JP6647350B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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この発明は、インバータ、DC/DCコンバータ、車載充電器等の電力変換装置に関するものである。
電気自動車またはハイブリッド車に搭載されるインバータ、DC/DCコンバータ、車載充電器等の電力変換装置は、燃費向上、車内空間拡大、低コスト化等を目的として、小型化および軽量化が求められている。そのため、電力変換装置を構成する各部品においては、小型化および軽量化させることが重要となっている。
電力変換装置を構成するトランス、リアクトル等の電磁誘導機器を小型化させる手法としては、これらの部品の駆動周波数を高周波化することが有効策として挙げられる。駆動周波数を高周波化することにより、トランスおよびリアクトルを構成するコイル部の巻数を少なくすることができる。また、駆動周波数を高周波化することにより、磁性材料であるコア部の断面積を小さくすることができる。
しかしながら、コイル部、および各部品間を接続する配線基板のパターン部においては、駆動周波数を高周波化することにより、表皮効果の影響がより顕著になるため、発熱量が増加する。したがって、駆動周波数の高周波化によって、コイル部およびパターン部における温度が著しく上昇するという課題が存在した。
また、近年、特に電気自動車において、航続距離向上を目的として、電池容量を増加する傾向が強まっている。そのため、商用の交流電源を直流変換および変圧して電池に供給する役割を担う車載充電器においては、出力電力増加の必要性が高まっている。車載充電器を高出力化する場合、入力側の商用交流電源からの電流量を増加させる必要がある。そのため、車載充電器を構成するトランスおよびリアクトルのコイル部、および配線基板のパターン部を流れる電流量が増加し、発熱量も増加する。したがって、車載充電器を高出力化によっても、コイル部およびパターン部における温度が著しく上昇するという課題が存在した。
このうち、コイル部における温度上昇を抑制する方法としては、コイル部と筐体との間に放熱シートを挿入することにより、トランスおよびリアクトルで発生した熱を筐体および冷却器に放散する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。一方、配線基板のパターン部における温度上昇を抑制する方法としては、配線用パターンをバスバー化する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載された電力変換装置は、パワー半導体モジュールとモータジェネレータとの間の配線にバスバーを使用している。特許文献2に記載された電力変換装置は、バスバーを絶縁性の樹脂材により封止したバスバーモジュールとし、冷却器の流路を構成する開口部の一部をバスバーモジュールによって塞ぐ構成を採用している。バスバーの断面積は、プリント配線板のパターン部の断面積より大きいので、放熱性能を高めることができる。また、バスバーモジュールを冷却水に近接させていることから、効率的に放熱を行うことができる。
国際公開第2014/033852号 特開2014−50209号公報
しかしながら、特許文献2に記載された電力変換装置においては、複数のバスバーが冷却器に対して平行に配置されている。このため、筐体の取付面に平行な方向のバスバーモジュールの占有面積が大きくなる。また、特許文献2に記載された電力変換装置においては、バスバーモジュールが、パワーモジュールに対して積層されている。このため、バスバーモジュールの厚さの分、電力変換装置の厚さが増加する。これらの構造により、電力変換装置が大型化するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、バスバーを用いる構成において、従来よりも小型化を図った電力変換装置を提供することを目的とするものである。
この発明による電力変換装置では、複数の電力変換用部品と、複数の電力変換用部品のうちの2つの間を接続するバスバーと、バスバーを取り付ける取付面を有する筐体とを備え、バスバーは、電力変換用部品の2つのそれぞれと電気的に接続される複数の端子部と、複数の端子部の間を電気的に接続するために設けられた導電部とを有し、導電部は、バスバーが取付面に取り付けられた状態で、取付面に対して傾斜する傾斜部を有し、バスバーは、絶縁性樹脂によって保持され、バスバーおよび絶縁性樹脂は、一体成形されたバスバーモジュールを構成し、バスバーモジュールは、取付面に取り付けられる複数の固定部を有し、バスバーは、複数の固定部のうち、いずれか2つの固定部の間に設けられ、かつ取付面と平行となるように傾斜部から延出された延出部を有し、延出部は絶縁性樹脂により覆われている。
この発明による電力変換装置は、バスバーを用いる構成において、従来よりも小型化を図った電力変換装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1による電力変換装置の一部を示す回路構成図である。 図1の電力変換装置の全体を示す分解斜視図である。 図2のバスバーモジュールが筐体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図3のバスバーモジュールおよび筐体を示す分解斜視図である。 図3のバスバーモジュールの長手方向に対して垂直に切った断面図である。 図3のバスバーモジュールを示す斜視図である。 図6のバスバーを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2による電力変換装置の一部を示す回路構成図である。 この実施の形態2におけるバスバーモジュールを示す斜視図である。 図9の2つのバスバーを示す斜視図である。 図10の一方のバスバーを示す斜視図である。 図10の他方のバスバーを示す斜視図である。 図9のバスバーモジュールを平面Aで切った部分断面図である。 図9のバスバーモジュールにおけるB−B線に沿った断面図である。 変形例のバスバーモジュールを示す斜視図である。 変形例のバスバーモジュールを示す上面図である。 この発明の実施の形態3による電力変換装置の一部を示す回路構成図である。 この実施の形態3におけるバスバーモジュールを示す斜視図である。 図18のバスバーを示す斜視図である。 図18のバスバーモジュールにおけるC−C線に沿った断面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分もしくは相当部分は、同一符号で示し、重複する説明は、省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による電力変換装置の一部を示す回路構成図である。この実施の形態1による電力変換装置1は、車載充電器におけるハードスイッチング方式のフルブリッジDC/DCコンバータ部1aを有している。図1は、DC/DCコンバータ部1aの回路構成を示している。後述するように、バスバーモジュール20は、図1の太線で示した配線1000に用いられる。
電力変換装置1は、例えば100〜200Vの商用の入力交流電圧を、電気自動車の駆動用バッテリー電圧300〜400V程度の直流電圧に変換し昇圧する。電力変換装置1は、DC/DCコンバータ部1aの他に、AC/DCコンバータ部、各コンバータ間のコンデンサ部、およびフィルタ回路部を有しているが、図1では省略している。
DC/DCコンバータ部1aは、スイッチング回路部100と、トランス回路部110と、整流回路部120と、平滑回路部130とを有している。すなわち、スイッチング回路部100と、トランス回路部110と、整流回路部120と、平滑回路部130とは、DC/DCコンバータ部1aを構成している。また、DC/DCコンバータ部1aは、入力側に、正側入力端子aおよび負側入力端子bを有し、出力側に、出力端子cおよび出力端子dを有している。
スイッチング回路部100は、複数のMOSFET(金属−半導体酸化物−半導体電界効果トランジスタ)、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)等のスイッチング素子101を有し、正側入力端子aおよび負側入力端子b間に印加される入力直流電圧を交流電圧に変換する。
トランス回路部110は、トランス111を有している。トランス111は、1次側コイル112と、2次側コイル113とを有している。トランス回路部110は、変圧機能を有しており、スイッチング回路部100で交流に変換された入力電圧を、絶縁させながら、必要に応じて出力端子cおよび出力端子dに接続されるバッテリーの電圧まで昇圧する。トランス回路部110では、1次側コイル112の巻数に対する2次側コイル113の巻数の巻数比に応じて、変圧比が決められる。この例では、2次側コイル113の巻数は、1次側コイル112の巻数よりも多くなるように設定されている。
整流回路部120は、整流素子である複数のダイオード121を有している。この例では、整流回路部120は、4つのダイオードを有している。整流回路部120は、トランス回路部110の2次側コイル113から出力された高電圧の交流電圧を、直流電圧に変換する。
平滑回路部130は、平滑リアクトル131と平滑コンデンサ132とを有している。平滑回路部130は、整流回路部120で整流された直流電圧を、平滑して出力端子cおよびdに出力する。
図2は、図1の電力変換装置1の全体を示す分解斜視図である。電力変換装置1は、複数の電力変換用部品1bと、筐体7と、回路基板15と、蓋16と、バスバーモジュール20とを備えている。筐体7は、両面が開口されたアルミダイカストの箱型であり、開口された上面は、蓋16によって塞がれる。図示していないが、下面も蓋によって塞がれている。筐体7は、両面の開口の間に取付面である底面70を有している。筐体7の対向する2つの側面の一方には、水路パイプ71が設けられている。他方には、水路パイプ72が設けられている。
複数の電力変換用部品1b、回路基板15、およびバスバーモジュール20は、筐体7に格納される。複数の電力変換用部品1bおよびバスバーモジュール20は、底面70に取り付けられる。回路基板15は、複数の電力変換用部品1bおよびバスバーモジュール20の上方に配置される。これにより、回路基板15は、バスバーモジュール20を挟んで、底面70と反対側に設けられている。筐体7は、格納される複数の電力変換用部品1bのそれぞれ、および回路基板15に対して、接地ラインとなっている。
電力変換用部品1bは、電力変換装置を構成し、フィルタ回路部9、コンデンサ部10、リアクトル部11aおよび11b、パワーモジュール部12、トランス部13、および整流部14を有している。電力変換用部品1bのそれぞれの下面および側面には、図示しない冷却水路が配置されている。冷却水路は、筐体7の底面70と、筐体7の下面の蓋との間に形成されている。冷却水路には、水路パイプ71から冷却用の冷媒が供給される。冷媒は、水路パイプ72から排出される。
回路基板15は、電力変換装置1を制御するとともに、電力変換用部品1bのそれぞれの間の配線に用いられる。各部品間の配線は、各部品が有するそれぞれの端子部を回路基板15に半田付けすることによって行われる。回路基板15には、2つのスルーホール15aおよび、図示しない複数のスルーホールが設けられている。
バスバーモジュール20は、回路基板15と接続されることによって、電力変換用部品1bのうちの2つの部品間を電気的に接続する。この例では、バスバーモジュール20は、パワーモジュール部12とトランス部13との間を電気的に接続している。
図2におけるパワーモジュール部12は、図1の回路図におけるスイッチング回路部100に該当する。また、トランス部13はトランス回路部110に、整流部14は整流回路部120に、リアクトル部11aは平滑回路部130に、それぞれ該当する、バスバーモジュール20は、図1の太線で示した配線1000に該当する。また、図2のコンデンサ部10は、図1のDC/DCコンバータ部1aと、図1に図示していないAC/DCコンバータ部との間に設けられている、図1に図示していないコンデンサ部である。図2のフィルタ回路部9は、図1に図示していないフィルタ回路部である。
図3は、図2のバスバーモジュール20が筐体7に取り付けられた状態を示す斜視図である。図3では、他の部品の記載を省略している。バスバーモジュール20は、長手方向の両端に、固定部43をそれぞれ有している。固定部43は、ねじ8を通す穴である。バスバーモジュール20は、固定部43において、底面70に取り付けられている。固定部43は、後述するように、絶縁性樹脂40によって形成される。
図4は、図3のバスバーモジュール20および筐体7を示す分解斜視図である。筐体7の底面70には、筐体凸部73、2つのねじ穴74、および2つの位置決め用穴75が設けられている。筐体凸部73は、底面70から直方体状に突出している。2つのねじ穴74は、筐体凸部73の長手方向の外側にそれぞれ開けられている。すなわち、2つのねじ穴74は、筐体凸部73を挟むように設けられている。
2つの位置決め用穴75は、筐体凸部73の長手方向において、それぞれのねじ穴74の外側に、それぞれ開けられている。すなわち、2つの位置決め用穴75は、2つのねじ穴74の外側から、筐体凸部73を挟むように設けられている。バスバーモジュール20は、2つのねじ8を固定部43のそれぞれに通し、2つのねじ8を2つのねじ穴74にそれぞれねじ止めすることによって、底面70に固定される。バスバーモジュール20は、2つの位置決め用穴75によって、底面70において位置決めされる。
図5は、図3のバスバーモジュール20を長手方向に対して垂直に切った断面図である。すなわち、図5は、2つの固定部43の間の断面を示している。バスバーモジュール20は、筐体凸部73の上に、中間部材6を介して設置されている。これにより、バスバーモジュール20は、固定部43と異なる部分において、間接的に筐体7と接触している。この例では、中間部材6として、放熱部材である放熱グリスまたは放熱シートを用いている。これにより、バスバーモジュール20から筐体7への放熱性を高めることができる。
なお、この例では、中間部材6として、放熱部材を用いたが、例えば、樹脂製の板材を用いてもよい。
バスバーモジュール20は、板状のバスバー30と、絶縁性樹脂40とを有している。バスバー30は、絶縁性樹脂40に覆われている。すなわち、バスバー30は、絶縁性樹脂40によって保持され、バスバー30および絶縁性樹脂40は、バスバーモジュール20を構成している。これにより、バスバー30は、底面70に取り付けられている。
バスバー30の断面形状は、L字形状である。バスバー30は、傾斜部300と延出部301とを有している。傾斜部300は、底面70に対して傾斜するように、絶縁性樹脂40の中に配置されている。ここでいう傾斜とは、底面70に対して、平行でないことを意味する。すなわち、傾斜には、直角も含まれる。この例では、傾斜部300は、底面70に対して直角になるように配置されている。延出部301は、傾斜部300から延出されている。延出部301は、底面70と平行となるように、傾斜部300から折り曲げられている。なお、延出部301は、傾斜部300に対して、別部材を溶接等の接合で取り付けてもよい。
バスバーモジュール20は、本体部41および水平部42を有している。水平部42は、底面70に対して水平な方向に延びている。本体部41は、水平部42に連接して、底面70に対して垂直な方向に延びている。すなわち、本体部41は、バスバー30の傾斜部300が絶縁性樹脂40によって覆われている部分である。水平部42は、バスバー30の延出部301が絶縁性樹脂40によって覆われている部分である。水平部42においては、延出部301の筐体凸部73の側は、絶縁性樹脂40によって覆われている。すなわち、バスバーモジュール20の筐体7と対向する側は、絶縁性樹脂40によって覆われている。
水平部42は、筐体凸部73の上に、中間部材6を介して配置されている。これにより、バスバー30は、絶縁性樹脂40を介して筐体7と接触している。また、バスバー30は、延出部301において、中間部材6を介して筐体7と接触している。水平部42と筐体凸部73との間に、中間部材6を挿入することにより、固定部43以外の箇所でバスバーモジュール20と筐体7が接触することになり、バスバーモジュール20の耐振性を更に高めることができる。
バスバー30の材料は、銅、アルミニウムなどの金属材料が用いられる。これにより、バスバー30は、複数の電力変換用部品1bのうちの2つの間を接続する。バスバー30の電気抵抗は、材料の種類による電気抵抗率、バスバー30の板厚、およびバスバー30の幅によって調整される。バスバー30は、以下の2つの工程により作製される。1つ目の工程は、金属平板をプレス金型などにより打ち抜き、板金を作製する工程である。2つ目の工程は、その板金に、折り曲げ加工を施す工程である。プレス金型による打ち抜きの代わりに、金属平板にレーザー加工、エッチングなどを施して、バスバー30を作製してもよい。
図6は、図3のバスバーモジュール20を示す斜視図である。バスバーモジュール20には、絶縁性樹脂40によって、2つの固定部43、2つの位置決めピン44、複数の露出孔45、および2つのリブ46が形成されている。
2つの固定部43のそれぞれは、バスバー30から離間して設けられている。バスバーモジュール20は、固定用部材であるブッシュ5をさらに備えている。ブッシュ5は、鉄製の円筒形状の構造部品である。ブッシュ5の材質は、鉄に限るものではなく、ステンレス等の金属であってもよい。
バスバーモジュール20は、バスバー30およびブッシュ5が成形用金型内に配置された状態で、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、エポキシ樹脂などの絶縁性の封止材を成形用金型内に充填硬化することによって作製される。これにより、バスバー30およびブッシュ5は、封止材の硬化体である絶縁性樹脂40で充填され、一体化される。2つの固定部43は、バスバー30およびブッシュ5が一体化される際に、ブッシュ5が配置された位置に形成される。
2つの位置決めピン44は、2つの固定部43のそれぞれの近傍に配置されている。2つの位置決めピン44は、バスバーモジュール20からそれぞれ突出したピンである。2つの位置決めピン44が2つの位置決め用穴75にそれぞれ嵌め入れられることにより、バスバーモジュール20は、底面70において位置決めされる(図4参照)。
複数の露出孔45は、バスバーモジュール20において、絶縁性樹脂40が部分的に形成されていない部分である。この例では、各露出孔45の形状は、円柱形状であり、各露出孔45の底にあたる部分には、バスバー30が露出している。すなわち、バスバー30は、端子部302と異なる位置において露出している。
図6では、本体部41における露出孔45は、本体部41の一面のみを示しているが、反対側の面にも、露出孔45が設けられている。すなわち、本体部41では、露出孔45は、バスバーモジュール20を挟んで設けられている。これにより、バスバー30は、バスバー30の傾斜部300の両側の面において、それぞれ露出している。
各露出孔45は、バスバー30が絶縁性樹脂40により成形される場合に、成形用金型がバスバー30に対して接触することで形成される。したがって、この例では、バスバー30の傾斜部300は、絶縁性樹脂40で成形される場合に、成形用金型により挟まれる構成になっている。
水平部42における2つの露出孔45は、図6の水平部42の見えている側に、設けられている。すなわち、バスバー30の延出部301は、筐体7と対向する側と反対側の面において露出している。露出孔45は、水平部42において、底面70と対向する側には設けられていない。
リブ46は、固定部43に接続している位置に設けられている。リブ46は、固定部43を本体部41に保持する強度を高めている。これにより、バスバーモジュール20の耐振性を向上させることができる。
図7は、図6のバスバー30を示す斜視図である。バスバー30は、傾斜部300の両端において、2つの端子部302をさらに有している。2つの端子部302は、上向きに延びている。端子部302の先端は面取りされ、先端の形状は、尖った形状になっている。端子部302の先端に延びる方向に垂直な面S1の断面積は、傾斜部300の長手方向に垂直な面S2の断面積の半分以下に設定されている。
2つの端子部302は、回路基板15のスルーホール15aを通り、半田付けによって回路基板15にそれぞれ接続される(図2参照)。パワーモジュール部12は、回路基板15と接続されている。また、トランス部13は、回路基板15と接続されている。これにより、2つの端子部302は、パワーモジュール部12およびトランス部13のそれぞれと、電気的に接続されている。2つの端子部302の間には、電気が流れる導電部3が設けられている。この例では、傾斜部300が導電部3を構成している。なお、2つの端子部302と回路基板15との接続は、溶接によってもよい。
バスバー30には、2つの切欠部303がさらに形成されている。2つの切欠部303は、延出部301が傾斜部300に対して折り曲げられている根元部の両外側において、傾斜部300を切り欠いて形成されている。切欠部303を形成することにより、延出部301は、傾斜部300に対して高さ方向にずれを生じることなく、折り曲げることができる。すなわち、延出部301は、傾斜部300に対して、容易に垂直に曲げることができる。したがって、バスバーモジュール20の高さを抑制することができる。これにより、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
バスバーモジュール20を成形する場合、傾斜部300および2つの端子部302に成形用金型を接触させることにより、バスバー30における平面方向の位置が決まる。また、延出部301および2つの端子部302に成形用金型を接触させることにより、バスバー30における高さ方向の位置が決まる。
次に、この実施の形態1の電力変換装置における作用について説明する。
電力変換装置1では、電力変換用部品1bの配線部材として、プリント配線板のパターン配線ではなく、厚みを有するバスバー30を使用している。そのため、配線部で発生する熱を、特に低周波領域においてプリント配線板におけるパターン配線の場合と比べて大幅に低減させることができる。したがって、配線部での放熱性を向上させることができる。これにより、電力変換装置1の高周波化および高出力化に容易に対応することができる。また、配線部での発熱が低減されることから、電力変換装置1の高効率化が可能となり、電力エネルギー消費量を削減することができる。
また、バスバー30を用いることにより、配線部において発生する寄生インダクタンスを大幅に低減させることができる。そのため、DC/DCコンバータ部1aで発生する電圧サージを抑制することができる。また、サージ成分を小さくすることによって、電力変換装置1においてEMC(電磁両立性)特性の向上、および使用する半導体素子のコストの低減を図ることができる。
バスバー30の傾斜部300が筐体7の底面70に対して、平行にならず、傾斜して設けられていることから、底面70に平行な面におけるバスバー30の占有面積を小さくすることができる。この例では、傾斜部300が底面70に対して直角に設けられていることから、底面70に平行な面におけるバスバー30の占有面積をさらに小さくすることができる。また、バスバー30を電力変換用部品1bに対して、積層せずに配置できるため、電力変換装置1の厚さの増加を抑制することができる。これにより、電力変換装置1の小型化および軽量化を図ることができる。また、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
回路基板15は、バスバーモジュール20を挟んで、底面70と反対側に設けられている。すなわち、筐体7と回路基板15との間にバスバーモジュール20が配置されている。そのため、回路基板15上にも部品を搭載できることから、電力変換装置1内の実装密度を高めることができる。これにより、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
バスバー30は、絶縁性樹脂40により保持されている。そのため、バスバー30と電力変換用部品1bとの絶縁、およびバスバー30と筐体7との絶縁を容易に行うことができる。
バスバーモジュール20は、固定部43を有している。そのため、バスバーモジュール20を容易に筐体7に固定することができる。通常、バスバーモジュール20は、端子部302によって回路基板15に固定されている。しかし、この例では、バスバーモジュール20が筐体7にも固定されている。そのため、電力変換装置1に振動が加わった場合においても、端子部302への応力をさらに抑制することができる。これにより、電力変換装置1を、長期に渡り安定的に駆動させることができる。
固定部43は、バスバー30から離間している。そのため、バスバーモジュール20の耐振性を向上させることができる。すなわち、振動が起こった場合においても、固定部43で振動を吸収することができるため、バスバー30での振動応力発生、特に、端子部302での振動応力を抑制することが可能となる。これにより、電力変換装置1を安定的に駆動させることができる。
バスバーモジュール20は、固定部43と異なる部分において筐体7に接触しているため、バスバーモジュール20の耐振性を向上させることができる。これにより、振動が起こった場合においても、電力変換装置1を安定的に駆動させることができる。
2つの固定部43の間に、絶縁性樹脂40に覆われたバスバー30、および水平部42が設けられている。そのため、バスバー30の耐振性、強度をより確実に確保することが出来る。更に、水平部42を筐体7の底面70に確実に接触させることができる為、バスバーモジュール20として更に耐振性を向上させることが出来る。これにより、2つの固定部43によって、バスバーモジュール20は、底面70に安定して配置することができる。
バスバーモジュール20を筐体7に実装する場合、筐体7に設けた位置決め用穴75に位置決めピン44を挿入することによって、筐体7におけるバスバーモジュール20の位置を精度よく決めることができる。そのため、バスバーモジュール20を固定する時のばらつきを抑制することができる。これにより、バスバーモジュール20の製造管理が容易となり、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
バスバーモジュール20は、ねじ止めにより筐体7に固定される。この時、ブッシュ5を樹脂で作製していると、樹脂のクリープ現象が発生し、ねじの固定力が低減する可能性がある。ブッシュ5を鉄で作製した場合、このクリープ現象を防止することができる。これにより、電力変換装置1の長期信頼性を確保することができる。
主な発熱部品となるリアクトル部11aおよび11b、パワーモジュール部12、およびトランス部13において、それぞれの底面および側面には筐体7の冷却水路が配置されている。そのため、リアクトル部11aおよび11b、パワーモジュール部12、およびトランス部13で発生した熱を冷却水路に効率良く逃がすことができる。これにより、電力変換装置1の小型化および軽量化を図ることができる。また、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
延出部301を傾斜部300から部分的に折り曲げることによって、延出部301は、底面70に対向する平面として形成されている。そのため、延出部301を設けない場合と比較して、筐体7に対する接触面積を大きくすることができる。したがって、中間部材6での熱抵抗を小さくすることができ、放熱性を高めることができる。また、延出部301を部分的に設けることができるため、延出部301の面積調整は容易である。これにより、例えば、延出部301における放熱性の調整を容易に行うことができる。また、延出部301を部分的に設けることによって、延出部301が底面70に対向する面積を必要最小限に抑えることができる。そのため、電力変換装置1の大型化を抑制することが可能となる。
バスバーモジュール20は、中間部材6を介して筐体7と接触されている。そのため、電力変換装置1の駆動におけるバスバー30で発生する熱を効率的に筐体7および冷却水路に逃がすことができる。したがって、電力変換装置1を安定的に駆動させることができる。また、バスバー30の放熱性を高めることができるため、バスバー30の幅および厚みを小さくすることができる。これにより、電力変換装置1の小型化および軽量化を図ることができる。また、電力変換装置1の製造コストの低減をさらに図ることができる。
筐体7には、筐体凸部73が設けられている。そのため、中間部材6を筐体7に配置または塗布する工程において、筐体凸部73は、配置または塗布の目印となる。特に、グリス、接着剤等を塗布する場合においては、筐体凸部73は、塗布状態を目視にて確認しやすくなり、電力変換装置1の生産性を高めることができる。これにより、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
バスバーモジュール20を成形する場合、露出孔45を通して、バスバー30に成形用金型を接触させることによって、バスバーモジュール20におけるバスバー30の位置を精度よく決めることができる。そのため、バスバーモジュール20の構造ばらつき、電気特性ばらつき、および放熱ばらつきを抑制することができる。これにより、電力変換装置1を長期間に渡り安定的に駆動させることができる。また、電力変換装置1の製造管理も容易に実施することができる。さらに、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
バスバーモジュール20の水平部42において、筐体7と対向する側と反対側の面にのみ露出孔45を設け、筐体7側の面には露出孔45を設けないことにより、絶縁性樹脂40から露出したバスバー30から筐体7までの沿面距離を長くすることができる。そのため、バスバーモジュール20の絶縁性を容易に確保することができる。
各端子部302の先端の形状は、尖った形状になっている。そのため、回路基板15にプリントされた配線パターンに接続する場合、端子部302をスルーホールに容易に挿入することができる。したがって、端子部302を回路基板15に、容易に半田付けすることができる。これにより、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
端子部302の断面積を、傾斜部300の断面積の半分以下に設定している。そのため、端子部302を回路基板15に接続する場合の熱容量を小さくすることができる。したがって、安定した接合を実現でき、高い接合性を得ることができる。これにより、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
なお、バスバーモジュール20から筐体7への放熱性は、延出部301と筐体7との間に介在する絶縁性樹脂40の厚み、中間部材6の厚み、絶縁性樹脂40の熱伝導性、および中間部材6の熱伝導性を変更することによって、調整することができる。また、放熱性は、筐体7に接触する延出部301の表面積を変更することでも調整できる。延出部301を設けるだけで放熱性を十分確保できる場合には、中間部材6を介さず、筐体7の上にバスバーモジュール20を直接的に設置してもよい。
なお、2つの固定部43は、それぞれ、バスバー30に隣接させてもよい。この場合、底面70に対向するバスバーモジュール20の占有面積を小さくすることができる。
なお、バスバーモジュール20を成形する際の保持強度の観点から、本体部41において、露出孔45が配置される位置は、バスバーモジュール20の両側面で対称な位置であることが理想である。しかしながら、保持強度が確保されているのであれば、完全な対称位置ではなく、互いにずれた位置に両側面の露出孔45をそれぞれ配置しても構わない。
なお、端子部302は、電力変換用部品1bと直接接続してもよい。この場合、TIG溶接(Tungsten Inert Gas溶接)等の接合方法により接合することができる。このように各部品に直接接続した場合には、回路基板15をなくすことができる。そのため、電力変換装置1の小型化を図ることができる。また、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
なお、端子部302の先端形状は、U字のベンド形状としてもよい。この場合、端子部302における接続時の応力緩和を図ることができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2による電力変換装置について、図8〜図16を用いて説明する。実施の形態1では、1つのバスバーモジュールは、1つのバスバーのみを有していたが、この実施の形態2では、1つのバスバーモジュールは、2つのバスバーを有している。これにより、バスバーモジュールの小型化を図ることができる。
図8は、この発明の実施の形態2による電力変換装置の一部を示す回路構成図である。図8は、DC/DCコンバータ部1aの回路構成図を示している。バスバーモジュール21は、図8の太線で示した配線1000および配線1001に用いられる。
図9は、この実施の形態2におけるバスバーモジュール21を示す斜視図である。バスバーモジュール21は、2つのバスバー31およびバスバー32を有している。2つのバスバー31および32は、ブッシュ5とともに、絶縁性樹脂40によって、一体に成形されている。バスバー31は、図8における配線1000に該当し、バスバー32は、図8における配線1001に該当する。バスバーモジュール21が、2つのバスバー31および32を有することにより、2つのバスバー31および32を、2つのバスバーモジュールとして個別に有する場合と比較して、電力変換装置1を小型化することができる。
バスバーモジュール21の本体部41の側面には、複数の円形の露出孔45aおよび複数の円形の露出孔45bが設けられている。露出孔45aおよび露出孔45bは、バスバーモジュール21の長手方向において、交互に配置されている。
露出孔45aおよび露出孔45bは、バスバーモジュール21の反対側の面にも、それぞれの位置に合わせて設けられている。露出孔45aは、バスバーモジュール21を挟んで対称な位置にそれぞれ設けられている。露出孔45bは、バスバーモジュール21を挟んで対称な位置にそれぞれ設けられている。
バスバーモジュール21の水平部42の上面には、複数の矩形の露出孔45cが設けられている。露出孔45cの開口面積は、露出孔45aおよび露出孔45bの開口面積より大きい。そのため、バスバーモジュール21の成形において溶融状態の絶縁性樹脂40を充填する際、溶融状態の絶縁性樹脂40による延出部311の変形をより確実に防止することができる。これにより、水平部42における絶縁性樹脂40の充填を、より確実に実施することができる。
図10は、図9の2つのバスバー31およびバスバー32を示す斜視図である。バスバー31は、傾斜部310を有している。バスバー32は、傾斜部320を有している。傾斜部310の形状は、平板形状である。また、傾斜部320の形状は、平板形状である。傾斜部310および傾斜部320は、互いに間隔をあけて平行に配置されている。
図11は、図10の2つのバスバーのうちの一方のバスバー31を示す斜視図である。バスバー31は、さらに、延出部311、および2つの端子部312を有している。また、バスバー31には、2つの切欠部313、および3つの貫通穴部314が形成されている。各貫通穴部314は、傾斜部310をそれぞれ貫通している。
図12は、図10の2つのバスバーのうちの他方のバスバー32を示す斜視図である。バスバー32は、2つの端子部322を有している。また、バスバー32には、3つの貫通穴部324が設けられている。各貫通穴部324は、傾斜部320をそれぞれ貫通している。
図13は、図9のバスバーモジュール21において、図9の一点鎖線で示す平面Aで切った断面図である。平面Aは、2つの露出孔45aの中央および露出孔45bの中央を含み、底面70と水平な方向の面である。図13における左右両側の露出孔45aは、バスバー32をそれぞれ露出させている。これにより、バスバー32は、露出孔45aおよび貫通穴部314を通して露出している。また、図13における左右両側の露出孔45bは、バスバー31をそれぞれ露出させている。これにより、バスバーは、露出孔45bおよび貫通穴部324を通して露出している。
また、バスバー31の貫通穴部314は、露出孔45aに露出しないように絶縁性樹脂40によって覆われている。この時、貫通穴部314は、絶縁性樹脂40で充填されておらず、貫通穴部314には、空間315が存在する。この空間315は、露出孔45aと連通している。貫通穴部314を露出しないように絶縁性樹脂40で覆うことにより、バスバー31の露出を防止し、露出孔45a領域でのバスバー31とバスバー32間の絶縁を確実に実施することが可能となる。また、当該箇所でのバスバー31と周辺部品間での絶縁も実施することも可能となる。
また、バスバー32の貫通穴部324は、露出孔45bに露出しないように絶縁性樹脂40によって覆われている。この時、貫通穴部324は、絶縁性樹脂40で充填されておらず、貫通穴部324には、空間325が存在する。この空間325は、露出孔45bと連通している。貫通穴部324を露出しないように絶縁性樹脂40で覆うことにより、バスバー32の露出を防止し、露出孔45b領域でのバスバー31とバスバー32間の絶縁を確実に実施することが可能となる。また、当該箇所でのバスバー32と周辺部品間での絶縁も実施することも可能となる。
バスバーモジュール21を成形する場合、成形用金型をバスバー31の両側から同時に接触させ、成形用金型をバスバー32の両側から同時に接触させている。そのため、成形時におけるバスバー31およびバスバー32の変形は抑制される。これにより、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
図14は、図9のバスバーモジュール21における図9のB−B線に沿った断面図である。水平部42と筐体凸部73との間には、中間部材6が設けられている。これにより、バスバーモジュール21は、水平部42において、間接的に筐体7と接触している。
水平部42において、露出孔45cは、図14における上側にのみ設けられている。すなわち、バスバーモジュール21の筐体7と対向する側は、絶縁性樹脂40によって覆われ、バスバー31は、絶縁性樹脂40を介して筐体7と接触している。
この実施の形態2のバスバーモジュール21によると、電力変換装置1が駆動した場合、2つのバスバー31およびバスバー32には、それぞれ逆方向の電流が流れるように、周辺部品との接続がなされている。そのため、バスバーモジュール21の外側では、バスバー31およびバスバー32によって発生するそれぞれの磁束がキャンセルされる。したがって、バスバーモジュール21における寄生インダクタンスの発生を抑制することができる。これにより、実施の形態1よりも電力変換装置1のサージ成分をさらに小さくすることができる。
また、2つのバスバー31およびバスバー32の間の部分は、それぞれのバスバー31および32で発生する磁束が強め合う高磁界領域となる。そのため、対面するそれぞれのバスバー31および32の平面において電流分布が発生されることになり、高周波動作時におけるバスバー31および32の電気抵抗を、バスバーが1つの場合と比較して大幅に低減することが可能となる。したがって、電力変換装置1を高周波化した場合であっても、バスバーモジュール21での発熱をさらに抑制することができる。これにより、バスバーモジュール21の温度上昇の抑制、およびバスバーモジュール21の小型化を図ることができる。さらに、電力変換装置1の高効率化、小型化、軽量化、および低コスト化を図ることができる。
また、2つのバスバー31および32が間隔をあけて設けられていることから、2つのバスバー31および32の間での静電容量による発熱を低減することができる。そのため、バスバーモジュール21の温度上昇の抑制、およびバスバーモジュール21の小型化を図ることができる。さらに、電力変換装置1の高効率化、小型化、軽量化、および低コスト化を図ることができる。また、バスバーモジュール21では、2つのバスバー31および32の間隔の調整を容易に行うことができる。これにより、バスバーモジュール21において、静電容量および発熱量の調整も容易に行うことができる。
図14に示すように、電力変換装置1が駆動時、バスバー31で発生した熱は、延出部311から水平部42、中間部材6、および底面70を介して、冷却水路に効率的に放熱される。同様に、バスバー32で発生した熱は、バスバー間の絶縁性樹脂40、バスバー31、中間部材6、および底面70を介して冷却水路に放熱される。これにより、電力変換装置1を安定的に駆動させることができる。また、バスバー31およびバスバー32の放熱性を高めることができるため、バスバー31および32のそれぞれの幅およびそれぞれの厚みを小さくすることができる。これにより、バスバーモジュール21の小型化および軽量化を図ることができ、電力変換装置1の小型化および軽量化を図ることができる。また、電力変換装置1の製造コストの低減をさらに図ることができる。
尚、本実施の形態1では、バスバー31の貫通穴部314およびバスバー32の貫通穴部324を絶縁性樹脂40によって充填していない。しかしながら、成形時における溶融した絶縁性樹脂40での各バスバー31および32の変形が大きくない場合においては、各貫通穴部314、324、および各露出孔45a、45bを絶縁性樹脂40で充填してもよい。この場合、例えば、バスバー31の貫通穴部314は、バスバーモジュール21を成形する際に、溶融した絶縁性樹脂40による圧力を逃すことができる。すなわち、貫通穴部314は、溶融した絶縁性樹脂40による圧力を緩和させる効果を有している。したがって、貫通穴部314周辺でのバスバー31の変形を抑制することが可能となり、各バスバー31および32の露出を抑制することができる。これにより、周辺部品との絶縁を容易に確保することができる。
なお、この実施の形態2では、バスバー31にのみ延出部311を設けているが、バスバー32にも延出部を設けてもよい。この場合、バスバー32は、筐体7に接続される。そのため、バスバー32で発生する熱を、バスバー31を介さずに放熱することができる。これにより、バスバーモジュール21の放熱性をさらに高めることができる。この時、バスバー32の延出部と筐体7との間に、中間部材6を介することにより、バスバーモジュール21の放熱性をさらに高めることができる。
なお、実施の形態1と同様に、成形時の保持強度が十分に確保されているのであれば、露出孔45aは、2つのバスバー31および32の両方を挟んだ両側において、完全に対称な位置としなくてもよい。また、露出孔45bも、2つのバスバー31および32の両方を挟んだ両側において、完全に対称な位置としなくてもよい。すなわち、2つのバスバー31および32の両方を挟んだ両側において、完全に対称な位置からずらした位置に、露出孔45aおよび45bをそれぞれ配置しても構わない。
次に、この実施の形態2のバスバーモジュール21の変形例であるバスバーモジュール22について、図15および図16を用いて説明する。実施の形態2においては、露出孔45は、本体部41の側面に設けられていた。この変形例では、開口部が、バスバーモジュール22の上部に設けられている。
図15は、変形例のバスバーモジュール22を示す斜視図である。図16は、変形例のバスバーモジュール22を示す上面図である。バスバーモジュール22には、バスバーモジュール22の上面に、4つの開口部47が設けられている。4つの開口部47は、バスバーモジュール22の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配置されており、バスバー31およびバスバー32を交互に露出させている。
開口部47によってバスバー31の傾斜部310が露出している高さは、傾斜部310全体の高さの半分程度に設定されている。また、開口部47によってバスバー32の傾斜部320が露出している高さは、傾斜部320全体の高さの半分程度に設定されている。これにより、2つのバスバー31および32を成形する段階において、各バスバー31および32に貫通穴部314および324をそれぞれ設けることなく、各バスバー31および32の変形を防止することができる。なお、開口部47の高さは、絶縁性樹脂40の溶融状態における圧力が小さい場合には、開口部47の高さを傾斜部310全体の高さの半分程度でなく、さらに浅くすることができる。
2つのバスバー31およびバスバー32には、貫通穴部は形成されていない。そのため、貫通穴部における各バスバー31および32における電気抵抗の増加を防止することができる。したがって、バスバーモジュール22を用いた電力変換装置1の効率を高めることができる。
また、バスバー31の開口部47は、バスバーモジュール22の長手方向において、バスバー32の開口部47と、間隔をあけて配置されている。また、開口部47において、2つのバスバー31および32は、同時に露出していない。そのため、2つのバスバー31および32の間の絶縁を容易に行うことができる。また、2つのバスバー31および32において、絶縁の為の切欠部を形成する必要はない。
しかし、例えば、バスバーモジュール22と電力変換用部品1bの配線基板との絶縁、およびバスバーモジュール22と電力変換用部品1bの周辺部品との絶縁を確保するため、開口部47において、2つのバスバー31および32に切欠部を形成してもよい。また、周辺部品との絶縁を確保するため、2回目の樹脂成形を実施し、開口部47を絶縁性樹脂で充填してもよい。開口部47を覆うように、絶縁テープまたは絶縁シートを貼り付けてもよい。
実施の形態3.
次に、実施の形態3による電力変換装置について、図17〜図20を用いて説明する。実施の形態3では、バスバーの端子部の形状を丸端子形状としている。
図17は、この発明の実施の形態3による電力変換装置の一部を示す回路構成図である。図17は、DC/DCコンバータ部1aを示す回路構成図である。バスバーモジュール23は、図17の太線で示した配線1002に用いられる。バスバーモジュール23は、図17のDC/DCコンバータ部1aにおける2次側に使用される。本実施の形態3での電力変換装置1は、降圧型DC/DCコンバータを想定しており、2次側は、1次側から降圧されて、電気自動車内またはハイブリッド自動車内の14V系電装部品を駆動するために出力される。
図18は、この実施の形態3におけるバスバーモジュール23を示す斜視図である。図19は、図18のバスバー33を示す斜視図である。バスバーモジュール23は、バスバー33を有している。
バスバー33は、バスバー33の長手方向は、底面70と平行に延びており、先端に穴が設けられた丸端子である2つの端子部332aおよび端子部332bを有している。そのため、2つの端子部332aおよび332bは、各部品と平面的に強固に接続される。したがって、2つの端子部332aおよび332bは、電力変換装置1の耐振性を高めることができる。これにより、電力変換装置1を長期にわたり安定して駆動させることができる。一方の端子部332bには、ナット51に重ねられる形で絶縁性樹脂40と一体成形された端子台が備えられている。
延出部331は、端子部332aおよび端子部332bの間に設けられている。そのため、延出部331は、バスバー33の導電部3の一部を構成している。したがって、バスバーモジュール23の小型化が可能となる。これにより、電力変換装置1の小型化および軽量化を図ることができる。また、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
固定部43は、延出部331の領域内に形成されている。そのため、バスバーモジュール23の小型化が可能となる。これにより、電力変換装置1のさらなる小型化および軽量化を図ることができる。また、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。なお、固定部43は、バスバー33と隣接または離間して形成してもよい。
固定部43は、中間部材6とともに設けられている。すなわち、固定部43は、バスバー33の領域内に中間部材6とともに設けられている。そのため、中間部材6の固定を、より確実に実施できる。これにより、接触熱抵抗の低減、および放熱性のさらなる向上を図ることができる。
バスバー33は、延出部331の領域内のブッシュ5およびナット51とともに、絶縁性樹脂40により一体成形されている。ナット51は、鉄製の袋形状のインサートナットであるが、材質は鉄に限るものではなく、ステンレス等の金属であってもよい。ナット51は、成形時において、端子部332b、および図示しないナット51の下面の露出部によって上下方向に保持されている。バスバーモジュール23では、バスバー33の延出部331の一部に切欠部333が形成されている。
図20は、図18のバスバーモジュール23における図18のC−C線に沿った断面図である。開口部47は、バスバーモジュール23の上部に設けられており、バスバー33の傾斜部330の一部が露出している。このような構造を採ることにより、バスバー33を絶縁性樹脂40にて成形する工程において、成形用金型が開口部47においてバスバー33を挟むことにより、成形段階でのバスバー変形が防止される構成となっている。
また、バスバー33と筐体7との間には絶縁性樹脂40が介在しておらず、バスバー33の延出部331と中間部材6とが直接接触している。バスバー33は、降圧型DC/DCコンバータの2次側であり、印加電圧が低いことが特徴である。そのため、バスバー33と筐体7とが接触しなければ、バスバー33と筐体7との絶縁を容易に確保することができる。この例では、絶縁体である中間部材6がバスバー33と筐体7との間に配置されていることから、絶縁性樹脂40を介在させる必要がない。また、バスバー33と中間部材6とが直接接触していることから、放熱性をさらに高める効果がある。
なお、端子部332aおよび332bは、電力変換用部品1bと直接接続してもよい。この場合、TIG溶接(Tungsten Inert Gas溶接)等の接合方法により接合することができる。このように各部品に直接接続した場合には、回路基板15をなくすことができる。そのため、電力変換装置1の小型化を図ることができる。また、電力変換装置1の製造コストの低減を図ることができる。
なお、実施の形態1から3では、バスバーモジュール20〜23は、固定部43において、ねじ8によって、筐体7に固定されている。しかしながら、バスバーモジュール20〜23の固定は、ねじ止めに限らない。例えば、バスバーモジュール20を六角スペーサねじで筐体7に固定した後、リアクトル部11aを固定するばねを筐体7に搭載し、共締めによって、さらに強固に筐体7に固定してもよい。また、バスバーモジュール20には、絶縁性樹脂40によって、電力変換用部品1bを保持するホルダ部を設け、電力変換用部品1bの固定に使用してもよい。
また、本発明におけるバスバーモジュールは、複数組み合わせることによって、トランス、リアクトル、パワーモジュール等の周辺部品を保持および格納するフレーム構造体として構成してもよい。この場合、フレーム構造体には、バスバーモジュールとしての機能だけでなく、周辺部品を保持および固定する機能も加わる。これにより、電力変換装置のさらなる小型化、軽量化、および低コスト化が実現可能となる。
また、搭載筐体に対して平行に配置されるバスバーであるが、特許文献2の様に電力変換装置のサイズを大きくさせることなく、例えば、電力変換装置内の搭載部品間の隙間空間を使用して配置するバスバーである場合、本発明における搭載筐体の底面に対して直角を含めた傾斜部を有したバスバーで構成されるバスバーモジュール内に組み合わせて一体品としてもよい。この場合、複数のバスバー構成におけるバスバーモジュールとなることから、部品点数の削減、及び電力変換装置の更なる小型軽量化、低コスト化が実現可能となる。また、上記部品間の隙間空間を有効活用できることになる為、電力変換装置の空隙率を下げ、高密度実装も実現可能となる。
また、本発明における筐体の底面に対して直角を含めた傾斜部を有したバスバーで構成されるバスバーモジュールに組み合わせるバスバーには、トランス〜パワーモジュール間等を配線する大電流対応のバスバーだけではなくてもよい。例えば、パワーモジュールを駆動制御する為の回路基板15への配線用バスバー(小電流バスバー)を含めて一体品のバスバーモジュールとして構成してもよい。
また、バスバーモジュールは、図1の回路図に示す範囲に限らず、図1に示した回路以外の回路に用いてもよい。また、バスバーモジュールは、電力変換装置1に対して複数用いてもよい。
1 電力変換装置、1b 電力変換用部品、3 導電部、6 中間部材、7 筐体、20,21,22,23 バスバーモジュール、30,31,32,33 バスバー、40 絶縁性樹脂、42 水平部、43 固定部、70 底面(取付面)、100 スイッチング回路部、110 トランス回路部、120 整流回路部、131 平滑リアクトル、132 平滑コンデンサ、300,310,320,330 傾斜部、301,311,331 延出部、302,312,322,332a,332b 端子部、303,313,333 切欠部、314,324 貫通穴部。

Claims (24)

  1. 複数の電力変換用部品と、
    前記複数の電力変換用部品のうちの2つの間を接続するバスバーと、
    前記バスバーを取り付ける取付面を有する筐体と、
    を備え、
    前記バスバーは、
    前記複数の電力変換用部品のうちの2つのそれぞれと電気的に接続される複数の端子部と、
    前記複数の端子部の間を電気的に接続するために設けられた導電部と
    を有し、
    前記導電部は、前記バスバーが前記取付面に取り付けられた状態で、前記取付面に対して傾斜する傾斜部を有し、
    前記バスバーは、絶縁性樹脂によって保持され、
    前記バスバーおよび前記絶縁性樹脂は、一体成形されたバスバーモジュールを構成し、
    前記バスバーモジュールは、前記取付面に取り付けられる複数の固定部を有し、
    前記バスバーは、前記複数の固定部のうち、いずれか2つの前記固定部の間に設けられ、かつ前記取付面と平行となるように前記傾斜部から延出された延出部を有し、前記延出部は絶縁性樹脂により覆われている
    電力変換装置。
  2. 前記傾斜部は、前記取付面に対して直角に設けられている
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記バスバーは、前記延出部において、中間部材を介して前記筐体と接触する
    請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記バスバーは、前記端子部と異なる位置において露出する
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記中間部材はシート、接着剤、グリスの放熱部材である
    請求項に記載の電力変換装置。
  6. 前記固定部は、前記バスバーから離間して形成される
    請求項に記載の電力変換装置。
  7. 前記延出部において前記筐体と対向する側の平面は、前記絶縁性樹脂によって覆われ、
    前記延出部は、前記絶縁性樹脂を介して前記筐体と接触する
    請求項1または請求項に記載の電力変換装置。
  8. 前記延出部は、前記筐体と対向する側と反対側の面において露出する
    請求項1に記載の電力変換装置。
  9. 前記固定部は2つ設けられ、
    2つの前記固定部の間において、前記バスバーモジュールが前記筐体と接触する
    請求項に記載の電力変換装置。
  10. 前記バスバーモジュールは、複数の前記バスバーを有する
    請求項1に記載の電力変換装置。
  11. 前記複数のバスバーのそれぞれの前記傾斜部は、互いに間隔をあけて平行に配置される
    請求項10に記載の電力変換装置。
  12. 前記複数のバスバーの少なくとも1つには、前記傾斜部を貫通する貫通穴部が形成される
    請求項10または請求項11に記載の電力変換装置。
  13. 前記複数のバスバーの1つは、他の前記バスバーの前記貫通穴部を通して露出する
    請求項12に記載の電力変換装置。
  14. 前記複数のバスバーの1つは、前記取付面と平行に設けられている
    請求項10または請求項11に記載の電力変換装置。
  15. 前記バスバーは、前記バスバーの前記傾斜部の両側の面においてそれぞれ露出する
    請求項に記載の電力変換装置。
  16. 前記延出部は、前記導電部の一部を構成する
    請求項1に記載の電力変換装置。
  17. 前記端子部の断面積は、前記バスバーの前記傾斜部の断面積の半分以下である
    請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  18. 前記バスバーには、前記傾斜部を切り欠いた切欠部が形成される
    請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  19. 回路基板をさらに備え、
    前記回路基板は、前記バスバーモジュールを挟んで、前記取付面と反対側に設けられる
    請求項1に記載の電力変換装置。
  20. 前記回路基板には、複数のスルーホールが設けられ、
    前記複数の端子部のそれぞれは、前記複数のスルーホールのそれぞれを通り、半田付けまたは溶接によって前記回路基板に接続される
    請求項19に記載の電力変換装置。
  21. 前記固定部は、前記バスバーの領域内、または前記バスバーと隣接して形成される
    請求項に記載の電力変換装置。
  22. 前記端子部は、前記電力変換用部品と直接接続される
    請求項1から請求項18および請求項21のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  23. 前記端子部は、前記取付面と平行に延び、前記端子部の先端は、丸端子を有する
    請求項22に記載の電力変換装置。
  24. 前記電力変換用部品は、スイッチング回路部、トランス部、整流回路部、平滑リアクトル、および平滑コンデンサの少なくとも2つを有するDC/DCコンバータ部を構成し、
    前記バスバーは、前記スイッチング回路部、前記トランス部、前記整流回路部、前記平滑リアクトル、および平滑コンデンサの少なくとも2つの部品間を電気的に接続する
    請求項1から請求項23のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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