JPH10156985A - 複合プラスチック構造板 - Google Patents

複合プラスチック構造板

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Publication number
JPH10156985A
JPH10156985A JP31796896A JP31796896A JPH10156985A JP H10156985 A JPH10156985 A JP H10156985A JP 31796896 A JP31796896 A JP 31796896A JP 31796896 A JP31796896 A JP 31796896A JP H10156985 A JPH10156985 A JP H10156985A
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JP
Japan
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plastic structure
structure plate
composite plastic
thermoplastic resin
adhesive
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Application number
JP31796896A
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English (en)
Inventor
Takashi Murai
貴 村井
Yuichi Kawakami
優一 川上
Toshiya Muraoka
俊哉 村岡
Kan Itani
完 井谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAINITSUKU JIYUNO KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Tomoku KK
Original Assignee
DAINITSUKU JIYUNO KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Tomoku KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量性、耐水性、断熱性、耐薬品性、緩衝
性、防音性等の特性を有する高強度、高剛性で、かつ強
度や剛性などの縦・横差が少なく、難燃性を有する複合
プラスチック構造板を提供すること。 【解決手段】 多数の凹凸を有する熱可塑性樹脂シート
の片面または両面に平坦な熱可塑性樹脂シートを融着貼
合してなる独立空気室を形成したプラスチック構造板の
片面または両面にさらに平坦な無機質および/または有
機質から成る層を粘着剤および/または接着剤を用いて
貼合したことを特徴とする。前記熱可塑性樹脂シートの
少なくとも1つを特定の難燃剤を配合した熱可塑性樹脂
組成物で構成することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合プラスチック
構造板に関し、更に詳しくはプラスチック構造板の片面
あるいは両面に鋼板などの層を貼合した軽量性、耐水
性、断熱性、耐薬品性、緩衝性、防音性等の特性を有す
る高強度、高剛性の複合プラスチック構造板および、こ
れらの特性を有する上にさらに難燃性を付与した複合プ
ラスチック構造板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2倍発泡程度の低発泡プラスチッ
ク[商品名:アルポリック、三菱化学(株)製]、図8
に示すフルート型プラスチックダンボール[溶融押出製
品、宇部興産(株)製]10、図9に示すコルゲート型
プラスチックダンボール[四国化工(株)製]11、図
10に示す斜行リブ型プラスチックダンボール[溶融押
出製品、住友化学(株)製]12、あるいは図7
(a)、(b)に示す独立空気室dを形成したプラスチ
ック構造板3C[商品名:プラパール、(株)トーモク
製]などのプラスチック製構造板は、軽量で、耐水性、
断熱性、耐薬品性等に優れるため、建材用パネル、コン
テナー、自動車内装材、箱、容器等の種々の用途に使用
されている。特にこれらプラスチック構造板は、最も安
価なポリオレフィン系樹脂で構成されているのが一般的
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記低発泡プ
ラスチックは低発泡であるために保有する空気量が少な
く、断熱性、防音性、軽量性などが不十分であり、断熱
性、防音性を改善するために製品厚さを厚くすると軽量
性が一層損なわれる。一方、これらを改善するために高
発泡プラスチックシートを採用すると、強度や剛性が不
十分となる問題がある。
【0004】図8に示した前記フルート型プラスチック
ダンボール10や図9に示した前記コルゲート型プラス
チックダンボール11は断熱性、防音性、軽量性などに
は優れるものの、リブに対して直角方向(TD)のエン
ドクラッシュやフラットクラッシュなどが弱く、リブに
対して平行方向(MD)とリブに対して直角方向(T
D)の強度や剛性などの物性が異なる(縦・横差があ
る)欠点がある。
【0005】図10に示した前記斜行リブ型プラスチッ
クダンボール12は、断熱性、防音性、軽量性などに優
れる上、強度や剛性などの縦・横差が少なくなり改善さ
れるものの、接合部の強度が低い欠点がある。
【0006】図7(a)、(b)に示した前記独立空気
室dを形成したプラスチック構造板3Cは断熱性、防音
性、軽量性などに優れる上、強度や剛性などが大きく、
かつ強度や剛性などの縦・横差が少なく優れたプラスチ
ック構造板である。しかし、さらに高強度、高剛性、難
燃性、耐候性などの多くの特性が要求される建材用パネ
ル(例えば、ユニット・バス、システムキッチンなど住
宅設備、天井材、壁材、間仕切など住居用構造物のパネ
ルと利用されるもの)などの用途や、結露防止性や意匠
性などの要求される内装材などの用途に対してはいまだ
問題があり、改良が強く求められている。
【0007】本発明の目的は、軽量性、耐水性、断熱
性、耐薬品性、緩衝性、防音性等の特性を有する高強
度、高剛性で、かつ強度や剛性などの縦・横差が少なく
優れた複合プラスチック構造板を提供することである。
本発明の他の目的は、これらの特性を有する上にさらに
難燃性を付与した複合プラスチック構造板を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等はかかる問題
について鋭意研究した結果、独立空気室を形成したプラ
スチック構造板あるいは独立空気室を形成し得るプラス
チック構造板の片面または両面にさらに鋼板、ステンレ
ス板、アルミ板、FRP、紙、PVCフィルムなどの平
坦な層を粘着剤・硬化性接着剤を用いて積層することに
より、積層した平坦な層がずれることなく、所定の位置
に積層できるので、高強度、高剛性で、かつ強度や剛性
などの縦・横差が少なく優れた複合プラスチック構造板
を提供できること、そして、さらに前記プラスチック構
造板を難燃化することにより、これらの特性を有する上
にさらに難燃性を付与した複合プラスチック構造板を提
供できることを見いだし本発明を成すに到った。
【0009】すなわち、本発明の請求項1の発明は、多
数の凹凸を有する熱可塑性樹脂シートの片面または両面
に平坦な熱可塑性樹脂シートを融着貼合してなる独立空
気室を形成したプラスチック構造板あるいは独立空気室
を形成し得るプラスチック構造板の片面または両面にさ
らに平坦な無機質および/または有機質から成る層を粘
着剤および/または硬化性接着剤を用いて貼合したこと
を特徴とする複合プラスチック構造板である。
【0010】本発明の請求項2の発明は、多数の凹凸を
有する熱可塑性樹脂シートの片面または両面に平坦な熱
可塑性樹脂シートを融着貼合してなる独立空気室を形成
したプラスチック構造板あるいは独立空気室を形成し得
るプラスチック構造板の片面または両面にさらに平坦な
無機質および/または有機質から成る層を粘着剤および
/または硬化性接着剤を用いて貼合した複合プラスチッ
ク構造板であって、前記熱可塑性樹脂シートの少なくと
も1つが、ハロゲン系、リン系、無機金属水和物の群か
ら選択された少なくとも1種の難燃剤を配合した熱可塑
性樹脂組成物で構成したことを特徴とする難燃性を有す
る複合プラスチック構造板である。
【0011】本発明の請求項3の発明は、請求項1ある
いは請求項2記載の複合プラスチック構造板において、
前記無機質および/または有機質から成る層が、鋼、ス
テンレス、アルミニウムあるいはアルミニウム合金、F
RP、紙、合成樹脂から選択される材料で形成されるこ
とを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4の発明は、請求項1ない
し請求項3に記載の複合プラスチック構造板において、
前記プラスチック構造板が、独立空気室を形成してな
る。
【0013】本発明の請求項5の発明は、請求項1ない
し請求項4記載の複合プラスチック構造板から選択され
る少なくとも2つの複合プラスチック構造板を積層した
ことを特徴とする複合プラスチック構造板である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明で用いるプラスチック構造
板とは、熱可塑性樹脂またはその組成物を押出成形、中
空成形、射出成形、異形成形、熱成形、エンボス成形等
の公知の方法で製造した多数の凹凸を有する熱可塑性樹
脂シートの片面または両面に平坦な熱可塑性樹脂シート
を融着貼合してなる独立空気室を形成したプラスチック
構造板あるいは独立空気室を形成し得るプラスチック構
造板である。これらの中でも特に多数の独立空気室dを
設けたプラスチック構造板[図5(b)や図7(b)を
参照]は、物性に方向性がなく、圧縮強度などの外力吸
収性、断熱性等に優れているので好ましい。
【0015】図5(a)は、多数の凹凸(円柱状突起
t)を有する熱可塑性樹脂シート1の片面に平坦な熱可
塑性樹脂シート2を融着貼合する状態を示し、(b)
は、独立空気室dを形成したプラスチック構造板3Aの
斜視図である。このプラスチック構造板3Aは、多数の
凹凸を有する熱可塑性樹脂シート1の片面に平坦シート
2を貼合してなる独立空気室dを有する2層構造からな
る。
【0016】図6(a)は、多数の凹凸(円柱状突起
t)を有する熱可塑性樹脂シート1の他の片面に平坦な
熱可塑性樹脂シート2を融着貼合する状態を示し、
(b)は、独立空気室(d)を形成し得るプラスチック
構造板3Bの斜視図である。このプラスチック構造板3
Bは、多数の凹凸を有する熱可塑性樹脂シート1の他の
片面に平坦シート2を貼合してなる独立空気室(d)を
形成し得る2層構造からなる。熱可塑性樹脂シート2を
融着貼合した面と反対の面に、例えば、鋼、ステンレ
ス、アルミニウムあるいはアルミニウム合金、FRPな
どの層を積層すると独立空気室dが形成される。
【0017】図7(a)は、多数の凹凸(円柱状突起
t)を有する熱可塑性樹脂シート1の両面に平坦な熱可
塑性樹脂シート2、2を融着貼合する状態を示し、
(b)は、独立空気室dを形成したプラスチック構造板
3Cの斜視図である。このプラスチック構造板3Cは、
多数の凹凸を有する熱可塑性樹脂シート1の両面に平坦
シート2、2を貼合してなる独立空気室dを形成した3
層構造からなる。
【0018】以下本発明を図面により詳述する。図1の
(a)、(b)および(c)は、本発明の一実施例の複
合プラスチック構造体の斜視図を示すものである。図1
の(a)は、独立空気室dが形成された2層構造からな
る図5に示したプラスチック構造板3Aの片面に平坦な
無機質および/または有機質から成る層4を貼合してな
る本発明の3層構造からなる複合プラスチック構造板5
Aの斜視図を示す。図1の(b)は、独立空気室dが形
成された2層構造からなる図5に示したプラスチック構
造板3Aの他の面に平坦な無機質および/または有機質
から成る層4を貼合してなる本発明の3層構造からなる
複合プラスチック構造板5Bの斜視図を示す。図1の
(c)は、独立空気室dが形成された2層構造からなる
図5に示したプラスチック構造板3Aの両面に同一、あ
るいは異なる種類の平坦な無機質および/または有機質
から成る層4、4を貼合してなる本発明の4層構造から
なる複合プラスチック構造板5Cの斜視図を示す。
【0019】図2の(a)、(b)および(c)は、本
発明の他の実施例の複合プラスチック構造体の斜視図を
示すものである。図2の(a)は、独立空気室dを形成
し得る2層構造からなる図6に示したプラスチック構造
板3Bの片面に平坦な無機質および/または有機質から
成る層4を貼合してなる本発明の3層構造からなる複合
プラスチック構造板6Aの斜視図を示す。図2の(b)
は、独立空気室dを形成し得る2層構造からなる図6に
示したプラスチック構造板3Bの他の面に平坦な無機質
および/または有機質から成る層4を貼合してなる本発
明の3層構造からなる複合プラスチック構造板6Bの斜
視図を示す。図2の(c)は、独立空気室dを形成し得
る2層構造からなる図6に示したプラスチック構造板3
Bの両面に同一、あるいは異なる種類の平坦な無機質お
よび/または有機質から成る層4、4を貼合してなる本
発明の4層構造からなる複合プラスチック構造板6Cの
斜視図を示す。層4を貼合することにより独立空気室d
が形成される。
【0020】図3の(a)、(b)および(c)は、本
発明の他の実施例の複合プラスチック構造体の斜視図を
示すものである。図3の(a)は、独立空気室dが形成
された3層構造からなる図7に示したプラスチック構造
板3Cの片面に平坦な無機質および/または有機質から
成る層4を貼合してなる本発明の4層構造からなる複合
プラスチック構造板7Aの斜視図を示す。図3の(b)
は、独立空気室dが形成された3層構造からなる図7に
示したプラスチック構造板3Cの他の面に平坦な無機質
および/または有機質から成る層4を貼合してなる本発
明の4層構造からなる複合プラスチック構造板7Bの斜
視図を示す。図3の(c)は、独立空気室dが形成され
た3層構造からなる図7に示したプラスチック構造板3
Cの両面に同一、あるいは異なる平坦な無機質および/
または有機質から成る層4、4を貼合してなる本発明の
5層構造からなる複合プラスチック構造板7Cの斜視図
を示す。
【0021】図1、図2あるいは図3の(a)に示した
複合プラスチック構造板同志、あるいは同(b)に示し
た複合プラスチック構造板同志、あるいは同(c)に示
した複合プラスチック構造板同志を2枚以上積層した複
合プラスチック構造板や、図1、図2および図3の
(a)に示した複合プラスチック構造板、(b)に示し
た複合プラスチック構造板および(c)に示した複合プ
ラスチック構造板から選択される複合プラスチック構造
体を少なくとも2枚以上積層した複合プラスチック構造
板も、本発明の複合プラスチック構造体に包含される。
【0022】本発明において、平坦な無機質および/ま
たは有機質から成る層4を貼合するには粘着剤のみを用
いるか、硬化性接着剤のみを用いるか、あるいは両者を
用いることができる。これらの粘着剤や硬化性接着剤は
公知のものを使用できるが、層4を強力に貼合すること
ができる粘着剤や硬化性接着剤が好ましく、さらに層4
を積層して完全に貼合して製品とする前に受ける振動、
輸送、取り扱いなどにより積層した層4が所定の位置か
らずれないような特性を有する粘着剤や硬化性接着剤を
用いることが好ましい。なお、本発明において用いる粘
着剤や硬化性接着剤はプラスチック構造板に貼合する平
坦な無機質および/または有機質から成る層の種類によ
って適切なものを用いることが望ましく、プラスチック
構造板に前記層をよく貼合できるタイプ、種類のものを
選定して適宜用いることが好ましい。本発明において用
いる硬化性接着剤としては、接着強度が高い上、弾性、
衝撃強度なども大きい半硬化性接着剤(以下、半硬化性
接着剤を含めて硬化性接着剤と称す)を好ましく用いる
ことができる。
【0023】本発明の複合プラスチック構造板から選択
される複合プラスチック構造体を少なくとも2枚以上積
層する方法は特に限定されず、上記粘着剤のみを用いる
か、上記硬化性接着剤のみを用いるか、あるいは両者を
用いる方法でもよく、また、ボルトや枠などを用いて機
械的に積層したり、両面粘着テープを用いて接着して積
層したり、ロープ、針金、紐などを用いて縛って積層し
たりあるいはなにも用いずに積層する方法などでもよ
い。
【0024】このような特性を有する粘着剤や硬化性接
着剤の例として、チクソトロピー性を有する粘着剤や硬
化性接着剤を挙げることができる。チクソトロピー性を
有する粘着剤や硬化性接着剤を使用すると、これらを層
4などに塗付したりコーテイングしたりする際は剪断応
力により粘度が低下して均一に所定量適用できるととも
に、プラスチック構造板に積層した層4が一旦固定され
ると剪断応力がなくなって粘度が上昇するため、積層し
た層4が所定の位置からずれなくなる。
【0025】本発明においては層4をプラスチック構造
板に貼合する時、粘着剤と硬化性接着剤の両者を同時に
用いることが好ましい。粘着剤は、硬化性接着剤が完全
に硬化して層4を強固に貼合して製品とする前に受ける
振動、輸送、取り扱いなどにより積層した層4が所定の
位置からずれないように働き、そして適用した硬化性接
着剤は、完全に硬化した後、層4をプラスチック構造板
に完全に貼合して優れた製品とする。これらの硬化性粘
着剤、接着剤を層4やプラスチック構造板に塗付したり
コーテイングしたりする方法、塗付箇所、塗付量などは
特に限定されない。
【0026】図4に、本発明の複合プラスチック構造板
を製造する製造装置の例を示す。13はプラスチック構
造板3(前記3A、3B、3Cなど)の供給装置、14
A、14Bは平坦な無機質および/または有機質から成
る層4A、4Bの供給装置、15A、15B、15Cは
接着剤塗付ロール、16は粘着剤塗付部を示す。プラス
チック構造板3の供給装置13から供給されるプラスチ
ック構造板3は接着剤塗付ロール15Bにより表面の所
定の箇所に所定量の硬化性接着剤が塗付され、次いで粘
着剤塗付部16において表面の所定の箇所に所定量の粘
着剤が塗付される。このプラスチック構造板3の上面に
貼合される前記層4Aは供給装置14Aから供給されて
接着剤塗付ロール15Aにより表面の所定の箇所に所定
量の硬化性接着剤が塗付されて、複合部17において両
者はかさね合わされる。次いで予熱装置18に入って所
定の温度に予熱された後加圧ロール19により加圧され
る。20は引取機であり、加圧ロール19で加圧された
積層物を引取ながら保圧・冷却する。複合プラスチック
構造板22は積載機21に積載され、必要により前記硬
化性接着剤の硬化が進められる。上記の例では粘着剤と
硬化性接着剤の両者を同時に用いたので、硬化性接着剤
が完全に硬化する前に受ける振動などにより積層した前
記層4Aが所定の位置からずれることがなく、そして硬
化性接着剤が完全に硬化すると、前記層4Aがプラスチ
ック構造板3によく貼合して優れた複合プラスチック構
造板22製品が得られる。
【0027】上記のプラスチック構造板3の下面に平坦
な無機質および/または有機質から成る層4Bを貼合し
て製品とする場合は、接着剤塗付ロール15Bにより下
面の所定の箇所に所定量の硬化性接着剤が塗付され、次
いで粘着剤塗付部16において下面の所定の箇所に所定
量の粘着剤が塗付された前記プラスチック構造板3に、
前記層4Bを供給装置14Bから供給して接着剤塗付ロ
ール15Cにより表面の所定の箇所に所定量の硬化性接
着剤を塗付して、複合部17においてかさね合わせ、そ
の後上記の場合と同様にして複合プラスチック構造板2
2製品を得ることができる。
【0028】上記のプラスチック構造板3の上面と下面
に前記層4A、4Bを貼合して製品とする場合は、接着
剤塗付ロール15Bにより上面と下面の所定の箇所に所
定量の硬化性接着剤が塗付され、次いで粘着剤塗付部1
6において上面と下面の所定の箇所に所定量の粘着剤が
塗付された前記プラスチック構造板3に、前記層4A、
4Bを供給装置14A、14Bから供給して接着剤塗付
ロール15A、15Cによりそれぞれ表面の所定の箇所
に所定量の硬化性接着剤を塗付して、複合部17におい
てかさね合わせ、その後上記の場合と同様にして複合プ
ラスチック構造板22製品を得ることができる。
【0029】上記多数の凹凸を有する熱可塑性樹脂シー
ト1または平坦な熱可塑性樹脂シート2に供せられる熱
可塑性樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等
の通例の熱可塑性樹脂樹脂が使用できるが、安価であ
り、比較的機械的性質、耐薬品性、耐水性等の物性のバ
ランスがよく、汎用性のあるポリプロピレン、ポリエチ
レンなどのポリオレフィン系樹脂が最も好適である。
【0030】本発明で用いる前記無機質および/または
有機質から成る層は、金属、セラミックス、ガラスなど
の無機質のものでも、前記熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂、紙質材料、木質材料や、前記熱可塑性樹脂や熱硬化
性樹脂などの合成樹脂の繊維や天然繊維などの有機質の
ものでも、あるいは前記熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂と
無機質充填剤から構成される無機質および有機質から成
るものでもよい。形状、大きさなども特に限定されるも
のではなく、箔、フィルム、シート、織布、不織布など
いずれでも差し支えない。本発明の複合プラスチック構
造板の用途、使用目的などに応じてこれらの中から適宜
選択して用いることが好ましい。鋼、ステンレス、アル
ミニウムあるいはアルミニウム合金などの金属、FR
P、紙、合成樹脂から選択される材料は好ましく使用で
きる。
【0031】前記熱硬化性樹脂は特に限定されず、例え
ば、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、ポリウレタン樹脂、ケイ素樹脂、ポリイミド樹
脂あるいはこれらの組み合わせなどを挙げることができ
る。
【0032】前記無機充填剤としては、粉粒体、平板
状、針状、球状または中空状および繊維状、織布、不織
布等が挙げられ、具体的には、炭酸カルシウム、クレ
ー、珪藻土、タルク、アルミナ、珪砂、ガラス粉などの
粉粒状充填剤、雲母、ガラス板、アルミフレークなどの
金属箔、黒鉛などの鱗片状充填剤、シラスバルーン、軽
石などの中空状充填剤、ガラス繊維、炭素繊維、グラフ
ァィト繊維、ウィスカー、金属繊維、シリコーンカーバ
イト繊維、アスベスト、ウォラストナイトなどの鉱物繊
維、織布、不織布等の例を挙げることができる。
【0033】本発明においては、前記熱可塑性樹脂シー
トの少なくとも1つが難燃化されていることが好まし
く、さらに好ましくは前記多数の凹凸を有する熱可塑性
樹脂シート1および平坦な熱可塑性樹脂シート2の全て
が難燃化されていることが望ましく、さらに無機質およ
び/または有機質から成る層4も難燃性を有するものを
用いるか、難燃化されているものを用いることが望まし
い。
【0034】本発明において、前記熱可塑性樹脂シート
などを難燃化するために使用される難燃剤は、一般に効
果のあるとされる難燃剤を使用することができ、例え
ば、ハロゲン系難燃剤、リン系難燃剤、無機系難燃剤な
どが挙げられる。しかし、ハロゲン系難燃剤は難燃効果
が比較的良好であり、少量の添加で優れた難燃性を付与
することができるが、ノンハロゲン、低煙性である無公
害型の無機難燃剤が好ましい。
【0035】また、リン系難燃剤としては例えば、リン
酸エステルもしくはハロゲン化リン酸エステル等が挙げ
られる。
【0036】無機系難燃剤としては、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、塩基性
炭酸マグネシウム、ドロマイト、ハイドロタルサイトな
どの無機金属水和物、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛、メ
タホウ酸バリウム、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム−カル
シウム、炭酸カルシウム、赤リン等が挙げられる。この
中でも特に、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、塩基性炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイトから
なる群から選ばれた少なくとも1種が難燃効果が良く、
経済的にも有利である。
【0037】無機系難燃剤を使用する場合は、難燃効果
を発揮させるために樹脂に対して前記のような無機系難
燃剤を大量に添加するので、無機系難燃剤を配合した樹
脂組成物の機械的特性を損なう場合がある。機械的特性
の低下を抑制するためには、使用するポリオレフィンな
どの樹脂を変性して、官能基を有する樹脂として使用し
たり、この官能基を有する樹脂と併用して使用すること
が好ましい。
【0038】前記無機系充填剤と難燃剤とを併用するこ
とにより、難燃剤の添加量を減少させることもできる
し、他の特性を付与させることもできる。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳しく述べる
が、本発明の要旨を逸脱しない限り、これらの実施例に
限定されるものではない。 (プラスチック構造板の製造例)特開平2−41012
7号公報に記載された難燃性熱可塑性樹脂組成物の中か
ら、ポリプロピレン(商品名:ジェイアロマーE610
G 日本ポリオレフィン株式会社製)85重量%にハロ
ゲン系難燃剤(商品名:ノンネンPR−2 丸愛油化工
業株式会社製)10重量%および難燃助剤として三酸化
アンチモン(三東圧ファイン株式会社製)5重量%を配
合した難燃性熱可塑性樹脂組成物を用いて、プラスチッ
ク構造板成形装置(実開昭51−44776号公報の製
造装置)により図7(b)に示した難燃性を有する3層
構造のプラスチック構造板を製造した。このプラスチッ
ク構造板の物性(垂直圧縮強さ、平面圧縮強さ、衝撃孔
あけ強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率、燃焼速度、剥離強
さ、難燃性)を下記の測定法により測定した結果を表2
に示す。表1に示す。
【0040】(実施例1)図4に示す複合プラスチック
構造板の製造装置を用いて、前記製造例で製造した難燃
性プラスチック構造板に粘着剤(商品名:日石ポリブテ
ンHV−300日石ファイン株式会社製)を約200g
/m2 塗布し、鉄系軽合金シート(商品名:ガルバリュ
ーム、大同鋼板株式会社製、厚さ0.35mm、巾12
20mm、長さ2440mm)を複合させた後、温度約
40℃で30秒間予熱し、加圧ロールで圧加力約10N
/cm2 で加圧し粘着させ、保圧・冷却しながら引取
り、難燃性複合プラスチック構造板を製造した。この難
燃性複合プラスチック構造板の物性(剥離強さ、曲げ強
さ、曲げ弾性率、難燃性)を下記の測定法により測定し
た結果を表2に示す。
【0041】(物性測定法) 垂直圧縮強さ:JIS−Z0401に準じる。 平面圧縮強さ:JIS−Z0401に準じる。 衝撃孔あけ強さ:JIS−P8134に準じる。 曲げ強さ:JIS−K7203に準じる。 曲げ弾性率:JIS−K7203に準じる。 燃焼速度:FMVSS−302に準じる。 剥離強さ(トーモク法):複合プラスチック構造板(長
さ1500mm×巾25mm)の無機質および/または
有機質から成る層(実施例1ではガルバリューム層)を
長さ方向に70mm剥離後、常温下、万能引張試験機
(テンシロン、東洋ボールドウイン製)を用いて200
mm/分の引張速度で1800 剥離して剥離強さ(N/
25mm巾)を測定する。 難燃性:JIS−A1321に準じる。
【0042】(実施例2)図4に示す複合プラスチック
構造板の製造装置を用いて、前記製造例で製造した難燃
性プラスチック構造板に常温硬化性接着剤(商品名:M
OS1008、コニシ株式会社製)を接着剤塗付量を5
0〜400g/m2 の範囲で変えて塗布し、鉄系軽合金
シート(商品名:ガルバリューム、大同鋼板株式会社
製、厚さ0.35mm、巾1220mm、長さ2440
mm)を複合させた後、温度約40℃で30秒間予熱
し、加圧ロールで圧加力約10N/cm2 で加圧し接着
させ、保圧・冷却しながら引取り、難燃性複合プラスチ
ック構造板を製造した。この難燃性複合プラスチック構
造板のカルバリュームの剥離強さを前記測定法により測
定し、接着剤塗布量と対比した結果を表3に示す。常温
硬化性接着剤の硬化後、接着剤塗付量200g/m2
難燃性複合プラスチック構造板の物性(剥離強さ、曲げ
強さ、曲げ弾性率、難燃性)を実施例1と同様にして測
定した結果を表2に示す。
【0043】(実施例3)図4に示す複合プラスチック
構造板の製造装置を用いて、前記難燃性プラスチック構
造板に常温硬化性接着剤(商品名:MOS1008、コ
ニシ株式会社製)を約200g/m2 塗布し、更にエマ
ルジョ性粘着剤(商品名:日石ポリブテンHE−375
日石ファイン株式会社製)を数箇所スポット状に塗布
し、鉄系軽合金シート(商品名:ガルバリューム、大同
鋼板株式会社製、厚さ0.35mm、巾1220mm、
長さ2440mm)を複合させた後、温度約40℃で3
0秒間予熱し、加圧ロールで圧加力約10N/cm2
加圧して粘着させ、保圧・冷却しながら引取り、難燃性
複合プラスチック構造板を製造した。常温硬化性接着剤
の硬化後、この難燃性複合プラスチック構造板の物性
(剥離強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率、難燃性)を実施例
1と同様にして測定した結果を表2に示す。
【0044】表1と表2に示した結果から、本発明の複
合プラスチック構造板はプラスチック構造板に比較して
曲げ強さおよび曲げ弾性率が非常に高く、かつ、建築物
の内装材料の難燃性試験方法(JIS−A1321)に
よる難燃2級Aに合格する優れた難燃性を有することが
判る。実施例1〜3のいずれの複合プラスチック構造板
も貼合したガルバリュームが所定の位置によく貼合され
ていたが、常温硬化性接着剤と粘着剤の両者を併用した
実施例3の複合プラスチック構造板は特に貼合したガル
バリュームのずれが少なく優れていた。表3に示した結
果から、接着剤塗付量があまり少ないと接着強さが低く
なり、適度な接着剤塗付量を超えてもそれ以上接着強さ
が大きくならず、外観が悪化したりして不経済となるこ
とが判る。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】(実施例4)実施例3と同様にして、前記
難燃性プラスチック構造板に、アルミニウム塗装板[商
品名:スミカラー(化成処理したアルミニウム板に熱硬
化性ポリエステル塗料を焼き付け塗装したもの)、難燃
性、住友軽金属工業(株)製、厚さ0.5mm、巾12
20mm、長さ2440mm]を貼合して難燃性複合プ
ラスチック構造板を製造した。接着剤の硬化後、この難
燃性複合プラスチック構造板の物性(剥離強さ、曲げ強
さ、曲げ弾性率、難燃性)を実施例1と同様にして測定
した結果、剥離強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率に優れてお
り、難燃2級Aに合格する優れた難燃性を有していた。
【0049】(実施例5)実施例3と同様にして、前記
難燃性プラスチック構造板に、アルミニ化粧板[商品
名:アートテック(アルミニウム板に塩ビ系塗料を塗装
したもの)、難燃性、大日本エリオ(株)製、厚さ0.
6mm、巾1200mm、長さ2440mm]を貼合し
て難燃性複合プラスチック構造板を製造した。接着剤の
硬化後、この難燃性複合プラスチック構造板の物性(剥
離強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率、難燃性)を実施例1と
同様にして測定した結果、剥離強さ、曲げ強さ、曲げ弾
性率に優れており、難燃2級Aに合格する優れた難燃性
を有していた。
【0050】(実施例6)実施例3と同様にして、前記
難燃性プラスチック構造板に、化粧鋼板[商品名:エリ
オ鋼板(電気亜鉛めっき鋼板にアクリル系塗料をフロー
コーター塗装し、その塗膜面上に色柄模様を直接印刷し
たもの)、難燃性、新日本製鐵(株)製、厚さ0.5m
m、巾1200mm、長さ2440mm]を貼合して難
燃性複合プラスチック構造板を製造した。常温硬化性接
着剤の硬化後、この難燃性複合プラスチック構造板の物
性(剥離強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率、難燃性)を実施
例1と同様にして測定した結果、剥離強さ、曲げ強さ、
曲げ弾性率に優れており、難燃2級Aに合格する優れた
難燃性を有していた。
【0051】(実施例7)実施例3と同様にして、前記
難燃性プラスチック構造板に、化粧PVCシート[商品
名:ルミディア(ベーシック、製品No.BA−10
1、防火性能:ビニル壁紙2級)、リンテック(株)
製、厚さ0.3mm、巾1200mm、長さ2440m
m]を貼合して難燃性複合プラスチック構造板を製造し
た。この難燃性複合プラスチック構造板の物性(剥離強
さ、曲げ強さ、曲げ弾性率、難燃性)を実施例1と同様
にして測定した結果、剥離強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率
は前記難燃性プラスチック構造板より優れており、難燃
2級Aに合格する優れた難燃性を有していた。
【0052】(実施例8)実施例3と同様にして、前記
難燃性プラスチック構造板に、FRPシート[商品名:
アーモライト、旭硝子マテックス(株)、厚さ1mm、
巾1220mm、長さ2400mm]を貼合して難燃性
複合プラスチック構造板を製造した。この難燃性複合プ
ラスチック構造板の物性(剥離強さ、曲げ強さ、曲げ弾
性率、難燃性)を実施例1と同様にして測定した結果、
剥離強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率に優れており、難燃2
級Aに合格する難燃性を有していた。
【0053】
【発明の効果】本発明の複合プラスチック構造板は、軽
量性、耐水性、断熱性、耐薬品性、緩衝性、防音性等の
特性を有する高強度、高剛性で、かつ強度や剛性などの
縦・横差が少ない。本発明の他の複合プラスチック構造
板は、これらの特性を有する上にさらに優れた難燃性を
有するので、自動車等の車両や家屋等の内装材、排水
管、給湯管等の被覆用材等の建築・土木用資材として有
用される。本発明の難燃性を有する複合プラスチック構
造板は、高強度、高剛性、難燃性、耐候性などの特性が
要求される建材用パネル(例えば、ユニット・バス、シ
ステムキッチンなど住宅設備、天井材、壁材、間仕切な
ど住居用構造物のパネルと利用されるもの)などの用途
に有用であり、また結露防止性や意匠性などの要求され
る内装材などの用途に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)、(b)および(c)は、本発明の一
実施例の複合プラスチック構造体の斜視図を示す。
【図2】 (a)、(b)および(c)は、本発明の他
の実施例の複合プラスチック構造体の斜視図を示す。
【図3】 (a)、(b)および(c)は、本発明の他
の実施例の複合プラスチック構造体の斜視図を示す。
【図4】 本発明の複合プラスチック構造体の製造装置
の一例を示す説明図である。
【図5】 (a)は、多数の凹凸(円柱状突起)を有す
る熱可塑性樹脂シートの片面に平坦な熱可塑性樹脂シー
トを融着貼合する状態を示し、(b)は、独立空気室を
形成した2層構造からなるプラスチック構造板の斜視図
を示す。
【図6】 (a)は、多数の凹凸(円柱状突起)を有す
る熱可塑性樹脂シートの他の片面に平坦な熱可塑性樹脂
シートを融着貼合する状態を示し、(b)は独立空気室
を形成し得る2層構造からなるプラスチック構造板の斜
視図を示す。
【図7】 (a)は、多数の凹凸(円柱状突起)を有す
る熱可塑性樹脂シートの両面に平坦な熱可塑性樹脂シー
トを融着貼合する状態を示し、(b)は独立空気室を形
成した3層構造からなるプラスチック構造板の斜視図を
示す。
【図8】 フルート型プラスチックダンボールの斜視図
を示す。
【図9】 コルゲート型プラスチックダンボールの斜視
図を示す。
【図10】 斜行リブ型プラスチックダンボールの斜視
図を示す。
【符号の説明】
1 多数の凹凸を有する熱可塑性樹脂シート 2 平坦な熱可塑性樹脂シート 3、3A、3B、3C プラスチック構造板 4、4A、4B 平坦な無機質および/または有機質か
ら成る層 5A、5B、5C 6A、6B、6C、7A、7B、7
C、22 複合プラスチック構造板 d 独立空気室 10 フルート型プラスチックダンボール 11 コルゲート型プラスチックダンボール 12 斜行リブ型プラスチックダンボール 13 プラスチック構造板の供給装置 14A、14B 平坦な無機質および/または有機質か
ら成る層の供給装置 15A、15B、15C 接着剤塗付ロール 16 粘着剤塗付部 17 複合部 18 予熱装置 19 加圧ロール 20 引取機 21 積載機
フロントページの続き (72)発明者 川上 優一 埼玉県岩槻市大字鹿室605−1 (72)発明者 村岡 俊哉 埼玉県岩槻市本丸4−26−6 (72)発明者 井谷 完 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の凹凸を有する熱可塑性樹脂シート
    の片面または両面に平坦な熱可塑性樹脂シートを融着貼
    合してなる独立空気室を形成したプラスチック構造板あ
    るいは独立空気室を形成し得るプラスチック構造板の片
    面または両面にさらに平坦な無機質および/または有機
    質から成る層を粘着剤および/または硬化性接着剤を用
    いて貼合したことを特徴とする複合プラスチック構造
    板。
  2. 【請求項2】 多数の凹凸を有する熱可塑性樹脂シート
    の片面または両面に平坦な熱可塑性樹脂シートを融着貼
    合してなる独立空気室を形成したプラスチック構造板あ
    るいは独立空気室を形成し得るプラスチック構造板の片
    面または両面にさらに平坦な無機質および/または有機
    質から成る層を粘着剤および/または硬化性接着剤を用
    いて貼合した複合プラスチック構造板であって、前記熱
    可塑性樹脂シートの少なくとも1つが、ハロゲン系、リ
    ン系、無機金属水和物の群から選択された少なくとも1
    種の難燃剤を配合した熱可塑性樹脂組成物で構成したこ
    とを特徴とする難燃性を有する複合プラスチック構造
    板。
  3. 【請求項3】 前記無機質および/または有機質から成
    る層が、鋼、ステンレス、アルミニウムあるいはアルミ
    ニウム合金、FRP、紙、合成樹脂から選択される材料
    で形成されることを特徴とする請求項1あるいは請求項
    2記載の複合プラスチック構造板。
  4. 【請求項4】 前記プラスチック構造板が、独立空気室
    を形成してなる請求項1ないし請求項3に記載の複合プ
    ラスチック構造板。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載の複合プラ
    スチック構造板から選択される少なくとも2つの複合プ
    ラスチック構造板を積層したことを特徴とする複合プラ
    スチック構造板。
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