JP2016010488A - 離着座補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で移動自在であり、安心感のある安定した離着席動作が可能な電動の離着座補助装置を提供する。
【解決手段】離着座補助装置1は、ベースフレーム2と、ベースフレーム2に立設された支柱フレーム4と、支柱フレーム4に固定された昇降ガイド5を有する。昇降ガイド5には、昇降レール部11を介して、昇降フレーム6が上下方向に移動可能に取り付けられている。昇降フレーム6の上端部には昇降バー9、下端部にはグリップ7が固定されている。支柱フレーム4と昇降バー9との間には電動のリニアアクチュエータ14が配されている。支柱フレーム4等は、被介護者10を挟んで左右一対に配置されており、被介護者10は、昇降バー9を抱えるようにしてグリップ7を持つ。リニアアクチュエータ14より昇降バー9が上昇すると、被介護者10が持ち上げられ、立ち上がり動作が補助される。
【選択図】図1

Description

本発明は、被介護者の離着席動作を補助する電動の離着座補助装置に関し、特に、安心感のある安定した離着席動作が可能な離着座補助装置に関する。
患者や要介護者等の被介護者にとって、椅子やベッド等(以下、椅子等)から立ち上がることは、自立を意識し、リハビリや用務等に対する意欲の向上にもつながる。ところが、被介護者を椅子やベッド等(以下、椅子等)から立ち上がらせたり、椅子等に座らせたりする際の動作の介助は、介護者にとってかなりの負担となる。特に、介護者が小柄な女性の場合、体重の重い被介護者の介助は大きな負担となる。そのために、その軽減手段として、被介護者の離着席の際には、その立ち上がり(あるいは着座)動作を補助する立ち上がり補助機(離着座補助装置)を使用する介護現場も多く存在する。立ち上がり補助機には、手動のものと電動のものがあり、従来より、電動のものとしては、座椅子の昇降によって立ち上がり補助を行う昇降座椅子や、座面が昇降するリフトアップチェアなどが知られている。
特開2006-102403号公報 実用新案登録第3160122号公報 特開2007-154854号公報
しかしながら、従来の立ち上がり補助機は、単体の重量や体積が大きく、装置を移動させるのにも相当の労力を必要とする。このため、決まった場所への設置・使用となり、価格的にもかなり高価なものとなっていた。また、電動の立ち上がり補助機は、基本的に臀部を昇降させる構造であり、離着席の際、臀部に違和感や不安感を覚えるという問題があった。さらに、一部の装置では、スムーズな離着席のため臀部を傾斜させる構造も採用されているが、かかる構造の場合、立ち上がり後の離座時に臀部がズレ落ちるような状態となる場合があり、使用者に不安感を与えるおそれがあるという問題もあった。
本発明の目的は、軽量で移動自在であり、安心感のある安定した離着席動作が可能な電動の離着座補助装置を提供することにある。
本発明の離着座補助装置は、被介護者の離着座動作を補助する電動の離着座補助装置であって、床面上に載置されるベースフレームと、該ベースフレームに立設された支柱フレームと、該支柱フレームに固定された昇降ガイドと、該昇降ガイドに対し上下方向に移動可能に取り付けられた昇降フレームと、該昇降フレームに取り付けられた昇降バーと、電動モータによって駆動され、前記昇降バーを上下方向に作動させる駆動力を付与するリニアアクチュエータと、を有することを特徴とする。
本発明の離着座補助装置は、被介護者の離着座動作、すなわち、被介護者が椅子等から立ち上がったり、椅子等に座ったりする際の動作の補助を行う。本発明にあっては、ベースフレーム上に支柱フレームを立設し、支柱フレームに昇降ガイドを固定すると共に、昇降ガイドに対し上下方向に移動可能に昇降フレームを取り付ける。昇降フレームには昇降バーが取り付けられ、昇降バーは、電動モータによって駆動されるリニアアクチュエータによって上下方向に作動する。例えば、被介護者が椅子等から立ち上がる場合は、昇降バーを両手、両腕、両肘等で受ける様に身体を支え、当該装置を起立方向に動作させる。リニアアクチュエータが作動すると、昇降バーが昇降フレームと共に上昇する。昇降フレームが上昇すると、それに伴って、昇降バーを両手、両腕、両肘等で受ける様に身体を支えた被介護者の上半身が持ち上げられ、起立状態となる。
前記離着座補助装置において、前記リニアアクチュエータを、前記支柱フレームと前記昇降バーとの間に配置しても良く、前記昇降フレームや昇降バーに、前記被介護者が把可能なグリップを設け、該グリップに、当該離着座補助装置の操作スイッチが配置しても良い。また、前記昇降ガイドと前記昇降フレームと間に、嵌合構造により、前記昇降フレームが前記昇降ガイドに沿って上下動可能に形成された昇降レール部を設けても良い。さらに、前記支柱フレーム、前記昇降フレーム、前記昇降バー及び前記リニアアクチュエータを、前記被介護者を挟んで左右に配置されるように左右一対に設けても良い。なお、昇降フレーム等の可動部については、カバーを施し、被介護者や介護者の身体の一部を挟み込まない構造としてもよい。また、可動部最下面に圧力を検知するセンサを設けることにより、挟み込みを防止する構造も可能である。
加えて、前記ベースフレームを、左右一対の側方フレームと、該側方フレーム間に配された接続フレームとを備えた平面視コの字形に形成し、前記支柱フレームを、下端側が前記接続フレームに固定された垂直フレームと、該垂直フレームの上端側に固定された水平フレームと、から構成し、前記接続フレームの両端部にそれぞれ立設させ、前記昇降ガイドを前記水平フレーム上に一対設け、前記昇降フレームを前記一対の前記各昇降ガイドの内側にそれぞれ設け、前記昇降バーを前記一対の昇降フレームの上端にそれぞれ取り付けるようにしても良い。この場合、前記リニアアクチュエータの下端部を、前記水平フレーム上に固定されたアクチュエータ取付ブラケットに回動自在に取り付け、前記リニアアクチュエータの上端部を、前記昇降バーに回動自在に取り付けるようにしても良い。アクチュエータは、昇降フレームを直接昇降させる構造の他、途中にリンク構造を挟むことにより、昇降高さの変更や定格体重の増加にも対応可能である。
一方、前記昇降バーを、前記被介護者に対して前後方向に移動可能に設けても良い。また、立ち上がり動作を補助した被介護者の歩行動作を補助する歩行車として当該離着座補助装置を使用可能なよう、前記ベースフレームに、該離着座補助装置を床面上にて移動可能とするキャスターを取り付けても良く、前記キャスターに、前記離着座補助装置の移動を規制するロック機構を設けても良い。
本発明の離着座補助装置によれば、リニアアクチュエータによって昇降する昇降バーにより、臀部でなく、両脇下と腕を保持しつつ被介護者を昇降させる機構としたので、臀部昇降の離着座時の不安が解消され、安心感のある安定した離着席動作が可能となる。また、軽量化により移動も簡単であり、従来使用している椅子やソファーでも使用することができ、価格もリーズナブルなものに抑えられるので、広範囲な普及も図られる。
本発明の実施の形態1である離着座補助装置の全体構成を示す説明図である。 図1の離着座補助装置を側面方向から見た構成を示す説明図であり、(a)は着座状態、(b)は起立状態における離着座補助装置の状態をそれぞれ示している。 図2のA−A線に沿った断面図である。 リニアアクチュエータの制御系の構成を示すブロック図である。 図1の離着座補助装置における補助動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態2である離着座補助装置における補助動作を示す説明図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態1である離着座補助装置1の全体構成を示す説明図、図2は、離着座補助装置1を側面方向から見た構成を示す説明図であり、(a)は着座状態、(b)は起立状態における離着座補助装置1の状態をそれぞれ示している。離着座補助装置1は、被介護者が椅子等から立ち上がる(立ち上がらせる)際に使用され、平面視コの字形のベースフレーム2によって床面上に載置される。ベースフレーム2は、金属製の平板にて形成されており、左右一対の側方フレーム2aと、側方フレーム2a間に配された接続フレーム2bとから構成されている。ベースフレーム2の四隅には、ロック機構付きのキャスター3が取り付けられている。離着座補助装置1は、このキャスター3により、床面上を自由に移動可能である一方、ロック機構によって所望の位置で停止させることも可能である。
ベースフレーム2には、L字形に形成された支柱フレーム4が立設されている。離着座補助装置1は基本的に左右対称構造となっており、支柱フレーム4は、接続フレーム2bの両端部に対称に取り付けられている。支柱フレーム4は、垂直フレーム4aと水平フレーム4bから構成されており、L字を上下逆にした形でベースフレーム2上に固定されている。水平フレーム4bには、一対の昇降ガイド5(5a,5b)が立設されている。昇降ガイド5の内側には、昇降フレーム6(6a,6b)が上下方向に移動自在に取り付けられている。昇降フレーム6aには、グリップ7が取り付けられている。グリップ7の先端部には、離着座補助装置1のON/OFFや上下動の切り替えを行うための操作スイッチ8が取り付けられている。操作スイッチ8は、左右のグリップ7の両方に取り付けられている。昇降フレーム6の上端には、左右の昇降フレーム6a,6bを接続するように昇降バー9が取り付けられている。また、グリップ7は、昇降バー9に取り付けても良く、その向きは、用途に合わせ適宜変更可能である。さらに、操作スイッチ8は、介護者が操作することを考慮した位置に別途設けても良い。
図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。図3に示すように、昇降ガイド5と昇降フレーム6との間には昇降レール部11が設けられている。昇降レール部11は、昇降ガイド5に形成された嵌合溝12と、昇降フレーム6の側方に突設された嵌合凸部13とから構成されている。嵌合溝12は、内側(昇降フレーム6側)が開口する形で上下方向に沿って延びている。嵌合凸部13もまた上下方向に沿って延びており、嵌合溝12内に摺動自在に装着されている。なお、嵌合溝12と嵌合凸部13の凹凸関係は図3とは逆であっても良い。
水平フレーム4bと昇降バー9との間にはリニアアクチュエータ14(14a,14b)が取り付けられている。リニアアクチュエータ14には、特許文献3のような、いわゆる電動送りねじ式のリニアアクチュエータが使用される。電動送りねじ式のリニアアクチュエータでは、雄ねじ部を備えたシャフトを電動モータによって回転駆動し、シャフトに螺合装着された雌ねじ部材をシャフトに沿って駆動させる。雌ねじ部材には、伸縮ロッド15が取り付けられており、電動モータの回転に伴い、伸縮ロッド15が軸方向に伸縮する。リニアアクチュエータ14の下端側は、水平フレーム4bに固定されたアクチュエータ取付ブラケット16にピン17によって回動自在に取り付けられている。また、伸縮ロッド15の上端側も、昇降バー9にピン18によって回動自在に取り付けられている。
図4は、リニアアクチュエータ14の制御系の構成を示すブロック図である。リニアアクチュエータ14は、コントロールボックス19内に収容されたコントローラ21によって制御される。リニアアクチュエータ14には、伸縮ロッド15の作動量を検出するセンサ22(例えば、電動モータやシャフトの回転角度を検知するポテンショメータ)が設けられており、コントローラ21は、左右のリニアアクチュエータ14a,14bのセンサ22から、各伸縮ロッド15の作動量を取得する。センサ22としては、例えば、ポテンショメータが使用され、その場合、電動モータやシャフトの回転角度を検知することにより、伸縮ロッド15の作動量が検出される。
コントローラ21にはCPU23が搭載されており、CPU23には、操作スイッチ8やセンサ22から信号が入力される。CPU23内には、まず、操作スイッチ8からの信号に基づき、リニアアクチュエータ14の動作方向を切り替える動作方向切替部24が設けられている。また、CPU23には、リニアアクチュエータ14a,14bの各センサ22から信号を比較するコンパレータ25と、コンパレータ25による比較結果に基づき、リニアアクチュエータ14a,14bの動作を同期させるアクチュエータ同期部26が設けられている。加えて、CPU23には、動作方向切替部24やアクチュエータ同期部26の指示に基づき電動モータを駆動制御するモータ駆動制御部27が設けられている。一方、コントローラ21にはさらに、CPU23における制御動作データが格納されたROM28と、リニアアクチュエータ14の動作状態等の各種データを一時保存するRAM29が設けられている。離着座補助装置1では、電源として充電式バッテリーを搭載しており、AC電源コードの接続や取り回し、収納等の煩わしさを解消している。
このような離着座補助装置1では、次のようにして立ち上がり動作の補助が行われる。図5は、離着座補助装置1における補助動作を示す説明図である。なお、ここでは、離着座補助装置1における被介護者10の起立動作補助の一例について述べるが、着座動作においても同様の動作補助が可能である(上述とは逆の動作:図5(b)→(a))。被介護者10が椅子30から立ち上がる場合、図5(a)に示すように、昇降バー9を両脇にて抱えるようにし、グリップ7を持つ。次に、グリップ7の先端部ある操作スイッチ8を操作し、離着座補助装置1を起立方向に動作させる。操作スイッチ8がONされ起立方向に操作されると、CPU23により電動モータが駆動され、リニアアクチュエータ14が作動する。リニアアクチュエータ14が作動すると、伸縮ロッド15が軸方向に伸び、昇降フレーム6と共に昇降バー9も上昇する。リニアアクチュエータ14は、逆転防止機構を備えており、定格体重の4倍の荷重を受けてもリニアアクチュエータ14は逆転せず、操作スイッチにより停止させた位置を保つ構造となっている。
昇降フレーム6の動作は、伸縮ロッド15の伸縮量という形で常にCPU23にてモニタされており、左右の昇降フレーム6は同期した状態で上昇する。昇降フレーム6が上昇すると、それに伴って、昇降バー9によって身体を支えられた被介護者10の上半身が持ち上げられ、図5(b)に示すような起立状態となる。この際、被介護者10は、両脇と腕が保持された状態で上半身が移動するため、臀部昇降の不安もなく、安定した形で離着座動作が補助される。この場合、昇降フレーム6の上昇量は、被介護者10の体格に応じて適宜設定可能であり、昇降フレーム6の動作も操作スイッチ8の操作により随時停止させることが可能である。なお、左右の操作スイッチ8は、先に操作された方の動作が優先するよう設定されている。
離着座補助装置1ではこのようにして被介護者10の起立動作を補助するが、当該離着座補助装置1はさらに、歩行車としても機能する。前述のように、離着座補助装置1にはロック機構付きのキャスター3が取り付けられている。従って、キャスター3をロックした状態で起立補助を行い、起立後にロックを解除することにより、被介護者10は離着座補助装置1に支えられた状態でそのまま移動することが可能である。また、歩行ではなく、被介護者10の方向転換も容易に行うことができ、椅子やベッドから立ち上がり車椅子に移乗するなどの動作の補助も可能である。すなわち、離着座補助装置1は、起立補助のみならず、歩行器機能や移乗機機能も併せ持った構成となっており、起立・着座・移動の3動作を1装置にて補助することができる。従って、被介護者10の「ベッド⇔便座・車椅子・椅子・ソファー等」、「便座⇔車椅子・椅子・ソファー等」、「車椅子⇔椅子・ソファー等」など、日常生活の多様な場面での補助を1装置にて行うことが可能となる。
また、離着座補助装置1では、昇降動作の際にグリップ7を握り、操作スイッチ8によって被介護者10が装置動作を自分の意思でコントロールできる。しかも、臀部を昇降させる構造ではなく、通常の介助と同様に脇を抱え上げる動作を行うため、離着席の際、席から放り出されるような不安感や、臀部に違和感を覚えたりすることがなく、安心感のある安定した離着席動作が可能となる。また、軽量な構造でキャスターも取り付け可能であることから、移動も簡単であり、現在使用している椅子やソファーにも使用でき、個人家庭にも容易に導入することができる。さらに、補助機構がシンプルであるため、価格もリーズナブルに抑えられるため、広範囲な普及も期待でき、足や足関節等の病気・障害、腰痛など、比較的軽微な障害者のニーズにも応えられる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2である離着座補助装置31について説明する。実施の形態2の離着座補助装置31は、昇降バー部分に前後スライド機能を付加したものであり、これにより、頭を前方に出しつつ立ち上がる、という形での自然に近い起立動作が可能となり、立たせてもらう、ではなく、自分で立ち上がるという自立心ができる。また、リハビリも意識した動作となり、早期社会復帰が見込める。なお、以下の実施の形態では、実施の形態1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図6は、離着座補助装置31における補助動作を示す説明図である。図6に示すように、離着座補助装置31では、昇降バー32がグリップを兼ねる形で設けられており、前後方向(図中左右方向)に移動可能となっている。昇降バー32のスライド動作は、スライドボタン33によってロックとその解除が可能となっている。昇降バー32は、昇降フレーム34の上端に取り付けられている。ここでは、図1の離着座補助装置1と異なり、昇降フレーム34は一体化されており、昇降バー32と昇降フレーム34はT字形に構成されている。また、昇降フレーム34は、リニアアクチュエータ14の伸縮ロッド15の上端部に取り付けられている。なお、昇降バー32やリニアアクチュエータ14等は、離着座補助装置1と同様に左右一対に設けられている。
離着座補助装置31を用いて起立動作を行う場合は、まず、図6(a)に示すように、スライドボタン33を押しながら昇降バー32を前方にスライドさせる。昇降バー32を前方に移動させた後、図6(b)のように、両脇を昇降バー32に載せ、前屈みのような姿勢を取る。そして、昇降バー32に設けられた操作スイッチ8を操作し、離着座補助装置1を起立方向に動作させる。操作スイッチ8がONされ起立方向に操作されると、リニアアクチュエータ14が作動し、昇降フレーム6が上昇する(図6(c))。この際、被介護者10は、頭を前方に出しつつ立ち上がる形となり、健常者の通常の起立動作に近い形で立ち上がることができる。
そして、好みの高さにて操作スイッチ8の操作を止め、昇降バー32を停止させる(図6(d))。その後、立ち上がった被介護者10は適宜歩行することが可能となる(図6(e))。なお、離着座補助装置31にキャスターを取り付け、歩行器を兼ねるようにすることも可能である。また、着座動作も前述の逆の動作にて補助される(図6(d)→(a))。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施形態では、センサ22の一例としてポテンショメータを挙げたが、センサの種類はこれには限定されず、磁気センサなど、モータ回転数を検知し、伸縮ロッド15の作動量を検出可能なものであれば他のセンサも使用可能である。また、離着座補助装置1,31において、昇降フレーム6の上昇速度を操作スイッチ8の操作や、他の設定スイッチなどにより変更できるようにしても良い。さらに、離着座補助装置1の昇降バー9を前後にスライド可能に設けても良い。その場合、前方に突出した昇降バー9を支えとして、被介護者10が向きを90°転換できるようにしても良い。
1 離着座補助装置
2 ベースフレーム
2a 側方フレーム
2b 接続フレーム
3 キャスター
4 支柱フレーム
4a 垂直フレーム
4b 水平フレーム
5 昇降ガイド
5a,5b 昇降ガイド
6 昇降フレーム
6a,6b 昇降フレーム
7 グリップ
8 操作スイッチ
9 昇降バー
10 被介護者
11 昇降レール部
12 嵌合溝
13 嵌合凸部
14 リニアアクチュエータ
14a,14b リニアアクチュエータ
15 伸縮ロッド
16 アクチュエータ取付ブラケット
17 ピン
18 ピン
19 コントロールボックス
21 コントローラ
22 センサ
23 CPU
24 動作方向切替部
25 コンパレータ
26 アクチュエータ同期部
27 モータ駆動制御部
28 ROM
29 RAM
30 椅子
31 離着座補助装置
32 昇降バー
33 スライドボタン
34 昇降フレーム

Claims (10)

  1. 被介護者の離着座動作を補助する電動の離着座補助装置であって、
    床面上に載置されるベースフレームと、
    該ベースフレームに立設された支柱フレームと、
    該支柱フレームに固定された昇降ガイドと、
    該昇降ガイドに対し上下方向に移動可能に取り付けられた昇降フレームと、
    該昇降フレームに取り付けられた昇降バーと、
    電動モータによって駆動され、前記昇降バーを上下方向に作動させる駆動力を付与するリニアアクチュエータと、を有することを特徴とする離着座補助装置。
  2. 請求項1記載の離着座補助装置において、
    前記リニアアクチュエータは、前記支柱フレームと前記昇降バーとの間に配置されることを特徴とする離着座補助装置。
  3. 請求項1又は2記載の離着座補助装置において、
    前記昇降フレームは、前記被介護者が把可能なグリップを有し、
    該グリップには、当該離着座補助装置の操作スイッチが配置されてなることを特徴とする離着座補助装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の離着座補助装置において、
    前記昇降ガイドと前記昇降フレームと間に設けられ、嵌合構造により、前記昇降フレームが前記昇降ガイドに沿って上下動可能に形成された昇降レール部を有することを特徴とする離着座補助装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の離着座補助装置において、
    前記支柱フレーム、前記昇降フレーム、前記昇降バー及び前記リニアアクチュエータは、前記被介護者を挟んで左右に配置されるように左右一対に設けられることを特徴とする離着座補助装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の離着座補助装置において、
    前記ベースフレームは、平面視コの字形に形成され、左右一対の側方フレームと、該側方フレーム間に配された接続フレームとを備え、
    前記支柱フレームは、前記接続フレームの両端部にそれぞれ立設され、下端側が前記接続フレームに固定された垂直フレームと、該垂直フレームの上端側に固定された水平フレームと、を備え、
    前記昇降ガイドは、前記水平フレーム上に一対設けられ、
    前記昇降フレームは、前記一対の前記各昇降ガイドの内側にそれぞれ設けられ、
    前記昇降バーは、前記一対の昇降フレームの上端にそれぞれ取り付けられることを特徴とする離着座補助装置。
  7. 請求項6記載の離着座補助装置において、
    前記リニアアクチュエータの下端部は、前記水平フレーム上に固定されたアクチュエータ取付ブラケットに回動自在に取り付けられ、
    前記リニアアクチュエータの上端部は、前記昇降バーに回動自在に取り付けられることを特徴とする離着座補助装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の離着座補助装置において、
    前記昇降バーは、前記被介護者に対して前後方向に移動可能に設けられてなることを特徴とする離着座補助装置。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の離着座補助装置において、
    前記ベースフレームは、立ち上がり動作を補助した被介護者の歩行動作を補助する歩行器として当該離着座補助装置を使用可能なよう、該離着座補助装置を床面上にて移動可能とするキャスターを有することを特徴とする離着座補助装置。
  10. 請求項9記載の離着座補助装置において、
    前記キャスターは、前記離着座補助装置の移動を規制するロック機構を有することを特徴とする離着座補助装置。
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