JP6383408B2 - コンバータ及び電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンバータに関し、特に、車両等に搭載されるコンバータおよびコンバータを含む電力変換装置に関する。
ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車などの車両には、動力駆動用の高電圧蓄電池と、インバータ装置と、DC−DCコンバータと、低電圧負荷の補助電源としての低電圧蓄電池とが搭載されている。
インバータ装置やコンバータは、車両に対する専有容積の割合を小さくして、室外の小さいスペースに搭載可能とするため、小型化が図られる。コンバータには、インダクタ素子や、平滑用およびフィルタ用のコンデンサ素子が搭載されている。コンデンサ素子は、インダクタ素子等の発熱体が発する熱により悪影響を受けるが、小型化により一層、熱影響を受け易くなるため、その対応が重要な課題となる。
従来の電力変換装置として、発熱の多い順であるパワー半導体素子、ヒートシンク、リアクトル、コンデンサの順に上から並べ、縦方向に積層配列して筐体内に収納した構造が知られている。この構造によれば、パワー半導体素子で加熱された空気が、下方側に配置されたコンデンサ付近に移動するのを抑制するので信頼性が向上するとされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−239485号公報
上記特許文献1に記載された電力変換装置では、部品を発熱の多い順に縦方向に積層配列して筐体内に収納する構造を採用している。しかし、一般には、コンバータでは、部品は水平方向に支持されて筐体内に収納されている。このように、発熱部品とコンデンサが水平方向に配設される構造では、コンデンサに対する発熱体による熱の悪影響を抑制することができない。
本発明によるコンバータは、金属ベースに搭載され冷却される平滑用インダクタと、コンデンサ基板に実装された平滑用コンデンサと、コンデンサ基板と金属ベースとの間に所定の空間が確保されるようにコンデンサ基板を金属ベースに設置する設置部材とを備え、コンデンサ基板には、平滑用コンデンサの一端が接続されたグランドパターンが設けられ、設置部材は導電性材料で形成され、グランドパターンは設置部材により金属ベースに電気的に接続され、コンデンサ基板に実装されたフィルタ用コンデンサと、金属ベースに搭載され、フィルタ用コンデンサとともにノイズフィルタを構成するフィルタ用インダクタとをさらに備え、グランドパターンは、平滑用コンデンサの一端が接続された第1のグランドパターンおよびフィルタ用コンデンサの一端が接続された第2のグランドパターンを含み、第1および第2のグランドパターンは設置部材を介して金属ベースに電気的に接続されている。
本発明による電力変換装置は、前述のコンバータと、直流電力を交流電力に変換し、金属ベースの冷媒流路に挿入されて冷却されるパワーモジュールと、パワーモジュールの前段に設けられ、冷媒流路の冷媒で冷却される平滑用コンデンサとを備える。
本発明によれば、周囲の熱による平滑用コンデンサ素子への悪影響を抑制することができる。
ハイブリッド自動車のシステムを示すシステム図。 インバータ装置の構成を説明する回路ブロック図。 DC−DCコンバータの電気回路の構成を示す回路図。 本発明のコンバータが搭載された電力変換装置の上方からの外観斜視図であり、(A)は、一側面を前面側とし、(B)は、(A)の対向面を前面側とした図。 図4に図示された電力変換装置の内部構造を示す分解斜視図。 図5に図示された流路形成体の図であり、図6(A)は、上方から観た平面図、図6(B)は上方から観た斜視図、図6(C)は、底面側から観た斜視図。 本発明のコンバータの一実施の形態の上方からの斜視図。 図8(A)は、図7に図示されたコンバータを流路形成体に取り付けた状態の斜視図、図8(B)は、図8(A)に図示された状態から高電圧回路部を取り外した状態の斜視図。 図5に図示された電力変換装置をさらに分解した斜視図。 図7に図示されたコンバータを底面側から観た分解斜視図。 図10に図示されたコンバータを、さらに分解した状態を示す分解斜視図。 図10に図示されたコンバータの組付け状態を説明するための斜視図。 図7に図示されたコンバータにおけるコンバータ用制御回路基板を取り外した状態の下面側からの平面図。 図13のXIV−XIV線断面図。 コンデンサ基板を流路形成体側から観た斜視図。 コンデンサ基板の変形例を示す斜視図。
[電力変換装置を備えるハイブリッド自動車のシステムの一例]
DC−DCコンバータは、ハイブリッド自動車のシステムに搭載される電力変換装置に適用される。
先ず、ハイブリッド自動車のシステムについて説明する。
図1は、ハイブリッド自動車のシステムを示すシステム図である。
ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車などの車両10には、動力駆動用の高電圧蓄電池20と、インバータ装置200と、DC−DCコンバータ100と、低電圧負荷50の補助電源としての低電圧蓄電池30とが搭載されている。
高電圧蓄電池20は、インバータ装置200とDC−DCコンバータ100に接続されている。インバータ装置200は、高電圧蓄電池20の直流高電圧出力を交流高電圧出力に電力変換して、モータ40を駆動する。
DC−DCコンバータ100は、高電圧蓄電池20からの高電圧の直流電圧を交流高電圧に変換する変換部と、交流高電圧を交流低電圧に変換する変換部と、交流低電圧を直流低電圧に変換する変換部と、電圧変換された電圧を出力する出力端子とを備えている。
DC−DCコンバータ100の出力端子は、低電圧蓄電池30および低電圧負荷50に接続されており、車両10のライト、ラジオ、ECUなどの低電圧負荷50へ電力供給を行ったり、低電圧蓄電池30を充電したりする。
インバータ装置200とDC−DCコンバータ100とは、後述するように電力変換装置300として一体化して組み付けられる。電力変換装置300は、車両10全体に対する室内のスペースの割合をできる限り大きくして居住性をよくするために、できるだけ小さいスペースに搭載することができる構造とすることが望ましい。
[インバータ回路部]
図2を参照してインバータ装置200を説明する。インバータ装置200は、インバータ回路部200Kと、コンデンサモジュール230と、直流ターミナル260aと、交流ターミナル270aとを備えている。インバータ回路部200Kは、上アームとして動作するIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)328及びダイオード156と、下アームとして動作するIGBT330及びダイオード166と、からなる上下アームの半導体モジュール220を、出力しようとする交流電力のU相、V相、W相からなる3相に対応して備えている。
上アームのIGBT328のコレクタ電極153は、正極端子157を介してコンデンサモジュール230の正極側コンデンサ端子230hに、下アームのIGBT330は、のエミッタ電極165は、負極端子158を介してコンデンサモジュール230の負極側コンデンサ端子230iにそれぞれ電気的に接続されている。
インバータ用制御回路部205は、上位の制御装置(図示せず)からコネクタ201を介して制御指令を受け、これに基づいてインバータ回路部200Kを構成する各相の半導体モジュール220の上アームあるいは下アームを構成するIGBT328やIGBT330を制御するための制御信号である制御パルスを発生し、ドライバ回路部250に供給する。
ドライバ回路部250は制御パルスに基づき各相の半導体モジュール220の上アームあるいは下アームを構成するIGBT328やIGBT330を制御するための駆動パルスを各相のIGBT328やIGBT330に供給する。
IGBT328やIGBT330はドライバ回路部250からの駆動パルスに基づき、導通あるいは遮断動作を行い、高電圧蓄電池20から供給された直流電力を三相交流電力に変換し、この変換された電力を、3つの交流ターミナル270aを介してモータジェネレータMG1に供給する。
IGBT328はコレクタ電極153と、信号用エミッタ電極155と、ゲート電極154を備えている。また、IGBT330はコレクタ電極163と、信号用のエミッタ電極165と、ゲート電極164を備えている。
ダイオード156がコレクタ電極153とエミッタ電極155との間に電気的に接続されている。また、ダイオード166がコレクタ電極163とエミッタ電極165との間に電気的に接続されている。
各半導体モジュール220と交流ターミナル270aとの間には、各半導体モジュール220から出力される電流を検出するための電流センサ280が配置されている。
コンデンサモジュール230は、正極側コンデンサ端子230hと負極側コンデンサ端子230iと、正極側電源端子230jと負極側電源端子230kとを備えている。高電圧蓄電池20からの高電圧の直流電力は、直流ターミナル260aを介して、正極側電源端子230jや負極側電源端子230kに供給され、コンデンサモジュール230の正極側コンデンサ端子230hや負極側コンデンサ端子230iから、インバータ回路部200Kへ供給される。
[DC−DCコンバータ回路部]
図3は、DC−DCコンバータ100の電気回路の構成を示す回路図である。
DC−DCコンバータ100は、高電圧蓄電池20からの高電圧の直流電圧を交流高電圧に変換する高電圧回路部110と、交流高電圧を交流低電圧に変換するトランスTr(150)と、低電圧の交流電圧を直流電圧に変換する低電圧回路部120と、コンバータ用制御回路部140とを備えている。
高電圧回路部110は、Hブリッジ型として接続された4つのMOSFET(電界効果トランジスタ) H1〜H4を有している。
通常、DC−DCコンバータは、平滑入力用コンデンサとして、HV+とHV-との相間に介挿されるXキャパシタCi1および各相とシャーシとの間に介挿される2つのYキャパシタCi2とを有している。また、ノーマルモードコイルLi1と2つのコモンモールドコイルLi2とが必要とされる。
しかし、後述するように、本発明の一実施の形態では、インバータ装置200のコンデンサモジュール230と高電圧回路部110を近接して配置する構成とすることで、接続のための配線インダクタを低減できるようにしている。この構成により、XキャパシタCi1と2つの2つのYキャパシタCi2の機能をインバータ装置200のコンデンサモジュール230で兼用することを可能としている。このため、DC−DCコンバータ100の高電圧回路部110からX・YキャパシタCi1、Ci2を削除することが可能となっている。また、入力時のノイズを低減できることで、ノーマルモードコイルLi1と、2つのコモンモードコイルLi2についても、DC−DCコンバータ100の高電圧回路部110から削除することを可能としている。つまり、本発明の一実施の形態としてのDC−DCコンバータ100では、図3において、点線で囲まれた領域A内の回路要素を削減している。
高電圧回路部110の4つのMOSFET H1〜H4を位相シフトPWM制御することで、トランスTr(150)の一次側には交流電圧が発生する。高電圧回路部110とトランスTr(150)との間には、共振チョークコイルLr(160)が接続されており、この共振チョークコイルLr(160)のインダクタとトランスTr(150)の漏れインダクタの合成インダクタを用いて、高電圧回路部110を構成するMOSFETH1〜H4のゼロ電圧スイッチングを可能としている。
低電圧回路部120は、MOSFET S1、S2で構成される二つの整流相と、平滑用インダクタL0(130)および平滑用コンデンサC0(170)から構成される平滑回路とを有している。それぞれの整流相の高電位側、すなわちMOSFET S1、S2のドレイン側配線は、トランスTr(150)の二次側へ接続されている。トランスTr(150)の二次側センタタップ端子は、平滑用インダクタL0(130)に接続され、平滑用インダクタL0(130)の出力側に平滑用コンデンサC0(170)が接続されている。
低電圧回路部120は、MOSFETS1、S2にかかるサージ電圧を抑制するためのアクティブクランプ回路を備えている。アクティブクランプ回路は、アクティブクランプ用MOSFET S3、S4、およびアクティブクランプ用コンデンサCcを備えている。
低電圧回路部120の出力側には出力電圧に重畳するノイズを除去するために、フィルタ用インダクタL1(180)とフィルタ用コンデンサC1(190)が設けられている。高電圧回路部110、低電圧回路部120およびアクティブクランプ回路は、コンバータ用制御回路部140によりスイッチ制御が行われる。
[電力変換装置300の全体構造]
図4は、電力変換装置300の上方からの外観斜視図であり、図4(A)は、一側面を前面側とし、図4(B)は、図4(A)の対向側面を前面側とする図である。
電力変換装置300は、筐体310内に収容されたインバータ装置200と、DC−DCコンバータ100とを備える(図5参照)。筐体310は、例えば、アルミニウム合金等の金属の鋳造等により形成され、上部に上部開口部311(図5参照)が形成され、一つの側面に側部開口部312(図5参照)が形成されたボックス状の本体部310Aと、本体部310Aの上部開口部311を封口する上部カバー320と、側部開口部312を封口する側部カバー330とを備えている。本体部310Aの一側部315には、後述する直流ターミナル260aを収納する直流側収納部260と、交流ターミナル270aを収納する交流側収納部270とが設けられている。上部カバー320および側部カバー330は、ねじ等の締結部材により、不図示のシール部材を介在して本体部310Aに固定される。筐体310の一側面からは、後述する流路形成体240(図5参照)の冷媒導入パイプ240eと冷媒導出パイプ240dとが引き出されている。
[インバータ装置200]
図5は、図4に図示された電力変換装置300の内部構造を示す分解斜視図である。また、図9は、図5に図示された電力変換装置300をさらに分解した斜視図である。
インバータ装置200は、流路形成体240、複数個(本実施形態では3個)の半導体モジュール220、コンデンサモジュール230およびインバータ用制御回路基板205Aを備えている。また、インバータ装置200は、直流ターミナル260a、3つの交流ターミナル270aおよび電流センサ280を備えている。
流路形成体を構成する金属ベース240は、アルミニウム合金等の金属の鋳造などにより形成される。流路形成体240には、複数個の半導体モジュール220、コンデンサモジュール230およびインバータ用制御回路基板205Aが取付けられる。直流ターミナル260aは、筐体310の本体部310Aの直流側収納部260に収納され、コンデンサモジュール230に接続される。3つの交流ターミナル270aは、それぞれ、筐体310の本体部310Aの交流側収納部270に収納され、交流接続バスバー270bを介して、対応する半導体モジュール220に接続される。
インバータ用制御回路基板205Aは、図2のドライバ回路部250およびインバータ用制御回路部205を構成する回路部を備えている。
各半導体モジュール220は、電気伝導性を有する部材、例えばアルミ合金材料(Al,AlSi,AlSiC,Al−C等)で構成されたモジュールケース224を有する。モジュールケース224は、薄箱形状のケース本体224aと、上部側に形成されたフランジ224bとを備えている。フランジ224bの外周側縁は、ケース本体224aの外周側面よりも一回り大きく形成され、ケース本体224aの外周側面から突出している。図示はしないが、ケース本体224aには、表裏両面に、多数の放熱用フィンが形成されており、放熱性を高めている。ケース本体224a内には、IGBT328、330およびダイオード156、166が収容され、絶縁樹脂(図示せず)が充填されている。
半導体モジュール220は、絶縁樹脂229の上面から外部に延出されIGBT328、330に接続された複数の信号端子221、222を有している。信号端子221、222のそれぞれは、ケース本体224a内で、IGBT328、330にボンディングワイヤにより接続されている。
信号端子221は、図2に図示されたゲート電極154および信号用エミッタ電極155に対応する。信号端子222は、図2に図示されたゲート電極164およびエミッタ電極165に対応する。また、直流正極端子226は、図2に図示された正極端子157に対応し、直流負極端子228は、図2に図示された負極端子158に対応する。また、交流端子223は、図2に図示された交流端子159に対応する。
直流正極端子226は、コンデンサモジュール230の正極側コンデンサ端子230h(図2参照)に接続される。直流負極端子228は、コンデンサモジュール230の負極側コンデンサ端子230i(図2参照)に接続される。また、交流端子223は、交流ターミナル270aを介して、モータジェネレータMG1に交流電力を供給する。さらに、信号端子221、222は、それぞれ、ドライバ回路部250に接続される。
信号端子221、222、直流正・負極端子226、228、交流端子223は、樹脂成形により一体化されて、ねじ等の締結部材によりモジュールケース224のフランジ224bに固定されている。
半導体モジュール220における金属製のモジュールケース224のケース本体224aは、それぞれ、水や油などの冷媒が流れる流路形成体240の冷却流路に連通する開口部240b内に挿入され、フランジ224bが流路形成体240の上面に、不図示のシール部材を介在して固定される。
(流路形成体240)
図6は、流路形成体240の図であり、図6(A)は上方から観た平面図であり、図6(B)は上方から観た斜視図であり、図6(C)は底面側から観た斜視図である。
流路形成体240は、半導体モジュール220が取り付けられる半導体モジュール取付部241と、コンデンサモジュール230が取り付けられるコンデンサモジュール取付部242とを有する。
半導体モジュール取付部241は、コンデンサモジュール取付部242より厚く形成されている。半導体モジュール取付部241の上部側には、半導体モジュール220が挿入される3つの開口部240bが形成されている。
コンデンサモジュール取付部242の先端側には、冷媒導入パイプ240eと、冷媒導出パイプ240dとが形成されている。また、コンデンサモジュール取付部242のほぼ中央には、溝部242aが形成されている。
流路形成体240の内部には、水や油等の冷媒が流れる冷却流路243が形成されている。冷却流路243は、3つの開口部240bをジグザグ状に蛇行して形成された半導体モジュール冷却流路243bと、冷媒導入パイプ240eから半導体モジュール冷却流路243bまでの流路を形成する導入側冷却流路243aと、半導体モジュール冷却流路243bから冷媒導出パイプ240dまでの流路を形成する導出側冷却流路243cとを備えている。導入側冷却流路243aおよび導出側冷却流路243cのそれぞれは、流路形成体240の下面から露出している。導入側冷却流路243aおよび導出側冷却流路243cの露出面は、不図示の覆い板で封止される。
また、冷却流路243は、半導体モジュール取付部241の第1の側壁241aの外側に導出される半導体素子冷却流路243dを有している。つまり、流路形成体240の第1の側壁241aの外面には凹部240fが形成されており、冷却流路243は、この凹部240fに連通されている。従って、冷却流路243を流れる冷媒は、流路形成体240の内部から、第1の側壁241aの外面に形成された凹部240fに流れ、再び、流路形成体240の内部に導入される。第1の側壁241aの凹部240fは、カバー部材240a(図8(B)参照)により密封され、MOSFET H1〜H4を冷却する領域IIとされている。
3つの半導体モジュール220は、流路形成体240の半導体モジュール取付部241の上面側の領域Iに取り付けられる。領域Iには、冷却流路243に連通する3つの開口部240bが設けられており、各半導体モジュール220のモジュールケース224のケース本体224aは、各開口部240b内に挿通される。各半導体モジュール220は、不図示のシール部材を介して、流路形成体240の開口部240bの周縁部に固定される。上述した通り、モジュールケース224のケース本体224aの外周側縁は、フランジ224bより一回り大きく形成されているので、流路形成体240の開口部240bは確実に封口される。
図6(A)、図6(B)、図6(C)に矢印により図示されているように、冷媒導入パイプ240eから導入された冷媒は、導入側冷却流路243aから、流路形成体240の領域Iに形成された半導体モジュール冷却流路243bに導かれる。半導体モジュール冷却流路243bでは、冷媒は、各半導体モジュール220の周囲をジグザグに蛇行して流れ、3つの半導体モジュール220を冷却する。冷媒は、さらに、半導体モジュール冷却流路243bから、流路形成体240の領域IIに形成された半導体素子冷却流路243dに流れる。この後、導出側冷却流路243cから冷媒導出パイプ240dに流れ、流路形成体240から外部に導出される。
流路形成体240は、さらに、コンデンサモジュール230を冷却する領域III、トランス150(Tr)等を冷却する領域IV、および低電圧回路部120の構成部品を冷却する領域Vを備えている。領域IIIは、コンデンサモジュール取付部242の上面242bに、領域IVは、半導体モジュール取付部241のコンデンサモジュール取付部242の反対側の側面である第2の側壁241bに、領域Vは、流路形成体240の底面に、それぞれ、設けられている。
冷媒による冷却能力は、冷媒の流量に比例して大きくなる。そこで、大きい冷却能力が必要とされる冷却流路243の領域の深さを、他の領域よりも浅く形成し、流速を大きくする。流速が大きくなると、冷媒の流量が増大し、冷却能力を大きくすることができる。半導体モジュール220から発生する熱量は大きいので、半導体モジュール冷却流路243bは、流路内が流れる冷媒の流量が大きくなるように形成されている。冷却流路243は、領域I〜VIのそれぞれに対応する部分を流れる冷媒が適切な流量となるように設定することが可能である。
図5を参照して、コンデンサモジュール230は、金属製のコンデンサケース230c内に、平滑用およびノイズ除去用のコンデンサセルを収容している。
コンデンサケース230cは、下側面に形成された凹部230dが流路形成体240のコンデンサモジュール取付部242の溝部242a(図6(A)参照)内に収容され、凹部230dの両側部分をコンデンサモジュール取付部242の上面242bに接触させた状態で、ねじ等の締結部材により流路形成体240に取り付けられる。このように、金属により形成されたコンデンサケース230cは、流路形成体240に熱伝導可能に取り付けられている。
コンデンサモジュール230の半導体モジュール220に対向する面側には、内部に収容されたコンデンサの正極が接続された正極側電源端子230j、正極側コンデンサ端子230hおよび正極側コンバータ端子230lが形成される。正極側電源端子230jは、高電圧蓄電池20の正極に接続されている。正極側コンデンサ端子230hは、インバータ装置200を構成する半導体モジュール220それぞれのIGBT328のコレクタ電極153に接続される。また、正極側コンバータ端子230lは、後述する高電圧回路基板110Aの入力側高電圧端子111に接続される。
コンデンサモジュール230の半導体モジュール220に対向する面側には、内部に収容されたコンデンサ素子の負極が接続された負極側電源端子230k、負極側コンデンサ端子230iおよび負極側コンバータ端子230mが形成されている。負極側電源端子230kは、高電圧蓄電池20の負極に接続される。負極側コンデンサ端子230iは、インバータ装置200を構成する半導体モジュール220それぞれのIGBT330のエミッタ電極165に接続される。また、負極側コンバータ端子230mは、後述する高電圧回路基板110Aの入力側低電圧端子112に接続される。
流路形成体240に取り付けられた半導体モジュール220およびコンデンサモジュール230の上部に、インバータ用制御回路基板205Aが配置される。各半導体モジュール220の信号端子221、222は、インバータ用制御回路基板205Aに半田付けされ、ドライバ回路部250に接続される。インバータ用制御回路基板205Aは、ねじ等の締結部材により、コンデンサモジュール230に固定される。すなわち、インバータ用制御回路基板205Aは、コンデンサケース230cに熱伝導可能に結合されている。これにより、インバータ用制御回路基板205Aに実装された電子部品から発生される熱は、コンデンサケース230cから放熱されると共に、流路形成体240によっても冷却される。
流路形成体240に取り付けられた各半導体モジュール220は、半導体モジュール冷却流路243b(図6(A)参照)に浸漬され、冷却流路243内を流れる冷媒により冷却される。また、流路形成体240の第1の側壁241aに設けられた凹部240fは、不図示のシール部材を介してカバー部材240a(図8(B)参照)により封止されており、凹部240fとカバー部材240aとにより半導体素子冷却流路243dが形成されている。
[DC−DCコンバータ100]
図7は、本発明のコンバータの一実施の形態の上方からの斜視図である。図8(A)は、図7に図示されたコンバータを流路形成体に取り付けた状態の斜視図であり、図8(B)は、図8(A)に図示された状態から高電圧回路部を取り外した状態の斜視図である。
なお、以下の説明では、図9も参照する。
DC−DCコンバータ100は、高電圧回路部110と、低電圧回路部120と、コンバータ用制御回路基板140Aとを備えている。
高電圧回路部110は、高電圧回路基板110Aと、高電圧回路基板110Aに実装される4つのMOSFET H1〜H4、抵抗等の電子部品(図示せず)により構成されている。
MOSFET H1〜H4は、流路形成体240の第1の側壁241aに設けられた凹部240fを覆うカバー部材240a(図8(B)参照)に、熱導電性シート511を介して、弾性板515により圧接される。MOSFET H1〜H4は、接続リードにより高電圧回路基板110Aに接続される。流路形成体240の第1の側壁241aに設けられた凹部240fとカバー部材240aとは、上述した通り、冷媒が流れる半導体素子冷却流路243dを形成している。従って、MOSFET H1〜H4は、半導体素子冷却流路243dを流れる冷媒により効率的に冷却される。高電圧回路基板110Aは、流路形成体240の第1の側壁241aに、ねじ等の締結部材により取り付けられる。高電圧回路基板110Aと流路形成体240との結合は、熱伝導可能な熱結合である。従って、高電圧回路基板110Aから発生される熱は、流路形成体240により効率的に冷却される。
高電圧回路基板110Aには、コンデンサモジュール230側の側縁に、コンデンサモジュール230に接続される入力側高・低電圧端子111、112が設けられている。入力側高電圧端子111には、コンデンサモジュール230の正極側コンバータ端子230lが接続される。入力側低電圧端子112には、コンデンサモジュール230の負極側コンバータ端子230mが接続される。
高電圧回路基板110Aは、半導体モジュール220の配列方向に対してほぼ直交する方向に配置されており、コンデンサモジュール230が取り付けられた流路形成体240のコンデンサモジュール取付部242に隣接する第1の側壁241aに取り付けられている。従って、コンデンサモジュール230と高電圧回路基板110Aの入力側高・低電圧端子111、112との距離は小さくなりコンデンサモジュール230の正・負極側コンバータ端子230l、230mの長さを短くすることができる。
半導体モジュール220の直流正負極端子226、228(図5参照)は、高電圧回路基板110Aの部品実装面とは対向して平行に配置されている。
また、コンデンサモジュール230の正・負極側コンデンサ端子230h、230i(図5参照)およびコンデンサモジュール230の正・負極側コンバータ端子230l、230mは、それぞれ、直流正負極端子226、228の接続面とは対向して平行に配置されている。
コンデンサモジュール230の正・負極側コンバータ端子230l、230mの長さを短くすることにより、接続のための配線インダクタを小さくすることができる。このため、XキャパシタCi1、2つのYキャパシタCi2の機能を、コンデンサモジュール230の容量で兼用することにより、3つのキャパシタCi1、Ci2を省略することができる。また、入力側のノイズを低減ことができるため、ノーマルモードコイルLi1およびコモンモードコイルLi2を削除することが可能である。
すなわち、図3における、DC−DCコンバータ100の回路部において、領域A内のX・YキャパシタCi1、Ci2およびノーマル・コモンモードコイルLi1、Li2は、高電圧回路基板110Aには実装されていない。
低電圧回路部120は、低電圧回路基板120Aと、低電圧回路基板120Aに実装されるMOSFET S1、S2、アクティブクランプ回路を構成するアクティブクランプ用MOSFET S3、S4、アクティブクランプ用コンデンサCcおよびゲート抵抗等(図示せず)により構成されている。
低電圧回路基板120Aは、例えば、金属基板の一面に絶縁膜を形成し、絶縁膜上に配線パターンが形成された構造を有する。
図示はしないが、MOSFET S1〜S4は、スイッチング部が樹脂で封止され、樹脂の一面にドレイン電極に接続されたドレイン端子が設けられたパッケージ構造を有し、各MOSFET S1〜S4のドレイン端子は、金属基板のドレインパターンに半田付けされている。
低電圧回路基板120Aは、MOSFET S1〜S4等の電子部品の実装面を下方に向けて取付部材512(図9、図11参照)に取り付けられる。取付部材512に取り付けられた低電圧回路基板120Aは、実装面の反対面を、直接、または熱伝導部材を介して流路形成体240の底面である領域V(図6(C)参照)に接触して固定されている。流路形成体240の下面内側には、冷媒が流れる冷却流路243が形成されている。従って、各MOSFET S1〜S4から発生する熱は、金属基板を介して、流路形成体240に伝達され、流路形成体240に設けられた冷却流路243を流れる冷媒により冷却される。
第2の側壁241b(図6(B)参照)のほぼ中央には凹部245が形成されており、この凹部245周辺が流路形成体240の領域IVとなっている。図9に示されているように、トランス150(Tr)の一部と共振チョークコイル素子160(Lr)は凹部245内に収容され、それぞれの一側面を凹部245の底面に接触させた状態で、実装されている。
トランス150(Tr)は、一次巻線を巻いたボビンと、上下一対の二次巻線とを、一対のE型コアで挟み込んだ構造を有する。トランス150(Tr)は、固定用部材513(図9参照)により流路形成体240のボス部に締結部材により固定される。トランス150(Tr)は、さらに、固定用部材513の外側から弾性を有するトランス取付板514で加圧されている。これにより、耐振動性が大きい構造とされている。共振チョークコイル素子160(Lr)は、トランス150(Tr)に隣接して配置されている。
図9に示されているように、インバータ装置200を構成する電流センサ280は、流路形成体240のトランス150(Tr)および共振チョークコイル160(Lr)が配置された側の半導体モジュール220と交流ターミナル270aとの間の空間に配置される。電流センサ280の開口部を挿通される交流接続バスバー270bを有する交流ターミナル270aは、電流センサ280の外側に配置される。直流ターミナル260aは、交流ターミナル270aの下方に交流ターミナル270aと並んで配置される(図4(A)参照)。上述したように、第2の側壁241bに形成された凹部245内にトランス150(Tr)の一部と共振チョークコイル160(Lr)が収容され、図8にも示されるように、凹部245から突出したトランス150(Tr)の一部分は、直流ターミナル260aおよび交流ターミナル270aとの間の隙間に配置されている。このような構造とすることにより、電力変換装置300の小型化が図られている。
トランス150(Tr)および共振チョークコイル160(Lr)が接する第2の側壁241bの内側には、半導体モジュール冷却流路243bが形成されている。半導体モジュール220から発生する熱は大きいので、半導体モジュール冷却流路243bは、冷却能力が大きくなるように形成されている。従って、第2の側壁241bに接するトランス150(Tr)および共振チョークコイル160(Lr)は、半導体モジュール冷却流路243bを流れる冷媒により、第2の側壁241bを介して効率的に冷却される。
流路形成体240に設けたコンデンサモジュール取付部242の反対側、すなわち、コンバータ用制御回路基板140A側には、コンデンサ基板170Aとフィルタ用インダクタ素子180(L1)が配置されている。コンデンサ基板170Aには、平滑用コンデンサ素子170(C0)とフィルタ用コンデンサ素子190(C1)が実装されている。フィルタ用インダクタ素子180(L1)とコンデンサ基板170Aは、流路形成体240の底面である領域Vに、低電圧回路基板120Aに隣接して配置されている。フィルタ用インダクタ素子180(L1)は、流路形成体240の底面に接触するように、あるいは、熱伝導性部材を介して、流路形成体240に熱伝導可能に実装され、流路形成体240により冷却される。フィルタ用インダクタ素子180(L1)とフィルタ用コンデンサ素子190(C1)は、出力電圧に重畳するノイズを除去する。
流路形成体240に設けた半導体モジュール取付部241の反対側、すなわち、コンバータ用制御回路基板140A側には、流路形成体240の側壁240aに設置された高電圧回路基板110Aとは反対側に平滑用インダクタ素子130(L0)が配置される。
コンバータ用制御回路基板140Aには、コンバータ用制御回路部140を構成する電子部品が実装されている。コンバータ用制御回路基板140Aは、低電圧回路基板120Aの下方に配置される。
以下の説明では、図10〜図14を参照する。
図10は、図7に図示されたコンバータを底面側から観た分解斜視図であり、図11は、図10に図示されたコンバータを、さらに分解した状態を示す分解斜視図である。図12は、図10に図示されたコンバータの組付け状態を説明するための斜視図である。図13は、図7に図示されたコンバータからコンバータ用制御回路基板140Aを取り外してXIII方向から観た平面図であり、図14は、図13のXIV−XIV線断面図である。なお、図12では、図11に図示された端子取付座660は図示を省略されている。
流路形成体240のコンバータ用制御回路基板140Aとの対向面には、コンデンサ基板170Aに実装されたコンデンサを金属ベースである流路形成体240に接続するための突起部411、412,413を含む多数の突起部がアルミニウムダイキャスト等により流路形成体240と一体に形成されている。
コンデンサ基板170Aに実装した平滑用コンデンサ素子170(C0)は突起部411を経由してグランド電圧に設定され、コンデンサ基板170Aに実装したフィルタ用コンデンサ素子190(C1)は突起部411を経由してグランド電圧に設定される。
突起部413は、絶縁性取付部材420の取付ボスとして使用される。絶縁性取付部材420は、第1バスバー取付部421と第2バスバー取付部422とが一体化された部材である。第1バスバー取付部421は、平滑用インダクタ素子130(L0)の一方の端子130aとフィルタ用インダクタ素子180(L1)の一方の端子180aとを接続する第1バスバー640を固定する部材である。第2バスバー取付部422は、フィルタ用インダクタ素子180(L1)の他方の端子180bを端子取付座660の出力端子661に接続する第2バスバー650を固定する部材である。
なお、コンデンサ基板170Aのコンデンサ170,190がそれぞれ電気的に接続される第1および第2バスバー640,650は絶縁性取付部材420に保持されるので、まず、絶縁性取付部材420とバスバー640,650の構造について説明する。
図11に示すように、絶縁性取付部材420は、第1バスバー取付部421と第2バスバー取付部422とが絶縁性樹脂により一体成型された部材である。絶縁性取付部材420は、図12に示すように、複数の貫通孔420a(図11参照)にねじ420B(図13参照)を挿通して突起部413の上面に設けた雌ねじに螺合することにより、流路形成体240の底面に取り付けられる。
第1バスバー取付部421には、平滑用インダクタ素子130(L0)の一方の端子130aとフィルタ用インダクタ素子180(L1)の一方の端子180aとを接続する第1バスバー640が保持されている。第1バスバー640は、例えば、銅により形成される。
第1バスバー取付部421の両端には雌ねじ部420b、420cが設けられている。平滑用インダクタ素子130(L0)の一方の端子130aに挿通したボルト640B(図13参照)を雌ねじ部420bに螺合することにより、平滑用インダクタ素子130(L0)の一方の端子130aと第1バスバー640が結合される。また、フィルタ用インダクタ素子180(L1)の一方の端子180aに挿通したボルト640B(図13参照)を雌ねじ部420cに螺合することにより、フィルタ用インダクタ素子180(L1)の一方の端子180aと第1バスバー640が結合される。
平滑用インダクタ素子130(L0)はその上面から第1板ばね620により押圧され流路形成体240に保持される。
第2バスバー取付部422上には、例えば、銅により形成された第2バスバー650が配置されている。第2バスバー取付部422には、雌ねじ部422b、422cが形成されている。
フィルタ用インダクタ素子180(L1)の他方の端子180bおよび第2バスバー650それぞれの貫通孔にボルト650Bを挿通し、第2バスバー取付部422の雌ねじ部422cに螺合する。これにより、第2バスバー650が第2バスバー取付部422上に配設される。フィルタ用インダクタ素子180(L1)は第2板ばね630により流路形成体240に押圧されて保持される。
なお、第1バスバー取付部421と第2バスバー取付部422には、それぞれ、第1バスバー640、第2バスバー650を嵌合するための案内側壁421a、422aが形成されている。第1バスバー640および第2バスバー650を、それぞれ、案内側壁421a、422aの内側に沿って配置することにより、第1バスバー取付部421、第2バスバー取付部422に対する位置決めを能率的に行うことができる。
図11を参照すると、第2バスバー650には、Y字状に分離した枝部が形成され、枝部の先端側に雌ねじ付きボス部653が設けられている。雌ねじ付きボス部653は下面側に突出しており、この雌ねじ付きボス部653の突出部は第2バスバー取付部422に設けられた凹部420dに嵌合される。図11と図13を参照すると、第2バスバー取付部422上に配設された第2バスバー650の雌ねじ付きボス部653上に、端子取付座660が配置される。
端子取付座660は、絶縁性材料で形成されており、端子取付座660には、導電性部材で形成された出力端子661が、図11において端子取付座660の上方に突き出して設けられている。また、端子取付座660の出力端子661の、図11において、右側には蓋部662が設けられている。蓋部662の内側には、図示はされないが、雄ねじ付き端子と、雄ねじ付き端子と端子出力端子661とを電気的に接続する接続導体が設けられている。雄ねじ付き端子を雌ねじ付きボス部653の雌ねじ部に螺合することにより、第2バスバー650と出力端子661とが電気的に接続される。
なお、第1バスバー640、第2バスバー650、出力端子661それぞれの回路図における部位は、図3に図示されている。
上述した如く、コンデンサ基板170Aは、流路形成体240のコンデンサモジュール取付部242とコンバータ用制御回路基板140Aとの間の空間に配置される。
図15は、コンデンサ基板170Aを流路形成体240側から観た斜視図である。
コンデンサ基板170Aの一面には、複数個の平滑用コンデンサ素子170(C0)と、複数個のフィルタ用コンデンサ素子190(C1)が実装されている。また、コンデンサ基板170Aの一面には、第1グランドパターン171と第2グランドパターン191が形成されている。各平滑用コンデンサ素子170(C0)の一端は、第1グランドパターン171に接続され、各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)の一端は第2グランドパターン191に接続されている。
コンデンサ基板170Aには、第1グランドパターン171の領域内に設けられた貫通孔172と、第2グランドパターン191の領域内に設けられた貫通孔192とが設けられている。また、コンデンサ基板170Aには、3つの貫通孔173a,173bが設けられている。コンデンサ基板170Aは、その一面を、第1バスバー640と第2バスバー650上に載置して絶縁性取付部材420に固定保持される。
すなわち、コンデンサ基板170Aの貫通孔173aと、第1バスバー640の2つの貫通孔641とにねじ640N(図13参照)を挿通させ、コンデンサ基板170Aと絶縁性取付部材420の間に第1バスバー640を挟持する。これにより、平滑用コンデンサ素子170(C0)の正極が第1バスバー640に電気的に接続される。
また、コンデンサ基板170Aの貫通孔173bと、第2バスバー650の1つの貫通孔651とにねじ650N(図13参照)を挿通させ、コンデンサ基板170Aと絶縁性取付部材420の間に第2バスバー650を挟持する。これにより、フィルタ用コンデンサ素子190(C1)が第2バスバー650に電気的に接続される。
さらに、コンデンサ基板170Aは、その一面を流路形成体240側に向け、第1グランドパターン171の貫通孔172の周縁部を突起部411の上面に接触させ、第2グランドパターン191の貫通孔192の周縁部を突起部412の上面に接触させた状態で、ネジ170N(図13参照)により、突起部411、412に締結される。コンデンサ基板170Aを突起部411、412に固定した状態の平面図を図13に示す。
これにより、各平滑用コンデンサ素子170(C0)の一端が接続された第1グランドパターン171は、突起部411を介して流路形成体240に電気的に接続される。また、各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)の一端が接続された第2グランドパターン191は、突起部412を介して流路形成体240に電気的に接続される。各平滑用コンデンサ素子170(C0)および各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)は、流路形成体240を介して接地される。つまり、各平滑用コンデンサ素子170(C0)と各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)とは、異なる経路を経由して流路形成体240に電気的に接続される。
突起部411、412の長さは、コンデンサ基板170Aが突起部411、412上に固定された状態で、コンデンサ基板170Aに実装された各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)および各平滑用コンデンサ素子170(C0)が、流路形成体240に接触しない長さとされている。
従って、図14に図示されるように、フィルタ用コンデンサ素子190(C1)および各平滑用コンデンサ素子170(C0)と流路形成体240との間には空間が形成される。
上記一実施の形態のDC−DCコンバータ100によれば、下記の効果を奏する。
(1)各平滑用コンデンサ素子170(C0)および各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)はコンデンサ基板170Aに纏めて設置され、発熱体である平滑用インダクタ素子130(L0)およびフィルタ用インダクタ素子180(L1)から隔離されている。また、各平滑用コンデンサ素子170(C0)および各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)のそれぞれと流路形成体240との間には空間が形成されている。つまり、流路形成体240との間に空気層が介在されている。このため、平滑用インダクタ素子130(L0)およびフィルタ用インダクタ素子180(L1)等の発熱体で発生した流路形成体240の熱は、直接、各平滑用コンデンサ素子170(C0)および各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)に伝達されず、突起部411、412を介して伝達される。これにより、各平滑用コンデンサ素子170(C0)および各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)に伝達される熱量を低減することができ、熱による、各平滑用コンデンサ素子170(C0)および各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)への悪影響を抑制することができる。
(2)第1バスバー640および第2バスバー650を配設するための絶縁性取付部材420は、第1バスバー取付部421と第2バスバー取付部422とが一体に形成されている。このため、組付けが容易となり、作業性が向上する。この構造において、第1バスバー取付部421と第2バスバー取付部422には、それぞれ、第1バスバー640および第2バスバー650を嵌合するための案内側壁421a、422aが形成されている。第1バスバー640および第2バスバー650を、それぞれ、案内側壁421a、422aの内側に沿って配置することにより、第1バスバー取付部421、第2バスバー取付部422に対する位置決めを能率的に行うことができる。
(3)各平滑用コンデンサ素子170(C0)および各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)を1つのコンデンサ基板170Aに実装した。コンデンサ基板170Aには、各平滑用コンデンサ素子170(C0)および各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)それぞれの一端が接続される第1、第2のグランドパターン171、191が形成されている。各平滑用コンデンサ素子170(C0)および各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)は、コンデンサ基板170Aを、締結部材、すなわちねじ170Aにより突起部411、412上に締結するだけで、突起部411、412および流路形成体240を介して接地される。このため、作業性が良い。
(4)第1のバスバー640と第2のバスバー650は一つの部材に一体化された絶縁性取付部材420に取り付けられている。したがって、組み立て作業性がよい。
(5)一つの部材に一体化された絶縁性取付部材420は金属ベース240から突設する突起部413により支持され、第1のバスバー640と第2のバスバー650は絶縁性取付部材420に取り付けられている。また、コンデンサ基板170は、絶縁性取付部材420に保持される第1のバスバー640と第2のバスバー650に固定され、両バスバー間に架け渡されている。第1のバスバー640と第2のバスバー650との間に位置する金属ベース240の底面から突起部411,412が突設されている。コンデンサ基板170Aの中央部に設けられた第1および第2のグランドパターン171,191は突起部411,412に電気的に接続されている。
このように構成されているので、コンデンサ170,190のグランドパターンを金属ベース240に電気的に接続する際の組み立て作業性が良い。
(6)各平滑用コンデンサ素子170(C0)の一端は突起部411を介して、また、各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)の一端は突起部412を介して、それぞれ、流路形成体240に電気的に接続されて、接地される。つまり、各平滑用コンデンサ素子170(C0)と各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)の流路形成体240までの接地の経路は異なる。平滑用コンデンサ素子170(C0)のグランドパターンとフィルタ用コンデンサ素子190(C1)のグランドパターンが同一であると、ノイズが干渉するため、ノイズ電流が出力端子661から放出され易くなる。これに対し、上記一実施の形態では、平滑用コンデンサ素子170(C0)とフィルタ用コンデンサ素子190(C1)のグランドパターンが独立しているため、ノイズの干渉が無くなり、出力されるノイズを低減することができる。
但し、平滑用コンデンサ素子170(C0)とフィルタ用コンデンサ素子190(C1)との干渉ノイズが小さい場合には、両者に共通な1本のグランドパターンを設けるようにしてもよい。
図16は、そのような、コンデンサ基板170Bの一例を示す斜視図である。
図16に図示されたコンデンサ基板170Bには、各平滑用コンデンサ素子170(C0)の一端と各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)の一端とのすべてが接続される共通のグランドパターン174が1本形成されている。コンデンサ基板170Bには、グランドパターン174の領域内に2つの貫通孔172が形成されている。コンデンサ基板170Bは、コンデンサ基板170Aと同様、コンデンサ基板170Bの貫通孔172それぞれに挿通される締結部材により、突起部411、412上に固定される。
コンデンサ基板170Bのグランドパターン174の領域内に設ける貫通孔172を1つとしてもよい。その場合には、突起部411、412も、どちらか1つのみでよい。
各平滑用コンデンサ素子170(C0)と各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)は、コンデンサ基板170A、170Bの流路形成体240とは反対側の面に実装する構造としてもよい。また、各平滑用コンデンサ素子170(C0)と各フィルタ用コンデンサ素子190(C1)の一方をコンデンサ基板170A、170Bの流路形成体240との対面側に実装し、他方をその反対面側に実装してもよい。
上記一実施の形態では、コンデンサ基板170Aを取り付けるための突起部411、412を、流路形成体240と一体に形成されている構造とした。しかし、突起部411、412は、流路形成体240とは、別部材として形成し、流路形成体240に取り付ける構造としてもよい。
突起部411、412を絶縁部材により形成してもよい。
突起部411、412を絶縁部材により形成した場合、コンデンサ基板170A、170Bに形成したグランドパターン171、191、174と流路形成体240とを、導電体により接続するようにしてもよい。その場合、平滑用コンデンサ素子170(C0)が接続される第1グランドパターン171とフィルタ用コンデンサ素子190(C1)が接続される第2グランドパターン191とを分離し、それぞれ、別の導電体により接続する構造としてもよい。
上記一実施の形態では、平滑用コンデンサ素子170(C0)とフィルタ用コンデンサ素子190(C1)が実装されたコンデンサ基板170A、170Bを、突起部411、412の上面に載置した構造として例示した。しかし、突起部411、412の長さ方向の中間部に段部を設け、この段部にコンデンサ基板170A、170Bを載置するようにしてもよい。
本発明は、コンデンサ基板170Aと金属ベース240との間に所定の空間を確保してコンデンサ170,190への熱の影響を低減するものであり、コンデンサ基板170Aを金属ベース240から浮かす構造はどのような設置部材を用いてもよい。
上記一実施の形態では、流路形成体240に冷却水等の冷却液が流れる冷却流路が設けられている構造として例示した。しかし、流路形成体240を空気等の冷却気体により冷却される金属ベース部材としてもよい。
上記一実施の形態におけるDC−DCコンバータ100は、平滑用インダクタ素子130(L0)、フィルタ用インダクタ素子180(L1)、平滑用コンデンサ素子170(C0)、フィルタ用コンデンサ素子190(C1)を備えている。しかし、フィルタ用インダクタ素子180(L1)やフィルタ用コンデンサ素子190(C1)を備えていないDC−DCコンバータもあり、本発明は、そのようなDC−DCコンバータに適用することができる。また、本発明は、DC−DCコンバータに限られるものではなく、AC−DCコンバータなどのコンバータに適用することができる。
上述したDC−DCコンバータ100における、高電圧回路基板110Aを有する高電圧回路部110、低電圧回路基板120Aを有する低電圧回路部120、コンバータ用制御回路基板140A等の組付け構造は、一例として示すものであり、本発明はこのような一例に示された構造に限定されるものではない。各部材の構造、形状は、種々、変形して適用することが可能であり、また、採用される電子部品の形状、構造、性能あるいは個数に応じて、好適な態様に変形することができる。
したがって、本発明は、金属ベース240に搭載され冷却される平滑用インダクタ130と、コンデンサ基板170に実装された平滑用コンデンサ1170と、コンデンサ基板170と金属ベース240との間に所定の空間が確保されるようにコンデンサ基板170を金属ベース240に設置する設置部材141,142とを備えるコンバータも含む。
また、本発明による電力変換装置300は、冷媒流路が設けられた金属ベース240、金属ベース240に搭載され、冷媒流路の冷媒で冷却される平滑用インダクタ130、コンデンサ基板170に実装された平滑用コンデンサ170、およびコンデンサ基板170Aと金属ベース240との間に所定の空間が確保されるようにコンデンサ基板170Aを金属ベース240に設置する設置部材141,142を備える、たとえばDC−DCコンバータ100と、直流電力から交流電力に変換し、また、交流電力を直流電力に変換し、金属ベース240の冷媒流路に挿入されて冷却されるパワーモジュール220と、パワーモジュール220の前段に設けられ、冷媒流路の冷媒で冷却される平滑用コンデンサ230とを備える。
このように構成された電力変換装置300も、コンバータ100のコンデンサ170,190が金属ベース240からの熱で加熱されることが防止される。
10 車両
100 DC−DCコンバータ
110 高電圧回路部
110A 高電圧回路基板
120 低電圧回路部
120A 低電圧回路基板
130 平滑用インダクタ素子
140 コンバータ用制御回路部
140A コンバータ用制御回路基板
150 トランス
160 共振チョークコイル
170 平滑用コンデンサ素子
170A、170B コンデンサ基板
171 第1グランドパターン
174 グランドパターン
180 フィルタ用インダクタ素子
190 フィルタ用コンデンサ素子
191 第2グランドパターン
200 インバータ装置
205 インバータ用制御回路部
205A インバータ用制御回路基板
220 半導体モジュール
230 コンデンサモジュール
230c コンデンサケース
230d 凹部
230h 正極側コンデンサ端子
230i 負極側コンデンサ端子
230j 正極側電源端子
230k 負極側電源端子
230l 正極側コンバータ端子
230m 負極側コンバータ端子
240 流路形成体(金属ベース)
243 冷却流路
300 電力変換装置
411、412 突起部(設置部材)
420 絶縁性取付部材
421 第1バスバー取付部
422 第2バスバー取付部
640 第1バスバー
650 第2バスバー
660 端子取付座
661 出力端子
H1〜H4 MOSFET
S1〜S4 MOSFET

Claims (6)

  1. 金属ベースに搭載され冷却される平滑用インダクタと、
    コンデンサ基板に実装された平滑用コンデンサと、
    前記コンデンサ基板と前記金属ベースとの間に所定の空間が確保されるように前記コンデンサ基板を前記金属ベースに設置する設置部材とを備え
    前記コンデンサ基板には、前記平滑用コンデンサの一端が接続されたグランドパターンが設けられ、
    前記設置部材は導電性材料で形成され、
    前記グランドパターンは前記設置部材により前記金属ベースに電気的に接続され、前記コンデンサ基板に実装されたフィルタ用コンデンサと、
    前記金属ベースに搭載され、前記フィルタ用コンデンサとともにノイズフィルタを構成するフィルタ用インダクタとをさらに備え、
    前記グランドパターンは、前記平滑用コンデンサの一端が接続された第1のグランドパターンおよび前記フィルタ用コンデンサの一端が接続された第2のグランドパターンを含み、
    前記第1および第2のグランドパターンは前記設置部材を介して前記金属ベースに電気的に接続されている、コンバータ。
  2. 請求項に記載のコンバータにおいて、
    前記設置部材は、前記第1のグランドパターンを前記金属ベースに接続する第1の設置部材と、前記第2のグランドパターンを前記金属ベースに接続する第2の設置部材とを含み、
    前記第1のグランドパターンと前記第2のグランドパターンは、それぞれ、異なる経路で前記金属ベースに電気的に接続されている、コンバータ。
  3. 請求項に記載のコンバータにおいて、
    前記平滑用インダクタと前記フィルタ用インダクタとを接続するとともに、前記平滑用コンデンサの他端が接続される第1のバスバーと、
    前記フィルタ用インダクタを出力端子に接続するとともに、前記フィルタ用コンデンサの他端が接続される第2のバスバーと、
    前記金属ベースに固定され、前記第1のバスバーを保持する第1の絶縁性取付部材と、
    前記金属ベースに固定され、前記第2のバスバーを保持する第2の絶縁性取付部材とを備え、
    前記第1の絶縁性取付部材と前記第2の絶縁性取付部材とは1つの部材として一体化されて形成されているコンバータ。
  4. 請求項に記載のコンバータにおいて、
    前記平滑用インダクタと前記フィルタ用インダクタとを接続するとともに、前記平滑用コンデンサの他端が接続される第1のバスバーと、
    前記フィルタ用インダクタを出力端子に接続するとともに、前記フィルタ用コンデンサの他端が接続される第2のバスバーと、
    前記金属ベースに固定され、前記第1のバスバーを保持する第1の絶縁性取付部材と、
    前記金属ベースに固定され、前記第2のバスバーを保持する第2の絶縁性取付部材とを備え、
    前記コンデンサ基板は、前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとの間に掛け渡され、
    前記第1の設置部材と第2の設置部材は、前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとの間に掛け渡された前記コンデンサ基板の中央部で前記第1のグランドパターンおよび前記第2のグランドパターンに電気的に接続されている、コンバータ。
  5. 請求項1に記載のコンバータにおいて、
    前記金属ベースには冷媒が流通する流路が形成されている、コンバータ。
  6. 請求項に記載のコンバータと、
    前記金属ベースの冷媒流路に挿入され、直流電力と交流電力との間で電力変換するパワーモジュールと、
    前記金属ベースに接して配設され、前記パワーモジュールの前段に設けられる平滑用コンデンサとを備える、電力変換装置。
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