JP6183302B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュールと、半導体モジュールを冷却する冷却器とをケース内に収容してなる電力変換装置に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等には、直流電力を交流電力に変換するためのインバータや、直流電力を異なる電圧の直流電力に変換するためのコンバータ等の電力変換器が搭載されている。また、インバータやコンバータをケース内に収容してなる電力変換装置が知られている。
インバータやコンバータ等の電力変換器に用いられる半導体モジュールは、大電流が流れることにより損失が発生するため発熱量が大きい。そこで、これら電力変換器の温度上昇を抑制する必要がある。たとえば、特許文献1には、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュールを冷却するための冷媒の流れる第1冷却器と、コンバータを冷却するための第2冷却器をケース内に備えた電力変換装置が開示されている。また、電力変換回路の一部を構成するリアクトルを、ケース内において冷却器に当接させることでリアクトルの冷却性能を確保している。
特開2012−217316号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている電力変換装置は、半導体モジュールを冷却するための第1冷却器とは別に、コンバータを冷却するための第2冷却器が独立して形成されている。そのため、2つの冷却器の領域分、ケースの体格を確保する必要があり、電力変換装置が大型化してしまうという問題がある。また、リアクトルについては、半導体モジュールを冷却するための第1冷却器に当接していることにより、別途冷却器を設けず冷却器の共有が実現できている。しかし、ケース内に配置されているためリアクトルの体格分、ケースの体格を大型化しなければならず、電力変換装置が大型化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電力変換装置の小型化及び電子部品の冷却性を両立した電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、第1の電力変換回路の一部を構成する半導体モジュールと、内部に冷媒が流通する冷却器と、前記半導体モジュールおよび前記冷却器を収容するケースを備える電力変換装置であって、前記冷却器は、冷媒によって前記半導体モジュールを冷却する冷却本体部と、前記ケースの外部から前記冷却本体部に冷媒を導入する冷媒導入管と、前記冷却本体部から前記ケースの外部に冷媒を排出する冷媒排出管を備え、前記冷媒導入管及び前記冷媒排出管は同一方向から前記ケースの外部に突出しており、前記ケースの外側において、前記冷媒導入管及び前記冷媒排出管によって囲まれた空間には、前記電力変換装置を構成する電子部品が配置されており、前記電子部品(5)は直流電力を異なる電圧の直流電力に変換するためのコンバータ(5)であり、前記コンバータ(5)は、第2の電力変換回路の一部を構成する複数の回路部品(51)を有しており、前記複数の回路部品(51)の一部は、前記冷却本体部(31)と直接又は間接的に接触していることを特徴とする電力変換装置である。
本発明の電力変換装置は、ケースの外側において、半導体モジュールを冷却するための冷媒導入管及び冷媒排出管によって囲まれた領域に電子部品を配置している。そのため、冷媒導入管及び冷媒排出管内を流れる冷媒によって雰囲気温度の低下しやすい上記領域に電子部品を配置することができる。したがって、電子部品専用の冷却器を別途設けなくとも電子部品の冷却性能を確保することができる。そのうえ、従来デッドスペースになりがちであった、ケース外部の冷媒導入管及び冷媒排出管によって囲まれた領域に電子部品が配置されている。そのため、ケースの体格を大きくする必要がなく、かつ電子部品の配置としてデッドスペースを活用できるため、ケース内部にて冷却器と当接させる構成と比較して、電力変換装置の小型化が実現できる。
実施例1における、電力変換装置の平面図。 図1におけるA−A線矢視断面図。 図2におけるB−B線矢視断面図。 実施例1におけるコンバータの回路図。 図3におけるC−C線矢線図。 実施例2における、図3と同一矢視断面図。 他の実施例における図3と同一矢視断面図。 他の実施例における図3と同一矢視断面図。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換装置について、図1〜5を用いて説明する。
本実施例の電力変換装置1は、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュール21、入力電圧又は昇圧した電圧を平滑化するためのコンデンサ61、半導体モジュール21の端子と外部端子とを接続するための端子台62、半導体モジュール21を冷却するための冷媒を流通させる冷却器3、これらを収容するケース4、および直流電圧を変圧するためのコンバータ5を備えている。半導体モジュール21は、両面から冷却器3の一部によって挟持されており、半導体モジュール21と冷却器3の一部は積層された状態となっている。以下、冷却器3と半導体モジュール21の積層されている方向を積層方向Xと称する。また、半導体モジュール21の端子が突出する方向を高さ方向Z、積層方向Xおよび高さ方向Zの両方に直交する方向を横方向Yと称する。
図1および図2に示すように、ケース4は、底部41、壁部42および蓋部43を有している。ケース4は、アルミニウム等の金属で構成されている。底部41は、高さ方向Zからみたときに略長方形状をなしている。壁部42は、積層方向Xの一方に配設される後方壁部422、他方に配設される前方壁部423、後方壁部422と前方壁部423をつなぐ一対の側方壁部424、ケース4内部を二つの領域に区画する隔壁部45を有している。側方壁部424は、後方壁部422および前方壁部423における両端を互いに連結している。前方壁部423、後方壁部422および側方壁部424は底部41の外周縁から高さ方向Zに立設している。蓋部43は、高さ方向Zにおける底部41が配設されている側とは反対側端部に形成されている。後方壁部422には、積層方向Xに貫通する開口孔44及び、開口孔44の周囲に4つのネジ孔441が形成されている。
隔壁部45は、第1隔壁451、第2隔壁452および内側蓋部453を有している。第1隔壁451は、側方壁部424とつながって横方向Yに延設されるように形成されている。第2隔壁452は、横方向Yにおける第1隔壁451の一端と前方壁部423とを繋ぐように形成されている。内側蓋部453は、高さ方向Zから第1隔壁451と第2隔壁452によって囲まれた空間を閉塞する。隔壁部45、前方壁部423及び側方壁部424によって電子部品を配置するためのスペースを形成している。
図1に示すように、複数の半導体モジュール21および冷却器3は、ケース4内に収容されている。隔壁部45、前方壁部423および側方壁部424によって囲まれた隔壁内空間には、電力変換回路を構成するコンデンサ61が配置されている。コンデンサ61は、コンデンサ素子(図示せず)を隔壁内空間において樹脂体によって埋設することによって構成されている。樹脂体は隔壁部45、前方壁部423、底部41及び内側蓋部453と密着している。
第2隔壁452と隔壁部45から離間している側方壁部424との間には、半導体モジュール21と外部端子を電気的に接続するための端子台62が配置されている。端子台62は、積層方向Xに長手方向を有してなり、前方壁部423から後方壁部422までの領域に配置されている。端子台62は、横方向Yにおいて、半導体積層ユニット2に隣接している。
複数の半導体モジュール21は、IGBT等のスイッチング素子やFWD等のダイオードを内蔵している本体部211、高さ方向Zの一方に延設された主電極端子212、高さ方向Zの他方に延設された制御端子213を有している。主電極端子212は、バスバ(図示せず)と電気的に接続されている。また、制御端子213は、制御回路基板63と電気的に接続されている。
冷却器3は、半導体モジュールを冷却するための冷却本体部31、冷却本体部31内に冷媒を導入するための冷媒導入管32、冷却本体部31から冷媒を排出するための冷媒排出管33を有している。冷却器3は、アルミニウム等の金属で構成されている。冷却本体部31は、複数の冷却管311、上流連結管312、下流連結管313および、ケース4の開口孔44を閉塞するための閉塞部材34を有している。各冷却管311の内部には、冷媒が流通する冷媒流路が形成されている。複数の冷却管311は、複数の半導体モジュール21を両面から挟持するように配されて、半導体積層ユニット2を構成している。また、複数の冷却管311は、その長手方向の両端の一端において、上流側端部314を有し、他端に下流側端部315を有する。上流連結管312は、複数の冷却管311の上流側端部314同士を連結しており、下流連結管313は、複数の冷却管311の下流側端部315同士を連結している。また、上流連結管312には冷媒導入管32が、下流連結管313には冷媒排出管33が接続されている。冷媒導入管32及び冷媒排出管33は、それぞれ上流連結管312及び下流連結管313と接続される端部と反対側の端部において、冷媒の流れるホース(図示せず)と接続されている。
また、半導体積層ユニット2の積層方向Xにおける冷媒導入管32及び冷媒排出管33が配される側と反対側端部には、半導体積層ユニット2を加圧するための加圧部材64が配置されている。加圧部材64の一部は冷却管311に当接している。加圧部材64によって半導体積層ユニット2は積層方向Xに押圧された状態で保持されている。加圧部材64からみて冷却管311とは反対側の端面は第1隔壁451に当接している。なお、加圧部材64としては、たとえばコイルバネ、板バネ、ゴム等の弾性部材によって構成される。
図2に示すように、閉塞部材34は、積層方向Xにおける端部に配された冷却管311と一体となって接合され、開口孔44を塞いでいる。閉塞部材34は、開口孔44を閉塞する閉塞部341、互いに所定の間隔をあけて閉塞部341からケース4の外方へ突出形成された一対の突出部342、及び閉塞部341からケース4の内部へ突出形成された閉塞突部343を有している。閉塞部341、一対の突出部342、閉塞突部343及び積層方向Xにおける端部に配された冷却管311は一体形成されている。
閉塞部341は、横方向Yが長手方向であり、積層方向Xからみたときに略長方形状をなしている。閉塞部341は開口孔44の外形よりも大きい外形を備えている。また、閉塞部341には、積層方向Xに貫通形成されたネジ挿通孔344が形成されている。ネジ挿通孔344には、後方壁部422と閉塞部341を固定するためのネジが挿通される。
閉塞突部343は、積層方向Xからみたときに、開口孔44内に挿通されている。また、閉塞突部343のケース内部側の端面は、冷却管311と一体化されている。閉塞突部343と冷却管311とは、ろう付けや溶接等によって接合されている。
一対の突出部342は、閉塞部341からケース4の外方に向かって突出形成されており、積層方向Xからみたときに円柱形状をなしている。また、一対の突出部342には、それぞれ冷媒導入管32及び冷媒排出管33が積層方向Xから挿通されている。
閉塞部材34には、一対の突出部342、閉塞部341および閉塞突部343を積層方向Xにおいて貫通する一対の貫通孔345が形成されている。一対の貫通孔345は、大径部346と大径部346より径の小さい小径部347を有しており、大径部346がケース外方側に配置されており、小径部347がケース内方側に配置されている。
閉塞部材34と後方壁部422との間には対向シール部348が形成されている。対向シール部348は、後方壁部422と閉塞部材34との対向面間の間隙である。対向シール部348にはシール部材349が配置されている。シール部材349は、後方壁部422および閉塞部材34と密着している。シール部材349は、環状をなしており、開口孔44を囲うように配設されている。シール部材349としては、ペースト状のシール剤や、ガスケット等を用いることができる。
図3に示すように、冷媒導入管32から導入された冷媒は、貫通孔345を通り、上流連結管312を通じて各冷却管311に上流側端部314から分配供給され、下流側端部315へ向かって流れる。この間に、冷媒は半導体モジュール21と熱交換を行う。そして、熱交換により温度上昇した冷媒は、下流連結管313を通じて、冷媒排出管33へ向かって流れ、冷媒排出管33を通じて外部へ排出される。また、隣り合う冷却管311の間には、半導体モジュール21が配置してある。半導体モジュール21の制御端子213の並び方向は、各冷却管311内における冷媒の流れ方向と同一方向である。冷媒としては、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート(登録商標)等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を用いることができる。
コンバータ5は、直流電源から供給される直流電圧を異なる電圧の直流電圧に変換するための電力変換器である。コンバータ5における電圧変換回路の回路図について図4を用いて説明する。本実施例の電圧変換回路は、高圧直流電源10、一次側半導体部品512、トランス511、二次側半導体部品513、チョークコイル514、平滑コンデンサ11、19及び低圧直流電源12を有する。一次側半導体部品512は高圧直流電源10の正極および負極に接続されている。一次側半導体部品512は、4個のスイッチング素子110を有しており、これら4つのスイッチング素子110によってHブリッジ回路を構成している。一次側半導体部品512の出力端子13は、トランス511に接続されている。
トランス511は、一次コイル515と二次コイル516を有する。一次側半導体部品512の出力端子13は、一次コイル515に接続されている。また、二次コイル516の出力端子14、15は、二次側半導体部品513に接続されている。二次コイル516のセンタータップは、グランドに接続されている。
二次側半導体部品513は、2個のダイオード16を有している。二次側半導体部品513の出力端子17はチョークコイル514に接続されている。そして、チョークコイル514の出力端子18とグランドとの間には平滑コンデンサ19が接続されている。また、チョークコイル514の出力端子18には、低圧直流電源12が接続されている。
本回路の動作としては、制御回路基板(図示せず)によって一次側半導体部品512のスイッチング素子110の動作を制御することにより、高圧直流電源10の直流電圧を交流の一次電圧に変換し、一次コイル515に印加する。そして、一次コイル515および2次コイル516によって、交流に変換された一次電圧を降圧して二次電圧を発生させる。次に、二次側半導体部品513のダイオード16を用いて、二次コイル516の出力電流を整流し、チョークコイル514を用いて整流された出力電流を平滑化している。また、平滑コンデンサ19を用いて、二次側半導体部品513の出力電圧を平滑化している。
次に、本実施例の要部について説明する。
図1に示すように、コンバータ5は、ケース4の外側に配置されている。具体的には、閉塞部34、冷媒導入管32及び冷媒排出管33によって囲まれた空間Sに配置されている。図5に示すように、コンバータ5は、冷媒導入管32及び冷媒排出管33のそれぞれの中心軸を通る高さ方向Zにひいた仮想線L1、L2の間に位置している。
図3に示すように、コンバータ5は、電圧変換回路を構成する複数の回路部品51および複数の回路部品51を内部に収容するためのコンバータ用ケース52を有している。
コンバータ用ケース52は、載置壁部521、側壁部522および蓋部523を備えている。
載置壁部521には、回路部品51を搭載する搭載面524と、回路部品51の搭載されていない非搭載面525を有する。積層方向Xからみたときに、載置壁部521は四辺形状をなす。載置壁部521は閉塞部341と当接している。コンバータ用ケース52は、載置壁部521と閉塞部341間において複数本のネジ(図示せず)によって閉塞部341に固定されている。
側壁部522は、載置壁部521の4辺からそれぞれ積層方向Xに立設している。また、側壁部522はコンバータ用ケース52の外側において、冷媒導入管32及び冷媒排出管33に隣接している。蓋部523は、4つの側壁部512を積層方向Xから閉塞している。蓋部523と側壁部522は複数本のネジ(図示せず)によって固定されている。
回路部品51は、トランス511、一次側半導体部品512、二次側半導体部品513、チョークコイル514を有する。一次側半導体部品512および二次側半導体部品513は、載置壁部521の搭載面524に載置されている。トランス511及び一次側半導体部品512は、積層方向Xに積層して配置され、第1積層体53を構成している。また、二次側半導体部品513およびチョークコイル514は、積層方向Xに積層して配置され、第2積層体54を構成している。トランス511は一次側半導体部品512に接触している。また、チョークコイル514は、二次側半導体部品513に接触している。トランス511及びチョークコイル514は、載置壁部521および側壁部522から離間している。第1積層体53及び第2積層体54における積層方向Xは、冷媒導入管32及び冷媒排出管33における冷媒流れ方向と同一方向である。
次に、本実施例の電力変換装置1の作用効果について説明する。
(1)コンバータ5は、ケース4の外側において、冷媒導入管32及び冷媒排出管33によって囲まれた空間に配置されている。ここで、コンバータ5をケース4の内部に配置する場合、ケース4の内部にコンバータ5の体格分のスペースを確保しなければならず、ケース4の体格が大きくなるため電力変換装置1が大型化してしまう。一方で、本実施例のように構成することで、ケース4の外側における冷媒導入管32及び冷媒排出管33の間の空間Sを有効利用でき、ケース4の体格を大きくする必要がない。また、冷媒導入管32及び冷媒排出管33を流れる冷媒Wによって雰囲気温度が低下しやすい領域にコンバータ5を配置できるため、コンバータ5用の冷却器を別途設けることなく冷却性能を確保できる。したがって、コンバータ5の冷却性能及び電力変換装置1の小型化の両立が可能となる。
(2)閉塞部材34はケース4の内部において冷却管311と一体化しており、ケース4の外部においてコンバータ5と当接している。また、積層方向Xからみたときに、冷却管311、閉塞部材34及びコンバータ5は一直線上に存在している。そのため、冷却管311によって冷却された閉塞部材34によってコンバータ5を冷却することができる。したがって、冷却器3、閉塞部材34及びコンバータ5が互いに当接していない場合と比較して、コンバータ5の放熱効果を促進することができる。
(3)一次側半導体部品512および二次側半導体部品513は、閉塞部341に固定された載置壁部521に載置されている。また、一次側半導体部品512および二次側半導体部品513は積層方向Xからみたときに、閉塞部材34を介して冷却管311の投影面内に存在している。そのため、冷却管311によって閉塞部材34が冷却され、さらに載置壁部521が冷却される。したがって、発熱体である一次側半導体部品512および二次側半導体部品513の熱を載置壁部521へ積極的に伝熱させて冷却することができる。
(4)トランス511及びチョークコイル514はそれぞれ積層方向Xにおいて一次側半導体部品512および二次側半導体部品513に積層されている。そのため、トランス511及びチョークコイル514も載置壁部521に載置されている場合と比較して、冷却管311の長手方向Yにおけるコンバータ5の小型化が可能となる。したがって、冷媒導入管32及び冷媒排出管33間の距離を大きくする必要がなく、電力変換装置1の小型化が可能となる。
(5)本実施例のような積層配置とすることにより、一次側半導体部品512および二次側半導体部品513の熱の影響が、積層されたトランス511及びチョークコイル514に及ぶことが懸念される。しかし、本実施例では、一次側半導体部品512および二次側半導体部品513は、載置壁部521に当接している。また、側壁部522の外側には冷媒導入管32及び冷媒排出管33が隣接している。そのため、一次側半導体部品512および二次側半導体部品513で発生した熱を、温度の低くなりやすい載置壁部521及び側壁部522へ積極的に伝熱させることができ、トランス511及びチョークコイル514へ熱の影響が及ぶのを抑制することができる。したがって、コンバータ5内の複数の回路部品51を効率的に冷却することが可能となる。
(実施例2)
次に、実施例2について図6に基づき説明する。ただし、前記実施例1と実質的に同一の部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例においては、コンバータ5における複数の回路部品51のうち、一次側半導体部品512と二次側半導体部品513が一体となって半導体部品517を構成している。半導体部品517は、載置壁部521に載置されている。
本例の構成によれば、一次側半導体部品512と二次側半導体部品513を一体化して半導体部品517を構成している。また、半導体部品517は載置壁部521の一面と当接している。そのため、一次側半導体部品512と二次側半導体部品513を別体で構成する場合と比較してコンバータ5の小型化が可能となる。したがって、限られた空間Sにコンバータ5を配置しやすくなる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(他の実施例)
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り、以下のように変形させても良い。
上記実施例においては、回路部品51は、一部が積層方向Xに積層されているが、回路部品51がすべて載置壁部521に載置されていてもよい。
上記実施例においては、コンバータ5が冷媒導入管32及び冷媒排出管33と離間しているが、冷媒導入管32や冷媒排出管33と当接していてもよい。
上記実施例においては、積層方向Xにおいて、複数の回路部品51が冷却管311の投影面内に存在しているが、複数の回路部品51の一部が投影面外に存在していても良い。
上記実施例においては、コンバータ用ケース52は他の部材と別体となっているが、たとえば図7に示すように、回路部品51の一部が閉塞部材34に載置され、側壁部512が閉塞部341と一体形成され、閉塞部341からケース外方に向かって立設していてもよい。
上記実施例においては、載置壁部521が閉塞部341に固定されているが、図8に示すように、高さ方向Zが回路部品の積層方向となるように、第1積層体53および第2積層体54が配置されていてもよい。この場合、側壁部522が閉塞部341に固定されていてもよい。
上記実施例においては、トランス511およびチョークコイル514は側壁部522から離間して配置されているが、側壁部522と当接していてもよい。
1 電力変換装置
2 半導体積層ユニット
21 半導体モジュール
3 冷却器
311 冷却管
32 冷媒導入管
33 冷媒排出管
4 ケース
43 閉塞部材
5 コンバータ
51 回路部品
52 コンバータ用ケース
521 載置壁部

Claims (3)

  1. 第1の電力変換回路の一部を構成する半導体モジュール(21)と、内部に冷媒が流通する冷却器(3)と、前記半導体モジュール(21)および前記冷却器(3)を収容するケース(4)を備える電力変換装置(1)であって、
    前記冷却器(3)は、冷媒によって前記半導体モジュール(21)を冷却する冷却本体部(31)と、前記ケース(4)の外部から前記冷却本体部(31)に冷媒を導入する冷媒導入管(32)と、前記冷却本体部(31)から前記ケース(4)の外部に冷媒を排出する冷媒排出管(33)を備え、
    前記冷媒導入管(32)及び前記冷媒排出管(33)は同一方向から前記ケース(4)の外部に突出しており、
    前記ケース(4)の外側において、前記冷媒導入管(32)及び前記冷媒排出管(33)によって囲まれた空間には、前記電力変換装置(1)を構成する電子部品(5)が配置されており、
    前記電子部品(5)は直流電力を異なる電圧の直流電力に変換するためのコンバータ(5)であり、
    前記コンバータ(5)は、第2の電力変換回路の一部を構成する複数の回路部品(51)を有しており、
    前記複数の回路部品(51)の一部は、前記冷却本体部(31)と直接又は間接的に接触していること、
    を特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 前記複数の回路部品(51)は、少なくとも、一次コイル(515)及び二次コイル(516)を有するトランス(511)と、
    前記トランス(511)の前記一次コイル(515)側に接続された一次側回路を構成する一次側半導体部品(512)と、
    前記トランス(511)の前記二次コイル(516)側に接続された二次側回路を構成する二次側半導体部品(513)と、
    前記二次側半導体部品(513)に接続されたチョークコイル(514)を有し、
    前記トランス(511)、前記一次側半導体部品(512)、前記二次側半導体部品(513)および前記チョークコイル(514)のうち少なくとも二以上は、前記冷媒導入管(32)及び前記冷媒排出管(33)の突出する方向に積層されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 前記一次側半導体部品(512)および前記二次側半導体部品(513)は、前記冷却本体部(31)に直接又は間接的に接触していること、
    を特徴とする請求項2に記載の電力変換装置(1)。
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