JP4119131B2 - 二層印刷ヘッド構成を使用する音響インキ印刷を行うための小滴噴射装置 - Google Patents

二層印刷ヘッド構成を使用する音響インキ印刷を行うための小滴噴射装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二層構成を使用する音響インキ印刷を行うための小滴噴射装置および小滴噴射方法に関し、特に小滴として噴射される液体が滞留するプールの他に、連続した、高速の、層流である冷却液の流れを提供する音響的に作動する小滴噴射装置および小滴噴射方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明は、特に音響インキ印刷に関するものであるので、音響インキ印刷を特に参照しながら説明するが、本発明が、他の分野および用途にも有用であることも理解することができるだろう。例えば、本発明は、その内部において、溶融金属等のような他のタイプの流体が、噴射装置のアレーにより噴射される他の音波発生器でも使用することができる。
【0003】
背景について説明すると、音響小滴噴射装置は当業者にとって周知のものであり、流体の小滴を噴射するために焦点を合わせた音響エネルギーを使用する。音響小滴噴射装置は、広い範囲の流体を小滴として噴射することができるので、種々の用途に役に立つ。例えば、マーキング流体を使用する場合には、音響小滴噴射装置をプリンタ内の印刷ヘッドとして使用することができる。音響小滴噴射装置は、小滴の大きさおよび量を制御するために、詰まり易いノズルを用いないで、音響小滴噴射装置で多くの他の流体を使用することができ、種々の用途に役に立つ。例えば、1996年10月15日付け米国特許第5,565,113号(ハディミオグル他、「リソグラフィにより形成した噴射ユニット」)は、マイラ触媒、溶融半田、高温溶融ワックス、カラー・フィルタ材料、抵抗および化学的および生物学的化合物が、すべて、音響小滴噴射装置で使用することができる材料であると開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
音響小滴噴射装置で高速な流体を使用する場合の1つの問題は、粘度の高い流体で使用した場合、音響エネルギーの減衰が大きいことである。減衰率が高いので、高粘度の流体から小滴を噴射するためには、大きな音響エネルギーが必要になる。1996年10月15日付け米国特許第5,565,113号(ハディミオグル他、「リソグラフィにより形成した噴射ユニット」)は、図1に示すような、この問題に対する1つの解決方法を開示している。
【0005】
図1は、米国特許第5,565,113号(ハディミオグル他、「リソグラフィにより形成した噴射ユニット」)が開示しているような音響により作動するプリンタ用の個々の小滴噴射装置10である。小滴噴射装置10は、1つの表面上の2つの電極17の間に位置するトランスジューサ16と、対向する表面上に位置する音響レンズ14とを備える基部基板12を持つ。減衰の小さい液体23が入っている、側壁20により形成されている液体セル22を含む頂部支持体18が、音響レンズとして基部基板12の同じ側面に取り付けられている。液体セル22の頂面を形成していて、減衰の小さい液体23を密封している音響的に薄いキャッピング構造体26が、頂部支持体18により支持されている。
【0006】
小滴噴射装置10は、さらに、噴射液32が入っている音響的に薄いキャッピング構造体26上に位置しているタンク24を含む。図1に示すように、タンク24は、側壁34に形成している開口部30を含む。側壁部34は、噴射液32が通る複数の丸窓36を含む。圧力手段は、音響的に薄いキャッピング構造体26上に自由面28を持つ噴射液32のプールを形成するために、丸窓36を通して噴射液32を強制的に送る。
【0007】
トランスジューサ16、音響レンズ14、および開口部30は、すべて軸方向に整合していて、そのため、トランスジューサ16が発生する音波は、その整合している開口部30内の噴射液32の自由面28にほぼ位置する、その整合している音響レンズ14により焦点を結ぶ。十分なエネルギーが得られた場合、マウンド38が形成され、小滴39が上記マウンド38から噴射される。音響エネルギーは、音響的に薄いキャッピング構造体26および減衰の小さな液体23を容易に通過することができる。噴射液32の非常に薄いプールを維持することにより、噴射流体32の高い減衰率による音響エネルギーの損失が、最小限度に抑えられる。
【0008】
図2は、図1の小滴噴射装置10の2つのアレーの斜視図である。開口部30のアレー31は、2つのタンク24上に離して設置することができる。各アレー31は、幅Wおよび長さLを持つ。この場合、アレー24の長さLは、幅Wより長い。小滴噴射装置10の複数のアレーを持っているので、カラー印刷を行うのに役に立つ。この場合、各アレーは、異なる色のインキと関連することができる。アレーの構成がこのようになっているので、個々の各小滴噴射装置10を正確に位置させることができ、アレー31相互の整合を正確に行うことができ、その結果、とりわけ、小滴の噴射位置を正確にすることができる。
【0009】
しかし、減衰の小さな液体23、噴射液32および基板12は、減衰の小さな液体23、噴射液32および基板12に吸収される音響エネルギーの一部により加熱される。上記音響エネルギーは、噴射した小滴39の運動エネルギーおよび表面エネルギーに変換されない。これにより、噴射液32が過度に加熱される。噴射液32は、噴射された小滴が、印刷媒体上の間違った位置に噴射される前に、摂氏温度でわずか数度だけ温度の温度上昇を招くだけで温度を維持することができる。最悪の場合には、減衰の小さな液体23は、十分なエネルギーを吸収して沸騰し、小滴噴射装置10を損傷してしまう。実際には、減衰の小さな液体23が、短時間で過度のエネルギーを吸収し、許容できないレベルまで加熱するのを防止するために、噴射速度を非常に低く維持しなければならない。
【0010】
それ故、早い噴射速度で、均一な動作温度を維持しながら動作するように小滴噴射装置10を設計することができれば、それは非常に望ましいことである。1999年7月23日出願、2000年10月17日公告の米国特許第6,134,291号(「音響インキ噴射印刷ヘッドの設計、および流動する冷却剤および噴射流体を使用する動作方法」)は、そのような従来技術の1つを開示している。
【0011】
図3について説明すると、上記米国特許が開示しているように、この図は、小滴噴射装置40の断面図である。小滴噴射装置40は、一方の表面上にトランスジューサ46を備え、対向する表面上に音響レンズ40を備える基部基板42を持つ。基部基板42から間隔を置いて、音響的に薄いキャッピング構造体50が設置されている。音響的に薄いキャッピング構造体50は、例えば、シリコンからできている硬質の構造体であってもよいし、例えば、パリレン、マイラまたはカプトンからできている膜状の構造体であってもよい。音響伝送特性を維持するために、音響的に薄いキャッピング構造体50は、好適には、膜状材料内を伝わる音響エネルギーの波長の約1/10のような非常に薄い厚さを持つか、または膜状材料内を伝わる音響エネルギーの波長の1/2の倍数にほぼ等しい厚さを持つことが好ましい。音響的に薄いキャッピング構造体50が、硬質の材料でできていても、または膜でできていても、このキャッピング構造体は、比較的薄く、もろくて壊れやすい傾向がある。音響的に薄いキャッピング構造体50を、さらに安定にするために、この構造体は、キャッピング構造体支持体51により支持されている。キャッピング構造体支持体51は、基部基板42と音響的に薄いキャッピング構造体50の間に有り、基部基板42から間隔を置いて位置された音響的に薄いキャッピング構造体50に隣接して位置する。キャッピング構造体支持体51は、レンズ・アレー44に同様の態様で位置する一連の間隔を置いた開口部49を備えていて、そのため、焦点が合っている音響エネルギーは、ほとんど妨害を受けずにキャッピング構造体支持体51を通過することができる。開口部49の直径は、キャッピング構造体支持体の開口部の直径d1と同じである。キャッピング構造体支持体51を追加することにより、音響的に薄いキャッピング構造体50として、さらに種々の材料を使用することができ、音響的に薄いキャッピング構造体50の強度および安定性がさらに改善される。
【0012】
基部基板42と音響的に薄いキャッピング構造体50との間の空間により形成されたチャンバは、減衰の小さな流体52により満たされる。上記チャンバは、減衰の小さな液体52で満たすことができ、図1のところで説明したように密封されるが、上記チャンバを密封しないで、減衰の小さな流体52が、チャンバを通って流れることができれば、種々の利点を持つことができる。図3は、図の面に対して直角であり、図の面から突き出る、減衰の小さな流体の流れの方向F2を示す。しかし、この方向に、すなわち、減衰の小さな流体の流れの方向F2の方向に噴射する小滴噴射装置40は、恐らく最も容易に作ることができるが、流れの方向を他の方向にすることもでき、ある環境下では、そうすることが好ましい場合もある。例えば、小滴噴射装置40は、また、減衰の小さな液体の流れの方向F2が、図の面内で「右」または「左」の方向に流れるように作ることもできる。
【0013】
減衰の小さな液体52が流れることにより、減衰の小さな液体52は、小滴噴射装置40の熱を均一に維持するのを助けることができる。より詳細に説明すると、音響噴射プロセス中に発生した過度の熱により、減衰の小さな液体52自身が加熱される機会を少なくするばかりでなく、減衰の小さな液体52が、基板42と熱的に接触しているので、減衰の小さな液体52は、動作中に基板42内で発生した過度の熱を吸収して、基板42が過度の加熱されるのを防止することもできる。さらに、比較的硬質のキャッピング支持体上の、薄いキャッピング構造体のこの構造により流体工学的に密封された流れのチャンバが形成され、焦点があっている音響ビームに対するキャッピング構造体の位置を変更しないで、減衰の小さな流体の流速を比較的速くすることができる。従って、過度に発生した熱および温度を急速に均等に除去することができる。
【0014】
音響的に薄いキャッピング構造体50から間隔を置いて、液体レベル制御プレート56が設置されている。音響的に薄いキャッピング構造体50および液体レベル制御プレート56は、噴射流体48を保持するチャネルを形成する。液体レベル制御プレート56は、開口部60のアレー54を含む。トランスジューサ46、音響レンズ44、開口部49および開口部60は、すべて軸方向に整合していて、そのため、1つのトランスジューサ46が発生した音波は、その整合している開口部60内の噴射液48の自由面58付近に位置する、整合している音響レンズ44により焦点が合わせられる。十分なエネルギーが得られた場合には、小滴が噴射される。液体レベル制御プレート56内の開口部60の直径は、液体レベル制御プレート開口部の直径d2と同じであることに留意されたい。トランスジューサが発生した音波が確実に、キャッピング構造体支持体内の開口部49を通してほとんど妨害を受けないで伝播することができるように、開口部の直径d1は、それが開口部49を通過する際の、音響ビームの直径より大きくなければならない。
【0015】
図4は、図3の小滴噴射装置40の斜視図である。開口部60のアレー54は、液体レベル制御プレート56上に明示されている。基部基板42と音響的に薄いキャッピング構造体50との間の減衰の小さな流体の流れの方向F2は、および音響的に薄いキャッピング構造体50と液体レベル制御プレート56との間の噴射流体の流れの方向F1を明示している。図4は、アレー54の長さLおよび幅Wを示し、また幅Wが長さLより短いことも示している。噴射流体の流れの方向F1は、噴射流体48が、アレー54の長い方の長さLに沿ってではなく、アレー54の短い方の幅Wに沿って流れるような方向を向いている。噴射流体の流れの方向F1は、減衰の小さな液体の流れの方向F2に直角になっているが、これは好適には、噴射流体が拘束要因に影響を受けやすいために、噴射流体48が、長い方の長さLに沿ってではなく、アレー54の短い方の幅Wに沿って流れるように噴射流体の流れの方向F1を配置することが好ましいためである。例えば、アレー54に沿った噴射流体48の小さな圧力の変動が、噴射された小滴の方向を間違った方向に向けてしまう恐れがある。しかし、この構成の場合には、噴射流体48の流速は、多くの拘束要因によりほとんど影響を受けない。
【0016】
しかし、小滴噴射装置40が、噴射流体の流れの方向F1、および減衰の小さな液体の流れの方向F2が、相互に垂直にではなく、ほぼ平行であるような構造になっている場合には、好適には、噴射流体の流れの方向F1および減衰の小さな流体の流れの方向F2が、上記理由によりアレーの幅に沿った方向を向くことが好ましい。
【0017】
図5は、噴射流体48を小滴噴射装置に供給するために、流体マニフォールド62と一緒に、図3および図4の小滴噴射装置を組み立てる方法を示す断面図である。ある状況下では、流体マニフォールド62を単体構造にすることが望ましいが、この実施形態の場合には、流体マニフォールド62は、柔軟なシール84を間において、2つの部分、すなわち、上部マニフォールド98および下部マニフォールド92に分割されている。
【0018】
下部マニフォールド92は、液体レベル制御ギャップ突起94を持つ。液体レベル制御プレート56は、液体レベル制御ギャップ突起94に取り付けられる。液体レベル制御ギャップ突起94は、部品が小滴噴射装置40に組み立てられ、下部マニフォールド92に取り付けられた場合に、基部基板42と液体レベル制御プレート56との間に正確な間隔を置くために使用される。
【0019】
下部マニフォールド92および小滴噴射装置スタック40と一緒に組み立てられた追加部品は、図6に示すように、ブリッジ・プレート82である。ブリッジ・プレート82は、柔軟なケーブル100を装着するために使用される。柔軟なケーブル100は、柔軟なケーブル100上の装着される個々の回路部材76を接続するために使用され、焦点が合っている音波を発生し、制御するために使用される。ボンド・ワイヤ96は、柔軟なケーブル100と基部基板42上に装着されている回路チップ80との間を電気的に接続する。
【0020】
図6は、減衰の小さな流体52を小滴噴射装置に供給するために、流体マニフォールド62と一緒に、図3および図4の小滴噴射装置を組み立てる方法を示す断面図である。ある状況下では、流体マニフォールド62を単体構造にすることが望ましいが、この実施形態の場合には、流体マニフォールド62は、ここでも、柔軟なシール16を間において、上記2つの部分、すなわち、上部マニフォールド98および下部マニフォールド92に分割されている。
【0021】
キャッピング支持体プレート51は、基板42の下に位置していて、部品が小滴噴射装置40に組み立てられ、下部マニフォールド92に取り付けられた場合に、基部基板42と音響的に薄いキャッピング構造体50との間に正確な間隔ができるような方法で基板の周囲を密封する。
【0022】
小滴噴射装置40を組み立て、流体マニフォールド62に取り付けると、マニフォールド入り口86、120から始まって、基部基板42と音響的に薄いキャッピング構造体50との間のギャップを通って延び、マニフォールド出口88、122のところで終わる液体が流れるチャンバ128が形成される。
【0023】
しかし、これら周知の音響インキ印刷ヘッド構成の中のどれを使用しても、流動する冷却材の温度をシステムの温度および連続的に流れなくてもよいインキ・タンクの温度と同じにすることはできない。(容易に流動しない)高粘度のインキおよび流動する冷却材の両方を使用するいくつかの利点を1つの有利な装置で実現するために、このような構成を使用することが望まれている。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明は、二層印刷ヘッド構成を使用する音響インキ印刷を行うための方法および装置を提供する。
【0025】
本発明は、音波の焦点を合わせるためのフォーカス装置の第1のアレーが上面に配置された基板と、オリフィスの第2のアレーが内部に配置されたプレートであって、前記第2のアレーのオリフィスと前記フォーカス装置の前記第1のアレーと整合しているプレートと、前記プレートと前記基板との間に位置する膜と、前記基板と前記膜により形成された空間であり、当該空間の側面に連通する入口ポート、及び、当該空間の側面に連通する出口ポートを備える第1の流体チャンバと、前記膜と前記プレートとにより形成された空間であり、第2の流体を保持る第2の流体チャンバとを含んで成り、前記オリフィスを通して前記第2の流体の小滴が噴射され、供給源から前記第2の流体が引き出されるまで前記量の第2の流体の滞留を維持し、前記噴射が前記第1のアレーのフォーカス装置による音波の発生および焦点合わせに依存する小滴噴射装置である。
【0026】
また、本発明の第1の流体は冷却材である小滴噴射装置。
【0027】
また、本発明の第2の流体はインキである小滴噴射装置。
【0028】
また、本発明の方法は、第1のアレーを横切る第1のチャンバ内の冷却材の連続的な流れを容易にするためのステップと、オリフィスを通してインキの小滴が噴射され、第2の流体チャンバ内のインキの滞留を維持し、第2のチャンバ内にインキを供給するステップとを含み、前記噴射は第1のアレーのレンズによる音波の発生および焦点合わせに依存する小滴噴射装置である。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明は、種々の流体と一緒に効果的に使用できる音響インキ印刷ヘッド、または小滴噴射装置を供給し、優れた熱制御を行うことが周知の改善である。この点に関して、本発明の印刷ヘッドは、例えば、高温溶融インキのような粘度の高いインキの使用に関連する特定の用途に使用することができる。これらのインキは、少なくともその一部についてはすでに説明したように、通常、熱制御をするのが難しいが、本発明は、連続的に流れる二層の、または減衰の小さな流体を追加使用することによりこの問題を克服する。
【0030】
より詳細に説明すると、本発明を使用すれば、連続的に流れないが、その代わり、流れないまたは停滞しているプール内に収容することが、もっと容易な粘度の高いインキを有利に使用することができる。通常の状態では、このような実行の際には熱的な問題が起こる。何故なら、流動しないインキは、印刷ヘッドの動作中に発生する望ましくない熱を保持する傾向があるからである。さらに、高温の溶融インキの場合には、印刷できるようにするために、上記インキに熱を加えなければならない。
【0031】
しかし、本発明の印刷システムは、印刷ヘッドの動作中に発生し、インキ内に溜まった望ましくないすべての熱を除去するために連続的に流動する二層の流体を使用するためのものでもある。そのため、印刷ヘッドは、ほとんどの状況下で、冷却材として機能するが、(ある状況の下では、インキを加熱するために使用することができる)二層流体により冷却される。
【0032】
以下にさらに詳細に説明する好適な構成の場合には、二層流体は、インキおよび噴射アレーに非常に近いところに位置する等温流体として機能する。この機能の利点は、上記冷却および熱的制御を助長することである。それと同時に、二層流体を使用しているために、印刷ヘッドの質量が低減することである。何故なら、加熱部材を使用しているために、部品の数が少なくてすむからである。さらに、噴射前にシステム内に貯えられている間、インキの温度が低温状態に維持される。粘度の高いインキを低温で貯蔵すると、通常、インキの寿命が長くなり、安定性が向上する。
【0033】
音響インキ印刷システムの通常の動作および構造についての上記説明は、本発明に対しても同様に適用されることを理解されたい。上記の周知の構造とは異なる本発明のすべての点について、以下にさらに詳細に説明する。
【0034】
図面について説明するが、図面は、本発明の好適な実施形態を説明するためだけのものであって、本発明を制限するものではない。図7は、本発明の好適なシステム全体の構造の部分図である。この図に示すように、小滴噴射装置または音響インキ印刷ヘッド200は、その上に位置し、音波の焦点を合わせるための装置206のアレー204を持つ基部基板202を備える。上記装置は、好適には、フレネル・レンズから形成することが好ましい。しかし、任意の音波発生装置で十分である。噴射装置は、さらに、その内部に配置されているオリフィス212のアレー210を持つプレート208を含む。プレート208は、また、液体レベル制御プレートと呼ばれることもある。レンズまたは焦点を合わせるための装置のアレー204は、焦点を合わせるための各装置またはレンズ206が、オリフィス212と整合するようにオリフィスのアレー210と整合していることを理解されたい。それ故、(レンズ、オリフィスおよびトランスジューサを備える)複数の個々の噴射装置は、1つの噴射装置または噴射アレーを形成する。
【0035】
図7は、またプレート208と基板202との間に位置している膜またはキャッピング構造体214も示す。好適には、膜214は、音響的に薄いものであることが好ましい。音響的に薄いという用語は、通常、そこを通して伝播する波の波長より短い波長を持つ構造体を形成することを意味する。それ故、膜は、インキの表面に焦点を結ぶ膜を通してレンズから伝送される波の伝播を妨害しない。図7には示していないが、膜は、また、図3−図4に示す支持構造体類似の支持構造体を備えることができることを理解されたい。
【0036】
重要なことは、第1の流体チャンバ220は、基板202および膜214により形成される。第1の流体チャンバ220は、レンズ・アレー214を横切って、第1の流体(二層流体)の連続的な流れを容易にするためのものであることである。この点に関して、第1の流体は、好適には、減衰の小さな流体か、(水性インキ用の)水のような冷却材、または(相変化インキ用の)ヂエチレン・グリコールであることが好ましい。しかし、十分な熱消散特性を持つ粘度の低い任意の流体も使用することができる。二層流体の流れの方向は、図9および図10を参照しながら、以下にさらに詳細に説明する。
【0037】
第2の流体チャンバ230は、すなわち、膜214およびプレート208により形成される。第2の流体チャンバ230は、第2の流体の滞留を維持するためのものである。好適には、第2の流体は、インキのような噴射流体であることが好ましい。上記量のインキは、インキが、インキ供給源またはシステム用のタンクから引き出される時まで第2のチャンバ内にほぼ停滞している。本発明のこの実施形態の場合には、オリフィス212を通してインキの小滴が噴射された場合に、インキが引き出される。上記噴射は、対応する焦点を結ぶための装置またはレンズによる音波の発生および焦点合わせには、影響されないことを理解されたい。
【0038】
図7は、また、基板202上のレンズ206に対向する側面上に位置するトランスジューサ240も示す。上記トランスジューサ240は、好適には、基板202を通って伝播し、レンズ206により焦点を結び、最終的にはオリフィス212を通して、インキの小滴を噴射する音波を発生することが好ましいことを理解されたい。
【0039】
印刷ヘッド200は、マニフォールド構造体252内に形成されているインキ供給チャネル250を有する。好適には、インキ・チャネル250は、システム内の適当なインキ・タンク(図示せず)からチャンバ230にインキを供給することが好ましい。インキは、インキ・チャンバの狭い幅を収容するように、層流の形で供給される。しかし、インキは循環しない。インキは、単にチャンバ内に溜められ、チャンバから小滴が噴射された場合に、新しいインキが供給される。この点に関して、各インキ・オリフィスのメニスカス内の毛細管現象による力により、インキ滴の噴射中にインキが除去された後で、再充填または置き換えが容易に行われる。
【0040】
図7は、また、この図には示していないが、(点線で示す)矢印Xの方向に、チャンバ220内で第1の流体の流れを容易にする例示としてのチャネル270の構造体の一部を示す代表的な横断面の一部の拡大図も示す。チャネル270は、例えば、(図8および図9に出口ポートとして示した)ポート264に連絡していることを理解されたい。ポート260のような入り口ポートの場合には、流れの方向は反対になる。
【0041】
図7に印刷ヘッドの一部を示す。8列の噴射装置しか示していないが、16列の噴射装置を持つもっと大きな印刷ヘッドの約半分であることを理解されたい。もちろん、図に示す噴射装置も、もっと小型の印刷ヘッド用の全アレーを構成することもできる。しかし、16列の噴射装置が必要な場合には、実施形態は、図に示すように、基板202から噴射装置の他のアレーおよび対応する構造体に延びる印刷ヘッドのほぼ同一または相補の部分を含む。印刷ヘッドの対向側面上には、別のマニフォールドも設置されていることを理解されたい。さらに、インキ・チャンバは、対向アレーには延びていないことを理解されたい。何故なら、噴射装置の2つのアレーの間のオリフィス・プレートに十分な支持構造体を設置しなければならないからである。それ故、対向側面上に設けられているが、噴射装置アレー(図示せず)に別のインキ・チャンバが設置され、2つのチャンバ間にはインキは流れない。もちろん、16列の噴射装置を収容するのに、支持体を必要としないように、印刷ヘッドに、十分に安定しているオリフィス、または液体レベル制御プレートを設置できる場合には、1つのインキ・チャンバおよびマニフォールドで両方のアレーにインキを容易に供給することもできる。しかし、印刷ヘッドの好適な実施形態の場合には、そのような構成になっていない。
【0042】
図8について説明すると、この図は、マニフォールド252のインキ・チャネル250が、インキ供給源(図示せず)と連絡するために動作するスロット状の開口部254を持つことを示している印刷ヘッド200の斜視図である。さらに、第1のチャンバは、第1のチャンバ220内に保持され、このチャンバを通って循環する冷却材用の入り口として機能するポート260を備える。同様に、図の実施形態内で冷却材用の出口として機能するポート262および264は、噴射装置アレーの入り口ポート260と同じ側面に沿って設置されている。入り口ポートおよび出口ポートは、噴射装置アレーの全長に沿って、交互に位置されることを理解されたい。また、入り口ポートおよび出口ポートは、印刷ヘッド・システムを通して冷却材が循環できるように、冷却材の連続的な流れを、第1のチャンバ、および印刷ヘッドに関連する適当な冷却材の流れ用の構造体(図示せず)に供給するために、適当なマニフォールド構造体(図示せず)と連絡させるために動作することを理解されたい。
【0043】
当業者であれば、循環経路に沿って冷却材の温度を制御するために、適当な温度制御装置を設置できることを理解することができるだろう。もちろん、好適な構成の場合には、第1の流体は、動作中に、噴射アレーの温度を下げる冷却材である。それ故、循環経路に沿って使用することができる温度制御素子は、冷却構造体の形をとる。しかし、同様に、印刷ヘッドを加熱し、(それにより、例えば、高温溶融インキのような噴射流体を加熱するために)循環経路に沿って加熱構造体を設置したほうが好ましい場合もある。本発明のある種の実施形態の場合には、二層流体だけが、追加の構造体を使用しないで印刷ヘッドの温度特性を制御する。
【0044】
図9は、入り口ポート260が、第1のチャンバ220に流体を供給する様子を示すオリフィス・プレートと膜を除去した印刷ヘッドの平面図である。供給された流体は、それぞれ、最も近い出口ポート262および264に向かってF1およびF2の方向に流れる。この図に示すように、流れは、好適には、入り口ポートおよび出口ポートの付近を除いて、印刷ヘッドの全長にほぼ沿って流れることが好ましい。それ故、流れは、第1のチャンバ内でほぼ「U」字形になる。もちろん、これらの流れの経路は、全印刷ヘッドに沿ってまた横切って繰り返し同じ形になる。流体が、ポート262および264を通ってチャンバから流出すると、上記インキはシステムを通って再循環する。このような流体の連続的な流れは、印刷ヘッドの熱を制御する。
【0045】
図9の実施形態を見れば分かるように、ほぼ「U」形の流れの経路が形成されるのは、16列の実施形態の構造体が、8列の噴射装置のアレーの間に位置する支持構造体を持っているからである。その結果、印刷ヘッドの一方の側面から他方の側面に、印刷ヘッドの幅の方向に連続的な流れを形成することはできない。
【0046】
しかし、本発明の別な実施形態の場合には、噴射装置の8列のアレーしか使用していない。それ故、図10に示すように、(図9類似の図においては)印刷ヘッド400は、噴射装置402の1つの8列のアレーしか含んでいない。便宜上、噴射装置は、詳細に示していない。この構成の場合には、入り口ポート404は、アレー402の一方の側面上にしか設置されていないし、出口ポート406は、アレーの対向側面上に設置されている。チャンバに流入した流体は、例えば、F3、F4、F5、F6、F7およびF8のような、図に示す流れのラインに沿って連続的に流れる。図を見れば分かるように、液体の流れは、チャンバに流体を層流の形で供給するために、各入り口ポートから扇の形で流れる。その後で、液体は、種々の適当な出口ポートのところで、チャンバから流出し、上記のように循環する。
【0047】
図9または図10のいずれかの実施形態の場合には、流体が実際に流れない領域、いわゆる「停滞領域」が結果として形成される湾曲している流れのラインにより衝撃を受ける入り口ポートと出口ポートとの間の領域を考慮に入れることが好ましい。インキ・チャンバ内においては、インキのプールが、(インキが置換される場合を除いて)停滞することが望ましいが、噴射装置のアレーをカバーしている第1のチャンバ内の領域には停滞しないことが望ましい。流れが停滞するために、この領域は冷却されない。そのため、図9にX1で示す領域、および図10にX2およびX3で示す領域のような潜在的に停滞している領域は、好適には、印刷ヘッドの構成部材の大きさおよび設置位置を決定する際には、使用しないことが好ましい。それ故、流動する流体は、例えば、停滞を防止するために、扇状に広がることが望ましい。所与の設計の際に、上記領域を全面的に避けることができない場合には、任意の上記停滞領域を、噴射装置が設置されていない縁部に沿うように、噴射装置のアレーに衝突しないチャンバ内の領域に制限すべきである。
【0048】
この点に関して、他の関連考慮事項としては、1つのアレー(または複数のアレー)で実行する噴射装置の数、相互間および噴射装置のアレーに対する入口ポートおよび出口ポートの間の間隔等がある。また、何処に位置していても、流れ経路は、冷却流体が、熱を除去するのに十分な側で流れることができ、その結果、印刷ヘッドを効果的に冷却できるように、流れを妨害しない流れラインを形成することが望ましい。
【0049】
実施形態の一部として、その内部に印刷ヘッドおよび任意の関連する構造体が設置されるプリンタ内の空間の一定の部分だけしか使用できないことを理解されたい。しかし、同時に、噴射流体および二層の流体の両方用の入口ポートおよび出口ポートのような関連素子を収容するために、印刷ヘッドは十分な大きさを持っていなければならない。
【0050】
それ故、上記考慮事項は、印刷ヘッドの長さおよび幅に影響を与える。しかし、印刷ヘッドの高さもシステムの動作特性の関数である。これらのラインに沿って、印刷ヘッド・アレーに層流の形で供給される流体の大きさも複数の要因となる。当業者であれば、このことを考慮に入れて、印刷ヘッドを実行する場合には、種々の設計上の折り合いが絡んでくることを理解することができるだろう。例えば、インキが非常に薄い場合には、システム内に圧力勾配が形成され、それにより、メニスカスがずれて、システムのパワーの均一性が悪影響を受ける場合がある。反対に、二層の流体が、非常に薄いシートの形で供給された場合には、システム内で温度勾配が発生する場合がある。このこともまた、パワーを非均一にする。
【0051】
一例を挙げると、約12センチポイズの粘度を持つ相変化インキと一緒に使用する8列の噴射装置を含む印刷ヘッドの場合には、第1および第2の流体用のチャンバは、その高さは約5ミル(0.05インチ)でなければならない。噴射装置が8列の場合には、入口ポートと出口ポートとの間の間隔は、好適には、5〜10ミリであることが好ましい。結果として得られる噴射滴は、好適には、その量が2ピコリットルであり、25キロヘルツの頻度で噴射できることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 音響的に作動するプリンタ用の、従来技術の小滴噴射装置の断面図である。
【図2】 図1の従来技術の小滴噴射装置のアレーの斜視図である。
【図3】 従来技術の小滴噴射装置の断面図である。
【図4】 図3の小滴噴射装置の斜視図である。
【図5】 噴射流体マニフォールドが取り付けられている、図3の小滴噴射流体の断面図である。
【図6】 減衰の小さな液体流体マニフォールドが取り付けらている、図3の小滴噴射流体装置の断面図である。
【図7】 本発明の小滴噴射流体装置の断面図である。
【図8】 図7の小滴噴射装置の斜視図である。
【図9】 図7の小滴噴射装置の例の平面図である。
【図10】 図7の小滴噴射装置の別の例の平面図である。
【符号の説明】
10 小滴噴射装置、12 基部基板、14 音響レンズ、16 トランスジューサ、18 頂部支持体、20 側壁、22 液体セル、23 減衰の小さい液体、24 タンク、26 キャッピング構造体、28 自由面、30 開口部、31 アレー、32 噴射液、34 側壁、36 丸窓、38 マウンド、39 小滴、40 小滴噴射装置、42 基部基板、44 音響レンズ、46 トランスジューサ、48 噴射流体、49 開口部、50 キャッピング構造体、51 キャッピング構造体支持体、52 減衰の小さな液体、54 アレー、56 液体レベル制御プレート、58 自由面、60 開口部、62 流体マニフォールド、76 回路部材、80 回路チップ、82 ブリッジ・プレート、84 シール、86 マニフォールド入口、88 マニフォールド出口、92 下部マニフォールド、94 液体レベル制御ギャップ突起、96 ボンドワイヤ、98 上部マニフォールド、100 柔軟なケーブル、116 シール、120マニフォールド入口、122 マニフォールド出口、128 チャンバ、200 音響インキ印刷ヘッド、202 基部基板、204 アレー、206 デバイス、208 プレート、210 アレー、212 オリフィス、214 膜、220 第1の流体チャンバ、230 第2の流体チャンバ、240 トランスジューサ、250 インキ供給チャネル、252 マニフォールド構造体、254 開口部、260 入口ポート、262 ポート、264 ポート、270 チャネル、400 印刷ヘッド、402 噴射装置、404 入口ポート、406 出口ポート。

Claims (5)

  1. 小滴噴射装置であって、
    音波の焦点を合わせるためのフォーカス装置の第1のアレーが上面に配置された基板と、
    オリフィスの第2のアレーが内部に配置されたプレートであって、前記第2のアレーのオリフィスと前記フォーカス装置の前記第1のアレーと整合しているプレートと、
    前記プレートと前記基板との間に位置する膜と、
    前記基板と前記膜により形成された空間であり、当該空間の側面に連通する入口ポート、及び、当該空間の側面に連通する出口ポートを備える第1の流体チャンバと、
    前記膜と前記プレートとにより形成された空間であり、第2の流体を保持る第2の流体チャンバとを含んで成り、
    前記オリフィスを通して前記第2の流体の小滴が噴射され、供給源から前記第2の流体が引き出されるまで前記量の第2の流体の滞留を維持し、前記噴射が前記第1のアレーのフォーカス装置による音波の発生および焦点合わせに依存する小滴噴射装置。
  2. 請求項1記載の小滴噴射装置において、前記第1の流体が冷却材である小滴噴射装置。
  3. 請求項1記載の小滴噴射装置において、前記第2の流体がインキである小滴噴射装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項記載の小滴噴射装置において、
    前記入口ポートと前記出口ポートは、前記第1の流体チャンバの前記空間の同じ側面に沿って交互に配置されていることを特徴とする小滴噴射装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項記載の小滴噴射装置において、
    前記入口ポートは、前記第1の流体チャンバの前記空間の第1の側面に沿って配置され、
    前記出口ポートは、前記第1の流体チャンバの前記空間における前記第1の側面に対向する側面に沿って配置されていることを特徴とする小滴噴射装置。
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