JP2016036880A - ワーク搬送装置及び工作機械 - Google Patents

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Noriyuki Nakahata
憲行 中畑
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修 松野
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Abstract

【課題】2本のガイドを用いて移動体の軽量化を図り、移動体の円滑な動作を確保するとともに、ガイドの短寿命化を抑制し、さらに、ガイドの設置における負担を軽減する。
【解決手段】ワークWを搬送するワーク搬送装置100であって、ワークWを保持するチャック12、13と、チャック12、13を支持するとともに、互いに離間して平行に配置された第1ガイド21及び第2ガイド22に沿ってX方向に移動可能な移動体23と、を備え、移動体23は、第1ガイド21に案内される第1構造部23aと、第2ガイド22に案内される第2構造部23bと、第1構造部23aと第2構造部23bとの間に設けられかつX方向と平行に設定された揺動軸AXの軸線周りに第1構造部23a及び第2構造部23bの一方を他方に対して揺動可能とする関節部23cと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワーク搬送装置及び工作機械に関する。
工作機械の一つである旋盤は、加工対象のワークを保持する主軸とワーク搬入出部との間において、ワークを搬送するワーク搬送装置を備えているものがある。このワーク搬送装置としては、ワークを保持するチャックと、該チャックを保持して移動する移動体とを備える構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1のワーク搬送装置は、移動体及びチャックが直線状の1本のガイドに沿って移動するものである。
特開2004−216504号公報
1本のガイドで移動体を支持する場合、ガイドに対して移動体がオーバーハングの状態になることから、変形等を防ぐため移動体の剛性が必要となる。そのため、移動体が重量化し、高速移動の妨げとなる。そこで、特許文献1のように移動体を1本のガイドで案内することに代えて、互いに離間する平行の2本のガイドで移動体を案内することが検討されている。この構成では、2本のガイドに移動体を架け渡した状態となる。しかしながら、2本のガイドを用いる構成では、両ガイド間の高さ方向、間隔方向の設置誤差により、移動体の移動に伴って各ガイドや移動体に負荷がかかる可能性があり、移動体の円滑な動作を阻害するだけでなくガイドの寿命を短くするといった問題を有している。また、2本のガイドをフレームに対して高精度に位置調整することも可能であるが、フレームのたわみ等を考慮する必要があり、ガイドの設置に多大な負担を要することになる。
以上のような事情に鑑み、本発明は、2本のガイドを用いて移動体の軽量化を図り、移動体の円滑な動作を確保するとともに、ガイドの短寿命化を抑制し、さらに、ガイドの設置における負担を軽減することが可能なワーク搬送装置及び工作機械を提供すること目的とする。
本発明に係るワーク搬送装置は、ワークを搬送するワーク搬送装置であって、ワークを保持するチャックと、チャックを支持するとともに、互いに離間して平行に配置された第1ガイド及び第2ガイドに沿って第1方向に移動可能な移動体と、を備え、移動体は、第1ガイドに案内される第1構造部と、第2ガイドに案内される第2構造部と、第1構造部と第2構造部との間に設けられかつ第1方向と平行に設定された揺動軸の軸線周りに第1構造部及び第2構造部の一方を他方に対して揺動可能とする関節部と、を備える。
また、第1構造部は、第1ガイドにおいて第1方向と平行の軸線周りに回転が規制された状態で第1方向に案内され、第2構造部は、第1構造部に対して揺動軸の軸線周りに揺動可能としてもよい。また、第1構造部に、第1方向に移動するための駆動部を備えてもよい。また、第2ガイドは、全長にわたって第1ガイドに向けて突出する突出片を備え、第2構造部は、突出片を挟み込む一対のローラを備えてもよい。また、関節部の揺動軸は、第2ガイドまでの距離に対して第1ガイドまでの距離が小さくなるように配置されてもよい。また、第1方向は、水平面に沿って設定され、第2構造部は、第1方向と交差しかつ水平面に沿った第2方向に移動するスライダと、スライダに支持されて水平面に対して垂直な第3方向に移動可能な昇降部と、を備え、チャックは、昇降部の下部に配置されてもよい。また、第1ガイドは、第2ガイドよりも強度が高くてもよい。また、チャックは、ワークを把持可能な把握爪と、把握爪による把持を開放した際にワークを押し出すための弾性部材と、を備えてもよい。
本発明に係る工作機械は、主軸にワークを搬送するワーク搬送装置を備え、ワーク搬送装置として、上記のワーク搬送装置が用いられる。
本発明によれば、第1ガイド及び第2ガイドの2本のガイドを用いることにより、1本のガイドを用いる場合に比べて移動体の剛性が低くても済むため、移動体の軽量化を図ることができる。また、第1ガイドと第2ガイドとの高さ(上下位置)が異なる場合や、ガイド間隔が場所によって異なる場合であっても、移動体が第1方向に移動する際には、第1ガイド及び第2ガイドに追従するように関節部において第1構造部と第2構造部とが揺動軸の軸線周りに揺動する。この揺動により、移動体や第1ガイド及び第2ガイドに対する負荷が低減される。また、第1ガイド及び第2ガイドにかかる負荷を、第1構造部と第2構造部との揺動によって低減することができるため、第1ガイド及び第2ガイドの位置を高精度に調整しなくても済む。以上により、第1ガイド及び第2ガイドの2本のガイドを用いる場合であっても、移動体の円滑な動作を確保するとともに、ガイドの短寿命化を抑制し、さらに、ガイドの設置における負担を軽減することが可能となる。
また、第1構造部が、第1ガイドにおいて第1方向と平行の軸線周りに回転が規制された状態で第1方向に案内され、第2構造部が、第1構造部に対して揺動軸の軸線周りに揺動可能とするものでは、移動体を安定して移動させることができる。また、第1構造部に、第1方向に移動するための駆動部を備えるものでは、第1方向についての移動を安定して行うことができる。また、第2ガイドが、全長にわたって第1ガイドに向けて突出する突出片を備え、第2構造部が、突出片を挟み込む一対のローラを備えるものでは、突出片を挟み込む方向への位置ズレを防ぐことができる。また、関節部の揺動軸が、第2ガイドまでの距離に対して第1ガイドまでの距離が小さくなるように配置されるものでは、第2構造部が揺動する場合の傾きを低減することができる。また、第1方向が、水平面に沿って設定され、第2構造部が、第1方向と交差しかつ水平面に沿った第2方向に移動するスライダと、スライダに支持されて水平面に対して垂直な第3方向に移動可能な昇降部と、を備え、チャックが、昇降部の下部に配置されるものでは、第1ガイド及び第2ガイドに対して、昇降部が移動する第3方向への負荷が大きくなるのを防ぐことができる。また、第1ガイドが、第2ガイドよりも強度が高いものでは、第1構造部が第2構造部よりも重くなるように設計される場合であっても、第1ガイドにおいて安定して支持することができる。なお、この場合、軽量の第2構造部が揺動するため、安定した構成となる。また、チャックが、ワークを把持可能な把握爪と、把握爪による把持を開放した際にワークを押し出すための弾性部材と、を備えるものでは、第2構造部の揺動によってチャックが傾く場合であっても、ワークが傾いて搬送されるのを防ぐことができる。
本発明では、ワーク搬送装置として、第1ガイド及び第2ガイドの短寿命化を抑制することができると共に、組み立ての負担を軽減することが可能なワーク搬送装置が用いられるため、ワークの搬送精度を安定させることができ、低コストで製造可能な工作機械が得られる。
第1実施形態に係るワーク搬送装置の一例を示す斜視図である。 実施形態に係るワーク搬送装置の一例を示す側断面図である。 実施形態に係るワーク搬送装置の一例を示す平面図である。 (a)及び(b)は、ワーク搬送装置の動作の一例を示す側面図である。 ワーク搬送装置の一例を示す側面図である。 第2実施形態に係る工作機械の一例を示す斜視図である。 実施形態に係るワーク搬送装置の動作の一例を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。以下の各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系においては、水平面に平行な平面をXZ平面とする。このXZ平面に平行な任意の方向をZ方向と表記し、Z方向に直交する方向をX方向と表記する。また、XZ平面に垂直な方向はY方向と表記する。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るワーク搬送装置100の一例を示す斜視図である。図2は、ワーク搬送装置100の一例を示す側面図である。図3は、ワーク搬送装置100の一例を示す平面図である。ただし、ワーク搬送装置100の構成を判別しやすくするため、例えば図1〜図3では、ワーク搬送装置100の一部を断面で示したり、部分的に図示を省略したりしている。
図1〜図3に示すように、ワーク搬送装置100は、ワーク保持部10と、移動機構20とを備えている。ワーク搬送装置100は、例えば後述の工作機械に搭載されて用いられ、この工作機械に設けられる主軸111、112と(図2に一点鎖線で示す)、不図示のワーク搬入出部との間でワークWを搬送する。
ワーク保持部10は、図2に示すように、ローダヘッド11を有している。ローダヘッド11は、ワークWを把持するチャック12、13を有している。チャック12、13は、一方が主軸111に対面する姿勢(−Z方向に向いた姿勢)に配置され、他方が床面に対面する姿勢(−Y方向に向いた姿勢)に配置される。
ローダヘッド11には、2つのチャック12、13の位置を入れ替える回転機構(不図示)が設けられている。回転機構は、Y軸に対して所定角度(例、45°)傾斜した軸周りに回転可能である。回転機構により、2つのチャック12,13は、互いの位置を入れ替え可能となっている。チャック12、13は、図2に示すように、ベース部材12a、13aと、把握爪12b、13bと、プッシャプレート12c、13cと、弾性部材12d、13dと、を有している。
ベース部材12a、13aは、把握爪12b、13b及び弾性部材12d、13dをそれぞれ支持する。把握爪12b、13bは、チャック12、13の周方向に所定の間隔で複数配置されている。把握爪12b、13bは、チャック12、13の径方向に移動させることでワークWを保持可能である。なお、把握爪12b、13bを移動させる駆動源は、例えばローダヘッド11内に設けられる。
プッシャプレート12c、13cは、ワークWの端面を押圧する。プッシャプレート12c、13cは、把握爪12b、13bとは干渉しないように、例えば三又のアーム状に形成される。プッシャプレート12c、13cは、弾性部材12d、13dによって支持されている。弾性部材12d、13dは、把握爪12b、13bによる把持を開放した際に、プッシャプレート12c、13cを介してワークWを押し出すことが可能である。
移動機構20は、ワーク保持部10を移動させる。移動機構20は、X移動機構20Xと、Z移動機構20Zと、Y移動機構20Yとを有している。
X移動機構20Xは、第1ガイド21と、第2ガイド22と、移動体23と、駆動部24とを有している。
第1ガイド21及び第2ガイド22は、移動体23を案内する。第1ガイド21及び第2ガイド22は、それぞれX方向に長手に形成されており、Z方向に離間して配置されている。第1ガイド21及び第2ガイド22は、X方向に沿うようにほぼ平行に配置されている。
第1ガイド21は、フレーム21aと、ラック21bと、レール21cと、ブロック21dとを有している。第1ガイド21は、後述の第2ガイド22よりも強度が高くなるように形成されている。
フレーム21aは、X方向に延びて形成され、不図示の固定部に固定されている。フレーム21aは、例えば中空状に形成されるが、中実状に形成されてもよい。フレーム21aは、X方向視においては例えば矩形状に形成されるが、これには限定されるものではなく、円形や三角形など、他の形状であってもよい。
ラック21bは、フレーム21aの−Z側の面に配置され、X方向に沿って直線状に形成されている。ラック21bの−Y側の面には、複数の歯が形成されている。この複数の歯は、X方向に所定のピッチで並んで形成されている。
レール21c及びブロック21dは、例えばリニアガイドを構成している。レール21cは、フレーム21aの上面(+Y側の面)に配置され、X方向に沿って直線状に形成されている。ブロック21dは、レール21cの上部に取り付けられており、レール21cに沿ってX方向に移動可能に設けられる。
第2ガイド22は、フレーム22aと、突出片22bとを有している。フレーム22aは、第1ガイド21のフレーム21aと同様に、例えば中空状に形成されるが、中実状に形成されてもよい。フレーム22aは、X方向視においては例えば矩形状に形成されるが、これには限定されるものではなく、円形や三角形など、他の形状であってもよい。
フレーム22aは、第1ガイド21のフレーム21aよりも上方(+Y側の位置)に配置されている。フレーム22aには、突出片22bが形成されている。突出片22bは、フレーム22aの−Z側の面に配置され、X方向のほぼ全体に亘って形成されている。突出片22bは、第1ガイド21側に向けて−Z方向に突出している。
移動体23は、第1ガイド21と第2ガイド22との間に架け渡された状態で設けられる。移動体23は、第1構造部23aと、第2構造部23bと、関節部23cとを有している。
第1構造部23aは、第1ガイド21のブロック21dの上面に接続されている。したがって、第1構造部23aは、ブロック21dがレール21cに沿って移動することにより、該ブロック21dと一体的にX方向に移動可能となっている。このように、第1構造部23aは、第1ガイド21によって案内される。
第1構造部23aの+Z側の端部は、関節部23cを介して第2構造部23bに連結されている。第1構造部23aは、−Y方向に突出する駆動部支持部23dを有している。駆動部支持部23dは、第1構造部23aと一体で形成されており、後述の駆動部24を支持する。
第2構造部23bは、XZ平面に沿って配置される底部と、+X側の辺及び−X側の辺に沿って配置される壁部とを有している。また、第2構造部23bの+Z側端部には、ローラ23eが設けられている。ローラ23eは、突出片22bをY方向に挟み込むように一対設けられている。後述する昇降部29がY方向に昇降するため、突出片22bをY方向に挟む構成とすることで、+Y方向及び−Y方向の両方について、昇降部29の移動による負荷を支持することができる。ローラ23eは、突出片22bの上面及び下面をそれぞれX方向に転がるように設けられている。このように、第2構造部23bは、ローラ23eを介して第2ガイド22に案内される。なお、突出片22bの形状は板状に限定されず、例えば円柱状であってもよい。この場合、表面が凹状に湾曲したローラを突出片22bに当接させる。また、フレーム22a側にローラが配置された構成であってもよい。
関節部23cは、例えば円柱状又は円柱状に形成された連結部材23fを有している。連結部材23fは、X方向に平行に配置されている。連結部材23fは、第1構造部23a及び第2構造部23bを中心軸AXの軸線周りに揺動可能に連結する。したがって、連結部材23fの中心軸AXは、第1構造部23a及び第2構造部23bの揺動軸となっている。以下、中心軸AXを揺動軸AXと表記する。
揺動軸AXは、X方向に平行に設定される。関節部23cでは、揺動軸AXの軸線周りに第1構造部23a及び第2構造部23bの一方が他方に対して揺動可能となっている。本実施形態では、後述するように第1構造部23aがフレーム21aの+Y側の面及び−Z側の面によって支持されるため、X方向に平行な軸線(揺動軸AXの軸線)周りの回転が規制されている。また、第2構造部23bは、揺動軸AXの軸線周りに揺動可能に設けられている。この場合、揺動軸AXは、第2ガイド22までの距離に対して第1ガイド21までの距離が小さくなるように配置される。この構成により、第2構造部23bの+Z側端部がY方向に変位する場合に揺動角の変動が抑制されるため、移動体23を安定して移動させることができる。なお、図2に示すように、第1構造部23aの−Y側の面には、ストッパ23iが設けられている。ストッパ23iは、例えば組み立て時などに第2構造部23bが所定の角度以上に回り過ぎないように、第2構造部23bに係止して回動を規制する。
駆動部24は、駆動源24aと、伝達機構24bと、ピニオン24cとを有している。駆動源24aは、第1構造部23aの駆動部支持部23dに支持されている。駆動源24aとしては、例えばモータ装置が用いられる。駆動源24aは、不図示の出力軸をZ軸周りの方向に回転させる。伝達機構24bは、上記の出力軸に連結され、駆動源24aで生じた回転をピニオン24cに伝達する。ピニオン24cは、Z軸周りに回転可能に設けられ、周方向に並んで形成される複数の歯を有している。ピニオン24cの歯は、上記のラック21bの歯と噛み合うように配置される。駆動源24aで生じた回転力が伝達機構24bを介してピニオン24cに伝達され、ピニオン24cが回転する。ラック21b側(フレーム21a)が固定されているため、ピニオン24cがラック21bに対してX方向に移動し、駆動部支持部23d及び第1構造部23aと一体でX方向に移動する。なお、第1構造部23aは、フレーム21aの+Y側でブロック21dに接続され、フレーム21aの−Z側でラック21bに接続されているため、X方向に平行の軸線周りの回転が規制された状態となっている。
Z移動機構20Zは、ガイド部25と、スライダ26と、駆動部27とを有している。ガイド部25は、第2構造部23bの+X側の壁部及び−X側の壁部にそれぞれ設けられている。各ガイド部25は、Z方向に平行に延びている。ガイド部25は、スライダ26を案内する。スライダ26は、直方体状に形成されている。スライダ26は、後述の昇降部29を貫通する貫通穴26aを有している。スライダ26には、ラック26bが設けられている。ラック26bは、Z方向に沿って直線状に形成されており、−X側の面に複数の歯を有している。複数の歯は、Z方向に並んで配置されている。
駆動部27は、駆動源27aと、ピニオン27bとを有している。駆動源27aは、第2構造部23bの−X側の壁部に支持されている。駆動源27aとしては、例えばモータ装置が用いられる。駆動源27aは、不図示の伝達機構を介してピニオン27bにY軸周りの回転力を伝達する。ピニオン27bは、Y軸周りに回転可能となるように第2構造部23bに取り付けられている。ピニオン27bは、周方向に並んで形成される複数の歯を有している。ピニオン27bの歯は、上記のラック26bの歯と噛み合うように配置される。駆動源27aで生じた回転力が不図示の伝達機構を介してピニオン27bに伝達され、ピニオン27bが回転する。ピニオン27bは第2構造部23bに取り付けられるため、ピニオン27bの回転により、ラック26bがピニオン27bに対してZ方向に駆動される。これにより、スライダ26がガイド部25に沿ってZ方向に移動する。
Y移動機構20Yは、ガイド部28と、昇降部29と、駆動部30とを有している。ガイド部28は、昇降部29を案内する。ガイド部28は、貫通穴26aの+X側の内壁及び−X側の内壁にそれぞれ設けられている。ガイド部28は、それぞれY方向に平行に延びている。ガイド部28は、Y方向に沿って直線状に形成された溝部を有する。
昇降部29は、棒状に形成されている。昇降部29の+X側の面及び−X側の面には、それぞれ突出片29aが設けられている。突出片29aは、Y方向に沿って直線状に形成されている。突出片29aは、ガイド部28の溝部に挿入される。したがって、昇降部29は、突出片29aがガイド部28の溝部に挿入された状態でガイド部28によってY方向に案内される。また、昇降部29には、ラック29bが設けられている。ラック29bは、Y方向に沿って直線状に形成されており、+X側の面に複数の歯を有している。複数の歯は、Y方向に並んで配置されている。昇降部29の−Y側端部には、ワーク保持部10が固定されている。
駆動部30は、駆動源30aと、出力軸30bと、スプライン30cと、ピニオン30dとを有している。駆動源30aは、第1構造部23aの上面(+Y側の面)に支持されている。駆動源30aがスライダ26ではなく第1構造部23aに支持されることにより、スライダ26の重量を軽くすることができる。なお、駆動源30aはスライダ26に支持されてもよい。駆動源30aとしては、例えばモータ装置が用いられる。駆動源30aは、出力軸30b及びスプライン30cを介してピニオン30dをZ軸周りの回転力を伝達する。出力軸30bの外周には、Z方向に沿った溝が形成されている。スプライン30cの内周には、出力軸30bの外周の溝と噛み合うように溝が形成されている。スプライン30cは、スライダ26に固定されており、スライダ26と一体でZ方向に移動可能となっている。
ピニオン30dは、スプライン30cの+Z側端部に固定されており、周方向に並んで形成される複数の歯を有している。ピニオン30dの歯は、上記のラック29bの歯と噛み合うように配置される。駆動源30aで生じた回転力が出力軸30b及びスプライン30cを介してピニオン30dに伝達され、ピニオン30dがZ軸周りに回転する。ピニオン30dはスライダ26に固定されるため、ピニオン30dの回転により、ラック29bがピニオン30dに対してY方向に駆動される。これにより、昇降部29がガイド部28に沿ってY方向に移動する。
保護案内部材31〜33は、チャック12、13の電源供給用ケーブルなど、各種ケーブル類を収容する。図2に示すように、保護案内部材31の一端は、所定位置に設けられる固定部35に固定されている。保護案内部材31の他端は、第1構造部23aの−Z側端部に設けられた取付部23gに固定されている。保護案内部材32の一端は、第2構造部23bの取付部23jに固定されている。保護案内部材32の他端は、スライダ26の取付部26cに固定されている。保護案内部材33の一端は、第2構造部23bの−Z側端部に設けられた取付部23h固定されている。保護案内部材33の他端は、昇降部29の+Y側端部に設けられた取付部29cに固定されている。
上記のように構成されたワーク搬送装置100において、ワーク保持部10をX方向に移動させる場合、X移動機構20Xは、移動体23をX方向に移動させる。このとき、スライダ26及び昇降部29は、移動体23と一体的にX方向に移動する。この移動では、移動体23、スライダ26及び昇降部29の間に相対的な移動は生じない。
また、ワーク保持部10をZ方向に移動させる場合、Z移動機構20Zは、スライダ26をZ方向に移動させる。このとき、昇降部29はスライダ26と一体的にZ方向に移動するが、移動体23は移動しない。したがって、このスライダ26の移動により、昇降部29は、移動体23に対してZ方向に移動する。本実施形態では、昇降部29の駆動源30aが第1構造部23aに支持されるため、スライダ26を移動させる際の駆動部27等の負担が軽減される。
また、ワーク保持部10をY方向に移動させる場合、Y移動機構20Yは、昇降部29をY方向に移動させる。このとき、移動体23及びスライダ26は移動しない。したがって、この昇降部29の移動により、昇降部29は、移動体23及びスライダ26の両方に対してY方向に移動する。
本実施形態では、X移動機構20Xが第1ガイド21及び第2ガイド22の2本のガイドを有しているため、移動体23は第1ガイド21と第2ガイド22との間に架け渡された状態となっている。例えば第1ガイド21と第2ガイド22との間で高さ(Y方向上の位置)やガイド間隔が場所によって異なる場合、単に移動体を2本のガイド間に架け渡す構成では、移動体の移動に伴って第1ガイド21及び第2ガイド22や移動体自体に負荷がかかる可能性がある。この場合、移動体の円滑な動作を阻害するだけでなく第1ガイド21や第2ガイド22の寿命を短くするといった問題を有している。また、第1ガイド21及び第2ガイド22をそれぞれ高精度に位置調整することも可能であるが、フレーム21a、22aのたわみ等を考慮する必要があり、設置に多大な負担を要することになる。
これに対して、本実施形態では、移動体23が、第1構造部23aと、第2構造部23bと、関節部23cとを有し、関節部23cにおいて第2構造部23bが第1構造部23aに対して揺動軸AXの軸線周りに揺動可能となっている。このため、移動体23がX方向に移動する際には、第1ガイド21及び第2ガイド22に追従するように関節部23cにおいて第2構造部23bが揺動軸AXの軸線周りに揺動する。
例えば図4(a)に示すように、第2ガイド22が第1ガイド21に対して相対的に+Y側に配置される場合、第2構造部23bは、+Z側の端部が+Y側に傾くように、揺動軸AXの軸線周りに揺動する。また、第1構造部23aは、揺動軸AXの軸線周りには揺動しない。この場合、主に第1ガイド21(例えばレール21b等)にかかる負担を低減することができる。
また、例えば図4(b)に示すように、第2ガイド22が第1ガイド21に対して相対的に−Y側に配置される場合、第2構造部23bは、+Z側の端部が−Y側に傾くように、揺動軸AXの軸線周りに揺動する。また、第1構造部23aは、揺動軸AXの軸線周りには揺動しない。この場合についても同様に、主に第1ガイド21(例えばレール21b等)にかかる負担を低減することができる。なお、第2構造部23bの実際の揺動は、目視では認識できない程度のものを含む。図4(a)及び(b)では、第2構造部23bの揺動を判別しやすくするため、実際よりも揺動を大きく誇張して示している。
なお、図5に示すように、例えば組み立て時などに第2構造部23bが所定の角度以上に回動する場合に、第1構造部23aの−Y側の面に配置されたストッパ23iが第2構造部23bの−Y側の面に係止される。これにより、第2構造部23bの回動が規制される。なお、図5では、第2構造部23bの+Z側が−Y側に傾く場合の例を示しているが、これに限定されるものではなく、第2構造部23bの+Z側が+Y側に傾く場合についても同様のストッパが設けられてもよい。
また、図示を省略するが、関節部23cにおいて第1構造部23aが揺動軸AXの軸線周りに揺動し、第2構造部23bが揺動しない構成とした場合には、第1構造部23aの−Z側の端部が+Y側又は−Y側に傾くように揺動軸AXの軸線周りに揺動する。この場合には、主に第2ガイド22(例えば突出片22b等)にかかる負担を低減することができる。
以上のように、本実施形態によれば、第1ガイド21及び第2ガイド22の2本のガイドを用いることにより、移動体23の軽量化を図ることができる。第1構造部23a及び第2構造部23bが関節部23cを介して揺動するため、移動体23や第1ガイド21及び第2ガイド22に対する負荷が低減される。また、第1ガイド21及び第2ガイド22にかかる負荷を、第1構造部23aと第2構造部23bとの揺動によって低減することができるため、第1ガイド21及び第2ガイド22の位置を高精度に調整しなくても済む。以上により、第1ガイド21及び第2ガイド22の2本のガイドを用いる場合であっても、移動体23の円滑な動作を確保するとともに、第1ガイド21及び第2ガイド22の短寿命化を抑制し、さらに、第1ガイド21及び第2ガイド22の設置における負担を軽減することが可能となる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、第1実施形態に記載のワーク搬送装置100を備える工作機械を例に挙げて説明する。第2実施形態では、第1実施形態と共通のXYZ直交座標系を用いて説明する。ただし、第2実施形態では、主軸111、112の回転軸方向をZ方向とし、ワークWに対する切削量を規定する方向をX方向とする。
図6は、第2実施形態に係る工作機械200の一例を示す図である。図6に示す工作機械200は、例えば平行2軸旋盤である。図6において、工作機械200の+Z側が正面であり、−Z側が背面である。また、工作機械200の±X側は側面であり、X方向は工作機械200の左右方向である。
工作機械200は、本体部110と、ワーク搬入部120とを有している。
本体部110は、主軸111、112と、タレット113、114とを有している。主軸111、112は、X方向に並んで配置されている。主軸111、112は、不図示の軸受け等によって回転可能に支持されている。主軸111、112の+Z側の端部には、それぞれ把握爪111a、112aが設けられている。把握爪111a、112aは、主軸111、112の回転軸周りに所定の間隔で複数配置されている。把握爪111a、112aは、主軸111、112の径方向に移動させることでワークWを保持可能である。
タレット113は、主軸111の+X側に配置されている。タレット114は、主軸112の−X側に配置されている。タレット113、114のそれぞれには、モータ等の回転駆動装置が設けられている。タレット113、114は、回転駆動装置により、Z方向に平行な軸周りに回転可能となっている。タレット113、114の周面には、切削工具を保持するための複数の保持部が設けられている(不図示)。これら保持部の全部または一部には切削工具が保持される。したがって、タレット113、114を回転させることにより、所望の切削工具が選択される。タレット113、114の保持部に保持される切削工具は、各保持台に対して交換可能である。切削工具としては、ワークWに対して切削加工を施すバイト等の他、ドリルやエンドミル等の回転工具が用いられてもよい。また、タレット113、114は、不図示の駆動装置により、X方向及びZ方向に移動可能となっている。これにより、切削工具は、ワークWに対してX方向及びZ方向に移動可能となっている。
ワーク搬入部120には、工作機械200における加工対象であるワークWが載置される。ワーク搬入部120としては、例えば固定台が用いられるが、これに限定されるものではなく、コンベアやロータリー式の台などが用いられてもよい。
また、工作機械には、例えば図6に示す工作機械200のように、ワーク搬送装置130を備えるものがある。この場合、ワーク搬送装置130は、第1実施形態に記載のワーク搬送装置100が用いられる。ワーク搬送装置130は、ワーク保持部10が主軸111、112とワーク搬入部120との間で移動可能となるように、第1ガイド21及び第2ガイド22の2本のガイドが本体部110とワーク搬入部120との間をX方向に跨ぐように配置されている。これにより、ワーク搬送装置130は、移動体23がX方向に移動することにより、主軸111、112とワーク搬入部120との間でワークWを搬送可能となっている。
また、移動体23は第1ガイド21と第2ガイド22との間に架け渡された状態となっている。移動体23は、第1構造部23aと、第2構造部23bと、関節部23cとを有し、関節部23cにおいて第2構造部23bが第1構造部23aに対して揺動軸AXの軸線周りに揺動可能となっている。
次に、上記のように構成された工作機械200の動作を説明する。
まず、ワーク搬送装置130は、ワーク保持部10をワーク搬入部120の上方(+Y側)に配置させる。その後、図6(a)に示すように、ローダヘッド11のチャック12を下側(−Y方向)に向けた状態で昇降部29を−Y方向に移動させ、把握爪12bによってワークWを把持させる。
その後、不図示の回転機構によってチャック12とチャック13とを入れ替える。これにより、チャック12及びワークWが−Z方向に向けられ、チャック13が−Y方向に向けられる。チャック12を−Z方向に向けた後、昇降部29を+Y方向に移動させ、ワークWを引き上げる。
次に、X移動機構20Xによって移動体23を+X方向に移動させることにより、ローダヘッド11及びワークWを例えば主軸111の上方(+Y側)に配置させる。以下、ワークWを主軸111に配置する場合を例に挙げて説明する。なお、ワークWを主軸112に配置する場合には、主軸112の上方にローダヘッド11及びワークWを配置させる。
移動体23がX方向に移動する場合、第1実施形態と同様に、第1ガイド21及び第2ガイド22に追従するように関節部23cにおいて第2構造部23bが揺動軸AXの軸線周りに揺動する。このとき第1構造部23aは、揺動軸AXの軸線周りには揺動しない。この場合、主に第1ガイド21にかかる負担を低減することができる。
次に、Y移動機構20Yによって昇降部29を−Y方向に移動させ、ワークWを主軸111に対向させる。そして、Z移動機構20Zによってスライダ26を−Z方向に移動させ、ワークWを主軸111の把握爪111aに保持させる。その後、ローダヘッド11を+Z方向及び+Y方向に移動させる。そして、タレット114に設けられる不図示の工具を用いて、所定の加工レシピに基づいてワークWを加工させる。
なお、移動体23のX方向の移動により第2構造部23bが角度θだけ揺動する場合、図7に示すように、昇降部29が揺動し、昇降部29の−Y側端部に固定されるローダヘッド11が角度θで傾く。この場合、例えばチャック12に保持されるワークWの向きが主軸111に対して角度θだけずれてしまう。
これに対して、本実施形態では、把握爪12bによるワークWの把持を開放した際に、弾性部材12d及びプッシャプレート12cによってワークWが−Z側に押し出される。このとき、ワークWは主軸111に対して−Z側に押されるため、ワークWの−Z側の端面が主軸111の保持面(XY平面に平行)に当接される。このため、ワークWの端面がXY平面に平行となるようにワークWの向きが矯正される。
以上のように、第2実施形態によれば、ワーク搬送装置130として、第1ガイド21及び第2ガイド22の短寿命化を抑制することができると共に、組み立ての負担を軽減することが可能なワーク搬送装置100が用いられるため、ワークWの搬送精度を安定させることができ、低コストで製造可能な工作機械200が得られる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ワーク搬送装置100が、ワークWを搬入するワーク搬入部120と主軸111、112との間でワークWを搬送する場合を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、ワークWを搬出するワーク搬出部が別途設けられる場合、ワーク搬送装置100が主軸111、112とワーク搬出部との間でワークWを搬送する構成であってもよい。
また、上記第2実施形態では、ワーク搬送装置130のワーク保持部10及び移動機構20が1組設けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、ワーク保持部10及び移動機構20の組が複数設けられてもよい。この場合、複数の移動機構20において第1ガイド21及び第2ガイド22を共通して用いてもよい。
W…ワーク AX…揺動軸 10…ワーク保持部 12、13…チャック 12b、13b…把握爪 12c、13c…プッシャプレート 12d、13d…弾性部材 20…移動機構 20X…X移動機構 20Z…Z移動機構 20Y…Y移動機構 21…第1ガイド 22…第2ガイド 21a、22a…フレーム 21b、26b、29b…ラック 21c…レール 21d…ブロック 22b、29a…突出片 23…移動体 23…第1構造部 23b…第2構造部 23c…関節部 23e… 23i…ストッパ 24、27、30…駆動部 24a、27a、30a…駆動源 24b…伝達機構 24c、27b、30c…ピニオン 25、28…ガイド部 26…スライダ 29…昇降部 30b…出力軸 30c…スプライン 100、130…ワーク搬送装置 111、112…主軸 111a、112a…把握爪 113、114…タレット 200…工作機械

Claims (9)

  1. ワークを搬送するワーク搬送装置であって、
    前記ワークを保持するチャックと、
    前記チャックを支持するとともに、互いに離間して平行に配置された第1ガイド及び第2ガイドに沿って第1方向に移動可能な移動体と、を備え、
    前記移動体は、前記第1ガイドに案内される第1構造部と、前記第2ガイドに案内される第2構造部と、前記第1構造部と前記第2構造部との間に設けられかつ前記第1方向と平行に設定された揺動軸の軸線周りに前記第1構造部及び前記第2構造部の一方を他方に対して揺動可能とする関節部と、を備えるワーク搬送装置。
  2. 前記第1構造部は、前記第1ガイドにおいて前記第1方向と平行の軸線周りに回転が規制された状態で前記第1方向に案内され、
    前記第2構造部は、前記第1構造部に対して前記揺動軸の軸線周りに揺動可能とする請求項1記載のワーク搬送装置。
  3. 前記第1構造部に、前記第1方向に移動するための駆動部を備える請求項2記載のワーク搬送装置。
  4. 前記第2ガイドは、全長にわたって前記第1ガイドに向けて突出する突出片を備え、
    前記第2構造部は、前記突出片を挟み込む一対のローラを備える請求項2または請求項3記載のワーク搬送装置。
  5. 前記関節部の前記揺動軸は、前記第2ガイドまでの距離に対して前記第1ガイドまでの距離が小さくなるように配置される請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載のワーク搬送装置。
  6. 前記第1方向は、水平面に沿って設定され、
    前記第2構造部は、前記第1方向と交差しかつ水平面に沿った第2方向に移動するスライダと、前記スライダに支持されて水平面に対して垂直な第3方向に移動可能な昇降部と、を備え、
    前記チャックは、前記昇降部の下部に配置される請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のワーク搬送装置。
  7. 前記第1ガイドは、前記第2ガイドよりも強度が高い請求項6記載のワーク搬送装置。
  8. 前記チャックは、前記ワークを把持可能な把握爪と、前記把握爪による把持を開放した際に前記ワークを押し出すための弾性部材と、を備える請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のワーク搬送装置。
  9. 主軸に前記ワークを搬送するワーク搬送装置を備え、
    前記ワーク搬送装置として、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のワーク搬送装置が用いられる工作機械。
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