JP2016033615A - 管理システム、管理装置、管理方法、管理プログラム - Google Patents

管理システム、管理装置、管理方法、管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置に予期せぬトラブルが生じるないように、消耗品の管理を適切に行うこと。
【解決手段】MFP100は、トナー容器の交換に伴い、トナー容器の識別情報を検出する検出手段(トナー容器識別情報検知部)と、検出された識別情報を含むイベント情報を管理サーバー400に送信する送信手段(監視情報送信マネージャー)とを備え、管理サーバー400は、イベント情報を受信する受信手段(イベント情報受信部)と、受信されたイベント情報に含まれるトナー容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブル(トナー管理テーブル)とを照合し、トナー容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断する識別情報判断手段(管理情報入出力部)と、トナー容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、MFP100に該当しないことを示す内容を通知する通知手段(メール通知部)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえばトナーの管理に適した管理システム、管理装置、管理方法、管理プログラムに関する。
従来より、複合機であるMFP(Multifunction Peripherals)やプリンターなどの画像形成装置においては、管理システムにより消耗品であるトナーなどの管理が行われることがある。
なお、管理システムは、たとえばユーザー側の画像形成装置と遠隔の管理サーバーとをインターネットを介して接続し、管理サーバーが画像形成装置側からのステータス情報などを受け取ることで、画像形成装置のトナー残量などの管理を行うようにしたものである。
このような画像形成装置のトナー残量などの管理を行うようにしたものとして、特許文献1では、トナー容器の交換に際し、トナーの残量情報をトナー容器と関連付けて保持することにより、トナー容器が使用途中で交換されたかを管理できるようにした管理システムを提案している。これは、画像形成装置側で新しく装填されるトナー容器の識別情報と、交換時の稼働状況を示すカウンタ情報と、交換により取り出されたトナー容器に含まれるトナーの残量情報とを含む交換通知を管理サーバーに送信すると、管理サーバーがその交換通知に基づき、トナー容器の識別情報と、カウンタ情報と、残量情報とを関連付け管理情報として記憶するようにしたものである。
特開2014−021303
上述した従来の管理システムでは、トナー容器の交換に際し、トナー容器が使用途中で交換されたかを管理することができ、トナー容器が使用途中で交換されることを抑制することが可能となっている。
ところが、このような管理システムでは、トナー容器の識別情報と画像形成装置の識別情報とを関連づけて管理している。そのため、トナー容器の識別情報などが違法にコピーされたり、トナー容器の識別情報が不明なものとなったりしているトナーが発送済み(純正)のトナーと混在して使用されると、トナーの管理が適切に行われないことがある。
なお、トナー容器の識別情報が不明なものとは、サードパーティー(社外品)のトナー容器に付されている識別情報が管理している識別情報に適合しないものをいう。また、トナー容器の識別情報が不鮮明であったり、識別情報そのものが明記されていない場合も、識別情報が不明なものとされる。
上述のように、発送済み(純正)のトナー以外のものが使用されたりすると、画像形成装置に予期せぬトラブルが生じることがあるため、トナーの管理を適切に行うことが重要となっている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる管理システム、管理装置、管理方法、管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の管理システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置を管理する管理装置とを備え、前記画像形成装置は、消耗品の容器の交換に伴い、該容器の識別情報を検出する検出手段と、検出された前記識別情報を含むイベント情報を前記管理装置に送信する送信手段とを備え、前記管理装置は、前記イベント情報を受信する受信手段と、受信された前記イベント情報に含まれる前記容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブルとを照合し、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断する識別情報判断手段と、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、前記画像形成装置に該当しないことを示す内容を通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
また、前記イベント情報は、前記画像形成装置の識別情報と、交換時の前記画像形成装置の稼働状況を示すカウンタ情報と、消耗品の残量と、交換日時とを含み、前記識別情報判断手段は、前記イベント情報に基づき、前記管理テーブルの内容を更新することを特徴とする。
また、検出された前記識別情報が不明である場合、該識別情報が識別不明であることを示す内容を含み、前記識別情報判断手段は、識別不明となっている前記識別情報から発送済みの消耗品に該当しないと判断することを特徴とする。
また、前記識別情報判断手段は、前記管理テーブルの該当する消耗品の残量から発送済みの消耗品に該当しないと判断することを特徴とする。
本発明の管理装置は、画像形成装置からの消耗品の容器の交換に伴う容器の識別情報を含むイベント情報を受信する受信手段と、受信された前記イベント情報に含まれる前記容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブルとを照合し、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断する識別情報判断手段と、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、前記画像形成装置に該当しないことを示す内容を通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
本発明の管理方法は、受信手段により、画像形成装置からの消耗品の容器の交換に伴う容器の識別情報を含むイベント情報を受信する工程と、識別情報判断手段により、受信された前記イベント情報に含まれる前記容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブルとを照合し、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断する工程と、通知手段により、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、前記画像形成装置に該当しないことを示す内容を通知する工程とを有することを特徴とする。
本発明の管理プログラムは、受信手段により、画像形成装置からの消耗品の容器の交換に伴う容器の識別情報を含むイベント情報を受信する工程と、識別情報判断手段により、受信された前記イベント情報に含まれる前記容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブルとを照合し、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断する工程と、通知手段により、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、前記画像形成装置に該当しないことを示す内容を通知する工程とを、管理装置を制御するコンピューターに実行させることを特徴とする。
本発明の管理システム、管理装置、管理方法、管理プログラムでは、受信手段により、画像形成装置からの消耗品の容器の交換に伴う容器の識別情報を含むイベント情報が受信され、識別情報判断手段により、受信されたイベント情報に含まれる容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブルとが照合され、容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断され、通知手段により、容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、画像形成装置に該当しないことを示す内容が通知される。
ここで、発送済みの消耗品とは、画像形成装置の使用に適した純正のものであり、純正以外の消耗品に交換された場合、純正以外の消耗品であることを画像形成装置側に通知することで、消耗品の確認を促すことができる。
本発明の管理システム、管理装置、管理方法、管理プログラムによれば、画像形成装置の使用に適した純正以外の消耗品に交換された場合、純正以外の消耗品であることを画像形成装置側に通知することで、消耗品の確認を促すことができ、画像形成装置に予期せぬトラブルが生じないように、消耗品の管理を適切に行うことができる。
本発明の管理システムの一実施形態を示す図である。 図1の画像形成装置のハードウェアの構成例を示す図である。 図1の画像形成装置のソフトウェアの構成例を示す図である。 図1の管理サーバーのハードウェアの構成例を示す図である。 図1の管理サーバーのソフトウェアの構成例を示す図である。 図1の管理サーバーが受信するアラームの例を示す図である。 図1の画像形成装置の処理を説明するためのフローチャートである。 図1の画像形成装置の処理を説明するためのフローチャートである。 図1の管理サーバーが管理するトナー容器の管理テーブルの一例を示す図である。 図1の管理サーバーの処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の管理システムの一実施形態を、図1〜図10を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての画像形成装置の一例としては、複合機であるMFP(Multifunction Peripherals)であるものとする。
図1に示すように、管理システムは、MFP100、拠点監視装置200、ファイアーウォール300、管理サーバー400を備えている。MFP100、拠点監視装置200、ファイアーウォール300は、社内LAN10を介して接続されている。ファイアーウォール300と管理サーバー400とは、インターネット20を介して接続されている。
管理サーバー400は、インターネット20を介して複数のMFP100を管理する。すなわち、管理サーバー400は、拠点監視装置200から受信した監視情報を基に、MFP100の管理を行う。また、管理サーバー400は、MFP100からの後述のイベント情報を元に、トナーの管理などを行う。ファイアーウォール300は、外部からの社内LAN10への不正なネットワークアクセスを防止する。
拠点監視装置200は、社内LAN10を介して取得したMFP100の監視情報をインターネット20上の管理サーバー400に送信する。拠点監視装置200は、一般的なPC(パーソナルコンピュータ)として図示しているが、監視プログラムを実行させる機器であればよい。拠点監視装置200は、顧客の社内LAN10に存在する複数のMFP100から、一元的に監視情報を収集する。そして、拠点監視装置200が、管理サーバー400へ収集した監視情報を送信することで、メンテナンスなどの効率を高めることができる。
なお、本実施形態では、MFP100が自己監視の機能を持っているものとする。MFP100が管理サーバー400へ送信する監視情報は、使用状況を示す各種カウンタ情報やファームウェア情報に加え、画像処理状態を示すエラーやアラームなどの情報を含む。管理サーバー400は、これらの監視情報を受け、課金カウンタのレポート表示、エラー・アラームなどの障害イベント通知、部品消耗度の算出、トナー在庫個数の管理などのサービスを販売会社へ提供する。特に、管理サーバー400は、MFP100から送信される監視情報のうち、トナーの交換に関するイベント情報を受信することで、トナーが効率的で適切に利用されているかを管理する。
<MFP100の制御系の構成例>
次に、図2を参照し、MFP100の制御系について説明する。MFP100の制御系では、主に、プリントやスキャンなどのプログラムを制御する場合を示している。また、トナー残量を検知するセンサー(図示省略)やトナーの交換を検知するセンサー(図示省略)からの信号などを管理する管理系のプログラムを制御する。MFP100は、たとえばトナー容器が交換されたことを検知すると、イベント情報を発行し、管理サーバー400へ送信する。
また、制御系は、システム管理を行う部分と、画像処理管理を行う部分とから構成されている。システム管理を行う部分は、操作部101、I/F(インターフェース)102、回線I/F103、ROM(Read Only Memory)104、RAM(Random Access Memory)105、記憶装置106、CPU(Central Processing Unit)107から構成されている。また、画像処理管理を行う部分は、IO制御部108、画像処理部109、画像回転部110、I/F111、圧縮伸長部112、画素密度変換部113から構成されている。そして、これらの部分は、システムバス116及び画像バス117に接続されている。
システムバス116には、以下の構成要素が配置される。操作部101には表示手段やキー入力手段が内蔵されており、CPU107が制御する。ユーザーは、キー入力手段を通してスキャナー読み取りやプリント出力に関する各種設定指示や、作動/停止指示を行う。また、ユーザーは、操作部101を介して、装填されているトナー容器内の残量やトナー容器識別情報などを確認することができる。
I/F102は、社内LAN10と接続するためのインターフェース部である。I/F102は、社内LAN10を介して管理サーバー400と通信を行う。たとえば、MFP100は、I/F102を介して管理サーバー400へHTTP又はHTTPSなどのプロトコルを利用して監視情報を送信する。
回線I/F103は、ISDNや公衆電話網に接続され、遠隔の端末とデータの送受信を行う。回線I/F103は、通信制御プログラムにより制御され、ファクシミリなどのデータ送受信を行う。
CPU107は、ROM104や記憶装置106に記憶されたMFP100の制御プログラム及び監視制御に関する監視プログラムを実行する。RAM105は、プログラムを実行するためのワークメモリである。CPU107は、ROM104に記憶された各種プログラムをRAM105に読み出し、解析し、各種処理を実行する。RAM105は、たとえば、MFP100を監視する監視プログラムがデバイス情報を管理するうえで必要なステータス情報や、I/F102から受信した画像データを一時記憶する。記憶装置106は不揮発性記憶装置であり、MFP100の再起動後も保持しておく必要のある各種動作モード設定や、カウンタ値(サイズ毎の印刷枚数や、原稿読み取り回数など)、及びステータス情報(ステータスフラグを含む)などを記憶する。この記憶装置106に記憶する設定情報には、装填されているトナー容器内の残量情報や、トナー容器識別情報も含まれる。その他に、MFP100のオペレーティングシステムや、その他のアプリケーションプログラムなども記憶する。
CPU107は制御プログラムを実行することにより、ユーザーの指示するコピーやプリントなどの処理を実行する。また、CPU107で実行される監視プログラムは、記憶装置106内のカウンタ値や稼働ログなどの稼働情報や障害情報を読み出し、MFP100のステータス情報として管理サーバー400へI/F102を介して送信する。
監視情報は、稼働情報や障害情報も含む。稼働情報とは、カウンタ値やログなどの通常稼働を行う際に生成される情報を示す。また、障害情報とは、ジャムやエラーなどの処理を実行できなくなったときの情報を示す。MFP100は、CPU107が監視プログラムを実行することにより、トナー容器の交換が行われると、トナー容器が交換されたことをイベント情報として管理サーバー400へ送信する。MFP100は、イベント情報を送信する際、記憶装置106から交換前に装填されていたトナー容器の残量を読み出し、途中で取り出されたのか、最後まで使用されたのかを確認する。また、MFP100は、新しく装填されたトナー容器識別情報、現在のカウンタ情報などを確認し、送信するイベント情報のフォーマットに設定し送信する。
なお、トナー容器識別情報には、違法にコピーされたものも含まれる場合がある。この違法にコピーされたトナー容器識別情報については、管理サーバー400側での判断により判断される。また、トナー容器識別情報が不明なものとなっている場合もある。この場合は、トナー容器の識別情報が不明であることを示す内容(トナー容器識別情報識別不可)とされる。なお、トナー容器の識別情報が不明なものとは、サードパーティー(社外品)のトナー容器に付されている識別情報が管理している識別情報に適合しないものをいう。また、トナー容器の識別情報が不鮮明であったり、識別情報そのものが明記されていない場合も、識別情報が不明なものとされる。
IO制御部108は、システムバス116と画像データを高速で転送する画像バス117とを接続するためのバスブリッジである。画像バス117は、PCIバス又はIEEE1394などのバスで構成される。画像バス117上には以下の構成要素が配置される。I/F111は、MFP100のリーダー部115やプリンター部114と制御系とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、リーダー部115やプリンター部114内の各所に配置した前述の各種センサーが検出した情報は、このI/F111、及びIO制御部108を介してシステムバス116に出力される。画像処理部109は、入力及び出力画像データに対し補正/加工/編集を行う。画像回転部110は画像データの回転を行う。圧縮伸長部112は、多値画像データをJPEG、2値画像データをJBIG/MMR/MR/MHとする圧縮伸張処理を行う。画素密度変換部113は、出力用画像データに対して解像度変換等を行う。
<MFP100のソフトウェアモジュール構成>
次に、図3を参照し、MFP100における外部システムと通信可能な監視プログラムモジュールの構成について説明する。なお、以下では、トナー容器交換のイベント送信処理について説明する。また、図3の符号120〜132は、MFP100内の各監視プログラムモジュールを示す。MFP100内のCPU107がこれらのプログラムモジュールを実行することにより、以下に説明する処理を実現する。
監視プログラムモジュールは、デバイスインターフェース120、イベント管理マネージャー121、記憶装置124、監視情報送信マネージャー125を備える。デバイスインターフェース120は、図2のIO制御部108に相当する。イベント管理マネージャー121は、MFP100で発生するイベントを受けてイベント情報を管理する。記憶装置124は、MFP100の管理に必要な管理情報を記憶する。記憶装置124は、図2の記憶装置106やROM104などの不揮発性メモリである。また、監視情報送信マネージャー125は、MFP100で発生したイベント情報を遠隔の管理サーバー400へ送信する。トナー容器管理マネージャー129は、MFP100に装填するトナー容器の管理情報をデバイスインターフェース120へ提供する。
トナー容器管理マネージャー129は、トナー容器識別情報検知部130、トナー残量検知部131、トナー交換検知部132を備える。トナー容器識別情報検知部130は、トナー容器の交換が行われた後、新しく装填されたトナー容器識別情報を取得し、デバイスインターフェース120を介してイベント管理マネージャー121に提供する。すなわち、トナー容器識別情報検知部130は、トナー容器を交換する際に、新しく装填されるトナー容器識別情報を検出する検出手段として機能する。
トナー残量検知部131は、装填されているトナー容器にどの程度のトナーが残っているかを検知し、デバイスインターフェース120を介してトナー容器内の残量情報をイベント管理マネージャー121に提供する。このトナー容器内の残量情報とは、残量が残っているか否か、という情報でもよいし、何パーセントのトナーがトナー容器内に残っているという正確なトナー容器内のトナー残容量の情報でもよい。すなわち、トナー残量検知部131は、装填された消耗品のトナー容器に含まれる消耗品の残量情報を管理する管理手段として機能する。トナー交換検知部132は、トナー容器が交換されたこと、たとえばトナー容器交換の開始や完了を、センサーを介して検知し、デバイスインターフェース120にイベントを通知する。
イベント管理マネージャー121は、イベント部122、監視制御部123を備える。イベント管理マネージャー121は、デバイスインターフェース120を介してトナー容器管理マネージャー129で検知されるさまざまなイベント情報を受信し、MFP100の管理に必要な情報を記憶装置124へ記録する。イベント管理マネージャー121で管理するイベント情報は、ユーザーが発行するプリントジョブのイベントや、エラーを含む、一般的なMFP100のステータス情報などを含む。イベント部122は、デバイスインターフェース120を通じてMFP100のイベントを受信する。監視制御部123は、イベント部122からイベント情報を受信し、イベントの種類を判断し、その後の対応を決定する。
たとえば、イベント管理マネージャー121は、ユーザーが発行するプリントジョブ毎にトナー容器内の残量を確認し、現在のMFP100内の最新のトナー残量情報として記憶装置124への書き込みを行う。また、イベント管理マネージャー121が取り扱うイベントには、MFP100のエラーがある。MFP100のエラーとして、ハードディスクエラーや課金カウンタエラーなどの緊急性の高いエラーや、紙ジャム、又はトナーローなどのワーニングレベルのエラーなどが挙げられる。また、トナー容器の交換を表すイベント情報なども同様にデバイスインターフェース120を介してイベント管理マネージャー121に通知される。
イベント部122は、MFP100が起動するときにイベント管理マネージャー121内で監視対象とするイベント情報をデバイスインターフェース120へ登録する。登録されるイベント情報は、管理者が設定してもよく、又は予め決定されていてもよい。イベント部122がこの登録処理を行うことで、MFP100の監視に必要なイベントが発生するとリアルタイムで通知を受ける。従って、MFP100で監視対象のエラーやトナー容器の交換などのイベントが発生すると、デバイスインターフェース120を介してイベント情報を受信する。また、イベント部122は、受信したイベント情報を即時に監視制御部123へ通知する。
監視制御部123は、イベント通知をイベント部122から受け取ると、各種のイベントを通知する際に必要な情報をデバイスインターフェース120に要求し、情報の提供を受ける。監視制御部123は、デバイスインターフェース120から提供を受けたイベントの関連情報を記憶装置124へ記憶する。監視制御部123は、記憶装置124へイベント情報を記憶すると、監視情報送信マネージャー125に管理サーバー400への送信リクエストを発行する。
記憶装置124は、図2のROM104と記憶装置106である。記憶装置124は、ファームウェア情報や画像形成装置の識別番号などのデバイス構成情報を記憶する。また、記憶装置124は、エラーコードや発生時刻、またそのイベントが発生した発生時刻など、発生したイベントに関連したMFP100の管理情報を記憶する。また、記憶装置124は、発生したイベントがトナー容器の交換イベントであった場合、以下の情報を記憶する。つまり、記憶装置124は管理手段として機能し、交換前に装填されていたトナー容器の残量情報と、新しく装填されたトナー容器識別情報と、そのときのMFP100のカウンタ情報とをトナー容器の交換イベントと関連させて記憶する。
監視情報送信マネージャー125は、リクエスト受付部126、送信情報管理部127、情報参照部128を備える。リクエスト受付部126は、イベント管理マネージャー121の監視制御部123から送信リクエストを受け付ける。リクエスト受付部126は、イベント送信リクエストを受け付けると、即座に送信情報管理部127へ送信リクエストを渡す。送信情報管理部127は、リクエスト受付部126からイベント情報の送信リクエストを受け取ると、情報参照部128からイベント情報を要求する。情報参照部128は、送信情報管理部127からイベント情報取得のリクエストを受け付けると、記憶装置124からイベント情報を取得して送信情報管理部127へリクエストの応答として返す。送信情報管理部127は、取得したイベント情報を管理サーバー400へ送信するためのイベント情報フォーマットに編集し、外部ネットワーク133へ管理情報として送信する。
<管理サーバー400の制御系の構成例>
次に、図4を参照し、管理サーバー400の制御系の構成例について説明する。管理サーバー400は、汎用のパーソナルコンピュータなどで構成されてよい。管理サーバー400は、CPU402、ROM403、RAM404、I/F405、表示制御部406、入力制御部407、記憶装置408を備える。これらは、バス401に接続されており、データを送受信することが可能である。CPU402は、管理サーバー400全体を制御する。ROM403はシステム起動に必要なブートプログラムを記憶するための読み出し専用メモリである。RAM404はCPU402でプログラムを実行する際に必要とされる作業メモリである。I/F405はNetworkと接続し他の機器と通信を行う。表示制御部406は、ディスプレイ409にMFP100のメンテナンス内容などを表示する。入力制御部407は、管理サーバー400を管理するオペレータからの入力装置410、411を通じて入力を受け付ける。また、管理サーバー400は、CPU402で実行するプログラムやMFP100から送られたメンテナンス情報などを記憶する磁気ディスクなどの記憶装置408を含む。
管理サーバー400は、I/F405を介してMFP100から定期的に稼働情報通知を受け、不定期的に異常状態の通知を受ける。異常状態とは、MFP100に障害が発生し、通常の処理が行えなくなったときの状態であり、ジャムやエラー発生中の状態を示す。MFP100から定期的に通知される稼働情報は、コピーやプリントに利用したカウンタ値や消耗部品の寿命を計測するための部品カウンタ値、その他、稼働ログなどを含む。管理サーバー400は、稼動情報を基にMFP100を所有しているユーザーに対して毎月請求する定期メンテナンス料を算出する。また、MFP100に使用されているパーツが推奨寿命に対してどのくらい消耗しているのかをレポートの形で出力する。管理サーバー400は、この稼働情報を記憶装置408に逐次記憶する。一方、管理サーバー400を管理するオペレータは、記憶された稼働情報を適宜参照してユーザーへの請求額を決定する。
不定期的に通知されるMFP100の異常状態を表す情報は、稼働情報に加えて、発生したハード障害やジャムなどのエラー/アラーム情報を含む。管理サーバー400は、この情報を受け取ると、情報の緊急度に基づいて処理を決定する。たとえば、MFP100のサービスコールエラーなど、すぐに対応する必要のある障害情報を受信した場合には、その対象のMFP100を管理しているサービスマンに電子メールを送信する。さらに、記憶装置408に逐次記憶すると共にディスプレイ409上に表示することで、MFP100が異常状態に陥っている旨をオペレータに通知する。また、管理サーバー400は、受け取った情報がジャムやアラームのように緊急度が低い場合には、記憶装置408に逐次記憶し、電子メールの送信が必要かどうか、ディスプレイ409に表示させる必要があるかどうかを判断する。一方、オペレータは、ディスプレイ409上の表示内容からMFP100の状態を判断し、必要に応じて障害復旧作業をサービスマンに指示をする。また、トナーなどの消耗品を顧客に送付する。
不定期に通知されるMFP100の情報は、トナー容器の交換を表すイベント情報などや、トナー管理を行うための通知も含む。管理サーバー400は、MFP100からトナー容器の交換のイベント情報を受信すると、これまで顧客に送付したトナー容器の管理情報から各トナー容器識別情報と、新しく装填されたトナー容器識別情報とのマッチングを行う。新しく装填されたトナー容器識別情報は、イベント情報に含まれているため、管理サーバー400はマッチングを行うことができる。これにより、管理サーバー400は、顧客に送付したトナーのうち、どのトナーが新しく使用されたのかを確認することができる。また、上述したように、トナー容器識別情報などが違法にコピーされたり、トナー容器識別情報が不明なものとなったりしている場合であっても、MFP100からのトナー容器の交換のイベント情報を受信してマッチングを行うことで、発送済み(純正)のトナーと混在して使用されていることを確認することができる。
また、管理サーバー400は、トナー容器の交換のイベント情報から交換前に装填されていたトナー容器内の残量情報も取得する。管理サーバー400は、この情報から、交換前に装填されていたトナー容器は、途中で取り出されたのか、すべて使い終わってから取り出されたのかを判断する。また、トナー容器の交換のイベント情報から交換時のMFP100のカウンタ情報を取得し、管理サーバー400内のトナー管理情報に追加する。上述の処理により、管理サーバー400は、交換前に装填されていたトナー容器で使用された印刷数を算出する。これらの情報を利用して、管理サーバー400は、ユーザー側でトナーが効率的に利用されているか管理する。
<管理サーバー400のソフトウェアの構成例>
次に、図5を参照し、管理サーバー400の構成例について説明する。管理サーバー400のCPU402(図4参照)は、ROM403や記憶装置408に記憶された管理プログラムを実行することにより、I/F501、イベント情報受信部502、管理情報入出力部503、管理情報記憶部504、途中取り出し回数判断部505、カバレッジ平均判断部506、メール通知部507、UI制御部508、未使用数判断部509として動作する。詳しくは、管理サーバーのCPU402が管理プログラムを実行することにより、I/F405(図4参照)がI/F501として、CPU402がイベント情報受信部502、管理情報入出力部503、途中取り出し回数判断部505、およびカバレッジ平均判断部506として、記憶装置408(図4参照)が管理情報記憶部504として、それぞれ動作する。
I/F501は、MFP100から監視情報を受信する。本実施形態では、特にトナー管理に関するイベント情報について記載する。イベント情報受信部502は交換通知を受信し、I/F501からトナー容器の交換を表すイベント情報を受信する。管理情報入出力部503は、イベント情報受信部502で受信したトナー容器の交換のイベント情報に含まれる情報を、紐付けて管理情報記憶部504に記憶する。具体的には、管理情報入出力部503は、トナー容器識別情報と、トナー容器の交換に係るカウンタ情報と、交換により取り出されたトナー容器の残量情報とを関連付け管理情報として管理情報記憶部504に記憶する。また、管理情報入出力部503は、後述するUI制御部508を介してオペレータなどからユーザーのトナー使用状況のリクエストを受け付け、管理情報記憶部504から対応する顧客のトナーの使用状況を取得する。管理情報記憶部504は、図4に示したROM403や記憶装置408へのトナー管理情報を記憶する。
また、管理情報入出力部503は、MFP100からのイベント情報に含まれるトナー容器識別情報609と、管理情報記憶部504にて管理されている後述の図9に示すトナー管理テーブル700とを照合し、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609が後述の図9に示す発送済みトナー容器識別情報と一致していれば、発送済み(純正)のトナー容器が使用されたということを確認できる。ただし、発送済みトナー容器識別情報に対応するトナー容器が既に使用済み(たとえばトナー残量が空)となっている場合、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609はコピーされたものであることを確認できる。また、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609が発送済みトナー容器識別情報に対応しなければ、サードパーティー(社外品)であると確認できる。また、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609の識別情報が不明であることを示す内容(トナー容器識別情報識別不可)となっている場合、少なくとも発送済みのトナー容器ではないということを確認できる。
途中取り出し回数判断部505は、管理情報入出力部503が取得したトナー容器の管理情報に基づき、ユーザーが使用したトナー容器のうち、途中で取り出されたトナー容器の数が規定値を超えているか否かを判断する。カバレッジ平均判断部506は、管理情報入出力部503が取得したトナー容器の管理情報に基づき、ユーザーが今までに使用した各トナーの印刷濃度を示すカバレッジの平均値を算出する。カバレッジ平均判断部506は、算出したカバレッジの平均値が規定値を超えているか否かを判断する。
メール通知部507は、途中取り出し回数判断部505やカバレッジ平均判断部506が、各規定値を超えていると判断した場合、管理サーバー400を利用しているオペレータに通知を行う。また、メール通知部507は、MFP100を利用するユーザーに、途中取り出し回数の規定値又はカバレッジ平均の規定値を超えていることを認識させるための通知を行う。また、メール通知部507は、MFP100を利用するユーザーに、純正ではないトナー容器が使用されていることなどを知らせるための通知を行う。UI制御部508は、管理サーバー400を利用するオペレータからトナー管理情報の入出力を受付ける。UI制御部508は、ユーザーのトナー使用状況の表示と、販売会社のトナー配送担当者がユーザーへ配送した各トナー容器のシリアル番号の入力を受付ける。
未使用数判断部509は、管理サーバー400のオペレータがユーザーに送付したトナー容器のシリアル番号と、トナー容器の交換通知に含まれているシリアル番号とのマッチングをとり、未使用のトナー容器が規定数を超えて存在しているか否かを判断する。未使用数判断部509は、ユーザーに送付したトナー容器で未使用のトナー容器が規定数を超えて存在している場合には、UI制御部508に指示を出し、管理サーバー400のオペレータに通知を行う。すなわち、メール通知部507とUI制御部508は通知手段として機能し、途中取り出し回数やカバレッジ平均が規定値を超えている、又は未使用のトナー容器が規定数を超えて存在していると判断した場合にオペレータなどに通知する。
<管理サーバー400が受信するイベント情報の一例>
次に、図6を参照し、管理サーバー400が受信するイベント情報の一例について説明する。なお、図6のイベント情報は、新しいトナー容器がMFP100に装填されたタイミングで生成されるものである。イベント情報の生成は、MFP100で行ってもよいし、拠点監視装置200で行ってもよい。
また、図6のイベント情報は、たとえばXML形式で記された上で、さらにHTTPS通信などの暗号化プロトコルを介して管理サーバー400に送信される。トナー容器の交換を表すイベント情報は、MFP100のアラーム情報として管理サーバー400へ通知される。MFP100のアラームとは、MFP100の障害ではなく、通知又は記録すべきイベントとして定義する。MFP100のアラームは、トナー容器の交換に限定されるものではなく、「用紙切れ」や「ステープル切れ」などのイベントも含む。これらのイベントはコードで管理しており、トナー容器の交換を表すイベントには対応するコードが存在する。
図6に示す、トナー容器の交換を表すイベント情報に含まれる情報は、デバイス識別情報601とアラーム情報605から構成される。デバイス識別情報601は、MFP100を識別するための情報であり、たとえばIPアドレス602、シリアル番号603、製品名称604などの情報を含む。アラーム情報605は、MFP100に発生したイベントの内容を表す情報であり、発生時刻606、アラームコード607、アラームサブコード608、トナー容器識別情報609、カウンタ値610の情報を含む。
発生時刻606は、トナー容器の交換を検知した時刻を表している。発生時刻は、図3のトナー交換検知部132が検知したトナー容器の取り出されたときの時刻でもよく、新しくトナー容器が装填された時刻でもよい。アラームコード607は、MFP100に発生したイベント内容が示され、本実施形態ではトナー容器の交換イベントが発生したことを表す。アラームサブコード608は、トナー容器の交換に際して交換前のトナー容器を取り出しときのトナー残量情報や、交換対象のトナーの色情報など、トナー容器の交換に関する関連情報をサブコード化して表している。
トナー容器識別情報609は、MFP100へ装填されたトナー容器のシリアルナンバーを表している。なお、トナー容器の識別情報が不明なものとなっている場合、トナー容器識別情報609はシリアルナンバーに変えてトナー容器の識別情報が不明であることを示す内容(トナー容器識別情報識別不可)とされる。また、カウンタ値610は、トナー容器が装填されたときにMFP100がカウントしたトータルカウンタ値を表している。本実施形態では、トナー容器が装填されてから次のトナー容器に交換するまで、MFP100の使用傾向を分析するために、MFP100が出力した印刷枚数を計数するトータルカウンタを利用している。トータルカウンタ以外にも、MFP100の使用傾向が判断できる部品などの使用回数を表すカウンタ情報を適用することも可能である。また、このカウンタ値610は、同様に傾向を把握できるので、トナー容器の取り出し時のカウンタ情報を用いてもよい。
<MFP100の動作例>
次に、図7及び図8を参照し、MFP100側の動作について説明する。なお、図7及び図8は、MFP100を利用するユーザーがトナー容器の交換を開始してから、MFP100が管理サーバー400にトナー容器の交換通知を送信するまでの処理を示している。この処理は、CPU107がROM104、記憶装置106のいずれかの記憶手段に記憶されているプログラムを実行することで実現される。
まず、MFP100を利用するユーザーが、トナー交換のためにMFP100のドアをオープンする。このとき、図3に示したトナー容器管理マネージャー129のトナー交換検知部132はトナー容器の取り出しを検知し(ステップS10:YES)、デバイスインターフェース120にイベント情報を通知する。また、ユーザーがMFP100のドアをオープンしたが、トナー容器が取り出されなかった場合には(ステップS10:NO)、ステップS18へ移る。
次いで、トナー交換検知部132がトナー容器の取り出しを検知したことを受けて、イベント部122がデバイスインターフェース120からイベント通知を受けて監視制御部123に渡す。監視制御部123はイベント通知を受けて、記憶装置124にトナー容器の交換フラグを有効にする(ステップS11)。フラグ設定において、監視制御部123は、どの色のトナーが交換対象になって取り出されたかを記憶装置124に記憶させるため、トナー容器が複数交換されても管理サーバー400はトナー容器を正確に管理できる。
次いで、トナー残量検知部131がトナー残量を検知すると、デバイスインターフェース120を介してイベント部122にイベント通知を行う。イベント管理マネージャー121の監視制御部123は、イベント部122からイベント通知を受けて取り出されたトナー容器のトナーが空であったか否か判断する(ステップS12)。交換前のトナー容器に残量がなかった場合には(ステップS12:YES)、ステップS14に移る。また、交換前のトナー容器に残量があった場合には、ステップS13に移る。ステップS13では、イベント管理マネージャー121の監視制御部123は、記憶装置124に、取り出されたトナー容器の情報に関連付けて途中取り出しフラグを有効にセットして記憶させる。
一方、ステップS14では、トナー交換検知部132は、トナー容器が装填されたことを検知しステップS15に移る。ステップS15では、MFP100のトナー容器識別情報検知部130は、新しく装填されたトナー容器に記載されているトナー容器識別情報が読み取り可能かどうかを判断する。この識別情報は、トナー容器にバーコードやICなどの形で付加されておりセンサーによって読み取りを行う。トナー容器識別情報検知部130は、バーコードの汚れやIC不良によりうまく読み取れなかった場合(ステップS15:NO)、ステップS17に移る。また、トナー容器識別情報検知部130は、問題なくトナー容器識別情報を読み込めた場合には(ステップS15:YES)、ステップS16に移る。ステップS16では、監視制御部123は、トナー容器識別情報検知部130が取得したトナー容器識別情報を、イベント部122を介して受け取り、記憶装置124に記憶し、ステップS18に移る。
一方、トナー容器識別情報検知部130がトナー容器識別情報を読み取れなかった場合、監視制御部123は、トナー容器識別情報識別不可を示すフラグを記憶装置124に記憶させ、ステップS18に移る。ステップS18では、トナー容器管理マネージャー129のトナー交換検知部132がトナー容器の交換の完了とドアが閉じたことを検知する。監視制御部123は、イベント部122からイベント通知を受け、トナー容器の交換完了と判断すると(ステップS18:YES)、図8のステップS20に移る。なお、ドアが閉じられず、他のトナー容器の交換が始まる場合には(ステップS18:NO)、ステップS10に移り、他のトナー容器の交換処理が行われる。
図8のステップS20では、監視制御部123は、記憶装置124にトナー容器交換のフラグが有効になっているかどうかを確認する。監視制御部123は、トナー容器交換のフラグが有効になっていない場合は(ステップS20:NO)、トナー容器交換通知の発行処理を終了する。つまり、監視制御部123は、ユーザーがトナー容器を交換するためのドアはオープンしたが、トナー容器を取り出さず、交換を実施しなかった場合、処理を終了する。また、記憶装置124にトナー容器交換のフラグが有効になっている場合(ステップS20:YES)、ステップS21に移る。
ステップS21では、リクエスト受付部126は、監視制御部123からトナー容器の交換のイベント情報送信のリクエストを受け付け、送信情報管理部127に送信リクエストを渡す。送信情報管理部127は、トナー容器の交換イベント情報を送信するための送信用データの作成を開始する。つまり、図6に示したアラームコード607にトナー容器交換イベントが発生したことを示すアラームコードを送信用データ設定する。そして、ステップS22に移る。
ステップS22では、情報参照部128は、送信情報管理部127から管理情報リクエストを受けて記憶装置124にアクセスし、途中取り出しフラグが有効になっているか否かを確認する。途中取り出しフラグが有効になっている場合には(ステップS22:YES)、今回のトナー容器の交換に際して取り出されたトナー容器が、トナーが残っている状態で取り出されたことを示している。情報参照部128は、途中取り出しフラグが有効になっている場合には、ステップS23に移る。また、監視制御部123は、途中取り出しフラグが有効になっていない場合には(ステップS22:NO)、ステップS24に移る。
ステップS23では、送信情報管理部127は、情報参照部128からリクエスト応答を受けてサブコードを決定する。つまり、送信情報管理部127は、交換対象となったトナーの色と、今回のトナー容器交換に際してトナーが残っている状態でトナー容器が取り出されたこととを示すアラームのサブコードを決定する。そして、送信情報管理部127は、決定したサブコードを送信用データに設定する。一方、ステップS24では、送信情報管理部127は、交換対象となったトナーの色と交換前のトナー容器内の残量なしの情報から対応するアラームのサブコードを決定してアラームの送信用データに設定し、ステップS25に移る。
ステップS25では、情報参照部128は、送信情報管理部127から管理情報リクエストを受け、記憶装置124にトナー容器識別情報が記憶されているか否かを判断する。情報参照部128は、トナー容器識別情報が記憶されている場合(ステップS25:YES)、ステップS26に移る。また、情報参照部128は、トナー交換検知部132がトナー容器識別情報を取得できず、記憶装置124に識別情報が記憶されていない場合には(ステップS25:NO)、ステップS27に移る。
ステップS26では、送信情報管理部127は、情報参照部128からリクエスト応答を受け、トナー容器識別情報を示すトナー容器識別情報をアラームの送信用データに設定して、ステップS28に移る。一方、ステップS27では、送信情報管理部127は、トナー容器識別情報が取得できなかったことを示す情報をアラームの送信用データに設定して、ステップS28に移る。トナー容器識別情報が取得できなかったことを示す情報は、トナー容器識別情報609にエラーとして設定してもよく、アラームサブコード608に設定する構成としてもよい。
ステップS28では、送信情報管理部127は、情報参照部128に管理情報リクエストを送信し、情報参照部128からトナー容器の交換時点でMFP100がカウントした印刷枚数としてトータルカウント値を受け取る。送信情報管理部127は、作成したアラームの送信用データに、受信したカウンタ情報を示すカウンタ値610を設定して、管理サーバー400へイベント情報を送信する。MFP100は、送信が完了すると、トナー容器交換を表すイベント情報の送信処理を終了する。すなわち、送信情報管理部127は、検出された識別情報と、カウンタ情報と、交換により取り出された前回装填されていた消耗品のトナー容器に含まれる消耗品の残量情報とを含む交換通知を管理サーバー400に送信する送信手段として機能する。上述の処理では、送信情報管理部127はリクエストごとに情報参照部128に対してリクエストを送信し、アラーム送信用データを作成した。当然のことながら、送信情報管理部127はアラーム送信用データを作成するために必要なリクエストを一括して情報参照部128に要求する構成としてもよい。
<管理サーバー400におけるトナー管理テーブル700の例>
次に、図9を参照し、管理サーバー400が、図5に示す管理情報記憶部504が管理するDB内のユーザーのトナー管理情報について説明する。トナー管理テーブル700は、たとえばリレーショナルデータベースで複数のテーブルから構成されている。図9に示すトナー管理テーブル700は、発送済みトナー容器識別情報、デバイス識別情報、トナー容器識別情報、トナー容器交換日時、使用開始時カウンタ、使用終了時カウンタ、実使用カウンタ、取り出し時トナー残量状態を記憶するフィールドを含む。使用開始時カウンタ、使用終了時カウンタ、実使用カウンタは、MFP100の稼働状況を示すカウンタ情報である。
発送済みトナー容器識別情報は、販売会社がユーザーに対して送付したトナー容器識別情報を記憶するフィールドである。販売会社のトナー配送担当者は、顧客に対してトナーを送付した際に、図4に示した入力装置410,411を介して各トナー容器のシリアル番号をこのフィールドに入力する。なお、シリアル番号は、バーコードリーダーやICスキャナーなどの機器を利用することで自動入力されてもよい。
トナー管理テーブル700上のデバイス識別情報は、メンテナンス対象となっているMFP100の識別情報である。図5に示した管理情報入出力部503は、トナー容器交換アラームを受信すると、アラーム内のデバイス識別情報601を参照し適切なデータをトナー管理テーブル700に追記する。トナー管理テーブル700上のトナー容器識別情報とは、メンテナンス対象となっているMFP100でトナー容器の交換を行った際に新しくMFP100に装填されたトナー容器識別情報である。管理情報入出力部503は、トナー容器交換アラームを受信すると、アラーム内のトナー容器識別情報609を参照し適切なデータをトナー管理テーブル700に追記する。
トナー管理テーブル700上のトナー交換日時は、メンテナンス対象となっているMFP100でトナー容器交換が行われた日時である。管理情報入出力部503は、トナー容器交換アラームを受信すると、アラーム内のアラームコード607を参照し適切なデータをトナー管理テーブル700に追記する。トナー管理テーブル700上の使用開始時カウンタは、メンテナンス対象となっているMFP100でトナー容器交換が行われたときに、新しいトナーとして装填されてトナーが使用開始されたときのMFP100内のカウンタ値である。管理情報入出力部503は、トナー容器交換アラームを受信すると、アラーム内のカウンタ値610を参照し適切なデータをトナー管理テーブル700に追記する。トナー管理テーブル700上の使用終了日時カウンタは、メンテナンス対象となっているMFP100でトナー容器交換が行われたときに、交換されたトナーが使用終了したときのMFP100内のカウンタ値である。管理情報入出力部503は、トナー容器交換アラームを受信すると、アラーム内の発生時刻606を参照し適切なデータをトナー管理テーブル700に追記する。
トナー管理テーブル700上の実使用カウンタは、1つのトナー容器が関与したカウンタ情報である。つまり、実使用カウンタは、対象のトナー容器がMFP100に装填されてから取り出されるまでの使用枚数を表すカウンタ値である。このカウンタ値は、管理情報入出力部503が使用終了時カウンタから使用開始時カウンタの差分を算出することで得られる。トナー管理テーブル700上の取り出し時トナー残量状態は、メンテナンス対象となっているMFP100でトナー容器交換が行われたときの残量状態である。取り出し時トナー残量状態は、交換前のトナー容器が取り出されたときに残量があり、トナー容器は使用途中で取り出されたのか、残量はすでになくなってトナー容器が空となって取り出されたのかを示す値である。管理情報入出力部503は、トナー容器交換アラームを受信すると、アラーム内のサブコードを参照しトナー容器内の残量状態を取得し適切なデータをトナー管理テーブル700に追記する。
トナー容器交換アラームは、MFP100から取り出されたトナー容器の情報と、新しくMFP100に装填されたトナー容器の情報の2つの情報が含まれている。
MFP100から取り出されたトナー容器の情報とは、図6のアラームサブコード608内に記載されている交換により取り出されたトナー容器の残量情報と、カウンタ値と、交換対象のトナーの色情報である。管理情報入出力部503は、トナー容器交換アラームから、MFP100の識別情報であるシリアル番号603を取得し、取得したシリアル番号603と同一のシリアル番号を有するトナー管理テーブル700のレコードを特定する。特定されたレコードに、上述の情報を元に、前回交換により取り出されたトナー容器の残量情報と、使用終了時のカウンタ値を追記する。そして、管理情報入出力部503は、使用終了時カウンタ値から使用開始時カウンタ値の差分を算出することにより実使用カウンタ値を取得し、対象レコードに追記する。
新しくMFP100に装填されたトナー情報とは、図6に示したトナー容器識別情報609と、カウンタ値610である。管理情報入出力部503は、トナー容器交換通知を受信すると、トナー管理テーブル700の発送済みトナー容器識別情報のリストから、新しくMFP100に装填されたトナー容器IDを検索する。トナー容器識別情報609と検索したトナー容器識別情報とがマッチすると、管理情報入出力部503は、同じレコードに受信したデバイス識別情報とトナー容器識別情報とトナー交換日時と使用開始時カウンタを追記する。
一方、トナー容器識別情報がマッチしたが、すでに前回使用した履歴があり、前回トナー容器取り出し時にトナー残量状態が途中取り出してあった場合、新しいレコードを作成して、同じ情報を追記する。このようにして管理を行うことで、ユーザーに発送済みトナーで未使用のトナー容器の総数と、顧客に発送済みで途中取り出しのまま最後まで使用されていないトナー容器の総数と、各トナーの使用傾向の3つのことを確認することができる。また、上述したように、トナー容器識別情報などが違法にコピーされたり、トナー容器識別情報が不明なものとなったりしている場合であっても、MFP100からのトナー容器の交換のイベント情報を受信してマッチングを行うことで、発送済み(純正)のトナーと混在して使用されていることを確認することができる。
<管理サーバー400の動作例>
次に、図10を参照し、管理サーバー400側の動作について説明する。図10は、管理サーバー400がMFP100からのトナーの交換に関するイベント情報を受信し、トナー管理テーブル700を更新するとともに、発送済み(純正)のトナー容器に交換されたかどうかを確認する処理を示している。この処理は、CPU402が図4に示すROM403、記憶装置408のいずれかの記憶手段に記憶されたプログラムを必要に応じてRAM404に展開し実行することにより実現される。また、この処理は、図5に示すイベント情報受信部502、管理情報入出力部503、管理情報記憶部504、メール通知部507などが行う。
まず、管理サーバー400のイベント情報受信部502がMFP100からのトナー容器交換時に送信されるイベント情報の受信待ちとなり(ステップS30:NO)、イベント情報を受信すると(ステップS30:YES)、ステップS31に移る。ステップS31では、管理情報入出力部503がMFP100から受信したイベント情報からトナー容器識別情報609を取得し、そのトナー容器識別情報609と一致するものがトナー管理テーブル700の発送済みトナー容器識別情報にあるか否かを確認する。管理情報入出力部503は、トナー容器識別情報があった場合には(ステップS32:YES)、ステップS34に移る。また、受信したトナー容器識別情報がなかった場合には(ステップS32:NO)、ステップS33に移る。
なお、ステップS32では、管理情報入出力部503は発送したはずのないトナー容器がユーザー側で利用されたかどうかを判断する。すなわち、トナー容器識別情報609が発送済みトナー容器識別情報に一致していれば、発送済みのトナー容器であると判断できる。ただし、発送済みトナー容器識別情報に対応するトナー容器が既に使用済みとなっている場合、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609はコピーされたものであるものと判断できる。なお、トナー容器が既に使用済みかどうかは、たとえばトナー残量が空かどうかで判断できる。また、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609が発送済みトナー容器識別情報に対応しなければ、サードパーティー(社外品)であると判断できる。また、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609の識別情報が不明であることを示す内容(トナー容器識別情報識別不可)となっている場合は少なくとも発送済み(純正)のトナー容器ではないということを判断できる。
この場合、ステップS33で、メール通知部507がMFP100側に、発送済み(純正)ではないトナー容器が使用されていることなどを知らせるための通知を行う。また、管理情報入出力部503は、管理サーバー400の利用者へ、発送済み(純正)ではないトナー容器が使用されていることなどを知らせるための通知を行い、処理を終了する。この通知により、管理サーバー400の利用者は、発送済み(純正)ではないトナー容器が使用されていることを確認できる。また、MFP100を使用しているユーザーも同様に、発送済み(純正)ではないトナー容器が使用されていることを確認できる。そして、処理を終了する。
ステップS34では、管理情報入出力部503は、受信したトナー容器識別情報がトナー管理テーブル700上ですでに記録済みか否かを確認する。これは、前回のトナー取り出し時に、途中取り出しであった場合には、対象のレコードが記録済みとなるためである。ここでは、管理情報入出力部503は、対象のトナー容器識別情報を発送済みトナー容器識別情報のリスト内に発見し、さらにトナー容器識別情報のレコードが記録済みであるのか否かを確認する。記載済みである場合は(ステップS35:YES)、ステップS36に移る。記載済みでなければ(ステップS35:NO)、ステップS37に移る。
ステップS36では、管理情報入出力部503は、トナー管理テーブル700の発送済みトナー容器識別情報に再度同じトナー容器識別情報のレコードを追加する。そして、ステップS37に移る。ステップS37では、管理情報入出力部503は、トナー管理テーブル700の発送済みトナー容器識別情報内で、受信したアラームに記載のトナー容器識別情報の未入力レコードに、デバイス識別情報とトナー容器識別情報を追記する。また、管理情報入出力部503は、トナー交換日時と使用開始時カウンタも追記し、処理を終了する。つまり、管理情報入出力部503は、イベント情報内に含まれるトナー容器識別情報のレコードが記録済みでない場合に、新しく装填されたトナー容器に対応する管理情報としてデバイス識別情報とトナー容器識別情報と使用開始時カウンタを記憶する。
このように、本実施形態では、画像形成装置(MFP100)は、消耗品(トナー)の容器(トナー容器)の交換に伴い、容器(トナー容器)の識別情報を検出する検出手段(トナー容器識別情報検知部130)と、検出された識別情報を含むイベント情報を管理装置(管理サーバー400)に送信する送信手段(監視情報送信マネージャー125)とを備え、管理装置(管理サーバー400)は、イベント情報を受信する受信手段(イベント情報受信部502)と、受信されたイベント情報に含まれる容器(トナー容器)の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブル(トナー管理テーブル700)とを照合し、容器(トナー容器)の識別情報が発送済みの消耗品(トナー)に該当するか否かを判断する識別情報判断手段(管理情報入出力部503)と、容器(トナー容器)の識別情報が発送済みの消耗品(トナー)に該当しない場合、画像形成装置(MFP100)に該当しないことを示す内容を通知する通知手段(メール通知部507)とを備えている。
ここで、発送済みの消耗品(トナー)とは、画像形成装置(MFP100)の使用に適した純正のものであり、純正以外の消耗品(トナー)に交換された場合、純正以外の消耗品であることを画像形成装置(MFP100)側に通知することで、消耗品(トナー)の確認を促すことができる。その結果、画像形成装置(MFP100)に予期せぬトラブルが生じないように、消耗品(トナー)の管理を適切に行うことができる。
なお、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609が発送済みトナー容器識別情報と一致していれば、発送済み(純正)のトナー容器が使用されたということになるが、発送済みトナー容器識別情報に対応するトナー容器が既に使用済み(たとえばトナー残量が空)となっている場合、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609はコピーされたものであると判断することができる。また、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609が発送済みトナー容器識別情報に対応しなければ、サードパーティー(社外品)であると判断することができる。また、イベント情報に含まれるトナー容器識別情報609の識別情報が不明であることを示す内容(トナー容器識別情報識別不可)となっている場合、少なくとも発送済みのトナー容器ではないというように判断することができる。いずれにしても、交換されたトナー容器が発送済み(純正)のものでなければ、純正以外の消耗品であることを画像形成装置(MFP100)側に通知することで、画像形成装置(MFP100)に予期せぬトラブルが生じないように、消耗品(トナー)の管理を適切に行うことができる。
なお、MFP100への純正以外の消耗品であることの通知は、上述したメール通知部507に限らず、インターネットなどのネットワークを通じて、遠隔管理するリモートメンテナンスの機能を使用してもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置としてMFP100を例示したが、この例に限らず、プリンターに適用してもよいことは勿論である。
10 社内LAN
20 インターネット
100 MFP
101 操作部
102、111、405、501 I/F
103 回線I/F
104、403 ROM
105、404 RAM
106 記憶装置
107、402 CPU
108 IO制御部
109 画像処理部
110 画像回転部
112 圧縮伸長部
113 画素密度変換部
114 プリンター部
115 リーダー部
116 システムバス
117 画像バス
120 デバイスインターフェース
121 イベント管理マネージャー
122 イベント部
123 監視制御部
124、408 記憶装置
125 監視情報送信マネージャー
126 リクエスト受付部
127 送信情報管理部
128 情報参照部
129 トナー容器管理マネージャー
130 トナー容器識別情報検知部
131 トナー残量検知部
132 トナー交換検知部
133 外部ネットワーク
200 拠点監視装置
300 ファイアーウォール
400 管理サーバー
700 トナー管理テーブル
401 バス
406 表示制御部
407 入力制御部
409 ディスプレイ
410、411 入力装置
502 イベント情報受信部
503 管理情報入出力部
504 管理情報記憶部
505 取り出し回数判断部
506 カバレッジ平均判断部
507 メール通知部
508 UI制御部
509 未使用数判断部
601 デバイス識別情報
602 IPアドレス
603 シリアル番号
604 製品名称
605 アラーム情報
606 発生時刻
607 アラームコード
608 アラームサブコード
609 トナー容器識別情報
610 カウンタ値

Claims (7)

  1. 画像形成装置と、
    前記画像形成装置を管理する管理装置と
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    消耗品の容器の交換に伴い、該容器の識別情報を検出する検出手段と、
    検出された前記識別情報を含むイベント情報を前記管理装置に送信する送信手段と
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記イベント情報を受信する受信手段と、
    受信された前記イベント情報に含まれる前記容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブルとを照合し、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断する識別情報判断手段と、
    前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、前記画像形成装置に該当しないことを示す内容を通知する通知手段とを備える
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 前記イベント情報は、前記画像形成装置の識別情報と、交換時の前記画像形成装置の稼働状況を示すカウンタ情報と、消耗品の残量と、交換日時とを含み、
    前記識別情報判断手段は、前記イベント情報に基づき、前記管理テーブルの内容を更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 検出された前記識別情報が不明である場合、該識別情報が識別不明であることを示す内容を含み、
    前記識別情報判断手段は、
    識別不明となっている前記識別情報から発送済みの消耗品に該当しないと判断する
    ことを特徴とする請求項2に記載の管理システム。
  4. 前記識別情報判断手段は、前記管理テーブルの該当する消耗品の残量から発送済みの消耗品に該当しないと判断することを特徴とする請求項3に記載の管理システム。
  5. 画像形成装置からの消耗品の容器の交換に伴う容器の識別情報を含むイベント情報を受信する受信手段と、
    受信された前記イベント情報に含まれる前記容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブルとを照合し、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断する識別情報判断手段と、
    前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、前記画像形成装置に該当しないことを示す内容を通知する通知手段とを備える
    ことを特徴とする管理装置。
  6. 受信手段により、画像形成装置からの消耗品の容器の交換に伴う容器の識別情報を含むイベント情報を受信する工程と、
    識別情報判断手段により、受信された前記イベント情報に含まれる前記容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブルとを照合し、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断する工程と、
    通知手段により、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、前記画像形成装置に該当しないことを示す内容を通知する工程とを有する
    ことを特徴とする管理方法。
  7. 受信手段により、画像形成装置からの消耗品の容器の交換に伴う容器の識別情報を含むイベント情報を受信する工程と、
    識別情報判断手段により、受信された前記イベント情報に含まれる前記容器の識別情報と発送済みの消耗品を管理する管理テーブルとを照合し、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当するか否かを判断する工程と、
    通知手段により、前記容器の識別情報が発送済みの消耗品に該当しない場合、前記画像形成装置に該当しないことを示す内容を通知する工程とを、管理装置を制御するコンピューターに実行させる
    ことを特徴とする管理プログラム。
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