JP2003289940A - 化粧用具 - Google Patents

化粧用具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯性に優れ、かつ化粧、化粧落とし、更に脂
分取り、汗取り、汚れ落としを一つで可能な化粧用具を
提供すること。 【解決手段】単繊維繊度0.001〜1.1デシテック
スの極細合成繊維を少なくとも表面層に有する極細合成
繊維布が用いられ、かつ、使用者が手指を入れて保持が
可能な袋状に形成されており、外表面の少なくとも実質
的に半分領域が前記極細合成繊維布で構成されてなるこ
とを特徴とする化粧用具。更に、好ましくは、単繊維繊
度0.001〜1.1デシテックスの極細合成繊維を少
なくとも表面層に有する極細合成繊維布が、繊維布とし
て形成された後に、該繊維布表面に対しパンチング処理
が施されて該繊維布表面における構成繊維の配置が攪乱
されて構成されてなるものであること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔表面の化粧落と
しと、化粧をする際にファンデーション等のパウダーを
付着させて、顔表面等に塗ることに使用することのでき
る化粧用具に関する。
【0002】更に詳しくは、顔の脂分、汗、汚れ等を拭
き取るために使用することができ、これらの機能を一つ
に兼ね備えることのできる便利な化粧用具に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、一般に化粧を落とす際は専用クリ
ームを塗り、ガーゼや綿花で拭き取るか洗顔を行うか、
化粧落とし専用液体を含んだガーゼや綿花で拭き取るか
している。いずれにせよ、拭き取りに使用するガーゼや
綿花類は使い捨てることが多いため、非効率的である。
更に、日中、顔に脂分が出たときは脂取り紙やフィルム
等を顔に押し当てて脂分を拭き取るか、液体スプレーを
してティッシュ、ハンカチやタオル等で拭き取る方法が
ある。
【0004】化粧をする際に使用するスポンジは、ポリ
ウレタン系の1〜100ミクロン程の微細連続気泡体で
構成されているため、ファンデーションの構成要素であ
る、例えば、セラミックパウダー粒子等はその気泡体内
に詰まりやすい。そして、数回の使用後にスポンジを洗
浄しても、ポリウレタン系微細連続気泡体は伸縮性に富
み、摩擦性を有しているため、該微細連続気泡体内に入
り込んだセラミックパウダー粒子等は全て除去すること
は難しい。このため、セラミックパウダー等を除去し切
れていない状態のパウダーを使用して再度化粧をするこ
とになるときにはファンデーションにパウダーを付着さ
せようとしても、必要なパウダー量を十分にファンデー
ションに付着させることができないことがあった。最近
ではスティック状のスポンジがあり、パウダー粒子が詰
まっている箇所を削って使用するものがあるが、いずれ
もポリウレタン系素材のため、脂分や汗の拭き取り用と
しては良好には使用できないという欠点があった。
【0005】また、汗をかいたときや汚れを拭き取る際
も同様に脂取り紙やフィルム、ティッシュ、ハンカチ、
タオル等で顔の汗や汚れを押さえながら拭き取る。その
際に押さえる力が強すぎると化粧崩れを生じやすい。ま
た、夏には気温上昇による脂分の増量や汗ばむことが多
くなるため、化粧崩れを生じる可能性が増大する。従っ
て、特に夏は脂分除去の作業回数が倍増し、外出時の持
ち物が増えるという不便もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、化粧落と
し、または化粧をするため、さらには脂分取り、汗取
り、汚れ落としが一つで可能な機能を持ち合わせた化粧
用具を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明の化粧用具は、以下の(1)の構成からなるもの
である。また、かかる本発明の化粧用具において、具体
的構造として、好ましくは(2)〜(11)の構成を有
するものである。 (1)単繊維繊度0.001〜1.1デシテックスの極
細合成繊維を少なくとも表面層に有する極細合成繊維布
が用いられ、かつ、使用者が手指を入れて保持が可能な
袋状に形成されており、外表面の実質的に全領域が前記
極細合成繊維布で構成されてなることを特徴とする化粧
用具。 (2)単繊維繊度0.001〜1.1デシテックスの極
細合成繊維を少なくとも表面層に有する極細合成繊維布
が、繊維布として形成された後に、該繊維布表面に対し
パンチング処理が施されて該繊維布表面における構成繊
維の配置が攪乱されて構成されてなるものであることを
特徴とする上記(1)記載の化粧用具。 (3)該極細合成繊維布が、織物からなることを特徴と
する上記(1)または(2)記載の化粧用具。 (4)該極細合成繊維布が、編物からなることを特徴と
する上記(1)または(2)記載の化粧用具。 (5)該極細合成繊維布が、不織布からなることを特徴
とする上記(1)または(2)記載の化粧用具。 (6)該極細合成繊維布が、単繊維繊度0.001〜
1.1デシテックスの極細合成繊維を少なくとも表面層
に有する極細合成繊維シートと他のシート状物とからな
る少なくとも二層以上の積層構造を呈してなることを特
徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の化粧用
具。 (7)該他のシート状物が不織布であることを特徴とす
る上記(6)記載の化粧用具。 (8)該他のシート状物が、連続気泡発泡体シートであ
ることを特徴とする上記(6)記載の化粧用具。 (9)極細合成繊維布が、フラットな構造の繊維布であ
ることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれかに記
載の化粧用具。 (10)極細合成繊維布が、極細合成繊維からなるパイ
ル繊維を有する立体構造を呈するパイル布であることを
特徴とする上記(1)〜(8)のいずれかに記載の化粧
用具。 (11)極細合成繊維布が、極細合成繊維からなるルー
プパイル繊維を有する立体構造を呈するパイル布である
ことを特徴とする上記(10)記載の化粧用具。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面等を用いて本発明の化
粧用具について詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の化粧用具の1実施形態例
をモデル的に示した概略平面図である。図1において、
1は本発明の化粧用具であり、単繊維繊度0.001〜
1.1デシテックスの極細合成繊維を少なくとも表面層
に有する極細合成繊維布2が用いられて形成されている
ものである。
【0010】該化粧用具1の形状は、使用者が手指を入
れて保持が可能な袋状に形成されており、該化粧用具の
外表面は、少なくともその実質的に半分領域が極細合成
繊維布2で構成されてなるものである。
【0011】ここで、「外表面が、少なくともその実質
的に半分領域が極細合成繊維布2で構成されてなる」と
は、例えば、図1に示したような構造のものでは、袋状
が全体としてつぶされた状態を示しているが、その表の
面3側が少なくとも単繊維繊度0.001〜1.1デシ
テックスの極細合成繊維を少なくとも表面層に有する極
細合成繊維布2であればよく、その裏の面3′側は、そ
のような極細合成繊維布2で構成されていてもよいが、
すなわち、化粧用具1の表裏の全外表面領域が極細合成
繊維布2で形成されていてもよいが、裏の面3′側は他
のもので構成されていてもよい。
【0012】例えば、裏の面3′側はスポンジ等で構成
してもよく、その場合、適宜に裏と表を使い分ければ、
スポンジも化粧時に適時に使用できる便利なものとな
る。
【0013】図2は、図1に示したものに対応する概略
モデル側面図であり、本発明の化粧用具1は、結局、そ
の外表面の全面積のうち、実質的に半分以上の面積が単
繊維繊度0.001〜1.1デシテックスの極細合成繊
維を少なくとも表面層に有する極細合成繊維布2で構成
されていることになる。
【0014】この極細合成繊維布2が後述する「発明の
効果」の欄に記載したように、化粧落としと、化粧をす
る際にファンデーション等のパウダーを付着させて顔表
面等に塗ることや、脂取りといった複数の効果をもたら
すものである。
【0015】なお、本発明の化粧用具は、袋状の構造で
あるので、表裏ともに適宜に裏返して使用できるリバー
シブル使用可能な構造であっても良く、リバーシブルの
いずれかの使用態様のときに、上述のように、外表面
が、少なくともその実質的に半分領域が極細合成繊維布
2で構成されているようになるものであれば本発明の化
粧用具に該当するものである。
【0016】本発明の化粧用具において、袋状構造のサ
イズについては、全高さ・全幅がそれぞれ3cm〜4c
mなどの数cm程度のものであって手指が1〜2本入る
小サイズのものから、2本〜3本〜4本程度の手指が入
る全高さ・全幅がそれぞれ5cm〜8cmあるいは10
cm〜10数cm程度の中サイズあるいは大サイズのも
のなどの適宜の寸法のいずれでも呈することができ、そ
れぞれ使用できるものである。また、大・中・小サイズ
の各サイズのものを1セットとして常備して使用するこ
とも便利なものである。
【0017】該極細合成繊維布2は、織物、編物または
不織布などのいずれからなっているものでもよい。
【0018】また、該極細合成繊維布が、単繊維繊度
0.001〜1.1デシテックスの極細合成繊維を少な
くとも表面層に有する極細合成繊維シートと他のシート
状物とからなる少なくとも二層以上の積層構造を呈して
なるものであってもよい。そのような二層以上の構造を
呈する場合、他のシート状物としては、そのシート構造
は特に限定されるものではないが、不織布やあるいは、
ポリオレフィン樹脂等からなる連続気泡発泡体シート等
を好ましく用いることができる。他のシート状物との積
層構造とする場合、該他のシート状物を裏面側にしてお
き、該裏面を表側に返してリバーシブル使用のときに、
該他のシートの特性を享受して使用することができる。
例えば、リバーシブル裏面(図2の4で示した)をスポ
ンジにしておけば、化粧の際にスポンジの使用も可能と
なる。
【0019】また、該極細合成繊維布2は、フラット
(平坦)な構造の繊維布であってもよく、あるいは、極
細合成繊維からなるパイル繊維を有する立体構造、もし
くは、極細合成繊維からなるパイル繊維を有する立体構
造を呈するパイル布であってもよい。
【0020】単繊維繊度0.001〜1.1デシテック
スの極細合成繊維を少なくとも表面層に有する極細合成
繊維布2は、繊維布として形成された後に、該繊維布表
面に対して、ニードルパンチあるいは/およびウォータ
ーパンチなどによるパンチング処理が施されて、該繊維
布表面における構成繊維の配置が攪乱されて構成されて
なるものを用いると更に好ましい。該繊維布表面におけ
る構成繊維の配置が攪乱されて構成されている場合に
は、該繊維布表面層の単繊維に弛みや繊維間に空間が効
果的に構成され、該繊維の緩み構造や繊維間間隙の空間
構造が、繊維間に微細なパウダーを保持すること等をよ
り良好に可能にせしめ、かつより高いスポンジ効果をも
たらし得て、化粧をするにしても、あるいは化粧落と
し、脂分取りなどをより良好に行うことができるように
なる。特に、上述のニードルパンチあるいは/およびウ
ォーターパンチなどによるパンチング処理を施すこと
は、織物・編物に対して行うのが効果的である。織物や
編物では、該織糸や編糸が織組織や編組織に組み込まれ
ているものであるため、該糸の構成繊維は、本来乱れ難
いものであるが、パンチング処理を施して弛みや攪乱を
いったん生じさせると、該弛みや繊維間間隙空間の発生
効果や保持効果が高いものとなるのである。
【0021】極細繊維には、該繊維の多数が集合してい
る糸状態で仮より加工を施すことにより得られる捲縮が
付与されているものであっても良く、この捲縮付与によ
っても繊維間間隙の空間創出を達成することができる。
【0022】極細繊維布は、例えば、スポンジ等の連続
気泡発泡体シート等の他のシート状物と積層されて用い
られても良く、このような他のシートと積層して使用す
ることにより、適宜のクッション性や、地厚感を使用者
に与え得るものとなる。
【0023】他のシートとしては、ポリウレタン系連続
気泡発泡体シートなども有効に使用できる。他のシート
に、樹脂加工されているものであってもよい。
【0024】繊維布において、単繊維繊度0.001〜
1.1デシテックスの極細繊維を表面層に有するように
するには、通常は、該極細繊維100%使いで該繊維布
を構成することや、あるいは緯糸あるいは経糸のいずれ
かの織糸や編糸が表面に表れる織編物組織として、該表
面に表れる織糸や編糸に極細繊維糸を用いる等の手段
で、織物・編物であれば実現することができる。また、
不織布であれば、単繊維繊度0.001〜1.1デシテ
ックスの極細繊維を用いて不織布を構成することによっ
ても達成できる。
【0025】単繊維繊度0.001〜1.1デシテック
スの極細繊維は、特に限定されないが、ポリエステル系
繊維やポリアミド系繊維など、また、円形断面のものや
異形断面のものなどを適宜に使用することができる。
【0026】また、それらの極細繊維は、ポリエステル
系繊維あるいはポリアミド系繊維などのうちの単独の使
用であってもよく、あるいは、ポリエステル系繊維とポ
リアミド系繊維などの混用使用であってもよい。このよ
うな異種繊維を混合使用する場合、繊維間の間隙を形成
しやすいことによって、より高い本発明の効果を得るこ
とができる。
【0027】袋状にするには、縫製によって簡単に行う
ことができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の化粧用具によれ
ば、顔に押し当てることにより、脂、汗、汚れを効果的
に拭き取ることができる。効果的に拭き取りができるの
は、外表面に存在する単繊維繊度0.001〜1.1デ
シテックスの極細合成繊維どうしが形成する繊維ゆるみ
や繊維間間隙空間に、汚れなどを極細繊維の持つ鋭いエ
ッジ効果でそぎ取るように取込んでいくことができるか
らと考えられる。これは極細繊維のワイピング布が高い
ワイピング効果を有するのと同様な理由による。
【0029】また、手指を入れて使用することにより、
その拭き取り力を調整することが容易に可能である。し
たがって、化粧を落とすこと等が簡単に可能である上、
洗濯することにより、付着した化粧用パウダー粒子等は
簡単に除去することもできるため、繰り返し使用するこ
とのできる化粧用具を提供することができる。特に重要
なのは、これら全ての機能を一つに兼ね備えているとい
う点である。
【0030】すなわち、従来のように脂取り用の脂取り
紙または汗、汚れ拭き用のハンカチまたはタオルを二つ
あるいは三つと持ち歩く必要はなく、一つでも用を済ま
せることが可能な便利なものである。従って、本発明に
かかる化粧用具は、夏場であっても、脂、汗、汚れ等を
取る機能を一枚に兼ね備えているため、外出時などに化
粧用具の持ち物が増えないという利点がある。
【0031】また、織物、編み物または不織布かのいず
れかからなり、それらを構成するのは、0.001〜
1.1デシデックスの極細繊維で構成されているため、
従来のハンカチまたはタオル等に比べ、脂、汗、汚れ等
の吸収率が良いので、強く顔に押し当てたり、従来品ほ
どこする必要がないため、化粧くずれがしずらいという
利点がある。
【0032】更に、拭き取る際の力加減と極細繊維であ
ることによる上述のそぎ取り効果との組合せによって、
微妙なタッチにて効果的に化粧を落とすことができる。
さらに、化粧をする際に0.001〜1.1デシデック
スの極細繊維がセラミック等の化粧パウダー粒子等を容
易に付着させることができるので、それらを微妙なタッ
チにて顔に塗ることができる。
【0033】本発明品の繊維布は、0.001〜1.1
デシデックスの極細繊維で構成された織物、または編み
物、または不織布などのいずれからなるため、ファンデ
ーションの構成要素である、例えばセラミックの超微小
なパウダー粒子等は繊維のたわみやゆるみに付着しやす
く、更には離れやすい。従って、洗濯をすることによ
り、セラミックパウダー粒子等は簡単に該シートから離
れ、化粧をする際に必要なセラミックパウダー粒子の量
を十分に該シートにを付着させて顔にぬることができる
ため効率的である。すなわち、本発明品は洗濯すること
により何度も使用できるという便利かつ効率的なもので
ある。
【0034】また、請求項2記載の本発明の化粧用具に
よれば、繊維布表面層の単繊維の弛みや繊維間の空間が
更により効果的に構成され、微細なパウダーを保持する
こと等をより良好に可能にせしめ、かつより高いスポン
ジ効果をもたらし得て、化粧をするにしても、あるいは
化粧落とし、脂分取りなどをより良好に行うことができ
るようになる。
【0035】また、請求項3記載の本発明の化粧用具に
よれば、たて糸・よこ糸のしっかとした織物からなるの
で、全体として硬めのしっかりとした化粧用具を実現す
ることができ、繰り返しの洗濯にも耐えうる化粧用具を
実現できる。
【0036】また、請求項4記載の本発明の化粧用具に
よれば、伸縮性に富む編物を用いるのものなので、布そ
のものに肉厚感や膨らみを出すことが比較的簡単であ
り、肌に触れる際に最もふさわしいと思われる厚みに調
整することが可能な化粧用具を実現できる。
【0037】また、請求項5記載の本発明の化粧用具に
よれば、不織布からなるので一般にコストや耐久性の面
で有利であり、使い捨てに近い感覚で使用することが可
能となる。さらに不織布の厚みやニードルパンチ加工等
の加工方法を調整することにより、クッション性または
肌触り感を調整できる化粧用具を実現できる。
【0038】また、請求項6、7または8の本発明の化
粧用具によれば、極細合成繊維布の面で脂、汗、汚れを
取り、化粧落としとして使用し、もう一方の面にスポン
ジ等を付けて、その面を利用して化粧をすることもでき
る。すなわち、脂、汗、汚れを全てを片面で拭き取るこ
とが可能である上、拭き取り力を調整することにより、
化粧を落とすことができる。
【0039】さらに、もう一方の片面で化粧をする際に
セラミックパウダー粒子を付着させて顔に塗ることがで
き、脂、汗、汚れ等を拭き取り、化粧を落とす機能と化
粧をする際に必要な機能が一つで可能であり、化粧する
際に要る用具をたくさん持ち歩く必要がない便利な化粧
用具を実現できる。
【0040】また、請求項9記載の本発明の化粧用具に
よれば、フラットな使用感のある化粧用具を提供でき、
パウダーの保持量が少ない方が良いという場合に好適な
ものである。
【0041】また、請求項10、11記載の本発明の化
粧用具によれば、パウダーの保持量を多くでき、パウダ
ーを多く使用したいときに好適なものであり使用時のタ
ッチ、使用感もボリュームに富むものとなる。特に、ル
ープパイルのときには、特にパウダー保持量が多くかつ
肌への繊維タッチもループに基づくソフトな使用感覚を
与えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の化粧用具の1実施形態例を示
した概略平面図である。
【図2】図2は、図1に示したものに対応する概略モデ
ル側面図である。
【符号の説明】
1:本発明の化粧用具 2:単繊維繊度0.001〜1.1デシテックスの極細
合成繊維を少なくとも表面層に有する極細合成繊維布 3:袋状が全体としてつぶされた状態にあるときの表の
面 3′:袋状が全体としてつぶされた状態にあるときの裏
の面 4:リバーシブル裏面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単繊維繊度0.001〜1.1デシテック
    スの極細合成繊維を少なくとも表面層に有する極細合成
    繊維布が用いられ、かつ、使用者が手指を入れて保持が
    可能な袋状に形成されており、外表面の少なくとも実質
    的に半分領域が前記極細合成繊維布で構成されてなるこ
    とを特徴とする化粧用具。
  2. 【請求項2】単繊維繊度0.001〜1.1デシテック
    スの極細合成繊維を少なくとも表面層に有する極細合成
    繊維布が、繊維布として形成された後に、該繊維布表面
    に対しパンチング処理が施されて該繊維布表面における
    構成繊維の配置が攪乱されて構成されてなるものである
    ことを特徴とする請求項1記載の化粧用具。
  3. 【請求項3】極細合成繊維布が、織物からなることを特
    徴とする請求項1または2記載の化粧用具。
  4. 【請求項4】極細合成繊維布が、編物からなることを特
    徴とする請求項1または2記載の化粧用具。
  5. 【請求項5】極細合成繊維布が、不織布からなることを
    特徴とする請求項1または2記載の化粧用具。
  6. 【請求項6】極細合成繊維布が、単繊維繊度0.001
    〜1.1デシテックスの極細合成繊維を少なくとも表面
    層に有する極細合成繊維シートと他のシート状物とから
    なる少なくとも二層以上の積層構造を呈してなることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の化粧用具。
  7. 【請求項7】他のシート状物が、不織布であることを特
    徴とする請求項6記載の化粧用具。
  8. 【請求項8】他のシート状物が、連続気泡発泡体シート
    であることを特徴とする請求項6記載の化粧用具。
  9. 【請求項9】極細合成繊維布が、フラットな構造の繊維
    布であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の化粧用具。
  10. 【請求項10】極細合成繊維布が、極細合成繊維からな
    るパイル繊維を有する立体構造を呈するパイル布である
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の化粧
    用具。
  11. 【請求項11】極細合成繊維布が、極細合成繊維からな
    るループパイル繊維を有する立体構造を呈するパイル布
    であることを特徴とする請求項10記載の化粧用具。
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