JP2016001006A - 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 - Google Patents

流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016001006A
JP2016001006A JP2014120296A JP2014120296A JP2016001006A JP 2016001006 A JP2016001006 A JP 2016001006A JP 2014120296 A JP2014120296 A JP 2014120296A JP 2014120296 A JP2014120296 A JP 2014120296A JP 2016001006 A JP2016001006 A JP 2016001006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
rotating shaft
fluid
damper device
fluid damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014120296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6396689B2 (ja
Inventor
直哉 三原
Naoya Mihara
直哉 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2014120296A priority Critical patent/JP6396689B2/ja
Priority to US15/317,100 priority patent/US10041559B2/en
Priority to PCT/JP2015/066151 priority patent/WO2015190382A1/ja
Priority to CN201520384102.8U priority patent/CN204878498U/zh
Priority to CN201510304895.2A priority patent/CN105276058B/zh
Priority to EP15806479.0A priority patent/EP3156685B1/en
Publication of JP2016001006A publication Critical patent/JP2016001006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6396689B2 publication Critical patent/JP6396689B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/14Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect
    • F16F9/145Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect involving only rotary movement of the effective parts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K13/00Seats or covers for all kinds of closets
    • A47K13/12Hinges
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F3/00Closers or openers with braking devices, e.g. checks; Construction of pneumatic or liquid braking devices
    • E05F3/14Closers or openers with braking devices, e.g. checks; Construction of pneumatic or liquid braking devices with fluid brakes of the rotary type
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F3/00Closers or openers with braking devices, e.g. checks; Construction of pneumatic or liquid braking devices
    • E05F3/20Closers or openers with braking devices, e.g. checks; Construction of pneumatic or liquid braking devices in hinges
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/14Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K13/00Seats or covers for all kinds of closets
    • A47K13/02Seats or covers for all kinds of closets of plastic materials
    • E05Y2999/00
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2232/00Nature of movement
    • F16F2232/02Rotary

Abstract

【課題】ロータを開方向に回転させたときの回転軸からの弁体の浮きを抑制することのできる流体ダンパ装置および該流体ダンパ装置を備えたダンパ付き機器を提供すること。【解決手段】流体ダンパ装置10のダンパ室11内において、弁体50では、突出部52が基部51から回転軸40の径方向外側かつ回転軸40の軸線L周りの一方側(第1方向A)に向けて突出している一方、回転軸50の弁体支持部460は、第1凸部461と第2凸部462との間に基部支持部463を備えている。開姿勢において、弁体50の突出部52の内側部分520は、突出部52の突出方向で離間する第1部分521および第2部分522が回転軸40の第1凸部461に形成された受け部466で支持される。このため、弁体50が第1方向Aの流体圧を受けても、弁体50が第1凸部461との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。【選択図】図6

Description

本発明は、ケースとロータとの間に流体が充填された流体ダンパ装置およびダンパ付き機器に関するものである。
ケースとロータとの間に流体が充填された流体ダンパ装置では、有底筒状のケースの内側にロータの回転軸が配置され、かかる回転軸に弁体が配置されている。そして、回転軸が第1方向に回転して、弁体が閉状態になると、流体が圧縮されようとするので、回転軸に負荷が加わる。これに対して、回転軸が第2方向に反転して、弁体が開状態になると、流体が通り抜けるので、回転軸には負荷が加わらない(特許文献1参照)。
特開2010−151306号公報
かかる流体ダンパ装置において、本願発明者は、図12(a)に示すように、径方向外側に突出した2つの凸部(第1凸部461xおよび第2凸部462x)を回転軸40xに設け、第1凸部461xと第2凸部462xとの間に弁体50xの基部51xを支持した構成を検討している。ここで、弁体50xは、断面円弧状の円周面を回転軸40xの径方向内側に向けた基部51xと、基部51xから回転軸40の径方向外側かつ回転軸40xの軸線周りの一方側(第1方向A)に向けて突出した突出部52xとを備えている。従って、第1凸部461xと第2凸部462xとの間は、弁体50xの基部51xを支持する基部支持部463xになっている。かかる構成によれば、図12(a)に示す開状態で回転軸40xが第1方向Aに回転すると、基部51xを中心に弁体50xが矢印A0で示す方向に回転する結果、弁体50xは、突出部52xがケース20の内周面に当接する閉状態となる。その後、回転軸40xが第2方向Bに回転すると、基部51xを中心に弁体50xが矢印B0で示す方向に回転するので、弁体50xは、図12(a)に示す開姿勢に戻る。
しかしながら、図12(a)に示す状態で、回転軸40xがさらに第2方向Bに回転すると、弁体50xに第1方向Aの流体圧が加わる。その結果、弁体50xが、基部51xと突出部52xとの境界部分と第1凸部461xの角部分との接触位置Pを中心に回転し、図12(b)に示すように、基部51xが浮き上がる。このため、回転軸40xの回転を繰り返し行うと、基部51xが第2凸部462xの角Qで繰り返し擦れる結果、基部51xが摩耗するという問題点がある。このような摩耗が進行すると、基部51xの位置がずれることになり、弁体50xが適正な閉姿勢とならない結果、回転軸40xに負荷を印加できなくなる。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ロータを開方向に回転させたときの回転軸からの弁体の浮きを抑制することのできる流体ダンパ装置および該流体ダンパ装置を備えたダンパ付き機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る流体ダンパ装置は、筒状のケースと、該ケースの内周面との間にダンパ室を区画する回転軸、および前記回転軸の弁体支持部に保持さ
れた弁体を備えたロータと、前記ダンパ室に充填された流体と、を有し、前記弁体は、断面円弧状の円周面を前記回転軸の径方向内側に向けた基部と、該基部から前記回転軸の径方向外側かつ前記回転軸の軸線周りの一方側に向けて突出した突出部と、を備え、前記弁体支持部は、前記突出部に向けて前記回転軸の径方向外側に突出した第1凸部と、該第1凸部に対して周方向の他方側で隣り合う位置で前記回転軸の径方向外側に突出した第2凸部と、該第2凸部と前記第1凸部との間で前記回転軸の径方向外側に向けて開口し、前記基部が前記回転軸の軸線と平行な軸線周りに回転可能な状態で嵌った基部支持部と、を備え、前記第1凸部の径方向外側の端部には、前記弁体が前記基部を中心に周方向の前記一方側に傾いたときに、前記突出部において前記回転軸の径方向内側に向く内側部分のうち、前記基部側の第1部分および前記第1部分に対して当該突出部の突出方向で離間する第2部分を受ける受け部が形成されていることを特徴とする。
本発明において、弁体では、突出部が基部から回転軸の径方向外側かつ回転軸の軸線周りの一方側に向けて突出している一方、回転軸の弁体支持部は、第1凸部と第2凸部との間に基部支持部を備えている。このため、回転軸の回転に伴って、弁体は、基部を中心に回転し、開姿勢および閉姿勢となる。また、開姿勢において、弁体の突出部の内側部分は、突出部の突出方向で離間する第1部分および第2部分が回転軸の第1凸部に形成された受け部で支持されるため、弁体が流体圧を受けても、弁体が第1凸部との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。それ故、ロータを開方向に回転させたときでも、回転軸からの弁体の浮きを抑制することができる。
本発明において、前記弁体は、前記第1部分から前記第2部分まで連続した面になっており、前記受け部は、前記第1部分から前記第2部分までを連続して受ける受け面になっていることが好ましい。かかる構成によれば、弁体が流体圧を受けても、弁体が第1凸部との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。それ故、ロータを開方向に回転させたときでも、回転軸からの弁体の浮きを抑制することができる。
本発明において、前記第1凸部の前記端部の一部が前記突出部と離間している構成であってもよい。例えば、前記第1凸部の前記端部は、一部が前記受け面より径方向の内側に位置し、前記突出部と離間している構成であってもよい。この場合、例えば、前記一部は、前記受け面に対して周方向の前記一方側に位置する構成を採用することができる。この場合、前記一部は、前記受け面から周方向で離間するに伴って前記内側部分から離間する方向に傾いたテーパ面になっていることが好ましい。かかる構成によれば、回転軸が閉方向に回転した際、弁体が流体から大きな圧力を受けるので、弁体は、開姿勢から閉姿勢に迅速かつ確実に切り換わる。
本発明に係る流体ダンパ装置を備えたダンパ付き機器は、機器本体に前記流体ダンパ装置を介して蓋が取り付けられている。
本発明において、弁体では、突出部が基部から回転軸の径方向外側かつ回転軸の軸線周りの一方側に向けて突出している一方、回転軸の弁体支持部は、第1凸部と第2凸部との間に基部支持部を備えている。このため、回転軸の回転に伴って、弁体は、基部を中心に回転し、開姿勢および閉姿勢となる。また、開姿勢において、弁体の突出部の内側部分は、突出部の突出方向で離間する第1部分および第2部分が回転軸の第1凸部に形成された受け部で支持されるため、弁体が流体圧を受けても、弁体が第1凸部との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。それ故、ロータを開方向に回転させたときでも、回転軸からの弁体の浮きを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置が搭載された洋式便器を備えた洋式トイレユニットの説明図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の要部を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の弁体および弁体支持部を拡大して示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置の弁体および弁体支持部を拡大して示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る流体ダンパ装置の弁体および弁体支持部を拡大して示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る流体ダンパ装置の弁体および弁体支持部を拡大して示す説明図である。 本発明の実施の形態5に係る流体ダンパ装置の弁体および弁体支持部を拡大して示す説明図である。 本発明の実施の形態6に係る流体ダンパ装置の弁体および弁体支持部を拡大して示す説明図である。 参考例に係る流体ダンパ装置の弁体および弁体支持部を拡大して示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、ロータ30において、回転軸40の中心軸が延在する方向を軸線L方向とし、軸線L方向において、ケース20が位置する側を一方側L1とし、ケース20が位置する側とは反対側(回転軸40が突出している側)を他方側L2として説明する。
[実施の形態1]
(ダンパ付き機器および流体ダンパ装置10の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10が搭載された洋式便器1を備えた洋式トイレユニット100の説明図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の斜視図であり、図2(a)、(b)は各々、流体ダンパ装置10を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図、および流体ダンパ装置10を軸線L方向の一方側L1からみた斜視図である。
図1に示す洋式トイレユニット100は、洋式便器1(ダンパ付き機器)および水タンク3を備えている。洋式便器1は、便器本体2、樹脂製の便座5(蓋材)、樹脂製の便蓋6(蓋材)、およびユニットカバー7等を備えている。ユニットカバー7の内部には、後述する流体ダンパ装置が便座用および便蓋用として内蔵されており、便座5および便蓋6は各々、流体ダンパ装置を介して便器本体2に連結されている。
図2に示すように、流体ダンパ装置10は、一方側L1に円柱状の流体ダンパ装置本体10aを有している。流体ダンパ装置本体10aから他方側L2には軸状の連結部10bが突出しており、連結部10bは、便座5あるいは便蓋6に連結される。かかる流体ダンパ装置10は、起立している便座5や便蓋6が便器本体2に被さるように倒れようとする際、それに抗する力(負荷)を発生させ、便座5や便蓋6が倒れる速度を低下させる。ここで、連結部10bは、相対向する面が平坦面10cになっており、かかる平坦面10cによって、連結部10bに対する便座5や便蓋6の空周りが防止されている。
(流体ダンパ装置10の構成)
図3は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の分解斜視図であり、図3(a)、(b)、(c)は各々、ケース20からロータ30等を外した状態を軸線L方向の他方側L2からみた分解斜視図、ロータ30の回転軸40から弁体50を外した状態を軸線L方向の他方側L2からみた分解斜視図、およびケース20からロータ30等を外した状態を軸線L方向の一方側L1からみた分解斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の断面図であり、図4(a)、(b)は各々、流体ダンパ装置10を軸線Lに沿って切断したときの断面図、および流体ダンパ装置10のダンパ室11を軸線Lに対して直交する方向で切断した状態を軸線L方向の他方側L2からみたときの断面図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の要部を示す説明図であり、図5(a)、(b)は各々、ロータ30を軸線L方向の一方側L1からみた斜視図、およびケース20を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図である。なお、図5(b)は、2つの弁体50も表してある。
図3および図4に示すように、流体ダンパ装置10は、一方側L1に底壁21を備えた筒状のケース20と、一方側L1がケース20の内側に配置されたロータ30と、他方側L2でケース20の開口29を塞ぐリング状のカバー60とを有している。カバー60は、樹脂製であり、円環部61と、円環部61の内側から一方側L1に突出した円筒部62とを有している。
図3、図4および図5において、ケース20は、樹脂製であり、底壁21の外周縁から他方側L2に向けて延在する円筒状の胴部22を有している。胴部22の内周面220のうち、他方側L2に位置する部分228は、一方側L1に位置する部分229よりわずかに内径が大になっている。
ケース20において、底壁21の中央には、一方側L1に凹んでロータ30の回転軸40の一方側L1の端部49を回転可能に支持する円形の凹部210が形成されており、かかる凹部210に対して径方向外側には、一方側L1に凹んだ2つの円弧状の凹部211が形成されている。2つの凹部211は、周方向で180°ずれた角度位置に形成されている。
2つの凹部211の各々に対して周方向でずれた位置では、胴部22の内周面220から径方向内側に2つの仕切り用凸部23が突出している。2つの仕切り用凸部23は、周方向で180°ずれた角度位置に形成されている。本形態において、2つの仕切り用凸部23はいずれも、一方側L1の端部が底壁21と繋がっている。本形態において、仕切り用凸部23は、断面台形形状であり、径方向外側から内側に向かって周方向の寸法(厚さ)が薄くなっている。
ロータ30は、軸線L方向の一方側L1がケース20の内側に配置された回転軸40と、回転軸40に保持された弁体50とを備えている。回転軸40は、樹脂製であり、ケース20の内側に位置する第1軸部41と、第1軸部41よりも他方側L2で延在する第2軸部42とを有している。第1軸部41は、回転軸40の一方側L1の端部49より外径が大であり、第2軸部42は、第1軸部41より外径が大である。本形態において、端部49は円筒状に形成されており、樹脂成形時のヒケを緩和する構造になっている。なお、第2軸部42は、第1軸部41より外径が小であってもよい。
回転軸40において第1軸部41と第2軸部42との間には、第1軸部41に対して他方側L2で隣接する円形の第1フランジ部43と、第1フランジ部43に対して所定の間隔をあけて他方側L2で対向する円形の第2フランジ部44とが形成されている。このため、第1フランジ部43と第2フランジ部44との間には環状の溝45が形成されている。従って、溝45にOリング70を装着して回転軸40の第1軸部41をケース20の内
側に配置すれば、Oリング70がケース20の胴部22の内周面220のうち、一方側L1に位置する部分229に当接し、ケース20と回転軸40とに挟まれた空間が密閉される。また、ケース20の底壁21と、第1軸部41において他方側L2で対向する第1フランジ部43とによって区画された空間がダンパ室11として密閉される。その際、ダンパ室11にはオイル等の流体12(粘性流体)が充填される。その後、カバー60の円筒部62を回転軸40の第2軸部42とケース20の胴部22との間に差し込み、溶接等の方法でカバー60を固定すれば、流体ダンパ装置10が構成される。
この状態で、回転軸40の一方側L1の端部49は、ケース20の底壁21の凹部210に回転可能に支持されているとともに、第2軸部42がカバー60の円筒部62の内側で回転可能に支持される。また、第2軸部42の一部がカバー60を貫通し、連結部10bが構成される。
(ダンパ室11内の構成)
図4および図5に示すように、ダンパ室11において、ケース20の2つの仕切り用凸部23の径方向内側端部231は、回転軸40の第1軸部41の外周面410に接する。
また、回転軸40の第1軸部41の外周面410において、周方向で180°ずれた角度位置からは、径方向外側に2つの弁体支持用凸部46が形成されており、かかる2つの弁体支持用凸部46の各々に弁体50が支持されている。ここで、2つの弁体支持用凸部46はいずれも、回転軸40の一方側L1の端部49から所定の寸法だけ、他方側L2に位置する部分を起点にして第1フランジ部43まで軸線L方向に延在しており、2つの弁体支持用凸部46はいずれも、他方側L2の端部が第1フランジ部43と繋がっている。ここで、弁体保持用凸部46は、周方向の幅が径方向外側より径方向内側で狭い。
(弁体支持部460および弁体50の構成)
図6は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の弁体50および弁体支持部460を拡大して示す説明図である。なお、図6には、弁体50が開姿勢にある状態を示してある。
図5および図6に示すように、弁体50は、断面円弧状の円周面を回転軸40の径方向内側に向けた基部51と、基部51から回転軸40の径方向外側かつ回転軸40の軸線L周りの一方側(第1方向A)に向けて斜めに傾いて突出した突出部52とを備えている。本形態において、突出部52は、基部51の側から径方向外側に突出した後、一方側(第1方向A)に向けて折れ曲がった形状になっており、突出部52は、基部51の側から先端に向かって厚さが徐々に薄くなっている。また、突出部52の先端は、回転軸40の径方向に所定の厚さをもって周方向に面を向ける先端面53になっている。なお、突出部52は、基部51の側から先端まで厚さが徐々に薄くなった結果、先端が面になっていない形状や、基部51の側から先端まで厚さが一定になっている形状であってもよい。
一方、弁体支持用凸部46の径方向外側部分には、弁体50を支持する弁体支持部460が形成されている。本形態において、弁体支持部460は、径方向外側に突出した第1凸部461と、第1凸部461に対して、軸線L周りの他方側(第2方向B)で隣り合う位置で径方向外側に突出する第2凸部462とを備えており、第1凸部461は、弁体50の突出部52に向けて突出している。第1凸部461および第2凸部462はいずれも、他方側L2の端部が第1フランジ部43と繋がっている。また、弁体支持部460は、第1凸部461と第2凸部462との間で径方向外側に向けて開口する溝状の基部支持部463を備えている。
基部支持部463は、内周面が約180°以上の角度範囲にわたって湾曲した円弧状に
なっており、基部支持部463には弁体50の基部51が基部51の軸線周り(軸線Lと平行な軸線周り)に回転可能に支持されている。本形態において、第2凸部462は、第1凸部461より周方向の幅が広い。また、第1凸部461の先端部は、第2凸部462の先端部より径方向内側に位置する。このため、弁体50の突出部52は、第1凸部461の径方向外側に位置する。また、弁体支持用凸部46は、周方向の幅が径方向外側より径方向内側で狭くなっている。
ここで、第1凸部461の径方向外側の端部465には、弁体50が基部51を中心に周方向の一方側(第1方向A)に傾いた開姿勢のときに、突出部52において回転軸40の径方向内側に向く内側部分520のうち、基部51側の第1部分521、および第1部分521に対して突出部52の突出方向で離間する第2部分522を受ける受け部466が形成されている。
本形態において、弁体50は、第1部分521から第2部分522まで連続した面になっており、受け部466は、第1部分521から第2部分522までを連続して受ける受け面466aになっている。本形態において、弁体50は、第1部分521から第2部分522まで連続した平面になっており、受け面466aは、第1部分521から第2部分522までを連続した平面になっている。また、本形態では、第1凸部461の径方向外側の端部465の全体が、弁体50の突出部52に対する受け面466a(受け部466)になっている。なお、弁体50は、第1部分521から第2部分522まで曲面になっていてもよく、この場合、受け面466aも、第1部分521を受ける部分から第2部分522を受ける部分が、弁体50の第1部分521から第2部分522までと略同一形状の曲面になっていることが好ましい。
なお、弁体50が基部51を中心に周方向の一方側(第1方向A)に傾いて受け面466a(受け部466)で支持された開姿勢で、弁体50の先端面53は、第1凸部461の一方側(第1方向A)の端部と径方向で重なっており、第1凸部461の第1方向Aの端部から第1方向Aに突出していない。
(ダンパ室11内での軸線L方向での密閉構造)
図3、図4および図5において、弁体50は弁体支持用凸部46と同様、軸線L方向に延在しており、弁体50の他方側L2の端部56は、第1フランジ部43と接している。従って、弁体50と第1フランジ部43との間に隙間がほとんどあいていない。従って、弁体50と第1フランジ部43との間を流体12が通過しないようになっている。これに対して、弁体50の一方側L1の端部57は、弁体支持用凸部46の一方側L1の端部よりわずかに他方側L2に位置する。このため、弁体50に対して一方側L1では、弁体支持用凸部46とケース20の胴部22の内周面220との間にはわずかな隙間G0が空いている。従って、流体は、隙間G0を通ってわずかに通過することができる。
第1軸部41の一方側L1の端面417および弁体支持用凸部46の一方側L1の端部467とケース20の底壁21との間にはわずかな隙間が存在するが、第1軸部41の一方側L1の端面417および弁体支持用凸部46の一方側L1の端部467に形成された第1リブ(図4(a)には図示せず)がケース20の底壁21と接している。このため、第1軸部41の一方側L1の端面417と底壁21との間、および弁体支持用凸部46の一方側L1の端面417と底壁21との間を流体12が通過しないようになっている。
具体的には、第1リブ16は、流体ダンパ装置10を組み立てる際にケース20の内側に回転軸40を配置したとき、底壁21と当接する。また、第1リブ16の高さ(突出寸法)が高すぎる場合、底壁21と第1軸部41の一方側L1の端面417との間、および底壁21と弁体保持用凸部46との間で潰される。本形態において、第1リブ16は潰さ
れた状態で底壁21に接している。
仕切り用凸部23の他方側L2の端面236と回転軸40の第1フランジ部43との間にはわずかな隙間が存在するが、仕切り用凸部23の他方側L2の端面236に形成された第2リブ(図4(a)には図示せず)が第1フランジ部43と接している。このため、仕切り用凸部23の他方側L2の端面236と第1フランジ部43との間を流体12が通過しないようになっている。
具体的には、第2リブ17は、流体ダンパ装置10を組み立てる際にケース20の内側に回転軸40を配置したとき、第1フランジ部43と接する。また、第2リブ17の高さ(突出寸法)が高すぎる場合、第2リブ17は、仕切り用凸部23の他方側L2の端部236と第1フランジ部43との間で潰される。本形態において、第2リブ17は潰された状態で第1フランジ部43に接している。
ここで、第1リブ16および第2リブ17は、潰される前は断面三角形形状をもって形成されており、突出方向において根元部分が先端側より幅が広い。また、第1リブ16および第2リブ17は、潰された後は断面台形形状になっており、潰された後でも、突出方向において根元部分が先端側より幅が広い。
このように本形態では、回転軸40やケース20の精度や組み立て精度が極端に高くなくても、負荷が発生する方向に回転軸40を回転させた際、ケース20とロータ30との軸線L方向の隙間から流体が漏れることを容易に抑制することができる。それ故、ダンパ室11における封止状態が安定するので、便座5や便蓋6が倒れる際の時間を安定することができる。また、流体12として、粘度の低い流体12を用いることができるので、弁体50等に加わる負荷を軽減することができる。また、粘度の低い流体12であれば、比較的安価であるため、流体ダンパ装置10の低コスト化を図ることができる。
(動作)
本形態の流体ダンパ装置10において、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第1方向Aに回転すると、弁体50は、流体圧を受けて回転し、突出部52が第2凸部462の側に向けて移動する。その結果、突出部52の径方向外側部分は、ケース20の胴部22の内周面220に当接する。従って、弁体50および弁体支持用凸部46では、第2方向Bへの流体の移動が阻止される結果、ロータ30(回転軸40)には負荷(抗力)が加わる。このような場合でも、弁体50より一方側L1では、弁体支持用凸部46とケース20の胴部22の内周面220との間にはわずかな隙間G0が空いている。従って、弁体50および弁体支持用凸部46では、第2方向Bへの流体の移動がわずかに許容される。それ故、ロータ30(回転軸40)は、負荷が加わるものの、低速度での第1方向Aへの回転が許容される。
これに対して、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第2方向Bに回転すると、弁体50は、流体圧を受けて回転し、突出部52が第1凸部461の側に向けて移動する。その結果、突出部52の径方向外側部分とケース20の胴部22の内周面との間には隙間があく。従って、弁体50および弁体支持用凸部46では、第1方向Aへの流体の移動が許容される結果、ロータ30(回転軸40)には負荷が加わらない。
ここで、仕切り用凸部23および弁体保持用凸部46は各々、周方向において同数かつ等角度間隔の複数の個所(2箇所)に設けられている。このため、ダンパ室11が複数(2つ)に区切られることになるため、大きな負荷を発生させることができる。一方、ダンパ室11を区切ると、その分、ケース20とロータ30との軸線方向の隙間から流体が漏れようとする箇所が増えることになる。しかるに本形態によれば、かかる漏れを第1リブ
16および第2リブ17の形成によって抑制することができるため、ダンパ室11を複数に区切ることの不利益を解消することができる。また、弁体保持用凸部46は、周方向の幅が径方向外側より径方向内側で狭い。このため、弁体保持用凸部46が仕切り用凸部23の径方向内側部分(根元部分)に当接しにくいので、ロータ30の回転可能な角度を広くすることができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の流体ダンパ装置10において、弁体50では、突出部52が基部51から回転軸40の径方向外側かつ回転軸40の軸線L周りの一方側(第1方向A)に向けて突出している一方、回転軸40の弁体支持部460は、第1凸部461と第2凸部462との間に基部支持部463を備えている。このため、回転軸40の回転に伴って、弁体50は、基部461を中心に回転し、開姿勢および閉姿勢となる。
また、図6に示す開姿勢において、弁体50の突出部52の内側部分520は、突出部52の突出方向で離間する第1部分521および第2部分522が回転軸40の第1凸部461に形成された受け部466で支持されるため、弁体50が第1方向Aの流体圧を受けても、弁体50が第1凸部461との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。それ故、ロータ30を開方向に回転させたときでも、回転軸40からの弁体50の浮きを抑制することができる。
また、弁体50は、第1部分521から第2部分522まで連続した面になっており、受け部466は、第1部分521から第2部分522までを連続して受ける受け面466aになっている。このため、弁体50が第1方向Aの流体圧を受けても、弁体50が第1凸部461との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。それ故、ロータ30を開方向に回転させたときでも、回転軸40からの弁体50の浮きをより確実に抑制することができる。
[実施の形態2]
図7は、本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置10の弁体50および弁体支持部460を拡大して示す説明図である。なお、図7には、弁体50が開姿勢にある状態を示してある。実施の形態1では、弁体50が閉姿勢となった状態で、第1凸部461に形成した受け部466が弁体50の突出部52の全体を受けていたが、図7に示すように、第1凸部461に形成した受け部466と弁体50との間に、基部51と突出部52との境界付近に隙間Sが発生していてもよい。かかる構成でも、開姿勢において、弁体50の突出部52の内側部分520は、突出部52の第1部分521から第2部分522までが回転軸40の第1凸部461に形成された受け面466aで支持されるため、弁体50が第1方向Aの流体圧を受けても、弁体50が第1凸部461との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。
[実施の形態3]
図8は、本発明の実施の形態3に係る流体ダンパ装置10の弁体50および弁体支持部460を拡大して示す説明図である。なお、図8には、弁体50が開姿勢にある状態を示してある。実施の形態1では、第1凸部461の径方向外側の端部465の全体が受け面466aになっていたが、本形態では、図8に示すように、端部465は、一部465aが受け面466aより径方向の内側に位置し、突出部52と離間している。より具体的には、端部465のうち、第2方向Bにおいて基部51と突出部52との境界付近と重なる一部465aが受け面466aより径方向の内側に位置し、突出部52と離間している。かかる構成でも、開姿勢において、弁体50の突出部52の内側部分520は、突出部52の第1部分521から第2部分522までが回転軸40の第1凸部461に形成された受け面466aで支持されるため、弁体50が第1方向Aの流体圧を受けても、弁体50
が第1凸部461との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。
[実施の形態4]
図9は、本発明の実施の形態4に係る流体ダンパ装置10の弁体50および弁体支持部460を拡大して示す説明図である。なお、図9には、弁体50が開姿勢にある状態を示してある。実施の形態3では、端部465のうち、基部51と突出部52との境界付近と重なる一部465aが受け面466aより径方向の内側に位置し、突出部52と離間していたが、本形態では、図9に示すように、端部465のうち、突出部52の先端側(第1方向Aの側)と重なる一部465bが受け面466aより径方向の内側に位置し、突出部52と離間している。かかる構成でも、開姿勢において、弁体50の突出部52の内側部分520は、突出部52の第1部分521から第2部分522までが回転軸40の第1凸部461に形成された受け面466aで支持されるため、弁体50が第1方向Aの流体圧を受けても、弁体50が第1凸部461との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。
[実施の形態5]
図10は、本発明の実施の形態5に係る流体ダンパ装置10の弁体50および弁体支持部460を拡大して示す説明図である。なお、図10には、弁体50が開姿勢にある状態を示してある。実施の形態4では、端部465のうち、突出部52の先端側(第1方向Aの側)と重なる一部465bが段状に凹んでいたが、本形態では、突出部52の先端側(第1方向Aの側)と重なる一部465cは、受け面466aから周方向で離間するに伴って内側部分520から離間する方向に傾いたテーパ面になっている。かかる構成でも、開姿勢において、弁体50の突出部52の内側部分520は、突出部52の第1部分521から第2部分522までが回転軸40の第1凸部461に形成された受け面466aで支持されるため、弁体50が第1方向Aの流体圧を受けても、弁体50が第1凸部461との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。また、本形態では、第1方向Aの側からみたとき、第1凸部461から露出している弁体50の面積が広い。このため、回転軸が第1方向A(閉方向)に回転した際、弁体50が流体から大きな圧力を受けるので、弁体50は、開姿勢から閉姿勢に迅速かつ確実に切り換わる。
[実施の形態6]
図11は、本発明の実施の形態6に係る流体ダンパ装置10の弁体50および弁体支持部460を拡大して示す説明図である。なお、図11には、弁体50が開姿勢にある状態を示してある。実施の形態1〜5では、弁体50の突出部52の内側部分520が連続した面になっていたが、図11に示すように、弁体50の突出部52の内側部分520において一部520aが凹んでいる構成であってもよい。例えば、弁体50の突出部52の内側部分520において、基部51と突出部52との境界付近の一部520aが凹んで、第1凸部461の径方向外側の端部465と離間している構成であってもよい。かかる構成でも、開姿勢において、弁体50の突出部52の内側部分520は、突出部52の第1部分521から第2部分522までが回転軸40の第1凸部461に形成された受け面466aで支持されるため、弁体50が第1方向Aの流体圧を受けても、弁体50が第1凸部461との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、突出部52の第1部分521から第2部分522までが回転軸40の受け面466aで支持されていたが、突出部52の第1部分521および第2部分522が回転軸40の受け部466で支持され、第1部分521と第2部分522との間が受け部466で支持されていない構成であってもよい。かかる構成でも、開姿勢の弁体50が第1方向Aの流体圧を受けても、弁体50が第1凸部461との接触位置を支点にして回転するという事態が発生しにくい。
1 洋式便器(ダンパ付き機器)
10 流体ダンパ装置
11 ダンパ室
12 流体
20 ケース
21 底壁
22 胴部
23 仕切り用凸部
30 ロータ
40 回転軸
46 弁体保持用凸部
460 弁体支持部
461 第1凸部
462 第2凸部
463 基部支持部
466 受け部
466a 受け面
50 弁体
51 基部
52 突出部
A 第1方向(軸線周りの一方側)
B 第2方向(軸線周りの他方側)
L 軸線

Claims (7)

  1. 筒状のケースと、
    該ケースの内周面との間にダンパ室を区画する回転軸、および前記回転軸の弁体支持部に保持された弁体を備えたロータと、
    前記ダンパ室に充填された流体と、
    を有し、
    前記弁体は、断面円弧状の円周面を前記回転軸の径方向内側に向けた基部と、該基部から前記回転軸の径方向外側かつ前記回転軸の軸線周りの一方側に向けて突出した突出部と、を備え、
    前記弁体支持部は、前記突出部に向けて前記回転軸の径方向外側に突出した第1凸部と、該第1凸部に対して周方向の他方側で隣り合う位置で前記回転軸の径方向外側に突出した第2凸部と、該第2凸部と前記第1凸部との間で前記回転軸の径方向外側に向けて開口し、前記基部が前記回転軸の軸線と平行な軸線周りに回転可能な状態で嵌った基部支持部と、を備え、
    前記第1凸部の径方向外側の端部には、前記弁体が前記基部を中心に周方向の前記一方側に傾いたときに、前記突出部において前記回転軸の径方向内側に向く内側部分のうち、前記基部側の第1部分および前記第1部分に対して当該突出部の突出方向で離間する第2部分を受ける受け部が形成されていることを特徴とする流体ダンパ装置。
  2. 前記弁体は、前記第1部分から前記第2部分まで連続した面になっており、
    前記受け部は、前記第1部分から前記第2部分までを連続して受ける受け面になっていることを特徴とする請求項1に記載の流体ダンパ装置。
  3. 前記第1凸部の前記端部の一部が前記突出部と離間していることを特徴とする請求項2に記載の流体ダンパ装置。
  4. 前記第1凸部の前記端部は、前記一部が前記受け面より径方向の内側に位置し、前記突出部と離間していることを特徴とする請求項3に記載の流体ダンパ装置。
  5. 前記一部は、前記受け面に対して周方向の前記一方側に位置していることを特徴とする請求項4に記載の流体ダンパ装置。
  6. 前記一部は、前記受け面から周方向で離間するに伴って前記内側部分から離間する方向に傾いたテーパ面になっていることを特徴とする請求項5に記載の流体ダンパ装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の流体ダンパ装置を備えたダンパ付き機器であって、
    機器本体に前記流体ダンパ装置を介して蓋が取り付けられていることを特徴とするダンパ付き機器。
JP2014120296A 2014-06-11 2014-06-11 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 Active JP6396689B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014120296A JP6396689B2 (ja) 2014-06-11 2014-06-11 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
US15/317,100 US10041559B2 (en) 2014-06-11 2015-06-04 Fluid damper device and apparatus with damper
PCT/JP2015/066151 WO2015190382A1 (ja) 2014-06-11 2015-06-04 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
CN201520384102.8U CN204878498U (zh) 2014-06-11 2015-06-04 流体缓冲装置以及带缓冲的设备
CN201510304895.2A CN105276058B (zh) 2014-06-11 2015-06-04 流体缓冲装置以及带缓冲的设备
EP15806479.0A EP3156685B1 (en) 2014-06-11 2015-06-04 Fluid damper device and machine equipped with damper

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014120296A JP6396689B2 (ja) 2014-06-11 2014-06-11 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016001006A true JP2016001006A (ja) 2016-01-07
JP6396689B2 JP6396689B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=54822873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014120296A Active JP6396689B2 (ja) 2014-06-11 2014-06-11 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10041559B2 (ja)
EP (1) EP3156685B1 (ja)
JP (1) JP6396689B2 (ja)
CN (2) CN204878498U (ja)
WO (1) WO2015190382A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6396688B2 (ja) * 2014-06-11 2018-09-26 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP6396689B2 (ja) * 2014-06-11 2018-09-26 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP2017133668A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP2017198271A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置、ダンパ付き機器および洋式トイレユニット
JP2017198270A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置、ダンパ付き機器および洋式トイレユニット
EP3301320B1 (en) * 2016-09-30 2020-04-29 Matel Hammadde Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi A rotary damper
JP2021021452A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置
DE102020201318A1 (de) * 2020-02-04 2021-08-05 Sacs Aerospace Gmbh Scharnieranordnung
TR202022468A1 (tr) * 2020-12-30 2022-07-21 Eczacibasi Yapi Gerecleri Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi Tek yönde di̇renç oluşturan klozet kapaği damper si̇stemi̇

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0510366A (ja) * 1991-07-04 1993-01-19 Sugatsune Ind Co Ltd ダンパー機構
JPH0652695U (ja) * 1992-11-13 1994-07-19 松下電工株式会社 便器の便座や便蓋の起倒装置
JPH0942351A (ja) * 1995-07-27 1997-02-10 Sugatsune Ind Co Ltd ダンパ機構
US6687921B1 (en) * 2003-01-10 2004-02-10 Feiyu Li Toilet seat damper
US8167100B2 (en) * 2008-04-30 2012-05-01 Hoti (Xiamen) Plumbing Inc. Damping device
WO2013139150A1 (zh) * 2012-03-21 2013-09-26 厦门豪帝卫浴工业有限公司 一种阻尼可调的旋转缓冲器

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0652695A (ja) 1992-07-31 1994-02-25 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
JP2003176845A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ダンパー装置
CN1240952C (zh) * 2002-01-23 2006-02-08 株式会社三协精机制作所 使用粘性流体的阻尼器装置及其制造方法
JP4462887B2 (ja) * 2003-10-06 2010-05-12 トックベアリング株式会社 回転ダンパ
JP4395427B2 (ja) * 2004-10-15 2010-01-06 日本電産サンキョー株式会社 ダンパー装置およびダンパー装置の製造方法
CN2796631Y (zh) * 2005-05-31 2006-07-19 陈贤生 马桶盖板缓降装置
CN2796632Y (zh) * 2005-06-14 2006-07-19 陈培奎 单向旋转缓冲器
JP5362445B2 (ja) * 2008-11-25 2013-12-11 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
CN103405186B (zh) * 2013-08-08 2015-07-01 赵励平 一种马桶用缓降阻尼装置以及缓降阻尼方法
JP6396688B2 (ja) * 2014-06-11 2018-09-26 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP6396689B2 (ja) * 2014-06-11 2018-09-26 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
US9492041B1 (en) * 2015-08-04 2016-11-15 Regent (Hong-Kong) Limited Speedy Adjustable rotary damper for toilet seats
JP2017198271A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置、ダンパ付き機器および洋式トイレユニット
JP2017198270A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本電産サンキョー株式会社 流体ダンパ装置、ダンパ付き機器および洋式トイレユニット

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0510366A (ja) * 1991-07-04 1993-01-19 Sugatsune Ind Co Ltd ダンパー機構
JPH0652695U (ja) * 1992-11-13 1994-07-19 松下電工株式会社 便器の便座や便蓋の起倒装置
JPH0942351A (ja) * 1995-07-27 1997-02-10 Sugatsune Ind Co Ltd ダンパ機構
US6687921B1 (en) * 2003-01-10 2004-02-10 Feiyu Li Toilet seat damper
US8167100B2 (en) * 2008-04-30 2012-05-01 Hoti (Xiamen) Plumbing Inc. Damping device
WO2013139150A1 (zh) * 2012-03-21 2013-09-26 厦门豪帝卫浴工业有限公司 一种阻尼可调的旋转缓冲器

Also Published As

Publication number Publication date
EP3156685A1 (en) 2017-04-19
WO2015190382A1 (ja) 2015-12-17
EP3156685A4 (en) 2018-01-31
CN105276058A (zh) 2016-01-27
EP3156685B1 (en) 2023-06-21
CN204878498U (zh) 2015-12-16
US20170130795A1 (en) 2017-05-11
JP6396689B2 (ja) 2018-09-26
CN105276058B (zh) 2018-09-07
US10041559B2 (en) 2018-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6396689B2 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP6396688B2 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP6400932B2 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP2017198270A (ja) 流体ダンパ装置、ダンパ付き機器および洋式トイレユニット
JP2017198271A (ja) 流体ダンパ装置、ダンパ付き機器および洋式トイレユニット
WO2016194687A1 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP2008286389A (ja) 密封装置
JP6571551B2 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP2015194231A (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP6857100B2 (ja) 密封装置
WO2016129538A1 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
WO2017130848A1 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP7346132B2 (ja) 流体ダンパ装置
JP2017133666A (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP6487707B2 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
WO2022044956A1 (ja) 密封装置
WO2016129537A1 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
CN112294172B (zh) 流体阻尼装置
JP6755622B2 (ja) 変速機ケースにおける開口の封止構造
WO2016129539A1 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器
JP2017214115A (ja) 液状内容物の回転繰出容器
JP2018009625A (ja) 回転機械およびラジアルフォイル軸受
JP6243702B2 (ja) 繰出容器
JP2013241965A (ja) 流路切替機構
JPWO2018207342A1 (ja) 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6396689

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150