JP2016007900A - 自動車の荷室用のパネル材 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の荷室用のパネル材の重量および体積の増加を抑制し、かつ自動車を高温環境で使用する場合においても該パネル材の剛性を保持することが可能な自動車の荷室用のパネル材を提供する。
【解決手段】自動車の荷室1用のパネル材3であって、中空板31と、中空板の一対の表層部31a、31bのそれぞれに取り付けられる薄板状の鋼板32、33とを有する。パネルは、鋼板32、33の部分において車体4側に設けられる支持点41a、41bにおいて支持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車の荷室用のパネル材に関する。
一般的に自動車の後席後方側には荷室が設けられている。荷室は、表面にカーペットを有するラゲッジフロアトリムにて形成されており、該ラゲッジフロアトリムの底面の一部は、開閉可能なラゲッジパネル材によって構成されている。このラゲッジパネル材の下方にはスペアタイヤパン(スペアタイヤ収納部)が凹設され、内部にスペアタイヤや工具などの収納物が収納されている。そして、ラゲッジパネル材を開閉することにより、スペアタイヤパン内のスペアタイヤなどの収納物を出し入れすることができる。
ところで、車両軽量化のため、荷室全体の軽量化が必要とされている。
上記問題に対し、ラゲッジパネル材などの荷室用のパネル材を軽量化することが行われている。上記パネル材に用いる軽量部材の候補として、たとえば特許文献1に記載されているような樹脂ブロー成形体(樹脂中空成形体)が上げられる。また、上記パネル材の候補として、たとえば特許文献2に記載されているような樹脂中空成形体の表面にポリエステル繊維で補強したポリプロピレン(PP)の複合材シートを積層してプレス成形した中空成形品が上げられる。
特開平6−134842号公報 特開平11−10717号公報
ところで、ラゲッジパネル材には、大量の荷物が載置されるため、パネル材は、軽量なだけでなく、剛性をも必要とする。しかしながら、特許文献1に記載の樹脂中空成形体は、軽量であるが剛性が低い。このため、樹脂中空成形体をパネル材に用いるためには、樹脂中空成形体の厚みを大きくして剛性を高くする必要がある。このような厚みが大きい樹脂中空成形体をパネル材に用いると、荷室の収容スペースが小さくなってしまう。
また、特許文献2に記載の中空成形品は、プレス成形時に樹脂中空成形体の表面に積層するPPの複合材シートの厚みを大きくすればするほど剛性が高くなる。このように、上記中空成形品をパネル材に用いる場合、中空成形品中のPPの含有量を多くする必要があるが、PPの含有量が多くなればなるほど、中空成形品の重量は増大する。このような重量が大きい中空成形品をパネル材に用いると、車両の重量が増大してしまう。
さらに、特許文献1および2に記載の樹脂中空成形体およびポリプロピレン複合材シートは、熱可塑性樹脂から構成されているため、自動車に要求される高温環境での使用において剛性を保持することができないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、自動車の荷室用のパネル材の重量および体積の増加を抑制し、かつ自動車を高温環境で使用する場合においても該パネル材の剛性を保持することが可能な自動車の荷室用のパネル材を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る自動車の荷室用のパネル材は、中空板と、前記中空板の一対の表層部のそれぞれに取り付けられる薄板状の鋼板とを有する。前記パネル材は、前記鋼板の部分において車体側に設けられる支持点において支持される。
上記のように構成した本発明の自動車の荷室用のパネル材によれば、中空板の一対の表層部のそれぞれに薄板状の鋼板を取り付けてパネル材を構成することにより、パネル材の重量および体積の増加を抑制することができ、かつ自動車を高温環境で使用する場合においても薄板状の鋼板が剛性を維持し続けるので該パネル材の剛性を保持することができる。
実施形態1に係る荷室を自動車の後方から見た図である。 実施形態1に係る自動車の荷室用のパネル材を床から上方向に開いた状態を示す図である。 実施形態1に係る収納用凹部およびパネル材を示す断面図であり、図3(A)は、パネル材が収納用凹部から離間している状態を示す図であり、図3(B)は、パネル材が収納用凹部を覆っている状態を示す図である。 実施形態1に係るパネル材の構成を示す斜視図である。 実施形態1に係るパネル材の成形方法の一例を示す模式図であり、図5(A)は、熱可塑性樹脂でコーティングされた鋼板と中空板とを加熱しながらプレスしてパネル材を成形する方法を示す模式図であり、図5(B)は、熱接着材を介して配置される鋼板と中空板とを加熱しながらプレスしてパネル材を成形する方法を示す模式図であり、図5(C)は、接着材を介して配置される鋼板と中空板とを接合してパネル材を成形する方法を示す模式図であり、図5(D)は、鋼板と中空板とを組み付けてパネル材を成形する方法を示す模式図である。 実施形態2に係る収納用凹部およびパネル材を示す断面図であり、図6(A)は、パネル材が収納用凹部から離間している状態を示す図であり、図6(B)は、パネル材が収納用凹部を覆っている状態を示す図である。 実施形態2に係るパネル材の構成を示す斜視図である。 パネル材の変形例1の構成を示す斜視図である。 パネル材の変形例2の構成を示す斜視図である。 は、パネル材の変形例2の鋼板の外周縁に形成された凹凸形状の一例を示す図であり、図10(A)は、凹凸形状が櫛歯形状である場合を示す図であり、図10(B)は、凹凸形状が三角形状である場合を示す図であり、図10(C)は、凹凸形状が波形である場合を示す図である。 パネル材の変形例3の構成を示す斜視図である。 パネル材の変形例3の構成を示す拡大断面図である。 実験例1に係るたわみ量の測定方法を示す図であり、図13(A)は、たわみ量測定時の荷重位置を示す断面図であり、図13(B)は、たわみ量測定時の荷重位置を示す平面図である。 実験例1に係る形状安定性の有無の判断方法を示す図である。 実験例2に係るたわみ量の測定方法を示す図であり、図15(A)は、たわみ量測定時の荷重位置を示す断面図であり、図15(B)は、たわみ量測定時の荷重位置を示す平面図である。 実験例2に係る形状安定性の有無の判断方法を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本願発明に係る実施形態を説明する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
<実施形態1>
実施形態1に係る自動車の荷室用のパネル材造について、図1〜5を参照しながら説明する。
図1は、荷室1を自動車の後方から見た図である。図2は、自動車の荷室1用のパネル材3を床41から上方向に開いた状態を示す図である。図3は、収納用凹部2およびパネル材3を示す断面図であり、図3(A)は、パネル材3が収納用凹部2から離間している状態を示す図であり、図3(B)は、パネル材3が収納用凹部2を覆っている状態を示す図である。図4は、パネル材3の構成を示す斜視図である。図5は、パネル材3の成形方法の一例を示す模式図であり、図5(A)は、熱可塑性樹脂34でコーティングされた鋼板32、33と中空板31とを加熱しながらプレスしてパネル材3を成形する方法を示す模式図であり、図5(B)は、熱接着材35を介して配置される鋼板32、33と中空板31とを加熱しながらプレスしてパネル材3を成形する方法を示す模式図であり、図5(C)は、接着材36を介して配置される鋼板32、33と中空板31とを接合してパネル材3を成形する方法を示す模式図であり、図5(D)は、鋼板32、33と中空板31とを組み付けてパネル材3を成形する方法を示す模式図である。
本実施形態1に係る自動車の荷室1用のパネル材3は、概説すると、自動車の荷室1用のパネル材3であって、中空板31と、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれに取り付けられる薄板状の鋼板32、33とを有する。パネル材3は、鋼板32、33の部分において車体4側に設けられる支持点41a、41bにおいて支持される。本実施形態1では、図1〜図4に示すように、自動車の荷室1用のパネル材3がラゲッジボードである場合を例に説明を行う。しかしながら、これに限ることなく、パネル材3は、例えば荷室1の底面を構成する床41を覆うラゲッジフロアトリムや、荷室1の側面を構成する側壁42を覆うラゲッジサイドトリムなど、荷室1を構成する箇所に適用することができる。以下、詳述する。
パネル材3は、自動車の荷室1の床41下に設けられた物品を出し入れする開口部2aを備えた収納用凹部2を覆うように配置されて鋼板32、33の部分において支持されて収納用凹部2の開口部2aを覆っている。
荷室1は、図1に示すように、車体4の床41により底面が形成されている。床41の中央部には、開閉自在なラゲッジボードであるパネル材3が設けられている。パネル材3は、図3(B)に示すように、床41のうち床41に凹設される収納用凹部2の開口部2aの周囲に設けられる支持点41a、41bにおいて支持される。
収納用凹部2は、パネル材3の下方に設けられ、緊急時に用いるスペアタイヤ5を収納している。
パネル材3は、図3(A)、(B)に示すように、中空板31と、薄板状の鋼板32、33とを有する。中空板31は、一対の表層部31a、31bと、中空構造を有し一対の表層部31a、31bを離間して支持する支持部31cとを有する。
中空板31は、一対の表層部31a、31bおよび支持部31cを、共に同じ材料から構成している。中空板31は、同材料で同厚の中身が詰まった(中空構造を有していない)板と比較して、重量が軽いながら、剛性が同等である。
中空板31の一例としては、例えば、支持部31cが六角柱状のハニカム構造を有するハニカム中空板がある。ハニカム中空板の市販品の例としては、例えば、岐阜プラスチック工業株式会社製のテクセル(登録商標)が挙げられる。
中空板31の他の一例としては、例えば、支持部31cが直線状またはコルゲート状であるダンボール中空板がある。ダンボール中空板の市販品の例としては、例えば、宇部エクシモ株式会社製のダンプレート(商品名)が挙げられる。
中空板31のさらに他の一例としては、例えば、支持部31cが円柱状であるエアキャップ中空板がある。エアキャップ中空板の市販品の例としては、例えば、川上産業株式会社製のプラパール(登録商標)が挙げられる。
中空板31は、上記した例に制限されず、種々改変することができる。例えば、発泡体、ブロー成形体でもよい。また、例えば、中空板31は、一枚の板を凹凸形状にプレス成形した支持部31cを、一対の表層部31a、31bの間に配置した構成でもよい。中空板31は、支持部31cを上面、下面、側面を有する箱体を隣接して並べた形状とし、支持部31cの上面および下面の両面のそれぞれに表層部を設ける構成、支持部の上面および下面のいずれか一方の面にのみ表層部を設ける構成、あるいは箱体の上面および下面のそれぞれが表層部を形成する構成でもよい。表層部31a、31bおよび支持部31cを同じ材料から形成した中空板31を例示したが、表層部31a、31bおよび支持部31cを異なる材料から形成することもできる。本実施形態では、中空板31は、自動車部材であるパネル材3に用いられるので、様々な方向からの力の入力が想定されるため、等方性のハニカム中空体を用いることが好ましい。
表層部31a、31bの材質は、特に制限されず、例えば樹脂材料、木材などが挙げられる。樹脂材料の具体的な例としては、ABS樹脂、AES樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ハロゲン含有樹脂、オレフィン樹脂(ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、環状オレフィン樹脂、TPOなど)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂(飽和ポリエステル樹脂など)、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリスルホン樹脂(ポリエーテルスルホン、ポリスルホンなど)、ポリフェニレンエーテル樹脂(2,6−キシレノールの重合体など)、シリコーン樹脂(ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンなど)等が挙げられる。これら樹脂材料は、単独でも、または2種以上組み合わせても使用することができる。また、上記の樹脂の中に耐衝撃性向上を目的として、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴムなどのエラストマー成分や、強度向上のためのタルク、ガラス繊維などの無機フィラーを任意に混合しても良い。これらの樹脂のうち、軽量化、経済性の観点から、樹脂材料が好ましく、オレフィン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂がより好ましい。
一対の表層部31a、31bは、同じ材質から形成してもよいし、異なる材質から形成してもよい。一対の表層部31a、31bを異なる材質から形成する場合には、例えば、一方の表層部の材質を意匠の観点から選択し、他方の表層部の材質を強度の観点から選択することができる。
支持部31cの材質は、特に制限されず、例えば樹脂材料、木材などが挙げられ、表層部31a、31bで挙げられた材質から選択することができる。
鋼板32、33は、薄板状に形成され、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれに取り付けられる。鋼板32、33は、中空板31の剛性を補強するために用いられる。鋼板32、33は、中空板31としてポリプロピレンなどの熱可塑性の樹脂からなる中空板が使用された場合において、自動車を高温環境で使用時におけるパネル材3の剛性を保持するために用いられる。
鋼板32、33の材質は、高剛性と腐食防止、市場入手性を考慮してアルミニウム、より高剛性の観点から亜鉛メッキ鋼板が好ましい。
鋼板32、33は、樹脂材料からなる中空板31よりも線膨張係数が低いので、高温環境(熱負荷時)における中空板31の寸法変形を抑制できる。このため、鋼板32、33を中空板31に取り付けることにより、パネル材3の形状品質を向上させることができる。
鋼板32、33は、樹脂材料よりも高い弾性率を有しており、外力が加えられても変形が起き難い。このため、鋼板32、33は、薄板状であっても、同厚の樹脂材料からなるシートよりも変形しづらい。したがって、薄板状の鋼板32、33は、該鋼板32、33と同厚の樹脂シートと比べ、中空板31に対し高剛性を付与することができる。また、鋼板32、33は、樹脂材料よりも高温環境時(熱負荷時)における弾性率の低下が少ない。このため、鋼板32、33は、中空板31に取り付けられることで、中空板31の弾性率の低下を抑制することができる。このように、樹脂材料からなる中空板31と、鋼板32、33との組み合わせは、軽量で、かつ高温環境で使用する場合においても高剛性を保持することが可能なパネル材3を成形する上で好ましい。
中空板31の一方の表層部31aに取り付けられた一方の鋼板32をパネル材3が支持点41a、41bに支持される方向に投影した輪郭形状は、中空板31の他方の表層部31bに取り付けられた他方の鋼板32の輪郭形状と重なる。
鋼板32、33は、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの全体に設けられる。
鋼板32、33は、図4に示すように、中空板31を介して、上下対称に同形状に形成されて配置される。また、鋼板32、33は、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの全面を覆うように設けられる。このため、鋼板32、33は、樹脂材料からなる中空板31の高温環境における弾性率の低下を抑制することができる。比較として、樹脂材料からなる中空板の上側の表層部のみに鋼板を取り付けて成形したパネルを高温環境で使用した場合について説明する。上記パネルは、パネルの自重や、パネル上からの荷重(パネルをラゲッジボードとして荷室に設けられた場合にパネル上に載置された大量の荷物からの荷重)によって、鋼板が取り付けられていない中空板の下側が下方向に伸びて垂れ下がるようにたわむ。このような現象は、鋼板が取り付けられていない中空板の下側の弾性率が、鋼板が取り付けられている中空板の上側の弾性率と比べて低いために生じる。一方、上記パネルは、パネル上からの荷重が無い場合でも、鋼板が取り付けられていない中空板の下側の線膨張係数が、鋼板が取り付けられている中空板の上側の線膨張係数と比べて高くなる。このような線膨張係数の差によって、上記パネルでは、鋼板が取り付けられていない中空板の下側が伸びて谷折りのようになり、そり変形が生じる。鋼板32、33の中空板31を介した配置位置が対称でない場合においても、同様にそり変形が起こる場合があり、外観品質を損なう。
鋼板32、33が中空板31の一対の表層部31a、31bの全面を覆うように設けられるので、鋼板32、33は、中空板31を挟んだ状態で収納用凹部2の開口部2aを横断(橋渡し)して収納用凹部2を覆う。このため、鋼板32、33は、中空板31に対しさらに剛性を付与することができる。
鋼板32、33は、分割片から構成されている。
鋼板32は、図4に示すように、例えば複数の分割片32a、32b、32cで構成されている。鋼板33は、例えば複数の分割片33a、33b、33cで構成されている。このように、鋼板32、33は、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれに対し、複数枚からなる鋼板32(32a、32b、32c)、33(33a、33b、33c)を取り付けて、表層部31a、31bをそれぞれ全体に覆っている。鋼板32、33の形状は、任意の形状であればよく、経済性および加工性を考慮して、長方形状、正方形状、丸形状、帯形状などの、自動車外装部品に一般的に用いられる鋼板補強材のようなパッチ形状(シール形状)が好ましい。また、鋼板32、33は、それぞれの板厚が合計100μm以下であればよく、複数枚からなる鋼板32(32a、32b、32c)、33(33a、33b、33c)を積層して用いてもよい。このような構成により、中空板31の一対の表層部31a、31bのサイズに合わせた大きな1枚の鋼板を用意せずとも、一般的なサイズの鋼板を複数枚用いてパネル材3を成形することができる。このため、特注により成形した大きな鋼板を用いる場合と比べ、安価な構成によってパネル材3を成形することができる。
本実施形態では、複数枚からなる鋼板32、33を取り付けて、表層部31a、31bをそれぞれ全体に覆う構成について例示したが、これに限ることなく、表層部31a、31bのそれぞれに大きな1枚の鋼板32、33を取り付けてもよい。このような構成により、上記したように複数の鋼板32、33を用いる場合と比べ、鋼板32、33の中空板31への取り付けが容易であり、簡易な構成によってパネル材3を成形することができる。
鋼板32、33のそれぞれの板厚T32、T33は、20μm以上100μm以下である。鋼板32、33は、薄くなると重量は軽くなるが、耐衝撃性や剛性が低くなる。一方、鋼板32、33は、厚くなると耐衝撃性や剛性は高くなるが、重量は増大する。このため、鋼板32、33のそれぞれの厚みT32、T33は、必要となる機械的物性と、軽量性、そして入手性や作業性を考慮すると、20〜100μmであることが好ましい。また、鋼板32、33の厚みT32、T33は、必ずしも同じである必要はなく、パネル材3の裏面側(収納用凹部2側)に位置する鋼板33の厚みT33が鋼板32の厚みT32以上であることがより好ましい。
次に、鋼板32、33を中空板31へ取り付けてパネル材3を成形する方法について、図5を参照しながら説明する。
まず、熱可塑性樹脂34でコーティングされた鋼板32、33と中空板31とを加熱しながらプレスしてパネル材3を成形する方法について、図5(A)を用いて説明する。鋼板32、33にコーティングされた熱可塑性樹脂34および樹脂材料からなる中空板31は、成形装置100によって加熱されながらプレスされてパネル材3に成形される。成形装置100は、図5(A)中の下方向から鋼板33を加熱しながらプレスする下型101と、図5(A)中の上方向から鋼板32を加熱しながらプレスする上型102とを有する。下型101および上型102は、それぞれの型内に例えば熱オーブン、ヒーターなどのように、急速でかつ均等に鋼板32、33を加熱可能な加熱部材103、104を有している。鋼板32、33と中空板31とが成形装置100によって加熱されながらプレスされると、鋼板32、33にコーティングされた熱可塑性樹脂34と、樹脂材料からなる中空板31とは、加熱により溶融され接着する。なお、中空板31と、鋼板32、33をコーティングする熱可塑性樹脂34とは、同じ材質、または異なる材質で構成されている。これにより、パネル材3を成形することができる。
次に、熱接着材35を介して配置される鋼板32、33と中空板31とを加熱しながらプレスしてパネル材3を成形する方法について、図5(B)を用いて説明する。熱接着材35を介して配置される鋼板32、33および中空板31は、成形装置100によって加熱されながらプレスされてパネル材3に成形される。鋼板32、33と中空板31とが成形装置100によって加熱されながらプレスされると、鋼板32、33と中空板31との間に配置される熱接着材35は、加熱により溶融し、鋼板32、33と中空板31とを接着する。熱接着材35は、例えば熱接着性フィルム、熱接着性接着剤などであり、材質は特に制限されず、例えばポリプロプレン樹脂などが挙げられる。これにより、パネル材3を成形することができる。
次に、接着材36を介して配置される鋼板32、33と中空板31とを接合してパネル材3を成形する方法について、図5(C)を用いて説明する。接着材36は、鋼板32、33と中空板31とを接着する。接着材36の材質は特に制限されず、例えばエポキシ系接着剤、シリコーン系接着剤、ゴム系接着剤、樹脂ホットメルトなどが挙げられる。これにより、パネル材3を成形することができる。
次に、鋼板32、33と中空板31とを組み付けてパネル材3を成形する方法について、図5(D)を用いて説明する。鋼板32、33と、中空板31とは、固定部材37によって組み付けられる。固定部材37は、例えば鋼板32、33の中空板31と向かい合うそれぞれの面上に設けられて中空板31の表層部31a、31bにそれぞれ突き刺す爪、鋼板32、33と中空板31とを結合するコの字型のホッチキスの針などからなる。
パネル材3は、図1および図2に示すように、収納用凹部2を覆って車体4の床41に載置されるとともに、ヒンジを介して開閉可能に取り付けられる。
パネル材3は、鋼板32の表面(車室内側の面)上に内装材6を取り付ける。内装材6は、鋼板32の表面(車室内側の面)に糊付けや熱溶着などにより取り付けられる。内装材6としては、例えば不織布、織布、紙、フィルム、発泡樹脂などを積層形成したものが挙げられる。積層形成の手段としては、接着剤による接着方法や、熱融着させる方法などが挙げられる。熱融着の手段としては、パネル材3をプレス成形するときの熱で熱融着させてもよい。
上述した実施形態1に係る自動車の荷室1用のパネル材3により以下の作用効果を奏する。
本自動車の荷室1用のパネル材3は、中空板31と、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれに取り付けられる薄板状の鋼板32、33とを有する。パネル材3は、鋼板32、33の部分において車体4側に設けられる支持点41a、41bにおいて支持される。
かかる構成によれば、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれに薄板状の鋼板32、33を取り付けてパネル材3を構成することにより、パネル材3の重量および体積の増加を抑制することができる。また、自動車を高温環境で使用する場合においても薄板状の鋼板32、33が剛性を維持し続けるので、パネル材3の剛性を保持することができる。
さらに、本自動車の荷室1用のパネル材3は、自動車の荷室1の床41下に設けられた物品を出し入れする開口部2aを備えた収納用凹部2を覆うように配置される。パネル材3は、鋼板32、33の部分において支持されて収納用凹部2の開口部2aを覆っている。
かかる構成によれば、パネル材3は、収納用凹部2を覆うラゲッジボードとして用いられる。パネル材3は、高温環境で使用する場合においても高剛性を保持することができるので、大きな荷重がかかるラゲッジボードのそり変形を抑制し、外観品質を向上させることができる。
さらに、本自動車の荷室1用のパネル材3では、中空板31は、一対の表層部31a、31bと、中空構造を有し一対の表層部31a、31bを離間して支持する支持部31cとを有する。
かかる構成によれば、中空板31が中空構造を有しているので、中空板31と同材料で同厚の中身が詰まった(中空構造を有していない)板を用いる場合と比較して、剛性が高く、かつ軽量のパネル材3を成形することができる。
さらに、本自動車の荷室1用のパネル材3では、中空板31の一方の表層部31aに取り付けられた一方の鋼板32をパネル材3が支持点41a、41bに支持される方向に投影した輪郭形状は、中空板31の他方の表層部31bに取り付けられた他方の鋼板32の輪郭形状と重なる。
かかる構成によれば、鋼板32、33の中空板31を介した配置位置が対称であるので、高温環境において中空板31の一対の表層部31a、31bの一方だけが伸びることがなく、そり変形が生じることを抑制することができる。これにより、パネル材3の外観品質を向上させることができる。
さらに、本自動車の荷室1用のパネル材3では、鋼板32、33は、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの全体に設けられる。
かかる構成によれば、鋼板32、33は、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの全面を覆っているので、樹脂材料からなる中空板31の高温環境における弾性率の低下を抑制することができる。これにより、中空板31の剛性を保持するができ、パネル材3の外観品質を向上させることができる。
さらに、本自動車の荷室1用のパネル材3では、鋼板32は、分割片32a、32b、32cから構成されている。鋼板33は、分割片33a、33b、33cから構成されている。
かかる構成によれば、中空板31の一対の表層部31a、31bのサイズに合わせた大きな1枚の鋼板を用意せずとも、一般的なサイズの鋼板32、33を複数枚用いてパネル材3を成形することができる。このため、特注により成形した大きな鋼板を用いる場合と比べ、安価な構成によってパネル材3を成形することができる。
さらに、本自動車の荷室1用のパネル材3では、鋼板32、33のそれぞれの板厚T32、T33は、20μm以上100μm以下である。
かかる構成によれば、鋼板32、33のそれぞれの厚みT32、T33は、必要となる機械的物性と、軽量性、そして入手性や作業性を考慮して、20〜100μmに設定している。このような板厚T32、T33の鋼板32、33を用いることにより、軽量で、かつ耐衝撃性や剛性が高いパネル材3を成形することができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2に係る自動車の荷室1用のパネル材13について、図6および図7を参照しながら説明する。
図6は、収納用凹部2およびパネル材13を示す断面図であり、図6(A)は、パネル材13が収納用凹部2から離間している状態を示す図であり、図6(B)は、パネル材13が収納用凹部2を覆っている状態を示す図である。図7は、パネル材13の構成を示す斜視図である。
実施形態2のパネル材13の鋼板132、133は、実施形態1のパネル材3の鋼板32、33と異なり、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの一部分に設けられる。
実施形態2の収納用凹部2は、実施形態1の収納用凹部2のようにスペアタイヤ5だけでなく、かさ上げ材7を収納している。かさ上げ材7は、スペアタイヤ5の上に設けられ、パネル材13が収納用凹部2を覆っている状態において、スペアタイヤ5とパネル材13との間の隙間を埋めるために用いられる。かさ上げ材7をスペアタイヤ5の上に設けることで、パネル材13が荷室1に収納された物品からの荷重を受けた際にパネル材3がそり変形することを抑制することができる。なお、パネル材13は、鋼板132、133の部分において車体4側の床41に設けられる支持点41aと、かさ上げ材7に設けられる支持点7aにおいて支持される。
鋼板132、133は、図6および図7に示すように、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの一部分を覆うように設けられる。なお、鋼板132、133は、中空板31を介して、上下対称に同形状に形成されて配置されている。鋼板132、133は、実施形態1の鋼板32、33のように収納用凹部2の開口部2aを横断(橋渡し)して収納用凹部2を覆うように設けられず、車体4の床41とかさ上げ材7とを橋渡しするように設けられる。このように、収納用凹部2に収納されたスペアタイヤ5およびかさ上げ材7によってパネル材13を支持する構成の場合、パネル材13に対する表面(車室側の面)方向からの荷重は、車体4側の床41に設けられる支持点41aだけでなく、かさ上げ材7に設けられる支持点7aに分散する。したがって、パネル材13を床41に設けられる支持点41aだけでなく、かさ上げ材7に設けられる支持点7aで支持する構成の場合、鋼板132、133は、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの剛性が不足する一部分のみに設けることができる。したがって、実施形態2では、実施形態1のように、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの全体に鋼板32、33を設けて成形されたパネル材3と比べ、軽量化されたパネル材13を成形することができる。これにより、実施形態1の構成と比べ、荷室1を構成する基材であるパネル材13を軽量化することができる。
本実施形態2では、中空板31の表層部31aの一部分を1枚の鋼板132で覆い、表層部31bの一部分を1枚の鋼板133で覆う場合を例に説明している。しかしながら、これに限ることなく、例えば中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの辺のうち、互いに向き合う2つの辺に沿って帯形状の鋼板をそれぞれ1枚ずつ取り付けるようにしてもよい。このような構成により、鋼板132、133を中空板31の剛性が不足しているそれぞれの箇所にのみ取り付けることができる。したがって、実施形態1のように、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの全体に鋼板32、33を設けて成形したパネル材3と比べ、高剛性を保ちながらも軽量のパネル材13を成形することができる。
上述した実施形態2に係る自動車の荷室1用のパネル材13により以下の作用効果を奏する。
本自動車の荷室1用のパネル材13では、鋼板132、133は、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの一部分に設けられる。
かかる構成によれば、パネル材3を車体4の床41だけでなく、スペアタイヤ5およびかさ上げ材7で支持する構成の場合、鋼板132、133は、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの剛性が不足する一部分のみに設けることができる。したがって、実施形態1のように、中空板31の一対の表層部31a、31bのそれぞれの全体に鋼板32、33を設けて成形したパネル材3と比べ、高剛性を維持しながらも軽量のパネル材13を成形することができる。これにより、実施形態1の構成と比べ、荷室1を構成する基材であるパネル材3を剛性を保持させながらも軽量化することができる。
<変形例1>
次に、パネル材の変形例1(パネル材23)について、図8を参照しながら説明する。なお、説明中では、本変形例1は、実施形態1の変形例として説明しているが、実施形態2にも適応可能である。
図8は、変形例1のパネル材23の構成を示す斜視図である。
変形例1のパネル材23の鋼板232、233は、実施形態1のパネル材3の鋼板32、33と異なり、少なくとも1以上の貫通孔232a、233aが形成される。
貫通孔232a、233aは、鋼板232、233のそれぞれを軽量化するために形成される。貫通孔232a、233aは、図8に示すように、例えば正方形状であり、複数個形成されることにより、鋼板232、233のそれぞれをメッシュ形状に形成する。また、貫通孔232a、233aの形状は、上記構成に限ることなく、例えば長方形状、丸形状、帯形状、多角形状であってもよい。なお、貫通孔232a、233aは、これら貫通孔232a、233aが貫通された鋼板232、233の強度および剛性を考慮して適正サイズで形成される。このように、鋼板232、233のそれぞれに貫通孔232a、233aを形成することにより、パネル材3の剛性を保持しながら、パネル材3の重量をより軽量化することができる。
上述したパネル材の変形例1(パネル材23)により以下の作用効果を奏する。
本パネル材の変形例1(パネル材23)では、パネル材23の鋼板232、233は、実施形態1のパネル材3の鋼板32、33と異なり、少なくとも1以上の貫通孔232a、233aが形成される。
かかる構成によれば、鋼板232、233のそれぞれに貫通孔232a、233aを形成することにより、荷室1を構成する基材であるパネル材3を剛性を保持させながらも軽量化することができる。
<変形例2>
次に、パネル材の変形例2(パネル材43)について、図9を参照しながら説明する。
図9は、変形例2のパネル材43の構成を示す斜視図である。図10は、変形例2のパネル材43の鋼板432の外周縁432aに形成された凹凸形状の一例を示す図であり、図10(A)は、凹凸形状が櫛歯形状である場合を示す図であり、図10(B)は、凹凸形状が三角形状である場合を示す図であり、図10(C)は、凹凸形状が波形である場合を示す図である。
変形例2のパネル材43では、鋼板432、433のうち、少なくとも車室内側の鋼板432の外周縁432aは、面方向に凹凸形状を有し、車室内側の鋼板432の上に内装材6(図2参照)を取り付ける。
変形例2のパネル材43の鋼板432は、図9に示すように、中空板31における鋼板432が取り付けられている部分と取り付けられていない部分とで鋼板432の厚みによって生じる段差Dを目立たなくさせるために、外周縁432aが面方向に凹凸形状に形成される。鋼板432は、凹凸形状の刃により外周縁432aを切断されることにより、外周縁432aが凹凸形状に形成される。これにより、変形例2のパネル材43では、実施形態2のパネル材13では一直線に見えていた段差D部分に該直線と垂直方向に凹凸形状を形成しているので、段差Dが一直線に見えなくなって段差Dを分かりにくくすることができる。
鋼板432は、外周縁432aに凹凸形状を形成しても、凸の部分を仮想的に連続的につないだ場合の輪郭形状が鋼板433の輪郭形状と同じであるため、鋼板432、433の中空板31を介した配置位置は、対称である。これにより、高温環境において中空板31の一対の表層部31a、31bの一方だけが伸びることはなく、そり変形が生じることを抑制することができる。本変形例2では、図9に示すように、鋼板432の外周縁432aのうち段差Dに係る箇所のみに凹凸形状を形成している場合を例示している。しかし、これに限ることなく、鋼板432の外周縁432a全体に凹凸形状を形成してもよい。鋼板432の外周縁432aに凹凸形状を形成することにより、外周縁432aによる内装材6の浮きを抑制することができる。なお、本変形例2では、鋼板432の外周縁432aのみに凹凸形状を形成している場合を例示している。しかし、これに限ることなく、鋼板433の外周縁に凹凸形状を形成してもよい。
上記段差Dを目立たなくさせるための構成として、例えば、パネル材43の鋼板432の上に目付の高い不織布を積層する構成が考えられる。しかしながら、目付の高い不織布は重量が増すため、軽量化のために、パネル材43の上に目付の低い不織布を取り付けた場合、鋼板432の厚みが不織布の浮きとして現れてしまう。このような不織布の浮きが現れたパネル材3は、外観品質を損なう。そのため、本変形例2では、鋼板432の外周縁432aを凹凸形状に構成することにより、パネル材43の段差Dを目立たなくさせ、これにより、パネル材43の外観品質を向上させることができる。
次に、鋼板432の外周縁432aに形成された凹凸形状の具体例について、図10を参照しながら説明する。
図10(A)に示すように、凹凸形状は、例えば櫛歯形状Kであってもよい。また、図10(B)に示すように、凹凸形状は、例えば三角形状Sであってもよい。さらに、図10(C)に示すように、凹凸形状は、例えば波形形状Nであってもよい。
上述したパネル材の変形例2(パネル材43)により以下の作用効果を奏する。
本パネル材の変形例2(パネル材43)では、鋼板432、433のうち、少なくとも車室内側の鋼板432の外周縁432aは、面方向に凹凸形状を有し、車室内側の鋼板432の上に内装材6を取り付ける。
かかる構成によれば、鋼板432の外周縁432aに外周縁432aと垂直方向に凹凸形状を形成するため、外周縁432aによる内装材6の浮きを抑制することができる。これにより、パネル材43の外観品質を向上させることができる。
<変形例3>
次に、パネル材の変形例3(パネル材53)について、図11および図12を参照しながら説明する。
図11は、変形例3のパネル材53の構成を示す斜視図である。図12は、変形例3のパネル材53の構成を示す拡大断面図である。
変形例3のパネル材53では、鋼板532、533のうち、少なくとも車室内側の鋼板532の外周縁532aは、当該鋼板432の中央部の厚さに対して、端部に向かって少なくとも80%の厚さまで薄肉化されている。
変形例3のパネル材53の鋼板432は、図11及び図12に示すように、中空板31における鋼板532が取り付けられている部分と取り付けられていない部分とで鋼板532の厚みによって生じる段差Dを目立たなくさせるために、外周縁532aが端部に向かって薄肉化(傾斜をつけて薄肉化)されている。外周縁532aは、傾斜をつけてやすりがけされることで薄肉化される。これにより、変形例3のパネル材53では、変形例2のパネル材43と同様に、一直線に見えていた段差D部分を傾斜化しているので、段差Dを分かりにくくすることができる。なお、本変形例3では、鋼板532の外周縁532aのみを端部に向かって薄肉化している場合を例示している。しかし、これに限ることなく、鋼板533の外周縁を端部に向かって薄肉化してもよい。
鋼板532は、外周縁532aを端部に向かって薄肉化しても、鋼板533と輪郭形状が同じであるため、鋼板532、533の中空板31を介した配置位置は、対称である。これにより、高温環境において中空板31の一対の表層部31a、31bの一方だけが伸びることはなく、そり変形が生じることを抑制することができる。本変形例3では、図11に示すように、鋼板532の外周縁532aのうち段差Dに係る箇所のみを薄肉化している場合を例示している。しかし、これに限ることなく、鋼板532の外周縁532a全体を端部に向かって薄肉化してもよい。鋼板532の外周縁532aを端部に向かって薄肉化することにより、外周縁532aによる内装材6の浮きを抑制することができる。また、鋼板532の外周縁532aの厚さは、外周縁532aによる内装材6の浮きを抑制するためには、当該鋼板532の中央部の厚さに対して、端部に向かって少なくとも80%の厚さまで薄肉化されていることが好ましい。これにより、パネル材53の外観品質を向上させることができる。
上述したパネル材の変形例3(パネル材53)により以下の作用効果を奏する。
本パネル材の変形例3(パネル材53)では、鋼板532、533のうち、少なくとも車室内側の鋼板532の外周縁は、当該鋼板532の中央部の厚さに対して、端部に向かって少なくとも80%の厚さまで薄肉化されている。
かかる構成によれば、鋼板532の外周縁532aを端部に向かって少なくとも80%の厚さまで薄肉化するため、外周縁532aによる内装材6の浮きを抑制することができる。これにより、パネル材53の外観品質を向上させることができる。
以下、実験例1および2により本実施形態1、2および変形例1〜3の自動車の荷室用のパネル材をさらに具体的に説明するが、本パネル材はこれらのみに限定されるものではない。
<実験例1>
以下に、実験例1として、実施例1、比較例1および2について、図13および図14を用いて説明する。実施例1では、中空板31の表層部31a、31bのそれぞれの全体に鋼板32、33を取り付けた実施形態1のパネル材3を用いた。
図13は、実験例1に係るたわみ量の測定方法を示す図であり、図13(A)は、たわみ量測定時の荷重位置を示す断面図であり、図13(B)は、たわみ量測定時の荷重位置を示す平面図である。図14は、実験例1に係る形状安定性の有無の判断方法を示す図である。
実施例1、比較例1および2の各種パネル材のたわみ量を比較するために、図13(A)、(B)に示すように、収納用凹部2を覆っている各種パネル材3の表面3a上に直径φ50mmの負荷子K1で245N(25Kg)の荷重を負荷した(約20秒)。パネル材3の表面3aであって、収納用凹部2の空間の中央部分に向けて荷重がかかる位置を荷重位置PPに設定した。荷重をかけたときと、荷重をかけないときの収納用凹部2の底面2bからパネル材3の裏面3bまでの距離Tをそれぞれ計測し、その計測結果の差によってたわみ量を算出した。測定温度は、室温は23℃、高温は50℃に設定した。
実施例1、比較例1および2の各種パネル材3の形状安定性の有無を判断するために、図7に示すように、収納用凹部2を覆っている各種パネル材3の表面3a上に430mm×660mmの圧子K2で490N(50Kg)の荷重を負荷した。荷重負荷後にパネル材3が変形しているか否かを目視で判断し、形状安定の有無を判断した。測定温度は、95℃に設定した。
<実施例1>
パネル材3の基材(中空板31)として、ポリプロピレン製のハニカム中空構造体を用いた。中空板31の表層部31a、31bのそれぞれに取り付けられる鋼板32、33として、亜鉛鋼板(亜鉛メッキ鋼板)からなり、板厚T32、T33が50μmで、ポリプロピレンでコーティングされているものを用いた。中空板31と鋼板32、33とを加熱しながらプレスしてパネル材3を成形した。パネル材3は、縦×横×厚みが、520mm×1200mm×5mmの寸法で、重さが1450gになるように成形した。
室温時のたわみ量は、5mmであった。
高温時のたわみ量は、5mmであった。
形状安定性は、有り(変形なし)であった。
<比較例1>
パネル材3の基材として、一般的に軽自動車に採用されている木材(木質パネル材)を用いた。鋼板は用いなかった。木材からなる基材をパネル材3として用いた。パネル材3として、縦×横×厚みが、520mm×1200mm×7mmの寸法で、重さが2400gになる木材からなる中空板31を用いた。
室温時のたわみ量は、30mmであった。
高温時のたわみ量は、30mmであった。
形状安定性は、無し(変形あり)であった。
<比較例2>
パネル材3の基材としてポリプロピレンからなるブロー成形体を用いた。鋼板は用いなかった。ブロー成形体からなる基材をパネル材3として用いた。パネル材3として、縦×横×厚みが、520mm×1200mm×25mmの寸法で、重さが2600gになるブロー成形体からなる中空板31を用いた。なお、比較例2では、ポリプロピレンからなるブロー成形体のみでパネル材3を構成するため、剛性を高くするために、実施例1および比較例1と比べ、基材の板厚を厚くした。
室温時のたわみ量は、5mmであった。
高温時のたわみ量は、10mmであった。
形状安定性は、無し(変形あり)であった。
実施例1および比較例1〜2のたわみ量および形状安定性の試験結果を表1にまとめて示す。
<比較結果1>
実施例1は、比較例1および2と比較して、パネル材3の室温および高温環境での使用において、ともにたわみ量が小さく、また温度の違いによるたわみ量の変化がなかった。そして、実施例1は、パネル材3の形状安定性が有り(変形なし)であった。これは、中空板31の表層部31a、31bのそれぞれの全体に鋼板32、33を取り付けたので、鋼板32、33を中空板31を介して、上下対称に同形状に形成して配置したことにより、高温環境において中空板31の一対の表層部31a、31bの一方だけが伸びることがなく、そり変形が生じることを抑制することができるためであると考えられる。また、実施例1は、比較例1および2と比較して、基材(中空板31)の板厚を小さくしながらも、軽量で、かつ高剛性を保持することができる。このため、実施例1は、比較例1および2と比較して、パネル材3の体積の増加を抑制することができる。
比較例1は、実施例1と比較して、パネル材3の室温および高温環境での使用においてともにたわみ量が大きく、形状安定性が無し(変形あり)であった。これは、木材(木質パネル材)は室温でも高温環境でも剛性が低くなるためであると考えられる。
比較例2は、実施例1と比較して、パネル材3の室温での使用においては実施例1と同様にたわみ量が小さいが、高温環境での使用においてはたわみ量が大きくなった。そして、比較例2は、形状安定性が無し(変形あり)であった。これは、ポリプロピレンからなるブロー成形体は熱可塑性の中空体であるので、室温では剛性が高いが、高温環境では剛性が低くなるためであると考えられる。
<実験例2>
以下に、実験例2として、実施例2、比較例3および4について、図15および図16を用いて説明する。実施例2では、中空板31の表層部31a、31bのそれぞれの一部分に鋼板132、133を取り付けた実施形態2のパネル材13を用いた。
図15は、実験例2に係るたわみ量の測定方法を示す図であり、図15(A)は、たわみ量測定時の荷重位置を示す断面図であり、図15(B)は、たわみ量測定時の荷重位置を示す平面図である。図16は、実験例2に係る形状安定性の有無の判断方法を示す図である。
実施例2、比較例3および4の各種パネル材のたわみ量を比較するために、図15(A)、(B)に示すように、収納用凹部2を覆っている各種パネル材13の表面13a上に直径φ50mmの負荷子K1で245N(25Kg)の荷重を負荷した(約20秒)。パネル材13の表面13aであって、収納用凹部2の空間(スペアタイヤ5およびかさ上げ材7と側壁2cとの間が一番大きい箇所の空間)の中央部分に向けて荷重がかかる位置を荷重位置KPに設定した。荷重をかけたときと、荷重をかけないときの収納用凹部2の底面2bからパネル材3の裏面13bまでの距離Tをそれぞれ計測し、その計測結果の差によってたわみ量を算出した。測定温度は、室温は23℃、高温は50℃に設定した。
実施例2、比較例3および4の各種パネル材13の形状安定性の有無を判断するために、図16に示すように、収納用凹部2を覆っている各種パネル材13の表面13a上に430mm×660mmの圧子K2で490N(50Kg)の荷重を負荷した。荷重負荷後にパネル材13が変形しているか否かを目視で判断し、形状安定の有無を判断した。測定温度は、95℃に設定した。
<実施例2>
パネル材13の基材(中空板31)として、ポリプロピレン製のハニカム中空構造体を用いた。中空板31の表層部31a、31bのそれぞれに取り付けられる鋼板132、133として、亜鉛鋼板からなり、板厚T32、T33が50μmで、ポリプロピレンでコーティングされているものを用いた。中空板31と鋼板132、133とを加熱しながらプレスしてパネル材13を成形した。パネル材13は、縦×横×厚みが、650mm×840mm×5mmの寸法で、重さが1200gになるように成形した。
室温時のたわみ量は、7mmであった。
高温時のたわみ量は、7mmであった。
形状安定性は、有り(変形なし)であった。
<比較例3>
パネル材13の基材として、一般的に軽自動車に採用されている木材(木質パネル材)を用いた。鋼板は用いなかった。木材からなる基材をパネル材13として用いた。パネル材13として、縦×横×厚みが、650mm×840mm×7mmの寸法で、重さが2200gになる木材からなる中空板31を用いた。
室温時のたわみ量は、10mmであった。
高温時のたわみ量は、10mmであった。
形状安定性は、無し(変形あり)であった。
<比較例4>
パネル材13の基材としてポリプロピレンからなるブロー成形体を用いた。鋼板は用いなかった。ブロー成形体からなる基材をパネル材13として用いた。パネル材13として、縦×横×厚みが、650mm×840mm×25mmの寸法で、重さが2500gになるブロー成形体からなる中空板31を用いた。なお、比較例4では、ポリプロピレンからなるブロー成形体のみでパネル材13を構成するため、剛性を高くするために、実施例2および比較例3と比べ、基材の板厚を厚くした。
室温時のたわみ量は、7mmであった。
高温時のたわみ量は、10mmであった。
形状安定性は、無し(変形あり)であった。
実施例2および比較例3〜4のたわみ量および形状安定性の試験結果を表2にまとめて示す。
<比較結果2>
実施例2は、比較例3および4と比較して、パネル材13の室温および高温環境での使用において、ともにたわみ量が小さく、また温度の違いによるたわみ量の変化がなかった。そして、実施例2は、パネル材13の形状安定性が有り(変形なし)であった。これは、中空板31の表層部31a、31bのそれぞれの一部分に鋼板132、133を取り付けても、鋼板132、133を中空板31を介して、上下対称に同形状に形成して配置したことにより、高温環境において中空板31の一対の表層部31a、31bの一方だけが伸びることがなく、そり変形が生じることを抑制することができるためであると考えられる。また、実施例2は、比較例3および4と比較して、基材(中空板31)の板厚を小さくしながらも、軽量で、かつ高剛性を保持することができる。このため、実施例2は、比較例3および4と比較して、パネル材13の体積の増加を抑制することができる。
比較例3は、実施例2と比較して、パネル材13の室温および高温環境での使用においてともにたわみ量が大きく、形状安定性が無し(変形あり)であった。これは、木材(木質パネル材)は室温でも高温時でも剛性が低くなるためであると考えられる。
比較例4は、実施例2と比較して、パネル材13の室温での使用においては実施例2と同様にたわみ量が小さいが、高温時での使用においてはたわみ量が大きくなった。そして、比較例4は、形状安定性が無し(変形あり)であった。これは、ポリプロピレンからなるブロー成形体は熱可塑性の中空体であるので、室温では剛性が高いが、高温時では剛性が低くなるためであると考えられる。
そのほか、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
本発明の自動車の荷室用のパネル材は、軽量で、体積を抑制でき、かつ高温環境などの熱負荷時でも剛性を保持することができることから、実施形態で説明したラゲッジボードだけでなく、リアパーセルボード、リアデッキボード、ラゲッジフロアトリム、ラゲッジサイドトリム、トランクベッドなど、あらゆる荷室箇所に適用することができる。
また、本発明の自動車の荷室用のパネル材では、鋼板に意匠性を付与する目的で、鋼板に立体形状(シボや模様)を付けても構わない。
1 荷室、
2 収納用凹部、
2a 開口部、
2b 底面、
2c 側壁、
3、13、23、43、53 パネル材、
3a、13a 表面、
3b、13b 裏面、
4 車体、
5 スペアタイヤ、
6 内装材、
7 かさ上げ材、
7a、41a、41b 支持点、
31 中空板、
31a、31b 表層部、
31c 支持部、
32、33、132、133、232、233、432、433、532、533 鋼板、
34 熱可塑性樹脂、
35 熱接着材、
36 接着材、
37 固定部材、
41 床、
100 成形装置、
101 下型、
102 上型、
103、104 加熱部材、
232a、233a 貫通孔、
432a、532a 外周縁、
D 段差、
K 櫛歯形状、
KP 荷重ポイント、
K1 負荷子、
K2 圧子、
N 波形形状、
P 加圧、
S 三角形状、
T たわみ量、
T32、T33 鋼板32、33の板厚。

Claims (11)

  1. 自動車の荷室用のパネル材であって、
    中空板と、
    前記中空板の一対の表層部のそれぞれに取り付けられる薄板状の鋼板と、を有し、
    前記パネル材は、前記鋼板の部分において車体側に設けられる支持点において支持される、自動車の荷室用のパネル材。
  2. 前記自動車の荷室の床下に設けられた物品を出し入れする開口部を備えた収納用凹部を覆うように配置され、前記鋼板の部分において支持されて前記収納用凹部の開口部を覆っている、請求項1に記載の自動車の荷室用のパネル材。
  3. 前記中空板は、前記一対の表層部と、中空構造を有し前記一対の表層部を離間して支持する支持部と、を有する、請求項1または2に記載の自動車の荷室用のパネル材。
  4. 前記中空板の一方の前記表層部に取り付けられた一方の前記鋼板を前記パネル材が前記支持点に支持される方向に投影した輪郭形状は、前記中空板の他方の前記表層部に取り付けられた他方の前記鋼板の輪郭形状と重なる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車の荷室用のパネル材。
  5. 前記鋼板は、前記中空板の前記一対の表層部のそれぞれの全体に設けられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車の荷室用のパネル材。
  6. 前記鋼板は、前記中空板の前記一対の表層部のそれぞれの一部分に設けられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車の荷室用のパネル材。
  7. 前記鋼板は、分割片から構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動車の荷室用のパネル材。
  8. 前記鋼板のそれぞれの板厚は、20μm以上100μm以下である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動車の荷室用のパネル材。
  9. 前記鋼板は、少なくとも1以上の貫通孔が形成される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の自動車の荷室用のパネル材。
  10. 前記鋼板のうち、少なくとも車室内側の前記鋼板の外周縁は、面方向に凹凸形状を有し、車室内側の前記鋼板の上に内装材を取り付ける、請求項1〜9のいずれか1項に記載の自動車の荷室用のパネル材。
  11. 前記鋼板のうち、少なくとも車室内側の前記鋼板の外周縁は、当該鋼板の中央部の厚さに対して、端部に向かって少なくとも80%まで薄肉化されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の自動車の荷室用のパネル材。
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