JP5362445B2 - 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 - Google Patents
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Description
(ダンパ付き機器および流体ダンパ装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置が搭載された洋式便器を備えた洋式トイレユニットの説明図であり、図1(a)、(b)は各々、洋式トイレユニット全体の構成を示す説明図、および便座と流体ダンパ装置との連結部分の説明図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置の斜視図である。
図3は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の分解斜視図であり、図3(a)、(b)は各々、流体ダンパ装置10を、ケーシングから回転軸やカバーなどを外した状態の分解斜視図、および回転軸からカバーなどを外した状態の分解斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10の内部構成を示す説明図であり、図4(a)、(b)は各々、ケーシングの一部を切り欠いて示す分解斜視図、および流体ダンパ装置10の流体ダンパ装置本体を軸線方向に対して直交する面で切断したときの説明図である。
図4(a)、(b)に示すように、ケーシング11の円筒内壁111からは、半径方向内側に一対の隔壁112が回転軸12の胴部129の外周面近傍まで突出している一方、回転軸12の外周面からは一対の翼部120が突出し、密閉空間20は、隔壁112と翼部120とによって2つのオイル室21に区画形成されている。
このように構成した流体ダンパ装置10に対して、その回転軸12に便座5を機構的に連結した場合の動作を説明する。本形態の流体ダンパ装置10では、起立していた便座を倒そうとする動作を行うと、ケーシング11の方は固定されたまま、回転軸12が反時計周りCCWに回転する。かかる動作は、オイル室21の間で流体が通る経路が狭くなっていく動作であるため、オイルの流動抵抗によって高負荷状態になって制動力が発生する。それ故、途中で便座5から手を放しても、便座5が便器本体2に勢いよく衝突することによる衝突音の発生や破損といった不具合を防止することができる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る流体ダンパ装置10のアダプタ部材17の説明図であり、図5(a)、(b)、(c)は各々、アダプタ部材17の斜視図、軸線方向に直交する断面のうち、ネジを通る箇所で流体ダンパ装置10を切断したときの断面図、およびアダプタ部材17を取り付ける前にケーシンング11とカバー13とを超音波溶着する様子を示す説明図である。
以上説明したように、本形態の流体ダンパ装置10では、回転軸12の軸状連結部128にアダプタ部材17を固着しているため、便座5において連結部10bが嵌る係合穴50のサイズなどが相違している場合でも、かかる係合穴50のサイズなどに対応したアダプタ部材17を軸状連結部128に取り付ければよく、軸状連結部128自身の外径寸法などを変更する必要がない。それ故、流体ダンパ装置10を種々の機器に対応する場合でも、ケーシング11、回転軸12、カバー13などの部品の共通化を図ることができる。
(流体ダンパ装置の全体構成)
図6は、本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置の説明図であり、図6(a)、(b)は各々、流体ダンパ装置の斜視図、および分解斜視図である。図7は、本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置における回転軸とアダプタ部材との連結構造を示す説明図であり、図7(a)、(b)は各々、流体ダンパ装置をアダプタ部材の側からみた斜視図、およびケースの側からみた斜視図である。図8は、本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置に用いた回転軸の説明図であり、図8(a)、(b)は各々、回転軸と逆止弁との位置関係等を示す斜視図、および回転軸とアダプタ部材との位置関係等を示す斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
図6、図7および図8(b)において、本形態の流体ダンパ装置10において、回転軸12の軸状連結部128は、径方向外側に向けて突出する計4つの突出部128a、128b、128c、128dを備えた断面十字形状を有している。本形態では、4つの突出部128a、128b、128c、128dのうち、相対向する2つの突出部128a、128bは、他の突出部128c、128dより寸法が大である。このため、軸状連結部128では、2つの突出部128a、128bにより構成された肉厚の板状部分から2つの突出部128c、128dが互いに反対側に向けて突出した構造になっている。かかる構造の軸状連結部128に対しては、ガラス入PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂製のアダプタ部材17が取り付けられている。
図9は、本発明の実施の形態2に係る流体ダンパ装置の回転軸の翼部に設けた抜け止め突起等の構成を示す説明図であり、図9(a)は抜け止め突起を斜め下方からみた斜視図、および抜け止め突起を斜め上方からみた斜視図である。
以上説明したように、本形態の流体ダンパ装置10では、回転軸12の軸状連結部128にアダプタ部材17を固着しているため、便座5において連結部10bが嵌る係合穴50のサイズなどが相違している場合でも、かかる係合穴50のサイズなどに対応したアダプタ部材17を軸状連結部128に取り付ければよく、軸状連結部128自身の外径寸法などを変更する必要がない。それ故、流体ダンパ装置10を種々の機器に対応する場合でも、ケーシング11、回転軸12、カバー13などの部品の共通化を図ることができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
2 便器本体
4 便座ユニット
5 便座(可動部材)
6 便蓋
10 流体ダンパ装置
11 ケーシング
12 回転軸
13 カバー
14 ワッシャ
17 アダプタ部材
18 皿ネジ
20 密閉空間
30 逆止弁
50 係合穴
128 軸状連結部
128a、128b、128c、128d 突出部
128g 係合凸部
170 筒部
171 連結穴
179 係合凹部
Claims (8)
- 筒状のケーシングと、該ケーシングの一方側の開口部を塞ぐカバーと、該ケーシング内に軸線周りに回転可能に配置されているとともに、前記カバーを貫通して軸線方向に突出した軸状連結部を備えた回転軸と、該回転軸と前記ケーシングとの間の密閉空間に充填された粘性流体とを有する流体ダンパ装置において、
前記カバーは、前記ケーシングの一方側端面に被さるフランジ部を備え、
当該フランジ部と前記ケーシングの一方側端面とが超音波溶着されており、
前記軸状連結部において、前記軸線方向で前記カバーから前記ケーシングとは反対側に突出している部分には、当該突出している部分の全体が内周側に嵌る筒部を備えたアダプタ部材が装着されていることを特徴とする流体ダンパ装置。 - 前記回転軸は金属製であることを特徴とする請求項1に記載の流体ダンパ装置。
- 前記アダプタ部材は樹脂製であることを特徴とする請求項2に記載の流体ダンパ装置。
- 前記軸状連結部の外周側および前記アダプタ部材の内周側のうちの一方には係合凸部が形成され、他方には、前記軸状連結部を前記アダプタ部材の前記筒部内に挿入した際に前記係合凸部と係合する係合凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の流体ダンパ装置。
- 前記軸状連結部は、径方向外側に向けて突出する計4つの突出部を備えた断面十字形状を有し、
前記アダプタ部材において前記軸状連結部が嵌る連結穴は、当該軸状連結部の断面形状に対応する十字形状をもって開口していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の流体ダンパ装置。 - 前記軸状連結部は、径方向外側に向けて突出する計4つの突出部を備えた断面十字形状を有し、
前記アダプタ部材において前記軸状連結部が嵌る連結穴は、当該軸状連結部の断面形状に対応する十字形状をもって開口し、
前記軸状連結部の外周側および前記アダプタ部材の内周側のうちの一方には係合凸部が形成され、他方には、前記軸状連結部を前記アダプタ部材の前記筒部内に挿入した際に前記係合凸部と係合する係合凹部が形成されており、
前記係合凸部と前記係合凹部との係合は、前記4つの突出部のうちの少なくとも1つの突出部の径方向外側の先端部で行なわれていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の流体ダンパ装置。 - 前記回転軸において、当該回転軸を型成形した際のパーティングラインが位置する角度方向は、前記4つの突出部のいずれかが突出している角度方向と一致していることを特徴とする請求項5または6に記載の流体ダンパ装置。
- 請求項1乃至7の何れか一項に記載の流体ダンパ装置を備えたダンパ付き機器であって、
前記アダプタ部材を介して前記軸状連結部に連結される可動部材において、少なくとも前記アダプタ部材が連結される係合穴部分は樹脂製であることを特徴とするダンパ付き機器。
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- 2009-05-27 JP JP2009127945A patent/JP5362445B2/ja active Active
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