JP2016012861A - 半導体スイッチング素子の制御回路 - Google Patents

半導体スイッチング素子の制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体スイッチング素子において、簡単な構成で適切な負電圧を生成する構成を備える半導体スイッチング素子の制御回路を提供する。【解決手段】コイル1に給電するハーフブリッジ回路2は、GaN素子3、4からなる。GaN素子4の制御回路6の負電源回路13は、コンデンサ10およびダイオード12の直列回路である。コンデンサ10に並列にクランプ回路としてのツェナーダイオード11を接続する。GaN素子3のオンでコイル1に通電し、デッドタイム期間中に負荷電流によりGaN素子4が逆導通する。GaN素子4の順電圧Vfによりコンデンサ10を繰り返し充電する。コンデンサ10の端子電圧Vcがクランプ電圧に達すると充電が停止する。コンデンサ10の負電圧がゲート駆動回路8に与えられるので、GaN素子4のオフ時に負のゲート電圧を供給できる。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体スイッチング素子の制御回路に関する。
パワーデバイスのひとつであるノーマリーオフ型の窒化ガリウム(GaN)を用いた半導体スイッチング素子は、高速スイッチング動作が可能である。しかし、窒化ガリウム素子は、例えば1V程度の閾値電圧のものがあるなど、通常のシリコンを主体とした構成のFETなどに比べると閾値電圧が低いためスイッチングに伴い、ノイズなどの影響で誤動作が発生しやすい。
そこで、窒化ガリウム素子のゲート駆動回路としては、オフ保持電圧を窒化ガリウム素子のソースに対して負に設定することで誤動作の発生を抑制している。この場合、通常のFETなどにおけるゲート駆動回路は正の単電源を用いているのに対して、窒化ガリウム素子のゲート駆動回路においては、負電圧でオフ保持するために新たに負電源を加える必要があるため、コストアップが避けられずまた、全体の構成も大型化してしまう問題があった。
一方、負電源を設ける代わりに、例えば、ゲート駆動回路にチャージポンプ機能を追加することで単電源から負電圧を生成することが考えられている。しかし、これによって負電源を生成するゲート駆動回路では、負電圧が単電源と同じ電圧となる。ところが、オフ保持のための負電圧をそのまま逆導通時のオフセットとして窒化ガリウム素子に加えることは、逆導通時の損失を増加させることにつながる。また、負電圧の生成に半導体スイッチ素子を追加する構成を採用するため制御が複雑になる欠点がある。
特開2009−21823号公報 特開2000−59195号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、窒化ガリウム素子のような低電圧で動作する半導体スイッチング素子に対して、適切な負電圧を生成する構成を別途に電源を設けたりすることなく、簡単な構成でなしうる半導体スイッチング素子の制御回路を提供することにある。
請求項1に記載の半導体スイッチング素子の制御回路は、ゲート駆動回路により駆動され、誘導性負荷に通電する半導体スイッチング素子と、出力端子間に直列に接続され、出力端子の負電位側端子から正電位側端子に向けて接続されるコンデンサおよび順方向のダイオードの直列回路からなる負電源回路とを備え、コンデンサとダイオードとの共通接続点は前記ゲート駆動回路の負電源側に接続される。
上記構成を採用することにより、半導体スイッチング素子がゲート駆動回路によりオフ状態に保持された状態では、誘導性負荷に流れる負荷電流で半導体スイッチング素子が逆導通状態になると、半導体スイッチング素子のオフセット電圧により負電源回路にも負荷電流が流れてコンデンサに充電する。この動作を繰り返すことで、コンデンサの充電が進むと、端子電圧が上昇し、ゲート駆動回路に対して負電位を与えることができる。これにより、半導体スイッチング素子を負電源回路により生成した負電位によりオフ状態に保持してノイズ等による誤動作を防止し、安定した動作を行わせることができる。
第1実施形態を示す電気的構成図 各部の制御状態と電位変化を示すタイムチャート GaN素子の電流電圧特性を示す図 第2実施形態を示す電気的構成図 第3実施形態を示す電気的構成図 第4実施形態を示す電気的構成図 第5実施形態を示す電気的構成図 第6実施形態を示す電気的構成図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は電気的構成を示すもので、誘導性負荷であるコイル1に通電するハーフブリッジ回路2を示している。ハーフブリッジ回路2は、半導体スイッチング素子として、2個のGaN(窒化ガリウム)素子3、4を設けている。2個のGaN素子3、4は、ドレイン−ソース間を直列に接続し、電源端子VDとグランド端子GNDとの間に接続されている。この場合、コイル1の他端子は例えばグランドGNDに接続され、ハーフブリッジ回路2側からコイル1に給電および断電する動作を想定している。
各GaN素子3、4は、ゲートにそれぞれ制御回路5、6が接続され、オンオフの駆動信号が与えられる。制御回路5は、制御回路6と同じ構成とすることもできるし、通常のゲート駆動回路の構成を採用することもできる。また、制御回路6は、後述する負電源回路13を備えた構成である。
GaN素子4のゲートには入力抵抗7を介してゲート駆動回路8が接続されている。ゲート駆動回路8は、コイル1への通断電の指令信号を受けてGaN素子4へのゲート駆動信号を出力する。ゲート駆動回路8は、例えば一般的なプッシュプル回路を用いることができる。ゲート駆動回路8には直流電源9の正極端子が接続されるとともに、直流電源9の負極端子がコンデンサ10を直列に介して接続されている。コンデンサ10には並列にツェナーダイオード11が図示極性で接続されている。ツェナーダイオード11は、クランプ回路として機能する定電圧ダイオードである。
また、ゲート駆動回路8の負極電源端子はダイオード12を順方向に介してGaN素子4のドレインに接続されている。コンデンサ10、ツェナーダイオード11、ダイオード12は、負電源回路13を構成している。なお、コンデンサ10は、ゲート駆動回路8の駆動に際して後述するように負電源として機能する。
次に、上記構成の作用について図2および図3も参照して説明する。GaN素子3、4は、コイル1への通電を制御するスイッチとして機能するので、動作上では、それぞれをSW1、SW2として図2(a)、(b)に示す。また、これらスイッチSW1、SW2のオンオフ制御に伴い、GaN素子4のドレイン−ソース間電圧Vds2の変化を図2(c)に示し、コンデンサ10の端子電圧Vcの変化を図2(d)に示している。
図3は、GaN素子4の動作特性を示す図で、ゲート電圧Vgsをパラメータとして示している。この図からわかるように、GaN素子の逆導通側のIV特性は、ゲート電位が大きい負電位になるにしたがって、ドレイン電位のオフセット電圧ΔVfがゲート電位の増加と同じだけ増加する特性を持っている。
このハーフブリッジ回路2は、GaN素子3および4を相補的に駆動させてコイル1に通電する。負荷であるコイル1への通電は、GaN素子3をオンさせて、電源VDから負荷電流を供給し、負荷電流はコイル1の端子1a側から端子1b側に流れる場合を想定している。また、電源VDから負荷電流を供給しない期間においては、2つのGaN素子3、4にいずれのゲート駆動回路8からもゲート駆動信号を与えないデッドタイム期間がある。GaN素子4は、オフ状態を保持するために、ゲートに負電圧を与えてオフ保持を行うことが必要である。
デッドタイム期間中に、オフ状態のGaN素子4は、誘導性負荷であるコイル1の負荷電流によって逆導通し、Vfのオフセット電圧が発生する。そのオフセット電圧Vfにより、負電源回路13に電流が流れ、はダイオード12を通して負電圧発生用のコンデンサ10に充電される。
この様子は、図2に示している。GaN素子4のドレイン−ソース間電圧Vds2は、時刻t1でデッドタイムに入ると、コイル1の負荷電流によって逆導通し、Vfのオフセット電圧が発生する。そして、このデッドタイム期間中(時刻t1〜t2の期間)は、ダイオード12を介してコンデンサ10に充電することでコンデンサ10の端子電圧Vcが0(V)からΔVc(V)だけ上昇する。デッドタイム期間の終了時点t2では、GaN素子4のドレイン−ソース間電圧Vds2はVf+ΔVcとなる。
この後、次のデッドタイム期間(時刻t3〜t4の期間)では、GaN素子4のVfのオフセットにはコンデンサの充電電圧Vcが加えられるため、さらに高い電圧をコンデンサ10に充電する。以下、デッドタイム期間が来る度に、その期間中においてコンデンサ10への充電動作が繰り返される。
そして、充電動作を繰り返すうちに、コンデンサ10の端子電圧Vcがツェナーダイオード11のツェナー電圧Vzに達すると、これ以上の充電電流はツェナーダイオード11に側路されることでコンデンサ10への充電動作は停止する。このときコンデンサ10の端子電圧Vcは、ツェナー電圧Vzにクランプされた状態となる。したがって、クランプ電圧Vclampはこの実施形態においてはツェナー電圧Vzに等しい。
このようにしてコンデンサ10は、充電動作が繰り返し実施された後、端子電圧Vcがクランプ電圧Vclamp(=Vz)に達すると、このクランプ電圧Vclampがゲート駆動回路8の負電源端子に負電位として印加されるようになる。これにより、GaN素子4がオフ期間中においてゲート電位として負電位を与えることができ、これによって、GaN素子4がセルフターンオンなどによる誤動作を受けにくい状態とすることができる。
このような第1実施形態によれば、負電源として電源回路を付加することなく、コンデンサ10とダイオード12およびクランプ用のツェナーダイオード11を付加した簡単な回路を追加するだけで負電源回路13を設けることができ、これによって半導体スイッチング素子であるGaN素子4のセルフターンオンなどによる誤動作防止を図ることができる。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。図4に示すように、この実施形態では、負電源回路13aとして、ダイオード12に直列に抵抗14を接続した構成としている。抵抗14は、突入電流防止の構成として設けるもので、コンデンサ10に充電する場合に、時定数回路として機能する。これにより、デッドタイム期間に入る時点で、コンデンサ10への充電電流が急激に流れる突入電流が発生するのを抑制することができる。
このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、コンデンサ10への充電動作で過大な電流が突入電流として流れるのを抑制できる。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。図5に示すように、この実施形態では、クランプ電圧Vclampを発生するツェナーダイオード11に代えて、スイッチ素子15および電圧検出回路16からなるクランプ回路17を設ける構成としている。
すなわち、図5に示すように、コンデンサ10とダイオード12との間にスイッチ素子15を設けている。また、コンデンサ10の端子電圧Vcをモニタする電圧検出回路16を設けている。電圧検出回路16は、コンデンサ10の端子電圧Vcがクランプ電圧Vclampに達したか否かを判定し、達していない状態ではスイッチ素子15をオン状態に保持し、達している状態ではスイッチ素子15をオフさせる。
これにより、コンデンサ10の端子電圧Vcが低い状態では、電圧検出回路16によりスイッチ素子15がオン状態に保持されるため、2つのGaN素子3、4がオフ状態となるデッドタイム期間中に、コンデンサ10が負荷電流によって充電される。そして、コンデンサ10の端子電圧Vcが充電動作によってクランプ電圧Vclampに達すると、電圧検出回路16がスイッチ素子15をオフさせるので、コンデンサ10への充電経路が断たれ、コンデンサ10の端子電圧Vcはクランプ電圧Vclampに保持され、且つ、以降の充電動作を行わないようにすることができる。
このようなスイッチ素子15および電圧検出回路16からなるクランプ回路17を設けることで、コンデンサ10の端子電圧Vcがクランプ電圧Vclampに達した後は、コンデンサ10側への電流を流さない構成とすることができ、省電力化を図ることができる。
(第4実施形態)
図6は第4実施形態を示すもので、以下、第3実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、第3実施形態で示したクランプ回路17に代えて、スイッチ素子15および電圧検出回路16からなるクランプ回路21を具体的な回路構成として設けたものである。
図6に示すように、スイッチ素子15に代えてpチャンネル型FETからなるトランジスタ18を設けている。また、電圧検出回路16に代えて、抵抗19a、19bを直列に接続した分圧回路19とコンパレータ(比較回路)20を設けている。なお、コンパレータ20は、ヒステリシスコンパレータを用いてもよい。分圧回路19は、ゲート駆動回路8の電源端子間に接続され、抵抗19bの端子電圧をクランプ電圧Vclampとしてコンパレータ20の反転入力端子(−)に与えるように接続される。コンパレータ20の非反転入力端子(+)にはコンデンサ10の端子電圧Vcが入力されるように接続される。コンパレータ20の出力端子はトランジスタ18のゲートに出力される。これらトランジスタ18、分圧回路19およびコンパレータ20によりクランプ回路21が構成される。
前述同様にしてコンデンサ10への充電動作を行う場合において、コンパレータ20は、コンデンサ10の端子電圧Vcがクランプ電圧Vclampに達していない状態ではトランジスタ18をオン状態に駆動する信号を出力する。これにより、コンデンサ10への充電経路が形成された状態となり、GaN素子3、4がオフ状態となるデッドタイム期間中に、コンデンサ10への充電動作が行われる。
そして、コンデンサ10の端子電圧Vcがクランプ電圧Vclampに達すると、コンパレータ20は信号の出力状態を反転させてトランジスタ18をオフ状態に移行させる。これにより、コンデンサ10への充電経路が断たれた状態となり、コンデンサ10へのこれ以上の充電動作が停止される。
したがって、このような第4実施形態によっても第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第5実施形態)
図7は第5実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、半導体スイッチング素子として用いるGaN素子3、4のいずれに対しても同様の構成の制御回路6を設けた構成である。
この実施形態においては、図7に示しているように、コイル1に対して負荷電流が双方向(図7中、矢印A方向および矢印B方向)に流れる場合を想定している。つまり、コイル1には、第1実施形態に示したハーフブリッジ回路2が端子1a側に接続されるとともに、端子1b側にも例えば同等のハーフブリッジ回路2が接続される構成である。これにより、コイル1の両端子1a、1bは電源VDレベルとグランドGNDレベルへの切り替え接続が可能となる構成である。
このような構成を採用しているので、コイル1の負荷電流が矢印A方向に流れる前述の場合には、GaN素子4を駆動する制御回路6が負電源回路13において負電源を確保することができる。また、コイル1の負荷電流が矢印B方向に流れる場合には、GaN素子3を駆動する制御回路6が負電源回路13において負電源を確保することができるようになる。
したがって、このような第5実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができると共に、GaN素子3に接続する制御回路6においてもコイル1に矢印B方向に流れる負荷電流に対して同様の作用効果を得ることができる。
(第6実施形態)
図8は第6実施形態を示すもので、以下、第5実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態は、第5実施形態におけるGaN素子3に接続される制御回路6に代えて、直流電源9を設けない構成の制御回路6aを設けるとともに、この制御回路6aに対して電源を供給するGaN素子4に対する制御回路6bを設けている。制御回路6bは、制御回路6aに電源を供給する機能を除くと第5実施形態で示した制御回路6と同様の構成である。
図8に示すように、制御回路6aは、直流電源9に代えて電源用コンデンサ22が接続されている。この電源用コンデンサ22は、制御回路6bの直流電源9の正極端子からダイオード23を順方向に介して充電されるように接続されている。これにより、制御回路6aは、直流電源9を設けることなく、また、電源回路を別途構成することなく、制御回路6bに接続される直流電源9から給電を受けて、制御回路6bと同等の動作をすることができる。
さらに、GaN素子3の負電源回路13を備えるので、コイル1の負荷電流が矢印B方向に流れる場合には、そのデッドタイム期間中にコンデンサ10に充電動作を行わせることで負電源を生成することができる。これにより、GaN素子3のオフゲート電圧を負電圧を印加する構成とすることができ、第5実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、上述した一実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
クランプ回路は、ツェナーダイオード11や、スイッチ素子15および電圧検出回路16からなるクランプ回路17や、トランジスタ18、分圧回路19およびコンパレータ20からなるクランプ回路21以外に、コンデンサ10の端子電圧をクランプ電圧に制御する回路であれば種々の回路を用いることができる。
第1〜第4実施形態においては、GaN素子3に代えて通常のMOSFETやIGBTを設けることもできる。
第2実施形態は、第3〜第6実施形態の構成にも適用することができる。
第3、第4実施形態は、第5、第6実施形態にも適用することができる。
半導体スイッチング素子は、実施形態で示したGaN素子以外にも、低電圧で駆動可能な半導体スイッチング素子あるいは通常の半導体スイッチング素子で負電源を必要とするもの全般に適用できる。
図面中、1はコイル(誘導性負荷)、2はハーフブリッジ回路、3、4はGaN素子(半導体スイッチング素子)、6、6a、6bは制御回路、8はゲート駆動回路、10はコンデンサ、11はツェナーダイオード(定電圧ダイオード、クランプ回路)、12はダイオード、13、13a、13bは負電源回路、14は抵抗(突入電流防止用の抵抗)、15はスイッチ素子、16は電圧検出回路、17はクランプ回路、18はFET(スイッチ素子、半導体スイッチング素子)、19a、19bは抵抗(基準電圧発生回路)、20はコンパレータ(比較回路)、21はクランプ回路、22はコンデンサ、23はダイオードである。

Claims (9)

  1. 誘導性負荷の給電経路に設けられる半導体スイッチング素子の駆動をするゲート駆動回路と、
    前記半導体スイッチング素子の出力端子間に接続され、前記出力端子の負電位側端子から正電位側端子に向けて接続されるコンデンサおよび順方向のダイオードの直列回路からなる負電源回路とを備え、
    前記負電源回路の前記コンデンサと前記ダイオードとの共通接続点は前記ゲート駆動回路の負電源端子に接続されることを特徴とする半導体スイッチング素子の制御回路。
  2. 請求項1に記載の半導体スイッチング素子の制御回路において、
    前記負電源回路は、前記コンデンサの端子電圧がクランプ電圧以上とならないようにするクランプ回路を備えたことを特徴とする半導体スイッチング素子の制御回路。
  3. 請求項2に記載の半導体スイッチング素子の制御回路において、
    前記クランプ回路は、定電圧ダイオードにより構成したことを特徴とする半導体スイッチング素子の制御回路。
  4. 請求項2に記載の半導体スイッチング素子の制御回路において、
    前記クランプ回路は、前記ダイオードの通電経路に設けられるスイッチ素子と、前記コンデンサの端子電圧を検出して検出電圧がクランプ電圧未満のときに前記スイッチ素子をオン状態に保持し、クランプ電圧以上では前記スイッチ手段をオフさせる電圧検出回路とを備えることを特徴とする半導体スイッチング素子の制御回路。
  5. 請求項4に記載の半導体スイッチング素子の制御回路において、
    前記スイッチ素子は、制御信号によりオンオフ制御される半導体スイッチング素子であり、
    前記電圧検出回路は、前記クランプ電圧に相当する基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記コンデンサの端子電圧と前記基準電圧とを比較し、その比較結果の信号により前記スイッチ素子のオンオフを切り替える比較回路であることを特徴とする半導体スイッチング素子の制御回路。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体スイッチング素子の制御回路において、
    前記半導体スイッチング素子はノーマリーオフ型の窒化ガリウム(GaN)素子であることを特徴とする半導体スイッチング素子の制御回路。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体スイッチング素子の制御回路において、
    前記負電源回路に直列に突入電流防止用の抵抗を設けていることを特徴とする半導体スイッチング素子の制御回路。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の半導体スイッチング素子の制御回路において、
    前記誘導性負荷に対して2個の半導体スイッチング素子を設けるハーフブリッジ回路を構成し、
    前記ハーフブリッジを構成する2個の前記半導体スイッチング素子のそれぞれに対して前記ゲート駆動回路および前記負電源回路を設けることを特徴とする半導体スイッチング素子の制御回路。
  9. 請求項8に記載の半導体スイッチング素子の制御回路において、
    前記2個の半導体スイッチング素子のうち高電圧側に接続されるものに設けるゲート駆動回路の電源は、低電圧側に接続されるものに設けるゲート駆動回路の電源から供給する構成とすることを特徴とする半導体スイッチング素子の制御回路。
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