JP2016010961A - 配線板用銅箔及び配線板 - Google Patents

配線板用銅箔及び配線板 Download PDF

Info

Publication number
JP2016010961A
JP2016010961A JP2014146807A JP2014146807A JP2016010961A JP 2016010961 A JP2016010961 A JP 2016010961A JP 2014146807 A JP2014146807 A JP 2014146807A JP 2014146807 A JP2014146807 A JP 2014146807A JP 2016010961 A JP2016010961 A JP 2016010961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper foil
resin
visibility
wiring board
wiring boards
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014146807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5706026B1 (ja
Inventor
篠崎 淳
Atsushi Shinozaki
淳 篠崎
貴広 齋藤
Takahiro Saito
貴広 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=52504087&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2016010961(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2014146807A priority Critical patent/JP5706026B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5706026B1 publication Critical patent/JP5706026B1/ja
Publication of JP2016010961A publication Critical patent/JP2016010961A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/38Electroplating: Baths therefor from solutions of copper
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

【課題】配線板に適用して好適な樹脂密着性と回路パターン形成後の視認性を両立させた配線板用電解銅箔を提供する。【解決手段】電解銅の樹脂を接着する被接着面側表面の波長600nmにおける拡散反射率(Rd)が5〜50%で、彩度(C*)が50以下である配線板用電解銅箔である。本配線板用電解銅箔においては、明度指数(L*)を75以下とすることが好ましく、波長600nmにおける全光線反射率(Rt)を10〜55%とすることがより好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、配線板用の銅箔に関するもので、より詳しくは樹脂密着性と回路パターン形成後の樹脂透過視認性を両立させた、配線板に適用して好適な銅箔に関するものである。
各種電子機器類において基板や接続材料として配線板が用いられており、配線板の導電層には銅箔が一般的に使用されている。
上記配線板に採用される銅箔は一般的に圧延銅箔または電解銅箔の形で供給される。
配線板用銅箔に使用する圧延銅箔は、その製造工程で付与される熱履歴における結晶成長を抑制するために金属等の添加物を必須成分として含有する。このため銅箔本来の導電性が低下し、また、製造コストも電解銅箔より劣る場合がある。そのため、配線板用銅箔としては導電性が高く、生産性に優れ、薄層化が容易な電解銅箔が広く用いられる傾向にある。
配線板は、一般的には銅箔とポリイミドなどの樹脂フィルムとを貼り合わせ、エッチングで回路パターンを形成する。回路パターンが形成された配線板はその後の実装工程においては、回路パターン形成時に銅箔をエッチングした箇所の樹脂フィルムを透かしてアライメントマーク等をカメラで認識し位置決めを行う場合がある。そのため、この樹脂フィルムを透過した光が拡散せず明瞭にカメラで認識できる樹脂透過視認性状態であることが要求される。
本明細書では以下、この樹脂透過視認性を単に「視認性」と表現する。
樹脂フィルムの視認性は一般的にHaze(曇値)で表される。樹脂フィルムの全光線透過率(T)、拡散透過率(T)に対してHazeは下記式で表される。
(Td/Tt)×100(%)
値が小さいほど視認性が高い。視認性の評価には一般に波長600nmのHazeが採用される。
樹脂フィルムの種類が同一であれば、樹脂フィルムのHazeは表面形状に左右される。表面が荒れていると拡散透過成分が大きくなりHazeは高くなるため、視認性を高くするには表面を平滑にする必要がある。
また、樹脂フィルムの表面形状は、貼り合せた銅箔の表面形状を転写する。そのため、平滑な樹脂表面を得るためには平滑な銅箔を使用することが必要になる。
一方、配線板としての使用に対しては、樹脂フィルムと銅箔の密着性が要求される。密着性向上のためには銅箔表面を粗くして接触表面積の増大およびアンカー効果を利用することが多い。密着性の向上は視認性の低下に繋がり、樹脂密着性と視認性とは、二律背反する関係にある。
銅箔表面を粗くする方法(粗化処理)としては、銅箔上に粒状の銅めっきを施す(粗化めっき)ことが一般的である。その他にエッチングで表面を粗くする方法、銅以外の金属または合金めっきで粗化めっきを施すといった方法が用いられる。
特許文献1(特開平11−340596)は、銅の粗化めっきを2回施すことにより、一次粗化粒子の上により小さい二次粗化粒子を析出させることで樹脂との密着力を高めていることを特徴とする電解銅箔を開示している。しかしこの発明の電解銅箔は表面が粗くなりすぎているために密着性は優れているが視認性が低い。
特許文献2(特開2008−285751)は、粗化めっきの条件を調整することにより大きな比表面積を持つことを特徴とする電解銅箔を開示している。しかしこの発明の電解銅箔も表面が粗くなりすぎているために密着性は優れているが視認性が低い。
特許文献3(特開2011−119759)は、特殊な熱圧着で得られる多層ポリイミドフィルムを、平滑な銅箔に特殊な条件で熱圧着することを特徴とする銅張積層板を開示している。しかしこの発明は樹脂の構成および銅張積層板の製法に制約が多く、ある特定の条件でのみ実現できる内容であるといえる。またこの発明の銅張積層板には平滑な銅箔を用いるため視認性には優れるが密着性は劣る。
特許文献4(特許5035220)は、熱圧着性多層ポリイミドフィルムを平滑な銅箔に特殊な条件で熱圧着することを特徴とする銅張積層板を開示している。しかしこの発明も樹脂の構成および銅張積層板の製法には制約が多く、ある特定の条件でのみ実現できる内容であるといえる。またこの発明の銅張積層板には平滑な銅箔を用いるため視認性には優れるが密着性は劣る。
特許文献5(特許4090467)は、鏡面光沢度の高い銅箔に対して一定の組成比を持つ(ニッケルー亜鉛)めっきを施したことを特徴とする電解銅箔を開示している。この発明は光透過率で視認性の評価を行っているが、光透過率つまり全光線透過率がある程度以上高いことは高視認性にとって必要条件であって十分条件ではない。高視認性にとっては全光線透過率が高くかつ拡散透過率が低いことが十分条件となるが、この発明は光沢箔を使用するものの(ニッケル−亜鉛)めっきを特殊な条件で行っているために密着性には優れるが拡散透過率が高く、視認性には劣る。
特許文献6(特開平5−33193)は、銅箔表面に酸化物を形成し、その後還元することで銅箔表面に微細構造を形成したことを特徴とする銅箔を開示している。この発明の銅箔は非常に粗い表面を有するために、この箔表面を転写した樹脂フィルムの視認性は低い。
特許文献7(特開2010−236058)は、粗化めっきの粗化粒子先端角を鋭くすることでロープロファイルと樹脂密着性を両立させたことを特徴とする銅箔を開示している。しかしこの発明の銅箔表面は十分に粗いために、この箔表面を転写した樹脂フィルムの視認性は低い。
特許文献8(特許4470917)は、粗化めっき後の表面色を制御することでリチウムイオン二次電池のサイクル特性を向上させた電池集電体用銅箔を開示している。この発明の銅箔は電池電極合剤との密着性を高めるために表面が粗化されており、この箔の表面を転写した配線板用樹脂フィルムの視認性は低い。
特開平11−340596号公報 特開2008−285751号公報 特開2011−119759号公報 特許5035220号公報 特許4090467号公報 特開平5−33193号公報 特開2010−236058号公報 特許4470917号公報
本発明は、配線板の用途に好適な樹脂密着性と回路パターン形成後の視認性を両立させた配線板用銅箔を提供することにある。
本発明の配線板用銅箔は、樹脂と積層されて配線板となる配線板用銅箔であって、前記樹脂が積層される銅箔の表面において、波長600nmにおける拡散反射率(R)が5〜50%の範囲内でかつ彩度(C)が50以下であることを特徴とする。
本発明の前記配線板用銅箔は、前記樹脂が積層される銅箔の表面において面の明度指数L(Lightness)が75以下であることが好ましい。
本発明の前記配線板用銅箔は、前記樹脂が積層される銅箔の表面において、波長600nmにおける全光線反射率(R)が10〜55%の範囲内であることが好ましい。
本発明の前記配線板用銅箔は、前記樹脂が積層される銅箔の表面において、入射角60°における光沢度Gs(60°)が5%以上であることが好ましい。
本発明の前記配線板用銅箔は、樹脂フィルムと積層され、前記電解銅箔をエッチングすることで回路パターンが形成されることを特徴とする。
本発明の前記配線板用銅箔は、必要に応じて密着性・防錆・耐薬品性等を目的とした各種表面処理を施すことも可能である。
本発明の配線板用銅箔は、電解銅箔であることとすれば特に好ましい。
本発明により、樹脂との密着性を確保した上で視認性を損なわない配線板用銅箔を提供することができる。
本発明の配線板用銅箔は、少なくとも一方の面が、例えば、電解銅箔の場合は、M面(マット面)またはS面(シャイニー面)の少なくとも一方の面、圧延銅箔の場合は圧延面の少なくとも一方の面が波長600nmにおける拡散反射率が5〜50%の範囲内で、かつ彩度(C)が50以下であることを特徴とする。
なお、本明細書においては銅箔製造時においてTi板などに代表されるカソードと接触
していた面をS(shiny)面、電解液と接触していた面をM(matte)面と表記
する。
樹脂フィルムの全光線透過率は樹脂の種類および厚さによっておおよそ定まり、樹脂形状で少しは変化するもののその変化の程度は小さい。そのため、視認性を評価するHazeは拡散透過率に大きく影響される。樹脂の拡散透過率はその表面形状に大きく影響される。樹脂の表面形状は銅箔の表面形状を転写したものとなる。そのため、銅箔の形状が樹脂の拡散透過率および視認性に大きく影響する。
銅箔表面の拡散反射率が50%より大きいと、転写された表面形状を持つ樹脂は拡散透過率が上昇し、密着力は優れるが視認性が悪くなる。一方、拡散反射率が5%より小さいと、極めて良好な光沢を持つ銅箔表面となるが、平滑すぎるために視認性は優れるが樹脂との密着性は低下する。
色を、明度指数Lとクロマネティクス指数a、bから成る均等色空間上の座標で表わした、
CIE L表色系において、彩度(C)は数式(1)で算出される。彩度が低いほど灰色な表面になる。彩度が高い表面は反射率が波長によって大きく異なり、反対に彩度が低い表面は分光反射率が平坦である。
〔数式1〕
Figure 2016010961
銅箔表面の色相は、表面処理によって大きく異なる。しかしHazeは一般的に波長600nmの値を評価に使用する。
Hazeの評価が一般的に波長600nmの値を採用することに注目した本発明者等は、彩度(C)が50以下、つまり彩度が低いことでどの色相の表面においても波長600nmの反射率は一定以上に保たれ、このような表面を有する銅箔は、表面を転写した樹脂フィルムの視認性と密着性の両立が可能であることを見出した。
また銅箔の表面から視認性が決定されるために樹脂の種類、樹脂の製法、配線板の製法等に左右されにくいことを見出した。
本発明の配線板用銅箔は、明度指数(L)が75以下であることが好ましい。
銅箔表面は、明度指数(L)が高いほど白く、低いほど黒く見える。本発明者等は、白い表面の銅箔は、箔表面での光の散乱回数が多く散乱光の角度が広く分散するために白く明るく見えることを確認した。一方、同じ拡散反射率を持つ銅箔でも明度の低い箔の場合は、箔表面の光の散乱回数が比較的少なく散乱光の角度は広く分散しないことを確認し、明度指数(L)が75以下である表面を転写した樹脂フィルムは、明度指数(L)が高い白い箔の表面を転写した樹脂フィルムに比べて視認性が高いことを見出した。
本発明の配線板用銅箔は、波長600nmにおける全光線反射率が10〜55%の範囲内であることが好ましい。全光線反射率が55%より高いと拡散反射率が高いことが多く視認性が低い。また10%より低いときには密着力が低下する。
本発明の配線板用銅箔は、入射角60°における光沢度(Gs(60°))が5%以上であることが好ましい。光沢度が5%未満のときは視認性が低くなる。
なお、本明細書においては「光沢度(Gs(60°))」を単に「光沢度」と表記する。
以下本発明の一実施形態につき詳細に説明する。
使用する銅箔は処理を行う面が、処理前の時点で光沢度が10%以上であることが好ましい。使用前の未処理銅箔の光沢度は、無光沢箔で0〜30程度、光沢箔で100〜500程度であり、光沢度が10%未満の表面形状では、粗化処理後に十分な視認性を得ることが難しくなるためである。
上記銅箔の少なくとも片面(電解銅箔の場合は、M面またはS面の少なくとも一方の面、圧延銅箔の場合は圧延面の少なくとも一方の面)に粗化処理を行う。
無粗化の状態の銅箔では、視認性と樹脂密着性を両立することは難しい。以下に述べる後処理で箔表面を適切な状態に調整することが重要となる。
粗化処理の代表例としてはCu粗化めっきである。Cu粗化めっきには硫酸銅めっき液を用いる。粗化めっき液の硫酸濃度は50〜250g/L(リットル)、特に70〜200g/Lが好ましい。硫酸濃度が50g/L未満となると導電率が低く、粗化粒子の電着性が悪くなる。硫酸濃度を250g/Lより上げると設備の腐食が促進される。
粗化めっき液の銅濃度は6〜100g/L、特に10〜50g/Lが好ましい。銅濃度が6g/L未満となると粗化粒子の電着性が悪くなる。銅濃度を100g/Lより上げると粒子状にめっきするにはより大電流が必要になり、設備上も現実的でない。
粗化めっき液には有機または無機添加剤を添加しても良い。高分子多糖類を添加すると、拡散限界電流密度を小さくし、より低い電流密度条件でも粗化粒子が発生しやすくなる。また硫酸銅よりも難水溶性の塩や貴金属イオンを添加するとCuの粗化粒子の発生個数を増やすことができる。
粗化めっきする電流密度は5〜120A/dm、特に30〜100A/dmが好ましい。電流密度が5A/dm未満になると処理に時間を要するために生産性が低い。電流密度を120A/dmより上げると粗化粒子の電着性が悪くなる。
粗化処理をした後に、粗化粒子を覆い粗化粒子と銅箔の密着性を高めるめっき処理を行っても良い。その場合も硫酸銅めっき液が用いられる。この2層めっき処理を更に複数回数重ねることで粗化粒子の均一電着性を高めても良い。
また、粗化めっき以外の手法により粗化処理を行っても良い。例としては、異種金属または合金めっきによるもの、エッチング処理によるもの、酸化剤または雰囲気調整により箔表面を酸化させ表面を粗化させるもの、酸化させた表面を再還元することで表面を粗化させるもの、およびこれらを組み合わせた処理によるものなどが挙げられる。
次に、銅箔の少なくとも粗化処理した方の片面にPRパルス電解による処理を行う。PRパルス電解を施すことで粗化粒子の溶解、析出が繰り返され、粗化粒子の小型化、粗化粒子数の増大、粗化粒子表面の平滑化などが行われ、視認性を向上する粗化粒子形状となる。
PRパルス電解液は硫酸銅めっき液を用いる。硫酸濃度は50〜150g/Lが好ましく、銅濃度は20〜100g/Lが好ましい。これらの濃度範囲を超えると、上述のように設備への負荷が高まる、電着性が悪くなる等の問題が発生する。
PRパルス電解の順電解時間および逆電解時間は50〜500ミリ秒の範囲が好ましい。50ミリ秒未満であると、PRパルス電解の効果が現れにくく、500ミリ秒より長いと粗化粒子がより粗大化する可能性がある。
PRパルス電解の順電流密度は0.5〜10A/dmが好ましい。0.5A/dm未満ではパルス1回あたりの析出量が小さく、表面形状への効果が得られにくい。10A/dmを超えると電着性が悪くなる。
逆電流密度は1〜20A/dmが好ましい。またこの範囲内であっても順電流密度に対して大きく下回る、または上回るような条件は好ましくない。PRパルス電解の条件は、それぞれの項目が密接に影響しあうために総合的に判断して条件を決定する。
更に必要に応じて、後処理としてアルカリ浸漬処理を行う。製箔用添加剤等の表面汚染物の残渣の除去や粗化粒子表面の平滑化を目的として行う。アルカリ溶液としてはNaOH水溶液を使用する。NaOH濃度は10〜60g/Lの範囲が好ましい。溶液温度は20〜50℃、浸漬時間は5〜50秒が好ましい。
上記銅箔の少なくとも片方の面に、更に表面処理層を設けることも可能である。具体的には密着性・耐熱性・耐薬品性・防錆を目的とした表面処理層が挙げられる。表面処理層の内、金属表面処理層としては、Ni、Zn、Cr、Si、Co、Mo、の単体または水和物が挙げられる。合金表面処理層としては、Ni、Si、Co、Mo、の少なくとも1種類の金属または1種類以上の金属を含有する合金を付着させた後、Znを付着させ、さらにCrを付着させる。
金属表面処理層の場合はNiまたはMo等エッチング性を悪くする金属については表面処理層の厚さを0.8mg/dm以下とすることが好ましい。なお、NiまたMoを合金で析出させる合金表面処理層の場合でもその表面処理層の厚さは、1.5mg/dm以下とすることが好ましい。また、Znについては付着量が多いとエッチング時に溶けてピール強度の劣化の原因になることがあるため2mg/dm以下であることが好ましい。また、いずれもこの程度の付着量であれば、上記表面処理後の銅箔粗化面の形状および表面色を大きく損なうことはない。
上記金属表面処理層、または合金表面処理層を設ける(付着させる)めっき液とめっき条件の一例を下記する。
〔Niめっき〕
NiSO・6HO 10〜500g/L
BO 1〜50g/L
電流密度 1〜50A/dm
浴温 10〜70℃
処理時間 1秒〜2分
pH 2.0〜4.0
〔Ni−Moめっき〕
NiSO・6HO 10〜500g/L
NaMoO・2HO 1〜50g/L
クエン酸3ナトリウム2水和物 30〜200g/L
電流密度 1〜50A/dm
浴温 10〜70℃
処理時間 1秒〜2分
pH 1.0〜4.0
〔Mo−Coめっき〕
NaMoO・2HO 1〜30g/L
CoSO・7HO 1〜50g/L
クエン酸3ナトリム2水和物 30〜200g/L
電流密度 1〜50A/dm
浴温 10〜70℃
処理時間 1秒〜2分
pH 1.0〜4.0
〔Znめっき〕
酸化亜鉛 2〜40g/L
水酸化ナトリウム 10〜300g/L
温度 5〜60℃
電流密度 0.1〜10A/dm
処理時間 1秒〜2分
pH 1.0〜4.0
〔Crめっき〕
CrO3 0.5〜40g/L
液温 20〜70℃
処理時間 1秒〜2分
電流密度 0.1〜10A/dm
pH 1.0〜4.0
これら金属表面処理層上にシランを塗布することが好ましい。塗布するシランについては一般的に使用されているアミノ系、ビニル系、シアノ基系、エポキシ系が挙げられる。
以下に本発明を実施例に基づいて説明するが、これらの実施例は例示であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
M面の光沢度が230%、S面の光沢度が100%である電解銅箔を使用した。この電解銅箔を脱脂・酸洗した後、下記表1に示す条件にて粗化処理、PRパルス電解、アルカリ浸漬処理を行なった。
Figure 2016010961
※アルカリ浸漬処理溶液:NaOH 40g/L
粗化処理液添加剤 PPS:ピリジウムプロピルスルホネイト

ton:パルス順電解時間
trev:パルス逆電解時間
toff:パルス電解停止時間
Ion:パルス順電流密度
Irev:パルス逆電流密度
作製した各実施例、各比較例の電解銅箔を以下の項目において評価した。
(1)反射率の測定
日本分光製、紫外可視分光光度計V−660(積分球ユニット)を使用した。電解銅箔の処理面(M面又はS面)に対して鋭角な入射角で測定光を入射し、全光線反射率(Rt)(JIS K 7375)を測定した。垂直に測定光を入射し拡散反射率(Rd)を測定した。いずれも波長600nmのときの値を評価に使用した。結果を表2に記載した。
(2)表面色の測定
日本分光製、紫外可視分光光度計V−660(積分球ユニット)を使用した。波長870〜200nmの間で電解銅箔処理面(M面又はS面)の全光線分光反射率を測定した。そのスペクトルから、測定機付属ソフトウェアによりL、a、bを算出した。Cは数式1によりaとbから算出した(JIS Z 8722、JIS Z 8781−4)。結果を表2に記載した。
(3)フィルム視認性評価
上記銅箔の処理面(電解銅箔の場合は、M面又はS面)にポリイミドフィルムを300℃、1時間の条件で熱プレス圧着し、銅張積層板を作製した。この後に塩化銅エッチングで銅箔を全溶解させ、銅箔表面が転写されたポリイミドフィルムを作製した。
測定には、日本分光製 紫外可視分光光度計V−660(積分球ユニット)を使用した。測定は、JISK 7375およびJIS K 7136を参考にして行った。銅箔表面が転写されたポリイミドフィルムに対して垂直に測定光を入射し、その透過光が積分球に入るようにした。入射光の光軸と積分球内壁が交差する箇所に積分球内壁と同様の標準反射板を設置したときの透過率が全光線透過率(Tt)であり、同箇所にトラッピングを設置し垂直に透過してきた光を積分球の外に出し除外した上で測定したときの透過率が拡散透過率(Td)である。(Td/Tt)×100(%)をHazeとして算出した。
視認性の評価としては、Haze<30(%)のとき「A」、30≦Haze<60(%)のとき「B」、60(%)≦Haze<90(%)のとき「C」、90(%)≦Hazeのとき「D」とした。視認性評価Dのものは、本発明の銅箔の用途としては適さない程度の視認性であり、視認性評価Cのものは本発明の銅箔の用途として適する程度の視認性であるといえる。CからB、Aの順に視認性が高くなり、より好ましい評価といえる。結果を表2に記載した。
(4)銅箔表面粗さの測定
銅箔処理面(M面又はS面)の粗さRzを接触式表面粗さ計を用いて測定した(JIS−B−0601)。基準長さは0.8mmで行った。結果を表2に記載した。
(5)銅箔光沢度の測定
銅箔処理面(M面又はS面)の光沢度を光沢度計を用いて測定した(JIS−Z―8741)。結果を表2に記載した。
(6)銅箔/樹脂間のピール強度の測定
(3)の処理で作製した銅張積層板を使用して銅箔部を10mm巾テープでマスキングし塩化銅エッチングを行った後テープを除去して10mm巾のサンプルを作成し、ピール強度を測定した。
ピール強度が0.6N/mm以上のとき「○(合格)」とし、0.6N/mm未満のとき「×(不合格)」とした。結果を表2に記載した。
(7)視認性と密着性の総合評価
上記(1)〜(6)の測定の結果から、以下の基準に基づいて総合評価を行った。結果を表2に記載した。
視認性がD、または密着性が×のもの : ×
視認性がC、かつ密着性が○のもの : ○
視認性がAまたはB、かつ密着性が○のもの : ◎
Figure 2016010961
Rt:全光線反射率
Rd:拡散反射率
:明度指数
:彩度
Tt:全光線透過率
Td:拡散透過率
Haze:曇値
実施例1〜10は表2から明らかなように視認性と密着性が共に優れている。
実施例11、12および13は、それぞれ実施例4、8、および10と同じ条件の処理を銅箔のS面に施した結果である。いずれも視認性および密着性に優れるが、同一条件のM面処理とS面処理とを比較するとS面処理の方が視認性が低くなる傾向にある。実施例14は、一般的な圧延銅箔(TPC)の片面に処理を施した結果である。良い結果が得られた実施例9と同じ条件の処理を用いた。しかし結果は実施例9よりもわずかに視認性が悪い表面が得られている。これは、圧延銅箔表面にはオイルピットなどの表面形状異常が存在するために粗化処理で粒子が均一に形成されにくいことに起因すると考えられる。
比較例1および2は従来から行われている粗化処理を施した銅箔である。密着性には優れるが視認性に劣る。
比較例3および4は粗化処理等の後処理によって適切な粒子が形成されず、大きな周期でのうねりを伴った比較的平滑な箔である。拡散反射率が低すぎる表面であり、視認性には優れるが密着性に劣る。
比較例5も粗化処理によって適切な粒子が形成されず、高低差の小さい凹凸が形成された箔である。拡散反射率は良好な値を示しており、視認性は良好だが密着性に劣る。
比較例6および7は、密着性に優れるが、粗化粒子の形状が適切でないために彩度(C)、または彩度(C)と明度指数(L)の両方の値が高い。拡散反射率も良好な値を示すが、表面が転写された樹脂フィルムでは拡散透過が大きくなり、視認性が低い。
比較例8は彩度(C)の値は良好であるが粗化粒子が大きくなったために拡散反射率が高く、視認性は低い。
比較例9は、低密度な粗化粒子層が形成された箔である。拡散反射率は良好な値を示すが、彩度(C)が高く、密着性が悪い。
比較例10および11は、それぞれ比較例5および8と同じ条件の処理をS面に施した結果である。どちらも視認性と密着性を両立できていない。
本発明は、電解銅箔の場合、未処理銅箔(表面処理前の銅箔)表面を先ず粗化めっきし、次いで粗化めっき表面をPRパルス電解し、必要によりアルカリ浸漬処理を施し、その表面に必要により密着性・耐熱性・耐薬品性・防錆を目的とした表面処理層を設けた配線板用電解銅箔である。
本発明によって、配線板に適用して好適な樹脂密着性と視認性の両方が優れた配線板用電解銅箔を提供することが可能となる。
また、本来ならば樹脂密着性および視認性は銅箔の特性のみならず樹脂の特性も大きく影響するところを、本発明は銅箔の表面特性、樹脂の転写表面形状の制御により樹脂密着性および視認性を高い水準にすることを達成している。そのため、樹脂の特性、製法、種類等に影響されにくく、樹脂側の設計自由度が高いため配線板の生産性、安定性に優れる。
本発明によれば、実質的に純銅で粗化処理された銅箔の被接着面側表面において、波長600nmにおける拡散反射率(Rd)が5〜50%の範囲内で、かつ彩度(C*)が50以下であることを特徴とする配線板用銅箔が提供される
粗化めっき液には有機または無機添加剤を添加しても良い。高分子多糖類を添加すると、拡散限界電流密度を小さくし、より低い電流密度条件でも粗化粒子が発生しやすくなる。
また、粗化めっき以外の手法により粗化処理を行っても良い。例としては、エッチング処理によるもの、酸化剤または雰囲気調整により箔表面を酸化させ表面を粗化させるもの、酸化させた表面を再還元することで表面を粗化させるもの、およびこれらを組み合わせた処理によるものなどが挙げられる。
〔Mo−Coめっき〕
Na2MoO4・2H2O 1〜30g/L
CoSO4・7H2O 1〜50g/L
クエン酸3ナトリウム2水和物 30〜200g/L
電流密度 1〜50A/dm2
浴温 10〜70℃
処理時間 1秒〜2分
pH 1.0〜4.0

Claims (8)

  1. 樹脂と積層されて配線板となる配線板用銅箔であって、
    前記樹脂が積層される側の銅箔の表面において、波長600nmにおける拡散反射率(R)が5〜50%の範囲内で、かつ彩度(C)が50以下であることを特徴とする配線板用銅箔。
  2. 前記樹脂が積層される側の銅箔の表面において、明度指数(L)が75以下であることを特徴とする請求項1に記載の配線板用銅箔。
  3. 前記樹脂が積層される側の銅箔の表面において、波長600nmにおける全光線反射率(R)が10〜55%の範囲内であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の配線板用銅箔。
  4. 前記樹脂が積層される側の銅箔の表面において、入射角60°における光沢度Gs(60°)が5%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配線板用銅箔。
  5. 前記銅箔が電解銅箔である事を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配線板用銅箔。
  6. 前記樹脂が積層される側の銅箔の表面がマット面であることを特徴とする請求項5に記載の配線板用銅箔。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の配線板用銅箔であって、樹脂フィルムと積層され、前記銅箔をエッチングすることで回路パターンが形成されることを特徴とする配線板用銅箔。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の配線板用銅箔を樹脂フィルムと積層し、前記銅箔をエッチングすることで回路パターンが形成されてなることを特徴とする配線板。
JP2014146807A 2013-07-30 2014-07-17 配線板用銅箔及び配線板 Active JP5706026B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146807A JP5706026B1 (ja) 2013-07-30 2014-07-17 配線板用銅箔及び配線板

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013157828 2013-07-30
JP2013157828 2013-07-30
JP2014114154 2014-06-02
JP2014114154 2014-06-02
JP2014146807A JP5706026B1 (ja) 2013-07-30 2014-07-17 配線板用銅箔及び配線板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5706026B1 JP5706026B1 (ja) 2015-04-22
JP2016010961A true JP2016010961A (ja) 2016-01-21

Family

ID=52504087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014146807A Active JP5706026B1 (ja) 2013-07-30 2014-07-17 配線板用銅箔及び配線板

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5706026B1 (ja)
KR (1) KR101618445B1 (ja)
CN (1) CN104349582B (ja)
TW (1) TWI535343B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018090906A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、キャリア付銅箔、積層体、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
JP2018172782A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、樹脂層付き表面処理銅箔、キャリア付銅箔、積層体、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
JP2019119935A (ja) * 2018-01-05 2019-07-22 長春石油化學股▲分▼有限公司 銅箔付き高速プリント回路基板製品用の表面処理銅箔及び製造方法
WO2019208522A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板
JP2020163650A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱マテリアル株式会社 接合体、及び、絶縁回路基板

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5877282B1 (ja) * 2014-09-09 2016-03-02 古河電気工業株式会社 プリント配線板用銅箔及び銅張積層板
JP6687409B2 (ja) * 2016-02-09 2020-04-22 福田金属箔粉工業株式会社 高彩度処理銅箔及び該処理銅箔を用いた銅張積層板並びに該処理銅箔の製造方法
US10190225B2 (en) * 2017-04-18 2019-01-29 Chang Chun Petrochemical Co., Ltd. Electrodeposited copper foil with low repulsive force
US10424793B2 (en) * 2017-11-14 2019-09-24 Chang Chun Petrochemical Co., Ltd. Electrodeposited copper foil and method for producing the same, and current collector for lithium secondary battery and secondary battery comprising the electrodeposited copper foil
CN110769607A (zh) * 2019-10-16 2020-02-07 广州兴森快捷电路科技有限公司 电路板及其制作方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4144711B2 (ja) * 2002-06-04 2008-09-03 三井金属鉱業株式会社 低誘電性基材用表面処理銅箔及びそれを用いた銅張積層板並びにプリント配線板
JP2004238647A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Furukawa Techno Research Kk 平滑化銅箔とその製造方法
JP4115293B2 (ja) * 2003-02-17 2008-07-09 古河サーキットフォイル株式会社 チップオンフィルム用銅箔
KR101065758B1 (ko) * 2003-02-27 2011-09-19 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 전자파 실드용 동박, 그 제조방법 및 전자파 실드체
US7341796B2 (en) * 2004-02-17 2008-03-11 Nippon Mining & Metals Co., Ltd Copper foil having blackened surface or layer
JP2008025025A (ja) 2006-06-22 2008-02-07 Hitachi Chem Co Ltd 表面が黒化処理された銅金属の製造法、導体層パターン付き基材の製造法、導体層パターン付き基材及びそれを用いた透光性電磁波遮蔽部材
JP2009004423A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Hitachi Cable Ltd キャリア箔付き銅箔
JP4978456B2 (ja) * 2007-12-19 2012-07-18 日立電線株式会社 印刷回路用銅箔
JP5115527B2 (ja) * 2009-08-20 2013-01-09 日立電線株式会社 プリント配線板用銅箔およびその製造方法
WO2013065727A1 (ja) * 2011-11-02 2013-05-10 Jx日鉱日石金属株式会社 印刷回路用銅箔
JP5919303B2 (ja) * 2012-01-18 2016-05-18 Jx金属株式会社 表面処理銅箔及びそれを用いた銅張積層板
JP5497808B2 (ja) * 2012-01-18 2014-05-21 Jx日鉱日石金属株式会社 表面処理銅箔及びそれを用いた銅張積層板

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018090906A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、キャリア付銅箔、積層体、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
JP2018172782A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、樹脂層付き表面処理銅箔、キャリア付銅箔、積層体、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
JP2019119935A (ja) * 2018-01-05 2019-07-22 長春石油化學股▲分▼有限公司 銅箔付き高速プリント回路基板製品用の表面処理銅箔及び製造方法
US11375624B2 (en) 2018-04-27 2022-06-28 Jx Nippon Mining & Metals Corporation Surface treated copper foil, copper clad laminate, and printed circuit board
US11337315B2 (en) 2018-04-27 2022-05-17 Jx Nippon Mining & Metals Corporation Surface treated copper foil, copper clad laminate, and printed circuit board
KR20210002559A (ko) * 2018-04-27 2021-01-08 제이엑스금속주식회사 표면 처리 동박, 동장 적층판 및 프린트 배선판
JPWO2019208521A1 (ja) * 2018-04-27 2021-06-10 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板
JPWO2019208522A1 (ja) * 2018-04-27 2021-06-10 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板
JPWO2019208520A1 (ja) * 2018-04-27 2021-06-17 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板
JPWO2019208525A1 (ja) * 2018-04-27 2021-07-01 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板
JP7330172B2 (ja) 2018-04-27 2023-08-21 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板
US11337314B2 (en) 2018-04-27 2022-05-17 Jx Nippon Mining & Metals Corporation Surface treated copper foil, copper clad laminate, and printed circuit board
WO2019208522A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 Jx金属株式会社 表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板
US11382217B2 (en) 2018-04-27 2022-07-05 Jx Nippon Mining & Metals Corporation Surface treated copper foil, copper clad laminate, and printed circuit board
KR102520812B1 (ko) * 2018-04-27 2023-04-12 제이엑스금속주식회사 표면 처리 동박, 동장 적층판 및 프린트 배선판
JP7234743B2 (ja) 2019-03-29 2023-03-08 三菱マテリアル株式会社 接合体、及び、絶縁回路基板
JP2020163650A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱マテリアル株式会社 接合体、及び、絶縁回路基板

Also Published As

Publication number Publication date
JP5706026B1 (ja) 2015-04-22
KR20150014886A (ko) 2015-02-09
KR101618445B1 (ko) 2016-05-04
TW201526726A (zh) 2015-07-01
CN104349582A (zh) 2015-02-11
CN104349582B (zh) 2018-11-13
TWI535343B (zh) 2016-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5706026B1 (ja) 配線板用銅箔及び配線板
TWI645759B (zh) 印刷配線板用表面處理銅箔、印刷配線板用覆銅積層板及印刷配線板
KR102116928B1 (ko) 흑색화 표면 처리 구리박, 흑색화 표면 처리 구리박의 제조 방법, 구리 클래드 적층판 및 플렉시블 프린트 배선판
JP5497808B2 (ja) 表面処理銅箔及びそれを用いた銅張積層板
TWI452177B (zh) An electrolytic copper foil having a carrier foil, a method for producing an electrolytic copper foil having a carrier foil, and a copper clad laminate obtained by using the electrolytic copper foil having a carrier foil
JP5417538B1 (ja) 表面処理銅箔及びそれを用いた積層板、プリント配線板、電子機器、並びに、プリント配線板の製造方法
JP5475897B1 (ja) 表面処理銅箔及びそれを用いた積層板、銅箔、プリント配線板、電子機器、並びに、プリント配線板の製造方法
WO2013108415A1 (ja) 銅張積層板用表面処理銅箔及びそれを用いた銅張積層板
TW201800242A (zh) 表面處理銅箔及使用其製成的覆銅積層板
TW201431675A (zh) 複合銅箔及複合銅箔的製造方法
KR102353878B1 (ko) 표면 처리 동박 및 이를 이용한 동 클래드 적층판
JP5441945B2 (ja) ベリーロープロファイル銅箔を担体とした極く薄い銅箔及びその製法。
WO2013176133A1 (ja) 表面処理銅箔及びそれを用いた積層板、プリント配線板、電子機器及びプリント配線板を製造する方法
WO2013065831A1 (ja) 印刷回路用銅箔
JP5728118B1 (ja) 表面処理銅箔、該表面処理銅箔の製造方法、および該表面処理銅箔を用いた銅張積層板
JP2020183565A (ja) 電解銅箔、該電解銅箔を用いた表面処理銅箔、並びに該表面処理銅箔を用いた銅張積層板及びプリント配線板
WO2020246467A1 (ja) 表面処理銅箔、銅張積層板、及びプリント配線板
KR102479331B1 (ko) 표면 처리 동박, 동 클래드 적층판 및, 프린트 배선판
JP2005340635A (ja) プリント配線板用圧延銅箔及びその製造方法
KR102481411B1 (ko) 전해 동박 및 그 제조 방법과, 동박적층판 및 인쇄회로기판
JP5702881B1 (ja) 表面処理銅箔および該表面処理銅箔を用いた銅張積層板
JP2014177712A (ja) 表面処理銅箔及びそれを用いた積層板、銅箔、プリント配線板、電子機器、並びに、プリント配線板の製造方法
JP2005340634A (ja) プリント配線板用銅箔及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5706026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350