JP2016020576A - 縦葺き外装構造 - Google Patents

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【課題】裏面側から見て美麗な軒天構造を有する縦葺き外装構造であって、例えば軒先側へ大きく延在する軒先構造にも適用でき、しかも屋根の施工と、軒先構造の施工とが容易に且つ同時に実施できる縦葺き外装構造を提供する。【解決手段】本発明は、躯体3に固定された保持材2と、左右の側縁に立ち上げ成形部12,12を有する縦葺き外装材1とで構成され、保持材2は、流れ方向に配設され、その左右には起立部22,22を有し、その裏面側には化粧部21を設けてなり、左右に隣接する保持材2,2の化粧部21,21間に、両端に上方へ突出状の係合部42,42を有する化粧材4を架設していることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、裏面側から見て美麗な軒天構造を有する縦葺き外装構造であって、例えば軒先側へ大きく延在する軒先構造にも適用でき、しかも屋根の施工と、軒先構造の施工とが容易に且つ同時に実施できる縦葺き外装構造に関する。
従来、山部と谷部が連続する縦葺き屋根の軒先やけらば等の端部の構造としては、化粧等の目的で特許文献1や特許文献2のような構造のものが提案されている。
まず、特許文献1は、縦葺構造の屋根において、ルーフ材と外壁との間の軒先開口を塞ぐシール構造に関し、張り出し部分の下面開口を塞ぐ軒先カバー13が記載されている。
一方、特許文献2は、軒天井板の軒先端を容易に支持でき、施工の省力化を図る軒天井板の支持構造に関し、屋根材に鼻板枠材3を垂下状に取り付け(吊り下げ)、鼻板枠材3と掛止金具51間に軒天材2を配設する(壁と軒先間を覆っている)構成が記載されている。
実公平7−038539号公報 特開平6−299647号公報
しかしながら、前記特許文献1では、屋根材(ルーフ材5)の裏面は露出したままであるため、裏張り(断熱層5a)が下方(裏面側)から見えることになり、意匠的には好ましいものではなかった。
また、この種の断熱層(裏張り)は、発泡ポリエチレンフォーム等から構成されることが多いため、長年風雨に曝されると、老化等によって汚損部分が拡大するものであった。
一方、前記特許文献2は、屋根材に「孔」を開けることになり、この孔からの浸水や経年による腐食の恐れがあった。
また、屋根の傾斜と関係なく水平状の軒天材を配設するため、軒先が厚くなり必ずしも意匠のよいものでは無かった。
さらに、軒先の化粧を行うために鼻板枠材、掛止金具等の部材が増え、部材管理の問題やコスト増を招くものであった。また、施工としてレベル(水平)をとる必要があり、施工自体も面倒であった。
そこで、本発明は、裏面側から見て美麗な軒天構造を有する縦葺き外装構造であって、例えば軒先側へ大きく延在する軒先構造にも適用でき、しかも屋根の施工と、軒先構造の施工とが容易に且つ同時に実施できる縦葺き外装構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたものであり、躯体に固定された保持材と、左右の側縁に立ち上げ成形部を有する縦葺き外装材とで構成される縦葺き外装構造であって、前記保持材は、流れ方向に配設され、その左右には起立部を有し、その裏面側には化粧部を設けてなり、左右に隣接する前記保持材の化粧部間に、両端に上方へ突出状の係合部を有する化粧材を架設したことを特徴とする縦葺き外装構造に関するものである。
また、本発明は、前記縦葺き外装構造において、縦葺き外装材は内側係合部を有し、保持材は前記内側係合部に対応する起立部を有し、化粧材は前記内側係合部及び/又は前記起立部に係合することを特徴とする縦葺き外装構造をも提案する。
また、本発明は、前記縦葺き外装構造において、保持材裏面には、壁部躯体と接続する連結材を配したことを特徴する縦葺き外装構造をも提案する。
さらに、本発明は、前記縦葺き外装構造において、保持材は躯体の軒先端から更に軒先側へ延出することを特徴とする縦葺き外装構造をも提案する。
本発明の縦葺き外装構造は、保持材の裏面に設けた化粧部と、該化粧部間に架設される化粧材とが、交互に配された裏面側の化粧面を有するものであり、裏面側から見て美麗な軒天構造を有するものである。
そのため、この縦葺き外装構造の軒先端を、軒先側へ大きく延在させて形成した軒先構造にも適用でき、この軒先構造では、大きく迫り出した軒先構造が美麗な軒天景観を有するものとなる。そして、屋根の施工と、軒先構造の施工とが同時に実施されるものとなり、工事費用の低廉化に寄与するものである。
また、縦葺き外装材は内側係合部を有し、保持材は前記内側係合部に対応する起立部を有し、化粧材は前記内側係合部及び/又は前記起立部に係合する場合には、縦葺き外装材が保持材に安定に取り付けられるものとなり、また化粧材がそれらの少なくとも一方に安定に取り付けられるものとなる。したがって、これらの縦葺き外装材、保持材、化粧材が一体化された安定な構造を有するものとなる。
また、保持材裏面には、壁部躯体と接続する連結材を配した場合には、保持材がより安定に支持されるものとなり、それに支持させる縦葺き外装材や化粧材も、より安定に取り付けられるものとなり、外装構造としての支持強度が向上する。
さらに、保持材は躯体の軒先端から更に軒先側へ延出する場合には、裏面側から見て美麗な軒天構造が軒先側へ大きく延出されて形成されるものとなる。
(a)本発明の第1実施例の縦葺き外装構造を示す側断面図、(b)その拡大正断面図である。 (a)第1実施例における縦葺き外装構造を施工する手順を示す斜視図であり、配設された保持材間に化粧材を臨ませた状態を示す第1の工程を示す斜視図、(b)化粧材を取り付けた状態を示す斜視図、(c)縦葺き外装材を臨ませた状態を示す第2の工程を示す斜視図、(d)縦葺き外装材を取り付けた状態を示す斜視図である。 (a)本発明の第2実施例の縦葺き外装構造を示す側断面図、(b)その拡大正断面図である。
本発明の縦葺き外装構造は、躯体に固定された保持材と、左右の側縁に立ち上げ成形部を有する縦葺き外装材とで構成される縦葺き外装構造であって、前記保持材は、流れ方向に配設され、その左右には起立部を有し、その裏面側には化粧部を設けてなり、左右に隣接する前記保持材の化粧部間に、両端に上方へ突出状の係合部を有する化粧材を架設したことを特徴とする。
この本発明の縦葺き外装構造は、前述のように保持材と、縦葺き外装材と、化粧材とから構成される。
本発明における保持材は、縦葺き外装材を駆体に取り付ける,一般的に吊子と称される部材であり、流れ方向に配設(駆体に直接的又は間接的に固定)するための固定部と、その左右に形成される起立部と、その裏面側に設けられる化粧部と、を備えた構成のものを用いる。
前記固定部は、2箇所以上に設けられることが好ましい。例えばこの保持材を、軒先側から延出状に配設する場合には、最も軒先側に位置する駆体等(駆体や該駆体に固定した支持部材など)から片持ち状に保持材が延出することになるので、強度等を勘案すると少なくとも2つ以上の駆体等に跨がって固定されることが好ましい。また、補強等の状況にもよるが、張り出し長さ(延出長さ)よりも躯体等上に位置する保持部材の長さが長いことが好ましい。
前記起立部は、特にその形状を限定するものではなく、略鉛直状の縦片でもよいし、後述する図示実施例のように先端が傾斜する構成であってもよい。
また、前述のように縦葺き外装材を駆体に取り付けるための構成としては、駆体に固定した保持材に縦葺き外装材が取り付けられるような部位、例えば被係合部等が設けられるが、この被係合部等は、前記起立部に設けてもよいし、その内側に各種形状の被係合部等を設けてもよいし、複数設けるようにしてもよい。
また、この保持材の前記化粧部は、別部材からなるものでも、保持材を連続材(通し材)として裏面を化粧部とするものであってもよい。また、別部材としては、化粧だけを目的とするものであっても、保持材の強度を向上させるものであってもよい。そして、この化粧部としては、架設される化粧材の間隔を塞ぐものであればその形状等は特に限定するものではない。
例えば保持材の裏面を化粧部(化粧面)とする場合には、金属材からなる保持材の裏面を略平坦状とする,或いは更に表面を研磨する等にて化粧部(化粧面)としてもよい。
また、別部材を取り付けて化粧部とする場合には、例えば略平坦状面に弧状やリブなどを付けたものであってもよい。
この保持材の裏面には、壁部躯体と接続する連結材を配するようにしてもよい。
前記連結材は、保持材の裏面(化粧部)の一部と壁の躯体(躯体から持ち出す金具を含む)を連結し、主に軒先部の補強材として用いる部材を指す。このような連結材は、パイプ材(四角、三角等)であっても、鋼材等を加工したもの、あるいは押出材であってもよく、その断面形状は強度を得られれば特に問わない。また、この連結材は、略直線状(略棒状)であっても、後述する図示実施例のように略円弧状であってもよい。
なお、この連結材は、全ての保持材にそれぞれ配するものであってもよいし、桁行き方向に複数配置されている保持材(例えば一つおき)に一定の間隔で配されるものであってもよい。
本発明における縦葺き外装材は、左右の側縁に立ち上げ成形部(外側立上り部)を有する構成であって、それ以外の構成は特に限定するものではない。例えば後述する図示実施例のように中央に面板部が、その左右側縁には凸状部(内側立上り部)が形成されると共に、各凸状部の外側には導水溝を介して立ち上げ成形部が形成される構成としてもよい。更に、図示実施例のように左右の立ち上げ成形部のうち、一方には被重合部を、他方側には重合部を形成してもよい。この場合、一方の被重合部に、左右方向に隣接する縦葺き外装材の他方側の重合部がオーバーハング状に重合するように接続できる構成とすることが好ましい。
前記立ち上げ成形部(外側立上り部)は、外方へ突出する係合部(=外側係合部)を有する構成としてもよい。この外側係合部は、前記保持材の被係合部等に適応するものであり、特にその形状を限定するものではない。
また、この縦葺き外装材は、内側立上り部(凸状部)を有する構成でもよく、この内側立上り部を前記保持材の起立部又は化粧材の係合部に取り付けるようにしてもよい。
この内側立上り部は、裏側に上方が閉塞する空間を有する構成であり、前記保持材の起立部又は係合部を覆うように配設する際に、より安定に配設できるように、起立部又は係合部の上端に密接状に嵌め付けられるようにしてもよい。
本発明における化粧材は、前述のように両端に上方へ突出状の係合部を有する構成であって、左右に隣接する前記保持材の化粧部間に架設されるように配設される。前述のように化粧部は、保持材の裏面に設けられるので、この化粧材を化粧部間に架設することで、前記縦葺き外装材の裏面側に沿うように配設される。そのため、縦葺き外装材の裏面側が裏面側から見えることもなく、美麗な軒天構造を有する。
この化粧材の係合部は、前記保持材の化粧部以外、もしくは外装材に保持されるものであり、保持は、係合であっても挟着であっても、接着、ビス止め等であってもよい。後述する図示実施例では、保持材に設けた起立部にこの化粧材の係合部を係合(係止)しているが、必ずしも係合箇所はこれに限定されない。例えば前記保持材と前記縦葺き外装材の係合部等にこの化粧材の係合部を介在(係合、挟着)するものでもよい。即ち化粧材は、保持材の化粧部とで一連の化粧面を形成するものであればよい。
また、この化粧材は、その水下端が駆体上に位置することが望ましい。
これらの保持材、縦葺き外装材、化粧材からなる本発明の縦葺き外装構造を、軒先側へ大きく延在させて形成した構造(軒先構造)では、大きく迫り出した軒先構造が美麗な軒天景観を有するものとなる。そして、屋根の施工と、軒先構造の施工とが同時に実施されるものとなり、工事費用の低廉化に寄与するものである。
図1に示す本発明の縦葺き外装構造の第1実施例は、母屋3aに固定された保持材2と、左右の側縁に立ち上げ成形部12,12'を有する縦葺き外装材1とで構成され、前記保持材2は、流れ方向に配設され、その左右には起立部22,22を有し、その裏面側には化粧部21を設けてなり、左右に隣接する前記保持材2,2の化粧部21,21間に、両端に上方へ突出状の係合部42,42を有する化粧材4を架設している構成である。
前記保持材2は、縦葺き外装材1を駆体(母屋)3aに取り付ける,一般的に吊子と称される部材であり、流れ方向に配設するための固定部23と、その左右に形成される起立部22,22と、その裏面側に設けられる化粧部21と、を備えた構成である。
この第1実施例における保持材2は、図1(a)に示すようにC型鋼(母屋)である駆体3aへの固定が合計3箇所(図中、2bは固定具)に設けられており、図1(b)に示すように左右の平坦状部分(23)に形成した孔231から固定具2bを母屋3aに打ち込んで固定部23としている。この保持材2は、軒先側における張り出し長さ(延出長さ)よりも母屋3aを含む躯体(下地)3上に位置する保持材の長さが僅かに長くなるように配設されている。
前記起立部22は、図1(b)に示すように略鉛直状の縦片の先端がそれぞれ内側へ傾斜する構成である。
また、この第1実施例における保持材2は、前記起立部22及び前記固定部23の内側に、上面241が略平坦状の中央隆起部24を有する構成であり、該中央隆起部24の左右には、側方へ肩状の突出部242が形成され、その下方には、側方から内側へ没入する凹状部243が形成されているので、縦葺き外装材1の立ち上げ成形部12,12'を弾性的に係合させて取り付けることができる。
また、前記化粧部21は、保持材2を連続材(通し材)として裏面を化粧部21としたものであり、この第1実施例では、金属材からなる保持材2の裏面を略平坦状とした構成である。
前記縦葺き外装材1は、左右の側縁に立ち上げ成形部(外側立上り部)12,12'を有する構成である。
この第1実施例における縦葺き外装材1は、中央に面板部11が、その左右側縁には凸状部(内側立上り部)13,13が形成されると共に、各凸状部13の外側には導水溝14を介して立ち上げ成形部12(12')が形成される構成であり、裏面側には裏貼り材17が添設されている。また、一方(図面では左方)の立ち上げ成形部12'には前記保持材2の中央隆起部24の上面241に沿う平坦状部分を介して略C字状に被重合部15が形成され、他方の立ち上げ成形部12側にはやはり平坦状部分を介して重合部16が形成されている。これらの構成は、立ち上げ成形部12,12'を前記保持材2の突出部242や凹状部243に対して弾性的に係合させて取り付ける点では共通であり、一方の被重合部15に、隣接する縦葺き外装材1の他方の重合部16がオーバーハング状に重合し、且つ弾性的に嵌合するように接続されている。加えて、図中、一点鎖線にて示す部分に、上方からビス等を打ち込んで対向状の被重合部15及び重合部16を一体的に固定し、接続強度を向上するようにしてもよい。その場合、仮にビス穴から雨水が浸入しても、雨水は被重合部15を貫通するビスの下端から落下するため、裏貼り材17として止水材を用いれば重合部16や被重合部15の内面側に雨水が伝うことを防止することができる。
前記化粧材4は、前述のように両端に上方へ突出状の係合部42,42を有する構成であって、左右に隣接する前記保持材2,2の化粧部21,21間に架設されるように配設される。
この第1実施例における化粧材4は、略平坦状の化粧面部41の左右の側縁に係合部42,42が形成され、この係合部42は、上方へ突出状に形成されているが、その上端はやや外側へ屈曲され、前記保持材2のやや内側へ傾斜する起立部22に対して密着状に嵌合させることができる。
また、この化粧材4は、図1(a)に示すようにその水下端が駆体3上に位置するように配設されている。
なお、前記縦葺き外装構造の裏面側には、大型鋼材等を一体に組み付けた梁3bが配設されているが、前記母屋3aを含めて、煩雑化を避けるために符号をしていない金具類も含めて一体的に固定されたものであり、総称して躯体(下地)3としている。また、前記母屋3aの外側には、野地材6A及び防水シート材6bが配設され、前記保持材2は、これらの野地材6A及び防水シート材6bを貫通して母屋3aに取り付けられている。
次に、前記構成の保持材2、縦葺き外装材1、化粧材4を用いて縦葺き外装構造を敷設する方法を、図2に基づいて説明する。
まず、第1の工程として、図2(a)〜(b)に示すように躯体3(ここでは図示していない)に固定した左右に隣接する保持材2,2の化粧部21,21間に、化粧材4を架設する。
より詳細には、前記構成の保持材2が左右方向に所定間隔を隔てて流れ方に沿うように複数固定されているが、その上方に予め寸法を調整して作成した前記構成の化粧材4を臨ませ、上方から落とし込むように配設し、その係合部42,42を起立部22,22に嵌合状に取り付けて架設する。
次に、第2の工程として、図2(c)〜(d)に示すように左右に隣接する前記保持材2,2間に、縦葺き外装材1を取り付ける。
即ち前記第1の工程にて取り付けた化粧材4,4間に、前記構成の縦葺き外装材1を臨ませ、上方から落とし込むように配設して左右方向に隣接する縦葺き外装材1,1を接続する。より詳細には、保持材2の起立部22には、化粧材4の係合部42が係合されているが、更にその上方に凸状部(内側立上り部)13を覆うように嵌合させて取り付けると共に前記保持材2の中央隆起部24に立ち上げ成形部12,12'を弾性的に係合させて取り付け、左右に隣接する縦葺き外装材1,1の重合部16及び被重合部15を弾性的に嵌合させて取り付ける。
なお、図中5は、縦葺き外装材1の軒先端に取り付ける軒先面戸であり、7Aは軒先幕板、7Bは幕板下地、7Cは軒天、7Dは外壁材である。
これらの保持材2、縦葺き外装材1、化粧材4からなる本発明の縦葺き外装構造を、図示するように軒先側へ大きく延在させて形成したこの第1実施例の構造(軒先構造)は、保持材2の裏面に設けた化粧部21と、該化粧部21,21間に架設される化粧材4(化粧面部41)とが、交互に配され、裏面側から見て美麗な軒天構造を有する。そのため、大きく軒先へ迫り出した構造(軒先構造)が、裏面側から見て美麗な軒天景観を有するものとなる。そして、屋根の施工と、軒先構造の施工とが同時に実施されるものとなり、工事費用の低廉化に寄与するものである。
なお、この第1実施例では、縦葺き外装材1は内側係合部である凸状部13を有し、保持材2は前記凸状部13に対応する起立部22を有し、化粧材4は前記凸状部13及び前記起立部22に係合するので、縦葺き外装材1が保持材2に安定に取り付けられるものとなり、また化粧材4がそれらに安定に取り付けられるものとなる。したがって、これらの縦葺き外装材1、保持材2、化粧材4が一体化された安定な構造を有するものとなる。
さらに、この第1実施例では、保持材2が躯体3の軒先端から更に軒先側へ延出する軒先構造であるため、裏面側から見て美麗な軒天構造が軒先側へ大きく延出されて形成されるものとなるため、通常の一般屋根に比べて先端がシャープな先鋭な印象を受ける屋根が表面側から見ても裏面側から見ても美麗に施工できる。また、該軒先により所定領域の雨避けや日光避けの庇(ひさし)として有効利用する空間を形成することができる。
図3に示す第2実施例では、縦葺き外装材1、保持材2、及び化粧材4の各構成については前記第1実施例と同様であるが、保持材2の裏面には、壁部躯体7Dと接続する略円弧状の連結材8が配されている。
この第2実施例における前記連結材8は、保持材2の裏面(化粧部)の一部と壁部躯体7Dを連結し、主に軒先部の補強材として用いている。このような連結材8は、図3(b)に示すように断面略正方形状のパイプ材であって、略円弧状に大きく湾曲した形状に成形され、下端を8bで示す固定具等にて壁部躯体7Dに固定し、上端には前記保持材2を固定具8cや固定板8dにて固定している。
なお、この第2実施例における連結材8は、図3(b)に示すように各保持材2に対してそれぞれ配しているが、特にそれに限定されるものではなく、桁行き方向に複数配置されている保持材(例えば一つおき)に一定の間隔で配されるものであってもよい。
前記固定板8dについては、保持材2の裏面を覆うように配設するので、例えばこの固定板8dの寸法を長く形成してすることにより、化粧面を形成するための別部材としての機能を持たせるようにしてもよい。なお、その場合には、前述のように例えば略平坦状面に弧状やリブなどを付けた形状構成を採用することもできるし、金属材に限らず、どのような材質の化粧面部を形成することも可能である。
この第2実施例の縦葺き外装構造では、前記第1実施例と同様の効果を奏することは説明するまでもないが、特に保持材2の裏面に、壁部躯体7Dと接続する連結材8を配した構造であるため、保持材2がより安定に支持されるものとなり、それに支持させる縦葺き外装材1や化粧材4も、より安定に取り付けられるものとなり、外装構造としての支持強度が向上する。
1 縦葺き外装材
12.12' 立ち上げ成形部
13 内側係合部
2 保持材
21 化粧部
22 起立部
3 躯体
3a 母屋
4 化粧材
41 化粧面部
42 係合部

Claims (4)

  1. 躯体に固定された保持材と、左右の側縁に立ち上げ成形部を有する縦葺き外装材とで構成される縦葺き外装構造であって、
    前記保持材は、流れ方向に配設され、その左右には起立部を有し、その裏面側には化粧部を設けてなり、
    左右に隣接する前記保持材の化粧部間に、両端に上方へ突出状の係合部を有する化粧材を架設したことを特徴とする縦葺き外装構造。
  2. 縦葺き外装材は内側係合部を有し、保持材は前記内側係合部に対応する起立部を有し、化粧材は、前記内側係合及び/又は前記起立部に係合することを特徴とする請求項1に記載の縦葺き外装構造。
  3. 保持材裏面には、壁部躯体と接続する連結材を配したことを特徴する請求項1又は2に記載の縦葺き外装構造。
  4. 保持材は、躯体の軒先端から更に軒先側へ延出していることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の縦葺き外装構造。
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