JP2016022972A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる高さの被包装物に対応することが可能な包装体を提供する。
【解決手段】包装体10Aは、被包装物WKを保持可能な底面14を形成する底面形成部11と、被包装物WKを間に挟んで底面14から立上げることで相互に対向する一対の側面15、16を形成する一対の側面形成部12、13とを備え、一対の側面形成部12、13は、被包装物WKの底面14からの長さに対応させて、当該側面構成部12、13を被包装物WK側に折曲げ可能な複数の天面形成折曲げ線L1〜L9、R1〜R9をそれぞれ有し、各天面形成折曲げ線L1〜L9、R1〜R9で折曲げることで、底面14に対向する一対の天面17、18を形成する天面形成部19、20をそれぞれ形成可能に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被包装物を包装する包装体に関する。
被包装物(物品)を包装する包装体として、特許文献1には、1枚の収納材を折曲げることによって矩形枠形状に組み立てられる収納装置が記載されている。かかる収納装置は、所定位置に形成された折り目線で収納材を折曲げることによって、底板と一対の側板と蓋板とで形成される物品収納区間に被包装物を収納するようになっている。
また、特許文献2には、1枚のパッドと被包装物(容器充填商品)とが一体化されたフィルム包装物と、フィルム包装物を収容する外装用箱体とで構成された商品包装体が記載されている。かかる商品包装体は、所定位置に形成された罫線でパッドを折曲げて折り曲げ片を形成し、当該折り曲げ片の高さに合わせた外装用箱体にフィルム包装物を収容するようになっている。
特開平11−11464号公報 特開2008−74460号公報
しかしながら、特許文献1に記載の収納装置では、一対の側板の高さが折り目線によって一定となってしまうので、被包装物が側板よりも低い場合には、被包装物と蓋板との間に大きな隙間ができて包装効率が悪くなる。また、被包装物が側板よりも高い場合には、当該被包装物を収納することができない。従って、特許文献1に記載の収納装置は、異なる高さの被包装物に対応することができず、被包装物の高さに合わせて複数のものを用意しなければならないという問題がある。
また、特許文献2に記載のパッドでは、折り曲げ片の高さが一定となってしまうため、1つの外装用箱体の専用のものになってしまい、異なる高さの外装用箱体に対応することができないという問題がある。
本発明の目的は、異なる高さの被包装物又は外装ケースに対応することが可能な包装体を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の一形態である包装体は、被包装物を保持可能な底面を形成する底面形成部と、前記被包装物を間に挟んで前記底面から立上げることで相互に対向する一対の側面を形成する一対の側面形成部とを備え、前記一対の側面形成部は、前記被包装物の前記底面からの長さに対応させて、当該側面形成部を前記被包装物側に折曲げ可能な複数の天面形成折曲げ線をそれぞれ有し、各天面形成折曲げ線で折り曲げることで、前記底面に対向する天面を形成する天面形成部をそれぞれ形成可能に設けられている。
また、本発明の別の一形態である包装体は、被包装物を保持可能な底面を形成する底面形成部と、前記被包装物を間に挟んで前記底面から立上げることで相互に対向する一対の側面を形成する一対の側面形成部とを備え、前記一対の側面形成部は、前記被包装物を収容する外装ケースの外装底面から外装天面までの長さに対応させて、当該側面形成部を前記被包装物側に折曲げ可能な複数の天面形成折曲げ線をそれぞれ有し、各天面形成折曲げ線で折曲げることで、前記底面に対向する天面を形成する天面形成部をそれぞれ形成可能に設けられている。
さらに、前記一対の側面形成部は、前記底面形成部とは反対側となる先端部側にそれぞれ引掛け部を有しているようにしてもよい。
さらに、前記包装体は、前記底面形成部からの前記一対の側面形成部の立上状態を維持可能な立上維持手段を有しているようにしてもよい。
本発明によれば、一対の側面形成部それぞれに、被包装物の底面からの長さに対応させて、又は、被包装物を収容する外装ケースの外装底面から外装天面までの長さに対応させて、当該側面形成部を被包装物側に折曲げ可能な天面形成折曲げ線が複数設けられているので、異なる高さの被包装物又は外装ケースに対応することが可能な包装体を提供することができる。
また、引掛け部を有する場合、天面を形成するまでの間、又は、被包装物が保持された包装体を外装ケースに挿入するまでの間に、被包装物が保持された包装体を運びやすくすることができる。
また、立上維持手段を有する場合、立上げられた側面形成部が閉じて包装作業の邪魔となったり、側面形成部が開いて作業スペースが広くなったりすることを防止することができる。
第1実施形態にかかる包装体の展開状態を示す平面図。 (a)〜(d)は第1実施形態に係る包装体の使用状態を示す斜視図。 (a)(b)は第2実施形態にかかる包装体の使用状態を示す斜視図。 (a)は変形例を示す平面図、(b)は(a)のAA部拡大斜視図。
以下、本発明の実施形態について説明する。
なお、本明細書及び図面におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸及びY軸は所定平面内の軸とし、Z軸は当該所定平面に直交する軸とする。さらに、各実施形態では、Y軸と平行な図1の下方から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
<第1実施形態>
図1において、第1実施形態にかかる包装体10Aは、被包装物WKを保持可能な底面14を形成する底面形成部11と、被包装物WKを間に挟んで底面14から立上げることで相互に対向する一対の側面15、16を形成する一対の側面形成部12、13とを備えている。
包装体10Aは、紙、厚紙、ダンボール、樹脂、ゴム、プラスチック、木板、金属等の単体の材料又は、それらを適宜に組み合わせた材料によって一体に形成されている。
底面形成部11は、包装体10Aを左右方向に3等分した中央に位置する部分であり、被包装物WKが載置され、当該被包装物WKをシュリンク包装、ロープ掛け、ステープラ、接着剤、粘着剤、接着シート、粘着シート、溶着等の保持手段によって保持することができる。
一対の側面形成部12、13は、包装体10Aを左右方向に3等分した左右に位置する部分であり、被包装物WKの底面14からの長さに対応させて、当該側面形成部12、13を被包装物WK側に折曲げ可能な複数の天面形成折曲げ線L1〜L9、R1〜R9をそれぞれ有し、各天面形成折曲げ線L1〜L9、R1〜R9を折曲げることで、底面14に対向する天面17、18を形成する天面形成部19、20をそれぞれ形成可能に設けられている。天面形成折曲げ線L1〜L9、R1〜R9は、前後方向に延設されたライン状の折曲げ線である。
各天面形成折曲げ線L1〜L9、R1〜R9は、それぞれ略同一の間隔とされ、プレス装置や型付け装置等の押圧手段による押し跡、切断刃やレーザ等の切断手段による反対面に貫通することのない切り込みや凹溝、同切断手段による反対面に貫通してもよいし貫通することのない断続的な切り込み等によって形成される。
また、一対の側面形成部12、13は、底面形成部11とは反対側となる各先端部12b、13b側にそれぞれ引掛け部12a、13aを有している。引掛け部12a、13aは、作業者又は、詰込装置や包装装置等の包装手段(以下それらを併せて「使用者」という)が包装体10Aを折り曲げたり搬送したりする際に、手指又は、フックやチャック等の引掛け手段(以下それらを併せて「保持媒体」という)を引掛けることが可能な孔部である。
続いて、包装体10Aによる被包装物WKの包装方法について説明する。
被包装物WKが0個若しくは、被包装物WKが例えば、紙1枚〜数枚までの場合、すなわち、被包装物WKを包装していないで包装体10Aを省スペース化して収納する場合や、被包装物WKを包装するにあたって上下方向に殆どスペースが必要ない場合、使用者が被包装物WKを載置することなく若しくは、被包装物WKを底面14上に載置し、当該被包装物WKを保持手段によって底面形成部11に保持させる。そして、使用者が引掛け部12aに保持媒体を引掛け、図2(a)に示すように、天面形成折曲げ線L1で包装体10Aを180°折曲げ、側面形成部12を底面形成部11に重ねるように折畳む。続いて、使用者が引掛け部13aに保持媒体を引掛け、天面形成折曲げ線R1で包装体10Aを180°折曲げ、側面形成部13を側面形成部12上に重ねるように折畳む。このとき、側面15、16は、形成されない若しくは、殆ど形成されることはなく、各天面形成折曲げ線L1、R1で折畳まれた各側面形成部12、13の全部若しくは、その殆どが天面形成部19、20となり、天面17、18が形成される。
以上のようにして包装体10Aが折畳まれると、使用者によって先端部13bがテープTPや図示しない接着剤等の固定手段で側面形成部12及び/又は底面形成部11に固定される。
なお、天面形成部20及び底面形成部11の前側と後側とをそれぞれ固定手段によって固定してもよい。
また、先に側面形成部13を折畳んだ後、側面形成部12を折畳み、先端部12bを固定手段で側面形成部13及び/又は底面形成部11に固定したり、天面形成部19及び底面形成部11の前側と後側とをそれぞれ固定手段によって固定してもよい。
次に、被包装物WKが単数又は複数で上下方向にスペースが必要な場合、すなわち、図2(b)に示すように、1個又は図示しない2個以上の被包装物WKの上下方向の長さが各天面形成折曲げ線L2、R2に略対応している場合(同じ高さ又は同じ高さに近い場合)、使用者が上記と同様にして被包装物WKを底面14上に載置し、当該被包装物WKを保持手段によって底面形成部11に保持させる。そして、使用者が上記と同様にして、側面形成部12が底面形成部11から起立するように、天面形成折曲げ線L1で包装体10Aを90°折曲げた後、側面形成部12が底面形成部11に対向するように、天面形成折曲げ線L2で当該側面形成部12を90°折曲げる。続いて、使用者が上記と同様にして、側面形成部13が底面形成部11から起立するように、天面形成折曲げ線R1で包装体10Aを90°折曲げた後、側面形成部13が底面形成部11に対向するように、天面形成折曲げ線R2で当該側面形成部13を90°折曲げる。このとき、天面形成折曲げ線L1、L2間の側面形成部12によって側面15が形成され、天面形成折曲げ線L2から先端部12bまでの間の側面形成部12が天面形成部19となって天面17が形成される。また、天面形成折曲げ線R1、R2間の側面形成部13によって側面16が形成され、天面形成折曲げ線R2から先端部13bまでの間の側面形成部13が天面形成部20となって天面18が形成される。
そして、被包装物WKを包装した包装体10Aは、上記と同様にして、使用者によって先端部13bが固定手段で天面形成部19及び/又は側面形成部12に固定される。なお、天面形成部20及び底面形成部11の前側と後側とを固定手段によって固定してもよい。
また、先に側面形成部13を折曲げた後、側面形成部12を折曲げ、先端部12bを固定手段で天面形成部20及び/又は側面形成部13に固定したり、天面形成部19及び底面形成部11の前側と後側とをそれぞれ固定手段によって固定したりしてもよい。
ここで、図2(c)は、5個又は図示しない1〜4個又は6個以上の被包装物WKの上下方向の長さが各天面形成折曲げ線L6、R6に略対応している場合である。この場合、上記と同様にして被包装物WKを包装すると、各先端部12b、13bが突き合された状態となるので、使用者は、各先端部12b、13bを繋ぐように固定手段で固定するとよい。また、図2(d)は、8個又は図示しない1〜7個又は9個以上の被包装物WKの上下方向の長さが各天面形成折曲げ線L9、R9に略対応している場合である。この場合、上記と同様にして被包装物WKを包装すると、各先端部12b、13bが離間した状態となるので、使用者は、離間した各先端部12b、13bを繋ぐように固定手段で固定するとよい。
以上のような第1実施形態によれば、一対の側面形成部12、13それぞれに、被包装物WKの底面からの長さに対応させて、当該側面形成部12、13を被包装物WK側に折曲げ可能な天面形成折曲げ線L1〜L9、R1〜R9が複数設けられているので、異なる高さの被包装物WKに対応することが可能な包装体10Aを提供することができる。
<第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態にかかる包装体について、第1実施形態にかかる包装体10Aとの相違点を中心に説明する。
図3において、第2実施形態にかかる包装体10Bは、被包装物WKを保持可能な底面14を形成する底面形成部11と、被包装物WKを間に挟んで底面14から立上げることで相互に対向する一対の側面15、16を形成する一対の側面形成部12、13とを備えている。
一対の側面形成部12、13は、被包装物WKを収容する外装ケース30の外装底面31から外装天面33までの長さに対応させて、当該側面形成部12、13を被包装物WK側に折曲げ可能な複数の天面形成折曲げ線L11〜L14、R11〜R14をそれぞれ有し、各天面形成折曲げ線L11〜L14、R11〜R14で折曲げることで、底面14に対向する天面17、18を形成する天面形成部19、20をそれぞれ形成可能に設けられている。
各天面形成折曲げ線L11〜L14、R11〜R14は、それぞれ略同一の間隔とされ、第1実施形態と同様にして形成される。
外装ケース30は、第1実施形態の包装体10Aと同様の材料によって形成することができ、上方に設けられた内フラップ32A、32Bと、外フラップ32C、32Dとによって天面33が形成される。
続いて、包装体10Bによる被包装物WKの包装方法について説明する。
被包装物WKが単数又は複数で上下方向にスペースが必要な場合、すなわち、図3(a)に示すように、1個又は図示しない2個以上の被包装物WKの上下方向の長さが各天面形成折曲げ線L11、R11から各天面形成折曲げ線L12、R12までの長さ以下となる場合、使用者が被包装物WKを底面14上に載置し、当該被包装物WKを保持手段によって底面形成部11に保持させる。続いて、使用者が引掛け部12a、13aそれぞれに保持媒体を引掛け、側面形成部12、13が底面形成部11から起立するように、天面形成折曲げ線L11、R11で包装体10Bそれぞれを90°折曲げる。
続いて、使用者が外装底面31から外装天面33までの長さH1が包装体10Bの底面形成部11から各天面形成折曲げ線L12、R12までの長さと略同じである外装ケース30を用意し、当該外装ケース30の中に包装体10Bを収容する。
次いで、使用者が、側面形成部12が底面形成部11に対向するように、天面形成折曲げ線L12で当該側面形成部12を90°折曲げた後、側面形成部13が底面形成部11に対向するように、天面形成折曲げ線R12で当該側面形成部13を90°折曲げる。このとき、天面形成折曲げ線L11、L12間の側面形成部12によって側面15が形成され、天面形成折曲げ線L12から先端部12bまでの間の側面形成部12が天面形成部19となって天面17が形成される。また、天面形成折曲げ線R11、R12間の側面形成部13によって側面16が形成され、天面形成折曲げ線R12から先端部13bまでの間の側面形成部13が天面形成部20となって天面18が形成される。
そして、使用者が内フラップ32A、32Bを閉じた後、外フラップ32C、32Dを閉じ、当該外フラップ32C、32Dを固定手段で固定する。
なお、先に側面形成部13を折曲げた後、側面形成部12を折曲げてもよいし、天面形成折り曲げ線L12、R12で側面形成部12、13を折曲げた後に、包装体10Bを外装ケース30に収容してもよい。
ここで、図3(b)は、7個又は図示しない1〜6個又は8個以上の被包装物WKの上下方向の長さが各天面形成折曲げ線L11、R11から各天面形成折曲げ線L13、R13までよりも長く、各天面形成折曲げ線L11、R11から各天面形成折曲げ線L14、R14までの長さ以下となる場合である。この場合、上記と同様にして被包装物WKを包装すると、各先端部12b、13bが離間した状態となる。また、包装体10Bは、外装底面31から外装天面33までの長さH3が包装体10Bの底面14から各天面形成折曲げ線L14、R14までの長さと略同じである外装ケース30に収容される。つまり、本実施形態の場合、外装ケース30は、外装底面31から外装天面33までの長さが、包装体10Bの底面形成部11から各天面形成折曲げ線L12〜L14、R12〜R14までの長さと略同じである3種類の外装ケース30が用意される。なお、被包装物WKが例えば、紙1枚〜数枚といったように、被包装物WKを包装するにあたって上下方向に殆どスペースが必要ない場合、天面形成折曲げ線L11、R11で包装体10Bをそれぞれ180°折畳み、このときの底面形成部11から天面形成部19、20までの長さに対応する外装ケース30に包装体10Bを収容してもよい。
以上のような第2実施形態によれば、一対の側面形成部12、13それぞれに、被包装物WKを収容する外装ケース30の外装底面31から外装天面33までの長さに対応させて、当該側面形成部12、13を被包装物WK方向に折曲げ可能な天面形成折曲げ線L11〜L14、R11〜R14が複数設けられているので、異なる高さの外装ケース30に対応することが可能な包装体10Bを提供することができる。
なお、本発明の構成物は、前記実施形態で示した構成物に全く限定されることはない。例えば、図4に示すように、底面形成部11からの一対の側面形成部12、13の立上状態を維持可能な立上維持手段21を備えていてもよい。立上維持手段21は、底面形成部11の前後端縁11A、11Bの各左右端領域にそれぞれに設けられた折曲げ片21aと、各折曲げ片に連接された挿入片21bと、各側面形成部12、13における底面形成部11寄りの前後両端領域それぞれに設けられた挿入孔21cとを備えている。各底面形成部11と折曲げ片21aとの境界部及び、各折曲げ片21aと挿入片21bとの境界部には、天面形成折曲げ線と同様の第1、第2折曲げ線21d、21eがそれぞれ形成されている、各挿入片21bは、折曲げ片21aから遠ざかるに従って幅が広くなる台形形状に形成され、各挿入孔21cは、側面形成部13の前後端縁に向かうに従って幅が広くなる台形形状に形成されている(挿入孔21cは、側面形成部13の前後端縁に向かうに従って幅が狭くなる台形形状でもよいし、正方形や長方形でもよい)。
立上維持手段21を機能させるにあたっては、図4(b)に示すように、使用者が側面形成部12、13が起立するように、天面形成折曲げ線L1、R1で包装体10Aを90°折曲げた状態で、各折曲げ片21aが起立するように、第1折曲げ線21dで90°折曲げ、各挿入片21bを各挿入孔21cに挿入させる。これにより、各挿入片21bが各挿入孔21cの周縁に係合し、底面形成部11からの各側面形成部12、13の立上状態を維持することができる。
また、底面形成部11、側面形成部12、13及び天面形成部19、20は、平面視で四角形、四角形以外の多角形、円形、楕円形、その他の形状でもよいし、それらによって形成される底面14、一対の側面15、16及び天面17、18も四角形、多角形、円形、楕円形、その他の形状でもよい。
更に、底面形成部11は、包装体10A、10Bを左右方向に3等分した長さ以下でも以上でもよい。
底面形成部11は、保持手段によって被包装物WKを保持しなくてもよい。
側面形成部12、13は、包装体10A、10Bを左右方向に3等分した長さ以上でも以下でもよい。
天面形成部19、20は、各天面形成部19、20が重なる場合に互いを係止可能なフック形状や、挿入片と挿入孔の組み合わせといった係止手段を備える構成でもよい。
天面形成折曲げ線は、各側面形成部12、13内で等間隔に設けられてもよいし、不等間隔に設けられてもよい。
また、天面形成折曲げ線の数は、前記した数に限定されない。
外装ケース30の外形は、三角柱や五角柱といったその他の形状でもよい。
引掛け部12a、13aは、使用者が保持媒体で保持可能であれば何ら限定されることはなく、例えば、フック状のものや糸や紐のようなもので構成してもよい。
引掛け部12a、13aは、なくてもよい。引掛け部12a、13aがない場合、保持媒体は、例えば包装体10A、10Bを吸着したり接着保持したりする構成を採用すればよい。
立上維持手段21は、挿入片21b及び挿入孔21cが省略され、折曲げ片21aと側面形成部12、13のいずれかとをテープTPや接着剤等の固定手段等で固定する構成でもよい。
立上維持手段21は、包装体10Bにも適用可能である。
立上維持手段21は、なくてもよい。
被包装物WKは、紙、書籍、ノート、ケース入りCDやDVD、ケースなしCDやDVD、玩具、容器、生活用品、食品、機械部品、木材、鋼材、石材、樹脂材、陶器等の段積みが可能なものなら何ら限定されることはない。
被包装物WKは、同じサイズのものであってもよいし、その上下方向の厚みや左右、前後方向の大きさが様々なサイズのものであってもよい。
包装体10A、10Bは、左右一対の側面形成部12、13に加え、これらと同様の構成を有する前後一対の側面形成部を底面形成部11に設けてもよい。
第1、第2実施形態の包装体10A、10Bをそれぞれ2体ずつ使用して、被包装物WKを左右側面及び前後側面で包装するようにしてもよい。
第1、第2実施形態において、被包装物WKを包装した包装体10A、10Bをシュリンク包装で包み込む包装手段を採用してもよい。
第2実施形態において、包装体10Bの天面形成部19、20同士を固定手段で固定したり、包装体10Bを外装ケース30に固定したりしてもよい。
10A、10B 包装体
11 底面形成部
12、13 側面形成部
14 底面
15、16 側面
17、18 天面
19、20 天面形成部
21 立上維持手段
30 外装ケース
31 外装底面
33 外装天面
L1〜L9、L11〜L14 天面形成折曲げ線
R1〜R9、R11〜R14 天面形成折曲げ線
WK 被包装物

Claims (4)

  1. 被包装物を保持可能な底面を形成する底面形成部と、前記被包装物を間に挟んで前記底面から立上げることで相互に対向する一対の側面を形成する一対の側面形成部とを備え、
    前記一対の側面形成部は、前記被包装物の前記底面からの長さに対応させて、当該側面形成部を前記被包装物側に折曲げ可能な複数の天面形成折曲げ線をそれぞれ有し、各天面形成折曲げ線で折り曲げることで、前記底面に対向する天面を形成する天面形成部をそれぞれ形成可能に設けられていることを特徴とする包装体。
  2. 被包装物を保持可能な底面を形成する底面形成部と、前記被包装物を間に挟んで前記底面から立上げることで相互に対向する一対の側面を形成する一対の側面形成部とを備え、
    前記一対の側面形成部は、前記被包装物を収容する外装ケースの外装底面から外装天面までの長さに対応させて、当該側面形成部を前記被包装物側に折曲げ可能な複数の天面形成折曲げ線をそれぞれ有し、各天面形成折曲げ線で折曲げることで、前記底面に対向する天面を形成する天面形成部をそれぞれ形成可能に設けられていることを特徴とする包装体。
  3. 前記一対の側面形成部は、前記底面形成部とは反対側となる先端部側にそれぞれ引掛け部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装体。
  4. 前記底面形成部からの前記一対の側面形成部の立上状態を維持可能な立上維持手段を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の包装体。
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