JP2018131866A - 雨樋 - Google Patents

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正司 石田
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正司 石田
岳男 石田
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Abstract

【課題】侵入防止に適応可能な雨樋を提供する。
【解決手段】筒状の雨樋本体2と、雨樋本体2を壁面5に取り付ける取付構造とを備えた雨樋において、取付構造8は、雨樋本体2に設けられたガイドレール3と、ガイドレール3に連結され雨樋本体2を壁面5に取り付ける取付部材4とを備え、取付部材4は、壁面5に固定される固定部6と、固定部6に設けられガイドレール3に連結する取付部側連結部26とを備え、取付構造8には、雨樋本体2の長さ方向に長く形成されると共に雨樋本体2と壁面5との隙間を塞ぐ登攀防止部9を設けたから、取付部材4により雨樋本体2を壁面5に取付けることができるため、長尺な取付部材4を備えた雨樋1において取付作業性に優れると共に、意匠性にも優れ、雨樋本体2には、壁面5との隙間を塞ぐ登攀防止部9が設けられているため、雨樋1を用いてよじ登ることを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は雨樋に関する。
従来の雨水排水用雨樋は、材質に係らず、建物及び構造物に取付設置する場合、単独の取付金具を上下に間隔を置いて施工している(例えば特許文献1及び2)。
近年の気象変動により、大雪、ゲリラ豪雨、竜巻、突風及び大型台風などによる自然災害が頻発しており、建物の屋根材、外壁材、外装材、看板などが設計強度を超えた自然災害を受けると、被害が発生する虞がある。
そこで、強度基準が見直され、強度基準の改定が行われており、その結果、雨樋の取付金具も強度が増加し、自然災害が発生しても簡単に破損しない製品が開発されている。
ところが、自然災害による被害が減少している一方で、悪意を持った人による雨樋へのよじ登り侵入犯罪の増加が懸念される。
雨樋の取付金具も、より強度のあるものを使用するため、よじ登っても壊れなくなり、折からのスポーツクライミングやボルダリングブームもあり、建物の上階へ次から次へよじ登り、部外者がベランダや窓から侵入する虞が増加している。
そこで、上述した問題を考慮して、壁取り付け部と縦樋保持部との間の部分に忍び返しを設けたもの(例えば特許文献3)や、帯状金属板に複数の針状金属を突設したもの(例えば特許文献4)が提案されている。
実開平5−16958号公報 特開2009−102810号公報 特開2005−299327号公報 実用新案登録第3038284号公報
しかし、特許文献3及び4では、鋭利な突起により侵入を抑制することができるが、反面、突起により人が生理的及び心理的に嫌悪感を抱くとともに、建物全体の意匠性を損なうという問題がある。
そこで、本発明では、上記の問題点を考慮して、外観意匠性に優れ、現場での取付作業性に優れる雨樋を提供することを目的とし、加えて、侵入防止に適応可能な雨樋を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、筒状の雨樋本体と、前記雨樋本体を取付箇所に取り付ける取付構造とを備えた雨樋において、前記取付構造は、前記雨樋本体に設けられた取付部と、前記取付部に連結され前記雨樋本体を前記取付箇所に取り付ける取付部材とを備え、前記取付部材は、前記取付箇所に固定される固定部と、前記固定部に設けられ前記取付部に連結する取付部側連結部とを備え、前記取付構造には、前記雨樋本体の長さ方向に長く形成されると共に該雨樋本体と前記取付箇所との隙間を塞ぐ登攀防止部を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記登攀防止部が前記取付構造の外面により構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記取付部材は、前記取付部と前記固定部との間に設けられる連結部材とを備え、前記連結部材は、前記取付部に連結する前記取付部側連結部と、前記固定部に連結する固定部側連結部とを備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記取付部に前記取付部側連結部が前記雨樋本体の長さ方向から嵌合することを特徴とする。
請求項5の発明は、前記取付部材の長さ方向端面に蓋体を設けたことを特徴とする。
請求項6の発明は、前記取付部材の長さ方向端面に、前記雨樋本体を支持する支持体を設けたことを特徴とする。
請求項7の発明は、前記雨樋本体と前記登攀防止部が略同一長さであることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、取付部材により雨樋本体を取付箇所に取付けることができるため、長尺な取付部材を備えた雨樋において取付作業性に優れると共に、意匠性にも優れ、その雨樋本体には、取付箇所との隙間を塞ぐ登攀防止部が設けられているため、雨樋を用いてよじ登ることを防止できる。
請求項2の構成によれば、面状の外面によりよじ登ることを防止できる。
請求項3の構成によれば、連結部材の寸法を調整することにより、雨樋本体と取付箇所との間隔を調整することができる。
請求項4の構成によれば、雨樋本体に対して取付部材側を長さ方向にスライドすることにより、雨樋本体の取付部に取付部材の取付部側連結部を嵌合して連結することができる。
請求項5の構成によれば、蓋体により取付部材内へのゴミや水などの侵入を防止できる。
請求項6の構成によれば、取付部側連結部に嵌合した取付部を支持板により支持することにより、雨樋本体の下方へのずれを防止できる。
請求項7の構成によれば、登攀防止効果が向上する。
本発明の実施例1を示す雨樋と当て板の平面図である。 同上、雨樋の分解平面図である。 同上、当て板の固定箇所の拡大断面図である。 同上、下部側に固定構造を設けた雨樋の斜視図である。 同上、下部側に固定構造を設けた他の雨樋の斜視図である。 同上、略全長に固定構造を設けた雨樋の斜視図である。 同上、雨樋の下部側の側面図である。 同上、雨樋の上部側の側面図である。 同上、雨樋の接合個所の側面図である。 同上、他の雨樋の側面図である。 本発明の実施例2を示す雨樋の平面図である。 同上、雨樋の斜視図である。 本発明の実施例3を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例4を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例5を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例6を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例7を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例8を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例9を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例10を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例11を示す雨樋の平年図である。 本発明の実施例12を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例13を示す雨樋の平面図である。 本発明の実施例14を示す雨樋の側面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な雨樋を採用することにより、従来にない雨樋が得られ、その雨樋について記述する。
以下、本発明の雨樋を添付図面を参照して説明する。図1〜図10は、本発明の実施例1を示し、同図に示すように、雨樋1は、雨樋本体2の上下方向に沿って取付部たるガイドレール3を設け、このガイドレール3に取付部材4を連結し、この取付部材4を取付箇所たる建築物の壁面5に固定することにより、この壁面5と間隔をおいて前記雨樋本体2が該壁面5に固定される。尚、この例では前記雨樋本体2の断面形状は円形である。また、ガイドレール3を一体に設けた雨樋本体2は、アルミニウム合金製が例示されるが、材質に係らず押出し成型機や曲げ成型機などによる押出し成型や曲げ加工などにより形成され、図に示す断面形状が長さ方向全長に連続して形成され、以下の実施例の取付部材4も断わりのない場合、同一断面形状が長さ方向に連続する。
図2などに示すように、前記ガイドレール3は、雨樋本体2の外面から突出し、外側に向かって間隔が開く左右対称のレール体たる突片11,11を一体に備え、これら突片11,11の先端には、相互に近づくように内側に突出した先端縁部12,12が必要に応じて形成され、これら先端縁部12,12の先端は自由端であって、それら先端縁部12,12間の隙間により開口部13が形成されている。そして、前記突片11,11は、雨樋本体2の直径方向と角度をなす。
この例では、前記取付部材4は、前記壁面5に固定される固定部6と、この固定部6と前記ガイドレール3とを連結する連結部材7とを備える。これら固定部6,連結部材7及び後述する当て板などにより、雨樋1を使って登ることを防止する侵入防止取付構造8を構成している。尚、固定部6及び連結部材7は、材質に係らず押出し成型機や曲げ成型機などにより形成される。
また、前記取付部材4の左右の外面により、雨樋本体2と壁面5との隙間を塞ぐ登攀防止部9を構成している。尚、この例では、固定側板部17の前後寸法が小さいから、連結部材7の連結側板部21の外面により登攀防止部9を構成してもよく、この場合、連結部材7より固定部6を短くし、複数の固定部6を間隔を置いて配置してもよい。
前記固定部6は、前記壁面5に当接する板状の固定本体14を備え、この固定本体14には、長さ方向に間隔を置いて複数の透孔15が穿設され、この透孔15に、取付箇所への固定手段であるアンカーボルト16を挿通し、このアンカーボルト16を壁面5に埋設固定している。また、固定部6は、前記固定本体14の左右両側から突設した固定側板部(固定部6の側板部)17,17と、この固定側板部17の先端に設けられた弾性係止部18とを備え、この係止部18は先端側内面に傾斜面18Aを設け、この傾斜面18Aの基端に係止段部18Bが設けられている。
前記連結部材7は、左,右の連結側板部21,21と、前記固定部側の後板部22と、前板部23と、前記後板部22の左右から後方に突出した弾性係止受部24,24とを一体に備え、この係止受部24は先端側に湾曲状の先端部24Aを有し、この先端部24Aの外側基端に係止段部24Bが設けられている。これら左右の係止受部24,24が前記係止部18,18に前後方向(近付く方向)から係止することにより前記固定部6に前記連結部材7が連結される。具体的には、両者を近付けると、前記傾斜面18Aに湾曲状の先端部24Aが当接し、さらに、近付けると、左右の係止受部24,24が近付くように弾性変形した後、係止段部18B,24B同士が係止する。尚、この場合、左右の係止部18,18も弾性変形するように構成してもよい。そして、前記係止受部24により、連結部材7を固定部6に連結する固定部側連結部を構成している。
係止段部18B,24B同士が係止した連結状態で、前記係止部18の先端が、前記係止受部24の基端の段部25に当接すると共に、固定側板部17と連結側板部21の外面が連続する。また、左右の連結側板部21,21の間隔は、雨樋本体2の左右幅である外径より狭い。
前記連結側板部21の前端21Tは、前記雨樋本体2の外面に当接又は近接し、この例では当接している。尚、当接する場合、前端21Tは円形の雨樋本体2の外周形状に合わせて湾曲又は斜めに形成される。また、前記前板部23の前面には、前記ガイドレール3に連結する取付部側連結部26が設けられている。この取付部側連結部26は、前記左右の突片11,11を左右から挟む左右の挟持突片27,27と、前記左右の先端縁部12,12の内面側に係止する左右の係止片28,28とを備え、ガイドレール3に対して取付部側連結部26が長さ方向から挿入されることにより連結される。
前記固定本体14の外面の左右に、左右の湾曲状の突片によりビスホール31,31を設け、また、前記固定側板部17,17の内面にビスホール31,31を設けている。取付状態で、前記ガイドレール3,連結部材7及び固定部6の上端面及び下端面を面一にし、その上端面又は/及び下端面に、滑り止め部材たる当て板32を固定する。この当て板32は、固定本体14の外面と、左右の側板部17,17,21,21の外面と、雨樋本体2の外周とに囲まれた形状を有し、前記ビスホール31,31,31,31に対応して、透孔33を穿設し、この透孔33に螺合固定手段たる皿ねじ34を挿通し、この皿ねじ34を前記ビスホール31,31,31,31に螺合することにより固定部6と連結部材7に当て板32が固定される。また、前記透孔33には、前記皿ねじ34の頭部34Tを収納するテーパー部33Tが設けられている。
そして、前記当て板32を端面板として使用する場合、前記当て板32を連結部材7及び固定部6の上端面に固定することにより、連結部材7及び固定部6の長さ方向のズレが防止され、前記当て板32を連結部材7及び固定部6の下端面に固定することより、ガイドレール3を設けた雨樋本体2と連結部材7と固定部6の長さ方向のズレが防止される。このように取付部材4に固定した当て板32は、上側の取付部たるガイドレール3を支持する支持体であり、また、当て板32は、固定部6の端面を塞ぐ蓋体であるから、固定部6内へのゴミや水の侵入を防止できる。
図4及び図5に示す雨樋1は、複数の雨樋本体2を上下方向に連結し、途中には雨樋本体2に分岐管41を設けたT字形雨樋本体42が設けられており、雨樋1の下部側の雨樋本体2に侵入防止取付構造8を設け、この例では、T字形雨樋本体42に接続する雨樋本体2に侵入防止取付構造8を設け、侵入防止取付構造8の長さは4m程度である。尚、図中43,44は、雨樋本体2を壁面5に固定する取付構造たる取付具であり、図4の取付具43は図5の取付具44より取付け強度が強い。また、上部の雨樋本体2には、雨水が流入する流入管45が接続されている。尚、侵入防止取付構造8と登攀防止部9の長さは略等しい。
図4、図5及び図6に示したように、雨樋1の下部に登攀防止部9を設ける例では、図7に示すように、設置面10からの登攀防止部9の上端の高さHを3m以上とすることが好ましく、設置面10からの登攀防止部9の下端の高さH1は1m以下でもよく、この場合は登攀防止部9の長さは2m以上で良く、また、雨樋1の下部でも、中間でも、登攀防止部9が3m以上あれば、より確実な登攀防止効果が得られる。
また、図6に示すように、登攀防止部9を雨樋1の略全長に設ける場合、上下の取付構造8,8の間に多少の隙間があっても良く、この場合の隙間は、指3本や靴のつま先が入らない30mm以下程度が例示される。具体的には、それぞれ1.5mの上下の登攀防止部9,9の間に隙間30mmを設けたものは、登攀防止部9が3m以上となる。
図6に示す雨樋1は、その略全長に前記侵入防止取付構造8を設け、前記取付具43,44は用いていない。
図7に示すように、最下部の雨樋本体2の下部には、排水カバー管46が設けられ、この排水カバー管46の下部には埋設管47が接続され、埋設管47の少なくとも一部が設置面10下方の地中に埋設されている。
また、図7〜図9に示すように、雨樋本体2の下部には、径小な挿入部48を設け、この挿入部48を下部の雨樋本体2内に挿入接続している。また、上下の雨樋本体2,2,42の接合個所49には前記当て板32を設け、その接合個所49には当て板32の厚さに対応して隙間を設ける。また、接合個所49に設ける当て板32は、上下のいずれか一方の端面に固定すればよい。尚、図4に示したように、侵入防止取付構造8を下側に1箇所のみ設ける場合は、取付部材4の上下に当て板32を固定することが好ましい。この場合、少なくとも、取付部材4の下端に当て板32を設けることにより、下端の当て板32がガイドレール3を支持する。尚、図9のように上下に取付部材4,4がある場合は、当て板32は、上下いずれの取付部材4,4に固定してもよく、下側の当て板32の上に上側のガイドレール3が載置状態で支持される。
図10では、T字形雨樋本体42を除いた雨樋1の縦樋の略全長に侵入防止取付構造8を設けている。また、ベランダなどの建築物の下面5Kに、横樋の雨樋本体2Yを侵入防止取付構造8により取り付けており、こうすることにより横樋雨樋本体2Yを使い、ぶら下がって移動することを防止できる。
次に、上記構成につきその作用・効果を説明する。雨樋本体2に対して同じ長さの取付部材4を形成する。この場合、連結部材7は雨樋本体2と同じ長さのものを用い、固定部は雨樋本体2と同じ長さのものを用いる以外に、長いものや短いものを用いることができる。
まず、固定部6をアンカーボルト16により壁面5に固定する。一方、固定部6に取り付ける前に、ガイドレール3の一端部に取付部側連結部26の他側を合わせ、雨樋本体2に対して連結部材7を長さ方向にスライドしてガイドレール3に取付部側連結部26を嵌合する。このように長尺なガイドレール3と取付部側連結部26との連結作業を簡便に行うことができる。
この嵌合後に、取付部材4の上下の必要な端面に、当て板32を皿ねじ34により固定する。地上で複数の雨樋本体2,2・・・を連結した後、連結部材7の係止受部24,24を壁面5に近付けるようにして前後方向から係止部18,18に嵌合する。この場合、連結部材7を固定部6に近付けるようにして平行移動し、係止受部24,24と係止部18,18とを嵌合する。このように嵌合作業を容易に行うことができる。或いは、固定部6への取付と同時に、雨樋本体2を下の雨樋本体2を接続してもよい。この場合は、予め、挿入部48の長さ分以上だけ、連結部材7に対して雨樋本体2を上にずらしておき、その連結部材7を固定部6に取付けた後、上の雨樋本体2を下げて下の雨樋本体2の上部開口に上の雨樋本体2の挿入部48を挿入接続する。
このようにして設置した雨樋1においては、雨樋本体2と壁面5との間が取付構造8の登攀防止部9,9により塞がれているため、雨樋本体2を手で握って登ることができず、また、取付部材4の上端面が露出していないか、その上端面が地上から離れた上に位置するか、上,下の取付部材4,4の上端面の間隔が離れているため、足を掛けることができない。また、登攀防止部9たる外面には鋭利な突起がなく、略平面状の外面が連続して表れるため、意匠性にも優れる。尚、両側の登攀防止部9,9は平行に配置されている。
このように本実施例では、請求項1に対応して、筒状の雨樋本体2と、雨樋本体2を取付箇所たる壁面5に取り付ける取付構造とを備えた雨樋において、取付構造8は、雨樋本体2に設けられた取付部たるガイドレール3と、ガイドレール3に連結され雨樋本体2を壁面5に取り付ける取付部材4とを備え、取付部材4は、壁面5に固定される固定部6と、前記固定部6に設けられガイドレール3に連結する取付部側連結部26とを備え、取付構造8には、雨樋本体2の長さ方向に長く形成されると共に該雨樋本体2と壁面5との隙間を塞ぐ登攀防止部9を設けたから、取付部材4により雨樋本体2を壁面5に取付けることができるため、長尺な取付部材4を備えた雨樋1において取付作業性に優れると共に、意匠性にも優れ、その雨樋本体2には、壁面5との隙間を塞ぐ登攀防止部9が設けられているため、雨樋1を用いてよじ登ることを防止できる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、登攀防止部9が取付部材4の外面により構成されているから、面状の外面によりよじ登ることを防止できる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、取付部材4は、取付部たるガイドレール3と固定部6との間に設けられる連結部材7を備え、連結部材7は、ガイドレール3に連結する取付部側連結部26と、固定部6に連結する固定部側連結部たる係止受部24とを備えるから、連結部材7の前後方向の製作寸法を調整することにより、雨樋本体2と壁面5との間隔を調整することができる。
このように本実施例では、請求項4に対応して、取付部たるガイドレール3に取付部側連結部26が雨樋本体2の長さ方向から嵌合するから、雨樋本体2に対して取付部材4側を長さ方向にスライドすることにより、雨樋本体2のガイドレール3に取付部材4の取付部側連結部26を嵌合して連結することができる。
このように本実施例では、請求項5に対応して、取付部材4の長さ方向端面に蓋体たる当て板32を設けたから、当て板32により取付部材4内へのゴミや水などの侵入を防止できる。
このように本実施例では、請求項6に対応して、取付部材4の長さ方向端面に、雨樋本体2を支持する支持体たる当て板32を設けたから、取付部側連結部26に嵌合したガイドレール3を当て板32により支持することにより、雨樋本体2の下方へのずれを防止できる。
このように本実施例では、請求項7に対応して、雨樋本体2と登攀防止部9が略同一長さであるから、登攀防止効果が向上する。
実施例上の効果として、ガイドレール3と取付部側連結部26とが長さ方向にスライドしての嵌合であるのに対して、固定部6と連結部材7とが長さ方向と交差方向に移動して近付けることによる嵌合であり、係止部18と係止受部24が段発的に嵌合するから、壁面5に固定部6を固定した後の取付が容易となる。また、当て板32は取付部材4の上下端面に固定することにより、蓋体と支持板を兼用するから、利便性に優れる。さらに、ビスホール31とビスたる皿ねじ34を用いることにより、当て板32の固定を確実且つ容易に行うことができる。また、建築物の下面5Kに、横樋の雨樋本体2Yを侵入防止取付構造8により取り付けるから、横樋の雨樋本体2Yにぶら下がって移動することを防止できる。さらに、固定部6と連結部材7の端面に当て板32を設けたから、固定部6と連結部材7の上下方向のずれを防止できる。また、固定部6と連結部材7にそれぞれビスホール31を設けたから、固定部6と連結部材7の上端においてビスホール31により当て板32を固定することにより、当て板32の下の固定部6と連結部材7のずれを防止することができる。さらに、当て板32は、左右の側板部17,17,21,21の外面、即ち登攀防止部9,9より外部に出っ張る部分がないから、足などを掛けることができない。
図11及び図12は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、雨樋本体2の変形例を示し、この例の雨樋本体2は前,後板部36,36と左,右板部37,37を有する断面方形をなし、後板部36の左右方向中央に前記ガイドレール3が設けられている。
図12に示す雨樋1は、複数の方形をなす雨樋本体42を上下方向に連結し、途中にはT字形雨樋本体42,42が設けられ、上側のT字形雨樋本体42の分岐管41は円形をなし、下側のT字形雨樋本体42の分岐管41は方形をなしている。また、最下部の雨樋本体は曲管50になっている。そして、上端の雨樋本体2,T字形雨樋本体42,42及び曲管50を除いた雨樋1の略全長に前記侵入防止取付構造8を設けている。
このように本実施例では、角形筒状の雨樋本体2と壁面5との隙間に登攀防止部9,9を設けたから、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
図13は本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、取付部たるガイドレール3と取付部側連結部26の変形例を示す。
実施例1の雨樋本体2において、ガイドレール3は、前後方向の突片11A,11Aを備え、これら突片11A,11Aの先端側には、相互に近づくように左右方向で内側に突出した先端縁部12A,12Aが形成され、これら先端縁部12A,12Aの先端は自由端であって、それら先端縁部12A,12A間の隙間により前記開口部13が形成されている。
取付部側連結部26は、前後片と左右片からなるL型の係止突片51,51により構成されている。
このように本実施例では、ガイドレール3が前後方向の突片11A,11Aを備え、これに長さ方向から嵌合する取付部側連結部26を備えるから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図14は本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、実施例2の雨樋本体2に、実施例3のガイドレール3を設け、実施例2の連結部材7に、実施例3の取付部側連結部26を設けている。
このように本実施例では、角形筒状の雨樋本体2と壁面5との隙間に登攀防止部9,9を設けたから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図15は本発明の実施例5を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、取付部たるガイドレール3と取付部側連結部26の変形例を示す。
実施例1の雨樋本体2において、ガイドレール3は、雨樋本体2の外周の後側左右に肉厚部52,52を形成し、こられ肉厚部52,52に、中央側に開口した係止溝53,53を設けてなり、これら左右の係止溝53,53の間には間隔が設けられている。
取付部側連結部26は、前記係止溝53,53に係止する係止突片54,54により構成されている。
図16は本発明の実施例6を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、実施例2の角型の雨樋本体2に、実施例5のガイドレール3を設け、実施例2の連結部材7に、実施例5の取付部側連結部26を設けている。
図17は本発明の実施例7を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、雨樋本体2に連結部材7を一体に設けている。そして、連結部材7を一体に設けた雨樋本体2は、材質に係らず押出し成型機や曲げ成型機などにより形成される。
具体的には、雨樋本体2に前記連結側板部21,21を一体に設け、これら連結側板部21,21の後端に前記係止部18,18を設けている。また、前記固定部6は、前記固定本体14の左右に前記係止受部24,24を設けている。尚、ビスホール31は連結側板部21,21のみに設けられている。また、連結側板部21の内面には、ストッパ部たるストッパ片56が突設され、このストッパ片56は前記係止受部24の先端に対応して設けられ、前記ストッパ片56により、前後方向の連結時に、係止部18が固定本体14の内面側まで移動することを防止している。
そして、この例では、前記係止部18,18を設けた連結側板部21,21により、雨樋本体2の取付部57を構成し、また、固定部6に設けた係止受部24により取付部側連結部26Aを構成している。さらに、前記固定部6により取付部材4を構成している。また、取付構造8の取付部57の外面が登攀防止部9である。
この例では、前記当て板32は、固定本体14と両連結側板部21,21の外面と前記雨樋本体2の外周により囲まれた形状をなす。そして、この例でも、断面円型の雨樋本体2に代えて断面方形の雨樋本体2を用いてもよい。また、この例では、壁面5と雨樋本体2との間隔が狭いものに適している。
このように本実施例では、請求項1に対応して、筒状の雨樋本体2と、雨樋本体2を取付箇所たる壁面5に取り付ける取付構造とを備えた雨樋において、取付構造8は、雨樋本体2に一体に設けられた取付部57と、取付部57に連結され雨樋本体2を壁面5に取り付ける取付部材4とを備え、取付部材4は、壁面5に固定される固定部6と、前記固定部6に設けられ取付部57に連結する取付部側連結部26Aとを備え、取付構造8には、雨樋本体2の長さ方向に長く形成されると共に該雨樋本体2と壁面5との隙間を塞ぐ登攀防止部9を設けたから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図18は本発明の実施例8を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、雨樋本体2に連結部材7を一体に設けている。具体的には、連結側板部21,21を雨樋本体2に一体に設けると共に、それら連結側板部21,21を実施例7に比べて長く形成しており、壁面5と雨樋本体2との間隔が広いものに適している。
そして、この例では、前記係止受部24,24を設けた連結側板部21,21により、雨樋本体2の取付部57Aを構成し、また、固定部6に設けた係止部18により取付部側連結部26Bを構成している。さらに、前記固定部6により取付部材4を構成している。また、取付構造8の取付部57Aの外面とこれに連続する固定側板部17の外面が登攀防止部9である。
図19は本発明の実施例9を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、連結部材7は、前側連結部材61と後側連結部材62を組み立ててなる。
前記固定部6には、固定本体14と固定側板部17,17の角部に前記ビスホール31を設けられている。
前記後側連結部材62は、前記固定側板部17,17の前端に前記係止部18,18を設け、前記係止部18の後側で前記固定側板部17の内面に左右方向の前記ストッパ片56,56が突出されている。また、左右の連結側板部21,21の前側には、左右方向の中板部63が設けられ、この中板部63と連結側板部21の角部に前記ビスホール31を設けている。
前記前側連結部材61は、前記前板部23の後面左右に前記係止受部24,24を設け、前記前板部23の前面左右に、前連結側板部21M,21Mを設け、図19に示すように、前連結側板部21Mの前端21Tは雨樋本体2の外周に近接している。
前記取付部側連結部26は、前記左右の突片11,11を左右から挟む左右の挟持突片64,64からなり、これら左右の挟持突片64,64は前側に向かって間隔が狭まるように斜めに突設されている。
尚、当て板32は、固定本体14の外面と、左右の側板部17,17,21,21,21A,21Aの外面と、雨樋本体2の外周とに囲まれた形状を有する。
このように本実施例では、請求項3に対応して、取付部材4は、取付部たるガイドレール3と固定部6との間に設けられる連結部材7を備え、連結部材7は、前側連結部材61と後側連結部材62を組み立ててなり、ガイドレール3に連結する取付部側連結部26と、固定部6に連結する固定部側連結部たる係止受部24とを備えるから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、取付部たるガイドレール3にスライド嵌合する前側連結部材61が比較的軽量となるから、ガイドレール3と取付部側連結部26との連結作業が容易となる。さらに、前側連結部材61には、取付部たるガイドレール3の形状に対応する係止受部24を設ければよいから、取付部材4において、他の部材の汎用性が向上する。
図20は本発明の実施例10を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例の取付部57Aは、左右の連結側板部21,21の前端を湾曲前板部66により連結し、この湾曲前板部66は前記雨樋本体2の外周に倣って湾曲している。前記連結側板部21の後端に前記係止部18と前記ストッパ片56を設け、また、前記連結側板部21の内側にビスホール31を設けている。そして、前記取付部57Aは、アルミニウム合金の押出し成型などにより形成される。
前記固定部6は、固定本体14からなり、この固定本体14の左右両側に前記係止受部24,24を設けており、前記固定部6により取付部材4を構成している。
そして、雨樋本体2と別体の前記連結部材7の前記湾曲前板部66を、シート材67を挟んで雨樋本体2の外面に沿わせ、防水リベット68等の固定手段により雨樋本体2に固定する。尚、前記シート材67はゴム板や樹脂板などが用いられ、緩衝材となる。尚、前記防水リベット68を用いた固定では、雨樋本体2にリベット68を挿通する孔を防水することができる。
このように本実施例では、雨樋本体2の製造後に所望の形状の取付部57Aを設けることができ、例えば、雨樋本体2と壁面5との間隔に対応した取付部57Aを選択でき、利便性に優れる。また、緩衝材となるシート材67を用いたから、雨樋1における振動、膨張や収縮に対応できる。
図21は本発明の実施例11を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、雨樋本体2に設けた取付部に、固定部6の連結部を連結手段たるボルトナットにより連結する取付構造8を採用している。
同図に示すように、前記雨樋本体2には、左右対称のレール体たる突片71,71と、この突片71,71の内側に短い突片72,72とを一体に備え、突片71,72の間には、前後方向の溝部73が設けられている。尚、突片71,71,72,72が取付部3Aである。
この例では、前記取付部材4は固定部6のみからなり、この固定部6の固定本体14の左右から前記固定側板部17,17を前側に突設し、これら固定側板部17,17は前記に突片71,71と平行をなす。それら固定側板部17,17の先端側に、前記固定側板部17の略厚さに対応した段部74を設け、前後方向から前記固定側板部17の先端17Sが溝部73に挿入されると共に、前記突片71の先端が前記段部74に当接し、突片71に対して固定部6が位置決めされる。この位置決め状態で連通する透孔71T,17Tが前記突片71及び前記固定側板部17の先端側に穿設されている。そして、前記固定側板部17の先端17Sにより、取付部3Aを固定部6に連結する固定部側連結部を構成している。
従って、左右の透孔71T,17T,71T,17Tにボルト75を挿通し、このボルト75にナット76を螺合して締めることにより、固定部6に雨樋本体2が連結固定される。尚、透孔71T,17Tは固定部6及び雨樋本体2の長さ方向に間隔を置いて複数穿設されている。
そして、取付構造8の固定側板部17と突片71の外面により登攀防止部9を構成している。
このように本実施例では、請求項1に対応して、取付構造8は、雨樋本体2に設けられた取付部3Aと、取付部3Aに連結され雨樋本体2を壁面5に取り付ける取付部材4とを備えるから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、また、取付部3Aと取付部側連結部たる先端17Sとを連結する締付連結手段たるボルト75及びナット76を備えから、ボルト75の螺合により、雨樋本体2と固定部6とを連結固定することができる。
図22は本発明の実施例12を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、実施例11の固定部6の固定側板部17の内面にビスホール31を設けている。
従って、取付部材4の上下端面に当て板32を皿ねじ34により取り付けることができ、取付部材4内へのゴミや水の侵入を防止できる。
図23は本発明の実施例13を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、雨樋本体2に設けた取付部に、固定部6の固定部側連結部を連結手段たるボルトナットにより連結する取付構造8を採用している。
同図に示すように、前記雨樋本体2は、左右対称のレール体たる突片81,81を一体に備え、これら突片81,81の間には、前後方向の溝部82が設けられている。尚、突片81,81が取付部3Bである。
この例では、前記取付部材4は固定部6のみからなり、この固定部6の固定本体14の左右方向中央から固定中央板部83を前側に突設し、この固定中央板部83は前記突片81,81と平行をなす。また、前記固定中央板部83の両外面には、ストッパ部たるストッパ片84,84が設けられている。そして、前後方向から前記固定中央板部83の先端83Sを前記溝部82に挿入し、前記突片81,81の先端が前記ストッパ片84,84に当接し、これにより突片81に対して固定部6が位置決めされる。この位置決め状態で連通する透孔81T,83Tが、前記突片81及び前記固定中央板部83の先端側に穿設されている。
従って、透孔81T,83T,81Tにボルト85を挿通し、このボルト85にナット86を螺合して締めることにより、固定部6に雨樋本体2が連結固定される。尚、透孔81T,83Tは固定部6及び雨樋本体2の長さ方向に間隔を置いて複数穿設されている。
また、固定部6の固定本体14には、固定中央板部83の左右がアンカーボルト16,16により壁面5に固定されている。そして、前記固定中央板部83の溝部82に挿入される先端83Sにより固定部側連結部を構成している。
そして、取付構造8の固定中央板部83の外面と左右の突片81,81の外面により登攀防止部9,9を構成している。
このように本実施例では、請求項1に対応して、取付構造8は、雨樋本体2に設けられた取付部3Bと、取付部3Bに連結され雨樋本体2を壁面5に取り付ける取付部材4とを備えるから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、また、取付部3Bと取付部側連結部たる先端83Sとを連結する締付連結手段たるボルト85及びナット86を備えから、ボルト85の螺合により、雨樋本体2と固定部6とを連結固定することができる。
図24は本発明の実施例14を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記当て板32の取付構造の変形例を示し、同図に雨樋本体2の長さ方向途中で、ガイドレール3と取付部材4に、長さ方向と交差方向の挿入溝88を形成し、この挿入溝88に前記当て板32を挿入し、必要に応じて当て板32を挿入溝88に接着などにより固定している。
従って、雨樋本体2の長さ方向途中で、取付部材4に対して固定された当て板32に、雨樋本体2のガイドレール3が支持される。
このように本実施例では、取付部材4の長さ方向の途中に雨樋本体2の取付部たるガイドレール3を支持する支持体たる当て板32を設けたから、雨樋本体2の下方へのずれを防止でき、当て板32は取付部材4の上端面、下端面及び途中の少なくともいずれかに配置することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、当て板の固定手段として皿ねじを用いたが、当て板を取付部材の端面に接着などの他の固定方法により固定してもよい。また、固定部と取付部材との連結は各種の構造を採用できる。さらに、固定部と取付部との連結も各種の構造を用いることができる。また、取付箇所が下面5Kの場合、横方向の雨樋本体の下が前(先端側)、上が後(基端側)となり、さらに、斜めの取付箇所に雨樋本体を取付けてもよい。
1 雨樋
2 雨樋本体
2Y 横樋
3 ガイドレール(取付部)
3A,3B 取付部
4 取付部材
5 壁面(取付箇所)
5K 下面(取付箇所)
6 固定部
7 連結部材
8 侵入防止取付構造(取付構造)
9 登攀防止部
17S 先端(固定部側連結部)
24 係止受部(固定部側連結部)
26,26A,26B 取付部側連結部
32 当て板(蓋体・支持板)
51 係止突片(取付部側連結部)
71 突片(取付部)
71S 先端(固定部側連結部)
83S 先端(固定部側連結部)

Claims (7)

  1. 筒状の雨樋本体と、前記雨樋本体を取付箇所に取り付ける取付構造とを備えた雨樋において、
    前記取付構造は、前記雨樋本体に設けられた取付部と、前記取付部に連結され前記雨樋本体を前記取付箇所に取り付ける取付部材とを備え、
    前記取付部材は、前記取付箇所に固定される固定部と、前記固定部に設けられ前記取付部に連結する取付部側連結部とを備え、
    前記取付構造には、前記雨樋本体の長さ方向に長く形成されると共に該雨樋本体と前記取付箇所との隙間を塞ぐ登攀防止部を設けたことを特徴とする雨樋。
  2. 前記登攀防止部が前記取付構造の外面により構成されていることを特徴とする請求項1記載の雨樋。
  3. 前記取付部材は、前記取付部と前記固定部との間に設けられる連結部材とを備え、
    前記連結部材は、前記取付部に連結する前記取付部側連結部と、前記固定部に連結する固定部側連結部とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の雨樋。
  4. 前記取付部に前記取付部側連結部が前記雨樋本体の長さ方向から嵌合することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の雨樋。
  5. 前記取付部材の長さ方向端面に蓋体を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の雨樋。
  6. 前記取付部材の長さ方向端面に、前記雨樋本体を支持する支持体を設けたことを特徴とする請求項4記載の雨樋。
  7. 前記雨樋本体と前記登攀防止部が略同一長さであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の雨樋。
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