JP2010162786A - インクジェットヘッドユニット及びそれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、インクをスムーズに流通させながらフィルタを通過させるとともにインクを均一に加温することができるインクジェットヘッドユニットを提供することを目的とするものである。
【解決手段】供給管路20内に供給されたインクは、管路用ヒータ21で加温されながら連通路50を通りインク液室30の上の区分液室30Aの一方の端部に流入する。区分液室30Aに流入したインクは、フィルタ13の面方向に流通していきながらフィルタ13を通過して下の区分液室30Bに流入していく。区分液室30Bに流入したインクは、凸条部31の間の溝に沿って流通していく。インク液室30内を流通するインクは、液室用ヒータ35により加温され、区分液室30Bの他方の端部から連通路32に流出し、連通路60を通ってヘッドプレート4に流入する。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出して画像形成を行うインクジェット記録装置に用いられるインクジェットヘッドユニットに関する。
従来、記録媒体に画像を形成する装置として、インクジェットヘッドからインクを記録媒体へ吐出して、所望の画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。
インクジェットヘッドは、インクを吐出するためのノズルが吐出面に形成されており、その内部にはノズルに連通するインク流路が形成されている。そして、インクタンクから供給されたインクがインク流路を流通してノズルに充填される。インク流路の一部には圧力室が形成されており、圧力室内のインク圧力を変動させてノズルからインクを所定量吐出するようになっている。
インクジェットヘッドは非常に精密に組み立てられているため、インクジェットヘッドをユニット化しておき、メンテナンス等を行う場合にはヘッド自体を交換することが行われている。こうしたインクジェットヘッドユニットには、インクを吐出するための部品以外にインクの供給に関する部品が取り付けられている。
例えば、特許文献1では、インク保持手段内にフィルタを設けてフィルタを通過して圧力発生手段に供給されるインクから気泡、ゴミ等を除去するようにしたインクジェットヘッドが記載されており、インクがホットメルトタイプの場合には筐体にヒータを取り付ける点についても記載されている。また、特許文献2では、液滴を吐出する液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドに供給される液体をろ過するフィルタが内蔵されたフィルタ室を有するフィルタ部とを備え、フィルタ室はフィルタの上流側にフィルタ長手方向に液体の流れを生じさせる空間が形成され、この空間に臨む気泡排出路が設けられている液体吐出ヘッドユニットが記載されている。
特開平2−139243号公報 特開2008−030333号公報
上述した特許文献1では、インクの流通方向に対して横切る方向にフィルタを配置しており、インクの流通抵抗を高めるおそれがある。また、ヒータを筐体に設けているが、ヒータにより発生する熱が筐体全体に伝導して全体が均一に加熱されないとインクを均一に加温することが難しいといった課題がある。また、特許文献2では、フィルタの長手方向にインクの流れを生じさせるようにしているが、インクを加温して粘度等の特性を均一にすることは考慮されていない。
そこで、本発明は、インクをスムーズに流通させながらフィルタを通過させるとともにインクを均一に加温することができるインクジェットヘッドユニットを提供することを目的とするものである。
本発明に係るインクジェットヘッドユニットは、インク供給路が内部に形成された供給部と、前記インク供給路と連通するインク液室が内部に形成されるとともに当該インク液室内にシート状のフィルタを収容する液室部と、前記インク液室に連通するインク流路が形成されるとともに当該インク流路に連通するノズルからインクを吐出するインクジェットヘッド部とを備え、前記インク液室は、対向する内壁面の間を全面にわたって区画するように前記フィルタが設けられており、前記フィルタにより区画された一方の区分液室には端部に前記インク供給路に連通する流入口が形成されるとともに他方の区分液室には前記流入口とは反対側の端部に前記インク流路に連通する流出口が形成されて前記フィルタの面方向にインクが流通するように設定されており、前記インク液室内のインクを加温する液室用ヒータが前記フィルタ面に対向配置されて設けられていることを特徴とする。さらに、前記液室部及び前記フィルタは、熱伝導性を有する部材からなることを特徴とする。さらに、前記インク供給路は、前記インク液室に対向配置されて前記インク液室内のインク流通方向とは反対方向にインクを流通させる管路部分を有しており、前記供給部には、前記管路部分に対して前記インク液室とは反対側に配置されて前記管路部分内のインクを加温する管路用ヒータを備えていることを特徴とする。さらに、前記インクジェットヘッド部は、前記液室用ヒータに密着して設けられた熱伝導性を有する部材に取り付けられていることを特徴とする。
本発明は、上記のような構成を有することで、インク液室内の対向する内壁面の間をフィルタにより全面にわたって区画してフィルタの面方向にインクが流通するように設定しているので、インクは流通しながらフィルタを通過していくようになり、フィルタがインクの流通を妨げるのを抑えることができる。また、液室用ヒータをフィルタ面に対向配置してインク室内のインクを加温するようにしているので、フィルタの面方向に流通するインク全体を均一に加温することができる。
そして、液室部及びフィルタを熱伝導性を有する部材から構成することで、液室用ヒータで発生した熱が液室部からフィルタに熱伝導されて、液室内を流通するインク内に配置されたフィルタによりインク内部からも加温することができる。
また、インク供給路に、インク液室に対向配置されてインク液室内のインク流通方向とは反対方向にインクを流通させる管路部分を設け、供給部に、管路部分に対してインク液室とは反対側に配置されて管路部分内のインクを加温する管路用ヒータを設けることで、管路用ヒータと液室用ヒータとの間でインクが管路部分からインク液室内をUターンするように流通するようになり、インクを流通させながら均一に加温することが効率よく行うことができる。
また、インクジェットヘッド部を、液室用ヒータに密着して設けられた熱伝導性を有する部材に取り付けることで、液室用ヒータで発生した熱がインクジェットヘッド部に熱伝導されてインクジェットヘッド部の内部のインクを加温することができ、液室用ヒータで発生する熱を効率よくインクの加温に用いることが可能となる。
インクジェット記録装置に関する概略構成図である。 インクジェットヘッドユニットに関する概略断面図である。 インクジェットヘッドユニットに関する分解斜視図である。 インクジェットヘッドユニット内のインクの流通を示す説明図である。 マルチヘッドタイプのインクジェットヘッドユニットに関する概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、インクジェット記録装置に関する概略構成図である。インクジェットヘッドユニット1は、ベース部材2、ベース部材2に支持プレート5を介して取り付けられたフィルタプレート3、フィルタプレート3に補強プレート6を介して取り付けられたヘッドプレート4を備えている。
ベース部材2は供給部に相当し、内部にインク供給路が形成されている。インク供給路は連結チューブ7を介してインクタンク8に連通しており、インクタンク8からインクがベース部材2に供給される。フィルタプレート3は液室部に相当し、内部にフィルタを収容するインク液室が形成されている。ヘッドプレート4はインクジェットヘッド部に相当し、下面にノズルが形成されており、内部にノズルに連通するインク流路が形成されている。インク流路の一部に圧力室が形成されており、圧力室に対応して圧電素子等の駆動体が設けられている。インク流路内にインクが充填した状態で制御装置9から記録信号が駆動体に入力されることにより圧力室が変動してノズルからインクが記録媒体Sに吐出されるようになる。
記録媒体Sは搬送ベルト10に載置されており、搬送ベルト10は駆動ローラ11及び従動ローラ12に張架されている。駆動ローラ11は、図示せぬ駆動モータに連結されており、制御装置9からの駆動信号が駆動モータに入力されることで駆動ローラ11が回転駆動されて搬送ベルト10が移動して記録媒体Sが搬送されるようになる。
インクジェットヘッドユニット1は、図示せぬキャリッジに支持されて記録媒体S上を搬送方向と直交する方向に走査するようになっている。そして、インクジェットヘッドユニット1のヘッドプレート4から記録信号に応じてインクを吐出しながら記録媒体Sを搬送ベルト10により搬送することで記録媒体Sに画像を記録する。なお、インクジェットヘッドユニット1は、記録媒体Sの搬送方向と直交する方向に延設されてインクを吐出するノズルがライン状に配列されることで走査することなく記録動作を行なうようにしてもよい。
図2は、インクジェットヘッドユニット1に関する概略断面図であり、図3は、インクジェットヘッドユニット1に関する分解斜視図である。
ベース部材2は、金属製の部材で、内部には供給管路20が長手方向に穿設されている。供給管路20の一方の端部は連結チューブ7と接続しており、他方の端部は長手方向から支持プレート5側に向かって下方に折れ曲るように形成されている。そして、供給管路20は、他方の端部が支持プレート5に貫通して形成された連通路50に接続するように取り付けられている。
ベース部材2の上面には、シート状の管路用ヒータ21が供給管路20を覆うように密着して固定されている。ベース部材2は、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属材料からなるため、管路用ヒータ21で発生した熱はベース部材2を伝導して供給管路20内で流通するインクを加温するようになる。
フィルタプレート3は、金属製の部材で、内部にインク液室30が形成されている。インク液室30は、平面視矩形状で上方から所定の深さまでくり抜くように形成されており、矩形の長辺及び短辺の長さの比率は、短辺を1とすると長辺が1.8〜5の比率にするとよい。
インク液室30の内部には、長手方向に沿って畝状の凸条部31が複数配列されている。凸条部31は、所定の間隔を空けてインク液室30の内壁面に平行に配列されており、インク液室30内においてインクを配列方向に沿ってスムーズに流通させる。また、凸条部31をインク液室30の長手方向に形成することで、流路抵抗を小さくすることができる。
凸条部31の両端部はインク液室30の内壁面との間に間隙が形成されている。そして、インク液室30内の両端部に形成された間隙の一方には、補強プレート6に向かって穿設された連通路32が形成されている。また、他方の端部の間隙には支持プレート5の連通路50が対向配置されるようになっている。なお、両方の間隙の形状を、各連通路が中央部に位置し連通路を要として扇状に末広がりに形成すれば、連通路との間でインクがさらにスムーズに流通するようにできる。
インク液室30の上方の周囲には、所定幅の段差部33が形成されており、フィルタプレート3の周壁部の上面には所定幅の溝部34が形成されている。そして、段差部33には、平面視矩形状でシート状のフィルタ13が収容される。フィルタ13は、金属繊維を織成して微細なメッシュ状に形成されている。フィルタ13の周囲には、一対の枠状の弾性を有するシール部材14及び15が上下に配置されており、フィルタ13の周囲を段差部33に載置する際にシール部材14及び15により挟持された状態に設定される。溝部34には枠状の弾性を有するシール部材16が嵌め込まれており、支持プレート5及びフィルタプレート3が図示せぬクランプ機構により密着固定されると、支持プレート5の下面にシール部材16が圧接されて両プレート間が水密状態に保持されるようになる。その際に、支持プレート5の下面がシール部材15に圧接することで、フィルタ13がシール部材14及び15に挟圧されてフィルタ13の周囲が水密状態に保持される。
また、フィルタ13の下面には凸条部31の上面が接触した状態となり、フィルタ13を通過したインクは凸条部31の間に形成される条溝に沿って流通するようになる。フィルタ13の外周は段差部33の周壁面に接触した状態になり、フィルタプレート3との間で熱伝導が良好な状態に設定される。
インク液室30は、フィルタプレート3及び支持プレート5が密着固定した状態で上方開口が支持プレート5の下面により密封されて密室空間となる。そして、フィルタ13により上下の対向する内壁面の間を区画して上下に区分液室が形成され、上の区分液室には支持プレート5の連通路50が連通し、下の区分液室には連通路32が連通している。
フィルタプレート3の下面にはシート状の液室用ヒータ35がフィルタ13に対向配置されるように密着固定されている。インク液室30内のインクの流速は数ミリリットル/分程度で、インクがゆっくり流通していくため、インク液室30の下側から加熱することでインクが加温されながら対流を生じるようになってインク液室30内のインク全体が均一に加温されるようになる。
液室用ヒータ35は、フィルタ13とほぼ同じ大きさの矩形状に形成されている。液室用ヒータ35の加熱面積は、フィルタ13の面積の70%から130%に設定するのが好ましい。面積が70%より小さいとインク液室内のインクを加温するのに時間がかかるようになり、面積が130%を超えるとインク液室内のインクの温度が上昇しやすくなって安定した温度状態に制御するのが難しくなる。フィルタプレート3としてアルミニウム等の熱伝導性の高い金属材料を用いることで、液室用ヒータ35から発生した熱をインク液室30内のインクに伝導して加熱しやすく、またインク液室内のインクから熱を奪って冷めやすくするといった即応性を実現できるが、インク液室30の全面にわたって設けられたフィルタ13とほぼ同じ加熱面積となる液室用ヒータ35を対向配置することで、こうした即応性とともにインクの加温を安定して行うことができるようになる。
液室用ヒータ35は、図示せぬヒータ押え部材により押さえ付けられて密着固定されており、必要に応じてヒータを交換できるようになっている。また、フィルタ13についてもフィルタプレート3及び支持プレート5を分解することで簡単に取り外して交換できるようになっており、インクの特性に合ったフィルタ及びヒータに交換可能となっている。
液室用ヒータ35は、フィルタ13と対向配置されていればよく、ヒータ押え部材により支持プレート5や補強プレート6に取り付けてもよい。
補強プレート6は、フィルタプレート3の連通路32に合致するように連通路60がノズルプレート4に向かって穿設されている。また、補強プレート6の上面には、液室用ヒータ35を収容する矩形状の段差部61が形成されており、補強プレート6をフィルタプレート3の下面に密着固定することで、段差部61の内面に液室用ヒータ35が密着した状態になる。
ヘッドプレート4は、複数枚の金属板を積層して形成されており、下面に複数のノズル孔40が配列され、内部にノズル孔40に連通するインク流路41が形成されている。また、ヘッドプレート4の上面にはインク流路41に連通する開口部42が形成されている。ヘッドプレート4は、補強プレート6の下面に密着固定されており、その際に開口部42が連通路60に合致するように設定されている。
図4は、インクジェットヘッドユニット1内のインクの流通を示す説明図である。図中、実線の矢印でインクの流通を示し、点線の矢印でヒータで発生する熱の伝導を示している。供給管路20内に供給されたインクは、連通路50を通りインク液室30の上の区分液室30Aの一方の端部に流入する。
区分液室30Aに流入したインクは、フィルタ13の面方向に流通していきながらフィルタ13を通過して下の区分液室30Bに流入していく。区分液室30Bに流入したインクは、凸条部31の間の溝に沿って流通していく。そして、凸条部31の間を流通するインクは、区分液室30Bの他方の端部から連通路32に流出し、連通路60を通ってヘッドプレート4に流入する。
以上のようにインクが流通することで、インク液室30内ではインクが滞留することなくフィルタ13の面方向にスムーズに流れながらフィルタ13により異物等を除去することができる。
液室用ヒータ35で発生する熱は、上方及び下方に伝導していき、インク液室30の下面からインクを加温する。さらに、インク液室30内に形成された凸条部31にも熱伝導するとともにフィルタプレート3に嵌め込まれたフィルタ13にも熱伝導してインク液室30内の中心部からもインクを加温するようになる。凸条部31及びフィルタ13はインクの流通方向に延設されているため、インク全体を流通しながら均一に加温することができる。さらに、インクとともに気泡が流入した場合でも凸条部31の整流作用により気泡の排出が容易になる。
また、フィルタ13を通過する際にインクが十分加温されるので、インクの粘度が低下してフィルタ13を通過する際の抵抗を小さくすることができる。ヒータでインクを温めることによりインクの粘度を下げることができるので、粘度の高いインクをインクジェットヘッドから吐出して記録動作を行う場合に特に効果的である。
管路用ヒータ21及び液室用ヒータ35との間ではインクが供給管路20から折り返すようにインク液室30内を流れるようになっており、供給管路20内を流通する間に管路用ヒータ21により上方から加温されたインクはインク液室30内で反対方向に流通する間に液室用ヒータ35により下方から加温されるようになる。こうして、2つのヒータに囲まれるように加熱されて、効率よく加温することができる。
また、管路用ヒータ21で発生する熱量を多くし、一気にインクの温度を高め、液室用ヒータ35で発生する熱量を細かく制御してインクの温度の微調整を行うようにすれば、ヘッドプレート4に流入する直前のインクを安定した温度状態に保持することができるようになる。
また、液室用ヒータ35で発生した熱は下方に伝導してヘッドプレート4の上方から加熱するようになるため、ヘッドプレート4内に流通するインクを加温してインクの吐出動作を安定して行うことができるようになる。
図5は、マルチヘッドタイプのインクジェットヘッドユニットに関する概略構成図である。共通ベース部材200の下面に、上述した支持プレート、フィルタプレート、補強プレート及びヘッドプレートからなるユニットブロック100が複数個取り付けられている。共通ベース部材200の上面には、ユニットブロック100の対向する位置に管路用ヒータ201が密着固定されている。共通ベース部材200の内部には、ユニットブロック100に対応して複数の供給管路が形成されており、各供給管路に連結チューブ302が接続されている。連結チューブ302全体は、ヒータカバー303で被覆されており、連結チューブ302内を流通するインクを加温するようにしている。連結チューブ302は切換弁301を介してインクタンク300に接続されている。
インクタンク300から供給されるインクは、連結チューブ302、共通ベース部材200及びユニットブロック100を流通していく間にヒータで加温されるようになり、ノズルからインクが吐出される直前まで所定の温度状態に保持されて安定した吐出動作を行うことができる。
以上説明した例では、管路用ヒータ及び液室用ヒータとしてシート状のヒータを用いているが、こうしたシート状のヒータ以外にも同じような加熱面積で発熱することができるものであれば用いることができる。例えば、複数の棒状ヒータを配列したものを用いてもよい。
また、上述した例では、インク液室を構成するフィルタプレート3及び支持プレート5が液室部に相当し、ヘッドプレート4がインクジェットヘッド部に相当する。これらのプレートは、複数枚のシート部材を積層して構成することができ、その場合でもインク液室を構成するシート部材が液室部に相当するものとなる。
1 インクジェットヘッドユニット
2 ベース部材
3 フィルタプレート
4 ヘッドプレート
5 支持プレート
6 補強プレート
7 連結チューブ
8 インクタンク
9 制御装置
10 搬送ベルト
11 駆動ローラ
12 従動ローラ
13 フィルタ
14 シール部材
15 シール部材
16 シール部材
20 供給管路
21 管路用ヒータ
30 インク液室
31 凸条部
32 連通路
33 段差部
34 溝部
35 液室用ヒータ
40 ノズル
41 インク流路
42 開口部
50 連通路
60 連通路
61 段差部
100 ユニットブロック
200 共通ベース部材
201 管路用ヒータ
300 インクタンク
301 切換弁
302 連結チューブ
303 ヒータカバー

Claims (5)

  1. インク供給路が内部に形成された供給部と、前記インク供給路と連通するインク液室が内部に形成されるとともに当該インク液室内にシート状のフィルタを収容する液室部と、前記インク液室に連通するインク流路が形成されるとともに当該インク流路に連通するノズルからインクを吐出するインクジェットヘッド部とを備え、
    前記インク液室は、対向する内壁面の間を全面にわたって区画するように前記フィルタが設けられており、前記フィルタにより区画された一方の区分液室には端部に前記インク供給路に連通する流入口が形成されるとともに他方の区分液室には前記流入口とは反対側の端部に前記インク流路に連通する流出口が形成されて前記フィルタの面方向にインクが流通するように設定されており、
    前記インク液室内のインクを加温する液室用ヒータが前記フィルタ面に対向配置されて設けられている
    ことを特徴とするインクジェットヘッドユニット。
  2. 前記液室部及び前記フィルタは、熱伝導性を有する部材からなることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッドユニット。
  3. 前記インク供給路は、前記インク液室に対向配置されて前記インク液室内のインク流通方向とは反対方向にインクを流通させる管路部分を有しており、前記供給部には、前記管路部分に対して前記インク液室とは反対側に配置されて前記管路部分内のインクを加温する管路用ヒータを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットヘッドユニット。
  4. 前記インクジェットヘッド部は、前記液室用ヒータに密着して設けられた熱伝導性を有する部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッドユニット。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のインクジェットヘッドユニットを備えたインクジェット記録装置。
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