JP6364890B2 - 電気光学モジュールおよび電子機器 - Google Patents

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本発明は、投射型表示装置等の電子機器に用いられる電気光学モジュール、および該電
気光学モジュールを備えた電子機器に関するものである。
投射型表示装置等の電子機器において画像を表示する際には、液晶パネル等の電気光学
パネルによって変調した光を利用する。かかる電気光学パネルは、ケースの内側に収容さ
れた電気光学モジュールの状態で電子機器に搭載される(特許文献1、2)。また、ケー
スに光学補償部材を取り付けた構成が提案されている。
特開2009−58727号公報 特開2009−8887号公報
しかしながら、光学補償部材は、電気光学パネルの特性に応じて最適なものが用いられ
るが、その差、光学補償部材の取り付け状態は、光学補償部材の種類によって異なる。例
えば、光学補償部材のうち、Cプレートは、電気光学パネルと平行な姿勢から傾いた姿勢
で配置される一方、CプレートとOプレートが一体の光学補償部材は、電気光学パネルに
対する法線周りに回転させた角度位置で配置される。このため、特許文献1、2に記載の
構成では、光学補償部材の種類毎にケースの構成を変更せざるを得ないという問題点があ
る。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、光学補償部材の種類が異なる場合でも、適正
な状態に保持することのできる電気光学モジュール、および当該電気光学モジュールを備
えた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学モジュールは、電気光学パネルと、
該電気光学パネルを収容したケースと、前記ケースに保持された光学補償部材と、を有し
、前記ケースには、第1突起および第2突起が形成されており、前記光学補償部材には、
前記第1突起および前記第2突起のいずれか一方に係合する係合穴が形成されていること
を特徴とする。
本発明では、光学補償部材を保持するケースには第1突起が形成されているとともに、
第2突起も設けられているため、種類が異なる光学補償部材であっても、第1突起または
第2突起のいずれかと係合させて、ケースに保持された状態とすることができる。また、
第1突起および第2突起を各々、光学補償部材の種類に応じた位置等に設けておけば、ケ
ースは、光学補償部材の種類が異なる場合でも、適正な状態に保持することができる。
本発明において、前記ケースは、前記電気光学パネルの側面を囲むフレームと、該フレ
ームに保持された見切り部材と、を有し、前記第1突起および前記第2突起は、前記フレ
ームの側面に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、第1突起および第2
突起を形成する位置等に対する自由度が高いので、第1突起および第2突起を各々、光学
補償部材の種類に応じた位置等に設けることができる。
本発明において、前記第1突起は、前記ケースの側面のうち、表示領域を挟む両側2個
所に設けられ、前記第2突起は、前記ケースの側面のうち、前記表示領域を挟む両側2個
所に設けられていることが好ましい。
本発明において、前記表示領域および前記ケースは、平面視で四角形であり、前記第1
突起は、前記表示領域の第1対角方向で当該表示領域を2個所に設けられ、前記第2突起
は、平面視で湾曲した凸曲面をもって前記ケースの相対向する2つの側面の各々から張り
出した張り出し部の側面に設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、第1突
起によって保持した光学補償部材を第1対角方向に設けられた2個所の第1突起を通る軸
線周りに回転させることができる。また、第2突起によって保持した光学補償部材を張り
出し部の側面をガイドとして利用しながら、電気光学パネルに対する法線周りに回転させ
ることができる。
本発明において、前記光学補償部材は、前記係合穴として、前記第1突起と係合する第
1係合穴を備えた第1光学補償部材であり、前記第1光学補償部材は、前記電気光学パネ
ルに対して平行に対向する姿勢から前記2個所の第1突起を通る軸線周りに回転した斜め
姿勢で前記ケースに接着剤によって固定されている構成を採用することができる。
本発明において、前記第1光学補償部材は、当該第1光学補償部材の面外方向に折れ曲
がった屈曲部を備え、前記屈曲部は、前記第1光学補償部材の前記軸線周りの可動範囲の
全域において前記ケースとの間に前記接着剤による固定部を確保していることが好ましい
。かかる構成によれば、2個所の第1突起を通る軸線周りに第1光学補償部材をいずれの
位置まで回転させても、第1光学補償部材とケースとを接着剤によって固定することがで
きる。
本発明において、前記ケースには、前記光学補償部材の前記軸線周りの可動範囲の全域
において前記屈曲部が内側に位置する凹部が形成されていることが好ましい。かかる構成
によれば、第1光学補償部材に屈曲部を設けても、屈曲部がケースから大きく突出しない
本発明において、前記光学補償部材は、前記係合穴として、前記第2突起と係合する第
2係合穴を備えた第2光学補償部材であり、前記第2光学補償部材は、平面視で略四角形
であり、前記第2光学補償部材は、該第2光学補償部材の辺の延在方向が前記ケースの側
面に対して平行となる角度位置から交差する方向に傾いた角度位置で前記ケースに接着剤
によって固定されている構成であってもよい。
本発明において、前記第1突起は、さらに、平面視において、前記第1対角方向と交差
する前記ケースの第2対角方向に位置する2個所にも設けられていることが好ましい。か
かる構成によれば、光学補償部材の向きを反転させて、第2対角方向に位置する第1突起
を利用して光学補償部材をケースに取り付けることができる。
本発明において、前記光学補償部材は、光学補償素子と、該光学補償素子を保持する支
持板と、を有し、前記支持板に前記係合穴が形成されていることが好ましい。
本発明に係る電気光学モジュールは各種電子機器に用いることができる。また、電子機
器として投射型表示装置を構成した場合、電子機器は、前記電気光学パネルに供給される
光を出射する光源部と、前記電気光学パネルによって変調された光を投射する投射光学系
と、を有している。
本発明を適用した電気光学モジュールに用いた電気光学パネルの説明図である。 本発明を適用した電気光学モジュールの斜視図である。 本発明を適用した電気光学モジュールの分解斜視図である。 本発明を適用した電気光学モジュールのケースの平面図である。 本発明を適用した電気光学モジュールにおいて、第1光学補償部材を用いた場合の説明図である。 本発明を適用した電気光学モジュールにおいて、第2光学補償部材を用いた場合の説明図である。 本発明を適用した投射型表示装置(電子機器)の一例の概略構成図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明を適
用した電気光学モジュールが、電気光学パネルとして反射型の液晶パネルを有している場
合を中心に説明する。また、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上
で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また
、以下の説明では、電気光学パネル40の面内方向で互いに交差する方向をX方向および
Y方向とし、電気光学パネル40に対する法線方向(電気光学パネル40に対して直交す
る方向)をZ方向とする。従って、本発明において「平面視」とはZ方向に相当する。ま
た、Z方向において、光出射側(表面側)を一方側Z1とし、光出射側とは反対側(裏面
側)を他方側Z2としてある。
また、本発明における「対角方向」とは、表示領域40aの対角線と平行な方向に加え
て、表示領域40aの対角線に対して所定の角度、交差する方向も含む意味である。例え
ば、表示領域40aが長方形である場合、本発明における「対角方向」とは、表示領域4
0aの対角線と平行な方向に加えて、表示領域40aの辺に対して45°の角度を成す方
向も含む意味である。
(電気光学パネルの構成)
図1は、本発明を適用した電気光学モジュールに用いた電気光学パネル40の説明図で
あり、図1(a)、(b)は各々、電気光学パネル40を各構成要素とともに第2基板5
2(対向基板)の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。なお。図1(a
)では防塵ガラス57の図示を省略してある。
図1に示すように、電気光学パネル40は、第1基板51(素子基板)と第2基板52
(対向基板)とが所定の隙間を介してシール材407によって貼り合わされている。本形
態において、電気光学パネル40は液晶パネルであり、第1基板51と第2基板52との
間においてシール材407によって囲まれた領域内に電気光学層450としての液晶層が
保持されている。シール材407は、第2基板52の外縁に沿うように枠状に設けられて
いる。シール材407は、光硬化性を備えた接着剤、熱硬化性の接着剤、あるいは光硬化
性および熱硬化性の双方を備えた接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグ
ラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。
本形態において、第1基板51は平面視で四角形であり、4つの辺の各々に端面511
、512、513、514を備えている。第2基板52も、第1基板51と同様、四角形
であり、4つの辺の各々に端面521、522、523、524を備えている。第1基板
51は第2基板52よりサイズが大きく、第1基板51の4つの端面511、512、5
13、514は各々、第2基板52の端面521、522、523、524より外側に位
置する。このため、本形態の電気光学パネル40の側面は、第1基板51の端面511、
512、513、514によって構成されている。
電気光学パネル40の略中央には、変調光を出射する表示領域40aが平面視で四角形
の領域として設けられている。かかる形状に対応して、シール材407も平面視で略四角
形に設けられている。電気光学パネル40では、表示領域40aの端部と電気光学パネル
40の端面(第1基板51の端面511、512、513、514)との間には、四角枠
状の周辺領域40cが設けられている。
第1基板51は、端面514が位置する側の端部(Y軸方向の一方側Y1の端部)が他
の端部より第2基板52の端面524から大きく張り出しており、かかる張り出し部分5
19には、端面514に沿ってデータ線駆動回路401および複数の端子402が形成さ
れている。また、第1基板51には、端面511、512に沿って走査線駆動回路404
が形成されている。端子402には、フレキシブル配線基板40iが接続されており、第
1基板51には、フレキシブル配線基板40iを介して各種電位や各種信号が入力される
第1基板51の第1面51aおよび第2面51bのうち、第2基板52と対向する第1
面51aには、表示領域40aに、画素電極405aおよび画素電極405aに対応する
画素トランジスター(スイッチング素子/図示せず)がマトリクス状に形成されており、
かかる画素電極405aの上層側には配向膜416が形成されている。また、第1基板5
1の第1面51aにおいて、周辺領域40cのうち、シール材407より内側の領域には
、画素電極405aと同時形成されたダミー画素電極405bが形成されている。
第2基板52の第1面52aおよび第2面52bのうち、第1基板51と対向する第1
面52aには透光性の共通電極421が形成されており、共通電極421の上層には配向
膜426が形成されている。配向膜416、426は、ポリイミドや無機配向膜からなる
。本形態において、配向膜416、426は、例えば、SiOX(x<2)、SiO2、T
iO2、MgO、Al23、In23、Sb23、Ta25等の斜方蒸着膜(無機配向膜
)からなり、電気光学層450に用いた誘電異方性が負のネマチック液晶化合物を所定の
プレチルト角をもって傾斜垂直配向させる。本形態において、液晶分子のチルト方向は、
表示領域40aの各辺に対して45°の角度を成す対角方向である。
共通電極421は、第2基板52の略全面あるいは複数の帯状電極として複数の画素に
跨って形成されており、本形態において、共通電極421は、第2基板52の略全面に形
成されている。第2基板52の第1面52aには、共通電極421の下層側に遮光層40
8が形成されている。遮光層408は、表示領域40aの外周縁に沿って延在する額縁状
に形成されており、かかる遮光層408の内縁によって表示領域40aが規定されている
。遮光層408の外周縁は、シール材407の内周縁との間に隙間を隔てた位置にあり、
遮光層408とシール材407とは被さっていない。第2基板52において、隣り合う画
素電極405aにより挟まれた領域と重なる領域等には、遮光層408と同時形成された
遮光層がブラックマトリクスあるいはブラックストライプとして形成されることもある。
第1基板51には、シール材407より外側において第2基板52の角部分と重なる領
域に、第1基板51と第2基板52との間で電気的導通を行うための基板間導通用電極4
09が形成されている。基板間導通用電極409と第2基板52との間には、導電粒子を
含んだ基板間導通材409aが配置されており、第2基板52の共通電極421は、基板
間導通材409aおよび基板間導通用電極409を介して、第1基板51側に電気的に接
続されている。このため、共通電極421は、第1基板51の側から共通電位が印加され
ている。シール材407は、略同一の幅寸法をもって第2基板52の外周縁に沿って設け
られている。但し、シール材407は、第2基板52の角部分と重なる領域では基板間導
通用電極409を避けて内側を通るように設けられている。
かかる構成の電気光学パネル40は、透過型液晶パネルまたは反射型液晶パネルとして
構成される。電気光学パネル40が透過型液晶パネルである場合、第1基板51および第
2基板52のいずれにも、石英基板等の透光性基板が用いられる。また、電気光学パネル
40が透過型液晶パネルである場合、画素電極405aおよび共通電極421は、ITO
(Indium Tin Oxide)膜やIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透光性導電膜により形成
される。かかる透過型液晶パネル(電気光学パネル40)では、例えば、第2基板52の
側から入射した光が第1基板51の側から出射される間に変調されて画像を表示する。
電気光学パネル40が反射型液晶パネルである場合、共通電極421は、ITO膜やI
ZO膜等の透光性導電膜により形成され、画素電極405aは、アルミニウム膜等の反射
性導電膜により形成される。かかる反射型液晶パネル(電気光学パネル40)では、矢印
L11、L12で示すように、第2基板52の側から入射した光が第1基板51の側で反
射して出射される間に変調されて画像を表示する。このため、電気光学パネル40が反射
型液晶パネルである場合、第1基板51および第2基板52のいずれにも、石英基板等の
透光性基板を用いることができる。また、第2基板52に石英基板等の透光性基板を用い
、第1基板51にシリコン基板等の半導体基板を用いることができる。
電気光学パネル40が反射型液晶パネルである場合、第2基板52の第2面52b側に
第3基板の一例である透光性の防塵ガラス57が貼付される。これに対して、電気光学パ
ネル40が透過型液晶パネルである場合、第2基板52の第2面52bに透光性の防塵ガ
ラス57が貼付されるとともに、第1基板51の第2面51bにも防塵ガラス57が貼付
される。
以下の説明では、電気光学パネル40が反射型液晶パネルであり、第1基板51および
第2基板52のいずれにも、石英基板を用いた場合を例示する。
電気光学パネル40は、例えば、モバイルコンピューター、携帯電話機等といった電子
機器のカラー表示装置として用いることができ、この場合、第2基板52には、カラーフ
ィルター(図示せず)が形成される。また、電気光学パネル40は、後述する投射型表示
装置(液晶プロジェクター)において、RGB用のライトバルブに用いることができる。
この場合、RGB用の各電気光学パネル40の各々には、RGB色分解用のダイクロイッ
クミラーを介して分解された各色の光が投射光として各々入射されることになるので、カ
ラーフィルターは形成されない。
(電気光学モジュール100の全体構成)
図2は、本発明を適用した電気光学モジュール100の斜視図であり、図3は、本発明
を適用した電気光学モジュール100の分解斜視図である。図4は、本発明を適用した電
気光学モジュール100のケース10の平面図である。
図2および図3に示すように、電気光学パネル40は、補強等を目的に、ケース10内
に収容された電気光学モジュール100として電子機器に搭載される。従って、電気光学
モジュール100は、電気光学パネル40と、電気光学パネル40を収容したケース10
とを有している。また、本形態の電気光学モジュール100は、後述する光学補償部材も
有している。ここで、ケース10は、電気光学パネル40が固定されたプレート2と、電
気光学パネル40の側面を囲むフレーム3と、フレーム3の光出射側に取り付けられた見
切り部材8とを備えている。
フレーム3は、電気光学パネル40の側方を囲む枠部30と、電気光学パネル40の光
出射側を覆う端板部38とを有しており、枠部30がプレート2に対して接着、ネジ止め
等の方法で固定されている。フレーム3は、樹脂製あるいは金属製である。端板部38に
おいて、電気光学パネル40の防塵ガラス57と重なる領域には矩形の開口部380が形
成されている。フレーム3は、平面視で四角形であり、枠部30は、X方向で対向する2
つの壁部31、32と、Y方向で対向する2つの壁部33、34とを有している。
遮光部材の一例である見切り部材8は、平面視で四角形の平板状であり、フレーム3の
端板部38に対して電気光学パネル40とは反対側で重なる四角形の遮光板部81を有し
ている。遮光板部81において、電気光学パネル40の表示領域40aと重なる領域には
四角形の開口部810が形成されている。見切り部材8は、樹脂製あるいは金属製である
。見切り部材8において、遮光板部81は、表示領域40aに対する見切りとして機能す
る。本形態の見切り部材8には、遮光板部81の外周縁のうち、X方向の両側に位置する
縁からは、フレーム3の壁部31、32の側面310、320に重なる連結板部85が延
在している。また、連結板部85には穴850が形成されており、壁部31、32の側面
310、320には、穴850に係合する係合突起315、325が形成されている。従
って、見切り部材8は、連結板部85を介してフレーム3に固定されている。本形態にお
いて、連結板部85は、Y方向で離間する2個所に形成されている。このため、壁部31
、32の側面310、320において、係合突起315、325は各々、Y方向で離間す
る2個所に形成されている。
プレート2は、平面視で四角形の平板状であり、中央には、プレート2を厚さ方向で貫
通するパネル配置穴20が形成されている。パネル配置穴20は、電気光学パネル40よ
りわずかに大きい矩形の穴であり、パネル配置穴20の内側に電気光学パネル40が配置
される。この状態で、パネル配置穴20の開口縁と電気光学パネル40の側面とが複数個
所で接着剤により固定されている。パネル配置穴20のうち、電気光学パネル40のフレ
キシブル配線基板40iが配置される側には、切り欠き29が形成されており、かかる切
り欠き29を介してフレキシブル配線基板40iがフレーム3の外側に引き出されている
プレート2のパネル配置穴20に電気光学パネル40を配置した際、第1基板51は、
パネル配置穴20の内側に位置し、第2基板52および防塵ガラス57は、プレート2の
第1面2aから突出した状態となる。プレート2の厚さ(パネル配置穴20の深さ)は、
第1基板51の厚さより大である。このため、第1基板51は、パネル配置穴20内にお
いてプレート2の第1面2aから第2面2bまでの途中位置まで入り込んだ状態にある。
この状態を維持するために、プレート2には、プレート2の厚さ方向において第2面2b
の側にパネル配置穴20の内側に張り出した段部(図示せず)が形成されている。
本形態において、プレート2は、第1基板51と同等の熱膨張係数を有する金属板から
なる。本形態において、第1基板51は、石英基板からなるため、プレート2は、少なく
ともニッケルおよび鉄を含む合金からなる。例えば、プレート2は、いわゆるインバー合
金(例えば、36Ni−Fe合金、42Ni−Fe合金等)や、32Ni−5Co−Fe
合金、29Ni−17Co−Fe合金等からなる。これらの合金のうち、例えば、36N
i−Fe合金の線膨張係数は、約1.2×10-6(/°C)であり、32Ni−5Co−
Fe合金の線膨張係数は、約0.1×10-6(/°C)であり、第1基板51(石英基板
)の熱膨張係数(約0.48×10-6(/°C))と同等である。
(ケース10の詳細構成)
本形態の電気光学モジュール100において、ケース10には、図5および図6を参照
して後述する光学補償部材60を保持するための係合用の突起が形成されている。また、
ケース10には、光学補償部材60として、図5を参照して後述する第1光学補償部材6
6を保持するための第1突起36と、光学補償部材60として、図6を参照して後述する
第2光学補償部材61を保持するための第2突起37とが形成されている。
より具体的には、ケース10に用いたフレーム3の枠部30には、表示領域40aを挟
む両側2個所に第1突起36が形成されている。本形態において、2個所の第1突起36
は、壁部33の側面330に形成された第1突起361と、壁部34の側面340に形成
された第1突起362からなる。ここで、第1突起361、362は、図4に示すように
、表示領域40aの第1対角方向に延在する第1軸線L1に形成されている。
また、ケース10において、見切り部材8のX方向の一方側X1の縁には、Y方向の中
央に切り欠き881が形成されている。また、フレーム3の枠部30において、切り欠き
881と重なる位置には切り欠き381が形成されており、フレーム3に見切り部材8を
重ねると、ケース10には、切り欠き381、881によって凹部181が形成される。
また、ケース10に用いたフレーム3の枠部30には、表示領域40aを挟む両側2個
所に第2突起37が形成されている。本形態において、2個所の第2突起37は、平面視
で湾曲した凸曲面をもってケース10の一方の側面(フレーム3の壁部33の側面330
)から張り出した張り出し部335の側面に形成された第2突起371と、平面視で湾曲
した凸曲面をもってケース10の他方の側面(フレーム3の壁部34の側面340)から
張り出した張り出し部345の側面に形成された第2突起372とからなる。本形態にお
いて、張り出し部335、345は、側面330、340においてX方向の中央に形成さ
れているため、第2突起371、372は、側面330、340のX方向の中央に位置す
る。
(第1光学補償部材66の搭載例)
図5は、本発明を適用した電気光学モジュール100において、第1光学補償部材66
を用いた場合の説明図であり、図5(a)、(b)は、ケース10によって第1光学補償
部材66を保持した場合の斜視図、およびその分解斜視図である。
図4および図5を参照して、電気光学モジュール100に第1光学補償部材66を用い
た場合を説明する。本形態において、第1光学補償部材66(光学補償部材60)は、光
学補償素子68と、光学補償素子68を保持する支持板67とを有している。本形態にお
いて、支持板67は、平面視が四角形の金属製あるいは樹脂製の枠状部材であり、一方面
には光学補償素子68が接着等の方法で貼り付けられている。光学補償素子68は、透光
性基板68aと、透光性基板68aの一方面に形成されたCプレートからなる光学補償層
68bとを有している。
第1光学補償部材66には、支持板67の外縁からフレーム3の側面330と重なる位
置まで突出したL字形状の連結板部671が形成されており、かかる連結板部671には
、フレーム3の側面330に形成された第1突起361と係合する係合穴676が形成さ
れている。また、第1光学補償部材66には、支持板67の外縁からフレーム3の側面3
40と重なる位置まで突出したL字形状の連結板部672が形成されており、かかる連結
板部672には、フレーム3の側面340に形成された第1突起362と係合する係合穴
677が形成されている。従って、第1光学補償部材66をケース10に重ねて、係合穴
676と第1突起361とを係合させ、係合穴677と第1突起362とを係合させれば
、第1光学補償部材66をケース10によって保持することができる。
また、第1光学補償部材66には、第1光学補償部材66の面外方向(Z方向の他方側
Z2/フレーム3側)にL字形状に折れ曲がった屈曲部670が形成されている。屈曲部
670のうち、第1光学補償部材66の厚さ方向に延在する先端部分は、フレーム3の側
面320の延在方向(Y方向)に厚さ方向を向けて、ケース10の凹部181の内側に位
置する。従って、凹部181内で、屈曲部670とフレーム3とをUV接着剤等によって
接着固定すれば、第1光学補償部材66をケース10に固定することができる。
ここで、第1光学補償部材66は、Cプレートからなる光学補償層68bを備えている
。このため、係合穴676と第1突起361とを係合させ、係合穴677と第1突起36
2とを係合させて、第1光学補償部材66をケース10によって保持した状態で、第1光
学補償部材66を電気光学パネル40に対して平行に対向する姿勢から2個所の第1突起
361、363を通る軸線L1周りに回転させて、第1光学補償部材66の姿勢を最適な
姿勢に調整する。かかる調整の際、屈曲部670は、第1光学補償部材66の第1軸線L
1周りの可動範囲の全域においてケース10との間に接着剤による固定部を確保している
。それ故、第1光学補償部材66をいずれの姿勢に調整しても、凹部181の内部で屈曲
部670とフレーム3とを接着剤によって固定し、第1光学補償部材66をケース10に
固定することができる。かかる固定構造によれば、第1光学補償部材66に屈曲部670
を設けても、屈曲部670がケース10から大きく突出しない。
ここで、ケース10(フレーム3)には、第1突起36が、第1突起361、362に
加えて、さらに、平面視において第1対角方向と交差する第2対角方向に延在する第2軸
線L2上に位置する2個所にも、第1突起363、364として設けられている、また、
ケース10において、見切り部材8のX方向の他方側X2の縁には、Y方向の中央に切り
欠き882が形成され、フレーム3の枠部30において、切り欠き882と重なる位置に
は切り欠き382が形成されており、フレーム3に見切り部材8を重ねると、ケース10
には、切り欠き382、882によって凹部182が形成される。
従って、本形態では、電気光学パネル40における液晶分子のチルト方向等に対応して
、図5に示す第1光学補償部材66に代えて、第1突起363、364に係合する係合穴
と、凹部182に嵌る屈曲部とが設けられた第1光学補償部材66を用いれば、第1光学
補償部材66を第2軸線L2周りに回転させて第1光学補償部材66の姿勢を調整した後
、第1光学補償部材66をケース10に固定することができる。
(第2光学補償部材61の搭載例)
図6は、本発明を適用した電気光学モジュール100において、第2光学補償部材61
を用いた場合の説明図であり、図6(a)、(b)は、ケース10によって第2光学補償
部材61を保持した場合の斜視図、およびその分解斜視図である。
図4および図6を参照して、第1光学補償部材66に代えて、第2光学補償部材61を
電気光学モジュール100に用いた場合を説明する。本形態において、第2光学補償部材
61(光学補償部材60)は、光学補償素子63と、光学補償素子63を保持する支持板
62とを有している。支持板62は、平面視が四角形の金属製あるいは樹脂製の枠状部材
であり、一方面には光学補償素子63が接着等の方法で貼り付けられている。光学補償素
子63は、透光性基板63aと、透光性基板63aの両面に形成されたCプレートおよび
Oプレートからなる光学補償層63bとを有している。
第2光学補償部材61には、支持板62の外縁からフレーム3の側面330と重なる位
置まで突出したL字形状の連結板部621が形成されており、かかる連結板部621には
、フレーム3の側面330に形成された第2突起371と係合する係合穴626が形成さ
れている。また、第2光学補償部材61には、支持板62の外縁からフレーム3の側面3
40と重なる位置まで突出したL字形状の連結板部622が形成されており、かかる連結
板部622には、フレーム3の側面340に形成された第2突起372と係合する係合穴
627が形成されている。従って、第2光学補償部材61をケース10に重ねて、係合穴
626と第2突起371とを係合させ、係合穴627と第2突起372とを係合させれば
、第2光学補償部材61をケース10によって保持することができる。本形態において、
係合穴626、627のフレーム3の側面330、340の延在方向(X方向)における
寸法が、第2突起371、372のフレーム3の側面330、340の延在方向(X方向
)における寸法より十分に大きいスリット状である。また、係合穴626、627内で連
結板部621、622とフレーム3とをUV接着剤等によって接着固定すれば、第2光学
補償部材61をケース10に固定することができる。
ここで、第2光学補償部材61は、CプレートおよびOプレートからなる光学補償層6
3bを備えている。このため、本形態では、係合穴626と第2突起371とを係合させ
、係合穴627と第2突起372とを係合させて、第2光学補償部材61をケース10に
よって保持した状態で、第2光学補償部材61を電気光学パネル40に対する法線L3周
りに回転させて、第2光学補償部材61の角度を最適な姿勢に調整する。従って、第2光
学補償部材61は、第2光学補償部材61の辺の延在方向がケース10の側面(フレーム
3の側面310、320、330、340)に対して平行となる角度位置から交差する方
向に傾いた角度位置となる。かかる調整の際、連結板部621、622は、張り出し部3
35、345の側面をガイド面として摺動しながら移動する。その間、第2突起371は
係合穴626の内側に位置し、第2突起372は係合穴627の内側に位置するので、第
2光学補償部材61を最適な角度位置で第2光学補償部材61をケース10に固定するこ
とができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の電気光学モジュール100は、光学補償部材60を保持
するケース10には第1突起36が形成されているとともに、第2突起37も設けられて
いる。このため、種類が異なる光学補償部材60であっても、第1突起36または第2突
起37のいずれかと係合させて、ケース10に保持された状態とすることができる。また
、第1突起36および第2突起37を各々、光学補償部材60の種類に応じた位置等に設
けておけば、ケース10は、光学補償部材60の種類が異なる場合でも、適正な状態に保
持することができる。また、本形態では、第1突起36および第2突起37がフレーム3
の側面330、340に形成されているため、第1突起36および第2突起37を形成す
る位置等に対する自由度が高い。従って、第1突起36および第2突起37を各々、光学
補償部材60の種類に応じた位置等に設けることができる。それ故、本形態によれば、ケ
ース10の構成を変更せずに、光学補償部材60として、第1光学補償部材66および第
2光学補償部材61のいずれかを最適な状態にケース10に取り付けた電気光学モジュー
ル100を提供することができる。
[電気光学モジュールの他の形態]
上記実施の形態では、反射型の電気光学パネル40を備えた電気光学モジュール100
を例示したが、透過型の電気光学パネル40を備えた電気光学モジュール100に本発明
を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
(投射型表示装置の構成例)
図7は、本発明を適用した投射型表示装置(電子機器)の一例の概略構成図である。以
下の説明では、上記実施の形態に係る電気光学モジュール100を3つ用い、3つの電気
光学モジュール100の電気光学パネル40を各々、赤色用液晶パネル100R、緑色用
液晶パネル100Gおよび青色用液晶パネル100Bとして用いる。また、3つの電気光
学モジュール100は各々、図5を参照して説明した第1光学補償部材66、および図6
を参照して説明した第2光学補償部材61の何れか一方を光学補償部材60として有して
いる。
図7に示す投射型表示装置1000は、光源光を発生する光源部1021と、光源部1
021から出射された光源光を赤色光R、緑色光G、および青色光Bの3色の色光に分離
する色分離導光光学系1023と、色分離導光光学系1023から出射された各色の光源
光によって照明される光変調部1025とを有している。また、投射型表示装置1000
は、光変調部1025から出射された各色の像光を合成するクロスダイクロイックプリズ
ム1027(合成光学系)と、クロスダイクロイックプリズム1027を経た像光をスク
リーン(不図示)に投射する投射光学系1029とを備えている。本形態において、光変
調部1025を構成する複数の電気光学モジュール100(反射型液晶装置)、およびク
ロスダイクロイックプリズム1027(光合成光学系)は、光学ユニット1200を構成
している。
かかる投射型表示装置1000において、光源部1021は、光源1021aと、一対
のフライアイ光学系1021d、1021eと、偏光変換部材1021gと、重畳レンズ
1021iとを備えている。本形態においては、光源部1021は、放物面からなるリフ
レクタ1021fを備えており、平行光を出射する。フライアイ光学系1021d、10
21eは、システム光軸と直交する面内にマトリクス状に配置された複数の要素レンズか
らなり、これらの要素レンズによって光源光を分割して個別に集光・発散させる。偏光変
換部材1021gは、フライアイ光学系1021eから出射した光源光を、例えば図面に
平行なp偏光成分のみに変換して光路下流側光学系に供給する。重畳レンズ1021iは
、偏光変換部材1021gを経た光源光を全体として適宜収束させることにより、光変調
部1025に設けた複数の電気光学モジュール100を各々均一に重畳照明可能とする。
色分離導光光学系1023は、クロスダイクロイックミラー1023aと、ダイクロイ
ックミラー1023bと、反射ミラー1023j、1023kとを備える。色分離導光光
学系1023において、光源部1021からの略白色の光源光は、クロスダイクロイック
ミラー1023aに入射する。クロスダイクロイックミラー1023aを構成する一方の
第1ダイクロイックミラー1031aで反射された赤色光Rは、反射ミラー1023jで
反射されダイクロイックミラー1023bを透過して、入射側偏光板1037r、p偏光
を透過させる一方、s偏光を反射するワイヤーグリッド偏光板1032r、および光学補
償部材60rを介して、p偏光のまま、電気光学モジュール100(赤色用液晶パネル1
00R)に入射する。
また、第1ダイクロイックミラー1031aで反射された緑色光Gは、反射ミラー10
23jで反射され、その後、ダイクロイックミラー1023bでも反射されて、入射側偏
光板1037g、p偏光を透過させる一方、s偏光を反射するワイヤーグリッド偏光板1
032g、および光学補償部材60gを介して、p偏光のまま、電気光学モジュール10
0(緑色用液晶パネル100G)に入射する。
これに対して、クロスダイクロイックミラー1023aを構成する他方の第2ダイクロ
イックミラー1031bで反射された青色光Bは、反射ミラー1023kで反射されて、
入射側偏光板1037b、p偏光を透過する一方、s偏光を反射するワイヤーグリッド偏
光板1032b、および光学補償部材60bを介して、p偏光のまま、電気光学モジュー
ル100(青色用液晶パネル100B)に入射する。なお、光学補償部材60r、60g
、60bは、電気光学モジュール100への入射光および出射光の偏光状態を調整するこ
とで、液晶層の特性を光学的に補償している。
このように構成した投射型表示装置1000では、光学補償部材60r、60g、60
bを経て入射した3色の光は各々、各電気光学モジュール100において変調される。そ
の際、電気光学モジュール100から出射された変調光のうち、s偏光の成分光は、ワイ
ヤーグリッド偏光板1032r、1032g、1032bで反射し、出射側偏光板103
8r、1038g、1038bを介してクロスダイクロイックプリズム1027に入射す
る。クロスダイクロイックプリズム1027には、X字状に交差する第1誘電体多層膜1
027aおよび第2誘電体多層膜1027bが形成されており、一方の第1誘電体多層膜
1027aは赤色光Rを反射し、他方の第2誘電体多層膜1027bは青色光Bを反射す
る。従って、3色の光は、クロスダイクロイックプリズム1027において合成され、投
射光学系1029に出射される。そして、投射光学系1029は、クロスダイクロイック
プリズム1027で合成されたカラーの像光を、所望の倍率でスクリーン(図示せず。)
に投射する。
(他の投射型表示装置)
なお、投射型表示装置については、光源部として、各色の光を出射するLED光源等を
用い、かかるLED光源から出射された色光を各々、別の電気光学装置(液晶装置)に供
給するように構成してもよい。
(他の電子機器)
本発明を適用した電気光学モジュール100については、上記の電子機器の他にも、携
帯電話機、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、
液晶テレビ、カーナビゲーション装置、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた
機器等の電子機器において直視型表示装置として用いてもよい。
2・・プレート、3・・フレーム、8・・見切り部材、10・・ケース、30・・枠部、
31〜34・・壁部、310、320、330、340・・側面、335、345・・張
り出し部、36、361〜364・・第1突起、37、371、372・・第2突起、4
0・・電気光学パネル、40a・・表示領域、51・・第1基板、52・・第2基板、5
7・・防塵ガラス、60・・光学補償部材、61・・第2光学補償部材、62・・支持板
、63・・光学補償素子、63a・・透光性基板、63b・・光学補償層、66・・第1
光学補償部材、67・・支持板、68・・光学補償素子、68a・・透光性基板、68b
・・光学補償層、621、622・・連結板部、626、627・・係合穴、670・・
屈曲部、671、672・・連結板部、676、677・・係合穴、100・・電気光学
モジュール、181、182・・凹部、100・・投射型表示装置

Claims (10)

  1. 電気光学パネルと、
    該電気光学パネルを収容したケースと、
    前記ケースに保持された光学補償部材と、
    を有し、
    前記ケースには、第1突起および第2突起が形成されており、
    前記光学補償部材には、前記第1突起、および前記第2突起のいずれか一方に係合する係合穴が形成され
    前記第1突起は、前記ケースの側面のうち、表示領域を挟む両側2個所に設けられ、前記第2突起は、前記ケースの側面のうち、前記表示領域を挟む両側2個所に設けられ、
    前記表示領域および前記ケースは、平面視で四角形であり、
    前記第1突起は、前記表示領域の第1対角方向で当該表示領域を2個所に設けられ、前記第2突起は、平面視で湾曲した凸曲面をもって前記ケースの相対向する2つの側面の各々から張り出した張り出し部の側面に設けられていることを特徴とする電気光学モジュール。
  2. 前記ケースは、前記電気光学パネルの側面を覆うフレームと、該フレームに保持された見切り部材と、を有し、
    前記第1突起および前記第2突起は、前記フレームの側面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学モジュール。
  3. 前記光学補償部材は、前記係合穴として、前記第1突起と係合する第1係合穴を備えた第1光学補償部材であり、
    前記第1光学補償部材は、前記電気光学パネルに対して平行に対向する姿勢から前記2個所の第1突起を通る軸線周りに回転した斜め姿勢で前記ケースに接着剤によって固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学モジュール。
  4. 前記第1光学補償部材は、当該第1光学補償部材の面外方向に折れ曲がった屈曲部を備え、
    前記屈曲部は、前記第1光学補償部材の前記軸線周りの可動範囲の全域において前記ケースとの間に前記接着剤による固定部を確保していることを特徴とする請求項に記載の電気光学モジュール。
  5. 前記ケースには、前記光学補償部材の前記軸線周りの可動範囲の全域において前記屈曲部が内側に位置する凹部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の電気光学モジュール。
  6. 前記光学補償部材は、前記係合穴として、前記第2突起と係合する第2係合穴を備えた第2光学補償部材であり、
    前記第2光学補償部材は、平面視で略四角形であり、
    前記第2光学補償部材は、該第2光学補償部材の辺の延在方向が前記ケースの側面に対して平行となる角度位置から交差する方向に傾いた角度位置で前記ケースに接着剤によって固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学モジュール。
  7. 前記第1突起は、さらに、平面視において、前記第1対角方向と交差する前記ケースの第2対角方向に位置する2個所にも設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  8. 前記光学補償部材は、光学補償素子と、該光学補償素子を保持する支持板と、を有し、
    前記支持板に前記係合穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  9. 電気光学パネルと、
    該電気光学パネルを収容したケースと、
    前記ケースに保持された光学補償部材と、
    平面視で湾曲した凸曲面を有し、前記ケースの相対向する2つの側面の各々から張り出した張り出し部と、
    前記張り出し部の側面に設けられた突起と、
    を有し、
    前記光学補償部材は、前記突起に係合する係合穴が形成され、前記光学補償部材の辺の延在方向が前記ケースの側面に対して平行となる角度位置から交差する方向に傾いた角度位置で、前記ケースに固定されることを特徴とする電気光学モジュール。
  10. 請求項1乃至の何れか一項に記載の電気光学モジュールを備え、
    前記電気光学パネルに供給される光を出射する光源部と、
    前記電気光学パネルによって変調された光を投射する投射光学系と、
    を有していることを特徴とする電子機器。
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