JP2008223451A - 竪樋の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物壁面と竪樋との間にできる隙間をなくすため、竪樋を建物壁面に直付け状に取付け、水漏れが生じない構造として竪樋の取付け施工を簡易にするとともに意匠的外観美を追求した竪樋を提供する。
【解決手段】直付けする板状の竪樋保持体11と略筒状竪樋本体21との2分割で構成する竪樋であって、長手方向両端側辺に設ける嵌合部12a、12b、と被嵌合部22a、22bをそれぞれに嵌め合せて一体化する竪樋の構造とし、略筒状竪樋本体21の断面略筒部24を雨水の流水専有路とすることで水漏れを阻止し、竪樋断面略筒状の形状は丸形状、三角形状、四角形状および多角形筒状或いはこれらの筒形状をアレンジした変形筒形状を可能として建物に協調する竪樋の構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は竪樋を建物壁面に直付け状に取付け、竪樋の取付け施工を簡易にするとともに、意匠的外観美を追求するための竪樋の構造に関する。
従来の竪樋は円筒形状或いは四角筒形状としているが、いずれも支持金具を一定の間隔で壁面に取付け該支持金具に竪樋は保持固定され、壁面と竪樋間に隙間をあけて取付けられている。
しかし、これらの竪樋は支持金具の取付け位置の寸法出しなどその他いろいろと施工に手間を要するため煩わしい作業とされており、さらに竪樋に吹き付ける雨や場合によっては竪樋の継ぎ目から溢れた雨水が支持金具を伝って建物壁面に沁み込みその結果壁面を変色させたり或いは腐食に至るなどの欠点があった。
又、先行出願に取付け施工を容易にすることを目的として二分割されて係合一体とする竪樋で、建物壁面に直付けするものがある。例えば図6(A)実開平6−67618、や図6(B)特開平10−183909などが公報に記載されている。
これらの竪樋は建物壁面に板状の建物側樋体1を固定し、該建物側樋体1に前方樋体2を係合固定して一体とするものであり、取付け状態の外観は本発明の建物壁面に直付け状に取付ける竪樋と類似するが、相違点は以下の通りである。
即ち上記先行出願の前方樋体2はどちらも断面略コ字方に形成されているため係合一体とした場合、建物側樋体1に設ける固定孔部は雨水の流水路の面となり、固定穴部自体が漏水を生じる原因となり得る。特に図6(B)で示す特開平10−183909においては係合部3と係合部4との間に止水材5を具備しているものの、建物側樋体1に種々の打ち込み固定片を適合させるとして形状の異なる複数の固定孔6を設けているために、不要の固定孔部から雨水が漏れ出て壁面を濡らし年月の経過とともに建物に影響を及ぼすと推測される大きな欠点をもっている。
本発明は、上記の水漏れが生じる構造の問題点を解決し取付け施工を簡易にするとともに、意匠的外観美を追求するための竪樋を提供することにある。
本発明は、建物の外壁に直付けする板状の竪樋保持体と略筒状竪樋本体で構成する竪樋であって、竪樋保持体または略筒状竪樋本体の長手方向両側面に嵌合部または被嵌合部をそれぞれに形成して設け、嵌合部と被嵌合部を嵌め合せて一体化するのを特徴とする請求項1に記載の竪樋の構造とする。
略筒状竪樋本体の断面略筒部を雨水の流水路として専有することで竪樋保持体に設ける固定孔部への雨水侵入を阻止するのを特徴とした請求項2に記載の竪樋の構造とする。
略筒状竪樋本体の断面略筒状の形状は丸形状、三角形状、四角および多角形状或いはこれらの形状をアレンジした変形形状を可能として形成するのを特徴とした請求項3に記載の竪樋の構造とする。
竪樋保持体を建物壁面に直付けして一体化させる竪樋であるため取付け施工が簡易になり、外観状においても取付け用支持金具を不要として意匠的美観を高め、シンプルなデザインを特徴とした請求項4に記載の竪樋の構造とする。
建物の外壁に直付けする板状の竪樋保持体と略筒状竪樋本体で構成し、断面略筒部を雨水の流水路として専有するため、竪樋保持体側に雨水の浸入はなく、該竪樋保持体に設ける固定孔部から壁面への漏水を完全に防止する。
竪樋保持体への漏水を防止することは、壁面固定に使用する固定具即ちビス、アンカーボルト、リベットなどの耐久性も高まり且安全性に優れた竪樋となる。
筒状の一体成型技術は従来完成された製造工法を採用するものであり、略筒状竪樋本体の断面略筒部の形状を丸形状、三角形状、四角および多角形状或いはこれらの形状をアレンジした変形筒状形で種々のパターンで製品化できるため建物にマッチしたデザインの竪樋を選択できる。
上記筒状の一体成型は長尺寸法仕上げを可能としているため、継手箇所を極力少なくする長尺設計とすることでより強度を高めた竪樋とする事ができる。
取付け側とする竪樋保持体は略筒状竪樋本体の断面形状のデザインが変っても、或いは排水量の差異による略断面筒状経の大小に係わらず嵌合部または被嵌合部は規定形状のままで対応することでコスト面での特別な負担を考えなくて良い。
竪樋と壁面に隙間を作る取付け支持金具を不要としているため、取付け施工法も簡略化できて手間も省けりシンプルな仕上がりを特徴として建物に協調した美的効果とともに意匠的要素が高い竪樋の提供ができる。
それに、直付け状に壁面に取付けているため指の掛かる隙間もなく、竪樋を伝って上階へ登り上がることは不可能であり防犯対策としての効果がある。
本発明の実施の形態を図面に従い以下説明する。
図1は、本発明の実施例1とする竪樋保持体11と略筒状竪樋本体21とを示す部分斜視図であり。図2(A)は、本発明の竪樋保持体11に設ける竪樋嵌合部12a、12b、と略筒状竪樋本体21に設ける被嵌合部22a、22bの断面図、図2(B)は、竪樋嵌合部12a、12b、と被嵌合部22a、22bの嵌め合わせ状態を示す断面図である。図3(A)〜(C)は略筒状竪樋本体の構造例を示したもので各々が形状の異なる断面の実施例を示す断面図である。
本発明の実施例1とする竪樋は図1に示す通り、竪樋保持体11と略筒状竪樋本体21の二つに分割する構造で形成する。
竪樋保持体11は板状の長尺寸法としてフラット面とする背面側11aを建物壁面に直付け状で密着固定するものである。
又長手方向両端側辺に竪樋嵌合部12a、12b、を立ち上げて全体を断面略コ字型に形成し、該竪樋嵌合部12a、12bの先端に突出部13a、13bを外方向へ向けて設ける。さらに背面側11a中央に固定孔14を縦方向に列して複数箇所寸法に準じて設ける。
本発明実施例1の略筒状竪樋本体21の中空とする筒部24の形状は図1で示す通り、正面辺21aと平行する背面辺21bの2面をフラット面として、正面辺幅寸を背面辺幅寸より短く、両側面辺21c、21dをやや湾曲させた四辺面を一体で形成する変形略筒状型としている、そして両側面辺21c、21dの延長上を突出させ被嵌合部22a、22bとして形成し、該突出した被嵌合部内側に窪み23a、23bを設ける。
即ち図2(A)(B)で示す通り、竪樋嵌合部12a、12bの先端突出部13a、13bが被嵌合部22a、22bの窪み23a、23bに嵌め込まれて一体化される構造とする。
本発明ではこのように略筒状竪樋本体21の筒部24を雨水の流水路として専有するため、竪樋保持体11側に雨水の浸入はなく、該竪樋保持体11に設ける固定孔14による壁面への沁み込みや漏水を防止し、故にビス、アンカーボルト、リベットなどの壁面固定に使用する固定具の腐食を防止するため耐久性も高まり且安全性に優れた竪樋となる。
竪樋保持体11の建物壁面への固定方法は、固定孔14を利用して、アンカーボルト、リベットなどの固定具を打ち込んで固定する。固定孔14の寸法径は一般に採用度の高い固定具の基準値であれば建物に適合した固定具が利用できる。万一ビス止めなどで固定孔14の寸法径が大きすぎる場合は、ワッシャー等や補促板を介して絞め込めば良い。
このように竪樋保持体11を建物壁面へ直付け密着固定した後、該竪樋保持体11に略筒状竪樋本体21を正面からカバーする状態で嵌め合わせて一体化するので、従来の取付け支持具を不要とするとともに取付け支持具を固定する位置決めの寸法出し等の手間も省け施工が簡易になるのである。
本発明の略筒状竪樋本体21は一体成型するものであり、略筒状竪樋本体の筒状断面の形状は丸形状、三角形状、四角および多角形状或いはこれらの形状をアレンジした変形形状で製品化できるものであり技術的に完成されている。
例えば図3で示す(A)四角形状、(B)丸型形状(C)三角形状など他にもいろいろなデザインが自由であり、当然本発明の略筒状竪樋本体21に採用するものとする。
そこで長尺寸法の筒状で種々のパターンを製品化することを可能とし、継手箇所を極力少なく意匠的要素を充分に考慮して建物にマッチした竪樋の提供も期待できる。
又、建物壁面に取付け側とする竪樋保持体11は略筒状竪樋本体21の筒状断面の形状が変っても、或いは排水量の差異による筒状経の大小に係わらず嵌合部12a、12bまたは被嵌合部22a、22bは規格寸法として合致対応することでコスト面での経済的負担がない。
本発明の実施例2は竪樋保持体31と略筒状竪樋本体41を一体化させる方法に関する事例の一つとして記述するものである。
図4は本発明の実施例2の構造を示す斜視図であり、図5(A)は本発明の実施例2とする係合部または被係合部を示す断面図であり、図4(B)はその係合一体化した状態を示す断面図である。
図4で示す本発明の実施例2では、建物壁面に取付ける竪樋保持体31の長手方向両端側辺に竪樋係合部32a、32bを立ち上げて断面略コ字型に形成し、竪樋係合部32a、32bに複数のビス固定孔33を長手方向に列して設ける。
略筒状竪樋本体41は変形四角形状としているが、該略筒状竪樋本体41のフラット背面のやや内側に位置して長手方向に被係合部42a、42bを立ち上げて断面略コ字型に形成し、被係合部42a、42bに複数のビス固定孔43を長手方向に列し寸法に準じて設ける。
即ち、実施例1では竪樋嵌合部12a、12bの先端に突出部13a、13bが被嵌合部22a、22bの窪み23a、23bに嵌め込まれて一体化される構造としたが、本実施例2では嵌合する突出部をなくしている。
本発明の実施例2では、建物壁面に取付ける竪樋保持体31を建物壁面に固定孔14を使い密着固定させ、竪樋保持体31の竪樋係合部32a、32bと略筒状竪樋本体41の被係合部42a、42bに設けるビス固定孔33、43を合致させる。
図5(A)、(B)の断面図で示すように竪樋保合部32a、32bと被係合部42a、42bを重ね合わせ状に係合一体化し、ビス固定孔33、43にステンレスビス44等を用いビス留め固定し一体化する構造としたものである。
この実施例2では壁面と略筒状竪樋本体41の壁側両側面にビス留め目隠しの為の隙間45をつくることになるが、隙間45の入り込み寸法が5mm程度の微小であるため指が掛かることはない。しかし必要に応じて隙間に目張りをすることもできる。
又上記の実施例1または実施例2で示す竪樋の素材はステンレスやアクリル系樹脂等を採用し、表面処理を鏡面やヘアーライン仕上げ或いは焼き付け塗装加工、または耐光性を有する樹脂塗料による皮膜処理などですべての色調に対応できるものとする。
本発明の実施例の一つとする竪樋の構造を示す部分斜視図である。 (A)は竪樋嵌合部と被嵌合部の断面図、(B)は、竪樋嵌合部と被嵌合部の嵌め合わせ一体化した状態を示す断面図である。 (A)〜(C)は略筒状竪樋本体の略筒状断面の異なる構造例を示す断面図である。 本発明の実施例2とする斜視図である。 (A)は係合部または被係合部を示す断面図であり、(B)係合一体化した状態を示す断面図である。 (A)、(B)は従来公知された竪樋図面のコピーである。
符号の説明
11、31、 竪樋保持体
11a、 背面側
12a、12b、 竪樋嵌合部
13a、13b 突出部
14、 固定孔
21、41、 略筒状竪樋本体
21a、 正面辺
21b、 背面辺
21c、22d、 両側面辺
22a、22b 被嵌合部
23a、23b、 窪み
24、 筒部
32a、32b、 竪樋係合部
42a、42b、 被係合部
33、43、 ビス固定孔
44 ステンレスビス
45、 隙間

Claims (4)

  1. 板状の竪樋保持体と略筒状竪樋体で構成する竪樋において、竪樋保持体または略筒状竪樋体の長手方向両側辺に嵌合部または被嵌合部をそれぞれに形成して設け、該嵌合部と被嵌合部を嵌めあわせて一体化するのを特徴とする竪樋の構造。
  2. 略筒状竪樋体を雨水の流水路として専有することで竪樋保持体に設ける固定孔部への雨水侵入を阻止するのを特徴とした請求項1に記載の竪樋の構造。
  3. 略筒状竪樋体の筒状断面の形状は丸形状、三角形状、四角および多角形状或いはこれらの形状をアレンジした変形形状を可能として完成する請求項1及び請求項2に記載の竪樋の構造。
  4. 支持金具を不要としてシンプル性を高め、外観状を壁面に張付状に取付けるのを特徴とした請求項1、請求項2及び請求項3に記載の竪樋の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019143381A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 積水化学工業株式会社 雨水排水システム

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