JP2016001174A - 車両試験システム - Google Patents

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Abstract

【課題】完成車両Vの試験と車両各部品の試験とを可及的同一条件にすることにより、開発や不具合の是正等を速やかに行えるようにする。【解決手段】車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転するアクチュエータと、前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する所定部品に与えられる作用条件を算出する作用条件算出部43と、前記所定部品を試験する際に、該所定部品に接続される部品試験デバイス21とを具備し、前記部品試験デバイス21が、前記作用条件算出部43が算出した作用条件を前記所定部品に与えるように動作するようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の車両またはその一部を試験するための車両試験システム等に関するものである。
従来の車両の試験ベンチとして、例えば、特許文献1に示すように、完成車両を試験するためのシャシダイナモメータや、特許文献2に示すように、エンジン単体を検査するためのエンジンダイナモメータなどが知られている。
シャシダイナモメータでは、自動運転ロボット(自動アクチュエータ)が操縦する完成車両をローラ上に載せて、実走行を模擬した所定の走行パターンでの運転試験が行われる。このとき、車両の走行性能などはもちろんのこと、試験ベンチに設けられている排ガス測定装置などをシャシダイナモメータと連動させて、燃費、排ガスの成分などが測定される。
一方、エンジンダイナモメータでは、エンジンにかかる負荷が模擬されてエンジン単体での試験が行われる。このときもエンジン出力性能の他、燃費、排ガスの成分などが測定される。
しかしながら現状では、エンジンダイナモメータでの試験のときにエンジンに与えられる条件と、シャシダイナモメータでの試験のときにエンジンに与えられる条件とが異なるため、例えばエンジンダイナモメータでエンジンの試験をし、所定の性能が発揮されることを確認できたとしても、このエンジンを車両に搭載し、シャシダイナモメータで試験をしたときに、エンジンに不測の負荷が生じるなどして、予測どおりの性能を発揮できないことがある。
そのため、エンジンダイナモメータで試験し、得られた結果に基づいて開発や改良を加えても、シャシダイナモメータで試験した結果によっては、エンジンの再改良や設計の見直しなどが必要となって、エンジンの開発や改良を速やかに行うことができないという問題が生じ得る。
上述した問題は、エンジンのみならず、トランスミッションやパワートレイン等の車両各部品の試験においても共通する問題である。
特開2011−149921号公報 特開2013−134151号公報
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであって、完成車両やその一部の試験と車両各部品の試験とを可及的同一条件にすることにより、開発や不具合の是正等を速やかに行えるようにすることを主たる目的とするものである。
すなわち、本発明に係る車両試験システムは、車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転すべく、当該車両又はその一部を動作させるアクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する所定部品に与えられる作用条件を算出する作用条件算出部と、前記所定部品を試験する際に、該所定部品に接続される部品試験用デバイスとを具備し、前記作用条件算出部が算出した作用条件が前記所定部品に与えられるように前記部品試験デバイスを動作させる部品試験デバイス制御部とを具備するものであることを特徴とする。
また、本発明は、車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転すべく、当該車両又はその一部を動作させるアクチュエータを制御するとともに、前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する所定部品に与えられる作用条件を算出する作用条件算出ステップと、前記所定部品を試験する際に、該所定部品に接続される部品試験デバイスを制御して、前記作用条件算出ステップで算出した作用条件を前記所定部品に与える作用条件付与ステップとを行う車両試験方法であってよい。
このような車両試験システムであれば、作用条件算出部で算出された作用条件を再現すべく部品試験デバイスが動作して、完成車両又はその一部で行った実際の試験と同様の作用条件で、その部品を試験することができるので、部品試験を行って所定の性能を確認できれば、その部品を含む完成車両またはその一部の試験において、当該部品に不測の不備等が発生することを可及的に防止できる。
ここでいう、アクチュエータ制御部とは物理的に存在するアクチュエータを制御する場合と、シミュレーション上で再現されたアクチュエータを制御する場合、もしくはアクチュエータシミュレータを介さずアクチュエータ制御部から直接ECUなどにアクセル開度などの車両制御指令を入力するものである。
より望ましくは、前記アクチュエータの動作特性に関する情報を記憶しているアクチュエータモデルと、前記作用条件算出部の算出した作用条件に基づいて同定された前記部品の動作特性に関する情報を記憶している部品モデルと、前記アクチュエータ制御部から出力された指令信号を受信してこれを前記アクチュエータモデルにあてはめ、アクチュエータの動作に対応する模擬動作信号を出力するアクチュエータシミュレータと、前記アクチュエータシミュレータから出力された模擬動作信号を受信して前記部品モデルにあてはめ、該部品に作用する模擬作用条件を出力する車両シミュレータとをさらに具備し、前記部品試験デバイス制御部が、前記模擬作用条件を前記所定部品に与えるべく前記部品試験デバイスを動作させるものを挙げることができる。
このようなものであれば、部品試験において、コンピュータ上で仮想的に動作するアクチュエータシミュレータが介在するので、完成車両を運転する実際のアクチュエータを設けることなく、簡便な構成で部品試験を行うことができる。
しかも、その部品試験の際に、車両又はその一部を試験する場合と共通の運転アルゴリズムをアクチュエータシミュレータに与えればよいので、車両又はその一部を試験する場合と部品試験する場合とで、アクチュエータ制御部やユーザインターフェースを共通化可能なので、この点からも構成の簡素化を図れるし、双方、共通する操作で試験できるのでユーザに好ましいものとなる。
具体的な実施態様としては、前記運転アルゴリズムでのアクチュエータによる運転において、前記作用条件算出部がアクチュエータ制御部からアクチュエータに与えられる作用条件である指令信号の値とそれに応じたアクチュエータの動作計測値とに基づいて、アクチュエータの動作特性を同定し、これを前記アクチュエータモデルに格納するものを挙げることができる。
前記アクチュエータの具体的な実施態様としては、シャシダイナモメータ上で車両を前記所定の運転アルゴリズムで運転するものを挙げることができる。
また、本発明に係る車両部品試験装置は、車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転すべく、当該車両又はその一部を動作させるアクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する部品に与えられる作用条件を算出する作用条件算出部とを具備した車両試験装置とともに用いられるものであって、前記部品に接続される部品試験デバイスと、前記作用条件算出部の算出した作用条件が、前記所定部品に与えられるように、前記部品試験デバイスを動作させる部品試験デバイス制御部とを具備するものである。
上述した車両試験装置及び車両部品試験装置によれば、本発明に係る車両試験システムと同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明に係る車両試験システムは、車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転すべく、当該車両又はその一部を動作させるアクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する各部品に与えられる作用条件を算出する作用条件算出部と、前記作用条件算出部の算出した作用条件に基づいて同定された前記各部品の動作特性に関する情報を格納している車両モデルと、前記各部品のうちの一部を別部品に置き換えたときに、該別部品に作用する作用条件を車両モデルに基づいて算出する車両シミュレータとを具備することを特徴とする。
このようなものであれば、車両の各部品モデルが同定されているので、それら部品のうちの一部の部品を種類の異なる別部品に置き換えたとき、所定の運転アルゴリズムで運転した場合の当該別部品に作用する作用条件を算出することができる。このことによって、例えば、新たに開発したパワートレイン等の別部品を、既存部品に置き換える場合にその新規別部品の単体試験において、これを車両に搭載して完成車両試験をした場合の仮想的な結果を得ることができる。そして、このことによりいわばボトムアップ的な開発の促進を図れる。
要は、車両又は車両モデルと、車両の部品又は部品モデルと、を共通(同一)の運転アルゴリズムで運転する車両試験システム又は車両試験方法であればよい。
このように構成した本発明によれば、完成車両の試験と車両各部品の試験とを可及的同一条件にすることにより、開発や不具合の是正等を速やかに行うことができ、重複試験を可及的に防止することもできるようになる。
本実施形態の車両試験システムを模式的に示す全体図。 同実施形態の完成車両試験装置に用いられる管理装置を機能的に示す機能ブロック図。 同実施形態の車両部品試験装置に用いられる管理装置を機能的に示す機能ブロック図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る車両試験システム100は、図1に示すように、完成車両Vを試験する完成車両試験装置10と、車両部品を試験する車両部品試験装置20とを具備するものである。
まず完成車両試験装置10を図1及び図2を参照して説明する。
この完成車両試験装置10は、例えば、シャシダイナモメータ11と、シャシダイナモメータ11上で完成車両Vを運転試験する運転ロボット13と、前記シャシダイナモメータ11及び運転ロボット13の動作を管理する管理装置15とを具備したものであり、この運転ロボット13が、管理装置13からの指令にしたがって所定の走行パターンで完成車両Vを運転することにより、当該完成車両Vの模擬的な性能試験をすることができるようにしてある。
各部についてより具体的に説明する。
シャシダイナモメータ11は、例えば、車両Vの車輪が載置されるローラ111とこのローラ111に接続された発電機/電動機112と、該発電機/電動機112を制御してローラ111の回転負荷等を制御する図示しないローカルコンピュータとを具備したものである。
運転ロボット13は、例えば車両Vの運転席に設置されるものであり、車両Vのアクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダル(MTのみ)、シフトレバー、イグニッションキーなどをそれぞれ操作するための複数の個別アクチュエータと、これらアクチュエータの動きを制御する図示しないローカルコンピュータ(このローカルコンピュータは、汎用パソコンなどでもよいし、専用の搭載型コンピュータなどでもかまわない)とを具備したものである。
管理装置15は、CPU、メモリ、通信ポート、マウスやタッチパネルなどの入力手段、ディスプレイなどを備えたコンピュータ装置であり、前述したように、車両Vが所定の走行パターンに追随して走行するように、前記運転ロボット13に指令をだすとともに、その走行パターンでの車両Vに作用する負荷が実走行での負荷に可及的に合致するように、シャシダイナモメータ11に指令を出すものである。
より具体的に説明すると、この管理装置15は、そのメモリに記憶させた所定のプログラムにしたがって動作することによって、図2に示すように、車両Vの運転試験に係る走行パターン(例えば、JC08、EPA75などの走行モードを含む。)の指定をユーザ入力によって、あるいは他の上位コンピュータから受け付ける走行パターン受付部41と、前記走行パターン受付部41が受け付けた走行パターンに追随するように前記運転ロボット13に指令を出すロボット制御部14(請求項でいうアクチュエータ制御部)と、その走行パターンでの車両に作用する負荷等が実走行での負荷等に可及的に合致するように、シャシダイナモメータ11に指令を出すシャシダイナモ制御部12としての機能を発揮するものである。
この管理装置15には、さらに、試験対象となっている車両Vの種類(トラック、乗用車など)、重量、トランスミッション種別(MT、AT、CVTなど)、タイヤ径、変速比、エンジン特性(スロットル開度及び回転数と出力トルクとの関係等)、ECUの制御特性(アクセル開度とスロットル開度との関係など)、TCUの制御特性(変速比の変更条件やそのタイミングなど)、BCUの制御特性(各車輪に対するブレーキ力の分配など)等の初期車両情報からなる初期車両モデルが、メモリの所定領域に設定された車両モデル格納部Dに格納されている。なお、この車両モデル格納部Dはテンポラリー記憶領域に設定されていてもよい。
前記ロボット制御部14は、前記走行パターンが与えられると、例えば、当該走行パターンの示す目標車速を実現するアクセル開度、ブレーキ踏度、クラッチ踏度、シフトレバー位置などを、前記初期車両情報を参照してフィードフォワード的に中間算出する。ただし、これは初期設計値ないし理論ベースの値であり、そのままでは実車速と目標車速との偏差が生じる場合があるので、それを打ち消すため、完成車両のECUやシャシダイナモメータのセンサ等から得られる実測値と比較してフィードバック制御するなどして、最終的にそれらの値を決定し、ロボット指令信号として運転ロボット13に出力する。
このようにして、所定の走行パターン(すなわち、目標車速及び/または目標ギア)が入力されたときに、その走行パターンに実車速を追随させるべく、ロボット制御部14はアクセル開度、ブレーキ踏度、クラッチ踏度、シフトレバー位置などについてのロボット指令信号を出力するが、その入力と出力との関係が運転アルゴリズムである。
したがって、例えば、エンジン、車重、ミッション、タイヤ径など車両の諸元が異なれば、入力と出力との関係が変わるから、当然に運転アルゴリズムは変わることになる。この運転アルゴリズムが変わるとは、例えば入力と出力との関係を示す関係式そのものが変わる場合の他、運転アルゴリズムに設定されるパラメータ(例えば入力と出力との関係を示す関係式の係数部分)が変わることも含む。
前記運転ロボット13は、この運転アルゴリズムによって定まったアクセル開度、ブレーキ踏度、クラッチ踏度、シフトレバー位置などについての指令信号であるロボット指令信号を前記ロボット制御部から受信し、その運転アルゴリズムで車両Vを走行させるべく、各個別アクチュエータを動作させて、車両Vを運転操作する。
前記シャシダイナモ制御部12は、運転ロボット13の動作により車両Vが運転され、車速が発生したり、前記走行スケジュールにその他の条件、例えば風速や路上勾配が設定されていたりすると、その車速や風速あるいは路上勾配等から車両に作用する走行負荷を算出し、その走行負荷を実現するダイナモ指令信号をシャシダイナモメータ11に出力するものである。前記シャシダイナモメータ11は、そのダイナモ指令信号を受信して、発電機/電動機112を流れる電流等を制御することにより、前記ローラ111の回転抵抗や慣性負荷を制御し、ダイナモ指令信号の示す走行負荷を車両Vに与える。
しかして、この実施形態での管理装置15は、前記シャシダイナモメータ11上での運転ロボット13による完成車両Vの運転試験によって、各部品(ここでいう部品とは、単一部品の他、複数種の部品の連結体も含む。)に作用する作用条件を算出する作用条件算出部43としての機能を発揮するように構成してある。
次に、この作用条件算出部43についての詳細を、特に図2を参照して説明する。
作用条件算出部43は、前記運転アルゴリズムでの運転試験中に車両Vに与えられた操作情報や、当該運転試験での車両の状態に係る情報である車両状態情報を外部センサやECU、TCU、BCU等から取得し、それらから、車両Vの各部品に与えられた実際の負荷や操作量、電気信号等を算出するものである。作用条件とは、前記負荷や操作量、電気信号の値等のことである。
より具体的に、この作用条件算出部43の動作を、車両Vの部品である例えばエンジンEGに着目して説明する。
エンジンEGに与えられる作用条件としては、エンジンEGに作用する負荷(又はエンジン出力トルク)、スロットル開度、エンジン回転数を挙げることができるところ、前記作用条件算出部43は、それらを以下のようにして算出する。
エンジンEGに作用する負荷(又はエンジンEGの出力トルク)については、前記作用条件算出部43は、シャシダイナモメータ11に作用している負荷、エンジンEGからタイヤまでの駆動系における摩擦等による損失、タイヤとローラ111との間の摩擦による損失及びトランスミッションTMの変速比(ギヤ比)に少なくとも基づいて算出する。このうち、シャシダイナモメータ11に作用している負荷の値は、シャシダイナモメータが有する負荷センサ(図示しない)などが計測したデータから取得する。エンジンEGからタイヤまでの駆動系における摩擦等による損失、タイヤとローラ111との間の摩擦による損失については、タイヤ回転数や変速比をパラメータとする既知の算出式が車両モデル格納部Dに予め記憶させてあり、この算出式に基づいてそれら損失を求める。ギヤ比は、AT車やCVT車であれば車両VのTCUからCANを介するなどして、またMT車であれば、運転ロボット13によるシフトレバー位置情報から取得する。
エンジン回転数やスロットル開度については、例えば、車両のECUからCANを介するもしくは、既存のセンサ(電圧、振動、エンコーダなど)などして取得する。
このようにして、前記作用条件算出部43は、当該運転アルゴリズムでのエンジンEGに与えられる作用条件を算出する。
さらにこの作用条件算出部43は、前記作用条件をパラメータとして、エンジンEGの仮想的なモデル(いわば仮想エンジン)を生成し、前記車両モデル格納部Dに格納する。
エンジンEGのモデルとは、主として、スロットル開度、エンジン回転数、出力トルクの3つのパラメータの関係を表す数式ないしマップで表されるものである。この初期値は、前記車両モデル格納部Dに初期車両情報として予め格納されているところ、この作用条件算出部43は、例えばその数式の係数やマップの数値を、実際のシャシダイナモメータ11での運転試験で得られた作用条件(スロットル開度、出力トルク、エンジン回転数)に合致させるべく同定し、その同定した数式またはマップを部品モデルの1つであるエンジンモデルとして、前記車両モデル格納部Dに格納する。なお、作用条件として、その他に吸排気圧やエンジンオイル温度等を含め、より高精度なエンジンモデルを生成しても構わない。
また、例えば、トランスミッションTMに対する作用条件は、その入出力軸の負荷、回転数、損失トルク、変速比、変速タイミング、温度などであるが、作用条件算出部43は、これらをシャシダイナモでの運転試験中に計測、算出するなどして取得するとともに、その結果と合致するように、初期車両情報において予め定められた数式の係数またはマップの数値を同定して、部品モデルの1つであるトランスミッションモデルを生成する。
同様な手順によって、前記作用条件算出部43は、パワートレイン、車輪、ブレーキなど、その他の車両Vの走行に係る各部品の作用条件を算出して各部品モデルを生成し、前記車両モデル格納部Dに格納する。なお、車両部品には、機械部品のみならず電気部品、すなわち、ECU、TCU、BCUなども含まれる。
加えてこの実施形態では、作用条件算出部43が、運転ロボット13の仮想的なモデル(以下、アクチュエータモデルともいう。)をも生成するようにしてある。
前述したように、運転ロボットに作用する作用条件は、ロボット制御部14が出力するロボット指令信号の値、すなわち、アクセル開度、ブレーキ踏度、クラッチ踏度、シフトレバー位置の指令値である。運転ロボット13は、このロボット指令信号を受信して各個別アクチュエータを動作させるわけであるが、応答遅れや誤差のために、ロボット指令信号の値と、実際の個別アクチュエータによる操作値との間には、ずれが生じる。作用条件算出部43は、その操作値をセンサやECU等から取得し、前記ずれを計測することによって運転ロボット13の動作特性をシミュレートするためのアクチュエータモデルを同定し、メモリの所定領域に設定されたアクチュエータモデル格納部D1に格納する。
次に車両部品試験装置20について、図1及び図3を参照して説明する。
この車両部品試験装置20は、車両Vを構成する部品に接続された部品試験用デバイス21と、当該部品が車両Vに搭載された場合と同じ条件で試験できるようにするために、前記部品試験デバイス21の動作を制御する部品試験デバイス制御部22と、前記運転ロボット13及び車両Vの動作をコンピュータ上で仮想的に模擬するアクチュエータシミュレータ23及び車両シミュレータ24を具備したものである。
なお、この実施形態では、これら部品試験デバイス制御部22、アクチュエータシミュレータ23及び車両シミュレータ24としての機能を、前記管理装置15が発揮するように構成してあるが、これを前記管理装置とは別のコンピュータ装置で構成しても構わない。
また、この車両部品試験装置20は、その他に、走行パターン受付部41、ロボット制御部14及び車両モデル格納部Dを、完成車両試験装置10と共有している。なお、部品とは、単体のものに限らず、複数種類が連結した集合体をも含む。
この実施形態では、例えば、エンジンEG、トランスミッションTM、パワートレインPTなどの部品を試験すべく、それぞれに対応する異なる種類の部品試験デバイス21を設けている。
例えば、エンジン試験のためのエンジン試験用デバイス21aは、エンジンEGの出力軸に接続されたダイナモメータ211aと、エンジンEGのスロットルバルブSVを動かすスロットルバルブアクチュエータ212aとを有するものであり、スロットルバルブSVを動かしてエンジンEGを動作させながら、エンジンEGの出力軸に模擬負荷を与え、該エンジンEGの単体での性能等を試験することができるようにしてある。
トランスミッション試験のためのトランスミッション試験用デバイス21bは、トランスミッションTMの入力軸及び出力軸にそれぞれ接続されたTMダイナモメータ211b、212bと、トランスミッションTMのギヤチェンジレバーを動かすギヤ操作アクチュエータ213bとを有するものであり、ギヤ比を変えながらトランスミッションTMの入出力軸に模擬負荷を与え、該トランスミッションTMの単体での性能等を試験することができるようにしてある。
パワートレイン試験のためのパワートレイン試験用デバイス21cは、パワートレインPTの入力軸(トランスミッションTMに接続される軸)に接続されたPTダイナモメータ212cと、出力軸(車輪に接続される軸)にそれぞれ接続された複数のPTダイナモメータ211cとを具備するものであり、パワートレインPTの入出力軸に模擬負荷を与え、該パワートレインPT単体での性能等を試験することができるようにしてある。
アクチュエータシミュレータ23は、運転ロボット13と同様の入力信号、すなわちロボット指令信号を前記ロボット制御部14から受け付け、運転ロボット13の動作を電気信号の値に置き換えた模擬動作信号を、前記アクチュエータモデルを参照して生成し、出力するものである。例えばアクセル開度に係る指令信号を受け付けると、運転ロボット13の有する応答遅れや誤差等を模擬して、アクセルアクチュエータの動作量に対応する値を有した模擬動作信号を出力する。この模擬動作信号としては、ソフト内部間での通信を用いる場合もある。
車両シミュレータ24は、前記アクチュエータシミュレータ23からの模擬動作信号を受け付け、前記部品モデルを参照して、その模擬動作信号に応じた車両Vの動作をシミュレートするとともに、互いに連結された車両各部品に作用する作用条件を算出するものである。
部品試験デバイス制御部22は、前記車両シミュレータ24から、試験対象となる部品に作用する作用条件を受け付け、その作用条件と同様の作用条件が当該部品に与えられるように、対応する部品試験デバイス21に制御信号を出力するように構成したものである。
以上に述べたこのこ車両部品試験装置20の動作は以下のとおりである。
例えば、ユーザが、シャシダイナモメータ11での完成車両Vの運転試験と同様に走行パターンを入力すると、ロボット制御部14が、その走行パターンを実現すべくロボット指令信号を出力する。なお、この実施形態でのロボット制御部14は、このロボット指令信号を、シャシダイナモメータ11での試験同様、初期車両情報に基づいたフィードフォワード的に設定方法に加え、完成車両からの情報の代わりに車両シミュレータ24の動作情報を取得し、フィードバック制御的な設定方法を加味して生成している。
次に、このロボット指令信号をアクチュエータシミュレータ23が受け付け、前述したようにアクチュエータモデルを参照して、模擬動作信号を出力する。
そして、この模擬動作信号に基づいて、車両シミュレータ24がその模擬動作信号に応じた車両Vの動作をシミュレートするとともに、車両各部品に作用する作用条件を算出する。
最後に、部品試験デバイス制御部22が、この作用条件を受け付け、その作用条件と同様の作用条件が当該部品に与えられるように、対応する部品試験デバイス21に制御信号を出力する。
例えば、前記部品試験デバイス制御部22は、エンジン試験用デバイス21aに対し、前記作用条件に定められた負荷値を示す指令信号をEGダイナモメータ211aに送出する一方で、同作用条件に定められたスロットル開度を示す指令信号をスロットルバルブアクチュエータ212aに送出する。
また、該部品試験デバイス制御部22は、トランスミッション試験用デバイス21bに対して前記作用条件に定められた負荷や回転数がトランスミッションTMに与えられるように、TMダイナモメータ211b、212bに負荷値、回転数を示す指令信号を送出する一方で、同作用条件に定められたギヤチェンジレバーの位置、タイミングを示す指令信号をギヤ操作アクチュエータ213bに送出する。
また、前記制御部本体は、パワートレイン試験用デバイス21cに対して前記作用条件に定められた負荷や回転数がパワートレインPTに与えられるように、各PTダイナモメータ211c、212cに、負荷値や回転数を示す指令信号を送出する。
しかして、このように構成された本実施形態に係る車両試験システム100によれば、完成車両Vの運転試験で実際に測定し、算出した作用条件に基づいて、車両モデル(部品モデル)及びアクチュエータモデルを生成するとともに、部品試験においては、それらモデルを参照したアクチュエータシミュレータ23及び車両シミュレータ24の仮想動作に基づいて、部品に対する負荷等の作用条件が定められるので、当該作用条件を完成車両試験でのそれと極めて近しいものにすることができる。特に走行パターンが同じであれば、この効果は特に顕著となる。
これにより、運転アルゴリズムが同じである場合、完成車両Vでの試験と同等の条件で車両各部品の試験を行うことができるようになり、車両各部品の開発効率の向上や、車両各部品の不具合解決是正の迅速化等を促進することができるようになる。
さらに、オペレータは部品試験においても、前記完成車両試験で入力した同じ形式のデータ(例えば前記実施形態では、同じ形式の走行パターン)を共通して与えるだけで、後はロボット制御部による運転ロボット13のシミュレート動作や、ダイナモ制御部による部品への擬似負荷の発生などに係る同様の運転アルゴリズムが実現されるので、データ入力等に係るユーザ操作を共通化でき、操作性に極めて優れたシステムを提供できる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、アクチュエータモデルやアクチュエータシミュレータを必ずしも使用する必要はなく、アクチュエータの実機を用いて構わない。例えばトランスミッションの単体試験において、シフトレバーから変速アクチュエータまでを車両に元来付随する機構を用い、このシフトレバーを運転ロボットのシフトレバー操作アクチュエータで操作するようにしてもよい。
また、例えば、管理装置の各機能を物理的に別々のコンピュータに担わせてもよい。この場合、作用条件を示す作用条件データを通信によって送信したり、USBメモリなどの記録媒体を介して授受し、その他の各機能と通信することにより管理装置を構成してよい。
これにより、完成車両の試験と車両各部品の試験とを異なる場所で行う場合であっても、完成車両Vと車両各部品とを極めて近しい条件で試験することが可能になる。
また、完成車両による運転試験を基準とする必要は必ずしもなく、車両の一部、例えば、エンジンとトランスミッションとの連結体を運転試験の基準としてよい。その場合、その部品であるエンジンやトランスミッション、あるいはその構成部品などが部品試験対象ととなる。
試験対象となる部品としては、その他にブレーキや、ECU、TCU、BCUなどを挙げることができるし、部品単体のみならず、複数の部品の集合体、例えば、エンジンを除く他の部品全てを試験対象にしてもよい。
また、本発明によれば、車両の各部品モデルが同定されているので、それら部品のうちの一部の部品を種類の異なる別部品に置き換えたとき、所定の運転アルゴリズムで運転した場合の当該別部品に作用する作用条件を算出することができる。このことによって、例えば、新たに開発したパワートレインを、他の部品を換えることなく、従来のパワートレインに置き換える場合にその新規パワートレインの単体試験において、これを車両に搭載して完成車両試験をした場合の仮想的な結果を得ることができる。このとき、オペレータは管理装置に対して前記実施形態同様、同じ形式のデータを与えるだけで、同様の運転アルゴリズムが実現されるようにしておけばなおよい。
完成車両試験装置において用いた運転ロボットは、必ずしも必要なく、例えば、車両にスロットルバルブやブレーキを操作するアクチュエータが設けられている場合であれば、管理装置から車両のECUやTCUに信号を出力して、前記アクチュエータを操作するようにしてもよい。
作用条件算出部などで求めた、初期車両モデル、アクチュエータモデル、部品モデル、走行パターンなどをサーバーシステムで管理することで、種類が異なる複数の試験装置 (異なるシステム構成の試験装置)でも、容易にデータを共通に利用できる。
その他、本発明は前記各実施形態に限られない。その各部分構成を組み合わせるなど、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
100・・・車両試験システム
10 ・・・完成車両試験装置
11 ・・・シャシダイナモメータ
12 ・・・シャシダイナモ制御部
13 ・・・運転ロボット
14 ・・・ロボット制御部
15 ・・・管理装置
20 ・・・車両部品試験装置
21(21a、21b、21c) ・・・部品試験デバイス
22 ・・・部品試験デバイス制御部
23 ・・・アクチュエータシミュレータ
22 ・・・車両シミュレータ
41 ・・・走行パターン受付部
43 ・・・作用条件算出部

Claims (9)

  1. 車両又は車両モデルと、車両の部品又は部品モデルと、を共通の運転アルゴリズムで運転可能に構成したことを特徴とする車両試験システム。
  2. 車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転すべく、当該車両又はその一部を動作させるアクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、
    前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する部品に与えられる作用条件を算出する作用条件算出部と、
    前記部品を試験する際に、当該部品に接続される部品試験デバイスと、
    前記作用条件算出部の算出した作用条件が、前記所定部品に与えられるように、前記部品試験デバイスを動作させる部品試験デバイス制御部とを具備するものであることを特徴とする車両試験システム。
  3. 前記アクチュエータの動作特性に関する情報を記憶しているアクチュエータモデルと、
    前記作用条件算出部の算出した作用条件に基づいて同定された前記部品の動作特性に関する情報を記憶している部品モデルと、
    前記アクチュエータ制御部から出力された指令信号を受信してこれを前記アクチュエータモデルにあてはめ、アクチュエータの動作に対応する模擬動作信号を出力するアクチュエータシミュレータと、
    前記アクチュエータシミュレータから出力された模擬動作信号を受信して前記部品モデルにあてはめ、該部品に作用する模擬作用条件を出力する車両シミュレータとをさらに具備し、
    前記部品試験デバイス制御部が、前記模擬作用条件を前記所定部品に与えるべく前記部品試験デバイスを動作させるものであることを特徴とする請求項2記載の車両試験システム。
  4. 前記作用条件算出部が、前記運転アルゴリズムでのアクチュエータによる運転において、アクチュエータ制御部からアクチュエータに与えられる作用条件である指令信号の値と、それに応じたアクチュエータの動作計測値とに基づいて、アクチュエータの動作特性を同定し、これを前記アクチュエータモデルに格納するものであることを特徴とする請求項3記載の車両試験システム。
  5. 前記アクチュエータが、シャシダイナモメータ上で車両を前記運転アルゴリズムで運転するものであることを特徴とする請求項2記載の車両試験システム。
  6. 車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転すべく、当該車両又はその一部を動作させるアクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する部品に与えられる作用条件を算出する作用条件算出部とを具備した車両試験装置とともに用いられるものであって、
    前記部品に接続される部品試験デバイスと、
    前記作用条件算出部の算出した作用条件が、前記所定部品に与えられるように、前記部品試験デバイスを動作させる部品試験デバイス制御部とを具備するものであることを特徴とする車両部品試験装置。
  7. 車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転すべく、当該車両又はその一部を動作させるアクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、
    前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する各部品に与えられる作用条件を算出する作用条件算出部と、
    前記作用条件算出部の算出した作用条件に基づいて同定された前記各部品の動作特性に関する情報を格納している車両モデルと、
    前記各部品のうちの一部を別部品に置き換えたときに、該別部品に作用する作用条件を車両モデルに基づいて算出する車両シミュレータとを具備することを特徴とする車両試験システム。
  8. 車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転すべく、当該車両又はその一部を動作させるアクチュエータを制御するとともに、前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する所定部品に与えられる作用条件を算出し、
    前記所定部品を試験する際に、該所定部品に接続される部品試験デバイスを制御して、前記作用条件算出ステップで算出した作用条件を前記所定部品に与えることを特徴とする車両試験方法。
  9. 車両又はその一部を所定の運転アルゴリズムで運転すべく、当該車両又はその一部を動作させるアクチュエータを制御するとともに、前記アクチュエータによる運転において、前記車両又はその一部を構成する各部品に与えられる作用条件を算出し、
    前記作用条件に基づいて同定された前記各部品の動作特性に関する情報をメモリの所定領域に設定された車両モデルに格納し、
    前記各部品のうちの一部を別部品に置き換えたときに、該別部品に作用する作用条件を前記車両モデルに基づいて算出することを特徴とする車両試験方法。
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