JP2023059830A - 電力変換装置 - Google Patents

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哲矢 松岡
Tetsuya Matsuoka
雄太 橋本
Yuta Hashimoto
朋樹 小澤
Tomoki KOZAWA
和哉 竹内
Kazuya Takeuchi
信次 ▲高▼井
Shinji Takai
賢宏 清水
Masahiro Shimizu
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Abstract

Figure 2023059830000001
【課題】圧力損失の増大を抑制しつつ低背化できる電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置は、ケース20、半導体モジュール30、半導体モジュール30を一面側から冷却する第1冷却器40、裏面側から冷却する第2冷却器50、第1冷却器40の流路41と第2冷却器50の流路51とをつなぐ連結管60を備える。冷媒80の流量を流路41、51で異ならせ、流量が大きい流路41の断面積を流量が小さい流路51の断面積よりも大きくしている。そして、流路41が広い第1冷却器40については、半導体モジュール30を収容するケース20の一部を利用して構成し、流路51が狭い第2冷却器50については、半導体モジュール30とともにケース20に収容している。
【選択図】図7

Description

この明細書における開示は、電力変換装置に関する。
特許文献1は、電力変換装置を開示している。この電力変換装置は、パワーモジュールと、パワーモジュールを挟むように配置された2つの冷却流路形成体(冷却器)と、2つの冷却器の流路をつなぐ中間パイプを備えている。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開2019-68533号公報
特許文献1では、パワーモジュールと冷却器との積層方向において、電力変換装置の体格を小型化、つまり低背化するために、積層方向において冷却器を薄くすることが考えられる。しかしながら、流路が狭まることで、圧力損失が増大する。上記した観点において、または言及されていない他の観点において、電力変換装置にはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、圧力損失の増大を抑制しつつ低背化できる電力変換装置を提供することにある。
ここに開示された電力変換装置は、
電力変換回路(5)を構成する半導体モジュール(30)と、
半導体モジュールが配置された第1壁部(21、27)と、第1壁部に連なり、第1壁部とともに収容空間(20S、20S1)を規定する第2壁部(22)と、を有し、収容空間に半導体モジュールが配置されたケース(20)と、
第1壁部と、第1壁部の内部に形成され、冷媒が流れる第1流路(41、41A、41B)と、を備えて構成され、半導体モジュールを冷却する第1冷却器(40)と、
冷媒が流れる第2流路(51)を有し、収容空間において半導体モジュール上に配置され、第1冷却器とは反対側から半導体モジュールを冷却する第2冷却器(50、50A、50B)と、
第1流路と第2流路とに連通する連結流路(63)を有する連結部(60)と、
を備え、
第1流路を流れる冷媒の流量が、第2流路を流れる冷媒の流量よりも大きく、
第1流路の断面積が、第2流路の断面積よりも大きい。
開示された電力変換装置によれば、冷媒の流量を第1流路と第2流路とで異ならせ、流量が大きい第1流路の断面積を第2流路の断面積よりも大きくしている。つまり、流量が小さい第2流路を狭くし、流量が大きい第1流路を広くしている。そして、流路が広い第1冷却器については、半導体モジュールを収容するケースの一部を利用して構成し、流路が狭い第2冷却器については、半導体モジュールとともにケースに収容している。この結果、圧力損失の増大を抑制しつつ低背化できる電力変換装置を提供することができる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
第1実施形態に係る電力変換装置の回路構成および駆動システムを示す図である。 電力変換装置を示す平面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 図2のIV-IV線に沿う断面図である。 第2冷却器の効果を示す図である。 変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係る電力変換装置を示す断面図である。 第1冷却器におけるフィンの配置を示す図である。 第3実施形態に係る電力変換装置を示す平面図である。 図9のX-X線に沿う断面図である。 第4実施形態に係る電力変換装置の回路構成を示す図である。 電力変換装置を示す平面図である。 図12のXIII-XIII線に沿う断面図である。 図12のXIV-XIV線に沿う断面図である。 第5実施形態に係る電力変換装置を示す断面図である。 変形例を示す断面図である。
以下、図面に基づいて複数の実施形態を説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
本実施形態の電力変換装置は、たとえば、回転電機を駆動源とする移動体に適用される。移動体は、たとえば、電気自動車(BEV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)などの電動車両、ドローンや電動垂直離着陸機(eVTOL)などの飛行体、船舶、建設機械、農業機械である。以下では、車両に適用される例について説明する。
(第1実施形態)
まず、図1に基づき、車両の駆動システムの概略構成について説明する。
<車両の駆動システム>
図1に示すように、車両の駆動システム1は、直流電源2と、モータジェネレータ3と、電力変換装置4を備えている。
直流電源2は、充放電可能な二次電池で構成された直流電圧源である。二次電池は、たとえばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池、有機ラジカル電池などである。モータジェネレータ3は、3相交流方式の回転電機である。モータジェネレータ3は、車両の走行駆動源、つまり電動機として機能する。モータジェネレータ3は、回生時に発電機として機能する。電力変換装置4は、直流電源2とモータジェネレータ3との間で電力変換を行う。
<電力変換装置の回路構成>
図1は、電力変換装置4の回路構成を示している。電力変換装置4は、少なくとも電力変換回路を備えている。本実施形態の電力変換回路は、インバータ5である。電力変換装置4は、平滑コンデンサ6、駆動回路7などをさらに備えてもよい。
平滑コンデンサ6は、主として、直流電源2から供給される直流電圧を平滑化する。平滑コンデンサ6は、高電位側の電源ラインであるPライン8と低電位側の電源ラインであるNライン9とに接続されている。Pライン8は直流電源2の正極に接続され、Nライン9は直流電源2の負極に接続されている。平滑コンデンサ6の正極は、直流電源2とインバータ5との間において、Pライン8に接続されている。平滑コンデンサ6の負極は、直流電源2とインバータ5との間において、Nライン9に接続されている。平滑コンデンサ6は、直流電源2に並列に接続されている。
インバータ5は、DC-AC変換回路である。インバータ5は、図示しない制御回路によるスイッチング制御にしたがって、直流電圧を3相交流電圧に変換し、モータジェネレータ3へ出力する。これにより、モータジェネレータ3は、所定のトルクを発生するように駆動する。インバータ5は、車両の回生制動時、車輪からの回転力を受けてモータジェネレータ3が発電した3相交流電圧を、制御回路によるスイッチング制御にしたがって直流電圧に変換し、Pライン8へ出力する。このように、インバータ5は、直流電源2とモータジェネレータ3との間で双方向の電力変換を行う。
インバータ5は、3相分の上下アーム回路10を備えて構成されている。上下アーム回路10は、レグと称されることがある。上下アーム回路10は、上アーム10Hと、下アーム10Lをそれぞれ有している。上アーム10Hおよび下アーム10Lは、上アーム10HをPライン8側として、Pライン8とNライン9との間で直列接続されている。
上アーム10Hと下アーム10Lとの接続点、すなわち上下アーム回路10の中点は、出力ライン11を介して、モータジェネレータ3における対応する相の巻線3aに接続されている。上下アーム回路10のうち、U相の上下アーム回路10Uは、出力ライン11を介してU相の巻線3aに接続されている。V相の上下アーム回路10Vは、出力ライン11を介してV相の巻線3aに接続されている。W相の上下アーム回路10Wは、出力ライン11を介してW相の巻線3aに接続されている。
上下アーム回路10(10U、10V、10W)は、直列回路12を有している。上下アーム回路10が有する直列回路12は、ひとつでもよいし、複数でもよい。複数の場合、直列回路12が互いに並列接続されて、一相分の上下アーム回路10が構成される。本実施形態において、各上下アーム回路10は、ひとつの直列回路12を有している。直列回路12は、上アーム10H側のスイッチング素子と下アーム10L側のスイッチング素子とを、Pライン8とNライン9との間で直列接続して構成されている。
直列回路12を構成するハイサイド側のスイッチング素子、ローサイド側のスイッチング素子それぞれの数は、特に限定されない。ひとつでもよいし、複数でもよい。本実施形態の直列回路12は、ハイサイド側に2つのスイッチング素子を有し、ローサイド側に2つのスイッチング素子を有している。ハイサイド側の2つのスイッチング素子が並列接続され、ローサイド側の2つのスイッチング素子が並列接続されて、ひとつの直列回路12を構成している。つまり、3相分の上下アーム回路10の6つのアーム10H、10Lのそれぞれが、互いに並列接続された2つのスイッチング素子により構成されている。
本実施形態では、各スイッチング素子として、nチャネル型のMOSFET13を採用している。MOSFETは、Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistorの略称である。並列接続されるハイサイド側の2つのMOSFET13は、共通のゲート駆動信号(駆動電圧)により、同じタイミングでオン駆動、オフ駆動する。並列接続されるローサイド側の2つのMOSFET13は、共通のゲート駆動信号(駆動電圧)により、同じタイミングでオン駆動、オフ駆動する。
MOSFET13のそれぞれには、還流用のダイオード14(以下、FWD14と示す)が逆並列に接続されている。MOSFET13の場合、FWD14は、寄生ダイオード(ボディダイオード)でもよいし、外付けのダイオードでもよい。上アーム10Hにおいて、MOSFET13のドレインが、Pライン8に接続されている。下アーム10Lにおいて、MOSFET13のソースが、Nライン9に接続されている。そして、上アーム10HにおけるMOSFET13のドレインと、下アーム10LにおけるMOSFET13のドレインが相互に接続されている。FWD14のアノードは対応するMOSFET13のソースに接続され、カソードはドレインに接続されている。
なお、スイッチング素子は、MOSFET13に限定されない。たとえばIGBTを採用してもよい。IGBTは、Insulated Gate Bipolar Transistorの略称である。IGBTの場合にも、FWD14が逆並列に接続される。
駆動回路7は、インバータ5などの電力変換回路を構成するスイッチング素子を駆動する。駆動回路7は、制御回路の駆動指令に基づいて、対応するMOSFET13のゲートに駆動電圧を供給する。駆動回路は、駆動電圧の印加により、対応するMOSFET13を駆動、すなわちオン駆動、オフ駆動させる。駆動回路は、ドライバと称されることがある。
電力変換装置4は、スイッチング素子の制御回路を備えてもよい。制御回路は、MOSFET13を動作させるための駆動指令を生成し、駆動回路7に出力する。制御回路は、たとえば図示しない上位ECUから入力されるトルク要求、各種センサにて検出された信号に基づいて、駆動指令を生成する。ECUは、Electronic Control Unitの略称である。制御回路は、上位ECU内に設けてもよい。
各種センサとして、たとえば電流センサ、回転角センサ、電圧センサがある。電力変換装置4は、センサの少なくともひとつを備えてもよい。電流センサは、各相の巻線3aに流れる相電流を検出する。回転角センサは、モータジェネレータ3の回転子の回転角を検出する。電圧センサは、平滑コンデンサ6の両端電圧を検出する。制御回路は、たとえばプロセッサおよびメモリを備えて構成されている。制御回路は、駆動指令として、たとえばPWM信号を出力する。PWMは、Pulse Width Modulationの略称である。
電力変換装置4は、電力変換回路として、コンバータを備えてもよい。コンバータは、直流電圧を異なる値の直流電圧に変換するDC-DC変換回路である。コンバータは、直流電源2と平滑コンデンサ6との間に設けられる。コンバータは、たとえばリアクトルと、上記した上下アーム回路10を備えて構成される。この構成によれば、昇降圧が可能である。電力変換装置4は、直流電源2からの電源ノイズを除去するフィルタコンデンサを備えてもよい。フィルタコンデンサは、直流電源2とコンバータとの間に設けられる。
<電力変換装置の構造>
図2は、本実施形態の電力変換装置4を示す平面図である。図2では、半導体モジュールおよび冷却器の配置が分かるように、カバーや回路基板などの一部要素を省略している。図3は、図2のIII-III線に沿う断面図である。図4は、図3のIV-IV線に沿う断面図である。図4でも、カバーや回路基板を省略している。図2および図4の白抜き矢印は、冷媒の流れる方向を示している。
本実施形態の電力変換装置4は、ケース20と、半導体モジュール30と、第1冷却器40と、第2冷却器50と、連結管60を備えている。電力変換装置4は、図3に示すように回路基板70を備えてもよい。
以下において、半導体モジュール30の並び方向をX方向とする。X方向に直交し、半導体モジュール30、第1冷却器40、および第2冷却器50の積層方向をZ方向とする。X方向およびZ方向の両方向に直交する方向をY方向とする。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交する位置関係にある。Z方向からの平面視を、単に平面視と示すことがある。
<ケース>
ケース20は、電力変換装置4を構成する他の要素を収容する。ケース20は、たとえばアルミダイカストによる成形体である。ケース20は、他の要素を収容すべく開口を有している。ケース20は、第1壁部と、第1壁部に連なり、第1壁部とともに収容空間20Sを規定する第2壁部を有している。たとえば一面が開口する箱状のケース20において、底壁を第1壁部とし、側壁を第2壁部としてもよい。筒状の側壁を第2壁部とし、筒内空間を区画する隔壁を第1壁部としてもよい。
本実施形態のケース20は、一面が開口する箱状をなしている。ケース20は、Z方向の平面視において略矩形状をなしている。ケース20は、底壁21と、側壁22を有している。ケース20の収容空間20Sには、半導体モジュール30、第2冷却器50、回路基板70などが配置されている。
側壁22には、第1冷却器40および第2冷却器50に冷媒を供給するための導入管23と、第1冷却器40および第2冷却器50から冷媒を排出するための排出管24が取り付けられている。導入管23および排出管24は、対応する貫通孔(図示略)を挿通し、ケース20の内外にわたって配置されている。導入管23および排出管24のそれぞれは、Y方向に延びる部分を含んでいる。導入管23および排出管24は、たとえば共通の側壁22に取り付けられている。
電力変換装置4は、図3に示すようにケース20の開口を閉塞するカバー25(蓋)を備えてもよい。ケース20およびカバー25は、筐体と称されることがある。
<半導体モジュール>
半導体モジュール30は、上記した上下アーム回路10、つまりインバータ5(電力変換回路)を構成する。本実施形態の電力変換装置4は、3つの半導体モジュール30を備えている。ひとつの半導体モジュール30は、ひとつの直列回路12、つまり一相分の上下アーム回路10を提供する。複数の半導体モジュール30は、上下アーム回路10Uを構成する半導体モジュール30Uと、上下アーム回路10Vを構成する半導体モジュール30Vと、上下アーム回路10Wを構成する半導体モジュール30Wを含んでいる。
すべての半導体モジュール30は、互いに共通の構造を有している。各半導体モジュール30は、半導体素子31と、封止体32と、信号端子33などを備えている。半導体素子31は、シリコン(Si)、シリコンよりもバンドギャップが広いワイドバンドギャップ半導体などを材料とする半導体基板に、スイッチング素子が形成されてなる。スイッチング素子は、半導体基板の板厚方向に主電流を流すように縦型構造をなしている。ワイドバンドギャップ半導体としては、たとえばシリコンカーバイド(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、酸化ガリウム(Ga)、ダイヤモンドがある。半導体素子31は、パワー素子、半導体チップなどと称されることがある。
本実施形態の半導体素子31は、SiCを材料とする半導体基板に、上記したnチャネル型のMOSFET13およびFWD14が形成されてなる。MOSFET13は、半導体素子31(半導体基板)の板厚方向に主電流が流れるように縦型構造をなしている。半導体素子31は、自身の板厚方向の両面に、図示しない主電極を有している。具体的には、スイッチング素子の主電極として、表面にソース電極を有し、裏面にドレイン電極を有している。ソース電極は、表面の一部分に形成されている。ドレイン電極は、裏面のほぼ全域に形成されている。
主電流は、ドレイン電極とソース電極との間に流れる。半導体素子31は、ソース電極の形成面に、信号用の電極である図示しないパッドを有している。半導体素子31は、その板厚方向がZ方向に略平行となるように配置されている。本実施形態の半導体素子31は、直列回路12のハイサイド側のスイッチング素子を提供する2つの半導体素子31Hと、直列回路12のローサイド側のスイッチング素子を提供する2つの半導体素子31Lを含んでいる。半導体素子31H、31Lは、Y方向に並んで配置されている。2つの半導体素子31Hは、X方向に並んで配置されている。同様に、2つの半導体素子31Lは、X方向に並んで配置されている。
4つの半導体素子31は、ひとつの直列回路12の4つのスイッチング素子を提供する。半導体モジュール30は、ひとつの直列回路12を構成するスイッチング素子の数に応じた半導体素子31を備える。直列回路12を構成するスイッチング素子が2つの場合、半導体モジュール30は、半導体素子31H、31Lをそれぞれひとつ備える。
封止体32は、半導体モジュール30を構成する他の要素の一部を封止している。他の要素の残りの部分は、封止体32の外に露出している。封止体32は、たとえば樹脂を材料とする。封止体32は、たとえばエポキシ系樹脂を材料としてトランスファモールド法により成形されている。封止体32は、たとえばゲルを用いて形成されてもよい。
封止体32は、たとえば平面略矩形状をなしている。封止体32は、外郭をなす表面として、一面32aと、Z方向において一面32aとは反対の面である裏面32bを有している。一面32aおよび裏面32bは、たとえば平坦面である。また、一面32aと裏面32bとをつなぐ面である側面32c、32d、32e、32fを有している。側面32cは、Y方向において側面32dとは反対の面である。側面32eは、X方向において側面32fとは反対の面である。
信号端子33は、半導体素子31のパッドに電気的に接続された外部接続端子である。信号端子33は、封止体32から外部に突出している。たとえば半導体素子31Hのパッドに接続された信号端子33は、封止体32の側面32cから突出している。半導体素子31Lのパッドに接続された信号端子33は、封止体32の側面32dから突出している。
半導体モジュール30は、上記した要素以外に、図示しない主端子や配線部材を備えている。主端子は、半導体素子31の主電極に電気的に接続された外部接続端子である。主端子は、P端子と、N端子と、出力端子を含んでいる。P端子は、半導体素子31Hのドレイン電極に電気的に接続されている。N端子は、半導体素子31Lのソース電極に電気的に接続されている。P端子およびN端子は、電源端子と称されることがある。出力端子は、半導体素子31Hのソース電極と半導体素子31Lのドレイン電極との接続点、つまり直列回路12の接続点(中点)に電気的に接続されている。たとえばP端子およびN端子は封止体32の側面32cから外部に突出し、出力端子は封止体32の側面32dから外部に突出している。つまり、外部接続端子は、側面32e、32fから突出していない。
配線部材は、半導体素子31の主電極と主端子とを電気的に接続する配線機能を提供する。配線部材は、半導体素子31の熱を放熱する放熱機能を提供する。配線部材は、たとえばZ方向において半導体素子31を挟むように配置される。配線部材としては、絶縁基材の両面に金属体が配置された基板を用いてもよいし、金属部材であるヒートシンクを採用してもよい。ヒートシンクは、たとえばリードフレームの一部として提供される。配線部材の一部を封止体32の一面32aおよび裏面32bの少なくとも一方から露出させることで、放熱性を高めることができる。
上記した半導体モジュール30は、裏面32bが底壁21の内面と対向するように、底壁21上に配置されている。半導体モジュール30とケース20の底壁21との間には、必要に応じてセラミック板などの電気絶縁部材が配置される。図2に示すように、3つの半導体モジュール30は、X方向に並んでいる。つまり、複数の半導体モジュール30は、X方向に沿って横並びで配置されている。3つの半導体モジュール30は、たとえば半導体モジュール30U、半導体モジュール30V、半導体モジュール30Wの順に並んでいる。
X方向において、隣り合う半導体モジュール30の側面同士が、所定の間隔を有して対向している。具体的には、半導体モジュール30Uの側面32fと半導体モジュール30Vの側面32eとが対向し、半導体モジュール30Vの側面32fと半導体モジュール30Wの側面32eとが対向している。
<第1冷却器>
第1冷却器40は、ケース20のうち、半導体モジュール30が配置された第1壁部を利用して構成されている。図2~図4に示すように、第1冷却器40は、第1壁部である底壁21と、底壁21の内部に形成され、冷媒80が流れる流路41を備えて構成されている。第1冷却器40は、裏面32b側から半導体モジュール30を冷却する。流路41が、第1流路に相当する。
流路41は、半導体モジュール30を効果的に冷却するように、平面視において半導体モジュール30それぞれの少なくとも一部と重なるように設けられている。本実施形態の流路41は、平面視において半導体モジュール30のそれぞれの大部分を内包するように設けられている。流路41は、3つの半導体モジュール30の並び方向、つまりX方向に沿って延びている。流路41は、X方向に延設されている。
流路41には、導入管23を介して冷媒80が供給される。流路41を流れた冷媒80は、排出管24を介して電力変換装置4の外に排出される。冷媒80としては、水やアンモニアなどの相変化する冷媒や、エチレングリコール系などの相変化しない冷媒を用いることができる。
<第2冷却器>
第2冷却器50は、ケース20を流用せずに設けられている。第2冷却器50は、ケース20の収容空間20Sに配置されている。第2冷却器50は、収容空間20Sにおいて、半導体モジュール30の一面32a上に配置されている。第2冷却器50と半導体モジュール30との間には、必要に応じてセラミック板などの電気絶縁部材が配置される。第2冷却器50は、Z方向において第1冷却器40とは反対側から半導体モジュール30を冷却する。第2冷却器50は、その内部に冷媒80が流れる流路51を有している。流路51には、導入管23を介して冷媒80が供給される。流路51を流れた冷媒80は、排出管24を介して電力変換装置4の外に排出される。流路51が、第2流路に相当する。
Z方向において、第2冷却器50は、第1冷却器40、つまり底壁21よりも薄い。第2冷却器50は、たとえば全体として扁平形状の管状体となっている。第2冷却器50は、たとえば一対のプレート(金属製薄板)を用いて内部に流路を有するように構成されている。一対のプレートの少なくとも一方を、プレス加工によってZ方向に膨らんだ形状に加工する。その後、一対のプレートの外周縁部同士を、かしめなどによって固定するとともに、ろう付けなどによって全周で互いに接合する。これにより、一対のプレート間に冷媒80が流通可能な流路51が形成される。このように構成される第2冷却器50の剛性は、第1冷却器40の剛性よりも低い。
流路51は、半導体モジュール30を効果的に冷却するように、平面視において半導体モジュール30それぞれの少なくとも一部と重なるように設けられている。本実施形態の流路51は、平面視において半導体モジュール30それぞれの大部分と重なるように設けられている。流路51は、3つの半導体モジュール30の並び方向、つまりX方向に沿って延びている。流路51は、X方向に延設されている。流路51は、3つの半導体モジュール30をX方向に横切っている。平面視において、流路51は、流路41に内包されている。流路51の延設長さは、流路41の延設長さよりも短い。
第2冷却器50は、半導体モジュール30を介して第1冷却器40に積層配置されている。第2冷却器50は、図示しない加圧部材によって、半導体モジュール30とは反対側の面からZ方向に押圧されてもよい。押圧により、第2冷却器50と半導体モジュール30、および、半導体モジュール30と第1冷却器40のそれぞれが、熱伝導良好に保持される。加圧部材は、たとえば加圧プレートと、弾性部材を含む。弾性部材は、たとえばゴムなどの弾性変形により加圧力を発生するものや金属製のばねである。弾性部材は、Z方向において加圧プレートと第2冷却器50との間に配置される。加圧プレートをケース20に対して所定位置に固定することにより弾性部材が弾性変形する。弾性変形の反力により第2冷却器50および半導体モジュール30は、第1冷却器40(底壁21)に押し付けられる。
<連結管>
連結管60は、第1冷却器40と第2冷却器50とを連結する。連結管60は、導入管23が連結されていない流路に冷媒80を供給するための連結管61と、排出管24が連結されていない流路から冷媒80を排出するための連結管62を含んでいる。連結管60のそれぞれは、流路41、51に連通する連結流路63を有している。連結流路63は、Z方向に延びている。連結流路63の一端は流路41に連通し、他端は流路51に連通している。連結管60が、連結部に相当する。
連結管61(連結流路63)は、第2冷却器50(流路51)におけるX方向一端付近に連結されている。連結管62(連結流路63)は、第2冷却器50(流路51)における他端付近に連結されている。図4に示す符号45は、第1冷却器40に設けられた連結管60周りのシール部である。シール部45は、たとえばグロメットなどにより提供される。
本実施形態では、流路41におけるX方向一端付近に導入管23が連結され、他端付近に排出管24が連結されている。X方向において、連結管60は、導入管23と第1冷却器40との連結位置と、排出管24と第1冷却器40との連結位置との間に配置されている。
導入管23から供給される冷媒80の一部は、流路41を流れて排出管24から排出される。冷媒80の他の一部は、流路41および連結管61の連結流路63を通じて、流路51に供給される。流路51を流れた冷媒80は、連結管62の連結流路63を通じて流路41に流れ込み、排出管24から排出される。
流路41を流れる冷媒80の流量は、流路51を流れる冷媒80の流量よりも大きい。流路41は主流路であり、流路51は流路41から分岐された副流路である。連結管61による分岐箇所を通過した流路41の流量は、流路51を流れる冷媒80の流量よりも大きい。流路41の断面積は、流路51の断面積よりも大きい。Z方向において、第1冷却器40の厚み(高さ)は、第2冷却器50の厚みよりも厚い。
副流路である流路51は、連結流路63を介して主流路である流路41から分岐されている。連結流路63の断面積は、流路41の断面積よりも小さい。なお、各流路の断面積は、流路の延設方向、つまり冷媒の流れ方向に直交する断面の面積である。また、連結流路63の通水抵抗が、流路51の通水抵抗よりも小さい。
<第1実施形態のまとめ>
上記したように、本実施形態の電力変換装置4では、第1冷却器40および第2冷却器50により、半導体モジュール30をZ方向の両面側から冷却することができる。
2段冷却器を備えた構成において、Z方向の体格を小型化、つまり低背化するために、Z方向において冷却器を薄くすることが考えられる。しかしながら、流路が狭まることで、圧力損失が増大する。本実施形態では、2段冷却器を備えた構成において、冷媒80の流量を流路41、51で異ならせ、流量が大きい流路41の断面積を、流量が小さい流路51の断面積よりも大きくしている。つまり、流量が小さい流路51を狭くし、流量が大きい流路41を広くしている。そして、流路41が広い第1冷却器40については、半導体モジュール30を収容するケース20の一部を利用して構成している。流路51が狭い第2冷却器50については、半導体モジュール30とともにケース20に収容している。この結果、圧力損失の増大を抑制しつつ電力変換装置4を低背化することができる。
連結流路63の断面積の大きさは特に限定されない。本実施形態では、連結流路63が主流路である流路41と副流路である流路51とをつなぐ構成であるため、流路51を主流路とする構成に較べて、連結流路63の断面積を小さくすることができる。たとえば連結流路63の断面積を、流路41の断面積より小さくしている。これにより、Z方向に直交するX方向において、電力変換装置4の体格を小型化することができる。特に本実施形態では、連結流路63の通水抵抗が、流路51の通水抵抗よりも小さい。このため、連結流路63をX方向において狭くしても、主流路である流路41から副流路である流路51へ冷媒80を安定的に供給することができる。
第2冷却器50の剛性は、第1冷却器40の剛性より高くてもよいし、第1冷却器40の剛性とほぼ等しくてもよい。本実施形態では、第2冷却器50の剛性が、第1冷却器40の剛性よりも低い。これにより、図5に示すように、半導体モジュール30の高さばらつきやZ方向の組付けばらつきが生じても、第2冷却器50の変形により吸収することができる。高さばらつきなどが生じても、第2冷却器50が複数の半導体モジュール30に密着するため、両面側から冷却することができる。図5は、第2冷却器50の効果を示す断面図である。図5は、図4に対応している。
<変形例>
3つの半導体モジュール30U、30V、30Wの並び順は、上記した例に限定されない。半導体モジュール30Uまたは半導体モジュール30Wを、真ん中に配置してもよい。
導入管23および排出管24が第1冷却器40に接続される例を示したが、これに限定されない。導入管23および排出管24が第2冷却器50に接続されてもよい。この場合、図6に示すように、冷媒80は第2冷却器50の流路51に供給される。そして、冷媒80の一部は、流路51から連結管61を介して第1冷却器40の流路41に流れる。流路41を流れた冷媒80は、連結管62を介して流路51に戻り、排出される。このような構成において、流量が大きい流路41の断面積を、流量が小さい流路51の断面積よりも大きくしている。そして、ケース20の一部を利用して第1冷却器40を構成している。これにより、圧力損失の増大を抑制しつつ電力変換装置4を低背化することができる。図6は、変形例を示す図である。図6は、図4に対応している。
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。
図7は、本実施形態の電力変換装置4を示す断面図である。図7は、図4に対応している。図8は、放熱部材を示す平面図である。図7および図8の白抜き矢印は、冷媒の流れ方向を示している。本実施形態では、先行実施形態に記載の構成に対して、冷却器にフィンを付け加えている。第1冷却器40は、流路41に配置されたフィン42を備えている。第2冷却器50は、流路51に配置されたフィン52を備えている。フィン42が第1フィンに相当し、フィン52が第2フィンに相当する。
図7に示すように、複数のフィン42は、ベース43から突出している。放熱部材44は、ベース43と、複数のフィン42を有している。放熱部材44は、平面視において半導体モジュール30と重なるように配置されている。ベース43は、収容空間20Sと流路41とに連通する底壁21の開口211を閉塞するように配置されている。ベース43の周縁部は、摩擦撹拌接合などにより、底壁21の開口縁部に液密に接合されている。これにより、開口211を通じて冷媒80が流路41の外に漏れるのを抑制することができる。ベース43は、底壁21とともに流路41を規定している。ベース43と底壁21との接合部分であるシール部46は、液密にシールしている。第1冷却器40の延設方向において、シール部46は、シール部45の内側に位置している。
フィン42は、開口211を通じて、流路41に配置されている。複数のフィン42は、ベース43の一面から突出している。フィン42は、Z方向に延びている。フィン42は、たとえばピン型のフィンである。フィン42は、平面略円形、略楕円形などを有している。フィン42は、Z方向において所定の高さFh1を有している。図8に示すように、複数のフィン42は、Y方向において所定のピッチFp1を有して設けられている。各フィン42の直径は、Fd1である。
フィン52は、一対のプレート(金属製薄板)による流路51内に配置されている。フィン52は、平面視において半導体モジュール30と重なるように配置されている。フィン52は、たとえばウェーブ型(波型)のフィンである。フィン52は、Z方向において所定の高さFh2を有している。フィン52の高さFh2は、フィン42の高さFh1よりも低い。図示を省略するが、複数のフィン52は、Y方向において所定のピッチFp2を有して設けられている。フィン52のピッチFp2は、フィン42のピッチFp1よりも小さい。
本実施形態の連結流路63の断面積は、先行実施形態に示した連結流路63の断面積よりも狭い。これにより、連結流路63のX方向の長さが先行実施形態よりも短い。断面積をさらに小さくしても、連結流路63の通水抵抗は、流路51の通水抵抗よりも小さい。電力変換装置4のその他の構成は、先行実施形態に記載した構成と同様である。
<第2実施形態のまとめ>
本実施形態の電力変換装置4によれば、先行実施形態に記載の構成と同様の効果を奏することができる。たとえば2段冷却器を備えた構成において、冷媒80の流量を流路41、51で異ならせ、流量が大きい流路41の断面積を、流量が小さい流路51の断面積よりも大きくしている。また、流路41が広い第1冷却器40については、半導体モジュール30を収容するケース20の一部を利用して構成している。よって、圧力損失の増大を抑制しつつ電力変換装置4を低背化することができる。
さらに本実施形態では、第1冷却器40がフィン42を備え、第2冷却器50がフィン52を備えている。これにより、2段冷却器を備える構成において、半導体モジュール30をより効果的に冷却することができる。
フィン42、52の高さ、フィンピッチなどの関係は特に限定されない。本実施形態では、流量が大きい流路41のフィン42の高さFh1を、流量が小さい流路51のフィン52の高さFh2よりも高くしている。これにより、流路41、51のそれぞれにおいて熱伝達率を高めることができる。また、フィン52のピッチFp2が、フィン42のピッチFp1よりも小さい。流量が小さい流路51のほうが、フィンピッチが小さい。これにより、圧力損失の増加を抑制しつつ、熱伝達率を高めることができる。
本実施形態では、第1冷却器40の延設方向において、連結管60周りのシール部45が、放熱部材44のシール部46の外側に位置している。これによれば、ケース20の底壁21に放熱部材44を固定した後、放熱部材44上に半導体モジュール30を配置し、第2冷却器50および連結管60を組み付けることができる。つまり、ケース20の底壁21(第1壁部)を第1冷却器40として利用しつつ、フィン42、52を備える冷却構造を実現することができる。
上記したように、本実施形態では、流路51内にフィン52が配置される。フィン52を備えない構成に較べて、流路51の通水抵抗が大きい。よって、連結流路63の断面積を先行実施形態に較べて小さくしても、副流路である流路51へ冷媒80を安定的に供給することができる。これにより、X方向において、電力変換装置4の体格をさらに小型化することができる。
(第3実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。
図9は、本実施形態の電力変換装置4を示す平面図である。図9は、図2に対応している。図10は、図9のX-X線に沿う断面図である。図9および図10に示すように、半導体モジュール30は、電源端子34N、34Pと、出力端子35を備えている。電源端子34N、34Pは封止体32の側面32cから突出し、出力端子35は側面32dから突出している。
本実施形態では、第1実施形態に記載の構成に対して、コンデンサ90および電源導体91N、91Pを付け加えている。つまり、電力変換装置4が、コンデンサ90および電源導体91N、91Pをさらに備えている。コンデンサ90および電源導体91N、91Pを除く構成は、第1実施形態に記載の構成と同様である。
コンデンサ90は、上記した平滑コンデンサ6を提供する。コンデンサ90が、受動部品に相当する。コンデンサ90は、たとえば図示しないケースと、ケースに収容されたコンデンサ素子などを備えている。図9および図10では、コンデンサ90を簡素化して図示している。
コンデンサ90は、第1冷却器40を構成するケース20の底壁21上に配置されている。本実施形態のコンデンサ90は、ケース20の収容空間20Sにおいて、底壁21の内面上に配置されている。コンデンサ90は、半導体モジュール30に対してY方向に横並びで配置されている。コンデンサ90は、平面視においてX方向を長手方向とする平面略矩形状をなしている。Z方向において、コンデンサ90の上端は、第2冷却器50の上端よりも、底壁21の内面から離れた位置にある。コンデンサ90の上端は、第2冷却器50の上端よりも上方、つまり高い位置にある。
第1冷却器40は、半導体モジュール30とともにコンデンサ90も冷却する。第1冷却器40は、コンデンサ90を冷却するために、平面視においてコンデンサ90と重なるように設けられた流路41を有してもよい。本実施形態の第1冷却器40は、底壁21の内部に、流路41とは別の流路47を有している。流路47は、平面視においてコンデンサ90の少なくとも一部と重なるように設けられている。流路47は、導入管23および排出管24に対して、流路41と並列に設けられてもよいし、図示しない連結路を介して流路41に連なってもよい。
電源導体91N、91Pは、コンデンサ90と半導体モジュール30の電源端子34N、34Pとを電気的に接続する配線部材である。電源導体91N、91Pは、たとえば板状の金属部材として提供される。電源導体91N、91Pは、電源バスバーと称されることがある。電源導体91N、91Pは、はんだ接合、抵抗溶接、レーザ溶接などにより、対応する電源端子34N、34Pに接続されている。
電源導体91Nは、コンデンサ90の負極と半導体モジュール30の電源端子34Nとを電気的に接続している。電源導体91Nは、負極導体、負極バスバー、Nバスバーなどと称されることがある。電源導体91Nは、上記したNライン9の少なくとも一部をなしている。電源導体91Pは、コンデンサ90の正極と半導体モジュール30の電源端子34Pとを電気的に接続している。電源導体91Pは、正極導体、正極バスバー、Pバスバーなどと称されることがある。電源導体91Pは、上記したPライン8の少なくとも一部をなしている。図9および図10では、電源導体91N、91Pのうち、対応する電源端子34N、34Pと接続するための端子部を図示している。
<第3実施形態のまとめ>
本実施形態の電力変換装置4によれば、先行実施形態に記載の構成と同様の効果を奏することができる。
さらに本実施形態の電力変換装置4は、コンデンサ90を備えている。コンデンサ90を別部品とする構成に較べて、部品点数を削減することができる。
本実施形態では、第1冷却器40により、コンデンサ90を冷却する。通電により発熱するコンデンサ90を冷却するため、コンデンサ90の体格を小型化することができる。これにより、電力変換装置4を低背化することができる。また、半導体モジュール30とコンデンサ90とを共通の冷却器(第1冷却器40)によって冷却するため、部品点数を削減し、構成を簡素化することができる。
第2冷却器50の上端とコンデンサ90の上端との位置関係は、特に限定されない。たとえば、第2冷却器50の上端がコンデンサ90の上端よりも上方に位置してもよい。本実施形態では、先行実施形態同様、第1冷却器40を大流量、第2冷却器50を小流量としている。また、第2冷却器50として、一対のプレート(金属製薄板)を用いた薄型構造を採用している。これにより、第2冷却器50の上端が、コンデンサ90の上端よりも低い位置にある。したがって、2段冷却構造を採用しつつも、第2冷却器50の上端位置が高さの律速となるのを抑制することができる。つまり、コンデンサ90を備える構成において、低背化することができる。
本実施形態では、電源端子34N、34P、出力端子35、および電源導体91N、91Pが、Z方向において第1冷却器40を構成する底壁21と対向している。底壁21に生じる渦電流による磁束打消し効果によって、配線インダクタンスを低減することができる。
本実施形態に記載の構成は、第1実施形態、第2実施形態のいずれの構成とも組み合わせが可能である。
<変形例>
受動部品としてコンデンサ90の例を示したが、これに限定されない。たとえばコンバータを構成するインダクタを受動部品として備えてもよい。もちろん、受動部品として、コンデンサ90およびインダクタの両方を備えてもよい。
(第4実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。
図11は、本実施形態に係る電力変換装置4の等価回路図である。図12は、電力変換装置4の構造を示す平面図である。図12は、図2に対応している。図13は、図12のXIII-XIII線に沿う断面図である。図14は、図12のXIV-XIV線に沿う断面図である。本実施形態では、第1冷却器40が、ケース20の隔壁を備えて構成されている。
<電力変換装置の回路構成>
図11に示すように、本実施形態において、各相の上下アーム回路10(10U、10V、10W)は、直列回路12を複数備えて構成されている。一相分の上下アーム回路10を構成する複数の直列回路12は、互いに並列接続されている。一例として、各相の上下アーム回路10は、2つの直列回路12を備えている。インバータ5は、8つの直列回路12を備えて構成されている。6つのアーム10H、10Lのそれぞれは、互いに並列接続された4つのMOSFET13を備えて構成されている。並列接続された4つのMOSFET13は、共通のゲート駆動信号(駆動電圧)により、同じタイミングでオン駆動、オフ駆動する。
<ケース>
図12~図14に示すように、ケース20は、側壁22と、隔壁27を有している。隔壁27が第1壁に相当し、側壁22が第2壁に相当する。側壁22は、Z方向に延びる筒状をなしている。側壁22は、たとえばZ方向からの平面視において略矩形状をなしている。隔壁27は、側壁22の内部に設けられている。隔壁27は、側壁22内の収容空間をZ方向において2つに区分するように、側壁22の内面に連なっている。隔壁27は、たとえば平板状をなしている。ケース20は、たとえばZY面においてH状をなしている。ケース20は、隔壁27によって隔てられた2つの収容空間20S1、20S2を有している。隔壁27は、Z方向の平面視において、すべての半導体モジュール30とコンデンサ90を内包するように配置されている。収容空間20S1の開口はカバー25により閉塞され、収容空間20S2の開口はカバー26により閉塞されている。
<半導体モジュール>
図12に示すように、電力変換装置4は、6つの半導体モジュール30を備えている。各半導体モジュール30は、先行実施形態同様、ひとつの直列回路12を提供する。6つの半導体モジュール30は、収容空間20S1において、第1壁である隔壁27の一面上に配置されている。
6つの半導体モジュール30は、3つずつ、2列で配置されている。U相の上下アーム回路10Uを構成する2つの半導体モジュール30Uは、第1列301をなすようにX方向に連続して並んでいる。W相の上下アーム回路10Wを構成する2つの半導体モジュール30Wは、第2列302をなすようにX方向に連続して並んでいる。半導体モジュール30Wは、Y方向において半導体モジュール30Uと対向するように配置されている。V相の上下アーム回路10Vを構成する2つの半導体モジュール30Vは、Y方向に並んでいる。半導体モジュール30Vのひとつは第1列301をなし、他のひとつは第2列302をなしている。
このように、半導体モジュール30VのみがY方向に並んで配置されており、半導体モジュール30U、30WはX方向に並んで配置されている。第1列301をなす3つの半導体モジュール30は、半導体モジュール30U、半導体モジュール30U、半導体モジュール30Vの順に並んでいる。第2列302をなす3つの半導体モジュール30は、半導体モジュール30W、半導体モジュール30W、半導体モジュール30Vの順に並んでいる。
第1列301をなす半導体モジュール30と、第2列302をなす半導体モジュール30とは、側面32d同士が所定の間隔を有して対向するように配置されている。第2列302をなす半導体モジュール30は、第1列301をなす半導体モジュール30に対してZ軸周りに180度回転させた配置となっている。第1列301をなす半導体モジュール30の出力端子35は、第2列302との対向面である側面32dから突出している。第2列302をなす半導体モジュール30の出力端子35は、第1列301との対向面である側面32dから突出している。電源端子34N、34Pは、側面32dとは反対の面である側面32cから突出している。その他の構成は、先行実施形態に記載の構成と同様である。
半導体モジュール30の出力端子35には、対応する出力導体92U、92V、92Wが電気的に接続されている。出力導体92U、92V、92Wは、たとえば板状の金属部材として提供される。出力導体92U、92V、92Wは、出力バスバーと称されることがある。出力導体92U、92V、92Wは、はんだ接合、抵抗溶接、レーザ溶接などにより、対応する出力端子35に接続されている。出力導体92U、92V、92Wは、Z方向においてケース20の隔壁27と対向している。
出力導体92Uは、U相の半導体モジュール30Uの出力端子35を電気的に接続している。出力導体92Uは、X方向であって、半導体モジュール30Vの配置側とは反対に延びている。出力導体92Vは、V相の半導体モジュール30Vの出力端子35を電気的に接続している。出力導体92Vは、出力端子35との接続部分から、X方向であって、半導体モジュール30U、30Wの配置側に延びる部分を有している。出力導体92Wは、W相の半導体モジュール30Wの出力端子35を電気的に接続している。出力導体92Wは、X方向であって、半導体モジュール30Vの配置側とは反対に延びている。つまり、出力導体92U、92V、92Wは、半導体モジュール30との接続部分から互いに同じ方向に延びている。
本実施形態の電力変換装置4は、電流センサ100を備えている。電流センサ100は、相電流を検出する。電流センサ100は、収容空間20S1に配置されている。電流センサ100は、出力導体92U、92V、92Wの延設先に配置されている。
<第1冷却器>
第1冷却器40は、第1壁である隔壁27と、隔壁27に設けられた流路を備えて構成されている。流路は、第1列301と第2列302とで共通でもよいし、個別に設けてもよい。本実施形態の第1冷却器40は、流路41Aと、流路41Bを備えている。第1冷却器40は、封止体32の裏面32b側から半導体モジュール30を冷却する。第1冷却器40が隔壁27を備えて構成される点を除けば、第1冷却器40の構成は、先行実施形態と同様である。
流路41Aは、平面視において第1列301の半導体モジュール30のそれぞれの少なくとも一部と重なるように設けられている。流路41Bは、平面視において第2列302の半導体モジュール30のそれぞれの少なくとも一部と重なるように設けられている。流路41A、41Bは、ともにX方向に延設されている。流路41Bは、導入管23および排出管24に対して、流路41Aと並列に設けられてもよいし、図示しない連結路を介して流路41Aに連なってもよい。流路41A、41Bのそれぞれには、たとえばフィン42が配置されている。放熱部材44は、たとえば流路41A、41Bに対して個別に設けられてもよいし、2つの流路41A、41Bでベース43を共通としてもよい。
<第2冷却器および連結管>
図12および図13に示すように、電力変換装置4は、2つの第2冷却器50A、50Bを備えている。第2冷却器50A、50Bは、対応する半導体モジュール30を封止体32の一面32a側から冷却する。第2冷却器50Aは、第1列301の3つの半導体モジュール30を冷却する。第2冷却器50Aの流路51は、X方向に延びており、平面視において第2列302の半導体モジュール30それぞれの少なくとも一部と重なるように設けられている。第2冷却器50Bは、第2列302の3つの半導体モジュール30を冷却する。第2冷却器50Bの流路51は、X方向に延びており、第2列302の3つの半導体モジュール30それぞれの少なくとも一部と重なるように設けられている。
連結管60は、第2冷却器50A、50Bに対して個別に設けられている。電力変換装置4は、第2冷却器50Aに対応する連結管61A、62Aと、第2冷却器50Bに対応する連結管61B、62Bを備えている。連結管61A、62Aは、第1冷却器40の流路41Aと第2冷却器50Aの流路51とに連通する連結流路63をそれぞれ備えている。連結管61B、62Bは、第1冷却器40の流路41Bと第2冷却器50Bの流路51とに連通する連結流路63をそれぞれ備えている。
<回路基板>
回路基板70は、先行実施形態同様、半導体モジュール30の収容空間20S1に配置されている。回路基板70は、6つの半導体モジュール30の上方に配置されている。回路基板70には、6つの半導体モジュールの信号端子33が実装されている。
<コンデンサ>
コンデンサ90は、収容空間20S2に配置されている。コンデンサ90は、隔壁27において、半導体モジュール30の配置面とは反対の面に配置されている。コンデンサ90は、たとえば平面視において第1列301の半導体モジュール30、および、第2列の302の半導体モジュール30と重なるように配置されている。コンデンサ90は、平面視において流路41A、41Bのそれぞれと重なるように配置されている。
コンデンサ90の負極に接続された電源導体91Nは、隔壁27に設けられた貫通孔212を挿通し、半導体モジュール30の電源端子34Nに接続されている。コンデンサ90の正極に接続された電源導体91Pは、貫通孔212を挿通し、半導体モジュール30の電源端子34Pに接続されている。
<第4実施形態のまとめ>
本実施形態の電力変換装置4は、第1実施形態、第2実施形態、および第3実施形態に記載の構成を組み合わせた構成となっている。よって、先行実施形態に記載の効果を奏することができる。
たとえば、半導体モジュール30の第1列301に対応する第1冷却器40の流路41Aと第2冷却器50Aの流路51とで冷媒80の流量を異ならせ、流量が大きい流路41Aの断面積を、流量が小さい流路51の断面積よりも大きくしている。同様に、半導体モジュール30の第2列302に対応する第1冷却器40の流路41Bと第2冷却器50Bの流路51とで冷媒80の流量を異ならせ、流量が大きい流路41Bの断面積を、流量が小さい流路51の断面積よりも大きくしている。そして、流路41A、41Bが広い第1冷却器40については、半導体モジュール30を収容するケース20の一部を利用して構成している。流路51が狭い第2冷却器50A、50Bについては、半導体モジュール30とともにケース20に収容している。この結果、圧力損失の増大を抑制しつつ電力変換装置4を低背化することができる。
本実施形態では、6つの半導体モジュール30を、3つずつ、2列で配置している。そして、U相の上下アーム回路10Uを構成する2つの半導体モジュール30U(第1モジュール)を第1列301に配置している。W相の上下アーム回路10Wを構成する2つの半導体モジュール30W(第2モジュール)を第2列302に配置している。V相の上下アーム回路10Vを構成する2つの半導体モジュール30V(第3モジュール)のうちのひとつを第1列301に配置し、他のひとつを第2列302に配置している。つまり、半導体モジュール30VのみをY方向に並んで配置し、半導体モジュール30U、30WについてはX方向に並んで配置している。
これにより、出力導体92U、92V、92Wによって共通する相の出力端子35を電気的に接続した状態で、半導体モジュール30と出力導体92U、92V、92Wとの接続構造体は略コの字状(略U字状)をなす。X方向において、接続構造体の一端は半導体モジュール30Vと出力導体92Vの一部によって閉じており、他端は開放端である。よって、X方向において開放端側に出力導体92U、92V、92Wを引き出すことができる。XY平面において同じ方向に出力導体92U、92V、92Wを引き出すことができる。これにより、電力変換装置4のZ方向の体格を小型化、つまり低背化することができる。
出力導体92U、92V、92Wのお互いの位置関係は特に限定されない。本実施形態では、出力導体92V(第3導体)のX方向延設部分が、Y方向において出力導体92U(第1導体)と出力導体92W(第2導体)との間に配置されている。出力導体92Uは第1列301においてX方向に並ぶ半導体モジュール30Uの近傍に配置でき、出力導体92Wは第2列302においてX方向に並ぶ半導体モジュール30Wの近傍に配置できる。これにより、出力導体92Vの延設部分を、出力導体92U、92Wの間の隙間を通じて引き出すことができる。したがって、電力変換装置4をより一層低背化することができる。
本実施形態に記載の構成は、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態に示した構成の少なくともひとつとの組み合わせが可能である。
<変形例>
6つの半導体モジュール30の配置は、上記した例に限定されない。半導体モジュール30の位置を入れ替えてもよい。たとえば半導体モジュール30Vに代えて、半導体モジュール30UをY方向に並ぶ配置としてもよい。半導体モジュール30Vに代えて、半導体モジュール30WをY方向に並ぶ配置としてもよい。
一相分の上下アーム回路10を構成する直列回路12の数、つまり各相の半導体モジュール30の数は、2つに限定されない。4つ以上の偶数としてもよい。たとえば4つの場合、第1列301は、連続して並ぶ4つの半導体モジュール30Uと、連続して並ぶ2つの半導体モジュール30Vを含む。第2列302は、連続して並ぶ4つの半導体モジュール30Wと、連続して並ぶ2つの半導体モジュール30Vを含む。
(第5実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。
図15は、本実施形態の電力変換装置4を示す断面図である。図15は、図7に対応している。図15の白抜き矢印は、冷媒の流れ方向を示している。
本実施形態の電力変換装置4において、流量が小さい流路51を備える第2冷却器50は、図15に示すように高熱伝達領域531と、低熱伝達領域532を有している。第2冷却器50において、高熱伝達領域531は相対的に熱伝達率の高い領域であり、低熱伝達領域532は相対的に熱伝達率の低い領域である。高熱伝達領域531は、低熱伝達領域532よりも熱伝達率の高い領域である。低熱伝達領域532は、高熱伝達領域531よりも熱伝達率の低い領域である。
高熱伝達領域531は、平面視において半導体モジュール30の少なくとも一部と重なるように設けられている。複数の半導体モジュール30を備える構成において、高熱伝達領域531は、半導体モジュール30のそれぞれの少なくとも一部と重なるように設けられている。本実施形態の高熱伝達領域531は、平面視において半導体モジュール30のそれぞれの全体を内包するように設けられている。
発熱体である半導体モジュール30の並び方向において、低熱伝達領域532、高熱伝達領域531、低熱伝達領域532、高熱伝達領域531、低熱伝達領域532、高熱伝達領域531、低熱伝達領域532の順に設けられている。平面視において、隣り合う半導体モジュール30の間には低熱伝達領域532がそれぞれ設けられている。複数の半導体モジュール30より上流側には低熱伝達領域532が設けられ、下流側にも低熱伝達領域532が設けられている。
一例として本実施形態では、フィンによって高熱伝達領域531と低熱伝達領域532の熱伝達率を異ならせている。フィンの有無、フィンの高さ、フィンのピッチなどにより、熱伝達率を調整することができる。先行実施形態に記載の構成(図7)同様、第2冷却器50は、流路51に配置されたフィン52を備えている。第1冷却器40は、フィン42を備えてもよいし、フィン42を備えなくてもよい。一例として本実施形態の第1冷却器40は、フィン42を備えていない。
フィン52は、先行実施形態同様、一対のプレート(金属製薄板)による流路51内に配置されている。フィン52は、第1フィン部521と、第2フィン部522を有している。第1フィン部521は、波型のフィン(ウェーブフィン)である。第1フィン部521は、Z方向において所定の高さを有している。第1フィン部521は、Y方向において所定のピッチを有して設けられている。第2フィン部522は、略平板状のフィン(ストレートフィン)である。
第1フィン部521と第2フィン部522とは、別体でもよいし、一体的に連なってもよい。第2フィン部522は、第1フィン部521に対して連続して一体的に設けられることで連なってもよいし、接合により連なってもよい。一例として本実施形態の第1フィン部521および第2フィン部522は、一体的に連なっている。
高熱伝達領域531は、平面視において第1フィン部521が設けられた領域である。低熱伝達領域532は、平面視において第2フィン部522が設けられた領域である。本実施形態では、第1フィン部521と第2フィン部522の形態を異ならせることで、高熱伝達領域531と低熱伝達領域532の熱伝達率に差を設けている。
なお、第2冷却器50は、平面視においてフィン52が配置されない領域を有してもよい。第2冷却器50においてフィン52が設けられていない領域は、低熱伝達領域532よりも熱伝達率の低い領域である。電力変換装置4のその他の構成は、先行実施形態に記載した構成と同様である。
<第5実施形態のまとめ>
本実施形態の電力変換装置4によれば、先行実施形態に記載の構成と同様の効果を奏することができる。たとえば2段冷却器を備えた構成において、冷媒80の流量を流路41、51で異ならせ、流量が大きい流路41の断面積を、流量が小さい流路51の断面積よりも大きくしている。また、流路41が広い第1冷却器40については、半導体モジュール30を収容するケース20の一部を利用して構成している。よって、圧力損失の増大を抑制しつつ電力変換装置4を低背化することができる。
さらに本実施形態では、流量の小さい第2冷却器50が、高熱伝達領域531と低熱伝達領域532を有している。高熱伝達領域531は、発熱体である半導体モジュール30の少なくとも一部と重なるように設けられている。これにより、半導体モジュール30を効果的に冷却することができる。
また、低熱伝達領域532を有することで、全体が高熱伝達領域531の構成に較べて流路51の通水抵抗を小さくし、流路51の流量を増加させることができる。第2冷却器50は流量が小さいため、僅かな流量の増加でも流量の変化率が大きい。つまり流量に対する感度が高い。これによっても、半導体モジュール30を効果的に冷却することができる。
特に本実施形態では、インバータ5を構成する3つの半導体モジュール30(30U、30V、30W)を備える構成において、隣り合う半導体モジュール30の間の領域である複数の領域を低熱伝達領域532としている。これにより、流路51の流量をさらに増加させ、半導体モジュール30を効果的に冷却することができる。このような効果は、3つ以上半導体モジュール30が並んで配置される構成において奏することができる。
本実施形態では、フィン52によって高熱伝達領域531と低熱伝達領域532の熱伝達率を異ならせている。これによれば、圧力損失の増加を抑制しつつ、冷却性能を向上することができる。
本実施形態では、高熱伝達領域531に設けられた第1フィン部521と、低熱伝達領域532に設けられた第2フィン部522とが一体的に連なっている。フィン52は、第1フィン部521と第2フィン部522を含むひとつの部品として提供される。これにより、部品点数を低減し、ひいてはコストを低減することができる。また、流路51における位置決めが容易になるなど、製造工程を簡素化することができる。
本実施形態に記載の構成は、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態に示した構成の少なくともひとつとの組み合わせが可能である。たとえば第2実施形態との組み合わせにおいて、高熱伝達領域531の第1フィン部521の高さを、流路41に配置されるフィン42の高さよりも低くすればよい。また、第1フィン部521のピッチを、フィン42のピッチよりも小さくすればよい。
<変形例>
フィンの形態を異ならせることで、高熱伝達領域531と低熱伝達領域532の熱伝達率を異ならせる例を示したが、これに限定されない。上記したように、フィンの有無、フィンの高さ、フィンのピッチなどによって、高熱伝達領域531と低熱伝達領域532の熱伝達率を異ならせることが可能である。
たとえば図16に示す例では、フィン52を分散配置し、フィン52の設けた領域を高熱伝達領域531、フィン52を設けない領域を低熱伝達領域532としている。フィン52は、第1フィン部521同様、波型のフィンである。フィン52は、平面視において半導体モジュール30の少なくとも一部と重なるように設けられている。低熱伝達領域532は、半導体モジュール30と重ならない位置に設けられている。図16において、高熱伝達領域531は、平面視において半導体モジュール30のそれぞれの全体を内包するように設けられている。低熱伝達領域532は、平面視において隣り合う半導体モジュール30の間、半導体モジュール30よりも上流側、半導体モジュール30よりも下流側に設けられている。
フィンによって高熱伝達領域531と低熱伝達領域532の熱伝達率を異ならせる例を示したが、これに限定されない。
半導体モジュール30を収容するケース20の一部を利用して、流路41が広い第1冷却器40を構成する例を示したが、これに限定されない。本実施形態において、ケース20を利用せずに第1冷却器40を設けてもよい。この場合、圧力損失の増大を抑制しつつ冷却性能を向上することができる。
(他の実施形態)
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
明細書および図面等における開示は、請求の範囲の記載によって限定されない。明細書および図面等における開示は、請求の範囲に記載された技術的思想を包含し、さらに請求の範囲に記載された技術的思想より多様で広範な技術的思想に及んでいる。よって、請求の範囲の記載に拘束されることなく、明細書および図面等の開示から、多様な技術的思想を抽出することができる。
ある要素または相が「上にある」、「連結されている」、「接続されている」または「結合されている」と言及されている場合、それは、他の要素、または他の相に対して、直接的に上に、連結され、接続され、または結合されていることがあり、さらに、介在要素または介在相が存在していることがある。対照的に、ある要素が別の要素または相に「直接的に上に」、「直接的に連結されている」、「直接的に接続されている」または「直接的に結合されている」と言及されている場合、介在要素または介在相は存在しない。要素間の関係を説明するために使用される他の言葉は、同様のやり方で(例えば、「間に」対「直接的に間に」、「隣接する」対「直接的に隣接する」など)解釈されるべきである。この明細書で使用される場合、用語「および/または」は、関連する列挙されたひとつまたは複数の項目に関する任意の組み合わせ、およびすべての組み合わせを含む。
空間的に相対的な用語「内」、「外」、「裏」、「下」、「低」、「上」、「高」などは、図示されているような、ひとつの要素または特徴の他の要素または特徴に対する関係を説明する記載を容易にするためにここでは利用されている。空間的に相対的な用語は、図面に描かれている向きに加えて、使用または操作中の装置の異なる向きを包含することを意図することができる。例えば、図中の装置をひっくり返すと、他の要素または特徴の「下」または「真下」として説明されている要素は、他の要素または特徴の「上」に向けられる。したがって、用語「下」は、上と下の両方の向きを包含することができる。この装置は、他の方向に向いていてもよく(90度または他の向きに回転されてもよい)、この明細書で使用される空間的に相対的な記述子はそれに応じて解釈される。
車両の駆動システム1は、上記した構成に限定されない。たとえば、モータジェネレータ3をひとつ備える例を示したが、これに限定されない。複数のモータジェネレータを備えてもよい。
電力変換装置4が、電力変換回路としてインバータ5を備える例を示したが、これに限定されない。たとえば、複数のインバータを備える構成としてもよい。少なくともひとつのインバータと、コンバータを備える構成としてもよい。コンバータのみを備えてもよい。
半導体モジュール30の数は、上記した例に限定されない。たとえば、ひとつの半導体モジュール30がひとつのアーム10H、10Lを提供してもよいし、ひとつの半導体モジュール30が6つのアーム10H、10Lを提供してもよい。
上記した2段冷却構造、つまり第1冷却器40および第2冷却器50による両面冷却構造は、半導体モジュール30に加えて、または代えて、電力変換装置4を構成する他の要素である発熱体に適用してもよい。他の要素は、たとえばコンデンサ、インダクタ、バスバーである。
(技術的思想の開示)
この明細書は、以下に列挙する複数の項に記載された複数の技術的思想を開示している。いくつかの項は、後続の項において先行する項を択一的に引用する多項従属形式(a multiple dependent form)により記載されている場合がある。さらに、いくつかの項は、他の多項従属形式の項を引用する多項従属形式(a multiple dependent form referring to another multiple dependent form)により記載されている場合がある。これらの多項従属形式で記載された項は、複数の技術的思想を定義している。
<技術的思想1>
電力変換回路(5)を構成する半導体モジュール(30)と、
前記半導体モジュールが配置された第1壁部(21、27)と、前記第1壁部に連なり、前記第1壁部とともに収容空間(20S、20S1)を規定する第2壁部(22)と、を有し、前記収容空間に前記半導体モジュールが配置されたケース(20)と、
前記第1壁部と、前記第1壁部の内部に形成され、冷媒が流れる第1流路(41、41A、41B)と、を備えて構成され、前記半導体モジュールを冷却する第1冷却器(40)と、
冷媒が流れる第2流路(51)を有し、前記収容空間において前記半導体モジュール上に配置され、前記第1冷却器とは反対側から前記半導体モジュールを冷却する第2冷却器(50、50A、50B)と、
前記第1流路と前記第2流路とに連通する連結流路(63)を有する連結部(60)と、
を備え、
前記第1流路を流れる冷媒の流量が、前記第2流路を流れる冷媒の流量よりも大きく、
前記第1流路の断面積が、前記第2流路の断面積よりも大きい、電力変換装置。
<技術的思想2>
前記第2流路は、前記連結流路を介して主流路である前記第1流路から分岐された副流路であり、
前記連結流路の断面積が、前記第1流路の断面積よりも小さい、技術的思想1に記載の電力変換装置。
<技術的思想3>
前記連結流路の通水抵抗が、前記第2流路の通水抵抗よりも小さい、技術的思想2に記載の電力変換装置。
<技術的思想4>
前記第1冷却器は、前記第1流路に配置された第1フィン(42)を有し、
前記第2冷却器は、前記第2流路に配置された第2フィン(52)を有し、
前記第1フィンの高さが、前記第2フィンの高さよりも高い、技術的思想1~3いずれかひとつに記載の電力変換装置。
<技術的思想5>
前記第2フィンのピッチが、前記第1フィンのピッチよりも小さい、技術的思想4に記載の電力変換装置。
<技術的思想6>
前記第1フィンは、ベース(43)から突出しており、
前記第1冷却器において、前記連結部のシール部(45)は、前記ベースのシール部(46)よりも延設方向外側に位置している、技術的思想4または技術的思想5に記載の電力変換装置。
<技術的思想7>
前記第2冷却器は、高熱伝達領域(531)と、前記高熱伝達領域よりも熱伝達率が低い領域である低熱伝達率領域(532)と、を有し、
前記第1冷却器、前記半導体モジュール、および前記第2冷却器の積層方向の平面視において、前記高熱伝達領域は、前記半導体モジュールの少なくとも一部と重なるように設けられている、技術的思想1~3いずれかひとつに記載の電力変換装置。
<技術的思想8>
前記第2冷却器は、前記第2流路に配置されたフィン(52)を有し、
前記フィンは、前記高熱伝達領域に配置された第1フィン部(521)と、前記低熱伝達領域に配置され、前記第1フィン部に対して連続して一体的に設けられた第2フィン部(522)と、を含む、技術的思想7に記載の電力変換装置。
<技術的思想9>
前記半導体モジュールを複数備え、
複数の前記半導体モジュールは、前記第1冷却器と前記第2冷却器との間に横並びで配置され、
前記第2冷却器の剛性が、前記第1冷却器の剛性よりも低い、技術的思想1~8いずれかひとつに記載の電力変換装置。
<技術的思想10>
前記収容空間において前記半導体モジュールに電気的に接続され、通電により発熱する受動部品(90)を備え、
前記受動部品は、前記第1壁部に配置され、前記第1冷却器により冷却される、技術的思想1~9いずれかひとつに記載の電力変換装置。
<技術的思想11>
前記第1冷却器、前記半導体モジュール、および前記第2冷却器の積層方向において、前記第2冷却器の上端は、前記受動部品の上端よりも低い位置にある、技術的思想10に記載の電力変換装置。
1…駆動システム、2…直流電源、3…モータジェネレータ、4…電力変換装置、5…平滑コンデンサ、6…インバータ、7…駆動回路、8…Pライン、9…Nライン、10…上下アーム回路、10H…上アーム、10L…下アーム、11…出力ライン、12…直列回路、13…MOSFET、14…FWD、20…ケース、20S、20S1、20S2…収容空間、21…底壁、211…開口、212…貫通孔、22…側壁、23…導入管、24…排出管、25、26…カバー、27…隔壁、30、30U、30V、30W…半導体モジュール、301…第1列、302…第2列、31、31H、31L…半導体素子、32…封止体、32a…一面、32b…裏面、33…信号端子、34P、34N…電源端子、35…出力端子、40…第1冷却器、41、41A、41B、47…流路、42…フィン、43…ベース、44…放熱部材、45、46…シール部、50、50A、50B…第2冷却器、51…流路、52…フィン、521…第1フィン部、522…第2フィン部、531…高熱伝達領域、532…低熱伝達領域、60、61、61A、61B、62、62B、62B…連結管、63…連結流路、70…回路基板、80…冷媒、90…コンデンサ、91P、91N…電源導体、92U、92V、92W…出力導体、100…電流センサ

Claims (11)

  1. 電力変換回路(5)を構成する半導体モジュール(30)と、
    前記半導体モジュールが配置された第1壁部(21、27)と、前記第1壁部に連なり、前記第1壁部とともに収容空間(20S、20S1)を規定する第2壁部(22)と、を有し、前記収容空間に前記半導体モジュールが配置されたケース(20)と、
    前記第1壁部と、前記第1壁部の内部に形成され、冷媒が流れる第1流路(41、41A、41B)と、を備えて構成され、前記半導体モジュールを冷却する第1冷却器(40)と、
    冷媒が流れる第2流路(51)を有し、前記収容空間において前記半導体モジュール上に配置され、前記第1冷却器とは反対側から前記半導体モジュールを冷却する第2冷却器(50、50A、50B)と、
    前記第1流路と前記第2流路とに連通する連結流路(63)を有する連結部(60)と、
    を備え、
    前記第1流路を流れる冷媒の流量が、前記第2流路を流れる冷媒の流量よりも大きく、
    前記第1流路の断面積が、前記第2流路の断面積よりも大きい、電力変換装置。
  2. 前記第2流路は、前記連結流路を介して主流路である前記第1流路から分岐された副流路であり、
    前記連結流路の断面積が、前記第1流路の断面積よりも小さい、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記連結流路の通水抵抗が、前記第2流路の通水抵抗よりも小さい、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1冷却器は、前記第1流路に配置された第1フィン(42)を有し、
    前記第2冷却器は、前記第2流路に配置された第2フィン(52)を有し、
    前記第1フィンの高さが、前記第2フィンの高さよりも高い、請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記第2フィンのピッチが、前記第1フィンのピッチよりも小さい、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1フィンは、ベース(43)から突出しており、
    前記第1冷却器において、前記連結部のシール部(45)は、前記ベースのシール部(46)よりも延設方向外側に位置している、請求項4または請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記第2冷却器は、高熱伝達領域(531)と、前記高熱伝達領域よりも熱伝達率が低い領域である低熱伝達領域(532)と、を有し、
    前記第1冷却器、前記半導体モジュール、および前記第2冷却器の積層方向の平面視において、前記高熱伝達領域は、前記半導体モジュールの少なくとも一部と重なるように設けられている、請求項1に記載の電力変換装置。
  8. 前記第2冷却器は、前記第2流路に配置されたフィン(52)を有し、
    前記フィンは、前記高熱伝達領域に配置された第1フィン部(521)と、前記低熱伝達領域に配置され、前記第1フィン部に連なる第2フィン部(522)と、を含む、請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記半導体モジュールを複数備え、
    複数の前記半導体モジュールは、前記第1冷却器と前記第2冷却器との間に横並びで配置され、
    前記第2冷却器の剛性が、前記第1冷却器の剛性よりも低い、請求項1に記載の電力変換装置。
  10. 前記収容空間において前記半導体モジュールに電気的に接続され、通電により発熱する受動部品(90)を備え、
    前記受動部品は、前記第1壁部に配置され、前記第1冷却器により冷却される、請求項1に記載の電力変換装置。
  11. 前記第1冷却器、前記半導体モジュール、および前記第2冷却器の積層方向において、前記第2冷却器の上端は、前記受動部品の上端よりも低い位置にある、請求項10に記載の電力変換装置。
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