    上記溝部(21)と上記蓋部(30)との間に形成されているとともに、上記電子部品(10)を冷却する冷媒を流通させる冷媒流路(40)と、
    を備え、
    上記電子部品(10)は、上記蓋部(30)における上記溝部(21)と反対側の面(31)に設けられているベースプレート(50)に固定されており、該ベースプレート(50)は、ベースプレート固定部材(51)を介して、上記筐体(20)に固定されており、
    上記ベースプレート固定部材(51)は、上記ベースプレート(50)を上記蓋部(30)と共締めして上記筐体(20)に固定していることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 電子部品(10)を筐体(20)内に収納してなる電力変換装置(1)であって、
    上記筐体(20)の内側に形成されている溝部(21)と、
    該溝部(21)を塞ぐように、蓋部固定部材(32)を介して、上記筐体(20)に固定されている蓋部(30)と、
    上記溝部(21)と上記蓋部(30)との間に形成されているとともに、上記電子部品(10)を冷却する冷媒を流通させる冷媒流路(40)と、
    を備え、
    上記電子部品(10)は、上記蓋部(30)における上記溝部(21)と反対側の面(31)に設けられているベースプレート(50)に固定されており、該ベースプレート(50)は、ベースプレート固定部材(51)を介して、上記筐体(20)に固定されており、
    上記ベースプレート(50)には、上記蓋部固定部材(32)に対向する位置に切り欠き部(52、53、520)が形成されており、上記蓋部固定部材(32)のうち、上記蓋部(30)から上記ベースプレート(50)側に突出する突出部(32b)が上記切り欠き部(52、53、520)に収納されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  3. 上記ベースプレート(50)には、上記蓋部固定部材(32)に対向する位置に切り欠き部(52、53、520)が形成されており、上記蓋部固定部材(32)のうち、上記蓋部(30)から上記ベースプレート(50)側に突出する突出部(32b)が上記切り欠き部(52、53、520)に収納されていることを特徴とする請求項に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記切り欠き部(52、520)は、上記蓋部(30)側に開口した凹状に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電力変換装置(1)。
  5. 上記切り欠き部(53)は、上記ベースプレート(50)において、上記蓋部(30)側から反対側に貫通するように形成されているとともに、上記切り欠き部(53)の上記蓋部(30)と反対側には上記電子部品(10)が配置されており、上記蓋部(30)と上記電子部品(10)との距離(D2)は、上記蓋部固定部材(32)の軸方向の長さ(L)よりも短いことを特徴とする請求項2又は3に記載の電力変換装置(1)。
  6. 上記電子部品(10)と上記ベースプレート(50)とは、直流電力を昇圧または降圧するコンバータユニット(3)を形成しているとともに、上記コンバータユニット(3)によって昇圧又は降圧された直流電力を交流電力に変換するインバータユニット(2)を備え、上記コンバータユニット(3)と上記インバータユニット(2)とは、上記冷媒流路(40)を挟むように上記筐体(20)内に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
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