JP2016016355A - 膜形成装置及び膜形成方法 - Google Patents

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隆史 圷
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Abstract

【課題】タンクからの膜材料の廃棄時間を短縮することが可能な膜形成装置を提供する。
【解決手段】ノズルヘッドが、膜材料を液滴化して吐出する。ノズルヘッドに供給する膜材料が、メインタンクに貯蔵される。循環路を通って、メインタンクとノズルヘッドとの間で膜材料が循環する。廃棄系が、メインタンクから膜材料を廃棄する。振動装置がメインタンクを振動させる。
【選択図】 図2−1

Description

本発明は、ノズルヘッドから膜材料を液滴化して対象物に向けて吐出することにより、膜を形成する膜形成装置、及び膜形成方法に関する。
ノズルヘッドから膜材料を液滴化して吐出し、基板の表面に、所定のパターンを有する膜を形成する技術が知られている(例えば、特許文献1)。膜を形成すべき基板は、例えばプリント基板であり、膜材料はソルダーレジストである。ソルダーレジスト等の膜材料は、タンクから材料供給用の配管を通ってノズルヘッドに供給され、余分な膜材料が、材料回収用の配管を通ってタンクに回収される。
膜形成装置を長時間停止させる場合、または膜材料を交換する場合には、膜材料を貯蔵するタンク、配管、及びノズルヘッドの中に残っている膜材料を廃棄することが好ましい。膜形成装置の運転開時に、タンクに新しい膜材料が導入される。
インクジェット記録装置において、記録ヘッド(ノズルヘッド)からの吸引、予備吐出、縁なし記録等で発生する廃インクを廃インクタンクに導く構造が、特許文献2に開示されている。この構造においては、廃インク流路を超音波振動子等で振動させることにより、廃インクの固着を防止している。
特開2004−104104号公報 特開2007−152780号公報
タンクから膜材料を廃棄する際に、タンクの壁面に膜材料が付着し、膜材料の一部がタンク内に残存する。タンク内の膜材料の残存量を少なくするためには、膜材料の廃棄時間を長くしなければならない。壁面に付着した膜材料を取り除くためにタンク内を洗浄液で洗浄する場合には、多くの廃液が発生してしまう。
本発明の目的は、タンクからの膜材料の廃棄時間を短縮することが可能な膜形成装置、及び膜形成方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
膜材料を液滴化して吐出するノズルヘッドと、
前記ノズルヘッドに供給する前記膜材料を貯蔵するメインタンクと、
前記メインタンクと前記ノズルヘッドとの間で前記膜材料を循環させる循環路と、
前記メインタンクから、前記膜材料を廃棄する廃棄系と、
前記メインタンクを振動させる振動装置と
を有する膜形成装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
メインタンクとノズルヘッドとの間で膜材料を循環させながら、前記ノズルヘッドから前記膜材料を液滴化して吐出することにより膜を形成する工程と、
前記膜を形成した後、前記ノズルヘッドから前記メインタンクに前記膜材料を回収し、前記メインタンクに振動を与えながら、前記メインタンクから前記膜材料を廃棄する工程と
を有する膜形成方法が提供される。
メインタンクを振動させることにより、メインタンクの壁面に付着している膜材料を振り落とすことができる。これにより、膜材料の廃棄時にメインタンク内に残留する膜材料を少なくすることができる。さらに、膜材料の廃棄時間を短縮することができる。
図1は、実施例による膜形成装置の概略図である。 図2A及び図2Bは、実施例による膜形成方法を説明するための膜材料の供給、循環、及び廃棄に係わる部分の模式図である。 図2C及び図2Dは、実施例による膜形成方法を説明するための膜材料の供給、循環、及び廃棄に係わる部分の模式図である。 図3A及び図3Bは、他の実施例による膜形成方法を説明するための膜材料の供給、循環、及び廃棄に係わる部分の模式図である。 図3C及び図3Dは、他の実施例による膜形成方法を説明するための膜材料の供給、循環、及び廃棄に係わる部分の模式図である。 図4は、さらに他の実施例による膜形成方法を説明するための膜材料の供給、循環、及び廃棄に係わる部分の模式図である。 図5Aは、さらに他の実施例による膜形成方法を説明するための膜材料の供給、循環、及び廃棄に係わる部分の模式図であり、図5B及び図5Cは、メインタンク、電動モータ、及び振動伝達部材の概略図である。
図1に、実施例による膜形成装置の概略図を示す。基台10に、移動機構11によってステージ13が支持されている。xy面を水平面とし、鉛直上方をz軸の正の向きとするxyz直交座標系を定義する。ステージ13は、x方向及びy方向に移動可能である。ステージ13の上に、膜を形成する対象物15が保持される。対象物15は、例えば回路パターンが形成されたプリント基板であり、ステージ13に吸着される。形成される膜には、例えばソルダーレジストが用いられる。
複数のノズルヘッド20が、支持プレート30によって、ステージ13の上方に支持されている。ノズルヘッド20の各々の底面に、複数のノズル孔が設けられている。ノズルヘッド20は、ノズル孔から対象物15に向けて、膜材料を液滴化して吐出する。膜材料には、例えば光硬化性の樹脂が用いられる。図1には示されていないが、支持プレート30に、膜材料を硬化させるための硬化用光源が取り付けられている。膜材料に、紫外線硬化性の樹脂が用いられる場合は、硬化用光源は、対象物15に向けて紫外光を放射する。
次に、ノズルヘッド20に膜材料を供給するとともに、ノズルヘッド20から余分な膜材料を回収する循環路40について説明する。循環路40は、供給路43及び回収路53を含み、メインタンク41とノズルヘッド20との間で膜材料を循環させる。メインタンク41内に、液状の膜材料が貯蔵されている。加温装置42が、メインタンク41内の膜材料を加温し、その温度を目標温度に維持する。目標温度は、例えば75℃〜90℃である。加温装置42には、例えば抵抗加熱ヒータが用いられる。
メインタンク41に貯蔵されている膜材料が、供給路43を通って複数のノズルヘッド20に供給される。ノズルヘッド20から吐出されなかった膜材料が、回収路53を通っ
てメインタンク41に回収される。
供給路43は、メインタンク41から流出した膜材料を複数のノズルヘッド20に分流させる分岐部45を含む。分岐部45に、加温装置46が配置されている。加温装置46には、例えば抵抗加熱ヒータが用いられる。膜材料が分岐部45に一時的に蓄積され、目標温度まで加温される。メインタンク41から分岐部45まで輸送される間に、膜材料の温度が低下した場合でも、分岐部45内で膜材料が再び目標温度まで加温される。回収路53は、複数のノズルヘッド20から回収された膜材料を1本の管路に合流させる合流部55を含む。
循環ポンプが、メインタンク41、循環路40、及びノズルヘッド20とで構成される循環系内で、膜材料を循環させる。循環ポンプは、供給ポンプ44及び回収ポンプ54を含む。供給ポンプ44は、メインタンク41と分岐部45との間の供給路43に挿入されているおり、メインタンク41内の膜材料を分岐部45に向けて送り出す。回収ポンプ54は、合流部55とメインタンク41との間の回収路53に挿入されており、合流部55内の膜材料をメインタンク41に向けて送り出す。
合流部55に加温装置を配置してもよい。合流部55に加温装置を配置することにより、膜材料がノズルヘッド20からメインタンク41に回収されるときの温度低下を抑制することができる。回収路53内で膜材料の温度が低下すると、膜材料の粘度が上昇して、管路内に膜材料が付着し易くなる。管路内に高粘度の膜材料が付着すると、膜材料の安定した循環が阻害される。合流部55に加温装置を配置することにより、より安定して膜材料を循環させることができる。
ノズルヘッド20の各々に温度センサ21が取付けられている。温度センサ21は、ノズルヘッド20の測定位置の温度を測定する。測定位置は、例えば、ノズルヘッド20への膜材料の流入口の近傍に配置される。なお、温度センサ21を、ノズルヘッド20に設けられた膜材料収容室の内部に配置してもよい。
振動装置65が、メインタンク41を振動させる。振動装置65には、例えば偏心モータを用いることができる。
支持プレート30の上に遮蔽板31が取り付けられており、遮蔽板31が、循環路40、メインタンク41、振動装置65、及びノズルヘッド20を覆う。支持プレート30と遮蔽板31とで囲まれた空間が、仕切板32によって、循環路40、メインタンク41、及び振動装置65が配置された加温空間33と、ノズルヘッド20が配置された冷却空間34とに仕切られる。
冷却装置14が、ファンを駆動することにより、冷却空間34内に空冷のための気流を発生させる。これにより、ノズルヘッド20が冷却される。仕切板32は、加温空間33から冷却空間34への熱の伝達を阻害する機能を有する。加温装置42、46で加温された高温の空気が、遮蔽板31と仕切板32とで囲まれた加温空間33内に閉じ込められることにより、移動機構11及びステージ13への熱の影響が軽減される。
冷却装置14として空冷方式に代えて、液冷方式の装置を用いてもよい。液冷方式の冷却装置14は、液体の冷却媒体を循環させるための水冷ポンプを含む。冷却媒体が流路を循環することにより、ノズルヘッド20を冷却することができる。
補充タンク57内に、膜材料が貯蔵されている。補充タンク57は、開閉弁56及び補充ポンプ58を介してメインタンク41に接続されている。メインタンク41内の膜材料
が減少すると、開閉弁56を開け、補充ポンプ58を動作させることにより、補充タンク57からメインタンク41に膜材料を補充する。開閉弁56と補充ポンプ58との間の流路に、ガス導入弁59が連結されている。ガス導入弁59を開くと、ガス、例えば空気が補充ポンプ58を経由してメインタンク41に導入される。
メインタンク41に、廃棄系60が接続されている。廃棄系60は、廃棄タンク61及び廃棄ポンプ62を含む。廃棄ポンプ62は、メインタンク41内の膜材料及び洗浄液を、廃棄タンク61に送り出す。これにより、メインタンク41内の膜材料を廃棄することができる。
補充タンク57、補充ポンプ58、廃棄タンク61、及び廃棄ポンプ62は、遮蔽板31と支持プレート30とで囲まれた空間の外に配置されている。補充タンク57内の膜材料の温度はほぼ室温である。補充用の膜材料を室温で保管することにより、熱による膜材料の劣化を防止することができる。
遮蔽板31、支持プレート30、移動機構11、ステージ13、補充タンク57、廃棄系60は、エンクロージャ12内に配置される。排気ポンプ16がエンクロージャ12内を排気する。エンクロージャ12内を排気すると、エンクロージャ12に取り付けられたフィルタ17を通って外気がエンクロージャ12内に流入する。これにより、エンクロージャ12内を換気することができる。
排気ポンプ35が、加温空間33内を排気する。加温空間33内が排気されると、遮蔽板31に設けられた流入口36を通って加温空間33内に外気が流入する。加温空間33内が換気されることにより、加温空間33の過度の温度上昇を防止することができる。
制御装置18が、移動機構11、ノズルヘッド20、供給ポンプ44、加温装置42、46、回収ポンプ54、開閉弁56、補充ポンプ58、ガス導入弁59、廃棄ポンプ62、及び振動装置65を制御する。温度センサ21で測定されたノズルヘッド20の温度が、制御装置18に入力される。制御装置18は、温度センサ21で測定された測定結果に基づいて、加温装置42、46を制御する。これにより、膜材料の温度が一定に保たれる。
図2A〜図2Dを参照して、図1に示した膜形成装置を用いた実施例による膜形成方法について説明する。図2A〜図2Dは、膜材料の供給、循環、及び廃棄に係わる装置の模式図を示す。図2A〜図2Dにおいて、動作している装置を太い実線で示し、動作していない装置を細い実線で示す。
図2Aに示すように、開閉弁56を開け、ガス導入弁59を閉じ、補充ポンプ58を動作させることにより、補充タンク57からメインタンク41に膜材料70を導入する。このとき、供給ポンプ44、回収ポンプ54、廃棄ポンプ62、及び振動装置65は動作していない。ノズルヘッド20には、膜材料が蓄積されていない。メインタンク41が密閉構造の場合、メインタンク41に膜材料70を導入するときに、メインタンク41に設けられるベントバルブを開放する。これにより、メインタンク41内の空気が排出される。
図2Bに示すように、開閉弁56を閉じ、補充ポンプ58を停止させ、供給ポンプ44及び回収ポンプ54を動作させる。膜材料70が、メインタンク41とノズルヘッド20との間で循環する。膜材料を循環させながら、ノズルヘッド20及び移動機構11(図1)を動作させて、対象物15(図1)に向けて膜材料を液滴化して吐出することにより、膜を形成する。
図2Cに示すように、膜形成装置の運転を停止する前に、ガス導入弁59を開き、補充ポンプ58、廃棄ポンプ62及び振動装置65を動作させるとともに、供給ポンプ44を停止させる。回収ポンプ54は動作状態を維持する。これにより、ノズルヘッド20内の膜材料がメインタンク41に回収される。メインタンク41内に、ガス導入弁59及び補充ポンプ58を経由してガス(空気)が導入され、メインタンク41内の膜材料が、廃棄ポンプ62を経由して廃棄タンク61に廃棄される。
図2Dに示すように、メインタンク41内の膜材料がすべて廃棄されると、ガス導入弁59を閉じ、補充ポンプ58、廃棄ポンプ62、回収ポンプ54、及び振動装置65を停止させる。
上記実施例では、図2Cに示した膜材料の廃棄中に、振動装置65を動作させることにより、メインタンク41を振動させている。このため、メインタンク41の壁面に付着している膜材料を振り落とすことができる。これにより、膜材料の廃棄時間を短縮することができる。さらに、膜材料の残留量を少なくすることができる。
次に、図3A〜図3Dを参照して、他の実施例による膜形成方法について説明する。以下、図2A〜図2Dに示した実施例との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。図3A〜図3Dに示す実施例では、膜材料の粘度が高いため、図3Aに示すように、メインタンク41から膜材料を廃棄した後、メインタンク41の壁面に膜材料70が残存している。
図3Bに示すように、メインタンク41内に洗浄液71を導入する。洗浄液71を導入した後、供給ポンプ44、回収ポンプ54、及び振動装置65を動作させる。これにより、洗浄液71が、メインタンク41及びノズルヘッド20を循環する。このとき、供給路43、ノズルヘッド20、及び回収路53の壁面に残っている膜材料、及びメインタンク41の壁面に残っている膜材料70(図3A)が、洗浄液71に溶解することにより、メインタンク41等の壁面が洗浄される。
図3Cに示すように、ガス導入弁59を開き、補充ポンプ58及び廃棄ポンプ62を動作させるとともに、供給ポンプ44を停止する。回収ポンプ54は動作させたままである。これにより、供給路43、ノズルヘッド20、回収路53、及びメインタンク41内の洗浄液71が、廃棄タンク61に廃棄される。
図3Dに示すように、洗浄液71(図3C)を廃棄した後、ガス導入弁59を閉じ、補充ポンプ58、廃棄ポンプ62、回収ポンプ54、及び振動装置65を停止させる。
図3A〜図3Dに示した実施例においては、メインタンク41、供給路43、ノズルヘッド20、及び回収路53内を洗浄液で洗浄するため、膜材料の残留をより少なくすることができる。また、図3Bに示した洗浄期間中に振動装置65でメインタンク41に振動を与えているため、メインタンク41の壁面に付着している膜材料を効率的に洗浄液に溶解させることができる。
メインタンク41を振動させない場合には、メインタンク41の壁面に付着している膜材料が除去され難い。このため、膜材料の残留量を少なくするために、洗浄液の導入と廃棄とを、複数回繰り返すことが好ましい。実施例による方法では、洗浄液の導入と廃棄との繰り返し回数を少なくしても、膜材料の残留量を十分少なくすることができる。その結果、洗浄液及び膜材料を含む廃液を少なくすることができる。
次に、図4を参照して、さらに他の実施例について説明する。以下、図1、図2A〜図
2Dに示した実施例との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図4に示した実施例においては、振動装置66、67、68が、それぞれ供給路43、回収路53、及びノズルヘッド20に振動を与える。図2Cに示した膜材料の廃棄時、または図3Bに示した洗浄液の循環時に、これらの振動装置66、67、68を動作させる。これにより、メインタンク41のみならず、供給路43、回収路53、及びノズルヘッド20の壁面に付着した膜材料を効率的に除去することができる。
次に、図5A〜図5Cを参照して、さらに他の実施例について説明する。以下、図1、図2A〜図2Dに示した実施例との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図5Aに示すように、ノズルヘッド20を冷却するための冷却装置14が、ファン23及び電動モータ24を含む。電動モータ24を駆動すると、ファン23が回転するとともに、振動が発生する。電動モータ24は、振動を発生する振動源として作用し、メインタンク41に振動を与える振動装置65(図1)を兼ねる。冷却装置14に液冷方式が採用される場合には、液体の冷却媒体を循環させるための水冷ポンプが振動源として作用する。
図5Bに示すように、メインタンク41が防振部材47を介して基台10に支持されており、電動モータ24が防振部材25を介して基台10に支持されている。メインタンク41に、振動伝達部材69が取り付けられている。図5Bは、振動伝達部材69が電動モータ24に接触していない状態を示す。振動伝達部材69が電動モータ24に接触していない状態では、電動モータ24からメインタンク41に振動が伝わらない。
図5Cに示すように、振動伝達部材69を操作することにより、振動伝達部材69を電動モータ24に接触させることができる。振動伝達部材69が電動モータ24に接触した状態では、電動モータ24の振動が振動伝達部材69を介してメインタンク41に伝わり、メインタンク41に振動が与えられる。このように、振動伝達部材69は、電動モータ24からメインタンク41に振動が伝わる振動伝達状態と、振動が伝わらない振動非伝達状態との2つの状態を有する。
図5A〜図5Cに示した実施例においては、図2C、図3B、及び図3Cに示した振動装置65を動作させる状態が、電動モータ24を動作させるとともに、振動伝達部材69を振動伝達状態に設定することにより実現される。振動装置65を動作させない状態は、振動伝達部材69を振動非伝達状態に設定することにより実現される。
図5A〜図5Cに示した実施例では、電動モータ24が振動装置65(図1)を兼ねるため、メインタンク41を振動させるための専用の振動装置を準備する必要がない。これにより、部品点数の削減を図ることができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 基台
11 移動機構
12 エンクロージャ
13 ステージ
14 冷却装置
15 対象物
16 排気ポンプ
17 フィルタ
18 制御装置
20 ノズルヘッド
21 温度センサ
23 ファン
24 電動モータ
25 防振部材
30 支持プレート
31 遮蔽板
32 仕切板
33 加温空間
34 冷却空間
35 排気ポンプ
36 流入口
40 循環路
41 メインタンク
42 加温装置
43 供給路
44 供給ポンプ
45 分岐部
46 加温装置
47 防振部材
53 回収路
54 回収ポンプ
55 合流部
56 開閉弁
57 補充タンク
58 補充ポンプ
59 ガス導入弁
60 廃棄系
61 廃棄タンク
62 廃棄ポンプ
65〜68 振動装置
69 振動伝達部材
70 膜材料
71 洗浄液

Claims (6)

  1. 膜材料を液滴化して吐出するノズルヘッドと、
    前記ノズルヘッドに供給する前記膜材料を貯蔵するメインタンクと、
    前記メインタンクと前記ノズルヘッドとの間で前記膜材料を循環させる循環路と、
    前記メインタンクから、前記膜材料を廃棄する廃棄系と、
    前記メインタンクを振動させる振動装置と
    を有する膜形成装置。
  2. さらに、
    前記メインタンクに前記膜材料を補充する補充タンクと、
    前記補充タンクから前記メインタンクに前記膜材料を輸送する補充ポンプと、
    前記循環路内で前記膜材料を循環させる循環ポンプと、
    制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記補充タンクから前記メインタンクへの前記膜材料の補充を停止させた状態で、前記循環ポンプを動作させ、かつ前記振動装置を動作させて、前記メインタンク内の前記膜材料を前記廃棄系に廃棄する請求項1に記載の膜形成装置。
  3. さらに、
    前記メインタンク内にガスを導入するガス導入弁を有し、
    前記制御装置は、前記メインタンク内の前記膜材料を前記廃棄系に廃棄するときに、前記ガス導入弁から前記メインタンク内にガスを導入する請求項2に記載の膜形成装置。
  4. さらに、前記ノズルヘッドを冷却するための冷却装置を有し、
    前記冷却装置は、動作時に振動を発生する振動源を含み、
    前記振動源が前記振動装置を兼ねる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の膜形成装置。
  5. メインタンクとノズルヘッドとの間で膜材料を循環させながら、前記ノズルヘッドから前記膜材料を液滴化して吐出することにより膜を形成する工程と、
    前記膜を形成した後、前記ノズルヘッドから前記メインタンクに前記膜材料を回収し、前記メインタンクに振動を与えながら、前記メインタンクから前記膜材料を廃棄する工程と
    を有する膜形成方法。
  6. 前記メインタンクから前記膜材料を廃棄した後、さらに、
    前記メインタンク内に洗浄液を導入し、前記メインタンクに振動を与えながら、前記メインタンクと前記ノズルヘッドとの間で前記洗浄液を循環させる工程と、
    前記ノズルヘッドから前記メインタンクに前記洗浄液を回収し、前記メインタンクから前記洗浄液を廃棄する工程と
    を含む請求項5に記載の膜形成方法。
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