JP2016032486A - 使い捨ての化粧パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆シートの強度を確保し、柔らかい肌触りをより向上することができる使い捨ての化粧パッドの提供。【解決手段】親水性繊維を含むクッション層(20)と、前記クッション層を包被する被覆シート(21)とを有する使い捨ての化粧パッド(10)において、前記被覆シートは、肌当接面側に位置する外層(24)と、非肌当接面側に位置する内層(23)とを有し、前記外層は、繊維径が10μm以下の吸湿性繊維を主とする繊維不織布から形成されており、前記内層は、前記吸湿性繊維よりも繊維径が大きいセルロース繊維を50質量%以上含む繊維不織布から形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、化粧落とし等に使用される使い捨ての化粧パッドに関する。
従来、親水性繊維を含むクッション層と、該クッション層を包被する被覆シートとを有する使い捨ての化粧パッドは公知である。例えば、特許文献1には、クッション層と、被覆シートとを有する使い捨ての化粧パッドが開示されており、被覆シートは、肌当接面がレーヨン繊維を50%以上含み、0.1〜3デニールの繊維径を有する繊維不織布によって形成されている。
実開昭60−151424号公報
かかる化粧パッドは、化粧水のパッティングやクリーム類の除去に用いることができる。このような化粧パッドでは、肌に当接されることから、使用者に刺激感を与えることのない柔らかい肌触りが求められている。
しかし、特許文献1の化粧パッドでは、刺激感を低下するために被覆シートの繊維径を小さくすると、被覆シートの強度が低下してしまい、破れやすくなるという問題があった。一方、被覆シートの強度を高めるために、1デニールを越える比較的に大きな繊維径の繊維不織布によって被覆シートを形成すると、化粧を拭き取る際に使用者が刺激を感じやすくなる。特に、洗顔後に毛穴の汚れを落としたり、古い角質を除去したりするために用いる化粧水(いわゆる、拭き取り化粧水)を含浸させて使用する場合、化粧パッドによって肌が擦られる際に、使用者は刺激を感じやすく、より柔らかい肌触りが求められていた。
そこで、本発明の目的は、従来の技術の改良であって、被覆シートの強度を確保し、柔らかい肌触りを向上することができる使い捨ての化粧パッドの提供にある。
上記課題を達成するために、本発明は、親水性繊維を含むクッション層と、前記クッション層を包被する被覆シートとを有する使い捨ての化粧パッドの改良にある。
本発明は、上記化粧パッドにおいて、前記被覆シートは、肌当接面及びその反対側に位置する非肌当接面と、前記肌当接面側に位置する外層と、前記非肌当接面側に位置する内層とを有し、前記外層は、繊維径が10μm以下の吸湿性繊維を主とする繊維不織布から形成されており、前記内層は、前記吸湿性繊維よりも繊維径が大きいセルロース繊維を50質量%以上含む繊維不織布から形成されていることを特徴とする。
本発明に係る使い捨ての化粧パッドの一つ以上の実施形態によれば、使用する際に、繊維径が10μm以下の極細繊維である吸湿性繊維を主とする外層が肌に当接するため、柔らかな肌触りを向上することができる。また、内層は、外層における吸水性繊維よりも繊維径が大きいセルロース繊維を50質量%以上含む繊維不織布で形成されているため、被覆シートの強度を高めることができる。
図面は、本開示に係る本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本開示に係る使い捨ての化粧パッドの一例を示す斜視図。 図1のII−II線に沿う模式的断面図。 図1に示す化粧パッドの展開平面図。 (a)化粧パッドの変形例1を示す図2と同様の図。(b)化粧パッドの変形例2を示す図2と同様の図。
下記の実施の形態は、本発明の例である図1〜4に示す使い捨ての化粧パッドに関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
図1及び2を参照すると、本発明に係る使い捨ての化粧パッドの一例である化粧パッド10は、互いに直交する第1方向Sと第2方向Rと、第1面11及びその反対側に位置する第2面12と、第1方向Sに延びる両側縁13,14と、第2方向Rに延びる両端縁15,16と、第1方向Sに互いに離間する第1端部17及び第2端部18と、第1及び第2端部17,18の間に位置する中間部19とを有する。中間部19では、第2方向Rの幅が一定であり、第1及び第2端部17,18では、それぞれ、第2方向Rの寸法が端縁15,16に向かって小さくなるように側縁13,14が傾斜している。化粧パッド10は、親水性繊維を含むクッション層20と、クッション層20を包被する被覆シート21とを含む。中間部19の第1方向Sにおける寸法は、第1及び第2端部17,18の第1方向Sにおける寸法よりも大きい。
クッション層20は、親水性繊維を主とする繊維集合体であり、この繊維集合体には、クッション層20の所要の吸水性を阻害しない限り、疎水性繊維が混合されていてもよい。具体的には、親水性繊維を約80質量%以上含む。親水性繊維としては、例えば、レーヨン繊維、コットン繊維、アクリル繊維等を用いることができる。疎水性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維、又はこれらの複合繊維等を用いることができる。本実施形態においてクッション層20は、レーヨン繊維を主とする繊維集合体によって形成される。親水性繊維としてレーヨン繊維を用いた場合、コットン繊維を用いたものと比して、化粧水を含浸させて使用する際の離水性を高めることができる。一つの化粧パッド10においてクッション層20の質量は、約0.2〜0.4gであることが好ましい。クッション層20は、中間部19における単位面積当たりの質量が、第1及び第2端部17,18におけるそれよりも小さいことが好ましい。また、クッション層20の第1及び第2端部17,18における単位面積当たりの質量は、ほぼ同じ又はそれぞれ異なるようにすることができ、本実施形態では、第1及び第2端部17,18の単位面積当たりの質量がほぼ等しい。また、例えば、クッション層20の第1端部17における単位面積当たりの質量を第2端部18のそれよりも大きくすることで、後述するポケット50に指を入れて化粧パッド10を使用する際に、指が挿入される側における端部(第1端部17)の柔軟性が向上され、柔らかい肌触りにすることができる。
被覆シート21は、非肌当接面側に位置する内層23と、肌当接面側に位置する外層24とを含む。内層23は、例えば、吸水性を有する、レーヨン繊維やパルプ繊維等のセルロース繊維を約50〜100質量%、疎水性繊維を約0〜50質量%、熱融着性繊維を約0〜50質量%含む繊維不織布から形成される。内層23は、疎水性繊維を好ましくは約1〜50質量%、より好ましくは約1〜30質量%含み、熱融着性繊維を好ましくは約1〜50質量%、より好ましくは約1〜30質量%含む。疎水性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維を用いることができる。熱融着性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成繊維、又はこれらを2種類以上用いた複合繊維等を用いることができる。疎水性繊維及び熱融着性繊維として同一の繊維を用いる場合、すなわち、疎水性かつ熱融着性繊維を用いる場合には、疎水性繊維の含有量(すなわち、熱融着性繊維の含有量)が、約1〜50質量%であることが好ましく、約1〜30質量%であることがより好ましい。疎水性繊維及び熱融着性繊維の繊維径は、約10〜20μmであることが好ましく、セルロース繊維の繊維径は、約10〜20μmであることが好ましい。
外層24は、メルトブローン法によって形成された繊維径が10μm以下の吸湿性繊維を主とする繊維不織布から形成される。具体的には、メルトブローン法によって形成された吸湿性繊維を約80質量%以上、好ましくは約95質量%以上含み、本実施形態では100質量%である。外層24に用いられる吸湿性繊維は、内層23に用いられるセルロース繊維よりも吸湿性が低いことが好ましく、かかる吸湿性繊維としては、例えば、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド繊維、アクリル繊維、又は親水化処理した疎水性繊維等を用いることができる。吸湿性繊維の吸湿性を内層23のセルロース繊維のそれよりも低くすることで、クレンジング剤等の化粧液を塗布した場合に、化粧液の急速な吸収を抑えて、化粧パッド10の肌当接面に化粧液を保持させることができる。吸湿性繊維の繊維径は、内層23を形成するセルロース繊維の繊維径よりも小さい。吸湿性繊維の繊維径は、約5μm以下であることがより好ましい。内層23を形成するセルロース繊維としてレーヨン繊維を用いる場合には、外層を形成する吸湿性繊維としてナイロン6又はナイロン66を用いることが好ましい。
内層23の厚さ寸法t1は、約0.10〜0.25mmであって、本実施形態では、約0.16mmである。内層23の単位面積当たりの質量は、約10〜35g/mであって、約15〜30g/mであることがより好ましい。内層23の密度は、約0.08〜0.2g/cmであることが好ましく、本実施形態では約0.12g/cmである。外層24の厚さ寸法t2は、約0.05〜0.15mmであって、本実施形態では、約0.09mmである。外層24の単位面積当たりの質量は、約5〜30g/mの範囲であって、約5〜15g/mであることがより好ましい。外層24の密度は約0.05〜0.2g/cmであることが好ましく、本実施形態では約0.11g/cmである。外層24の単位面積当たりの質量が約10g/m以下である場合、内層23の質量は約25g/m以上であることが好ましい。被覆シート21の厚さ寸法t3は、約0.2〜0.3mmであることが好ましく、被覆シート21の単位面積当たりの質量は、約25〜40g/mの範囲であることが好ましい。また、被覆シート21の比容積は、約50〜200m/kgであって、本実施形態では約145m/kgである。外層24の厚さ寸法t2は、内層の厚さ寸法t1よりも小さいことが好ましい。
図2及び3を参照すると、被覆シート21は、肌当接面及びその反対側に位置する非肌当接面と、互いに直交する長さ方向Y及び幅方向Xと、長さ方向Yへ延びる第1側縁部31及び第2側縁部32と、幅方向Xへ延びる第1端縁部33及び第2端縁部34とを有しており、第1及び第2側縁部31,32と第1及び第2端縁部33,34によって被覆シート21の外形が画定される。本実施形態において、長さ方向Y及び幅方向Xのそれぞれは、化粧パッド10の第1方向S及び第2方向Rのそれぞれと一致する。
被覆シート21は、第1端縁部33側に位置し、幅方向Xへ延びる第1折曲線35と、第1折曲線35と第2端縁部34との間に位置し、幅方向Xへ延びる第2折曲線36とを有し、第1端縁部33と第1折曲線35との間に位置する第1区域41と、第1折曲線35と第2折曲線36との間に位置する第2区域42と、第2折曲線36と第2端縁部34との間に位置する第3区域43とに区分される。第2区域42の長さ方向Yにおける寸法M2は、第1及び第3区域41,43の長さ方向Yにおける寸法M1,M3よりも大きい。また、第1及び第3区域41,43の寸法M1,M3は、第2区域42の寸法M2の二分の一より大きく、第3区域43の寸法M3は、第1区域41の寸法M1以上であることが好ましい。第1及び第2側縁部31,32は、それぞれ、第1折曲線35の近傍及び第2折曲線36の近傍において幅方向X内側に向かって凹曲状を成す。第1折曲線35は、化粧パッド10の一方の端縁15と一致し、第2折曲線36は、化粧パッド10の他方の端縁16と一致する。
クッション層20は被覆シート21を展開した状態において、被覆シート21の非肌当接面側に配置される。クッション層20は、説明の便宜上、幅方向Xにおいて互いに離間する第1側域75及び第2側域76と、第1側域75と第2側域76との間に位置する中央域77とを有する。第1側域75は、第1側縁部31側に位置する第1折曲線35(端縁15)の一端部78aから幅方向X外側(第1側縁部31側に位置する第2折曲線36(端縁16)の一端部78bから幅方向X外側)に位置する領域である。第2側域76は、第2側縁部32側に位置する第1折曲線35(端縁15)の他端部79aから幅方向X外側(第2側縁部32側に位置する第2折曲線36(端縁16)の他端部79bから幅方向X外側)に位置する領域である。中央域77は、幅方向Xにおいて、第1折曲線35の一端部78aと他端部79aとの間(第2折曲線36の一端部78bと他端部79bとの間)に位置する領域である。第1側域75と第2側域76におけるクッション層20の単位面積当たりの質量は、ほぼ等しく、中央域77におけるクッション層20の単位面積当たりの質量は、第1及び第2側域75,76におけるそれよりも大きい。
第1及び第2側域75,76と、中央域77とは、それぞれ、被覆シート21の第1区域41に配置される第1クッション部71と、被覆シート21の第2区域42に配置される第2クッション部72と、被覆シート21の第3区域43に配置される第3クッション部73とを有する。第1クッション部71は、第1区域41において化粧パッド10の第1端部17を形成する領域に配置され、第2クッション部72は、第2区域42の全域に配置され、第3クッション部73は、第3区域43において化粧パッド10の第2端部18を形成する領域に配置される。
被覆シート21の第1区域41は、第2区域42との間にクッション層20を挟んだ状態(すなわち、第2クッション部72の一部と第1クッション部71とを挟んだ状態)で、第1折曲線35に沿って第2区域42の非肌当接面側へ折り曲げられており、第3区域43は、第2区域42との間にクッション層20を挟んだ状態(すなわち、第2クッション部72の一部と第3クッション部73とを挟んだ状態)で、第2折曲線36に沿って、第2区域42に積層された第1区域41の肌当接面側へ折り曲げられている。かかる化粧パッド10では、第1及び第2端部17,18におけるクッション層20の単位面積当たりの質量が、中間部19のそれよりも大きい。また、第1及び第2端部17,18及び中間部19は、それぞれ、第2方向Rの中央域(すなわち、クッション層20の中央域77が配置される領域)におけるクッション層20の単位面積当たりの質量が、中央域の第2方向R外側に位置する両側域(すなわち、クッション層20の第1及び第2側域75,76が配置される領域)におけるクッション層20の単位面積当たりの質量よりも大きい。更に、第1及び第2端部17,18の両側域におけるクッション層20の単位面積当たりの質量は、中間部19の中央域におけるそれよりも小さいことが好ましい。
積層された第1及び第2側縁部31,32は、それぞれ、熱又は超音波によるエンボス/デボス加工によって融着されており、これにより、折り重ねられた被覆シート21が接合された両側接合部44が形成される。第1及び第3区域41,43は、化粧パッド10の第1面11を形成し、第2区域42は第2面12を形成する。第1面11には、第1及び第2区域41,42に積層された第3区域43によってポケット50が形成される。両側接合部44において、クッション層20は、第2区域42と、第1及び第3区域41,43とに挟持された状態で被覆シート21と融着される。
図1を参照すると、両側接合部44は、第1折曲線35から第2折曲線36に亘って延びており、第1側縁部31に位置する第1接合部45と、第2側縁部32に位置する第2接合部46とを含む。第1及び第2接合部45,46は、それぞれ、第1方向S(長さ方向Y)に延びる直状部47と、直状部47の第1方向S外側に位置する一対の傾斜部48とを有する。本実施形態において、直状部47は、化粧パッド10の中間部19に位置し、傾斜部48は化粧パッド10の第1及び第2端部17,18に位置しており、直状部47は、傾斜部48よりも長さ方向Yの寸法が大きい。本実施形態において、各接合部45,46は、略円形状の多数の溶着スポットによって形成されているが、その他の形状、例えば、略四角形状の溶着スポットや、連続又は非連続の線状に形成されていてもよい。傾斜部48では、直状部47に比して積層された被覆シート21間の接合強度が高くなっている。化粧パッド10の隅部に位置する傾斜部48の接合強度を比較的に高くすることによって、使用中における化粧パッド10の型崩れを防止することができる。また、化粧パッド10の両端縁15,16に位置する傾斜部48の外端部48aでは、接合強度が傾斜部48の他の部位に比して高く形成されることが好ましい。図1及び3を参照すると、化粧パッド10の側縁13と第1接合部45との離間寸法及び化粧パッド10の側縁14と第2接合部46と離間寸法(各側縁13,14と各接合部45,46との間に位置する、被覆シート21の非接合部の第2方向Rにおける寸法)d1は、約0.5〜5mmの範囲であることが好ましく、第1及び第2接合部45,46の幅寸法(第2方向Rにおける寸法)d2は、それぞれ、約0.5〜5mmの範囲であることが好ましい。
ポケット50は、両側接合部44と、両側接合部44間を延びる第2折曲線36及び第2端縁部34によって画定され、第2端縁部34によって、第2方向R(幅方向X)に沿って延びるポケット50の開口縁51が形成される。ポケット50において、第1及び第3区域41,43が積層される積層部の第1方向Sにおける寸法L2は、化粧パッド10の第1方向Sにおける寸法L1の約20〜50%の大きさを有する。本実施形態において、開口縁51は化粧パッド10の中間部19に位置し、被覆シート21の第1端縁部33側の端縁33aは中間部19に位置する。開口縁51は、化粧パッド10の第1端部17に位置する構成であってもよい。
かかる化粧パッド10では、第1面11又は第2面12にクレンジング剤を塗布して、化粧落とし用のパッドとして使用したり、第1面11又は第2面12に、毛穴の汚れを落としたり、古い角質を除去したりするため化粧水(いわゆる、拭き取り化粧水)を塗布して、化粧水用のパッドとして使用したりすることができる。化粧を拭き取る際には、化粧パッド10の第1面11又は第2面12を肌に押し当てて擦るため、化粧水を含浸させて顔に当てて使用するフェイスマスクに比べて、使用者が刺激を感じない程度の所要の柔軟性が求められる。特に、拭き取り化粧水を含浸させて使用する場合、毛穴の汚れや古い角質を取り除きながら、刺激を感じない程度の比較的に高い柔軟性が求められる。本実施形態における化粧パッド10では、第1及び第2面11,12を形成する外層24が、繊維径が10μm以下の極細繊維である吸湿性繊維を主とするメルトブローン繊維不織布によって形成されているため、比較的に大きな繊維径の繊維不織布によって外層を形成したものと比して、刺激感を低減し、柔らかな肌触りを得ることができる。更に、この極細繊維はメルトブローン繊維であるため、極細繊維として分割型繊維を用いたものと比して、繊維径を均一にし、かつ繊維の周面を平滑にすることができ、柔らかな肌触りをより一層向上することができる。また、内層23は、吸湿性繊維よりも大きい繊維径を有するセルロース繊維を主としているため、極細繊維を用いることによって被覆シート21の強度が低下することを防止することができる。
また、外層24を形成する吸湿性繊維として、内層23を形成するセルロース繊維よりも吸湿性の低いナイロン6、ナイロン66等のポリアミド繊維を用いることで、化粧パッド10の肌当接面にクレンジング剤等の化粧液を塗布した場合に、化粧液が吸湿性の高い内層23やクッション層20に急速に吸収されることを抑えて、肌当接面に化粧液を保持した状態で化粧を落とすことができる。これにより、クレンジングをする際に、化粧液の過剰な消費を抑えることができる。内層23が疎水性繊維を含む場合には、内層23の吸湿性が低下するので、この効果をより向上させることができる。また、吸湿性繊維の繊維径を約10μm以下とし、外層24の密度を約0.05〜0.2g/cmとすることによって、繊維間の空隙を小さくして比較的に密に配置することができる。このように比較的に密に配置された吸湿性繊維が、繊維径が約10μm以下のいわゆる極細繊維であることから、毛穴に入り込んだ皮脂や汚れを掻き出すことができ、クレンジング機能が向上する。また、繊維間の微細な空隙に化粧液が入り込むことによって、肌当接面に隙間のない均一な液膜が形成されやすくなり、肌当接面における化粧液の保持性をより高めることができるとともに、肌への密着性が向上し、化粧液を含浸した状態において表面(肌当接面)が肌に吸い付くような感触を与えることができる。また、被覆シート21の厚さ寸法t3を約0.2〜0.3mm、比容積を約50〜200m/kgとすることで、被覆シート21のしなやかさを維持しつつ、破れ難くすることができる。
更に、外層24を形成する吸湿性繊維は、第1及び第2面11,12上に繊維の末端部が存在しないように、第1方向Sや第2方向Rへ延びる連続した繊維によって形成されることが好ましい。つまり、吸湿性繊維が、第1及び第2面11,12上に繊維の末端部が存在するような短繊維である場合、使用する際に、この末端部が肌に当たって刺激を与えるおそれがあるが、末端部が第1及び第2側縁部31,32を除いて存在しないように、第1及び第2面11,12上で連続した繊維とすることで、短繊維を使用する場合に比して、肌触りを向上することができるとともに、一定方向に対するシート強度を向上させることができる。図1及び3を参照すると、本実施形態における化粧パッド10では、被覆シート21の切断辺である化粧パッド10の両側縁13,14の内側に両側接合部44が形成されているため、第2面12において両側接合部44と両端縁15,16とによって画定される化粧液塗布領域には、連続繊維である吸湿性繊維の末端部が存在せず、良好な肌触りを得ることができる。
被覆シート21を構成する外層24と内層23とは、機械交絡法、具体的には、流体交絡法(水流交絡法、エア交絡法)、ニードルパンチ交絡法によって一体化することができ、好ましくは水流交絡法によって一体化される。水流交絡法において高圧水流は、肌当接面側(外層24側)から噴射されることが好ましく、かかる方法によって、内層23側から高圧水流を噴射したものと比して、外層24の表面強度を高くすることができるとともに、被覆シート21の肌当接面を滑らかな風合いにすることができる。また、水流交絡法において高圧水流を肌当接面側(外層24側)及び非肌当接面側(内層23側)から噴射してもよい。この場合、高圧水流を非肌当接面側に噴射した後に、肌当接面側に噴射することが好ましく、これにより、外層24の表面強度を高くして被覆シート21の肌当接面を滑らかな風合いにすることができる。
内外層23,24のうち、少なくとも外層24は、第2方向R(被覆シート21の幅方向X)に沿った繊維配向性を有する。ここで、繊維配向性とは、外層24を形成する繊維うち、約50%以上の繊維の配向方向をいう。内層23は、第1方向S又は第2方向R(被覆シート21の幅方向X又は長さ方向Y)に沿った繊維配向性を有する。
使用者がポケット50に指を入れて化粧パッド10を使用する場合、指はポケット50の開口縁51とほぼ直交する方向に挿入され、化粧パッド10を肌に当接した後、開口縁51が延びる方向に沿うように化粧パッド10を動かして使用されることが多い。外層24の繊維配向性を第2方向Rとする、すなわち、開口縁51が延びる方向と一致する方向とすることで、化粧パッド10を動かす方向と、外層24の繊維配向方向と一致させることができ、使用時に滑らかな感触を得ることができる。また、指を挿入する方向(第1方向S)と、繊維配向方向とを交差させることで、使用時における被覆シート21の破れを抑制することができる。
内層23が熱融着性繊維を含む場合には、被覆シート21の接合強度を高めることができる。また、ポケット50の開口縁51が第1端部17に位置する場合、開口縁51の両端部は、直状部47に比して接合強度の高い傾斜部48で接合されるため、ポケット50に指を挿入した際に、開口縁51が開いて、第1及び第3区域41,43の接合が剥がれることを防止できる。接合部では化粧パッド10の剛性が高くなるが、直状部47の接合強度を傾斜部48に比して低くすることで、接合部全体の剛性が高くなることを抑制することができる。
既述の通り、化粧パッド10は、第1端部17,18におけるクッション層20の単位面積当たりの質量が、中間部19のそれよりも大きいため、使用中における化粧パッド10の型崩れを防止することができる。また、化粧パッド10は、第2方向Rの両側域におけるクッション層20の単位面積当たりの質量が、第2方向Rの中央域におけるそれよりも小さいため、中央域においては化粧パッド10のクッション性を高めることができ、両側域では、積層された被覆シート21を両側接合部44において強固に接合することができる。
<変形例>
図4(a)は、化粧パッド10の変形例1における図2と同様の模式的断面図であり、図4(b)は、化粧パッド10の変形例2における図2と同様の模式的断面図である。変形例1及び2に係る化粧パッド10は、上述した実施形態に係るそれと基本的構成が同一であるので、相違する点についてのみ以下に説明する。
変形例1における化粧パッド10は、被覆シート21の第2端縁部34が、幅方向X(第2方向R)に延びる第3折曲線60に沿って内層23を内側にして折曲された第1折曲端部53を有する。第1折曲端部53は、長さ方向Yにおける寸法L3が約1〜5mmであって、第1端部17に位置する。ポケット50の開口縁51は、第3折曲線60によって形成される。かかる化粧パッド10では、ポケット50の開口縁51において被覆シート21が折り返されているため、開口縁51におけるシート強度を高めることができる。また、第1折曲端部53では、第1区域41の外層24と第3区域43の外層24とが対向した状態で、両側接合部44において互いに接合されるため、外層24を形成する吸湿性繊維がナイロン6又はナイロン66であって、内層23を形成するセルロース繊維がレーヨン繊維である場合、第1折曲端部53における第1及び第3区域41,43の接合強度を高めることができる。なお、第1折曲端部53は、中間部19に位置する構成であってもよい。
変形例2における化粧パッド10は、被覆シート21の第2端縁部34が、幅方向X(第2方向R)に延びる第3折曲線60に沿って内層23を内側にして折曲された第1折曲端部53と、被覆シート21の第1端縁部33が、幅方向X(第2方向R)に延びる第4折曲線61に沿って外層24を内側にして折曲された第2折曲端部54とを有する。第1折曲端部53は第1端部17に位置し、第2折曲端部54は第2端部18に位置しており、第1及び第2折曲端部53,54の長さ方向Yにおける寸法L3,L4は、それぞれ約1〜5mmである。かかる化粧パッド10では、変更例1の効果を得ることができる。また、第2折曲端部54における両側接合部44では、第1区域41の内層23と第2及び第3区域42,43の内層23とが対向した状態で接合されており、内層23が熱融着性繊維を含む場合、第2折曲端部54における接合強度を高めることができる。なお、第1及び第2折曲端部53,54は、それぞれ中間部19に位置する構成であってもよい。
<厚さ寸法の測定方法>
被覆シート21の厚さ寸法は、被覆シート21に3.0gf/cm荷重を加えた状態で、厚み計((株)大栄科学精器製作所製、UF−60)を用いて測定する。内層23及び外層24の厚さ寸法は、顕微鏡((株)キーエンス製、リアルサーフェイスビュー顕微鏡 VE−7800)を用いて測定する。被覆シート21、内層23及び外層24のそれぞれの密度は、密度(g/cm)=単位面積当たりの質量(g/m)/厚さ寸法(mm)×10−3に基づいて算出し、被覆シート21の比容積(m/kg)は、密度(g/cm)×10の逆数として算出する。
本発明に係る使い捨ての化粧パッド10を構成する各構成部材には、明細書に記載されている材料のほかに、この種の物品において通常用いられている各種公知の材料を制限なく用いることができる。また、明細書及び特許請求の範囲において、「第1」、「第2」及び「第3」の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いられる。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記の事項に整理することができる。
親水性繊維を含むクッション層20と、クッション層20を包被する被覆シート21とを有する使い捨ての化粧パッド10において、被覆シート21は、肌当接面及びその反対側に位置する非肌当接面と、前記肌当接面側に位置する外層24と、前記非肌当接面側に位置する内層23とを有し、外層24は、繊維径が10μm以下の吸湿性繊維を主とする繊維不織布から形成されており、内層23は、前記吸湿性繊維よりも繊維径が大きいセルロース繊維を50質量%以上含む繊維不織布から形成されている。
上記段落0039に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の態様を含むことができる。
(1)前記吸湿性繊維は、メルトブローン法により形成される。
(2)前記吸湿性繊維は、ナイロン6又はナイロン66である。
(3)被覆シート21の比容積は、50〜200m/kgである。
(4)内層23は、疎水性繊維を1〜50質量%有する。
(5)内層23は、熱融着性繊維を1〜50質量%有する。
(6)クッション層20は、レーヨン繊維又はコットン繊維を主とする。
(7)被覆シート21は、長さ方向Y及び幅方向Xと、長さ方向Yへ延びる第1及び第2側縁部31,32と、幅方向Xへ延びる第1及び第2端縁部33,34と、幅方向Xへ延びて第1端縁部33側に位置する第1折曲線35と、幅方向Xへ延びて第1折曲線35と第2端縁部34との間に位置する第2折曲線36とを有しており、第1端縁部33と第1折曲線35との間に位置する第1区域41と、第1折曲線35と第2折曲線36との間に位置する第2区域42と、第2折曲線36と第2端縁部34との間に位置する第3区域43とに区分されており、第2区域42は、第1及び第3区域41,43よりも長さ方向Yにおける寸法が大きくなっており、被覆シート21の前記非肌当接面側にはクッション層20が配置されており、第1折曲線35に沿って第1区域41を第2区域42の前記非肌当接面側へ折り曲げて、第2折曲線36に沿って第3区域43を第2区域42に積層された第1区域41の前記肌当接面側へ折り曲げた状態で、積層された第1及び第2側縁部31,32をそれぞれ接合することによって、両側接合部44と、第2端縁部34を開口縁51とするポケット50とが画定され、化粧パッド10は、第1折曲線35側に位置する第1端部17と、第2折曲線36側に位置する第2端部18と、第1及び第2端部17,18との間に位置する中間部19とを有し、第1及び第2端部17,18におけるクッション層20の単位面積当たりの質量は、中間部19におけるそれよりも大きい。
(8)クッション層20は、幅方向Xにおける両側域における単位面積当たりの質量が、前記両側域の間に位置する中央域におけるそれよりも小さい。
(9)外層24は、幅方向Xへ繊維配向性を有する。
(10)両側接合部44は、直状部47と、直状部47の長さ方向Y外側に位置する一対の傾斜部48とを有し、前記一対の傾斜部48のうち少なくとも一方の傾斜部48は、直状部47よりも接合強度が高く、ポケット50の開口縁51は、前記一方の傾斜部48間を延在する。
(11)被覆シート21は、第1及び第2端縁部33,34のうち少なくとも一方の端縁部が折曲されている。
(12)第2端縁部34は、内層23が内側になるように折曲されている。
(13)外層24の単位面積当たりの質量は、内層23の単位面積当たりの質量よりも小さく、外層24の厚さ寸法t2は、内層23の厚さ寸法t1よりも小さい。
10 化粧パッド
17 第1端部
18 第2端部
19 中間部
20 クッション層
21 被覆シート
23 内層
24 外層
50 ポケット
51 開口縁
X 幅方向
Y 長さ方向
本発明は、上記化粧パッドにおいて、前記被覆シートは、肌当接面及びその反対側に位置する非肌当接面を有し、前記肌当接面側に位置する外層と、前記非肌当接面側に位置する内層とからなる一体化された2層のシートであって、前記外層は、繊維径が10μm以下の吸湿性繊維を主とする繊維不織布から形成されており、前記内層は、前記吸湿性繊維よりも繊維径が大きいセルロース繊維を50質量%以上含む繊維不織布から形成されていることを特徴とする。

Claims (14)

  1. 親水性繊維を含むクッション層と、前記クッション層を包被する被覆シートとを有する使い捨ての化粧パッドにおいて、
    前記被覆シートは、肌当接面及びその反対側に位置する非肌当接面と、前記肌当接面側に位置する外層と、前記非肌当接面側に位置する内層とを有し、
    前記外層は、繊維径が10μm以下の吸湿性繊維を主とする繊維不織布から形成されており、
    前記内層は、前記吸湿性繊維よりも繊維径が大きいセルロース繊維を50質量%以上含む繊維不織布から形成されていることを特徴とする前記化粧パッド。
  2. 前記吸湿性繊維は、メルトブローン法により形成される請求項1に記載の化粧パッド。
  3. 前記吸湿性繊維は、ナイロン6又はナイロン66である請求項1又は2に記載の化粧パッド。
  4. 前記被覆シートの比容積は、50〜200m/kgである請求項1〜3のいずれかに記載の化粧パッド。
  5. 前記内層は、疎水性繊維を1〜50質量%有する請求項1〜4のいずれかに記載の化粧パッド。
  6. 前記内層は、熱融着性繊維を1〜50質量%有する請求項1〜5のいずれかに記載の化粧パッド。
  7. 前記クッション層は、レーヨン繊維又はコットン繊維を主とする請求項1〜6のいずれかに記載の化粧パッド。
  8. 前記被覆シートは、長さ方向及び幅方向と、前記長さ方向へ延びる第1及び第2側縁部と、前記幅方向へ延びる第1及び第2端縁部と、前記幅方向へ延びて前記第1端縁部側に位置する第1折曲線と、前記幅方向へ延びて前記第1折曲線と前記第2端縁部との間に位置する第2折曲線とを有しており、前記第1端縁部と前記第1折曲線との間に位置する第1区域と、前記第1折曲線と前記第2折曲線との間に位置する第2区域と、前記第2折曲線と前記第2端縁部との間に位置する第3区域とに区分されており、
    前記第2区域は、前記第1及び第3区域よりも前記長さ方向における寸法が大きくなっており、
    前記被覆シートの前記非肌当接面側には前記クッション層が配置されており、
    前記第1折曲線に沿って前記第1区域を前記第2区域の前記非肌当接面側へ折り曲げて、前記第2折曲線に沿って前記第3区域を前記第2区域に積層された前記第1区域の前記肌当接面側へ折り曲げた状態で、積層された前記第1及び第2側縁部をそれぞれ接合することによって、両側接合部と、前記第2端縁部を開口縁とするポケットとが画定され、
    前記化粧パッドは、前記第1折曲線側に位置する第1端部と、前記第2折曲線側に位置する第2端部と、前記第1及び第2端部との間に位置する中間部とを有し、
    前記第1及び第2端部における前記クッション層の単位面積当たりの質量は、前記中間部におけるそれよりも大きい請求項1〜7のいずれかに記載の化粧パッド。
  9. 前記クッション層は、前記幅方向における両側域における単位面積当たりの質量が、前記両側域の間に位置する中央域におけるそれよりも小さい請求項8に記載の化粧パッド。
  10. 前記外層は、前記幅方向へ繊維配向性を有する請求項8又は9に記載の化粧パッド。
  11. 前記両側接合部は、直状部と、前記直状部の前記長さ方向外側に位置する一対の傾斜部とを有し、
    前記一対の傾斜部のうち少なくとも一方の傾斜部は、前記直状部よりも接合強度が高く、
    前記ポケットの前記開口縁は、前記一方の傾斜部間を延在する請求項8〜10のいずれかに記載の化粧パッド。
  12. 前記被覆シートは、前記第1及び第2端縁部のうち少なくとも一方の端縁部が折曲されている請求項8〜11のいずれかに記載の化粧パッド。
  13. 前記第2端縁部は、前記内層が内側になるように折曲されている請求項12に記載の化粧パッド。
  14. 前記外層の単位面積当たりの質量は、前記内層の単位面積当たりの質量よりも小さく、前記外層の厚さ寸法は、前記内層の厚さ寸法よりも小さい請求項1〜13のいずれかに記載の化粧パッド。
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