JP2016011952A - パワー半導体用試験装置 - Google Patents

パワー半導体用試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016011952A
JP2016011952A JP2015110969A JP2015110969A JP2016011952A JP 2016011952 A JP2016011952 A JP 2016011952A JP 2015110969 A JP2015110969 A JP 2015110969A JP 2015110969 A JP2015110969 A JP 2015110969A JP 2016011952 A JP2016011952 A JP 2016011952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
test apparatus
dynamic characteristic
power semiconductor
semiconductors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015110969A
Other languages
English (en)
Inventor
片山 博
Hiroshi Katayama
博 片山
慎二 重村
Shinji Shigemura
慎二 重村
律子 安斎
Ritsuko Anzai
律子 安斎
田中 一成
Kazunari Tanaka
一成 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Top KK
Original Assignee
Top KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Top KK filed Critical Top KK
Priority to JP2015110969A priority Critical patent/JP2016011952A/ja
Publication of JP2016011952A publication Critical patent/JP2016011952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】パワー半導体用動特性試験装置において、必要な試験電流を供給するために試験電流を放出するコンデンサ及びパワー半導体の負荷となる誘導負荷を用いるが、これらを含む試験回路のインダクタンスによって印加波形やピーク電圧が大きな影響を受ける。これを解決するため、印加波形やピーク電圧が大きな影響を受ける試験回路の寄生インダクタンスを低減し、測定精度を向上させる。【解決手段】バスバー10、13の50%以上の部分の厚みを5mm以上とし、及び/又は、パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離を200mm以内とする。及び/又は該ワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が二段階或いは多段階となるように配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、IGBTなどのパワー半導体で用いられる試験装置に関するものである。
従来より、モジュール組み立て前のテストピース状態で半導体素子の電気性能を評価する場合、テストピースに対してコンタクトピンを導体 に当接して所定の電圧を印加する試験装置が知られている。
また近年、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を用いたパワー半導体技術が進展し、電力を効率的に制御し利用するために必須の技術となっている。パワー半導体は大電力で高速なスイッチングが可能な半導体素子であるから、これらの電気性能を評価するには高電圧且つ高速な駆動及び検出機構を有する試験装置が用いられている。
特開2007−033042号公報 特開2009−168630号公報 特開2010−107432号公報
解決しようとする問題点は、このような試験装置において、必要な試験電流を供給するために試験電流を放出するコンデンサ及びパワー半導体の負荷となる誘導負荷を用いるが、これらを含む試験回路のインダクタンスによって印加波形やピーク電圧が大きな影響を受ける点にある。
特に、試験回路中に存在する寄生インダクタンスは、試験電流が変化する特性確認試験で問題となる場合がある。これは、試験電流の変化により、その電流変化スピードと寄生インダクタンスの積に比例したサージ電圧が試験回路中に発生することが原因となる。このサージ電圧により試験対象であるパワー半導体が破損したり、測定精度の低下をもたらすため、この寄生インダクタンスを可能な限り低減することが求められていた。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、バスバー10、13の厚みが5mm以上であることを特徴とするパワー半導体用動特性試験装置である。また本発明は、該バスバー10、13の50%以上の部分の厚みが10mm以上であることを特徴とするパワー半導体用動特性試験装置である。
また本発明は、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が300mm以内であることを特徴とするパワー半導体用動特性試験装置である。また本発明は、該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が200mm以内であることを特徴とするパワー半導体用動特性試験装置である。
また本発明は、該高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該コンデンサ2を複数備えてなり、該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が等しくなるように配置されたことを特徴とする、パワー半導体動特性試験装置である。
また本発明は、該コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が同心円状に配置されたことを特徴とする。
また本発明は、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該コンデンサ2を複数備えてなり、該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が二段階或いは多段階となるように配置されたことを特徴とする、パワー半導体動特性試験装置である。
また本発明は、該コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が同心円状に配置されたことを特徴とする。また本発明は、該コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が径の異なる複数列の同心円状に配置されたことを特徴とする。
また本発明は、該複数のコンデンサ2の電流値が過大な場合に電流を遮断する複数の遮断素子100をさらに備えることを特徴とする。
また本発明は、該複数の遮断素子100が同心円状に配置されたことを特徴とする。また本発明は、該複数の遮断素子100が径の異なる複数列の同心円状に配置されたことを特徴とする。
また本発明は、試験回路中に存在する寄生インダクタンスが30nH以下であることを特徴とする。さらに試験回路中に存在する寄生インダクタンスが20nH以下であることが望ましく、さらに試験回路中に存在する寄生インダクタンスが10nH以下であることがより望ましい。
また本発明は、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面と該パワー半導体4、5の配置される平面とは、該各部品を接続するバスバー10、13を含む領域を介して異なる面上に配置され、該試験電流を放出するコンデンサ2と該パワー半導体4、5との接続は、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面の中心を貫通してなされることを特徴とする、パワー半導体用動特性試験装置である。。
また本発明は、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面の中心を通してなされる該試験電流を放出するコンデンサ2と該パワー半導体4、5との貫通配線に電流センサーを配設してなることを特徴とする。
また本発明は、該電流センサーは、ロゴスキー型電流センサーであることを特徴とする。
また本発明は、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2と該パワー半導体4、5の接続導体中に夫々ダイオードを配設したことを特徴とする、パワー半導体用動特性試験装置である。
また本発明は、該ダイオードを介して複数レベルの電圧を印加し、夫々の電圧に対応して測定を行うことを特徴とする。
本発明に係るパワー半導体用動特性試験装置は、簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来るという利点がある。
図1はパワー半導体用試験装置の一例に係る回路ブロック図である。 図2は従来のパワー半導体用試験装置の構造を示す概念図である。 図3は従来のパワー半導体用試験装置に生ずる寄生インダクタンスの例を示す概念図である。 図4はパワー半導体用試験装置における寄生インダクタンスとバスバーの厚み及び長さの関係を示すグラフである。 図5はパワー半導体用試験装置における寄生インダクタンスとバスバーの長さの関係を示すグラフである。 図6は本発明に係るパワー半導体用試験装置の実施例に係る概念図である。 図7は本発明に係るパワー半導体用試験装置の実施例を説明する回路図である。 図8は本発明に係るパワー半導体用試験装置の実際の試験機の形態を示す回路図である。 図9は本発明に係るパワー半導体用試験装置に用いられる過電流保護回路を示す概念図である。 図10は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成を示す概念図である。 図11は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成を示す概念図である。 図12は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成部品配置を示す概念図である。 図13は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成部品配置を示す概念図である。 図14は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成部品配置を示す断面概念図である。 図15は本発明に係るパワー半導体用試験装置の他の形態の構成部品配置を示す概念図である。 図16は本発明に係るパワー半導体用試験装置の他の形態の構成部品配置を示す概念図である。 図17は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成を示す概念図である。
本発明は、簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来るパワー半導体試験装置を提供するため、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、バスバー10、13の50%以上の部分の厚みが5mm以上であることを特徴とするパワー半導体用動特性試験装置である。また本発明は、該バスバー10、13の厚みが10mm以上であることを特徴とするパワー半導体用動特性試験装置である。
また本発明は、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が300mm以内であることを特徴とするパワー半導体用動特性試験装置である。また本発明は、該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が200mm以内であることを特徴とするパワー半導体用動特性試験装置である。
また本発明は、該高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該コンデンサ2を複数備えてなり、該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が等しくなるように配置されたことを特徴とする、パワー半導体動特性試験装置である。
また本発明は、該コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が同心円状に配置されたことを特徴とする。
また本発明は、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該コンデンサ2を複数備えてなり、該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が二段階或いは多段階となるように配置されたことを特徴とする、パワー半導体動特性試験装置である。
また本発明は、該コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が同心円状に配置されたことを特徴とする。また本発明は、該コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が径の異なる複数列の同心円状に配置されたことを特徴とする。
また本発明は、該複数のコンデンサ2の電流値が過大な場合に電流を遮断する複数の遮断素子100をさらに備えることを特徴とする。
また本発明は、該複数の遮断素子100が同心円状に配置されたことを特徴とする。また本発明は、該複数の遮断素子100が径の異なる複数列の同心円状に配置されたことを特徴とする。
また本発明は、試験回路中に存在する寄生インダクタンスが30nH以下であることを特徴とする。さらに試験回路中に存在する寄生インダクタンスが20nH以下であることが望ましく、さらに試験回路中に存在する寄生インダクタンスが10nH以下であることがより望ましい。
また本発明は、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面と該パワー半導体4、5の配置される平面とは、該各部品を接続するバスバー10、13を含む領域を介して異なる面上に配置され、該試験電流を放出するコンデンサ2と該パワー半導体4、5との接続は、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面の中心を貫通してなされることを特徴とする、パワー半導体用動特性試験装置である。。
また本発明は、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面の中心を通してなされる該試験電流を放出するコンデンサ2と該パワー半導体4、5との貫通配線に電流センサーを配設してなることを特徴とする。
また本発明は、該電流センサーは、ロゴスキー型電流センサーであることを特徴とする。
また本発明は、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2と該パワー半導体4、5の接続導体中に夫々ダイオードを配設したことを特徴とする、パワー半導体用動特性試験装置である。
また本発明は、該ダイオードを介して複数レベルの電圧を印加し、夫々の電圧に対応して測定を行うことを特徴とする。
図1はパワー半導体用試験装置の一例に係る回路ブロック図である。図1に於いては、少なくとも数百ボルトから数千ボルトを発生する高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4,5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4,5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバーと、パワー半導体4,5のドライバ回路6,7を備えている。
図2は従来のパワー半導体用試験装置の構造を示す概念図である。従来の構成においては、10、11、12、13に厚さ2mm以下の薄板導体を用いていた。
図3は従来のパワー半導体用試験装置に生ずる寄生インダクタンスの例を示す概念図である。前記の様に従来のパワー半導体用試験装置においては10、11、12、13に厚さ2mm以下の薄板導体を用いていたため、この部分で図中Ls1、Ls2、Ls3、Ls4に示された寄生インダクタンスが発生し、これによって印加波形やピーク電圧が大きな影響を受け、測定精度の低下をもたらしていた。
前記の課題を解決するため、本発明においては、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、バスバー10、13の50%以上の部分の厚みが5mm以上とする構成とした。なお、電流密度の低い部分はバスバーの厚みを薄くしても全体を同一厚みとした場合と遜色ない特性が得られる。多くの場合、バスバーの50%以上の部分の厚みが一定以上であれば全体を同一厚みとした場合と遜色ない特性が得られる。
なお、該バスバー10、13の50%以上の部分の厚みが10mm以上であるような構成がさらに望ましい。
また本発明は、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が300mm以内であるような構成とした。
また本発明は、該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が200mm以内であるような構成がさらに望ましい。
図4はパワー半導体用試験装置における寄生インダクタンスとバスバーの厚み及び長さの関係を示すグラフである。これからわかるように、本発明の構成であるバスバー10、13の50%以上の部分の厚みが5mm以上とする構成が、寄生インダクタンスの低減に有効である。さらに、バスバー10、13の50%以上の部分の厚みが10mm以上であるような構成がさらに望ましいこともわかる。
図5はパワー半導体用試験装置における寄生インダクタンスとバスバーの長さの関係を示すグラフである。図4及び図5わかるように、本発明の構成である、パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が300mm以内であるような構成が、寄生インダクタンスの低減に有効である。さらに、パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が200mm以内であるような構成がさらに望ましいこともわかる。
図6は本発明に係るパワー半導体用試験装置の実施例に係る概念図であり、図7は本発明に係るパワー半導体用試験装置の実施例を説明する回路図であり、図8は本発明に係るパワー半導体用試験装置の実際の試験機の形態を示す回路図である。
かかる構成により、本発明に係るパワー半導体用動特性試験装置は、簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
図9は本発明に係るパワー半導体用試験装置に用いられる過電流保護回路を示す概念図である。かかる保護回路を用いることにより、パワー半導体用試験装置の信頼性が向上し、安定した試験評価が可能となる。
図10及び図11は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成を示す概念図である。ここで、30、31及び32は電流センサである。パワー半導体試験装置は、試験対象素子であるパワー半導体5,4それぞれのコレクタ電流またはエミッタ電流を測定し、電流の変化速度など試験対象素子の特性を評価することを目的としている。なお、試験対象素子の性質により、コレクタ電流とエミッタ電流はほぼ同じ値となり、どちらを測定しても試験対象素子の特性を評価することができる。一方で、バスバー10に電流センサ30を挿入して試験対象素子4のエミッタ電流を測定する場合、バスバー10に電流センサ30が挿入されることにより、バスバー10の寄生インダクタンスが増大する弊害がある。一方、キルヒホッフの法則に従えば、バスバー13の電流は、電流センサ30と32の電流計測値から演算することで算出することができる。即ち、バスバー13の電流は、電流センサ30と32の電流計測値の合計から符号を反転したものとなる。この手法によれば、試験対象素子5においては、バスバー13に電流センサを挿入することなく、即ちバスバー13の寄生インダクタンスの上昇をまねくことなく、前記演算により、試験対象素子5の特性を示すコレクタ電流を演算により算出することができる。
図12は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成部品配置を示す概念図である。試験対象素子であるパワー半導体4,5から複数のコンデンサ2までの電流経路は、バスバー13、複数の遮断素子100、バスバー10、及び電流センサ30で構成される。この構成において、それぞれの構成部品を図に示す配置とすることにより、バスバー10及びバスバー13の経路長を300mm以下、厚み5mm以上のバスバーとすることができ寄生インダクタンスの上昇を抑えたものである。また、パワー半導体4,5の特性試験用負荷となる誘導負荷3と前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15は、ケーブル20,21,22,23,24で所定箇所に接続する。前記ケーブル20には、電流センサ32によりケーブルに流れる電流を測定できる構成とする。これは、電流センサ30と32の電流計測値の合計から符号を反転して、バスバー13の電流、即ちパワー半導体5のコレクタ電流を算出するためのものである。
図13は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成部品配置を示す概念図である。また、図14はかかる構成におけるパワー半導体用試験装置の構成部品配置を示す断面概念図である。本実施例においては、4バンク、即ちコンデンサ2及び遮断素子100をそれぞれ4個づつ備えるパワー半導体用試験装置の構成となっている。本実施例に於いては、コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が同心円状に配置されている。かかる構成とすることにより、複数バンクの構成であってもパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
また、本実施例に於いては複数のコンデンサ2の電流値が過大な場合に電流を遮断する複数の遮断素子100を備え、該複数の遮断素子100が同心円状に配置されている。かかる構成とすることにより、複数バンクの構成であってもパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減するとともに装置の信頼性を向上させ、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
図15は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成部品配置を示す概念図である。この場合は5バンクのパワー半導体用試験装置の構成となっているが、4バンクの構成と同様に、パワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
図16は本発明に係るパワー半導体用試験装置の構成部品配置を示す概念図である。また、図17はかかる構成におけるパワー半導体用試験装置の構成部品配置を示す断面概念図である。本実施例においては、8バンクのパワー半導体用試験装置の構成となっている。本実施例に於いては、コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が径の異なる複数列の同心円状に配置されている。かかる構成とすることにより、さらに多数のバンクの構成であってもパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
また、本実施例に於いては複数のコンデンサ2の電流値が過大な場合に電流を遮断する複数の遮断素子100を備え、該複数の遮断素子100が径の異なる複数列の同心円状に配置されている。かかる構成とすることにより、さらに多数のバンクの構成であってもパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減するとともに装置の信頼性を向上させ、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
ここで、各実施例を通して、該コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が同心円状に配置することが有効であり、かかる配置によって簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
また、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該コンデンサ2を複数備えてなり、該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が二段階或いは多段階となるように配置することが有効であり、かかる配置によって簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
また、該コンデンサ2を複数備えてなり、該コンデンサ2が径の異なる複数列の同心円状に配置することが有効であり、かかる配置によって簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
また、該複数のコンデンサ2の電流値が過大な場合に電流を遮断する複数の遮断素子100をさらに備えることが有効であり、かかる配置によって簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
また、該複数の遮断素子100が同心円状に配置することが有効であり、或いは、該複数の遮断素子100が径の異なる複数列の同心円状に配置することが有効であり、かかる配置によって簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
また、試験回路中に存在する寄生インダクタンスが30nH以下であることを特徴とし、簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。さらに試験回路中に存在する寄生インダクタンスが20nH以下であることが望ましく、さらに試験回路中に存在する寄生インダクタンスが10nH以下であることがより望ましい。
また、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面と該パワー半導体4、5の配置される平面とは、該各部品を接続するバスバー10、13を含む領域を介して異なる面上に配置され、該試験電流を放出するコンデンサ2と該パワー半導体4、5との接続は、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面の中心を貫通してなされることが有効であり、かかる配置によって簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
また、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面の中心を通してなされる該試験電流を放出するコンデンサ2と該パワー半導体4、5との貫通配線に電流センサーを配設することが有効であり、かかる配置によって簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。
ここで、該電流センサーは、ロゴスキー型電流センサーであることが望ましい。
また、高圧電源1と、前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、前記各部品を接続するバスバー10、13と、パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2と該パワー半導体4、5の接続配線中に夫々ダイオードを配設することが有効であり、かかる配置によって簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来る。また、該ダイオードを介して複数レベルの電圧を印加し、夫々の電圧に対応して測定を行うことにより、高精度の測定を行うことが出来る。
以上述べて来たように本発明に係るパワー半導体用試験装置は、、簡素な構成でもってパワー半導体用動特性試験装置の試験回路中に存在する寄生インダクタンスを減少させ、印加波形やピーク電圧への影響を低減し、パワー半導体用動特性試験装置に於ける試験精度を向上させることが出来るという利点があり、もって産業の発展に寄与するものである。
1 高圧電源
2 試験電流を放出するコンデンサ
3 誘導負荷
4,5 パワー半導体
10 パワー半導体4とコンデンサ2間のバスバー
13 パワー半導体5とコンデンサ2間のバスバー
14 P側接続リレー
15 N側接続リレー
6,7 パワー半導体のドライバ回路
20,21,22,23,24,25 ケーブル
30,32 電流センサ
60 ダイオード
100 遮断素子
101 電流センサまたは電圧センサ
102 遮断制御回路
103 基準信号
104 比較回路
105 ラッチ回路

Claims (20)

  1. 高圧電源1と、
    前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、
    パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、
    前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、
    ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、
    前記各部品を接続するバスバー10、13と、
    パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、
    バスバー10、13の50%以上の部分の厚みが5mm以上であることを特徴とする、
    パワー半導体用動特性試験装置。
  2. 請求項1記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該バスバー10、13の50%以上の部分の厚みが10mm以上であることを特徴とする、
    請求項1記載のパワー半導体動特性試験装置。
  3. 高圧電源1と、
    前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、
    パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、
    前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、
    ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、
    前記各部品を接続するバスバー10、13と、
    パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、
    パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が300mm以内であることを特徴とする、
    パワー半導体用動特性試験装置。
  4. 請求項3記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が200mm以内であることを特徴とする、
    請求項3記載のパワー半導体動特性試験装置。
  5. 高圧電源1と、
    前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、
    パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、
    前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、
    ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、
    前記各部品を接続するバスバー10、13と、
    パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、
    該コンデンサ2を複数備えてなり、
    該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が等しくなるように配置されたことを特徴とする、
    パワー半導体動特性試験装置。
  6. 請求項5記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該コンデンサ2を複数備えてなり、
    該コンデンサ2が同心円状に配置されたことを特徴とする、
    請求項5記載のパワー半導体動特性試験装置。
  7. 高圧電源1と、
    前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、
    パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、
    前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、
    ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、
    前記各部品を接続するバスバー10、13と、
    パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、
    該コンデンサ2を複数備えてなり、
    該パワー半導体4、5とコンデンサ2までの端子間距離が二段階或いは多段階となるように配置されたことを特徴とする、
    パワー半導体動特性試験装置。
  8. 請求項7記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該コンデンサ2を複数備えてなり、
    該コンデンサ2が径の異なる複数列の同心円状に配置されたことを特徴とする、
    請求項7記載のパワー半導体動特性試験装置。
  9. 請求項5乃至請求項8に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該複数のコンデンサ2の電流値が過大な場合に電流を遮断する複数の遮断素子100をさらに備えることを特徴とする、
    請求項5乃至8のいずれか一請求項に記載のパワー半導体動特性試験装置。
  10. 請求項9に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該複数の遮断素子100が同心円状に配置されたことを特徴とする、
    請求項9記載のパワー半導体動特性試験装置。
  11. 請求項9に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該複数の遮断素子100が径の異なる複数列の同心円状に配置されたことを特徴とする、
    請求項9記載のパワー半導体動特性試験装置。
  12. 請求項1乃至請求項11に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該バスバー10と該誘導負荷3の電流を測定して、演算によりバスバー10の電流を算出することを特徴とする、
    請求項1乃至11のいずれか一請求項に記載のパワー半導体試験装置。
  13. 請求項1乃至請求項12に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    試験回路中に存在する寄生インダクタンスが30nH以下であることを特徴とする、
    請求項1乃至12のいずれか一請求項に記載のパワー半導体試験装置。
  14. 請求項13に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    試験回路中に存在する寄生インダクタンスが20nH以下であることを特徴とする、
    請求項13に記載のパワー半導体試験装置。
  15. 請求項14に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    試験回路中に存在する寄生インダクタンスが10nH以下であることを特徴とする、
    請求項14に記載のパワー半導体試験装置。
  16. 高圧電源1と、
    前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、
    パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、
    前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、
    ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、
    前記各部品を接続するバスバー10、13と、
    パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、
    該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面と該パワー半導体4、5の配置される平面とは、該各部品を接続するバスバー10、13を含む領域を介して異なる面上に配置され、
    該試験電流を放出するコンデンサ2と該パワー半導体4、5との接続は、該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面の中心を貫通してなされることを特徴とする、
    パワー半導体用動特性試験装置。
  17. 請求項16に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該試験電流を放出する複数のコンデンサ2の配置される平面の中心を通してなされる該試験電流を放出するコンデンサ2と該パワー半導体4、5との貫通配線に電流センサーを配設してなることを特徴とする、
    請求項16に記載のパワー半導体試験装置。
  18. 請求項17に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該電流センサーは、ロゴスキー型電流センサーであることを特徴とする、
    請求項17に記載のパワー半導体試験装置。
  19. 高圧電源1と、
    前記高圧電源1に接続され試験対象であるパワー半導体4、5への試験電流を放出するコンデンサ2と、
    パワー半導体4、5の負荷となる誘導負荷3と、
    前記誘導負荷3をポジティブ側に接続する半導体または機械式のP側接続リレー14と、
    ネガティブ側に接続する半導体または機械式のN側接続リレー15と、
    前記各部品を接続するバスバー10、13と、
    パワー半導体4、5のドライバ回路6,7を有するパワー半導体用動特性試験装置において、
    該試験電流を放出する複数のコンデンサ2と該パワー半導体4、5の接続導体中に夫々ダイオードを配設したことを特徴とする、
    パワー半導体用動特性試験装置。
  20. 請求項19に記載のパワー半導体動特性試験装置において、
    該ダイオードを介して複数レベルの電圧を印加し、夫々の電圧に対応して測定を行うことを特徴とする、
    請求項19に記載のパワー半導体試験装置。
JP2015110969A 2014-06-04 2015-05-30 パワー半導体用試験装置 Pending JP2016011952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015110969A JP2016011952A (ja) 2014-06-04 2015-05-30 パワー半導体用試験装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115475 2014-06-04
JP2014115475 2014-06-04
JP2015110969A JP2016011952A (ja) 2014-06-04 2015-05-30 パワー半導体用試験装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015123932A Division JP2016011953A (ja) 2014-06-04 2015-06-19 パワー半導体用試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016011952A true JP2016011952A (ja) 2016-01-21

Family

ID=55228733

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015110969A Pending JP2016011952A (ja) 2014-06-04 2015-05-30 パワー半導体用試験装置
JP2015123932A Pending JP2016011953A (ja) 2014-06-04 2015-06-19 パワー半導体用試験装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015123932A Pending JP2016011953A (ja) 2014-06-04 2015-06-19 パワー半導体用試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2016011952A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106707131A (zh) * 2017-02-27 2017-05-24 扬州国扬电子有限公司 一种开关机构及具有开关机构的低感测试设备
CN106802386A (zh) * 2017-02-27 2017-06-06 扬州国扬电子有限公司 一种具有叠层母排的低感测试设备
CN106841969A (zh) * 2017-02-27 2017-06-13 扬州国扬电子有限公司 一种具有圆柱状穿过电极的低感测试设备
CN106872870A (zh) * 2017-01-16 2017-06-20 全球能源互联网研究院 一种高压功率器件的动态特性测试电路及测试方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106802387B (zh) * 2017-02-27 2023-04-25 扬州国扬电子有限公司 一种低感测试设备

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60102883A (ja) * 1983-11-07 1985-06-07 Hitachi Ltd インバ−タ装置
JPH09162255A (ja) * 1995-12-06 1997-06-20 Fuji Electric Co Ltd 半導体素子の試験装置
JPH10309073A (ja) * 1997-03-07 1998-11-17 Hitachi Ltd 電力変換器およびその製造方法
JP2002044964A (ja) * 2000-07-21 2002-02-08 Hitachi Ltd 半導体装置,電力変換装置及び自動車
JP2003156526A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Sharp Corp 電気的接続治具及びこれを用いた半導体装置の特性測定装置
JP2008301653A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Fuji Electric Assets Management Co Ltd 発電システム
JP2009219268A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Daikin Ind Ltd 電力変換装置
WO2011093239A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 株式会社日立製作所 配電実装部品及びそれを用いたインバータ装置
JP2013160572A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Top:Kk パワー半導体用試験装置
US20130271941A1 (en) * 2012-04-11 2013-10-17 Wei Guan Converter power unit and its bus bars

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846709B2 (ja) * 1976-03-22 1983-10-18 株式会社指月電機製作所 コンデンサの故障検知方法
JPH05292756A (ja) * 1992-04-14 1993-11-05 Toshiba Corp 電力変換装置
JPH07245968A (ja) * 1994-03-01 1995-09-19 Nippondenso Co Ltd インバータ装置
JPH09322392A (ja) * 1996-05-27 1997-12-12 Nissin Electric Co Ltd コンデンサ装置の異常検出方法
JP4708951B2 (ja) * 2005-10-21 2011-06-22 ニチコン株式会社 インバータモジュールおよびそれを用いたインバータ一体型交流モータ
FR2942360B1 (fr) * 2009-02-18 2011-06-03 Converteam Technology Ltd Convertisseur electronique de puissance
JP5825165B2 (ja) * 2012-03-22 2015-12-02 アイシン精機株式会社 中空筒型コンデンサおよびインバータ装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60102883A (ja) * 1983-11-07 1985-06-07 Hitachi Ltd インバ−タ装置
JPH09162255A (ja) * 1995-12-06 1997-06-20 Fuji Electric Co Ltd 半導体素子の試験装置
JPH10309073A (ja) * 1997-03-07 1998-11-17 Hitachi Ltd 電力変換器およびその製造方法
JP2002044964A (ja) * 2000-07-21 2002-02-08 Hitachi Ltd 半導体装置,電力変換装置及び自動車
JP2003156526A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Sharp Corp 電気的接続治具及びこれを用いた半導体装置の特性測定装置
JP2008301653A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Fuji Electric Assets Management Co Ltd 発電システム
JP2009219268A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Daikin Ind Ltd 電力変換装置
WO2011093239A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 株式会社日立製作所 配電実装部品及びそれを用いたインバータ装置
JP2013160572A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Top:Kk パワー半導体用試験装置
US20130271941A1 (en) * 2012-04-11 2013-10-17 Wei Guan Converter power unit and its bus bars

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106872870A (zh) * 2017-01-16 2017-06-20 全球能源互联网研究院 一种高压功率器件的动态特性测试电路及测试方法
CN106707131A (zh) * 2017-02-27 2017-05-24 扬州国扬电子有限公司 一种开关机构及具有开关机构的低感测试设备
CN106802386A (zh) * 2017-02-27 2017-06-06 扬州国扬电子有限公司 一种具有叠层母排的低感测试设备
CN106841969A (zh) * 2017-02-27 2017-06-13 扬州国扬电子有限公司 一种具有圆柱状穿过电极的低感测试设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016011953A (ja) 2016-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016011952A (ja) パワー半導体用試験装置
CN102539992B (zh) 半导体测试装置、测试电路连接装置和测试方法
JP5566412B2 (ja) パワー半導体用試験装置
JP6135294B2 (ja) 半導体チップの試験装置および試験方法
CN106356823B (zh) 集成于芯片内的浪涌保护电路
JP6350422B2 (ja) 電力変換装置
CN105703343B (zh) 涌流电流限制器
CN107037328B (zh) 双电流隔离阻障部以及监控系统及方法
CN104576613A (zh) 电迁移测试方法及结构
JP2013057589A (ja) 半導体素子の特性試験装置およびその装置を用いた半導体素子の特性試験方法
US20150346268A1 (en) Circuit board inspecting apparatus and circuit board inspecting method
US9354269B2 (en) Semiconductor device and method of detecting wire open failure thereof
US7573687B2 (en) Power semiconductor device
CN108205074A (zh) 一种基于igbt模块的饱和电压测量电路及方法
KR101531018B1 (ko) 전력반도체소자의 불량 예측 방법
KR20180009242A (ko) 전력반도체 파워모듈의 기생인덕턴스 측정 방법
TWI553315B (zh) 用於靜電放電測試之檢測組件
CN102655405B (zh) 半导体元件的控制
JP7015633B2 (ja) 電子モジュール及び電子モジュールシステム
US10539607B2 (en) Evaluation apparatus including a plurality of insulating portions surrounding a probe and semiconductor device evaluation method based thereon
JP2021099226A (ja) 絶縁監視装置及びそれを有する電源装置
JP2019086306A (ja) 半導体装置の試験装置
US11821944B2 (en) Apparatus and a method for measuring a device current of a device under test
US20120032729A1 (en) Method and apparatus for protecting transistors
CN112213609B (zh) 一种igbt集电极和发射极间电压不停机测量系统及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170802

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180607