JP2016014756A - 電気光学モジュールおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】集積回路で発生した熱を効率よく逃がすことのできる電気光学モジュール、および当該電気光学モジュールを備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】電気光学モジュール10において、電気光学パネル20を支持するフレーム30およびプレート40にはフレーム側放熱部36およびプレート側放熱部46が形成されている。第1フレキシブル配線基板60には、フレーム側放熱部36およびプレート側放熱部46と平面視で重なる位置に第1集積回路80が実装されており、第1集積回路80は、プレート40のプレート側凸部465に直接接している。また、第2フレキシブル配線基板70に実装された第2集積回路90は、第1集積回路80と平面視で重なっており、第2集積回路90は、第2フレキシブル配線基板70を介してフレーム30に接している。
【選択図】図4

Description

本発明は、集積回路が実装されたフレキシブル配線基板が電気光学パネルに接続された電気光学モジュール、および当該電気光学モジュールを備えた電子機器に関するものである。
投射型表示装置等の電子機器では、集積回路が実装されたフレキシブル配線基板が電気光学パネルに接続された電気光学モジュールが用いられている。かかる電気光学モジュールでは、集積回路の処理能力の向上に伴い、集積回路の消費電力が増加し、発熱量が増加する傾向にある。そこで、電気光学パネルを収容するケースに、フレキシブル配線基板に対して集積回路が実装されている側とは反対側で重なる放熱部を設けるとともに、フレキシブル配線基板と放熱部とを接着することにより、集積回路で発生した熱を、フレキシブル配線基板および放熱部を介して放熱部に逃がす構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−75457号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、集積回路からみてフレキシブル配線基板が位置する一方側にのみ熱を逃がす構成であるため、集積回路で発生した熱を十分に逃がすことができないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、集積回路で発生した熱を効率よく逃がすことのできる電気光学モジュール、および当該電気光学モジュールを備えた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学モジュールは、電気光学パネルと、該電気光学パネルを一方側から支持するフレームと、前記電気光学パネルを他方側から支持するプレートと、前記電気光学パネルの第1端子に接続された第1フレキシブル配線基板と、前記第1フレキシブル配線基板の前記プレート側の基板面において前記フレームおよび前記プレートと平面視で重なる位置に実装され、前記プレートに直接または接着部材を介して接する第1集積回路と、を有することを特徴とする。
本発明に係る電気光学モジュールにおいて、フレキシブル配線基板(第1フレキシブル配線基板)に実装された集積回路(第1集積回路)は、電気光学パネルを支持するフレームとプレートとの間に配置されている。このため、集積回路で発生した熱をフレームおよびプレートに効率よく逃がすことができる。また、第1集積回路は、プレートに直接または接着部材を介して接しているため、第1集積回路で発生した熱をプレートに効率よく逃がすことができる。それ故、第1集積回路の温度上昇を抑制することができる。
本発明において、前記電気光学パネルの第2端子に接続された第2フレキシブル配線基板と、前記第2フレキシブル配線基板の前記フレーム側の基板面において前記フレームおよび前記プレートと平面視で重なる位置に実装され、前記フレームに前記第2フレキシブル配線基板を介して接する第2集積回路と、を有する構成を採用することができる。かかる構成によれば、2つの集積回路(第1集積回路および第2集積回路)は、フレームとプレートとの間に配置されている。このため、集積回路(第1集積回路および第2集積回路)で発生した熱をフレームおよびプレートに効率よく逃がすことができる。また、第2集積回路は、第2フレキシブル配線基板を介してフレームに接しているため、第2集積回路で発生した熱をフレームに効率よく逃がすことができる。それ故、第2集積回路の温度上昇を抑制することができる。
本発明において、前記第1集積回路と前記第2集積回路とが平面視で重なっており、前記第1集積回路は、前記第1フレキシブル配線基板を介して前記第2集積回路に接している構成を採用することができる。かかる構成によれば、第1集積回路と第2集積回路とが平面視で重なっている場合でも、第1集積回路で発生した熱をプレートに効率よく逃がすことができ、第2集積回路で発生した熱をフレームに効率よく逃がすことができる。それ故、第1集積回路および第2集積回路の温度上昇を抑制することができる。
本発明において、前記第1フレキシブル配線基板において前記第1集積回路が実装されている部分と前記第2フレキシブル配線基板において前記第2集積回路が実装されている部分とが平面視でずれており、前記第1集積回路は、前記フレームに前記第1フレキシブル配線基板を介して接し、前記第2集積回路は、前記プレートに直接または接着部材を介して接している構成を採用してもよい。かかる構成によれば、第1集積回路で発生した熱をフレームおよびプレートに効率よく逃がすことができ、第2集積回路で発生した熱をフレームおよびプレートに効率よく逃がすことができる。それ故、第1集積回路および第2集積回路の温度上昇を抑制することができる。
本発明において、前記フレームには、前記第2集積回路と平面視で重なる位置に当該第2集積回路に向けて突出したフレーム側凸部が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、第2集積回路とフレーム側凸部とが第2フレキシブル配線基板を介して確実に接するので、第2集積回路で発生した熱をフレームに効率よく逃がすことができる。それ故、第2集積回路の温度上昇を抑制することができる。
本発明において、前記プレートには、前記第1集積回路と平面視で重なる位置に当該第1集積回路に向けて突出したプレート側凸部が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、第1集積回路とプレート側凸部とが確実に接するので、第1集積回路で発生した熱をプレートに効率よく逃がすことができる。それ故、第1集積回路の温度上昇を抑制することができる。
本発明において、前記第1フレキシブル配線基板の前記プレート側の基板面には、回路部品が実装され、前記プレートにおいて前記回路部品と平面視で重なる領域には、前記回路部品から離間する方向に凹んだ凹部が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、回路部品の高さ寸法(厚さ寸法)が大である場合でも、第1集積回路とプレートとが確実に接するので、第1集積回路で発生した熱をプレートに効率よく逃がすことができる。それ故、第1集積回路の温度上昇を抑制することができる。
本発明において、前記接着部材は接着剤であって、前記第1集積回路は、前記接着剤を介して前記プレートに接着され、前記プレートにおいて前記第1集積回路が接着されている領域には凹部が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、凹部を接着剤溜まり部として利用できるので、第1集積回路とプレートとを容易かつ確実に接着することができる。
本発明において、前記プレートは、前記電気光学パネルに対して平面視で重なるプレート側パネル支持部と、該プレート側パネル支持部から前記第1集積回路と平面視で重なる位置まで延在したプレート側放熱部と、を備え、前記プレートには、前記プレート側パネル支持部と前記プレート側放熱部との間に貫通穴が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、プレート側パネル支持部からプレート側放熱部への熱伝導や、プレート側放熱部からプレート側パネル支持部への熱伝導を抑制することができる。
本発明において、前記フレームは、前記電気光学パネルに対して平面視で重なるフレーム側パネル支持部と、該フレーム側パネル支持部から前記第1集積回路と平面視で重なる位置まで延在したフレーム側放熱部と、を備え、前記フレームには、前記フレーム側パネル支持部と前記フレーム側放熱部との間に貫通穴が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、フレーム側パネル支持部からフレーム側放熱部への熱伝導や、フレーム側放熱部からフレーム側パネル支持部への熱伝導を抑制することができる。
本発明に係る電気光学モジュールは各種電子機器に用いられる。また、電子機器が投射型表示装置の場合、投射型表示装置は、電気光学パネルに光を供給するための光源部と、電気光学パネルによって光変調された光を投射する投射光学系とを備えている。
本発明の実施の形態1に係る電気光学モジュールを光出射側からみたときの様子を模式的に示す斜視図である。 図1に示す電気光学モジュールを光出射側からみたときの様子を模式的に示す分解斜視図である。 図1に示す電気光学モジュールを光入射側からみたときの様子を模式的に示す分解斜視図である。 図1に示す電気光学モジュールの断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学モジュールを光出射側からみたときの様子を模式的に示す斜視図である。 図5に示す電気光学モジュールを光出射側からみたときの様子を模式的に示す分解斜視図である。 図5に示す電気光学モジュールを光入射側からみたときの様子を模式的に示す分解斜視図である。 図5に示す電気光学モジュールの断面図である。 本発明を適用した電気光学モジュールを用いた投射型表示装置(電子機器)の概略構成図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、電気光学モジュールとして、透過型の電気光学パネル(透過型の液晶パネル)を備えた電気光学モジュールを中心に説明する。また、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(電気光学モジュール10の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気光学モジュールを光出射側からみたときの様子を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示す電気光学モジュールを光出射側からみたときの様子を模式的に示す分解斜視図である。図3は、図1に示す電気光学モジュールを光入射側からみたときの様子を模式的に示す分解斜視図である。図4は、図1に示す電気光学モジュールの断面図であり、図4(a)、(b)、(c)は、電気光学モジュール全体の断面図、集積回路周辺の断面図、および第1集積回路をプレートに接着剤を介して接触させた場合の説明図である。
図1〜図4に示すように、本形態の電気光学モジュール10は、電気光学パネル20と、電気光学パネル20を一方側L1(光入射側)から支持するフレーム30と、電気光学パネル20を他方側L2(光出射側)から支持するプレート40とを有している。また、電気光学モジュール10は、電気光学パネル20に接続された第1フレキシブル配線基板60と、第1フレキシブル配線基板60に実装された第1集積回路80と、電気光学パネル20に実装された第2集積回路90とを有している。すなわち、本形態では、第1集積回路80および第2集積回路90が第1フレキシブル配線基板60および第2フレキシブル配線基板70に実装されたCOF(Chip On Film)構造が採用されている。本形態において、第1集積回路80および第2集積回路90はいずれも、電気光学パネル20に対する駆動用ICである。
かかる構成の電気光学モジュール10では、電気光学パネル20として透過型の液晶パネルが用いられている。このため、矢印Lで示すように、一方側L1から電気光学パネル20に光源光が入射した際、光源光を電気光学パネル20で変調して他方側L2に出射し、画像を表示する。その際、電気光学モジュール10から出射された光が反射してきて、プレート40で反射すると、迷光の原因となる。そこで、プレート40において、少なくとも他方側L2の面(電気光学パネル20)には、黒色の光吸収層が形成されている。
(電気光学パネル20の構成)
電気光学パネル20は、第1基板21(素子基板)との第2基板22(対向基板)とが所定の隙間を介してシール材(図示せず)によって貼り合わされている。本形態において、第2基板22は、第1基板21に対してフレーム30の側(一方側L1)に位置する。
第1基板21および第2基板22には、石英ガラスや耐熱ガラス等の透光性基板が用いられている。電気光学パネル20において、第1基板21と第2基板22との間においてシール材によって囲まれた領域内に電気光学物質層としての液晶層(図示せず)が保持されている。また、第1基板21において第2基板22側の面には、ITO(Indium Tin Oxide)膜やIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透光性導電膜からなる画素電極(図示せず)が形成され、第2基板22において第1基板21側の面には、ITO膜やIZO膜等の透光性導電膜からなる共通電極(図示せず)が形成されており、画素電極と共有電極とによって液晶層を画素毎に駆動する。
本形態において、第1基板21は四角形であり、第2基板22も、第1基板21と同様、四角形である。電気光学パネル20の略中央には、変調光を出射する表示領域20aが四角形の領域として設けられている。第1基板21は第2基板22よりサイズが大きく、第1基板21は、第2基板22の端部から張り出した張り出し部25を有している。
第1基板21の一方側L1側の面(第2基板22側の面)には、張り出し部25の表示領域20aとは反対側の端部25aに沿って複数の端子29が配置されており、端子29と表示領域20aとの間にはデータ線駆動回路27が形成されている。また、第1基板21において、端子29が並ぶ端部に隣接する端部に沿って走査線駆動回路28が形成されている。
本形態において、端子29は、張り出し部25の端部25aに沿って2列に配置されており、第1基板21には、張り出し部25の端部25aと表示領域20aとの間において端部25aに沿って配列された複数の第1端子29aと、第1端子29aと表示領域20aとの間において端部25aに沿って配列された複数の第2端子29bとが形成されている。
電気光学パネル20において、第1基板21の第2基板22と反対側(他方側L2)の面には第1透光板23が貼付されており、第2基板22の第1基板21と反対側(一方L1)の面には第2透光板24が貼付されている。第1透光板23および第2透光板24は防塵ガラスである。かかる防塵ガラス(第1透光板23および第2透光板24)は、第1基板21および第2基板22に塵等の異物が直接付着することを防止することによって画像に塵等の異物が写り込むことを防止する。第1透光板23は、表示領域20aよりサイズが大きく、第1基板21よりサイズが小さい。また、第2透光板24は、表示領域20aよりサイズが大きく、第2基板22よりサイズが小さい。
(フレキシブル配線基板および集積回路の構成)
電気光学パネル20に対しては、集積回路が実装された複数枚のフレキシブル配線基板が接続されている。本形態において、電気光学パネル20に対しては、集積回路が実装された2枚のフレキシブル配線基板(第1フレキシブル配線基板60および第2フレキシブル配線基板70)が接続されている。
より具体的には、電気光学パネル20の第1基板21に形成された端子29のうち、第1端子29aに第1フレキシブル配線基板60の端部68の第1基板面60aが接続し、第1フレキシブル配線基板60は、電気光学パネル20から離間する方向に延在する延在部61を有している。また、第2端子29bには、第2フレキシブル配線基板70の端部78の第1基板面70aが接続しており、第2フレキシブル配線基板70は、第1フレキシブル配線基板60と同様、電気光学パネル20から離間する方向に延在する延在部71を有している。
第1フレキシブル配線基板60の延在部61と、第2フレキシブル配線基板70の延在部71とは平面視で重なっており、第1フレキシブル配線基板60の延在部61は、第2フレキシブル配線基板70の延在部71に対してプレート40の側(他方側L2)に位置する。
第1フレキシブル配線基板60の延在部61では、第1フレキシブル配線基板60の第1基板面60aおよび第2基板面60bのうち、プレート40側に向く第1基板面60aに第1集積回路80が実装されている。また、第2フレキシブル配線基板70の延在部71では、第1基板面70aおよび第2基板面70bのうち、プレート40側に向く第1基板面70aに第2集積回路90が実装されている。
この状態で、第1集積回路80と第2集積回路90とは平面視で重なっている。また、第1フレキシブル配線基板60の延在部61では、第1基板面60aにおいて第1集積回路80の側方に、抵抗やキャパシタ0等の第1回路部品89が実装されている。また、第2フレキシブル配線基板70の延在部71では、第1基板面70aにおいて第2集積回路90の側方に、抵抗やキャパシタ0等の第2回路部品99が実装されている。本形態では、第1回路部品89と第2回路部品99とは平面視で重なっている。
(フレーム30の構成)
フレーム30は、電気光学パネル20よりサイズの大きな板状部材であり、金属製あるいは放熱性の高い樹脂製である。本形態において、フレーム30は、アルミニウム等の金属製である。フレーム30は、電気光学パネル20を一方側L1から支持するフレーム側パネル支持部31を有している。また、フレーム30は、フレーム側パネル支持部31から第1フレキシブル配線基板60の延在部61および第2フレキシブル配線基板70の延在部71と重なる方向に延在する平板状のフレーム側放熱部36を有している。
フレーム側パネル支持部31は、表示領域20aと重なる開口部310を有する矩形枠状に形成されており、電気光学パネル20の側面を覆う壁部32を有している。また、フレーム側パネル支持部31において、4つの角に対応する位置には、電気光学モジュール10を電子機器に固定する際のネジ止め用の穴が形成された座部33が形成されている。
壁部32の内面には、電気光学パネル20を一方側L1から支持する際、第1基板21の端部を一方側L1で受ける第1段部321と、第2基板22の端部を一方側L1で受ける第2段部322とが形成されている。また、フレーム30が電気光学パネル20を一方側L1から支持した際、第2透光板24は、開口部310の内側に位置する。このように構成したフレーム側パネル支持部31において、壁部32の内面と電気光学パネル20の側面とは接着剤により固定される。
ここで、フレーム30には、フレーム側パネル支持部31とフレーム側放熱部36との間に貫通穴34が形成されている。本形態において、貫通穴34は、フレーム側パネル支持部31とフレーム側放熱部36との境界に沿って延在するスリット状に形成されている。
また、フレーム30において、フレーム側放熱部36の一方側L1の面には、複数の溝361が形成されており、溝361によって、フレーム側放熱部36の放熱性が高められている。
また、フレーム30において、フレーム側放熱部36の他方側L2の面には、他方側L2に向けて突出したフレーム側凸部365が形成されている。本形態において、フレーム側凸部365は、フレーム側放熱部36の幅方向の全体にわたって形成されている。
(プレート40の構成)
プレート40は、電気光学パネル20よりサイズの大きな板状部材であり、金属製あるいは放熱性の高い樹脂製である。本形態において、プレート40は、アルミニウム等の金属製である。プレート40は、電気光学パネル20を他方側L2から支持するプレート側パネル支持部41を有している。また、プレート40は、プレート側パネル支持部41から第1フレキシブル配線基板60の延在部61および第2フレキシブル配線基板70の延在部71と重なる方向に延在する平板状のプレート側放熱部46を有している。
プレート側パネル支持部41は、表示領域20aと重なる開口部410を有する矩形枠状に形成されており、プレート40が電気光学パネル20を他方側L2から支持した際、プレート側パネル支持部41は、第1基板21の端部に当接する。また、プレート40が電気光学パネル20を他方側L2から支持した際、第1透光板23は、開口部410の内側に位置する。
この状態で、プレート40は、電気光学パネル20に接着剤により固定される。なお、プレート40には、プレート側パネル支持部41の相対向する位置から一方側L1に突出した位置決め突起45が形成されており、かかる位置決め突起45は、フレーム30の側面に当接することにより、プレート40とフレーム30との位置決めが行われる。
プレート40には、プレート側パネル支持部41とプレート側放熱部46との間に貫通穴44が形成されている。本形態において、貫通穴44は、プレート側パネル支持部41とプレート側放熱部46との境界に沿って延在するスリット状に形成されている。
また、プレート40において、プレート側放熱部46の他方側L2の面には、複数の溝461が形成されており、溝461によって、プレート側放熱部46の放熱性が高められている。
また、プレート40において、プレート側放熱部46の一方側L1の面には、一方側L1に向けて突出したプレート側凸部465が形成されている。本形態において、プレート側凸部465は、プレート側放熱部46の幅方向の全体にわたって形成されている。
(集積回路からの放熱構造)
本形態の電気光学モジュール10において、電気光学パネル20を支持するフレーム30およびプレート40には、第1フレキシブル配線基板60の延在部61と重なるフレーム側放熱部36およびプレート側放熱部46が形成されている。また、電気光学パネル20の第1端子29aに接続された第1フレキシブル配線基板60のプレート40側の第1基板面60aには、フレーム30のフレーム側放熱部36およびプレート40のプレート側放熱部46と平面視で重なる位置に第1集積回路80が実装されており、第1集積回路80は、プレート40のプレート側凸部465に直接接している。従って、第1集積回路80の熱は、プレート40に逃げることになる。
ここで、図4(c)に示すように、第1集積回路80がプレート40のプレート側凸部465に接着剤85や接着テープ等の接着部材を介して接する構造を採用してもよく、この場合も、第1集積回路80の熱は、プレート40に逃げることになる。また、プレート40において第1集積回路80が接着剤85によって接着される部分(プレート側凸部465)に溝状の凹部466を形成しておくことが好ましく、かかる構成によれば、凹部466を接着剤溜まり部として利用することができる。従って、第1集積回路80とプレート40のプレート側凸部465とを容易かつ確実に接着することができる。凹部466は、プレート側凸部465から外部に繋がっていない凹部であってもよいが、プレート側凸部465から外部に繋がっている凹部466であれば、より多くの余剰の接着剤を逃がすこともできる。
また、図4(c)に一点鎖線で示すように、プレート40において第1回路部品89と平面視で重なる領域には、第1回路部品89から離間する方向に凹んだ凹部468を形成しておくことが好ましい。かかる構成によれば、第1回路部品89の高さ寸法(厚さ寸法)が大である場合でも、第1集積回路80とプレート40のプレート側凸部465に確実に接することになる。
また、本形態では、図1〜図4に示すように、電気光学パネル20の第2端子29bに接続された第2フレキシブル配線基板70のプレート40側の第1基板面70aには、フレーム30のフレーム側放熱部36およびプレート40のプレート側放熱部46と平面視で重なる位置に第2集積回路90が実装されており、第2集積回路90は、フレーム30のフレーム側凸部365に第2フレキシブル配線基板70を介して接している。従って、第2集積回路90の熱は、フレーム30に逃げることになる。なお、フレーム側凸部365と第2フレキシブル配線基板70とは直接接している構造の他、接着剤85や接着テープ等の接着部材を介して接する構造を採用してもよい。
ここで、第1集積回路80と第2集積回路90とは平面視で重なっており、第1集積回路80は、第1フレキシブル配線基板60を介して第2集積回路90に接している。なお、第2集積回路90と第1フレキシブル配線基板60とは直接接している構造の他、接着剤85や接着テープ等の接着部材を介して接する構造を採用してもよい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の電気光学モジュール10では、第1フレキシブル配線基板60に実装された第1集積回路80は、フレーム30のフレーム側放熱部36とプレート40のプレート側放熱部46との間に配置されている。また、第2フレキシブル配線基板70に実装された第2集積回路90も、第1集積回路80と同様、フレーム30のフレーム側放熱部36とプレート40のプレート側放熱部46との間に配置されている。このため、集積回路(第1集積回路80および第2集積回路90)で発生した熱をフレーム30およびプレート40に逃がすことができる。
また、第1集積回路80は、プレート40に直接または接着部材を介して接しているため、第1集積回路80で発生した熱をプレート40に効率よく逃がすことができる。また、プレート40には、第1集積回路80と平面視で重なる位置に第1集積回路80に向けて突出したプレート側凸部465が形成されている。このため、第1集積回路80とプレート40とが確実に接するので、第1集積回路80で発生した熱をプレート40に効率よく逃がすことができる。それ故、第1集積回路の温度上昇を抑制することができる。
ここで、第1集積回路80と第2集積回路90とは平面視で重なっており、第1集積回路80は、第1フレキシブル配線基板60を介して第2集積回路90に接している。このため、第2集積回路90をプレート40に接する構造とすることができないが、第2集積回路90は、第2フレキシブル配線基板70を介してフレーム30に接している。このため、第2集積回路90で発生した熱をフレーム30に効率よく逃がすことができる。それ故、第2集積回路90の温度上昇を抑制することができる。また、フレーム30には、第2集積回路90と平面視で重なる位置に第2集積回路90に向けて突出したフレーム側凸部365が形成されているため、第2集積回路90とフレーム30とが第2フレキシブル配線基板70を介して確実に接する。従って、第2集積回路90で発生した熱をフレーム30に効率よく逃がすことができる。それ故、第2集積回路90の温度上昇を抑制することができる。
また、プレート40には、プレート側パネル支持部41とプレート側放熱部46との間に貫通穴44が形成されているため、プレート側パネル支持部41からプレート側放熱部46への熱伝導や、プレート側放熱部46からプレート側パネル支持部41への熱伝導を抑制することができる。また、フレーム30には、フレーム側パネル支持部31とフレーム側放熱部36との間に貫通穴34が形成されているため、フレーム側パネル支持部31からフレーム側放熱部36への熱伝導や、フレーム側放熱部36からフレーム側パネル支持部31への熱伝導を抑制することができる。従って、貫通穴34、44の構成によって、電気光学パネル20の温度を制御することができるので、電気光学パネル20を適正な温度で動作させることができる。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の形態2に係る電気光学モジュールを光出射側からみたときの様子を模式的に示す斜視図である。図6は、図5に示す電気光学モジュールを光出射側からみたときの様子を模式的に示す分解斜視図である。図7は、図5に示す電気光学モジュールを光入射側からみたときの様子を模式的に示す分解斜視図である。図8は、図1に示す電気光学モジュール10の断面図であり、図8(a)、(b)は、第1集積回路80周辺の断面図、および第2集積回路90周辺の断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
図5〜図8に示すように、本形態の電気光学モジュール10も、実施の形態1と同様、電気光学パネル20と、電気光学パネル20を一方側L1(光入射側)から支持するフレーム30と、電気光学パネル20を他方側L2(光出射側)から支持するプレート40とを有している。また、電気光学モジュール10は、電気光学パネル20に接続された第1フレキシブル配線基板60と、第1フレキシブル配線基板60に実装された第1集積回路80と、電気光学パネル20に実装された第2集積回路90とを有している。
本形態の電気光学モジュール10では、第1フレキシブル配線基板60において電気光学パネル20から延在している延在部61と、第2フレキシブル配線基板70において電気光学パネル20から延在している延在部71とは平面視でずれており、重なっていない。このため、第1フレキシブル配線基板60の延在部61の第1基板面60aに実装された第1集積回路80と、第2フレキシブル配線基板70の延在部71の第1基板面70aに実装された第2集積回路90とは平面視でずれており、重なっていない。
従って、図8(a)に示すように、第1集積回路80は、プレート40のプレート側凸部465に直接または接着部材を介して接しているとともに、第1フレキシブル配線基板60を介してフレーム30のフレーム側凸部365に接している。このため、第1集積回路80で発生した熱をプレート40およびフレーム30に逃がすことができる。なお、フレーム側凸部365と第1フレキシブル配線基板60とは直接接している構造の他、接着剤や接着テープ等の接着部材を介して接する構造を採用してもよい。
また、図8(b)に示すように、第2集積回路90は、プレート40のプレート側凸部465に直接または接着部材を介して接しているとともに、第2フレキシブル配線基板70を介してフレーム30のフレーム側凸部365に接している。このため、第2集積回路90で発生した熱をプレート40およびフレーム30に逃がすことができる。なお、フレーム側凸部365と第2フレキシブル配線基板70とは直接接している構造の他、接着剤や接着テープ等の接着部材を介して接する構造を採用してもよい。
なお、本形態でも、図4(c)を参照して説明したように、第1集積回路80がプレート40のプレート側凸部465に接着剤85(接着部材)を介して接する構造を採用する場合、プレート40において第1集積回路80が接着剤85によって接着される部分(プレート側凸部465)に凹部466を形成しておくことが好ましい。同様に、第2集積回路90がプレート40のプレート側凸部465に接着剤85(接着部材)を介して接する構造を採用する場合、プレート40において第2集積回路90が接着剤85によって接着される部分(プレート側凸部465)に凹部466を形成しておくことが好ましい。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、透過型の電気光学パネル20を備えた電気光学モジュール10を例示したが、反射型の電気光学パネル20を備えた電気光学モジュール10に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、電気光学パネル20として液晶パネルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、有機エレクトロルミネッセンス表示用パネル、プラズマディスプレイパネル、FED(Field Emission Display)パネル、SED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)パネル、LED(発光ダイオード)表示パネル、電気泳動表示パネル等を用いた電気光学モジュールに本発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
図9は、本発明を適用した電気光学モジュール10を用いた投射型表示装置(電子機器)の概略構成図である。なお、以下の説明では、互いに異なる波長域の光が供給される複数の電気光学モジュール10が用いられているが、いずれの電気光学モジュール10にも、本発明を適用した電気光学モジュール10が用いられている。
図9に示す投射型表示装置110は、透過型の電気光学モジュール10を用いた液晶プロジェクターであり、スクリーン等からなる被投射部材111に光を照射し、画像を表示する。投射型表示装置110は、装置光軸Lに沿って、照明装置160と、照明装置160から出射された光が供給される複数の電気光学モジュール10(液晶ライトバルブ115〜117)と、複数の電気光学モジュール10から出射された光を合成して出射するクロスダイクロイックプリズム119(光合成光学系)と、クロスダイクロイックプリズム119により合成された光を投射する投射光学系118とを有している。また、投射型表示装置110は、ダイクロイックミラー113、114、およびリレー系120を備えている。投射型表示装置110において、電気光学モジュール10およびクロスダイクロイックプリズム119は、光学ユニット200を構成している。
照明装置160では、装置光軸Lに沿って、光源部161、フライアイレンズ等のレンズアレイからなる第1インテグレーターレンズ162、フライアイレンズ等のレンズアレイからなる第2インテグレーターレンズ163、偏光変換素子164、およびコンデンサーレンズ165が順に配置されている。光源部161は、赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bを含む白色光を出射する光源168と、リフレクター169とを備えている。光源168は超高圧水銀ランプ等により構成されており、リフレクター169は、放物線状の断面を有している。第1インテグレーターレンズ162および第2インテグレーターレンズ163は、光源部161から出射された光の照度分布を均一化する。偏光変換素子164は、光源部161から出射された光を、例えばs偏光のような特定の振動方向を有する偏光にする。
ダイクロイックミラー113は、照明装置160から出射された光に含まれる赤色光Rを透過させるとともに、緑色光Gおよび青色光Bを反射する。ダイクロイックミラー114は、ダイクロイックミラー113で反射された緑色光Gおよび青色光Bのうち、青色光Bを透過させるとともに緑色光Gを反射する。このように、ダイクロイックミラー113、114は、照明装置160から出射された光を赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bに分離する色分離光学系を構成している。
液晶ライトバルブ115は、ダイクロイックミラー113を透過して反射ミラー123で反射した赤色光Rを画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。液晶ライトバルブ115は、λ/2位相差板115a、第1偏光板115b、電気光学モジュール10(赤色用電気光学モジュール10R)、および第2偏光板115dを備えている。ここで、液晶ライトバルブ115に入射する赤色光Rは、ダイクロイックミラー113を透過しても光の偏光は変化しないことから、s偏光のままである。
λ/2位相差板115aは、液晶ライトバルブ115に入射したs偏光をp偏光に変換する光学素子である。第1偏光板115bは、s偏光を遮断してp偏光を透過させる偏光板である。電気光学モジュール10(赤色用電気光学モジュール10R)は、p偏光を画像信号に応じた変調によってs偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換する構成となっている。第2偏光板115dは、p偏光を遮断してs偏光を透過させる偏光板である。従って、液晶ライトバルブ115は、画像信号に応じて赤色光Rを変調し、変調した赤色光Rをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する。λ/2位相差板115aおよび第1偏光板115bは、偏光を変換させない透光性のガラス板115eに接した状態で配置されており、λ/2位相差板115aおよび第1偏光板115bが発熱によって歪むのを回避することができる。
液晶ライトバルブ116は、ダイクロイックミラー113で反射した後にダイクロイックミラー114で反射した緑色光Gを画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。液晶ライトバルブ116は、液晶ライトバルブ115と同様に、第1偏光板116b、電気光学モジュール10(緑色用電気光学モジュール10G)、および第2偏光板116dを備えている。液晶ライトバルブ116に入射する緑色光Gは、ダイクロイックミラー113、114で反射されて入射するs偏光である。第1偏光板116bは、p偏光を遮断してs偏光を透過させる偏光板である。電気光学モジュール10(緑色用電気光学モジュール10G)は、s偏光を画像信号に応じた変調によってp偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換する構成となっている。第2偏光板116dは、s偏光を遮断してp偏光を透過させる偏光板である。従って、液晶ライトバルブ116は、画像信号に応じて緑色光Gを変調し、変調した緑色光Gをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する。
液晶ライトバルブ117は、ダイクロイックミラー113で反射し、ダイクロイックミラー114を透過した後でリレー系120を経た青色光Bを画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。液晶ライトバルブ117は、液晶ライトバルブ115、116と同様に、λ/2位相差板117a、第1偏光板117b、電気光学モジュール10(青色用電気光学モジュール10B)、および第2偏光板117dを備えている。液晶ライトバルブ117に入射する青色光Bは、ダイクロイックミラー113で反射してダイクロイックミラー114を透過した後にリレー系120の2つの反射ミラー125a、125bで反射することから、s偏光となっている。
λ/2位相差板117aは、液晶ライトバルブ117に入射したs偏光をp偏光に変換する光学素子である。第1偏光板117bは、s偏光を遮断してp偏光を透過させる偏光板である。電気光学モジュール10(青色用電気光学モジュール10B)は、p偏光を画像信号に応じた変調によってs偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換する構成となっている。第2偏光板117dは、p偏光を遮断してs偏光を透過させる偏光板である。従って、液晶ライトバルブ117は、画像信号に応じて青色光Bを変調し、変調した青色光Bをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する。なお、λ/2位相差板117a、および第1偏光板117bは、ガラス板117eに接した状態で配置されている。
リレー系120は、リレーレンズ124a、124bと反射ミラー125a、125bとを備えている。リレーレンズ124a、124bは、青色光Bの光路が長いことによる光損失を防止するために設けられている。リレーレンズ124aは、ダイクロイックミラー114と反射ミラー125aとの間に配置されている。リレーレンズ124bは、反射ミラー125a、125bの間に配置されている。反射ミラー125aは、ダイクロイックミラー114を透過してリレーレンズ124aから出射した青色光Bをリレーレンズ124bに向けて反射する。反射ミラー125bは、リレーレンズ124bから出射した青色光Bを液晶ライトバルブ117に向けて反射する。
クロスダイクロイックプリズム119は、2つのダイクロイック膜119a、119bをX字型に直交配置した色合成光学系である。ダイクロイック膜119aは青色光Bを反射して緑色光Gを透過する膜であり、ダイクロイック膜119bは赤色光Rを反射して緑色光Gを透過する膜である。従って、クロスダイクロイックプリズム119は、液晶ライトバルブ115〜117のそれぞれで変調された赤色光Rと緑色光Gと青色光Bとを合成し、投射光学系118に向けて出射する。
なお、液晶ライトバルブ115、117からクロスダイクロイックプリズム119に入射する光はs偏光であり、液晶ライトバルブ116からクロスダイクロイックプリズム119に入射する光はp偏光である。このようにクロスダイクロイックプリズム119に入射する光を異なる種類の偏光としていることにより、クロスダイクロイックプリズム119において各液晶ライトバルブ115〜117から入射する光を合成できる。ここで、一般に、ダイクロイック膜119a、119bはs偏光の反射特性に優れている。このため、ダイクロイック膜119a、119bで反射される赤色光R、および青色光Bをs偏光とし、ダイクロイック膜119a、119bを透過する緑色光Gをp偏光としている。投射光学系118は、投影レンズ(図示略)を有しており、クロスダイクロイックプリズム119で合成された光をスクリーン等の被投射部材111に投射する。
(他の投射型表示装置)
上記投射型表示装置においては、透過型の電気光学モジュール10を用いたが、反射型の電気光学モジュール10を用いて投射型表示装置を構成してもよい。また、投射型表示装置においては、光源部として、各色の光を出射するLED光源等を用い、かかるLED光源から出射された色光を各々、別の液晶装置に供給するように構成してもよい。
(他の電子機器)
本発明を適用した電気光学モジュール10については、上記の電子機器の他にも、携帯電話機、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等の電子機器において直視型表示装置として用いてもよい。
10・・電気光学モジュール、20・・電気光学パネル、20a・・表示領域、21・・第1基板、22・・第2基板、23・・第1透光板、24・・第2透光板、29a・・第1端子、29b・・第2端子、30・・フレーム、31・・フレーム側パネル支持部、34・・貫通穴、36・・フレーム側放熱部、40・・プレート、41・・プレート側パネル支持部、44・・貫通穴、46・・プレート側放熱部、60・・第1フレキシブル配線基板、70・・第2フレキシブル配線基板、80・・第1集積回路、85・・接着剤、89・・第1回路部品、90・・第2集積回路、99・・第2回路部品、110・・投射型表示装置(電子機器)、365・・フレーム側凸部、465・・プレート側凸部、466・・凹部、468・・凹部

Claims (11)

  1. 電気光学パネルと、
    該電気光学パネルを一方側から支持するフレームと、
    前記電気光学パネルを他方側から支持するプレートと、
    前記電気光学パネルの第1端子に接続された第1フレキシブル配線基板と、
    前記第1フレキシブル配線基板の前記プレート側の基板面において前記フレームおよび前記プレートと平面視で重なる位置に実装され、前記プレートに直接または接着部材を介して接する第1集積回路と、
    を有することを特徴とする電気光学モジュール。
  2. 前記電気光学パネルの第2端子に接続された第2フレキシブル配線基板と、
    前記第2フレキシブル配線基板の前記フレーム側の基板面において前記フレームおよび前記プレートと平面視で重なる位置に実装され、前記フレームに前記第2フレキシブル配線基板を介して接する第2集積回路と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電気光学モジュール。
  3. 前記第1集積回路と前記第2集積回路とが平面視で重なっており、
    前記第1集積回路は、前記第1フレキシブル配線基板を介して前記第2集積回路に接していることを特徴とする請求項2に記載の電気光学モジュール。
  4. 前記第1フレキシブル配線基板において前記第1集積回路が実装されている部分と前記第2フレキシブル配線基板において前記第2集積回路が実装されている部分とが平面視でずれており、
    前記第1集積回路は、前記フレームに前記第1フレキシブル配線基板を介して接し、
    前記第2集積回路は、前記プレートに直接または接着部材を介して接していることを特徴とする請求項2に記載の電気光学モジュール。
  5. 前記フレームには、前記第2集積回路と平面視で重なる位置に当該第2集積回路に向けて突出したフレーム側凸部が形成されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  6. 前記プレートには、前記第1集積回路と平面視で重なる位置に当該第1集積回路に向けて突出したプレート側凸部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  7. 前記第1フレキシブル配線基板の前記プレート側の基板面には、回路部品が実装され、
    前記プレートにおいて前記回路部品と平面視で重なる領域には、前記回路部品から離間する方向に凹んだ凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  8. 前記接着部材は接着剤であって、
    前記第1集積回路は、前記接着剤を介して前記プレートに接着され、
    前記プレートにおいて前記第1集積回路が接着されている領域には凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  9. 前記プレートは、前記電気光学パネルに対して平面視で重なるプレート側パネル支持部と、該プレート側パネル支持部から前記第1集積回路と平面視で重なる位置まで延在したプレート側放熱部と、を備え、
    前記プレートには、前記プレート側パネル支持部と前記プレート側放熱部との間に貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  10. 前記フレームは、前記電気光学パネルに対して平面視で重なるフレーム側パネル支持部と、該フレーム側パネル支持部から前記第1集積回路と平面視で重なる位置まで延在したフレーム側放熱部と、を備え、
    前記フレームには、前記フレーム側パネル支持部と前記フレーム側放熱部との間に貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の電気光学モジュールを備えていることを特徴とする電子機器。
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