JP4809389B2 - パラレルメカニズム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば産業用ロボットとして使用されるパラレルメカニズム、なかでも操作ヘッドが複数対のアームユニットで支持してある回転型のパラレルメカニズムに関する。
この種のパラレルメカニズムの基本構造は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、ベースと、ベースの下面に均等配置される3個のサーボモーターと、サーボモーターで駆動操作される3個のアームユニットと、3個のアームユニットで支持される操作ヘッドなどでパラレルメカニズムを構成している。ベースと操作ヘッドとの間には、伸縮しながら回転動力を伝動する駆動軸が設けてある。操作ヘッドの下面側には、処理対象を捕捉するハンドが設けてある。
各アームユニットは、サーボモーターで上下に旋回駆動される駆動アームと、駆動アームの旋回動作を操作ヘッドに伝えるロッドで構成してあり、ロッドは駆動アームおよび操作ヘッドに対してボール継手で連結してある。駆動軸は伸縮自在に連結される駆動筒と受動筒とからなり、駆動軸の上下両端がカルダン継手を介してモーターの出力軸と操作ヘッドに組み込んだ操作軸とに連結している。駆動筒および受動筒は、それぞれ非円形断面の円筒体で構成してある。各駆動アームの駆動方向と駆動量を変更することにより、操作ヘッドを所定の3次元空間内で自由に変位できる。この種のパラレルメカニズムは特許文献2にも見ることができる。
特開2001−277164号公報(段落番号0010、図2) 特表2005−528993号公報(段落番号0019、図1)
本発明における駆動軸は、伸縮自在に連結される駆動側スプライン軸と受動側スプライン軸とで構成する。また、駆動軸の上下両端をユニバーサルジョイントを介して、モーターの出力軸と操作ヘッドに組み込んだ操作軸とに連結する。パラレルメカニズムが作動している時の駆動軸は、操作ヘッドの3次元運動に追随して傾動しながら伸縮し、同時に正転あるいは逆転駆動される。そのため、駆動側スプライン軸と受動側スプライン軸との嵌合部分や、ユニバーサルジョイントに高負荷が掛かり、駆動アームなどの他の構成部品に比べて比較的短期間で消耗しやすい。こうした理由から、パラレルメカニズムの稼動開始から一定の使用時間(例えば1年)が経過すると、駆動軸の一部もしくは全体を、新規な部品と交換する必要がある。
本発明の目的は、モーターの出力軸および操作軸に対する駆動軸の連結構造を改良して駆動軸の着脱を迅速に行えるようにし、以て、駆動軸のメンテナンスや交換などの保守作業を簡便化することにある。
本発明のパラレルメカニズムは、ベースに配置される複数個の駆動モーターと、駆動モーターで駆動操作されるアームユニットと、アームユニットで支持される操作ヘッドと、ベースに設けたモーターの回転動力を操作ヘッドに設けた操作軸に伝動する駆動軸とを有する。駆動軸は、操作ヘッドの3次元運動に追随して傾動しながら伸縮し、駆動モーターの回転動力を該操作ヘッドの操作軸に伝動する。駆動軸の入力端および出力端のそれぞれを、モーターの出力軸および操作軸に対して摩擦締結具を介して着脱可能に連結することにより、駆動軸の全体をモーターの出力軸および操作軸から分離できることを特徴とする。
駆動軸は、伸縮しながら回転動力を伝動できる駆動側スプライン軸および受動側スプライン軸を含むボールスプライン軸と、これら両スプライン軸の入力端および出力端のそれぞれに設けたユニバーサルジョイントとで構成する。ユニバーサルジョイントは、モーターの出力軸および操作軸に対してそれぞれ摩擦締結具を介して着脱可能に連結する。
摩擦締結具は摩擦ロック型の締結具で構成する。摩擦ロック型の締結具は、テーパー面を介して内外に隣接する内輪および外輪と、内輪および外輪のいずれか一方を軸方向へ移動操作するねじ構造とを含んで構成する。
摩擦締結具は、出力軸に外嵌する連結穴を備えた継手本体と、連結穴の周囲壁に形成したスリットと直交する状態で配置されて、連結穴の周囲壁を縮径操作するねじ体とで構成する。
摩擦ロック型の締結具は、テーパー面を介して内外に隣接する内輪および外輪と、内外輪のいずれか一方で相対回転自在に支持されて、内外輪の他方をねじを介して軸方向へ移動操作するナットとで構成する。
本発明のパラレルメカニズムにおいては、モーターと操作軸を接続する駆動軸の入力端および出力端のそれぞれを、モーターの出力軸および操作軸に対して摩擦締結具を介して着脱可能に連結して、駆動軸を先の出力軸および操作軸から分離できるようにした。換言すると、駆動軸を取り外す際に、モーターや操作軸あるいは操作ヘッドなどの、駆動軸の周辺構造を分離する必要もなく、摩擦締結具を着脱するだけで駆動軸を簡便に取り外し、あるいは組み付けられるようにした。したがって、本発明のパラレルメカニズムでは、高負荷が作用して消耗しやすい駆動軸の消耗度合を点検し、あるいは新規な駆動軸と交換する際に、駆動軸の着脱を迅速に行って保守作業を簡便化できる。
伸縮伝動できるボールスプライン軸と、その入力端および出力端のそれぞれに設けたユニバーサルジョイントとで構成した駆動軸によれば、操作ヘッドの3次元変位に円滑に追随しながらモーター動力を操作軸へ効果的に伝動できる。例えば、非円形の駆動筒と受動筒、および両筒の上下両端に設けたカルダン継手とで構成した従来の駆動軸に比べて、モーターの回転動力を効率よく伝動できるうえ、伸縮伝動時の摩擦抵抗を減少して操作ヘッドの高速移動に円滑に追随できる。また、入力端、および出力端のユニバーサルジョイントを、摩擦締結具を介してモーターの出力軸および操作軸に着脱可能に連結するので、摩擦締結具を着脱操作するだけで、駆動軸の一式構造を残らず分離し、あるいは組み付けることができる。
テーパー面を介して隣接する内輪および外輪と、両者の一方を移動操作するねじ構造とで摩擦締結具を摩擦ロック型に構成すると、ねじ構造を締緩操作するだけで、駆動軸とその連結対象とを同時に連結ないし分離できる。したがって、駆動軸の着脱の手間を省いて、駆動軸の消耗度合の点検や交換作業などをさらに簡便に行なえる。例えば、駆動軸の出力端と操作軸とを中間連結体を介して接続し、出力端と中間連結体、および中間連結体と操作軸のそれぞれを貫通するピンで連結する場合に比べて、連結構造を簡素化し軽量化できる。したがって、操作ヘッドに作用する重量を削減して、その分だけアームユニットに作用する駆動負荷を軽減できる。あるいは、操作ヘッドによる搬送重量を増加できる。また、内外輪の面接触によって駆動軸と連結対象を固定するので、ピン連結する場合に避けられない連結部分のがたつきを一掃して、駆動軸と連結対象の間の動力伝動効率を向上できる。
継手本体と、継手本体に設けた連結穴の周囲壁を縮径操作するねじ体とで摩擦締結具を構成し、駆動軸と連結対象とを摩擦締結具で連結すると、ねじ体を締緩操作することで駆動軸を連結対象に対して着脱できる。例えば、モーターの出力軸が連結対象であって、出力軸が高い位置にある場合や、出力軸の周囲が複数個の駆動モーターで囲まれている場合には、摩擦締結具の側方でスパナを垂直軸回りに回転操作して締緩操作するのが困難となる。しかし、継手本体のスリットと直交する向きに配置したねじ体であれば、その締緩操作が概ね水平軸回りの回転動作になるので、ねじ体の締緩操作を支障なく行なうことができ、したがって狭い作業スペースでも摩擦締結具の着脱を簡便に行なえる。これにより、駆動軸の連結対象に対する分離や組み付けを簡便に手早く行なうことができる。
内輪および外輪と、内外輪の一方をねじを介して軸心方向へ移動操作するナットとで構成した摩擦締結具によれば、1個のナットを締緩操作するだけで、駆動軸の出力端と操作軸を同時に連結しあるいは連結解除できる。したがって、複数個のねじ体で内外輪の一方を移動操作する場合に比べて、駆動軸の出力端の分離や組み付けをさらに簡便に行なえる。
(実施例) 図1から図6は本発明に係るパラレルメカニズムを搬送ロボットに適用した実施例を示す。図2に示すように、パラレルメカニズムは、テーブルやコンベアーを跨ぐ状態で設置される高剛性の架台1を基体にして構成する。詳しくは、架台1の上壁に固定されるベース2と、ベース2の下面に配置される3個の駆動モーター3と、駆動モーター3で駆動される3個のアームユニット4と、各アームユニット4で支持される操作ヘッド5と、中央部に配置される駆動軸6などで構成する。ベース2は、操作ヘッド5の動作空間の上方に位置しており、その上面には駆動軸6を回転駆動するモーター7が設けてある。
ベース2の下面には3個のモーターブラケット10が均等な間隔をあけて設けてあり、これらのモーターブラケット10に駆動モーター3が組み付けてある。駆動モーター3はサーボモータと減速機とを一体に備えており、減速機で減速された往復旋回動力を出力する。図3に示すように3個の駆動モーター3は、その中心軸線が正三角形の各辺を構成する状態でベース2に配置してあり、先の正三角形の図形中心は駆動軸6の軸中心位置に一致させてある。先のモーター7も駆動モーター3と同じ構造のモーターからなり、減速機で減速された正転動力および逆転動力を出力する。
アームユニット4は、駆動モーター3で上下に旋回駆動される駆動アーム12と、駆動アーム12の旋回動作を操作ヘッド5に伝えるロッド13とで構成する。駆動アーム12の基端にはアームボス14が固定してあり、このアームボス14が駆動モーター3の出力軸に固定してある。図3に示すようにロッド13は、平行に配置される一対のリンク棒15と、リンク棒15の上下端寄りに設けられて、両リンク棒15を引き寄せ付勢するばねユニット16とで構成してある。
ロッド13の上下両端は、駆動アーム12および操作ヘッド5に対して、それぞれボール継手17で連結する。このように、ボール継手17を介して連結されたアームユニット4によれば、駆動アーム12を駆動モーター3で上下に往復旋回駆動することにより、操作ヘッド5を所定の3次元空間内で自由に変位できる。操作ヘッド5が3次元変位できる空間のうち、基準平面上の直径1040mm、高さ200mmの作動範囲が操作ヘッド5の作業領域となる。なお、対向するボール継手17のボール中心どうしを結ぶ線は、先の駆動モーター3の中心軸線と平行になっている。
操作ヘッド5は、三角形状の板状ブロックからなり、その中央部分に駆動軸6の回転動力を受け継ぐ操作軸20が回転自在に軸支してある。図4に示すように、操作軸20は、クロスローラーベアリング51で回転自在に軸支される軸部52と、軸部52の下端に設けられるフランジ53と、軸部52の上端に設けられる連結軸54とで構成する。フランジ53を利用して、吸着具やハンドなどの捕捉構造が装着される。
駆動軸6は、モーター7の回転動力を伸縮しながら伝動する。伸縮伝動時の摩擦抵抗を減少し、さらに操作ヘッド5の高速移動に円滑に追随させるために、駆動軸6はボールスプライン軸と、ボールスプライン軸の上下端に連結されるユニバーサルジョイント21とで構成する。図1に示すように、ボールスプライン軸は、上半側の駆動スプライン軸22と、下半側の受動スプライン軸23とで構成する。駆動軸6のメンテナンスや交換を簡便に行なうために、駆動軸6の入力端および出力端を、モーター7の出力軸(連結対象)25および先の操作軸(連結対象)20に対してそれぞれ摩擦締結具26・27を介して着脱可能に連結している。
図4および図5に示すようにモーター7の出力軸25に連結される摩擦締結具26は、出力軸25に外嵌する連結穴29を備えた継手本体28と、連結穴29の周囲壁を縮径操作する六角穴付ボルト(ねじ体)30とで構成してある。継手本体28は断面が六角形の軸体からなり、その連結穴29の周囲壁の一部にスリット31が形成され、スリット31を間に挟んでボルト挿通穴32とねじ穴33が形成してある。継手本体28は、丸軸あるいは断面が多角形の軸体で形成してもよい。
ボルト挿通穴32の外端には、六角穴付ボルト30の操作頭部を受け止める締結座34が形成してある。継手本体28の下部には連結軸35が形成してあり、この連結軸35がユニバーサルジョイント21の駆動側の継手体36に図示していないボルト、またはピンで固定される。連結軸35はボルトおよびピンの両方で継手体36に固定してあってもよい。出力軸25を連結穴29に嵌め込んだ状態で、スリット31と直交する状態で六角穴付ボルト30をねじ穴33にねじ込むことにより、連結穴29の周囲壁を縮径変形させて摩擦締結具26を出力軸25に連結固定できる。
図4および図6に示すように、操作軸20に連結される摩擦締結具27は市販されている摩擦ロック型の締結具(商品名メカロック)からなる。摩擦締結具27は、上下両端が開口する円筒状の内輪38と、内輪38に外嵌する円筒状の外輪39と、外輪39の下端周囲に張り出したフランジ壁40で相対回転自在に支持されるナット(ねじ構造)41の三者で構成してある。内輪38と外輪39とはテーパー面42を介して内外に隣接しており、それぞれの筒壁には拡縮変形を許すスリット(図示していない)が形成してある。テーパー面42は、外輪39のフランジ壁40の側から外輪39の上端へ向かって上拡がり状に形成してある。内輪38の下端周面には、ナット41と噛み合うねじ軸(ねじ構造)43が形成してある。
上記構成の内輪38の連結穴44に操作軸20の連結軸54を内嵌し、さらに外輪39をユニバーサルジョイント21の受動側の継手体45に嵌め込んだ状態でナット41をねじ込むことにより、内輪38が軸心に沿ってナット41の側へ引き寄せられる。内輪38の移動に伴い外輪39が拡径変形して、その周面が受動側の継手体45の内周面に圧接される。同時に内輪38が縮径変形して、その連結穴44が連結軸54に圧接する。その結果、操作軸20とユニバーサルジョイント21とを摩擦締結具27を介して強固に連結できる。ナット41を締緩操作するとき、ユニバーサルジョイント21の受動側の継手体45および操作軸20が連れ回り回転するのを避ける必要がある。そのために、操作軸20および継手体45の軸周面の対向位置には、それぞれスパナを係合するための平坦面46・47が形成してある。
駆動軸6を取り外す場合には、以下の手順に従って作業を行なう。まず、駆動モータ3のブレーキを解除して、操作ヘッド5を作業しやすい位置へ移動し、先のブレーキを作動させてアームユニット4を移動不能に固定する。次に、専用スパナを先に説明した平坦面46・47に同時に係合して、操作軸20および継手体45を回転不能に固定する。この状態で、別のスパナをナット41に係合して緩み側へ回転操作し、内外輪38・39による摩擦締結状態を解除する。この後、上側の摩擦締結具26の六角穴付ボルト30を六角棒レンチで緩み側へ操作して、モーター7の出力軸25と継手本体28との連結状態を解除する。最後に駆動側スプライン軸22を受動側スプライン軸23の内部に差し込んで駆動軸6の全長を小さくすることにより、駆動軸6を操作軸20および継手体45から分離できる。
操作軸20の周囲は、3組のアームユニット4で囲まれているものの、操作軸20の上方空間は開放されており、しかも操作ヘッド4を作業しやすい位置へ自由に移動できる。したがって、操作軸20に連結した摩擦締結具27のナット41を側方からはスパナで容易に締緩操作できる。摩擦ロック型の摩擦締結具27は、それのみで連結軸54と継手体45とを同時に連結できるので、連結構造を簡素化し軽量化できるうえ、高トルクを伝動できる利点もある。
上記のように、連結構造を簡素化できる摩擦ロック型の摩擦締結具27で、モーター7の出力軸25と駆動軸6とを接続するとよいが、問題がある。モーター7の出力軸25は高い位置にあり、しかも出力軸25の周囲が3個の駆動モーター3で囲まれているため、スパナを使用してナット側方から締緩操作するのが困難な場合がある。こうした理由から、出力軸25に連結される摩擦締結具26を継手本体28と六角穴付ボルト30とで構成し、狭い作業スペースでも操作できる六角棒レンチで六角穴付ボルト30を締緩操作できるようにしている。
上記の実施例では、内外輪38・39の一方をナット41で軸心方向へ移動操作する摩擦締結具27について説明したが、その構造に限定するものではない。内外輪38・39の一方を複数個のボルト(ねじ体)で軸心方向へ移動操作する形態の摩擦締結具27であってもよい。駆動軸6はボールスプライン軸で構成することが好ましいが、操作ヘッド5の変位速度が遅い場合などには、伸縮しながら回転動力を伝動できる軸継手全般を適用できる。同様に、ユニバーサルジョイント21は、他形式の自在継手を適用できる。摩擦締結具26においては、ナットと回り止め保持されたボルトとでねじ体を構成し、ナットを締め込み操作して連結穴29の周囲壁を縮径操作することができる。なお、上記の実施例では、摩擦締結具26が高い位置にあることと、その周辺に駆動モーター3が配置されることを勘案して、摩擦締結具26を駆動軸6の入力端側に配置し、出力端側に別の摩擦締結具27を配置したが、その必要はない。パラレルメカニズムは用途に応じて種々の大きさのものがあり、その取り付ける向きも様々であるので、摩擦締結具26・27の配置位置は、個々のパラレルメカニズムの使用に応じて選択すればよい。例えば、両摩擦締結具26・27を上下逆に配置することができ、あるいは駆動軸6の両端に同じ摩擦締結具26(または摩擦締結具27)を配置することができる。
駆動軸を分離した状態の一部破断正面図である。 図3におけるA−A線矢視図である。 パラレルメカニズムの平面図である。 駆動軸を組み付けた状態の一部破断正面図である。 図4におけるB−B線断面図である。 摩擦ロック型の摩擦締結具の断面図である。
符号の説明
2 ベース
3 駆動モーター
4 アームユニット
5 操作ヘッド
6 駆動軸
7 モーター
20 操作軸
21 ユニバーサルジョイント
22 駆動スプライン軸
23 受動スプライン軸
25 出力軸
26 摩擦締結具
27 摩擦締結具
28 継手本体
29 連結穴
30 ねじ体(ボルト)
31 スリット
38 内輪
39 外輪
41 ねじ構造(ナット)
42 テーパー面
43 ねじ構造(ねじ軸)

Claims (5)

  1. ベースに配置される複数個の駆動モーターと、前記駆動モーターで駆動操作されるアームユニットと、前記アームユニットで支持される操作ヘッドと、前記ベースに設けたモーターの回転動力を、前記操作ヘッドに設けた操作軸に伝動する駆動軸とを有するパラレルメカニズムであって、
    前記駆動軸は、前記操作ヘッドの3次元運動に追随して傾動しながら伸縮し、前記駆動モーターの回転動力を該操作ヘッドの操作軸に伝動するものであり、
    前記駆動軸の入力端および出力端のそれぞれが、前記モーターの出力軸および前記操作軸に対して摩擦締結具を介して着脱可能に連結してあることを特徴とするパラレルメカニズム。
  2. 前記駆動軸が、伸縮しながら回転動力を伝動できる駆動側スプライン軸および受動側スプライン軸を含むボールスプライン軸と、これら両スプライン軸の入力端および出力端のそれぞれに設けたユニバーサルジョイントとで構成されており、
    前記ユニバーサルジョイントが、前記モーターの前記出力軸および前記操作軸に対してそれぞれ前記摩擦締結具を介して着脱可能に連結してある請求項1記載のパラレルメカニズム。
  3. 前記摩擦締結具が摩擦ロック型の締結具で構成してあり、
    前記摩擦ロック型の締結具が、テーパー面を介して内外に隣接する内輪および外輪と、前記内輪および前記外輪のいずれか一方を軸方向へ移動操作するねじ構造とを含んで構成してある請求項1または2記載のパラレルメカニズム。
  4. 前記摩擦締結具が、前記出力軸に外嵌する連結穴を備えた継手本体と、前記連結穴の周囲壁に形成したスリットと直交する状態で配置されて、前記連結穴の周囲壁を縮径操作するねじ体とで構成してある請求項1ないし3のいずれかに記載のパラレルメカニズム。
  5. 前記摩擦ロック型の締結具が、テーパー面を介して内外に隣接する内輪および外輪と、前記内外輪のいずれか一方で相対回転自在に支持されて、前記内外輪の他方をねじを介して軸方向へ移動操作するナットとで構成してある請求項3記載の記載のパラレルメカニズム。
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